JPH1179926A - 医科・歯科用硬化性組成物 - Google Patents

医科・歯科用硬化性組成物

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JPH1179926A
JPH1179926A JP9238581A JP23858197A JPH1179926A JP H1179926 A JPH1179926 A JP H1179926A JP 9238581 A JP9238581 A JP 9238581A JP 23858197 A JP23858197 A JP 23858197A JP H1179926 A JPH1179926 A JP H1179926A
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acid
medical
water
dental
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JP9238581A
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Kiyomi Fuchigami
清実 渕上
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Shofu Inc
Original Assignee
Shofu Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い靭性を有し、低分子モノマーの溶出がな
いか、又は極力抑制された生体硬組織接着性を有する、
操作性の高い医科・歯科用硬化性組成物を提供する。 【解決手段】 ポリビニルアルコールを基本骨格としエ
チレン性不飽和基を側鎖にもつ架橋性水溶性ポリマーを
含有する医科・歯科用硬化性組成物。上記架橋性水溶性
ポリマー、酸反応性無機粉末および水を含むペースト
(A)およびポリカルボン酸、有機酸、水および任意成
分として酸非反応性充填材を含むペースト(B)とから
なり、レドックス重合開始剤の酸化剤と還元剤とが上記
(A)と(B)とに分かれて含まれる二液性医科・歯科
用硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医科・歯科の分野
において用いられる新規な医科・歯科用硬化性組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】医科・歯科の分野において骨欠損部への
充填材、歯科補綴物等の合着では従来よりリン酸亜鉛セ
メント、カルボキシレートセメント、グラスアイオノマ
ーセメント及びレジンセメントが用いられてきた。最近
まではレジンセメント等樹脂を基本とする修復材料はリ
ン酸亜鉛セメント及びカルボキシレートセメントと比較
し一般的に高い靭性を持つために、広く医学・歯学の分
野において利用されていた。
【0003】しかし、これらのレジンセメント等樹脂を
基本とする生体接着充填材料は2−HEMA等の低分子
のエチレン性不飽和基含有モノマーを有し、硬化後にお
いても残留する未反応の低分子モノマーが溶出し、生体
組織に対し多大な影響を与えると報告されている。また
この様な低分子のエチレン性不飽和基含有モノマーを含
有しない材料として、先に述べたカルボキシレートセメ
ント、グラスアイオノマーセメントが従来より使用され
ているが、これらの材料はその硬化体がかなり高い脆性
を示すため使用部位が限定されていた。
【0004】これらの問題を回避するため、それらの成
分に水溶性低分子のエチレン性不飽和基含有モノマー及
び重合開始剤を含有させた光重合性グラスアイオノマー
セメントの開発も報告されているが、先ほど記載したよ
うに、硬化後においても残留する未反応の低分子モノマ
ーが溶出し、生体組織に対し多大な影響を与えると報告
されている。
【0005】さらに、特開昭62−149715号公報
等においては、酸基及び/またはその反応性誘導体基を
含む重合可能な不飽和モノマー及び/またはオリゴマー
及び/またはプレポリマーが報告されているが、一分子
中に酸基及びエチレン性不飽和基を含有するモノマーを
用いたとしても、硬化体からの未反応の低分子モノマー
の溶出は防げず、また、一分子中に酸基及びエチレン性
不飽和基を含有するプレポリマーを用いたとしても、そ
のエチレン性不飽和基の反応性及び水溶性にするための
グラフト化率の関係上、そのセメント組成物中には2−
HEMA、Bis−GMA等の低分子モノマーの多量の
添加が不可欠であった。
【0006】特開平4−173713号公報には、ガラ
ス粉末、水溶性ポリマーおよび水を含有するペーストと
ポリカルボン酸水溶液からなる作業性の改良された歯科
用グラスアイオノマーセメント組成物が開示されてい
る。しかしこの組成物から得られた硬化セメントは機械
的特性が十分ではない。
【0007】この様に従来の技術においては高い靭性を
有し、低分子モノマーの溶出のない、且つ操作性の良い
セメント組成物を得ることは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は高い靭
性を有し、低分子モノマーの溶出がないか、又は極力抑
制された生体硬組織接着性を有する、操作性に優れた医
科・歯科用硬化性組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリビニルア
ルコールを基本骨格としエチレン性不飽和基を側鎖にも
つ架橋性水溶性ポリマーを含有する医科・歯科用硬化性
組成物に関する。詳しくは、本発明は、ポリビニルアル
コールを基本骨格としエチレン性不飽和基を少なくとも
一つ以上側鎖にもつ架橋性水溶性ポリマー、酸反応性無
機粉末、重合開始剤、ポリカルボン酸、有機酸および水
を含有する医科・歯科用硬化性組成物に関する。
【0010】ひとつの態様として、本発明は、ポリビニ
ルアルコールを基本骨格としエチレン性不飽和基を少な
くとも一つ以上側鎖にもつ架橋性水溶性ポリマー、、酸
反応性無機粉末および水を含むペースト(A)およびポ
リカルボン酸、有機酸、水および任意成分として酸非反
応性充填材を含むペースト(B)とからなり、レドック
ス重合開始剤の酸化剤と還元剤とが上記(A)と(B)
とに分かれて含まれる二液性医科・歯科用硬化性組成物
に関する。本発明において硬化性組成物とは具体的には
セメント組成物、印象材、接着剤、プライマー、コンポ
ジットレジン、人工歯、義歯、床用材料および医科歯科
用補綴材料等を含む。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリビニルア
ルコールを基本骨格としエチレン性不飽和基を少なくと
も一つ以上側鎖にもつ架橋性水溶性ポリマー(以下、架
橋性水溶性ポリマーという)は、水系において良好なラ
ジカル重合性を示すオリゴマーまたはポリマーである。
【0012】本発明の架橋性水溶性ポリマーは非酸性で
なければならない。酸性基を有する場合は酸反応性無機
粉末と反応して、酸反応性無機粉末を消費し、また酸反
応性無機粉末との反応生成物がペースト中に生成し、ペ
ーストがゲル化合する。したがって、本架橋性水溶性ポ
リマーは、その調製工程では、ポリビニルアルコール成
分、即ち酢酸ビニルとの共重合成分としてカルボキシル
基を有するモノマーを用いる場合であっても、含有する
カルボキシル基のほとんどすべてはエチレン性不飽和基
を有するグラフト成分と反応付加することによってグラ
フトされて消費されていなければならない。また、これ
らの架橋性水溶性ポリマーの分子量は、一般に1,00
0から500,000の範囲が好ましく、特に、2,50
0から100,000の範囲が好ましい。
【0013】ポリビニルアルコールを基本骨格とするポ
リマーにエチレン性不飽和基を側鎖として導入して架橋
性水溶性ポリマーとするためには、代表的な方法とし
て、ポリビニルアルコール成分である酢酸ビニルに共重
合モノマーとして官能基を有するモノマーを用いて共重
合体を重合し、ケン化した後これを基本骨格ポリマーと
して、この官能基にエチレン性不飽和基を有する化合物
を付加する方法である。このような官能基としては、カ
ルボキシル基、水酸基、リン酸基、酸無水物基、アミノ
基、アミド基、エポキシ基等を用いることができるが、
最も好ましい官能基はカルボキシル基である。上記基本
骨格ポリマーにおいてアクリル酸の一部または全部がア
クリル酸以外のモノマー、例えばメタクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、4−AET、4−META等の少な
くとも1個以上のカルボキシル基を有するビニル重合性
モノマーであってもよい。これらはラジカル重合性であ
ればよく、カルボキシル基が塩または酸無水物の形で酢
酸ビニルと共重合させてもよい。また、この共重合にお
いては少なくとも1種類はカルボキシル基を有するモノ
マーを含む3種類以上のラジカル重合性モノマー類を共
重合させても何ら問題ない。
【0014】本発明の硬化性組成物中、架橋性水溶性ポ
リマーの割合は1〜70重量%、好ましくは5〜50重
量%、特に好ましくは20〜30重量%である。70重
量%より多くなると粘度上昇が著しくなり、操作性に支
障をきたすため好ましくなく、また1重量%より少ない
場合は架橋性水溶性ポリマーが十分に架橋せず、セメン
ト硬化物の機械的特性が十分高くならない。官能基と反
応してポリマーの側鎖にエチレン性不飽和基を導入する
ことのできる化合物はグリシジルメタアクリレート、メ
タアクリル酸クロライドやアクリル酸クロライドのよう
な酸クロライド類、アミン化合物を挙げることができ
る。好ましいグリシジルメタアクリレートである。基本
骨格ポリマーとしては、上記のような共重合体の他、ポ
リビニルアルコールそのものも用いることができる。
【0015】基本骨格ポリマーにおいて、酢酸ビニルと
の共重合成分として、上記カルボキシル基含有ビニルモ
ノマーに加えて、更に、アクリルアミド等のアミノ基を
有するラジカル重合性モノマーを共重合させても何ら問
題ない。また、生成ポリマーの屈折率等を調整するなど
の目的でスチレン等のフェニル基を有するモノマーと共
重合させてもよい。この場合、水に対する溶解性に問題
が生じる場合はスルホン化等により水溶性としてもよ
い。この場合、水溶性であり且つその水溶液の水素イオ
ン濃度が中性域であり、エチレン性不飽和基がグラフト
化されているポリマーであれば、好適に使用可能であ
る。
【0016】本発明の組成物中に用いる酸反応性無機粉
