JPH118095A - プラズマに供給されるrf電流を感知する装置及びこのような装置に使用する波形サンプリング回路 - Google Patents

プラズマに供給されるrf電流を感知する装置及びこのような装置に使用する波形サンプリング回路

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JPH118095A
JPH118095A JP10068190A JP6819098A JPH118095A JP H118095 A JPH118095 A JP H118095A JP 10068190 A JP10068190 A JP 10068190A JP 6819098 A JP6819098 A JP 6819098A JP H118095 A JPH118095 A JP H118095A
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loop
conductor
waveform
loops
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JP10068190A
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Michael Hopkins
ホプキンズ マイケル
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SCIENT SYST RES Ltd
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SCIENT SYST RES Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 漂遊磁束による問題を解消又は軽減する。 【解決手段】 本装置はプラズマに電流を供給するRF
導体30を備え、導体は長さの一部分に沿って2つの部
分30a,30bに分割し、各部分に実質的に等しい電
流が流れるようにする。2つの部分間のギャップ32に
はセンサデバイス44を挿入し、ギャップの各側に1つ
づつ配置した第1、第2の誘導性ループL1、L2を備
え、RF導体にRF電流が流れるときに発生する磁束
は、センサデバイスに対して各々逆方向にループに結合
する。電流方向に直角な漂遊磁束がセンサデバイスに対
して同じ方向にループに結合する場合には、RF電流に
より一方のループに誘起された電圧に加えられ、他方の
ループに誘起された電圧から差し引かれるような電圧を
ループに誘起する。ループを直列に接続することによ
り、漂遊磁束で誘起される電圧は、打ち消される傾向と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、処理炉の
ようなプラズマチャンバにおいてプラズマに供給される
RF電流を感知する装置に係る。又、本発明は、とりわ
けこのような装置に使用するための波形サンプリング回
路にも係る。
【0002】
【従来の技術】処理炉においてプラズマに供給される電
力の電流−電圧特性を正確に測定することにより、プラ
ズマを監視して、プラズマプロセス(例えば、エッチン
グ又は付着)に関する有用な情報を与えると共に、その
プロセスを良好に制御することができる。
【0003】プラズマを特徴付けするために、チャンバ
内でプラズマに接触する表面における電流及び電圧波形
が必要とされる。チャンバ自体の固有のインピーダンス
のために、センサが配置されるチャンバ外部の点におけ
る電流及び電圧波形は、電極表面又はアンテナにおける
波形とは異なる。更に重要なことに、チャンバのインピ
ーダンスは、電流及び電圧波形の各周波数成分に異なっ
た影響を及ぼす。しかしながら、チャンバのインピーダ
ンスの値(Z)は、13.56MHzの基本周波数(又
は他の通常の動作周波数)をもつ高調波に富んだ信号
を、放電を伴わずにチャンバに付与することにより確立
することができる。各高調波において、式Z(w)=V
(w)/I(w)に従う。但し、V(w)は、角周波数
wにおける複素電圧であり、そしてI(w)は、複素電
流である。
【0004】プラズマチャンバのインピーダンスネット
ワークを、図1に示すように、チャンバ抵抗、電極イン
ダクタンス、電極対接地点キャパシタンス、及び漂遊キ
ャパシタンスの4つの未知の値で表す場合には、最初の
5つの高調波Z(w1)、Z(w2)、Z(w3)、Z
(w4)及びZ(w5)の各々におけるチャンバのイン
ピーダンスの値を非直線的なサーチアルゴリズムに使用
して、プラズマが存在しないときのネットワークのイン
ピーダンスの最もあり得る値を確立することができる。
ネットワークインピーダンス値が確立されると、放電の
存在中に電極に存在する電流及び電圧波形を得ることが
できる。これらが分かると、真のプラズマインピーダン
スを得ることができる。この技術は、通常の動作中にプ
ラズマの状態を監視できるが、放電が存在しないときの
チャンバの電気的状態の尺度(チャンバネットワーク
値)も必要とする。これは、強力なプラズマ装置診断を
与えると共に、装置内のプラズマの診断も与える。
【0005】ネットワークに流れる電流成分をプラズマ
に流れる電流成分から分離しそしてチャンバのインピー
ダンスの信頼し得る値を得るためには、チャンバ付近の
電流波形の非常に高い分解能の測定値を得ることが必要
である。又、両波形の複素値を得るためには、電流と電
圧との間の相対的な位相も必要である。
【0006】原理的には、電圧及び電流の測定は簡単で
ある。実際には、主な技術的な問題は、漂遊磁界からの
電流及び電圧センサのシールドが不充分なことによるも
のである。漂遊磁界から拾い上げる最重要な問題は、位
相への影響である。例えば、電流をI=I0 Sin(w
t)で表し、そして電圧をV=V0 Cos(wt)で表
すと、位相の測定に必要な精度が0.1°未満である場
合に、測定された電流及び電圧信号がほぼ等しいときに
は電流チャンネルと電圧チャンネルとの間のクロストー
クが−60dB未満でなければならない。電圧チャンネ
ルの出力が電流信号を大巾に越える場合には、クロスト
ークの形成が更に甚だしくなる。クロストークによるこ
の位相ずれは、特に、プラズマに供給される真の電力の
計算において非常に重要となる。測定されている電流と
は異なる位相を有する漂遊磁束がセンサヘッドの外部か
ら電流ピックアップセンサを遮断する場合にも同様の問
題が生じる。位相ずれの他の原因は、原理的には、入念
な校正によって除去できるが、漂遊外部磁界の問題は除
去できない。
【0007】電流及び電圧信号を感知するための標準的
な解決策が図2に概略的に示されており、ここに示すよ
うに、導体10に沿ってRF電流がプラズマチャンバ
(図示せず)に流れる。導体10は、接地された金属シ
ールド(ファラディシールド)12で取り巻かれ、その
片側のみが図2に示されている。電流及び電圧信号は、
電流感知のための単一ループ14と、電圧感知のための
キャパシタ16とを用いて測定される。各センサ14、
16は、各々の従来型のBNCコネクタ20を経て各々
の50Ω抵抗18に直列に接続される。抵抗18に発生
する電圧Vi 及びVV は、次の式で与えられる。 Vi =MdI/dt、及びVV =RCdV/dt 但し、Mは、ループ14と電流路10との間の相互イン
ダクタンスであり、Cは電流路10と50Ω抵抗18を
経ての接地点との間のキャパシタンスであり、そしてI
及びVは、各々、RF導体10に流れるRF電流及び電
圧である。
【0008】Vi 及びVV が得られると、波形サンプリ
ング回路を使用し、例えば、f1 =13.56からfs
=67.8MHzまでのフーリエ成分の振幅及び位相を
抽出する。これは、従来、サンプル周波数fs ≧f
ny(fs は、fnyに等しいか又はそれより大きい)を用
いて高速サンプリングによって行われる。但し、f
nyは、2xfa に等しいナイキスト周波数であり、そし
てfa は、アナログ帯域巾である。上記の例では、fa
≧67.8MHzである。しかしながら、信号対雑音比
(SNR)は、この高い変換速度fs で動作するために
現在入手できる高速フラッシュコンバータの低いビット
分解能により制限される。SNRの式は、次の通りであ
る。 SNR=6.02n+1.6dB+10log10(fs
/2fa ) 但し、nはコンバータのビット数であり、そして50d
Bの典型的なSNRが考えられる。この解決策は、高い
サンプリング速度fs で変換された値を記憶するために
高速RAMを使用する必要があるので、経費がかかる。
12ビットコンバータを使用して、米国特許第5,56
5,737号に開示されたように、所要のサンプルレー
トを13.56MHz以下に減少するためにエイリアシ
ングにより改善が得られる。アナログ帯域巾は、依然と
して非常に大きいので、SNRは約50dBに維持され
るが、安価な部品を使用することができ、そして12ビ
ットコンバータの使用によりダイナミックレンジが増加
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】Vi 及びVv を得るた
めの図2に示す既知の装置に伴う問題は、RF導体の外
部のソースから発せられる漂遊磁束の存在によってルー
プ14による電流測定の精度が減少されることである。
【0010】上記の既知の波形サンプリング技術に伴う
問題は、SNR値が低いために真のプラズマ電流及び電
圧の計算が困難となる上に、非コヒレントなサンプリン
グを使用するために記録時間が厳密な整数サイクルを含
まないことである。それ故、フーリエ変換における周波
数サイドローブを減少するのにサンプルの時間重み付け
が必要となり、しかも、適度な値の位相分解能を得るた
めに大きなサンプルセットが必要になる。又、サンプリ
ングの周波数は、測定されるべき信号の基本周波数によ
り決定され、システムは、チャックをバイアスしそして
新規な診断装置及びセンサを開発するために現在使用さ
れる広範囲な周波数(100KHzないし27MHz)
を取り扱うことができない。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の目的
は、プラズマに供給されるRF電流を感知する装置であ
って、漂遊磁束により生じる問題を排除又は軽減する改
良された装置を提供することである。本発明の第2の目
的は、比較的低コストの解決策を維持しながらサンプリ
ング電子回路の分解能を著しく高めることのできる改良
された波形サンプリング回路を提供することである。
【0012】従って、第1の目的に関し、本発明は、プ
ラズマに供給されるRF電流を感知する装置において、
プラズマに電流を供給するRF導体を備え、このRF導
体は、その長さの一部分に沿って2つの部分に分割さ
れ、各部分には実質的に等しい電流が流れるようにさ
れ、更に、この導体の2つの部分間のギャップに挿入さ
れるセンサデバイスを備え、このセンサデバイスは、上
記ギャップの各側に1つづつ配置された第1及び第2の
誘導性ループを含み、RF導体に沿ってRF電流が流れ
るときには、そのRF電流により発生される導体の周り
の磁束がセンサデバイスに対して各々逆方向にループに
結合し、これにより、電流方向に直角で、センサデバイ
スに対して同じ方向にループに結合する漂遊磁束は、R
F電流により一方のループに誘起された電圧に加えられ
ると共に、RF電流により他方のループの誘起された電
圧から差し引かれる電圧を各々ループに誘起することを
特徴とする装置を提供する。
【0013】従って、ループに誘起された電圧を加える
ことにより、例えば、それらを直列に接続することによ
り、漂遊磁束により誘起される電圧が打ち消される傾向
となる。図2の既知のセンサ技術に伴う更に別の問題
は、ファラディシールドに流れるRF電流によってシー
ルド作用が不充分となり、電流感知ループの付近に強力
な電界があってループに電圧及び電流を感知させ(クロ
ストーク)、そして電圧感知点と電流感知点との間に物
理的な分離があることである。これらの問題は、本発明
の実施形態では、第1及び第2ループの間でRF導体の
ギャップに配置されたキャパシタと、第1及び第2ルー
プに整列してその両側に配置されたファラディシールド
を、センサヘッドと共に設けることにより、解消又は軽
