JPH1181635A - 帯電防止性二重床構成材 - Google Patents
帯電防止性二重床構成材Info
- Publication number
- JPH1181635A JPH1181635A JP25419497A JP25419497A JPH1181635A JP H1181635 A JPH1181635 A JP H1181635A JP 25419497 A JP25419497 A JP 25419497A JP 25419497 A JP25419497 A JP 25419497A JP H1181635 A JPH1181635 A JP H1181635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- double floor
- floor component
- conductive layer
- conductive
- polymer material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高分子材料よりなる二重床構成材全体に導電
性粒子をブレンドするという手段を採ることなく、帯電
防止された二重床構成材の提供。 【解決手段】 高分子材料よりなる二重床構成材におけ
る仕上材との接触面(上部面)からその脚部裏面に至る
まで連続した導電性層2を全面または部分的に設けたこ
とを特徴とする帯電防止性二重床構成材1。
性粒子をブレンドするという手段を採ることなく、帯電
防止された二重床構成材の提供。 【解決手段】 高分子材料よりなる二重床構成材におけ
る仕上材との接触面(上部面)からその脚部裏面に至る
まで連続した導電性層2を全面または部分的に設けたこ
とを特徴とする帯電防止性二重床構成材1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止された二
重床(フリーアクセスフロア)構成材に関する。
重床(フリーアクセスフロア)構成材に関する。
【0002】
【従来技術】フリーアクセスフロアは、主としてコンピ
ューターを入れるためのフロアであるから、人体への帯
電がコンピュータに悪影響を及ぼすことは大へん嫌われ
ており、二重床の材料は導電性をもつアルミニウム合金
等を用いることが多かった。
ューターを入れるためのフロアであるから、人体への帯
電がコンピュータに悪影響を及ぼすことは大へん嫌われ
ており、二重床の材料は導電性をもつアルミニウム合金
等を用いることが多かった。
【0003】しかしながら、軽量化や施工性などの面か
ら、近年、高分子系材料の使用が多くなっている。とこ
ろが、高分子系材料は絶縁性であり、電気を通しにくい
ため、これに導電性を付与する目的で二重床を構成する
高分子材料中にカーボンブラックや金属粒子などの導電
性粒子をブレンドして二重床構成材に導電性を付与する
手段が採用されるようになってきた。
ら、近年、高分子系材料の使用が多くなっている。とこ
ろが、高分子系材料は絶縁性であり、電気を通しにくい
ため、これに導電性を付与する目的で二重床を構成する
高分子材料中にカーボンブラックや金属粒子などの導電
性粒子をブレンドして二重床構成材に導電性を付与する
手段が採用されるようになってきた。
【0004】このものは、帯電防止の目的は充分達成で
きる性質をもつものであるが、このような導電性粒子を
ブレンドしなかった材料に較べて耐荷重性が著しく低下
する。そのため全体として肉厚にしなければならなくな
り、この点で軽量化の方向と逆行し、そのうえ、加工性
も悪化するため、すべての点でコスト高となるのが実状
である。
きる性質をもつものであるが、このような導電性粒子を
ブレンドしなかった材料に較べて耐荷重性が著しく低下
する。そのため全体として肉厚にしなければならなくな
り、この点で軽量化の方向と逆行し、そのうえ、加工性
も悪化するため、すべての点でコスト高となるのが実状
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、高分子材料よりなる二重床構成材全体に導電性粒子
をブレンドするという手段を採ることなく、帯電防止さ
れた二重床構成材を提供する点にある。
は、高分子材料よりなる二重床構成材全体に導電性粒子
をブレンドするという手段を採ることなく、帯電防止さ
れた二重床構成材を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高分子材料よ
りなる二重床構成材における床仕上材との接触面(上部
面)からその脚部裏面に至るまで連続した導電性層を全
面または部分的に設けたことを特徴とする帯電防止性二
重床構成材に関する。
りなる二重床構成材における床仕上材との接触面(上部
面)からその脚部裏面に至るまで連続した導電性層を全
面または部分的に設けたことを特徴とする帯電防止性二
重床構成材に関する。
【0007】前記導電性層は、二重床構成材全面に設け
てもよいが、図1および図2に示すように部分的に導電
性層を形成することでも充分目的を達成することができ
る。
てもよいが、図1および図2に示すように部分的に導電
性層を形成することでも充分目的を達成することができ
る。
【0008】導電性層は、導電性塗料の塗布、金属めっ
き、金属蒸着、金属箔の接着などの手段により簡単に形
成することができる。
き、金属蒸着、金属箔の接着などの手段により簡単に形
成することができる。
【0009】場合によっては、導電性粒子をブレンドし
た導電性高分子層を導電性粒子を含有しない高分子層と
積層することにより導電性を付与することもできる。
た導電性高分子層を導電性粒子を含有しない高分子層と
積層することにより導電性を付与することもできる。
【0010】前記高分子材料としては、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂な
ど、二重床構成材としての強度をもつものであれば特に
制限はない。
ル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂な
ど、二重床構成材としての強度をもつものであれば特に
制限はない。
【0011】本発明の帯電防止性二重床構成材は、その
脚部裏面がアースされているか、または帯電防止の観点
から十分に低い抵抗値をもつコンクリートスラブ面に接
続するような状態で施工することが大切である。二重床
構成材と下地の間には、必要に応じて緩衝材を挿入する
ことがあるが、この場合には緩衝材自体も導電性にして
おく必要がある。
脚部裏面がアースされているか、または帯電防止の観点
から十分に低い抵抗値をもつコンクリートスラブ面に接
続するような状態で施工することが大切である。二重床
構成材と下地の間には、必要に応じて緩衝材を挿入する
ことがあるが、この場合には緩衝材自体も導電性にして
おく必要がある。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明するが、本発明は
これにより何ら限定されるものではない。
これにより何ら限定されるものではない。
【0013】実施例1 ABS樹脂を用いて表面寸法230mm×230mm、
高さ45mmの8本足の二重床構成材を形成し、図1お
よび図2に示すような形状に金属めっきを施した。金属
として銅を用いた場合は、めっき厚3〜15μm、ニッ
ケルを用いた場合はめっき厚4〜7μmで充分目的を達
成することができた。
高さ45mmの8本足の二重床構成材を形成し、図1お
よび図2に示すような形状に金属めっきを施した。金属
として銅を用いた場合は、めっき厚3〜15μm、ニッ
ケルを用いた場合はめっき厚4〜7μmで充分目的を達
成することができた。
【0014】
【効果】本発明により、軽量でかつ加工性に優れた帯電
防止性二重床構成材を提供することができた。
防止性二重床構成材を提供することができた。
【図1】実施例1の帯電防止性二重床構成材の斜視図で
ある。
ある。
【図2】実施例1の帯電防止性二重床構成材の下面図で
ある。
ある。
1 帯電防止性二重床構成材 2 金属めっき層(導電性層) 3 非導電性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 喜之 東京都足立区宮城1丁目25番1号 株式会 社タジマ内
Claims (1)
- 【請求項1】 高分子材料よりなる二重床構成材におけ
る仕上材との接触面(上部面)からその脚部裏面に至る
まで連続した導電性層を全面または部分的に設けたこと
を特徴とする帯電防止性二重床構成材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25419497A JPH1181635A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 帯電防止性二重床構成材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25419497A JPH1181635A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 帯電防止性二重床構成材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1181635A true JPH1181635A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17261563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25419497A Pending JPH1181635A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 帯電防止性二重床構成材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1181635A (ja) |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP25419497A patent/JPH1181635A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040817 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061031 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070306 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |