JPH11801A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JPH11801A
JPH11801A JP15625497A JP15625497A JPH11801A JP H11801 A JPH11801 A JP H11801A JP 15625497 A JP15625497 A JP 15625497A JP 15625497 A JP15625497 A JP 15625497A JP H11801 A JPH11801 A JP H11801A
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spindle
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tool
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JP15625497A
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Shinji Arai
信治 荒井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの両端から貫通穴を形成する場合に加
工穴の同軸度や穴全体と端面との直角度に関して高精度
な加工を実現できる加工装置を提供する。 【解決手段】 基台T上に、直方体形状の主軸台5と、
主軸台5の対向する2側面に対向する2つの刃物台3を
設ける。この主軸台5を貫通する貫通穴の内部に、転が
り軸受け7を介して、円筒形状の主軸2をその軸を中心
に回転可能に設ける。主軸台5の内部に、主軸2の側面
に取り付けられた磁石2aと、主軸台5の貫通穴に設け
られたコイル5aから成るビルトインモータMを内蔵す
る。主軸2内の中空部の両端近傍に、ワーク1の両端を
保持可能なチャック6を設ける。刃物台3に、加工用の
工具であるバイト4を、主軸2の軸線と平行な方向に装
着する。バイト4を装着した刃物台3を、主軸2の軸に
直交する方向と主軸2の軸に平行な方向に移動可能に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する主軸に保
持されたワークを加工する加工装置に係り、特に、ワー
クの両端から工具を接触させることにより、貫通する長
穴を形成する加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、主軸にワークを取り付けて回
転させ、これに対して工具を接離させることによって加
工を行う旋盤は広く普及している。特に、近年では、制
御装置からの指令に応じて工具の送り、主軸回転数の変
換などの諸動作を自動的に行うNC旋盤の開発が進んで
いる。
【0003】ところで、通常、このような旋盤によって
ワークに貫通する長穴を形成する場合には、以下のよう
な手順がとられている。すなわち、駆動源によって回転
可能に設けられた主軸に対し、ワークの一端をチャック
などで取り付ける。そして、主軸の回転とともにワーク
を回転させ、主軸に取り付けられた端部とは反対側のワ
ーク端面に対して工具を接触させることにより、ワーク
内部の途中まで加工穴を形成する。次に、ワークを取り
外して反転し、初めに加工穴を形成した側のワークの端
部を主軸に取り付ける。そして、主軸とともに回転する
ワークの未加工の端面に対して工具を接触させることに
より、先に形成した加工穴の端部に達するまで切削し
て、ワーク内部を貫通する長穴を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような加工装置には以下のような問題があった。すなわ
ち、ワークの端部を主軸から取り外し、ワークを反転さ
せて取り付ける時には必ず取り付け誤差が生じる。この
ため、ワークに対して初めに一方の端部側から形成する
加工穴の軸と、その反転後に他方の端部側から形成する
加工穴の軸との間でずれが生じやすく、貫通した加工穴
に高い精度の同軸度を得ることが困難であった。特に、
円柱形状のワークに比べて、外形に角のあるブロック等
のワークにおいてはさらに取り付け誤差が生じやすく、
精度の高い取り付け換えを行うことは難しい。
【0005】これに対処するため、横型のマシニングセ
ンタに設けられた回転可能なパレットを利用する方法が
行われている。この方法は、パレット上にワークを取り
付けて、工具によってワークの一方の端部を加工した
後、パレットを180°回転させて工具に対してワーク
を反転させ、ワークの他方の端部を加工するという方法
である。かかる方法によれば、反転時における取り付け
換えの作業を行う必要がないので、取り付け誤差による
加工精度の低下を防止できる。
【0006】しかし、かかるパレットを利用する方法で
あっても、回転の割り出し誤差、軸の機械座標誤差、各
軸の幾何誤差のため、同軸度φ10μm以下の高精度を
得ることは困難である。また、このような誤差のため