減される。
【0014】第2の目的に関して、本発明は、波形の基
本周波数をfとしそして共通の因数をもたない整数をM
及びNとすれば、サンプリング周波数fs =f(M/
N)で波形をサンプリングする手段を備えた波形サンプ
リング回路を提供する。本発明による波形サンプリング
回路は、汎用のものであり、プラズマチャンバのRF導
体に挿入されるセンサデバイスにより形成されるのも以
外の波形をサンプリングするのにも使用できることを理
解されたい。
【0015】
【発明の実施の形態】図3を参照すれば、本発明の実施
形態による装置は、平らな導電性の銅ストリップ30の
形態のRF導体を含み、これに沿ってRF電流がプラズ
マチャンバのプラズマ(図示せず)へ供給される。導電
性ストリップ30の中心に沿って電流の方向にスロット
32が延びている。このスロット32は、導電性ストリ
ップ30を長手方向に実質的に等しい巾の2つの部分3
0a、30bに分割し、各部分には、使用中に、実質的
に等しい電流が流れる。
【0016】絶縁ハウジング34は、上方部分34a及
び下方部分34bを含む(この説明において、「上
方」、「下方」、「水平」及び「垂直」のような向きの
用語は、添付図面で見たときの部品の向きに関するもの
で、使用中の特定の向きを意味するものではない)。ハ
ウジング34の下方部分34bは、導電性ストリップ3
0を受け入れるためにこのストリップと同じ巾のチャン
ネル36bを有し、そして上方部分34aは、チャンネ
ル36bに対して相補的な断面をした突起36aを有す
る。
【0017】2つのハウジング部分34a、34bは、
絶縁材料で作られたボルト38により導電性ストリップ
30にクランプされ、ボルト38は、ハウジングの上方
部分34a、導電性ストリップ30及びハウジングの下
方部分34bの各々の整列穴40a、40b及び40c
に通される。従って、導電性ストリップ30は、ハウジ
ング34に対して良好に定められた位置においてチャン
ネル36bのベースと突起36aの下面との間にクラン
プされる。ハウジングの下方部分34bは、導電性スト
リップ30のスロット32の下に横たわるスロット42
をチャンネル36bに有している。
【0018】ハウジング34は、T字型のセンサヘッド
44を含む。このセンサヘッド44の水平上方クロスバ
ー44aは、ハウジングの上方部分34aに取り付けら
れ、センサヘッドの垂直の脚44bは、導電性ストリッ
プ30のスロット32を通してチャンネル36bのスロ
ット42へと下方に延びる。
【0019】センサヘッド44の脚44bには、第1及
び第2の直列接続された誘導性ループL1及びL2が埋
め込まれ、これらループは、ハウジング34が上記のよ
うに導電性ストリップ30にクランプされるときに、ス
トリップ30に対して実質的に対称的にスロット32の
上下に各々配置される。ループL1及びL2は、同じ面
積を有すると共に、以下に述べるように、導電性ストリ
ップ30の長手方向軸に平行な各至近離間平面に配置さ
れる。従って、導電性ストリップ30に沿ってRF電流
が流れるときには、RF電流により発生される導電性ス
トリップ30の周りの磁束が、センサヘッドに対して各
々逆方向にループL1及びL2に結合する。以下に説明
するように、ループL1及びL2による容量性のピック
アップを防止又は減少するために、これらループは、ヘ
ッド44内に形成された接地されたファラディシールド
により遮蔽される。これらシールドは、ループの内部を
カバーせず、渦電流の発生を回避するために完全なもの
ではない。
【0020】センサヘッド44内において、ループL1
及びL2は、接地されたファラディシールドの1つと、
出力端子46との間に直列に接続される。出力端子は、
ハウジング部分34aにおいて、図2について述べたも
のに等しい電圧Vi を発生するために50Ω抵抗(図示
せず)を経て標準的なBNCコネクタ48に電気的に接
続される。この電圧Vi は、導電性ストリップ30に流
れるRF電流によって発生された磁束と、何らかの漂遊
磁束とによりループL1及びL2に誘起される個々の電
圧の和である。
【0021】漂遊磁束がない場合は、ループが実質的に
同じ面積であって且つ導電性ストリップ30の上下に対
称的に配置されると仮定すれば、出力電圧は、導電性ス
トリップ30に流れる電流により各ループに誘起される
電圧をVとすれば、Vi =V+V=2Vとなる。
【0022】しかしながら、電流方向に直角で、センサ
ヘッド44に対して同じ方向にループL1、L2に結合
する漂遊磁束は、RF電流により一方のループに誘起さ
れる電圧に加えられると共に、RF電流により他方のル
ープに誘起される電圧から差し引かれるような電圧をル
ープL1、L2に各々誘起する。それ故、端子46にお
ける全誘起電圧Vi は、この場合、漂遊磁束がヘッド4
4の領域において均一であると仮定し、漂遊磁束によっ
て各ループに誘起される電圧をVS とすれば、Vi
(V+VS )+(V−VS )=2Vとなる。それ故、漂
遊磁束により誘起される電圧は、打ち消されるか、又は
漂遊磁束が仮定したように均一でない場合には少なくと
も一部分が打ち消される。
【0023】ループL1、L2によりRF電流が測定さ
れるのと同じRF導体に沿った位置においてRF電圧を
測定するために、センサヘッド44は、ループL1とL
2との間に並列プレートキャパシタC1を備えている。
ヘッド44が上記のように導電性ストリップ30に組み
立てられるときには、キャパシタが導電性ストリップ3
0のスロット32に配置される。キャパシタC1は、ヘ
ッド44の両方の外面に配置された2つの電極(図3で
は一方しか見えない)より成り、その各々は、スロット
32の隣接縁に直接半田付けされ、電流搬送ストリップ
30にしっかりと機械的及び電気的に接続される。
【0024】電流は、外側のキャパシタ電極から、ヘッ
ド44に埋め込まれた図3では見えない内側のキャパシ
タ電極へと流れる。内側のキャパシタ電極から、電流
は、ヘッド44の更に別の出力端子50及び更に別の5
0Ω抵抗(図示せず)を経てハウジングの上方部分34
aの第2のBNCコネクタ52へ流れる。これは、潜在
