JPH1181852A - 立坑掘削工法 - Google Patents

立坑掘削工法

Info

Publication number
JPH1181852A
JPH1181852A JP23726697A JP23726697A JPH1181852A JP H1181852 A JPH1181852 A JP H1181852A JP 23726697 A JP23726697 A JP 23726697A JP 23726697 A JP23726697 A JP 23726697A JP H1181852 A JPH1181852 A JP H1181852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
shaft
excavation
ground
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23726697A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Bessho
俊彦 別所
Fumio Unosawa
史生 宇野沢
Toshimi Ino
敏美 伊野
Takashi Hino
隆 日野
Kiyoshi Tsuchiya
清 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Taisei Corp
Priority to JP23726697A priority Critical patent/JPH1181852A/ja
Publication of JPH1181852A publication Critical patent/JPH1181852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超深度の立坑を掘削する場合であっても巨額
の設備費用を必要とせず、組立作業や搬送作業がさ程困
難にならない立坑掘削工法を提供する。 【解決手段】 シールド本体3が中間粘土層Mに到達す
る深さまで立坑掘削機が掘り進んだ時には、壁面支持体
12の注入口12aより粘土溶液Bを内面シール13後
端部に注入し、その上の壁面支持体12の注入口12a
より封止薬液Dを注入して壁面支持体12と地山との間
を密封することにより、切羽水圧は中間粘土層Mの上端
部におけるものと同程度の圧力に保持することができる
から、シールド本体3の機械的強度、カッターシール2
5の素材、推進油圧ジャッキ10の設置数等を中深度の
立坑を掘削する場合と同様のものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はカッターを切羽上部
に当接させて回転させることにより掘削された切羽の土
砂を立坑外に排出するようにした立坑掘削工法の技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】都市生活の基盤整備事業の拡充に伴う上
下水道、ガス配管や通信ケーブルの敷設等の土中への埋
設土木工事が活発に行われるようになった。かかる土木
工事では工法の簡便さや工費の安さ等の理由によって、
地表から地中に掘り進んで埋設を行う開削工法が主に採
用されていたが、路面下部の掘削に伴う車両通行止めに
よる通行障害や掘削深度の増大に伴う工事の困難さ、工
事費の高騰等のために、路面を掘り返すことなく地中を
掘削する推進工法も次第に採用されるようになってい
る。ところで、トンネル掘削の一工法として、掘削開始
地点に一旦、縦穴を掘削し、この縦穴の底部に配置した
掘進機により横方向に地山を掘進する工法が知られてお
り、特に、大径のトンネルの掘削には殆どこのシールド
工法が採用されている。
【0003】さらに、最近起こった阪神大震災等の災害
における反省として、水道水や防火用水、あるいはトイ
レ用水の貯留施設の弱体体制が問題となり、早急な用水
貯留施設の建設が検討されている。しかし、かかる施設
の建設が特に必要となる場所は住宅や商店が密集した地
帯が多く、広大な敷地を確保するのが難しいばかりでな
く、仮に確保できても地価が高価なため敷地を収用する
ことも困難であるという異なる性質の問題点がある。
【0004】そこで、例えば、広幅の道路の地下に大量
の雨水の貯留施設を建設することが試みられているが、
道路の交通をなるべく妨げずに、しかも、万一の事故の
際に交通車両等に被害を与えないようにしなければなら
ないため、特別に強度の高い構造物にしなければならな
い等特有の困難も明らかになっている。かかる問題点を
克服する方策として、例えば、地下1000m程度の超深度
の立坑を掘削して、この立坑を用水貯留施設として利用
することにより、入手が容易なさ程広くない敷地内に大
量の用水を貯留し得る施設を建設することが検討されて
いる。
【0005】ところで、立坑を掘削するための立坑掘削
方法としては例えば、特開平8−284579号公報
に、立坑上部で直打ちされた下端に刃口を有した立坑構
築物(ケーソン)を自重または圧入手段により下方に圧