に、穴全体と端面との直角度について高精度を得ること
も容易ではない。
【0007】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
ワークの両端から貫通穴を形成する場合に、加工穴の同
軸度や穴全体と端面との直角度に関して、高精度な加工
を実現できる加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、駆動手段により回転可能に且つワーク
を装着可能に設けられた主軸と、前記主軸の回転ととも
に回転するワークに接離してワークの端部の加工を行う
工具を備えた加工手段とを有する加工装置において、以
下のような技術的特徴を有する。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明は、前記主
軸を回転可能に支持する貫通穴が形成された主軸台を備
え、前記主軸には、その軸方向に貫通した中空部と、前
記中空部の内部にワークを保持するワーク保持手段とが
設けられ、前記ワーク保持手段に保持されたワークの両
端に対向する位置に、それぞれ前記加工手段が配設され
ていることを特徴とする。
【0010】以上のような請求項1記載の発明では、主
軸の中空部内にワーク保持手段によってワークを保持し
た状態で、ワークを取り付け換えたり、回転させたりす
ることなく、加工手段によってワークの両端を加工する
ことができる。従って、加工軸とワークの位置関係の変
化による同軸度、直角度の精度の低下が生じない。
【0011】請求項2記載の発明では、前記主軸を回転
可能に支持する貫通穴が形成された主軸台を備え、前記
主軸には、その軸方向に貫通した中空部が設けられ、前
記主軸の一端側における前記中空部の外部には、ワーク
を保持するワーク保持手段が設けられ、前記ワーク保持
手段に保持されたワークの両端に対向する位置に、それ
ぞれ前記加工手段が配設され、前記加工手段のうち、前
記ワーク保持手段と反対側に配設された加工手段の工具
は、前記主軸の中空部を通してワークを加工可能に設け
られていることを特徴とする。
【0012】以上のような請求項2記載の発明では、主
軸の中空部内に保持できない大きさや形状のワークであ
っても、主軸の一端に設けられたワーク保持手段によっ
てワークを保持した状態で、ワークの一端は一方の加工
手段の工具によって加工でき、ワークの他端は主軸の中
空部を通して他方の加工手段の工具によって加工でき
る。従って、ワークを取り付け換えたり、回転させたり
することなく、ワークの両端を加工することができ、加
工軸とワークの位置関係の変化による同軸度、直角度の
精度の低下が生じない。
【0013】請求項3記載の発明は、前記主軸は、第1
の主軸及び第2の主軸によって構成され、前記第1の主
軸を回転可能に支持する貫通穴が形成された主軸台と、
前記第2の主軸を回転可能に支持する貫通穴が形成さ
れ、前記主軸台との間でワークを挟持する方向に移動可
能に設けられた軸受けとが設けられ、前記第1の主軸及
び前記第2の主軸における互いに対向する端部に、ワー
クの一端を保持する第1のワーク保持手段と、ワークの
他端を保持する第2のワーク保持手段がそれぞれ設けら
れ、前記第1のワーク保持手段及び前記第2のワーク保
持手段に保持されたワークの両端に対向する位置に、そ
れぞれ前記加工手段が配設され、前記加工手段の工具
は、前記第1の主軸及び前記第2の主軸の中空部を通し
てワークを加工可能に設けられていることを特徴とす
る。
【0014】以上のような請求項3記載の発明では、一
端のみでは保持できない重量や大きさのワークであって
も、第1の主軸に設けられた第1のワーク保持手段と、
第2の主軸に設けられた第2のワーク保持手段によっ
て、ワークを両端から保持することができる。そして、
このように保持されたワークの一端は第1の主軸の中空
部を通して一方の加工手段の工具によって加工でき、ワ
ークの他端は第2の主軸の中空部を通して他方の加工手
段の工具によって加工できる。従って、ワークを取り付
け換えたり、回転させたりすることなく、ワークの両端
を加工することができ、加工軸とワークの位置関係の変
化による同軸度、直角度の精度の低下が生じない。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の加工装置において、前記主軸台は、
前記主軸のワーク保持手段にワークを保持した状態で、
基台に対して取り付け及び取り外し可能に設けられてい
ることを特徴とする。以上のような請求項4記載の発明
では、あらかじめ少なくとも二つの主軸台を準備し、そ
れぞれの主軸のワーク保持手段にワークを保持してお
く。そして、一方の主軸台を基台に対して取り付け、そ
のワークを加工手段によって加工した後、他方の主軸台
を基台に対して取り付け、そのワークを加工する。その
間、取り外した主軸台における先に加工したワークを、
新たな加工を行うワークに交換する。そして、他方の主
軸台のワークの加工後、その主軸台を基台から取り外
し、一方の新たなワークを保持した主軸台を基台に取り