的な分割器を形成し、50Ω抵抗の電圧VV は、図2に
ついて述べたように電流搬送ストリップ30の電圧に関
連したものとなる。BNCコネクタ48及び52に発生
する電圧Vi 及びVV は、以下に述べる波形サンプリン
グ回路へと送られる。
【0025】図4及び5に示すように、この実施形態で
は、センサヘッド44は、RF導体30における電流の
方向に平行に配置される絶縁材料の7つのT字型層I1
ないしI7 より成る積層構造体として製造され、各層
は、薄膜導電性材料の各パターンを支持する。図4に黒
く示されそして図5に斜線で示された導電性パターンは
標準的なプリント回路製造技術により層I1 ないしI7
に付着される。
【0026】層I1 及びI6 は、厚みが1mmないし2
mmであり、PTFEで作られる。層I2 ないしI5
びI7 は、厚みが0.356mmであり、エポキシガラ
スの織物積層体で作られる。図5は、各導電性パターン
がどの表面に付着されるかを明確に示すために層I1
いしI7 を互いに若干離して示すが、実際には、それら
は、互いに上下に接合されて、一体的なヘッド44を形
成する。これらの層はエポキシ樹脂を用いて接合され
る。
【0027】図4から明らかなように、誘導性ループL
1及びL2は、各々層I3 及びI4に薄膜導電性トラッ
クとして形成され、そして絶縁層I3 の導電性経路穴5
4、56は、図6に概略的に示すように、ループL1及
びL2を直列に接続する。図6において明らかなよう
に、主として垂直トラック58及び60によって第3の
誘導性ループL3も形成され、これは、ループL1及び
L2に直角で且つそれらと直列である。ループL1及び
L2は、平行な平面に形成されるので、導電性ストリッ
プ30に平行な漂遊磁束は二重ループ構造体に電圧を誘
起することが考えられる。第3のループL3は、RF導
体に平行な漂遊磁束に関してループL1、L2及びL3
に誘起された電圧が打ち消し合う傾向となるようにす
る。
【0028】ループL1及びL2を含む平面に平行で且
つ電流方向に垂直な方向に漂遊磁束をピックアップする
ことはほとんどない。というのは、この方向のループの
面積が非常に小さいからである。しかしながら、この方
向の磁界成分を打ち消すために第4のループを追加する
こともできる。
【0029】絶縁層I2 及びI5 は、上記のファラディ
フィールドを構成する導電性パターンF1及びF2を各
々有する。これらシールドは、ループL1及びL2の両
側でそれらに整列された各パターン化領域F1’、F
2’を有する。しかしながら、領域F1’、F2’は、
ループの内側をカバーせず、そして渦電流の発生を回避
するために完全なものではない。ファラディシールドF
1及びF2は、ハウジングの上方部分34aにおいて接
地される。
【0030】出力端子46及び50は、層I1 の露出外
面に形成される。直列接続されたループL1、L2及び
L3の一端は、層I1 及びI2 の整列された経路穴62
を経て端子46に接続され、そしてこれらループの他端
は、層I2 の経路穴64を経てファラディシールドF1
に接続される。並列プレートキャパシタC1(図3)
は、層I1 及びI7 の外面に導電性パッドとして各々形
成された外部電極P1及びP2を有する。上記のよう
に、これらパッドは、導電性ストリップ30のスロット
32の両縁に直接半田付けされる。内側のキャパシタ電
極は、層I6 にパッドP3として形成され、そして層I
1 ないしI5 の整列した経路穴66を経て層I1 の出力
端子50に接続される。3つのパッドP1、P2及びP
3は、全て、各層I1 、I7 及びI6 において互いに整
列される。
【0031】センサヘッド44は、種々のものが考えら
れる。本発明の第2の実施形態においては、キャパシタ
パッドP1及びP2は、L字型の区分としてセンサとは
別に形成される。各パッドは、ヘッド44がRF導体内
にあるときにセンサヘッドの各外面に接合される(図1
0)。この際に、層I7 は、排除され、そして層I1
びI6 は、もはや回路を組み込む必要がない。むしろ、
上記では層I1 に形成された端子50及び46と、上記
では層I6 に形成されたパッドP3は、ここでは、層I
1 とI2 との間に配置された余分な柔軟な層IX に形成
され、従って、センサヘッド44内の全ての回路は、こ
こでは、より耐久性のある外層I1 及びI6 により保護
される。
【0032】第2の実施形態では、層I1 は、その他の
層よりも巾が広く、この層にはチャンネル63が形成さ
れ、ここに他の層が入れられる。第2の実施形態では、
センサヘッド44に形成された穴65及び67を通るボ
ルト(図示せず)により層が互いに機械的に保持され
る。
【0033】図9に示す波形サンプリング回路は、電流
及び電圧感知装置のBNC端子48及び52に生じたV
i 及びVV 信号の波形をサンプリングするのに使用され
る。この回路は、フーリエ変換機能において重み付けの
必要性を排除しそしてスペクトル分解能及び位相検出能
力を大巾に増大するコヒレントなサンプリング技術を使
用する。しかしながら、図9について説明する前に、図
7及び8を参照して、回路の動作原理を最初に説明す
る。
【0034】コヒレントなサンプリングにおいて、サン
プリング周波数fs は、次の式で表される。 fs =f(M/N) 但し、fは、サンプリングされる波形の基本周波数であ
り、そしてM及びNは、整数である。これは、波形の各
連続する全数N個のサイクルにおいて波形がM回サンプ
リングされることを意味する。
【0035】M及びNが共通の因数をもたない場合に
は、各Nサイクル周期(ここでは記録周期と称する)中
に全てのサンプルが波形に対して独特の位相にある。例
えば、図7は、f=2MHz、N=3及びM=10の場
合を示し、従って、fs =f.10/3=6.67MH
zである。図7において、サンプル1は、位相0°にお
いて波形を記録し、サンプル2は、位相108°におい
て波形を記録し、サンプル3は、位相216°において
波形を記録し、サンプル4は、位相324°において波
形を記録し、サンプル5は、位相72°において波形を
記録し、サンプル6は、位相180°において波形を記