入する際に、拡径カッターを立坑構築物の刃口下側を掘
削できるように部分的に拡径する工程と、拡径カッター
を拡径した状態で掘削用カッターを回転させ下方に向か
って所定のストローク掘削する工程を経るようにした発
明が開示されている。さらに、特開平8−326467
号公報には、上記立坑構築物を立坑内に圧入する代わり
にシールド本体をワイヤー等により吊り下げると共に、
シールド本体から所定の垂下圧で保持されたカッターを
回転させて地山を掘削するようにした大径の縦穴を掘削
するための発明が開示されている。
【0006】図11は後者の公報に開示された立坑掘削
機の縦断面図である。この図は立坑掘削機が立坑40の
内部に設置され、縦穴を掘削中の状態を示している。外
形が段部を有した平らな略円筒形のシールド本体3は自
重と、立坑40の周壁面に固設された円弧状のコンクリ
ート製の壁面支持体12の集合体の下面からの反力と、
立坑40側と切羽50側とを区画する隔壁26が受ける
下方からの水圧を受けながら地中を掘進する。シールド
本体3の中央には先端にカッター1が固設されたカッタ
ー軸2が回転自在に、かつ、軸方向(同図で上下方向)
に摺動自在に軸受に嵌合している。
【0007】カッター1は中央部から外周部に向かって
後退する方向(同図で上方向)に傾斜した状態で延設さ
れた6本の回転腕1bを有している。カッター1の前面
(同図で下面)には多数の切削刃1aが取り付けられて
いて、カッター1の回転に連れて当接する切羽50の地
山を切削する。回転腕1bの中間部には後方向に延設さ
れた支持柱27がそれぞれ設けられており、支持柱27
の他端側はそれぞれ大径の環状輪29に固設されてい
る。この環状輪29はシールド本体3の下部に環状に形
成された環溝28内に回転自在に、かつ、軸方向に摺動
自在に嵌合していて、軸方向支持ベアリング6を介して
カッター架設部材30に回転自在に支持されている。環
状輪29の上端部外縁にはラック歯が刻設されていて、
このラック歯はカッター架設部材30に取り付けられた
カッター駆動モーター8の駆動軸に取り付けられた歯車
20に歯合している。そして、カッター架設部材30は
漸進油圧ジャッキ9を介してシールド本体3に対して上
下方向に摺動自在に釣支されている。
【0008】シールド本体3の隔壁26の外周部近傍の
下面の複数箇所に送水管16の先端が開口していて、こ
の開口から図示しない水処理設備からの泥水が切羽50
外周部に注水される。一方、カッター軸2の先端部およ
び複数の支持柱27にそれぞれ支えられた複数のカッタ
ー腕の中間部に排泥管18先端の開口がそれぞれ設けら
れていて、これらの開口からカッター1により切削され
た地山の土砂が送水管16から注水された泥水と共に吸
引され、回転継手14と後方の排泥管18を経て泥水処
理設備に送られ、泥水と分離される。
【0009】図11に示すように、排泥管18はこの具
体例では独立した3本の管路で構成されていて、それぞ
れ図示しない吸引ポンプに連結されている。カッター1
の自重によりカッター1が地山を押す圧力が高過ぎる
と、カッター1を回転駆動するカッター駆動モーター8
に過大な負荷が掛かるので、カッター1が適度な圧力で
地山に圧接するように、切羽50側からの水圧が低い場
合は漸進油圧ジャッキ9内の油圧がカッター1の自重を
ある程度減殺するように調整される。カッター1が地山
を掘進するに連れて、カッター1およびカッター架設部
材30は自重により沈下し、所定距離だけ下降すると、
漸進油圧ジャッキ9が収縮してカッター1およびカッタ
ー架設部材30を最上位位置まで引き上げる。そして、
壁面支持体12の底面からの反力を得ながら推進油圧ジ
ャッキ10を伸長させて、シールド本体3を切羽50側
に下降させ、推進油圧ジャッキ10を収縮させた時に壁
面支持体12の集合体との間にできた空間に、支持体組
付装置11により新たな壁面支持体12を組付ける。
【0010】次に、推進油圧ジャッキ10を伸長させ、
新たに組付けられた壁面支持体12に当接させて、この
新たな壁面支持体12に対してシールド本体3の反力を
取る。このように、シールド本体3とカッター1の推進
機構を独立させることにより、カッター1が受ける水圧
を最小限に止め、カッター駆動モーター8に掛かる負荷
を低減できるから、シールド本体3の推進機構とカッタ
ー駆動モーター8を小型化でき、カッター1を真直ぐ垂
直方向に掘進させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
発明を超深度の立坑掘削に適用しようとすると、立坑構
築物に作用する立坑からの摩擦力が非常に大きくなるた
め、それに打ち勝って立坑構築物を立坑内に圧入するに
は圧入設備が巨大なものとなり、実際の掘削工事に用い
るには現実的ではない。また、後者の立坑掘削機により
超深度の立坑を掘削する場合には切羽50側の水圧が数
倍乃至十数倍上昇するため、立坑内切羽50側と立坑上
部とを区画する隔壁26に超高圧の水圧が作用するた
め、この水圧を支える推進油圧ジャッキ10の総推力が
増大し、シールド本体3を耐圧構造とするための重量の
増大と推進油圧ジャッキ10一本当りの推力の増大と設
置数量の増加により、設備が巨大になり設備費用が巨額
になると共に設備の輸送に著しい支障を来してしまう。
本発明は従来技術におけるかかる事情に鑑みて為された
ものであり、超深度の立坑を掘削する場合であっても巨
大な設備と巨額の設備費用を必要とせず、組立作業や搬
送作業がさ程困難にならない立坑掘削工法を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、シールド本体が掘削する地山の透水係数が
第1の所定値以上である時は、カッターの掘削により形
成された立坑の内壁に地山の壁面を支持して、その崩落
を防止する壁面支持体をシールド本体の掘進に応じて順
次設け、シールド本体の掘進により、掘削する地山の透
水係数が前記第1の所定値より小さくなった時は、カッ
ターの掘削により形成された立坑の内壁に壁面支持体を
順次設けると共に、該壁面支持体と接する立坑の内壁と
の間に泥水の流通を阻止する封止層を形成するための封
止薬材を注入する工程を含むようにしたものである。好
ましくは、シールド本体の掘進により掘削する地山の透
水係数が第1の所定値より更に小さい第2の所定値より
小さくなった時は、シールド本体を残して、あるいはシ
ールド本体と共にカッターを立坑内から除去し、人手ま
たは他の掘削手段あるいはカッターを改造した掘削手段
により地山の掘削を行う工程を含むようにしたものであ
り、また、地山の透水係数が前記第1の所定値を経るこ
となく、第1の所定値より更に小さい第2の所定値より
小さくなった時は、カッターの掘削により形成された立
坑の内壁とシールド本体との間に泥水の流通を阻止する
封止層を形成するための封止薬材を注入する工程と、シ
ールド本体を残してカッターを立坑内から除去し、人手
または他の掘削手段あるいはカッターを改造した掘削手
段により地山の掘削を行う工程とを含むようにしたもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を具
体化した具体例を詳細に説明する。図6は本発明を適用
した具体例において用いられる立坑掘削機の縦断面図、
図7はその要部断面図、図8は本具体例の立坑掘削機の
底面図、図9は図7に示した要部の平面図、図10は図
6に示す切断線B−Bに沿った下向きの断面図である。
従来例と同一または同一と見做せる個所には同一の符号
を付し、その重複する説明を省略する。
【0014】これらの図において、1bはカッター軸2
の先端部から径方向に張り出すと共に上側にやや傾斜し
て4本設けられたカッター1の回転腕、1cは回転腕1
bの中心部を貫通して穿設された注水用泥水の通路とな
る腕内送水路、2aはカッター軸2の中心部を貫通して
穿設され、排泥管18に連通する中央排泥管、2bはカ
ッター軸2の内部で中央排泥管2aに隣接してその外側
に形成された注水用泥水の通路となる環状送水路、2c
は環状送水路2bと後述する送水管16が連通する回転
継手との間を連絡する連絡通路、2dは回転腕1bの腕
内送水路1cとカッター軸2の環状送水路2bとの間を
連絡する連絡通路、3aはシールド本体3の中央上部に
設けられた中央穴、3bはシールド本体3の中央下部に
設けられ、カッター軸2と接する中央穴3aより小径の
貫通穴、4,5はシールド本体3の貫通穴3bの内壁面
の周方向に沿って上下にそれぞれ所定距離を隔てて設け
られ、カッター軸2を回転自在に支えて径方向の動きを
規制する金属製の径方向支持ベアリングである。
【0015】また、7はカッター駆動機構を具えてシー
ルド本体3に上下動可能に支持されたカッター駆動装
置、13はシールド本体3内面と壁面支持体12との間
を封止する内面シール、15はカッター軸2の先端に開
口した泥水吸入口、17はカッター1の回転腕1bの先
端部に中央向きに設けられ、送水管16を介して送られ
た泥水の切羽50側への噴出口である送水口、19はカ
ッター軸2の後端(上端)に嵌合固定された筒状部と、
該筒状部が嵌合し、軸方向支持ベアリング6とボルト連
結された略円盤状部とから成るカッター駆動体、21は
シールド本体3の中央穴3aに摺接するカッター駆動装
置7の外装容器、22は外装容器21の外周部の対向す
る2箇所に穿設され、これらに嵌合するシールド本体3
の中央穴3a内周に設けられた凸条からカッター軸2の
回転に対する反力を受ける縦溝である。
【0016】23はカッター駆動体19をカッター軸2
の後端に固定するための固定部材、24は固定部材23
を取り付けるためのボルト、31はシールド本体3の隔
壁26の強度を補強するためのリブ、51は貫通穴3b
の内壁面の径方向支持ベアリング4,5の間に設けら
れ、カッター軸2の回転に拘らず送水管16と環状送水
路2bとの間を連通させる回転継手、52は中央排泥管
2aの先端部を支持すると共に環状送水路2bの先端部
の止水栓としての機能を果す支持環、53は回転継手5
1のカッター軸2との摺動部からの漏水を防止する送水
シール、54は切羽40側の水圧を後述する開閉弁を介