付け、ワークの加工を行う。このように、二つの主軸台
の交換を繰り返すことによって、加工装置を連続して稼
働させることができる。
【0016】請求項5記載の発明は、前記主軸を回転可
能に支持する貫通穴が形成された主軸台を備え、前記主
軸台は、前記主軸の軸と垂直な方向を軸として回転可能
なパレット上に、取り付け及び取り外し可能に設けら
れ、前記主軸には、その軸方向に貫通した中空部と、前
記中空部の内部にワークを保持するワーク保持手段とが
設けられていることを特徴とする。
【0017】以上のような請求項5記載の発明では、主
軸台における主軸のワーク保持手段に保持されたワーク
の一端を、加工手段の工具によって加工した後、パレッ
トを回転して主軸台を加工手段に対して反転させ、ワー
クの他端を加工する。パレットを回転させても、ワーク
は主軸の内部に正確に保持されているので、ワーク1の
みを取り付け換える場合のような誤差が生じない。従っ
て、同軸度、直角度の精度の低下が生じない。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項5記載の加
工装置において、複数の前記主軸台が、前記パレット上
に取り付け及び取り外し可能に設けられていることを特
徴とする。以上のような請求項6記載の発明では、複数
の主軸台を取り付けたパレットを回転させることで、複
数のワークの両端の加工を取り付け換えなしに連続して
行うので、効率のよい加工を行うことができる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項5又は請求
項6記載の加工装置において、前記ワーク保持手段に保
持されたワークの一端に対向する位置に、1つの前記加
工手段が配設されていることを特徴とする。以上のよう
な請求項7記載の発明では、1つの加工手段のみで、ワ
ークの両端の加工を行うことができるので、装置の製造
コストを節約することができる。
【0020】請求項8記載の発明は、前記主軸を回転可
能に支持する貫通穴が形成された主軸台を備え、前記主
軸には、その軸方向に貫通した中空部と、前記中空部の
内部にワークを保持するワーク保持手段とが設けられ、
前記主軸台は基台上に取り付け及び取り外し可能に設け
られるとともに、前記主軸内にワークを保持したまま取
り外して、180°回転して再取り付け可能に設けら
れ、前記ワーク保持手段に保持されたワークの一端に対
向する位置に、前記加工手段が1つ配設されていること
を特徴とすることを特徴とする。
【0021】以上のような請求項8記載の発明では、主
軸台における主軸のワーク保持手段に保持されたワーク
の一端を、加工手段の工具によって加工した後、主軸台
を取り外して180°回転して加工手段に対して反転さ
せ、ワークの他端を加工する。主軸台を回転させて取り
付け換えても、ワークは主軸の内部に正確に保持されて
いるので、ワークのみを取り付け換える場合のような誤
差が生じない。従って、同軸度、直角度の精度の低下が
生じない。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれか1項に記載の加工装置において、前記加工手段に
おけるワークに接触する工具は、切削工具及び回転砥石
の少なくとも一方であることを特徴とする。以上のよう
な請求項9記載の発明では、ワークに対して切削工具に
よる加工を行うとともに、回転砥石によって表面粗さ及
び寸法精度を向上させることができる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項1〜9の
いずれか1項に記載の加工装置において、前記主軸の回
転及び前記加工手段の移動は、数値制御装置によって制
御可能に設けられていることを特徴とする。以上のよう
な請求項10記載の発明では、数値制御装置によってワ
ークの加工を自動的に行うことができるので、加工効率
の向上と省力化を実現できる。
【0024】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
のいずれか1項に記載の加工装置において、前記加工手
段における工具を、自動で交換する自動工具交換装置を
備えたことを特徴とする。以上のような請求項11記載
の発明では、工具交換を自動で行うことができるので、
自動加工におけるより一層の時間短縮、省力化を実現で
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下に説明する。
【0026】(1)第1の実施の形態 請求項1記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図
1〜図3を参照して以下に説明する。なお、請求項1記
載の駆動手段はビルトインモータ、工具はバイト、加工
手段は刃物台、ワーク保持手段はチャックである。
【0027】すなわち、本実施の形態は、基台T上に固
定された直方体形状の主軸台5と、主軸台5の対向する
2側面に対向する位置に設けられた2つの刃物台3によ