録し、サンプル7は、位相288°において波形を記録
し、サンプル8は、位相36°において波形を記録し、
サンプル9は、位相144°において波形を記録し、サ
ンプル10は、位相252°において波形を記録し、サ
ンプル11は、位相0°において波形を記録し、そして
サンプル12は、位相108°において波形を記録す
る。
【0036】一般に、サンプルSは、次の位相において
波形を記録する。 rem360 〔(S−1)*108〕 但し、式remX 〔Y〕は、YをXで除算したときの残
余を意味する。各サンプルは、波形に沿って108°進
み、そしてM及びNは、共通の因数をもたないので、各
サンプルは、サンプル11(即ちM+1)までは異なる
位相となり、そこで、パターンが次の3(=N)サイク
ルの記録周期に対して繰り返されることに注意された
い。繰り返されるパターンの位相は、第1のパターンと
同じであり、従って、サンプル11がサンプル1に加算
されそしてメモリ位置m1に記憶された場合には、位相
0°における波形の平均値が、メモリ位置m1 の値を2
で除算したものに等しくなる。同様に、サンプル12が
サンプル2に加算されそしてメモリ位置m2 に記憶され
た場合には、位相108°における波形の平均値が、メ
モリ位置m2 の値を2で除算したものに等しくなり、そ
してサンプル13についても同様となる。
【0037】一般に、M個のメモリ位置m1 、m2 ・・
・mM があり、そしてS番目のサンプル値がメモリ位置
Q に入れられる。但し、Q=remM 〔S〕である。
これは、波形の同じ位相において得られたサンプルのみ
が同じメモリ位置に記憶されるよう保証する。記憶プロ
セスは、何千もの記録周期に対して累積的に継続するこ
とができ、従って、メモリ位置m1 ないしmM の各々
は、多数のサンプルの和を含むが、位相順ではない。次
いで、各々のサンプリングされた位相における波形の平
均値が、累積和をNaで除算することにより与えられ
る。但し、Naは、各メモリ位置に追加されるサンプル
の数の整数値である。
【0038】図7に示す特定の実施形態に戻ると、サン
プル周波数fs が、サンプリングされる波形の基本周波
数f(=2MHz)の10/3倍であるときには、サン
プリングにより発生される波形は、基本周波数を含む
が、0ないし3.33MHzのナイキスト周波数帯域内
で高調波(4MHz、6MHz、8MHz、10MHz
・・・)を再現するエイリアシングの影響により高調波
が悪化する。
【0039】しかしながら、連続するメモリ位置に、位
相の増加するランクでサンプル値が含まれるように、図
7の連続するサンプル値が不連続のメモリ位置に記憶さ
れる場合は、基本周波数の10倍の明らかなサンプリン
グレートで波形が再生され、そしてナイキスト限界は、
ここでは、N.fs /2となる。これは10MHzの有
効ナイキスト限界を与える。これが図8に示されてお
り、m1 、m8 、m5 、m2 、m9 、m6 、m3
10、m7 及びm4 が記憶装置における連続するメモリ
位置である。
【0040】ここに示す実施形態におけるコヒレントな
サンプリングに関連した主たる改善は、N及びMを適当
に選択することによりオペレータに適するように大きな
自由度でサンプリング周波数fs を選択できることであ
る。精度を確保するために、サンプリング周波数f
s は、サンプリングされる波形の基本周波数から周波数
の乗算及び除算により導出されるのが好ましい。
【0041】例えば、13.56MHz又はそれに近い
周波数で波形をサンプリングしようとする場合に、M=
33及びN=67の値を選択することができる。このと
き、サンプリング周波数は、6.67MHzとなる。こ
こで、波形の67サイクルの各記録周期に33個のサン
プルが33個のサンプルが捕獲され、各サンプルは、独
特の位相にある。有効ナイキスト周波数は、fs /2*
N、即ち446.9MHzであり、これは、上記の6
7.8MHzの所要アナログ帯域巾より充分上である。
コヒレントなサンプリングの解決策は、ウインドウ化の
問題を被らないので、コンバータのSNR比のみにより
限定される精度に対して最初の5つの高調波を抽出する
のに33個のサンプルで充分である。サンプル数が少な
いので高速フーリエ変換は不要であり、正確な積分(ル
ンゲ・クッタのような)を使用してフーリエサイン及び
コサイン積分を適当にプログラムされたPC(パーソナ
ルコンピュータ)において得ることができ、そこから、
電圧及び電流信号の振幅及び位相を得ることができる。
【0042】アナログ帯域巾が67.8MHzに限定さ
れ、そして6.67MHzのサンプリング周波数を使用
すると仮定すれば、SNRは、10ビットA/Dコンバ
ータに対して約50dBであり、そして必要な全記録サ
ンプリング時間は、約5μsに過ぎない。センサヘッド
44のようなIVプローブに基づくプラズマ測定は、数
ミリ秒ないし数秒の時間スケールで更新することを必要
とする。それ故、ここに示す迅速なコヒレントなサンプ
リング技術は、平均化技術を使用してSNRを改善する
機会を与えることができる。これは、必要なメモリ記憶
容量を低く維持し、且つデータをPCへ迅速にダウンロ
ードできるという効果を付加する。
【0043】上記原理に基づいてVi 及びVV 波形をサ
ンプリングする回路の実施形態を図9を参照して以下に
説明する。処理は、電圧Vi 及びVV の両方について本
質的に同じであるから、電圧VV の処理についてのみ説
明する。図9の説明では、N=67、M=33、及びN
a(各メモリ位置に累積的に記憶される同じ位相のサン
プルの数)=64と仮定する。
【0044】電圧VV は、プログラム可能な利得増幅器
70を経て各サンプル/ホールド及びアナログ/デジタ
ルコンバータ(ADC)71に送られる。このコンバー
タにおいて、VV 波形は、サンプリング周波数fs で決
定されたレートでサンプリングされそしてアナログ/デ
ジタル変換される。以下に述べるように、サンプリング
周波数は、VV 波形の基本周波数から導出される。各々
のサンプリングされた値は、10ビットワードとして、
24ビット加算器72の一方の入力へ送られ、この加算