して圧力保持タンクに伝達するための圧力伝達管、55
は圧力伝達管54の途中に配設される開閉弁である。
【0017】本具体例では、カッター1、従って、カッ
ター軸2に作用する径方向および倒回方向の荷重は径方
向支持ベアリング4,5で、軸方向の荷重は軸方向支持
ベアリング6で支持されている。従って、カッター軸2
に作用する荷重が分散して径方向支持ベアリング4,5
および軸方向支持ベアリング6に作用するから、従来例
のように大径の軸方向支持ベアリング6を用いる必要が
なく、従来例のカッター架設部材30の径に較べてカッ
ター駆動装置7の径が著しく小さくなるから、カッター
駆動装置7を一体のものとして容易に輸送できる。ま
た、カッター駆動装置7をシールド本体3の中央部に配
設したから、シールド本体3の構造を簡素化でき、しか
も、外力、特に切羽50側からの水圧に対して強固な構
成にでき、廉価な製造費用でシールド本体3の機械的強
度を高めることができる。
【0018】さらに、軸方向支持ベアリング6に作用す
る切羽50側からの水圧はカッター軸2の断面積に相当
する圧力となるので、極限られた大きさになり、軸方向
支持ベアリング6の強度が小さくて済み、切羽50に対
するカッター1の圧接力は殆どの場合はカッター1とカ
ッター駆動装置7の自重を活用することで済む。また、
立坑掘削機による掘進作業を完了した後の回収部材の回
収作業を行う際には、ボルト24を緩めて固定部材23
を取り外すと共に、漸進油圧ジャッキ9のピストン作動
桿をカッター駆動装置7の外装容器21に連結している
螺子を取り外すだけで、容易にカッター駆動装置7をシ
ールド本体3から分離することができる。
【0019】前述のように、本具体例では、送水管16
を介して送られた泥水の切羽50側への噴出口となる送
水口17はカッター軸2の環状送水路2bとの間を連絡
する連通路2dに連通する回転腕1bの腕内送水路1c
の先端部分がU字状に曲げられて設けられた開口であ
り、この送水口17から噴出した泥水はカッター1によ
り掘削された土砂を回転腕1bに沿って押し流し、カッ
ター軸2の先端に設けられた泥水吸入口15から土砂と
共に吸引される。また、カッター軸2は上部に設けられ
たカッター1を回転させるための駆動力伝達手段を有
し、泥水吸入口15から吸引した切羽50の土砂を含む
泥水を回転継手14を介して排泥管18に送り込む中央
排泥管2aと、送水管16から送られた泥水を回転継手
51を介して回転腕1bの腕内送水路1cに導く環状送
水路2bとより成る2つの同軸管で構成された単純な形
状としたから、必要な水量を確保するための管路断面積
に対してカッター軸2の径を小さくでき、立坑掘削機の
構造を簡単にして製造費用を低減することができる。さ
らに、漸進油圧ジャッキ9はシールド本体3側に設置さ
れており、そのピストン作動桿をカッター駆動装置7の
外装容器21に連結しているので、漸進油圧ジャッキ9
のピストンはカッター1とカッター駆動装置7の重量を
受圧面積の大きい側で支えるから、漸進油圧ジャッキ9
の荷重支持能力を有効に発揮することができるようにな
っている。
【0020】次に、本具体例の動作を説明する。図1は
上記立坑掘削機により地上からの深度がかなりある超深
度の下部岩層を掘削する時の状態を示す立坑の縦断面
図、図2は同じく、地上からの深度があまり大きくない
上部砂地層を掘削する時の状態を示す立坑の縦断面図、
図3は同じく、地上からある程度深度のある中間粘土層
を掘削する時の状態を示す立坑の縦断面図、図4は図3
の要部縦断面図、図5は上記立坑掘削機による立坑の掘
削が終了した時の立坑の縦断面図である。これらの図に
おいて、12aは壁面支持体12に貫通して設けられた
注入孔、60は立坑40の途中に配設され、上部圧力伝
達管54が接続される圧力保持タンク、61は圧力保持
タンク60内の泥水を地上に排出するための排水ポン
プ、62は排水ポンプ61により排出された泥水を地上
に導く排水管である。
【0021】まず、図2に示す地上からの深度があまり
大きくない上部砂地層Sを掘削する場合は、圧力伝達管
54の途中に配設される開閉弁55を閉め切って、切羽
50側の水圧が地山の水圧よりやや高めになるように調
整して、地山の土砂が地下水と共に切羽50側に奮発し
てこないようにする。そして、図示しない周知の吊架装
置により立坑掘削機を吊り下げて、カッター1を地表付
近の地山に当接させ、切羽50側からの水圧に応じて漸
進油圧ジャッキ9の油圧を調整してカッター1が適度の
圧力で地山に圧接するようにしながらカッター駆動モー
ター8を回転させる。カッター駆動モーター8の駆動力
は歯車20およびこれに歯合する軸方向支持ベアリング
6の外周に刻設されたギアおよび軸方向支持ベアリング
6にボルト連結されたカッター駆動体19を介してカッ
ター軸2に伝達されるから、カッター軸2が径方向支持
ベアリング4,5および軸方向支持ベアリング6に支え
られて回転する。
【0022】こうしてカッター1の回転により、その先
端部に取り付けられた切削刃1aが地山を切削する。カ