って構成されている。この主軸台5には、図2に示すよ
うに、その内部を貫通する貫通穴が形成されている。こ
の貫通穴の内部には、転がり軸受け7を介して、円筒形
状の主軸2がその軸を中心に回転可能に設けられてい
る。主軸台5には、図3に示すように、主軸2の回転の
駆動源として、主軸2の側面に取り付けられた磁石2a
と、主軸台5の貫通穴に設けられたコイル5aから成る
ビルトインモータMが内蔵されている。
【0028】そして、主軸2内の中空部には、その両端
近傍にチャック6が設けられている。このチャック6
は、主軸2内の中空部に挿入されたワーク1の両端を、
保持可能に設けられている。また、主軸台5の両側に配
置された刃物台3には、加工用の工具であるバイト4
が、主軸2の軸線と平行な方向に装着されている。この
バイト4を装着した刃物台3は、主軸2の軸に直交する
方向(図中X方向)と主軸2の軸に平行な方向(図中Z
方向)に移動可能に設けられている。
【0029】以上のような構成の本実施の形態の作用は
以下の通りである。すなわち、ワーク1を主軸2内に挿
入してチャック6によって保持する。そして、ビルトイ
ンモータMを作動することによって主軸2を回転する
と、これとともにワーク1が回転する。このように回転
するワーク1の両端に対して、2つの刃物台3を移動し
てバイト4を接触させることによって、ワーク1の両端
から貫通穴を形成し、端面加工を行う。
【0030】以上のような本実施の形態によれば、加工
途中でワーク1を反転のために取り付け換えたりするこ
となく、ワーク1の両端面から加工を行うことができる
ので、ワーク1とバイト4との軸の位置関係に誤差が生
じることがない。従って、刃物台5がさほど高精度のも
のでなくとも、穴の同軸度、さらに穴全体と端面との直
角度に誤差が生じることがなく、常に高精度の加工を実
現できる。特に、外形が円柱形状でないブロック等のワ
ーク1であっても、取り付け換えによるずれが生じない
ので、加工穴に高い精度の同軸度を得ることができる。
【0031】(2)第2の実施の形態 請求項2記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図
4を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形態
は、基本的な構成は上記第1の実施の形態と同様である
が、ワーク1を保持するためのチャック9が第1の実施
の形態と異なっている。つまり、ワーク1を保持するチ
ャック9は、主軸2における中空部の外の一端に設けら
れている。このチャック9は、主軸2の中空部内に全体
を挿入保持することができない大きさ若しくは形状のワ
ーク8の一端を、保持可能な形状を有している。
【0032】以上のような構成の本実施の形態の作用は
以下の通りである。すなわち、主軸2内に挿入できない
ワーク8の一端を、チャック9によって主軸2の一端に
保持する。そして、このワーク8を主軸2とともに回転
させながら、バイト4によって加工する。このとき、ワ
ーク8における一方の端面(図4中の右側)は、一方の
刃物台5のバイト4によって加工する。また、ワーク8
における他方の端面(図4中の左側)は、他方の刃物台
5のバイト4を主軸2の中空部を通して加工する。
【0033】以上のような本実施の形態によれば、主軸
2の中空部内に収まらないワーク8であっても、主軸2
の端部におけるチャック9によって保持し、その両端の
加工を行うことができるので、第1の実施の形態と同様
に、穴の同軸度、穴全体と端面との直角度に誤差が生じ
ることがなく、常に高精度の加工を実現できる。
【0034】(3)第3の実施の形態 請求項3記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図
5及び図6を参照して以下に説明する。なお、請求項3
記載の第1の主軸は主軸2、第2の主軸は主軸14、第
1の保持手段はチャック12、第2の保持手段はチャッ
ク13とする。
【0035】すなわち、本実施の形態は、図5に示すよ
うに、主軸台15に対向する位置に、その軸方向に移動
可能に設けられた軸受け11が設けられている。主軸台
15及び軸受け11には、図6に示すように、同軸の貫
通穴が形成されている。これらの主軸台15及び軸受け
11の貫通穴には、上記の実施の形態と同様に、それぞ
れ円筒形状の主軸2,14が転がり軸受け7を介して回
転可能に設けられている。
【0036】そして、主軸2,14における対向する端
部には、それぞれチャック12,13が設けられてい
る。このチャック12,13は、主軸2の中空部には挿
入できず、一端のみでは支持できない大きさ、形状及び
重量のワーク10の両端を保持可能な形状を有してい
る。なお、主軸台15内のビルトインモータMを駆動源
として主軸2が回転する点や、主軸台15及び軸受け1
1を挟んで対向する位置に刃物台3が設けられている点
は,上記の第1の実施の形態と同様の構成である。
【0037】以上のような構成の本実施の形態の作用は