器は、出力バッファ73及び入力バッファ74を有して
いる。回路の第1の実施形態においては、各バッファ7
3、74は、少なくともMワードのメモリを含み、各ワ
ードは、互いに加算されるNa個のサンプル値の累積結
果を記憶するのに充分な巾である。従って、Naが64
でありそして各サンプル値が10ビットワードである場
合には、バッファ73、74は、24ビット巾であるの
が好ましい。
【0045】加算器/バッファ回路は、次のように機能
する。一連のNa個の記録周期の始めに、バッファ73
及び74がクリアされる。サンプル値は、周波数fs
おいてADCにより出力される。各記録周期ごとに、入
力バッファ73のアドレスSの内容にサンプル値が加算
され、その結果が出力されて、出力バッファ74の対応
アドレスSに記憶される。次にサンプリングされる信号
値は、入力バッファ73の次のアドレスS+1に加算さ
れ、そして累積された結果が出力バッファ74の対応ア
ドレスS+1に記憶され、等々のように記録周期の終了
まで行われる。
【0046】各サンプル値ごとに、出力バッファ74の
アドレスSの内容は、入力バッファ73の対応アドレス
Sへ転送される。次の記録周期の始めに、入力及び出力
バッファのアドレスSは、0にリセットされ、従って、
記録周期における各サンプル値Snは、手前の記録周期
の対応するサンプル値に加算される。
【0047】又、各サンプル値に対し、出力バッファ7
4のアドレスの内容は、ルックアップテーブル77の内
容により決定されたデュアルアクセスメモリの2つのバ
ンク75、76の一方の対応アドレスへと転送される。
ここに示す実施形態では、メモリ75、76の2つのバ
ンクが使用される。一方のバンクは、累積される情報を
収集しそして記憶するのに使用され、そして他方のバン
クは、読み取りに使用できる。これらバンクは、一方が
いっぱいになると切り換えられる。これは、システムが
データを連続的に収集し、そしてSNRを最大にするこ
とができるようにする。デュアルアクセスメモリ75、
76へのアクセスが充分に高速の場合には、入力及び出
力バッファメモリ73、74を排除できることが明らか
である。この場合に、加算器72への入力は、デュアル
アクセスメモリ75、76の出力から直接取り出すこと
ができ、そして加算器の出力は、その後、デュアルアク
セスメモリ75、76の同じアドレスにフィードバック
される。
【0048】デュアルアクセスメモリ75、76を編成
する方法は多数ある。第1に、出力バッファ74に記憶
されるある記録周期のサンプル値は、デュアルアクセス
メモリ75、76におけるサイズMワードのバッファへ
転送される。デュアルアクセスメモリ75、76の1つ
のバッファは、1つおきの記録周期にオーバーライトさ
れ、従って、この場合、現在記録周期の累積値のみがメ
モリに記憶される。
【0049】或いは又、デュアルアクセスメモリ75、
76を各々サイズMワードの一連のバッファに分割する
こともできる。1つの記録周期から別の記録周期へと累
積されるサンプル値がデュアルアクセスメモリ75、7
6の各バッファに記憶され、従って、現在記憶周期の累
積サンプル値が記憶されるだけでなく、記録周期Aの累
積サンプル値と、その手前の記録周期A−1の累積サン
プル値との差が記録周期Aの実際のサンプル値を与え
る。
【0050】ある記録周期から別の記録周期へのサンプ
ル値の差は、あまり重要ではないことが明らかである。
しかしながら、多数の組の記録周期の累積信号値をデュ
アルアクセスメモリの各隣接バッファに記憶できること
も明らかである。ここに示す実施形態では、デュアルア
クセスメモリは、256ワードより成る。ここに示す例
では、各バッファは、64の記録周期にわたって平均化
された1組の33個のサンプルを含む。従って、64の
記録周期の累積値を各々記憶する7つの個別の組の累積
記録周期の結果を含む7つのバッファ(7*33=23
1<256)をデュアルアクセスメモリに記憶すること
ができる。
【0051】これらの累積値をPCにおいて平均化する
と、SNRの改善された信号が与えられ、これは、次の
式を用いて計算される。 SNRNa=50+20*Log(Sqr(Na)) 従って、Na=64個の平均では、SNR64=68dB
である。これは、135.6MHzの全ナイキスト周波
数において動作する12ビットコンバータに対し同様の
SNRを表す。平均の個数を64*256に増加するこ
とにより、必要なサンプルを読み取るのに要する時間
は、0.6秒となり、そしてSNRは、SNR64*256
92dBに改善される。
【0052】処理産業にとって重要なプラズマ処理環境
が変化するところの時間スケールは秒の程度であるの
で、現在、プロートタイプは、Na=64ないし163
84の範囲で任意に平均化を行うことができ、これは、
10ビットコンバータで68ないし92dBの範囲のS
NRを与える。これは、現状技術で考えられるSNRの
著しい改善をもたらす。
【0053】ここに示す実施形態では、サンプル値は、
それらが出力バッファ74に受け取られた順に記憶され
る。信号の正しい像を作り上げるためには、サンプルを
位相順に再編成することが必要である。サンプル値の再
編成は、PCにおいてソフトウェアで達成できるが、こ
こに示す実施形態では、ルックアップテーブル77を使
用して、サンプル値をデュアルアクセスメモリにおいて
位相順のシーケンスに向ける。ルックアップテーブル7
7の各ワードCS の内容は、S番目のサンプル値が記憶
されたデュアルアクセスメモリ75、76内のバッファ
のオフセットアドレスに対応する。ルックアップテーブ
ルは、N又はMが変化した場合にはPCにより更新され
る。あるアルゴリズムは、式φ(S)=rem
360 〔(S−1)*360*N/M〕を用いて記録周期
における各サンプルSの位相を含むアレーφを発生す
る。アレーφの内容は、次いで、それらの相対的な位相
順から減算される。従って、M=10及びN=3の例を
用いると、φの内容は、1、8、5、2、9、6、3、
10、7、4となる。次いで、アレーφは、ルックアッ
プテーブル77に書き込まれ、該テーブルは、各サンプ
ル値をデュアルアクセスメモリ75、76の適当なオフ