ッター駆動モーター8の回転に同期して図示しない送水
ポンプが回転し、送水管16に泥水を送り込む。泥水は
回転継手51と環状送水路2bを介して回転腕1bの腕
内送水路1cに導かれ、送水口17から立坑40の中心
部側に向けて注水される。これにより、カッター1の回
転により掘削された土砂は切羽50の斜面に沿って下
方、即ち、中心部側に押し流され、岩礫は切羽50の斜
面に沿って中心部側に転がり落ちる。掘削土砂は泥水と
共にカッター軸2の先端に開口する泥水吸入口15から
吸い込まれ、図示しない吸引ポンプにより吸引されて中
央排泥管2a、回転継手14、排泥管18を介して泥水
処理設備に送られ、そこで泥水と分離される。分離され
た泥水は送水管16を介して切羽50に還流される。
【0023】こうして、地山が掘削されると切羽50が
下方に後退し、これに当接するカッター1もカッター駆
動装置7と共に徐々に下降する。カッター1が所定距離
下降した所で漸進油圧ジャッキ9を収縮させてカッター
1およびカッター駆動装置7を引き上げ、吊架装置によ
り吊り下げられたシールド本体3も自重を利用して下降
させる。やがて隔壁26が下方から受ける地山からの水
圧と立坑40の壁面から受ける摩擦力が大きくなり、シ
ールド本体3が自重では下降しなくなる。このような深
さに到達した時は、漸進油圧ジャッキ9を収縮させてカ
ッター1およびカッター駆動装置7を引き上げた後、推
進油圧ジャッキ10を伸長させ、壁面支持体12の集合
体下面からの反力を利用してシールド本体3を下降させ
る。その後、推進油圧ジャッキ10を収縮させ、空いた
空間に支持体組付装置11により壁面支持体12を立坑
40の壁面に組み付ける。
【0024】上述の掘進作業を繰り返して透水係数が小
さく、締まった中間粘土層Mに到達する深さまで立坑掘
削機が掘り進んだ時には、図3および図4に示すよう
に、壁面支持体12の注入口12aより粘土(ベントナ
イト)溶液Bを内面シール13後端部に注入する。この
粘土溶液Bは次工程で注入される封止薬材が内面シール
13後端部に接触して一緒に固化するのを防ぐ隔離材と
して用いられる。なお、隔離材としては粘土溶液Bの外
に発泡ウレタン粒子や地山との間に配置されたエアチュ
ーブを空気で膨らましたものでも良い。こうして壁面支
持体12と地山との間に注入された粘土溶液Bの上部
に、その上の壁面支持体12の注入口12aより封止薬
材(セメントミルク)Dを注入して壁面支持体12と地
山との間を密封する。なお、注入口12aより立坑40
の内壁に対して小径のボーリングを行って注入孔を形成
し、この注入孔内に薬材注入管を挿入して封止薬材Dを
高圧注入し、固化させて密封層を補強するようにしても
良い。
【0025】このように、壁面支持体12と地山との間
が封止薬材Dにより密封されると、切羽50側に流入す
る泥水は透水係数の小さい粘土層Mの地山を浸透して漏
水した水量だけになり、送水ポンプの送水量と中間粘土
層Mを透過して湧き出す少量の湧水量との和と、排泥ポ
ンプの排水量とが一致するようにそれぞれのポンプの排
水量を制御することにより切羽50の水圧を一定に保持
することができる。例えば、上部砂地層Sの深さが 100
mで、その下に中間粘土層Mがあった場合は、上部砂地
層S下部の掘削時には10 kgf/cm2 程度の切羽水圧の下
で掘削工事を施工し、深さが 100m以下の中間粘土層M
に到達して、上述の封止薬材Dによる壁面支持体12と
地山との間の密封作業を行った後、掘削工事を施工する
際は、引き続き、10 kgf/cm2 程度の切羽水圧の下で掘
削工事を継続することができる。これは、中間粘土層M
では透水係数が小さいため湧水量が少なく、かつ締まっ
ているため切羽50の水圧が低くても地山の土砂が切羽
50に噴出してくることが無いからである。従って、シ
ールド本体3の機械的強度やカッターシール25、送水
シール53の素材、推進油圧ジャッキ10の設置台数等
も10 kgf/cm2 程度の切羽水圧に対応したもので済むか
ら、シールド本体3の重量が過大になり、搬送に支障を
来したり、カッターシール25、送水シール53の素材
に特別耐久性の優れたものを用いなければならなかった
り、推進油圧ジャッキ10の支持圧が不足する等の不都
合が生じるのを回避することができる。
【0026】壁面支持体12と地山との間の密封作業が
終了した後は安全のために開閉弁55を開放して、切羽
水圧が圧力保持タンク60の水位以上にならないように
しているので、切羽圧力は所定圧以上には上がらない。
また、圧力保持タンク60内に排水ポンプ61を配備し
て適宜排水させることにより、泥水が圧力保持タンク6
0から溢れ出ることがないようにしている。なお、地中
の土質は予めボーリング等の事前地質調査により正確に
把握することができる。
【0027】次に、立坑掘削機が中間粘土層Mを掘り進
んで超深度の下部岩層Rに到達した時は、図1に示すよ
うに、中間粘土層Mを掘削した時と同様に、壁面支持体
12と地山との間の密封作業を行うが、この場合には粘
土溶液Bのような隔離材は用いずに、内面シール13後
端部に直接、封止薬材Dの注入を行い、地山との間を密
封する。なお、地山との間の密封はシールド本体3と立
坑40の内壁との間に封止薬材Dを注入することにより
行っても良い。こうして、立坑掘削機により所望の深度
までの掘削作業が終了すると、最早、岩層Rの地山から
の漏水は殆ど無いから、立坑40内を掘り進んだ立坑掘
削機の中で回収可能な部材は全て回収する回収作業を行
う。
【0028】図5に示すように、まず、支持体組付装置
11を取り外してから推進油圧ジャッキ10を取り外
す。その後、送水管16の立坑40側部分、排泥管18
および回転継手14を取り外す。ボルト24を緩めて固
定部材23を取り外すと共に、漸進油圧ジャッキ9のピ
ストン作動桿をカッター駆動装置7の外装容器21に連
結している螺子を取り外すことにより、カッター駆動装
置7全体を回収する。その後、シールド本体3の隔壁2
6を解体し、さらに、カッター軸2およびカッター1を
回収する。その後は削岩機を用いた人手による掘削ある
いはカッター1をその場で岩掘削用カッターに改造した
ものを用いた掘削または発破を用いた掘削工法により、
さらに、深度の深い地山まで掘り進むことができる。ま
た、中間粘土層Mが存在せずにいきなり岩盤層が現れる
ような場合には、上述の隔離層の形成は行わず、岩盤層
と壁面支持体12との間または岩盤層とシールド本体3
との間に封止薬材Dを注入して封止層を形成する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、シールド本体が掘削する地山の透水係数が第
1の所定値以上である時は、立坑の内壁に地山の壁面を
支持して、その崩落を防止する壁面支持体をシールド本
体の掘進に応じて順次設け、シールド本体の掘進により
掘削する地山の透水係数が前記第1の所定値より小さく
なった時は、立坑の内壁に壁面支持体を順次設けると共
に、該壁面支持体と接する立坑の内壁との間に泥水の流
通を阻止する封止層を形成するための封止薬材を注入す
る工程を含むようにしたので、透水係数が第1の所定値
より小さい地山を掘進する時は、切羽側に流入する泥水
は殆ど地山を浸透して漏水した水量だけとなり、切羽側
への送水および切羽側からの排水の流量調整で切羽圧力
を容易に一定に保持でき、また、切羽圧力が低い場合で
も地山が締まっているため切羽側からの土砂の噴発を防
止できる。また、シールド本体が該地山を掘進する時の
切羽水圧を低く抑えることができるから、シールド本体
の機械的強度、カッター軸等の封止材の素材、シールド
本体を壁面支持体に対して支持する支持手段の数をシー
ルド本体が当該土質の地山に到達した時の切羽水圧に対
応したものにすることができ、超深度の立坑を掘削する
場合であっても巨大な設備と巨額の設備費用を必要とせ
ず、組立作業や搬送作業がさ程困難にならないようにす
ることができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、シールド本
体の掘進により掘削する地山の透水係数が第1の所定値
より更に小さい第2の所定値より小さくなった時は、シ
ールド本体を残して、あるいはシールド本体と共にカッ
ターを立坑内から除去し、人手または他の掘削手段ある
いはカッターを改造した掘削手段により地山の掘削を行
う工程を含むようにしたので、超深度の立坑を掘削する
場合であっても地表における掘削作業と同様に作業を行
うことができるから、掘削に要する設備が最低限のもの
で済み、工事費用と労務費を著しく低減することができ
る。
【0031】請求項3記載の発明によれば、地山の透水
係数が第1の所定値以上である時は、地山の壁面を支持
して、その崩落を防止する壁面支持体を順次設け、シー
ルド本体の掘進により地山の透水係数が第1の所定値を
経ることなく更に小さい第2の所定値より小さくなった
時は、立坑の内壁とシールド本体との間に泥水の流通を
阻止するための封止薬材を注入する工程と、シールド本
体を残してカッターを立坑内から除去し、人手または他
の掘削手段あるいはカッターを改造した掘削手段により
地山の掘削を行う工程とを含むようにしたので、立坑の
内壁とシールド本体との間に形成された封止層により上
部の軟弱な地山からの湧水の立坑内への流入を阻止で
き、下部の湧水が殆ど無い地山の立坑の掘削を地表にお
ける掘削作業と同様に作業を行うことができるから、掘
削に要する設備が最低限のもので済み、工事費用と労務
費を著しく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に従って超深度の下部岩層を掘
削する時の状態を示す立坑の縦断面図
【図2】同じく、上部砂地層を掘削する時の状態を示す
立坑の縦断面図
【図3】同じく、中間粘土層を掘削する時の状態を示す
立坑の縦断面図
【図4】図3の要部縦断面図
【図5】立坑の掘削が終了した時の立坑の縦断面図
【図6】本発明の具体例に係る立坑掘削機の縦断面図
【図7】図6の要部断面図
【図8】本発明の具体例に係る立坑掘削機の底面図
【図9】図7に示した要部の平面図
【図10】図6に示す切断線B−Bに沿った下向きの断