以下の通りである。すなわち、主軸台15の主軸2に挿
入できないワーク10の一端を、主軸2のチャック12
によって保持する。そして、軸受け11を、主軸2,1
4との同軸を保ったままワーク10側にスライド移動さ
せて、主軸14のチャック13によって、ワーク10の
他端を保持する。このように保持されたワーク10を、
主軸2及び主軸14とともに回転させながら、バイト4
によって加工する。このとき、ワーク10における一方
の端面(図4中の左側)は、一方の刃物台5のバイト4
を主軸2の中空部分を通して加工し、ワーク10におけ
る他方の端面(図4中の右側)は、他方の刃物台5のバ
イト4を主軸14の中空部分を通して加工する。
【0038】以上のような本実施の形態によれば、主軸
2の中空部に収まらず、一方の端部だけでは支えられな
い大きさや重量のワーク10であっても、その両端から
チャック12、13によって支えて加工することができ
るので、第1の実施の形態と同様に、穴の同軸度、穴全
体と端面との直角度に誤差が生じることがなく、常に高
精度の加工を実現できる。さらに、両端を保持した状態
でワーク10を回転させるので、ワーク10の回転が安
定し、加工製品の品質の安定性、作業の安全性等に関し
てより信頼性の高い装置を構成することができる。
【0039】(4)第4の実施の形態 請求項4記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図
7を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形態
においては、第1の実施の形態と同様の構成の主軸台5
が、基台Tに取り付け及び取り外し可能に設けられてい
る。そして、主軸台5と同様の構成を有し、他のワーク
18を装着した主軸台18が、主軸台5と同位置に取り
付け及び取り外し可能に設けられている。これらの2台
の主軸台5,18は、基台Tに対して交互に交換して取
り付け可能となるように構成されている。なお、主軸台
15を挟んで対向する位置に刃物台3が設けられている
点は,上記の第1の実施の形態と同様の構成である。
【0040】以上のような構成を有する本実施の形態の
作用は以下の通りである。すなわち、あらかじめ基台T
に取り付けた一方の主軸台5とは別に、他のワーク18
を主軸2内に装着した主軸台16を準備しておく。そし
て、主軸台5の主軸2内に保持されたワーク1の両端
を、バイト4によって加工する。加工後、主軸5を外し
て他方の主軸台16を取り付けて、その主軸2内に保持
されたワーク18の両端を、バイト4によって加工す
る。
【0041】この加工中に、主軸台5の主軸2内のワー
ク1を付け換える。さらに、主軸台16のワーク18の
加工終了後、主軸台16を取り外して、新たなワーク1
を装着した主軸台5を再び基台Tに取り付ける。その後
も、以上のような二つの主軸台5,16の交換を繰り返
して、ワーク1,18の加工を行う。
【0042】以上のような本実施の形態によれば、加工
装置を連続して稼働させることができるので、効率よく
大量の製品加工を行うことができる。また、それぞれの
ワーク1,18は反転のために取り付け換えたりする必
要なくその両端を加工できるので、加工軸の精度は、上
記の実施の形態と同様に維持され、穴の同軸度、穴全体
と端面との直角度に関する加工精度は低下することはな
い。
【0043】(5)第5の実施の形態 請求項5記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図
8を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形態
においては、基台T上における刃物台3に隣接してパレ
ット19が回転可能に設けられている。このパレット1
9上には、主軸台5が取り付けられている。かかる主軸
台5は、上記の第1の実施の形態と同様の構成を有して
いる。
【0044】このような主軸台5の一方の側面に対向す
る位置には、刃物台3が設けられている。この刃物台3
には、主軸台5における主軸2の軸線と平行な方向に、
バイト4が装着されている。そして、刃物台3は、主軸
2の軸線と直交する方向(図中X方向)及び平行な方向
(図中Z方向)に移動可能に設けられている。
【0045】以上のような構成を有する本実施の形態の
作用は以下の通りである。すなわち、ワーク1を主軸台
5に挿入してチャック6によって保持する。そして、主
軸台5の主軸2を回転することによりワーク1を回転
し、このワーク1の一端に対して刃物台3を移動してバ
イト4を接触させることによって加工を行う。次に、パ
レット19を180°回転することにより、主軸台5に
装着されたワーク1の他端をバイト4に対向させ、上記
と同様に加工する。
【0046】以上のような本実施の形態によれば、パレ
ット19を回転しても、ワーク1は主軸2の内部に正確
に装着されているので、加工軸の変動はなく、ワーク1
のみを取り付け換えて反転させる場合のような誤差が生
じない。従って、穴の同軸度、穴全体と端面の直角度の