セットアドレスへとベクトル処理する。
【0054】信号VV 及びVi がサンプリングされる周
波数fs は、波形の基本周波数にロックされる。ここに
示す実施形態では、これは、ローパスフィルタ78を経
て信号VV をフィルタすることにより達成される。ここ
に示す実施形態では、フィルタ78のカットオフ周波数
は、15MHzに選択され、従って、7.5ないし15
MHzの基本周波数の高調波が除去される。フィルタさ
れた信号は、弁別器79、この場合には、マキシム・イ
ンテグレーテッド・プロダクトにより製造されたMAX
9686を経て送られ、デジタルパルス列が形成され
る。このパルス列は、位相固定ループ80、この場合に
は、インテグレーテッド・サーキッツ・システムズ社に
より製造されたAV9110を経て送られ、デジタルパ
ルス列におけるノイズ周波数変動がフィルタされる。位
相固定された信号は、シリアルにプログラムされた周波
数発生器81、この場合もAV9110を経て送られ、
これは、位相固定信号の周波数にMを乗算しそしてその
周波数をNで除算するようにPCによってプログラムさ
れる。これは、基本周波数の変動に関わりなく、Vi
びVV をコヒレントにサンプリングできるよう保証され
た周波数fs において出力クロックを与える。信号fs
は、次いで、サンプリングクロックを発生するADCに
送られると共に、ルックアップテーブル77に送られ
て、その内容を通してステップし、そしてサンプル値を
デュアルアクセスメモリへと正しくベクトル処理する。
【0055】ここに示す実施形態では、波形Vi 及びV
V の基本周波数が未知であることが明らかである。これ
は、位相固定ループ80の出力にカウンタを接続して、
所定時間周期におけるサイクル数をカウントし、ひいて
は、基本周波数の指示を与えることにより、容易に決定
することができる。以上、プラズマ環境におけるRF電
流及び電圧を測定して、プラズマ又はプラズマプロセス
を監視し、診断し又は制御するための同期式の位相固定
サンプリングシステムの使用について説明した。このシ
ステムの効果は、広範囲な周波数にわたってサンプリン
グ周波数を選択する一方、振幅及び位相の正確な値を測
定できることである。又、このシステムは、少数のメモ
リ位置を使用して結果を記憶することができる。同期特
性により、信号を平均化して、非常に大きな値のSNR
を比較的安価な設計で得ることができる。同期検出は、
漏洩や、ウインドウ化機能の必要性を伴わずに、正確な
フーリエ成分を確立できるようにする。
【0056】抵抗18は、VV 信号の位相ずれを形成す
るが、これは、サンプル値の処理中にPCにより整流さ
れることに注意されたい。特許請求の範囲内で上記実施
形態の変更が考えられる。例えば、センサヘッドは、プ
リント回路技術により積層体又は誘導性ループとして製
造される必要がない。更に、誘導性ループL1及びL2
は、図示されたように各々単一ターンのみで構成される
必要がなく、マルチターンコイルでもよい。又、ループ
L1及びL2は、直列に接続される必要もない。例え
ば、それらの出力が適当な処理回路に個々に取り出され
る場合には、個々の誘起電圧(V+VS )及び(V+V
S )の加算をそこで行うことができる。
【0057】更に、ループL1及びL2は、実質的に同
じアンペアターン数を有すると共にRF導体の電流通流
方向に直角な実質的に平行な軸を有する(好ましい実施
形態のループL1及びL2と同様に)のが効果的である
が、これも絶対的に必要というのではない。というの
は、ループのアンバランスや対称性からのずれは、適当
に設計された処理回路において、少なくともある程度は
補償できるからである。この点について、ループの軸
は、ループを通過する変動する磁界の磁界線に平行に配
向したときに、その磁界に対してループに最大の誘起電
圧を発生するような方向をループに対してもつ。又、本
発明の第2の実施形態において、層I1 及びI6 は、一
体的に形成することができ、従って、電圧破壊からの保
護性を向上できることも明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラズマチャンバの典型的なインピーダンスネ
ットワークを示す図である。
【図2】プラズマチャンバに供給されるRF電流及び電
圧を感知する公知技術を示す図である。
【図3】本発明による装置の第1の実施形態の分解斜視
図である。
【図4】図3のセンサヘッドの分解斜視図で、センサヘ
ッドを作り上げる種々のパターン化された層を示す図で
ある。
【図5】図4に示すパターン化された層の等寸ではない
概略側面図である。
【図6】センサヘッド内の誘導性ループが、センサヘッ
ドに配置された導電性パターンから作られて幾つかの層
を経て延びる状態を示す等寸ではない概略図である。
【図7】本発明の実施形態に使用される波形サンプリン
グの原理を示す波形図である。
【図8】本発明の実施形態に使用される波形サンプリン
グの原理を示す波形図である。
【図9】図7及び8の原理に基づいて動作する波形サン
プリング回路のブロック図である。
【図10】本発明による装置の第2の実施形態の分解斜
視図である。
【図11】図10のセンサヘッドの分解斜視図で、セン
サヘッドを作り上げる種々のパターン化された層を示す
図である。
【符号の説明】
30 導電性ストリップ 30a、30b 導電性ストリップの部分 32 スロット 34 ハウジング 34a ハウジングの上方部分 34b ハウジングの下方部分 36a 突起 36b チャンネル 40a、40b、40c 整列穴 42 スロット 44 センサヘッド 44a 上方クロスバー 44b 垂直の脚 46、50 出力端子 48 BNCコネクタ L1、L2 ループ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマに供給されるRF電流を感知す
    る装置において、プラズマに電流を供給するRF導体を
    備え、このRF導体は、その長さの一部分に沿って2つ
    の部分に分割され、各部分には実質的に等しい電流が流
    れるようにされ、更に、この導体の2つの部分間のギャ