面図
【図11】従来例に係る立坑掘削機の縦断面図
【符号の説明】
1 カッター 2 カッター軸 3 シールド本体 4,5 径方向支持ベアリング 6 軸方向支持ベアリング 7 カッター駆動装置 8 カッター駆動モーター 9 漸進油圧ジャッキ 10 推進油圧ジャッキ 12 壁面支持体 16 送水管 18 排泥管 19 カッター駆動体 26 隔壁 40 立坑 50 切羽 54 圧力伝達管 55 開閉弁 60 圧力保持タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊野 敏美 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 日野 隆 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 土屋 清 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状の外形を有した構造体から成る
    シールド本体の隔壁の下側に回転自在に支持されたカッ
    ターを切羽上部に当接させ、駆動手段により前記カッタ
    ーを回転させると共に、該カッターの回転により掘削さ
    れた切羽の土砂を排出手段により立坑外に排出する工程
    を含む立坑掘削工法において、前記シールド本体が掘削
    する地山の透水係数が第1の所定値以上である時は、前
    記カッターの掘削により形成された立坑の内壁に地山の
    壁面を支持して、その崩落を防止する壁面支持体を前記
    シールド本体の掘進に応じて順次設け、前記シールド本
    体の掘進により、掘削する地山の透水係数が前記第1の
    所定値より小さくなった時は、前記カッターの掘削によ
    り形成された立坑の内壁に前記壁面支持体を順次設ける
    と共に、該壁面支持体と接する立坑の内壁との間に泥水
    の流通を阻止する封止層を形成するための封止薬材を注
    入する工程を含むことを特徴とする立坑掘削工法。
  2. 【請求項2】 シールド本体の掘進により掘削する地山
    の透水係数が第1の所定値より更に小さい第2の所定値
    より小さくなった時は、前記シールド本体を残して、あ
    るいは前記シールド本体と共にカッターを立坑内から除
    去して、人手または他の掘削手段あるいは前記カッター
    を改造した掘削手段により地山の掘削を行う工程を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の立坑掘削工法。
  3. 【請求項3】 略円筒状の外形を有した構造体から成る
    シールド本体の隔壁の下側に回転自在に支持されたカッ
    ターを切羽上部に当接させ、駆動手段により前記カッタ
    ーを回転させると共に、該カッターの回転により掘削さ
    れた切羽の土砂を排出手段により立坑外に排出する工程
    を含む立坑掘削工法において、前記シールド本体が掘削
    する地山の透水係数が第1の所定値以上である時は、前
    記カッターの掘削により形成された立坑の内壁に地山の
    壁面を支持して、その崩落を防止する壁面支持体を前記
    シールド本体の掘進に応じて順次設け、前記シールド本
    体の掘進により、掘削する地山の透水係数が前記第1の
    所定値を経ることなく、前記第1の所定値より更に小さ
    い第2の所定値より小さくなった時は、前記カッターの
    掘削により形成された立坑の内壁と前記シールド本体と
    の間に泥水の流通を阻止する封止層を形成するための封
    止薬材を注入する工程と、前記シールド本体を残して前
    記カッターを立坑内から除去し、人手または他の掘削手
    段あるいは前記カッターを改造した掘削手段により地山
    の掘削を行う工程とを含むことを特徴とする立坑掘削工
    法。
JP23726697A 1997-09-02 1997-09-02 立坑掘削工法 Pending JPH1181852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23726697A JPH1181852A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 立坑掘削工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23726697A JPH1181852A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 立坑掘削工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1181852A true JPH1181852A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17012861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23726697A Pending JPH1181852A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 立坑掘削工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1181852A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070008198A (ko) * 2005-07-13 2007-01-17 김경숙 확갱장치를 이용한 수직터널의 확갱공법