精度を維持して、ワーク1の両端の加工することができ
る。
【0047】また、ワーク1の両端の加工を取り付け換
えなしに連続して行うので、効率のよい加工を行うこと
ができる。さらに、一つの刃物台3によって加工を行う
ことができるので、装置の製造コストを節約することが
できる。
【0048】(6)第6の実施の形態 請求項6及び請求項7記載の発明に対応する一つの実施
の形態を、図9を参照して以下に説明する。すなわち、
本実施の形態においては、横型マシニングセンタ22の
パレット19が、図7中のB軸を中心に回転可能に設け
られている。このパレット19上には、2台の主軸台5
が、B軸を挟んでB軸に直交する水平線上に並べて取り
付けられている。かかる主軸台5は、それぞれ上記の第
1の実施の形態と同様の構成を有し、その内部の主軸2
が互いに平行となるように配置されている。
【0049】このような主軸台5の一端に対向する位置
には、刃物台23が設けられている。この刃物台23の
主軸20には、主軸台5における主軸2の軸線と平行な
方向に、バイト21が装着されている。そして、刃物台
23は、主軸2の軸線と直交する方向(図中X方向)及
び平行な方向(図中Z方向)に移動可能に設けられてい
る。
【0050】以上のような構成を有する本実施の形態の
作用は以下の通りである。すなわち、ワーク1を2台の
主軸台5のそれぞれに挿入してチャック6によって支持
する。そして、一方の主軸台5の主軸2を回転すること
により、ワーク1を回転し、このワーク1に対して刃物
台23をZ方向に移動してバイト21によって加工を行
う。
【0051】次に、刃物台23をX方向に移動して、バ
イト21を他方の主軸台5に対向させる。そして、他方
の主軸台5の主軸2を回転してワーク1を回転し、この
ワーク1に対して刃物台23をZ方向に移動してバイト
21によって加工を行う。さらに、パレット19をB軸
を中心に180°回転することにより、それぞれの主軸
台5に装着されたワーク1の他端を、上記と同様に加工
する。
【0052】以上のような本実施の形態によれば、パレ
ット19を回転しても、ワーク1は主軸2の内部に正確
に装着されているので、加工軸の変動はなく、ワーク1
のみを取り付け換えて反転させる場合のような誤差が生
じない。従って、穴の同軸度、穴全体と端面の直角度の
精度を維持して、ワーク1の両端の加工することができ
る。
【0053】また、複数の主軸台5を取り付けたマシニ
ングセンタ22のパレット19を回転させることで、複
数のワーク1の両端の加工を取り付け換えなしに連続し
て行うので、大量の製品を効率よく加工することができ
る。さらに、一つの刃物台23によって加工を行うこと
ができるので、装置の製造コストを節約することができ
る。
【0054】(7)第7の実施の形態 請求項7記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図
10に従って以下に説明する。すなわち、本実施の形態
においては、上記の第1の実施の形態と同様の構成の主
軸台5が、基台Tに取り付け及び取り外し可能に設けら
れている。この主軸台5は、基台Tから取り外して、1
80°回転した状態で再び取り付けることが可能となる
ように構成されている。
【0055】そして、基台Tに取り付けられた主軸台5
の一端に対向する位置には、刃物台3が設けられてい
る。刃物台3には、主軸台5における主軸2の軸線と平
行な方向に、バイト4が取り付けられている。この刃物
台3は、主軸2の軸線と直交する方向(図中X方向)及
び平行な方向(図中Z方向)に移動可能に設けられてい
る。
【0056】以上のような本実施の形態の作用は以下の
通りである。すなわち、ワーク1を主軸台5に挿入して
チャック6によって支持する。この主軸台5を基台Tに
取り付け、主軸台5の主軸2を回転することによりワー
ク1を回転し、このワーク1の一端に対して刃物台2を
移動してバイト4によって加工を行う。次に、主軸台5
を取り外して180°回転した状態で再び基台Tに取り
付ける。そして、主軸台5に装着されたワーク1の他端
を、上記と同様に加工する。
【0057】以上のような本実施の形態によれば、主軸
台5を180°回転させて取り付け換えても、ワーク1
は主軸2の内部に正確に装着されているので、加工軸の
変動はほとんどなく、ワーク1のみを取り付け換える場
合のような誤差が生じない。従って、穴の同軸度、穴全
体と端面の直角度の精度を維持して、ワーク1の両端の
加工を行うことができる。
【0058】また、回転するパレット等を設ける必要が
ないので、構造が単純化するとともに、一つの刃物台3
によって加工を行うことができるので、装置の製造コス
トを大幅に低減することができる。
【0059】(8)他の実施の形態 本発明は上記のような実施の形態に限定されるものでは
なく、以下のような実施の形態も構成可能である。すな
わち、請求項4記載の発明に対応する実施の形態とし
て、上記の各実施の形態における刃物台に対して、バイ
トとともに回転砥石を取り付けることによって、バイト