    ップに挿入されるセンサデバイスを備え、このセンサデ
    バイスは、上記ギャップの各側に1つづつ配置された第
    1及び第2の誘導性ループを含み、RF導体に沿ってR
    F電流が流れるときには、そのRF電流により発生され
    る導体の周りの磁束がセンサデバイスに対して各々逆方
    向にループに結合し、これにより、電流方向に直角で、
    センサデバイスに対して同じ方向にループに結合する漂
    遊磁束は、RF電流により一方のループに誘起された電
    圧に加えられると共に、RF電流により他方のループの
    誘起された電圧から差し引かれる電圧を各々ループに誘
    起することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2のループは、実質的に
    同じアンペアターン数で、RF導体の電流方向に直角な
    実質的に平行な軸を有し、そして直列に接続され、これ
    により、RF導体に沿った電流により発生される磁束に
    よりループに誘起される電圧は加えられるが、センサデ
    バイスに対して同じ方向にループに結合する漂遊磁束に
    関してループに誘起された電圧は、打ち消される傾向と
    なる請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2のループの各々は、絶
    縁材料層の上に形成された導電性材料のパターンを含む
    請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記センサデバイスは、RF導体におけ
    る電流の方向に実質的に平行に配置された複数の絶縁材
    料層の積層構造体より成り、第1及び第2ループの各々
    は、絶縁層の各々の上に形成された導電性材料のパター
    ンより成り、これにより、ループは、各々の実質的に平
    行離間された平面に配置される請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記センサデバイスは、上記第1及び第
    2のループに実質的に直角で且つそれに直列に接続され
    た第3の誘導性ループを備え、RF導体に平行な漂遊磁
    束に関して第1、第2及び第3のループに誘起された電
    圧は、打ち消される傾向となる請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記センサデバイスは、更に、各々の絶
    縁層上に互いに整列して導電性材料の各領域により形成
    された対向離間された電極を有するキャパシタを含む請
    求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 上記キャパシタは、第1ループと第2ル
    ープとの間のRF導体のギャップに配置される請求項6
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】 上記キャパシタの一方の電極は、外側の
    絶縁層の1つの外面に形成され、そしてRF導体のギャ
    ップの縁にしっかりと機械的及び電気的に固定される請
    求項6に記載の装置。
  9. 【請求項9】 上記センサ装置は、更に、第1及び第2
    のループと整列してその両側において絶縁層の各々に形
    成された導電性材料の各領域より成るファラディシール
    ドを含む請求項4に記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記RF導体は、平らな導電性ストリ
    ップであり、そしてこのストリップの中央に電流の方向
    に延びるスロットを形成することにより分割され、セン
    サデバイスは、このスロットに挿入される請求項1に記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 波形の基本周波数をfとし、そして共
    通の因数をもたない整数をM及びNとすれば、サンプリ
    ング周波数fs =f(M/N)で波形をサンプリングす
    る手段を備えたことを特徴とする波形サンプリング回
    路。
  12. 【請求項12】 上記サンプリング周波数fs は、周波
    数の乗算及び除算により基本周波数fから導出される請
    求項11に記載の波形サンプリング回路。
  13. 【請求項13】 上記M及びNの値は、調整可能である
    請求項12に記載の波形サンプリング回路。
  14. 【請求項14】 M個のメモリ位置m1 ないしmM を有
    する記憶手段と、Q=remM 〔S〕とすれば、複数N
    aのサンプル値が各メモリ位置に記憶されるまで、S番
    目のサンプル値をメモリ位置mQ に累積的に記憶する手
    段とを備え、これにより、各サンプルされた位相におけ
    る波形の平均サンプル値は、各メモリ位置の累積和をN
    aで除算したもので与えられる請求項11に記載の波形
    サンプリング回路。
  15. 【請求項15】 連続するメモリ位置がサンプル値を位
    相順に含むように、連続するサンプル値が不連続のメモ
    リ位置に記憶される請求項14に記載の波形サンプリン
    グ回路。
JP10068190A 1997-03-19 1998-03-18 プラズマに供給されるrf電流を感知する装置及びこのような装置に使用する波形サンプリング回路 Pending JPH118095A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/820,914 US5808415A (en) 1997-03-19 1997-03-19 Apparatus for sensing RF current delivered to a plasma with two inductive loops
US08/820914 1997-03-19

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