US9237881B2 (en) 2010-08-31 2016-01-19 Hitachi Medical Corporation Ultrasonic diagnostic apparatus and method of retrieving and displaying heart function test period
CN111156001A (zh) * 2020-04-01 2020-05-15 中国铁建重工集团股份有限公司 一种竖井开挖系统及竖井掘进机
WO2023141790A1 (zh) * 2022-01-26 2023-08-03 中铁十八局集团有限公司 一种用于超深竖井开凿过程中的排水系统及排水方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070008198A (ko) * 2005-07-13 2007-01-17 김경숙 확갱장치를 이용한 수직터널의 확갱공법
US9237881B2 (en) 2010-08-31 2016-01-19 Hitachi Medical Corporation Ultrasonic diagnostic apparatus and method of retrieving and displaying heart function test period
CN111156001A (zh) * 2020-04-01 2020-05-15 中国铁建重工集团股份有限公司 一种竖井开挖系统及竖井掘进机
CN111156001B (zh) * 2020-04-01 2020-07-07 中国铁建重工集团股份有限公司 一种竖井开挖系统及竖井掘进机
WO2023141790A1 (zh) * 2022-01-26 2023-08-03 中铁十八局集团有限公司 一种用于超深竖井开凿过程中的排水系统及排水方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103590425B (zh) 一种泥炭质软土地层地铁车站施工工艺
CN107489159A (zh) 深厚淤泥质软土层真空管井降水施工结构及其施工工法
CN112012753B (zh) 基于异形延伸钢环的盾构机始发方法
CN112664221B (zh) 一种用于复杂地质层的顶管施工方法
CN212223929U (zh) 一种用于沉井不排水下沉施工工艺的冲吸装置
CN105201518A (zh) 一种大直径泥水平衡盾构洞内接收解体方法
CN109826630A (zh) 一种用于顶管施工的预制混凝土沉井装置及其施工方法
US3839871A (en) Earthen dam repair
JP2001115458A (ja) 土留め壁を用いた深井戸構築工法
CN112196494B (zh) 一种岩石与土层交接地质管道施工工艺及施工设备
JPH1181852A (ja) 立坑掘削工法
US20040208710A1 (en) Apparatus and a method for constructing underground curved multisectional stratum and wall
Newman et al. Sinking a jacked caisson within the London Basin geological sequence for the Thames Water Ring Main extension
JP2004316411A (ja) 組立式鋼管杭
KR101237749B1 (ko) 쉴드공법에 사용되는 추진장치의 헤드
JP3443664B2 (ja) シールド立坑補強構造
JP3814059B2 (ja) 立坑掘削機
JP2583125B2 (ja) 地中空洞築造工法及びその装置
KR100977212B1 (ko) 수평 회전링 굴착장치 및 이를 이용한 굴착공법
CN218117771U (zh) 一种微型顶管操作井支护结构
US4900191A (en) Method for removal of broken ground
JPH1181851A (ja) 立坑掘削機
CN115434712A (zh) 一种富水回填区跟进管棚施工方法
CN116241273A (zh) 一种地下空间气膜建造方法及其所用的施工装置
US20220154567A1 (en) Method and System for Mining