によって能率良く穴及び端面を加工し、回転砥石によっ
て表面粗さ及び寸法精度を向上させることができる。
【0060】また、請求項10記載の発明に対応する実
施の形態として、上記の各実施の形態における刃物台の
移動、主軸の回転等の駆動部の動作を、NC制御装置に
よる数値制御とすることにより、自動的な加工を行うこ
とが可能となる。これにより、加工効率の向上と省力化
を実現できる。
【0061】また、請求項11記載の発明に対応する実
施の形態として、刃物台に取り付けるバイト等の工具
を、自動工具交換装置によって交換可能な構成とし、自
動加工の時間をさらに短縮し、省力化を実現することが
できる。
【0062】さらに、上記の各実施の形態における主軸
の回転のための駆動源は、図3に示したビルトインモー
タMに限定されるものではない。例えば、図11及び図
12に示すように、通常のモータ24のシャフトに設け
られたギア24aと、主軸2の周囲に設けられたギア2
bによって、主軸2を回転させる構成とすることも可能
である。また、モータの駆動をベルトによって主軸に伝
え、主軸を回転させる構成とすることも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークの両端から貫通穴を形成する場合に、加工穴の同
軸度や穴全体と端面との直角度に関して、高精度な加工
を実現できる加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工装置の第1の実施の形態を示す斜
視図である。
【図2】図1の実施の形態における主軸台の内部構造を
示す縦断面図である。
【図3】図1の実施の形態におけるビルトインモータの
構成を示す縦断面図である。
【図4】本発明の加工装置の第2の実施の形態における
主軸台の内部構造を示す縦断面図である。
【図5】本発明の加工装置の第3の実施の形態における
主軸台及び軸受けを示す側面図である。
【図6】図5の実施の形態における主軸台及び軸受けの
内部構造を示す縦断面図である。
【図7】本発明の加工装置の第4の実施の形態を示す斜
視図である。
【図8】本発明の加工装置の第5の実施の形態を示す斜
視図である。
【図9】本発明の加工装置の第6の実施の形態を示す斜
視図である。
【図10】本発明の加工装置の第7の実施の形態を示す
斜視図である。
【図11】本発明の他の実施の形態における主軸の回転
構造を示す一部透視斜視図である。
【図12】本発明の他の実施の形態における主軸の回転
構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,8,10,18…ワーク 2,14…主軸 2a…磁石 2b,24a…ギア 3,23…刃物台 4,21…バイト 5,15,16…主軸台 5a…コイル 6,9,12,13…チャック 7…転がり軸受け 11…軸受け 19…パレット 22…マシニングセンタ 24…モータ T…基台 M…ビルトインモータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段により回転可能に且つワークを
    装着可能に設けられた主軸と、前記主軸の回転とともに
    回転するワークに接離してワークの端部の加工を行う工
    具を備えた加工手段とを有する加工装置において、 前記主軸を回転可能に支持する貫通穴が形成された主軸
    台を備え、 前記主軸には、その軸方向に貫通した中空部と、前記中
    空部の内部にワークを保持するワーク保持手段とが設け
    られ、 前記ワーク保持手段に保持されたワークの両端に対向す
    る位置に、それぞれ前記加工手段が配設されていること
    を特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段により回転可能に且つワークを
    装着可能に設けられた主軸と、前記主軸の回転とともに
    回転するワークに接離してワークの端部の加工を行う工
    具を備えた加工手段とを有する加工装置において、 前記主軸を回転可能に支持する貫通穴が形成された主軸
    台を備え、 前記主軸には、その軸方向に貫通した中空部が設けら
    れ、 前記主軸の一端側における前記中空部の外部には、ワー
    クを保持するワーク保持手段が設けられ、 前記ワーク保持手段に保持されたワークの両端に対向す
    る位置に、それぞれ前記加工手段が配設され、 前記加工手段のうち、前記ワーク保持手段と反対側に配
    設された加工手段の工具は、前記主軸の中空部を通して
    ワークを加工可能に設けられていることを特徴とする加
    工装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段により回転可能に且つワークを
    装着可能に設けられた主軸と、前記主軸の回転とともに
    回転するワークに接離してワークの端部の加工を行う工
    具を備えた加工手段とを有する加工装置において、 前記主軸は、第1の主軸及び第2の主軸によって構成さ
    れ、 前記第1の主軸を回転可能に支持する貫通穴が形成され
    た主軸台と、前記第2の主軸を回転可能に支持する貫通
    穴が形成され、前記主軸台との間でワークを挟持する方
    向に移動可能に設けられた軸受けとが設けられ、 前記第1の主軸及び前記第2の主軸における互いに対向
    する端部に、ワークの一端を保持する第1のワーク保持
    手段と、ワークの他端を保持する第2のワーク保持手段
    がそれぞれ設けられ、 前記第1のワーク保持手段及び前記第2のワーク保持手
    段に保持されたワークの両端に対向する位置に、それぞ
    れ前記加工手段が配設され、 前記加工手段の工具は、前記第1の主軸及び前記第2の
    主軸の中空部を通してワークを加工可能に設けられてい
    ることを特徴とする加工装置。
  4. 【請求項4】 前記主軸台は、前記主軸のワーク保持手
    段にワークを保持した状態で、基台に対して取り付け及
    び取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の加工装置。
  5. 【請求項5】 駆動手段により回転可能に且つワークを
    装着可能に設けられた主軸と、前記主軸の回転とともに
    回転するワークに接離してワークの端部の加工を行う加
    工具を備えた加工手段とを有する加工装置において、 前記主軸を回転可能に支持する貫通穴が形成された主軸
    台を備え、 前記主軸台は、前記主軸の軸と垂直な方向を軸として回
    転可能なパレット上に、取り付け及び取り外し可能に設
    けられ、 前記主軸には、その軸方向に貫通した中空部と、前記中
    空部の内部にワークを保持するワーク保持手段とが設け
    られていることを特徴とする加工装置。
  6. 【請求項6】 複数の前記主軸台が、前記パレット上に
    取り付け及び取り外し可能に設けられていることを特徴
    とする請求項5記載の加工装置。
  7. 【請求項7】 前記ワーク保持手段に保持されたワーク
    の一端に対向する位置に、1つの前記加工手段が配設さ
    れていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の
    加工装置。
  8. 【請求項8】 駆動手段により回転可能に且つワークを
    装着可能に設けられた主軸と、前記主軸の回転とともに
    回転するワークに接離してワークの端部の加工を行う加
    工具を備えた加工手段とを有する加工装置において、 前記主軸を回転可能に支持する貫通穴が形成された主軸
    台を備え、 前記主軸には、その軸方向に貫通した中空部と、前記中
    空部の内部にワークを保持するワーク保持手段とが設け
    られ、 前記主軸台は基台上に取り付け及び取り外し可能に設け
    られるとともに、前記主軸内にワークを保持したまま取
    り外して、180°回転して再取り付け可能に設けら
    れ、 前記ワーク保持手段に保持されたワークの一端に対向す
    る位置に、前記加工手段が1つ配設されていることを特
    徴とすることを特徴とする加工装置。
  9. 【請求項9】 前記加工手段におけるワークに接触する
    工具は、切削工具及び回転砥石の少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    加工装置。
  10. 【請求項10】 前記主軸の回転及び前記加工手段の移
    動は、数値制御装置によって制御可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    加工装置。
  11. 【請求項11】 前記加工手段における工具を、自動で
    交換する自動工具交換装置を備えたことを特徴とする請
    求項1〜10のいずれか1項に記載の加工装置。
JP15625497A 1997-06-13 1997-06-13 加工装置 Pending JPH11801A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186206A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sankyo Mfg Co Ltd 旋盤用主軸ユニット、及び、旋盤装置
CN109894631A (zh) * 2019-04-01 2019-06-18 窦美霞 电机壳体的数控双面车床

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JP2005186206A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sankyo Mfg Co Ltd 旋盤用主軸ユニット、及び、旋盤装置
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