末としては、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウムを代表とする金属酸化物および塩化カルシウム、塩
化亜鉛を代表とする金属塩を基本とした焼結粉末や、塩
基性ガラスが適当である。塩基性ガラスには溶融急冷法
で作製されるものであっても、有機溶液からSol−g
el法によって作製されたものであっても差し支えな
い。また、酸反応性無機粉末の粒形は球状であろうと、
削片状であろうと、また両者の混合物であろうと差し支
えない。好ましいガラスとしては、フルオロアルミノ珪
酸塩ガラス、ほう酸ガラス及び燐酸ガラスが適当であ
る。フルオロアルミノ珪酸塩ガラスが工業的にも最も好
ましい。
【0017】本発明に使用するポリカルボン酸として
は、ポリアクリル酸、アクリル酸と3-ブテン-1,2,3
トリカルボン酸の共重合物、アクリル酸とマレイン酸の
共重合物、アクリル酸と無水マレイン酸の共重合物、メ
タクリル酸とマレイン酸の共重合物、アクリル酸とイタ
コン酸の共重合物等のカチオン性電解質高分子が使用で
きる。また、水溶性を損なわない程度でスチレン等も共
重合させる事も可能である。更に、水溶性を損なう程の
疎水基を導入した場合でもスルホン化等により水溶性と
することが可能である。
【0018】ポリカルボン酸の硬化性組成物中に占める
割合は0.1重量%から85重量%、好ましくは5重量
%から80重量%の範囲である。0.1重量%以下で
は、硬化体強度を十分に上げるだけの酸−塩基反応が得
られず、85重量%を越えた場合には粘性及び硬化体水
素イオン濃度が低いため、実用に適さない。ポリカルボ
ン酸の分子量は一般に1,000から500,000が好
ましく、特に、2,000から100,000が好まし
い。
【0019】本発明の硬化性組成物中には、ポリカルボ
ン酸と共に0.01重量%から25重量%、好ましくは
0.1〜15重量%の有機酸を添加するのが好ましい。
有機酸の例としては酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、マレ
イン酸、イタコン酸、アコニット酸を例示することがで
きる。好ましくは酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸であ
る。これらは、混合時に溶出するカルシウムイオン等と
素早く反応し、混合系の粘性上昇を抑える働きをする。
すなわちスカベンジャーの役割をはたし、さらには、硬
化後の硬化体の強度にも影響をあたえる。またポリアク
リル酸と反応性無機粉末との反応を穏やかにし、セメン
トの作業性を改良する。
【0020】重合開始剤としては、一般的な光重合触
媒、レドックス触媒等ラジカルを発生するものは好適に
使用可能である。レドックス触媒としては、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスイソブチルバレロニトリル
等のアゾ化合物、過酸化ベンゾイル、イソブチリルパー
オキサイド、オクタノイルパーオキサイド、クミルパー
オキシオクテート、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘ
キサノエート、t-ブチルパーオキシアセテート、ラウ
リルパーオキサイド、ジ-t-ブチルパーオキサイド、ジ
-2-エチルヘキシルパーオキシジンカーボネイト等の有
機過酸化物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過
酸化水素等の無機パーオキサイド化合物がある。これら
の還元剤として、L-アスコルビン酸、L-ソルビン酸、
メタ重亜硫酸ナトリウム、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、ロ
ンガリット等が挙げられる。
【0021】光重合触媒としては芳香族1,2-ジケトン
のモノケタール類、ベンゾフェノン、置換ベンゾフェノ
ン、ベンゾインメチルエーテル、イソプロポキシベンゾ
イン、ベンゾインフェニルエーテルまたはベンゾインイ
ソブチルエーテル等が挙げられる。可視光線感光開始触
媒のなかではカンファーキノンのようなジケトン類が特
に好ましい。これらの成分に加えて、アミン又はアミン
の塩類またはスルフィン酸又はスルフィン酸の塩類の添
加も有用である。ここで言うアミンとしてはN,N-ジメ
チルアニリン、N,N-ジメチル-p-トルイジン、N-メ
チル-N-α-ヒドロキシエチルアニリン、N,N-ジ-α-
ヒドロキシエチルアニリン、N-メチル-アニリン、N-
メチル-p-トルイジン、ジメチルアミノ安息香酸及びそ
のエステル及びブチルジエタノールアミンがある。好ま
しくはこれらのアミンまたはアミンの塩は(メタ)アク
リレート基をその分子内に含む。スルフィン酸とその塩
類としてはベンゼンスルフィン酸ナトリウム、ベンゼン
スルフィン酸カルシウム、ベンゼンスルフィン酸トリエ
チルアンモニウム、トルエンスルフィン酸リチウム、ベ
ンゼンスルフィン酸、N,N-ジメチル-p-トルイジンス
ルフィネート類等を挙げられる。
【0022】本発明の医科・歯科用セメント組成物中に
は、硬化物の強度を高めるために、70重量%以下の範
囲で2-HEMAを添加してもよい。これより添加量が
多くなると、2-HEMAが未反応の状態で硬化物中に
残留し、溶出してくる心配がある。
【0023】本発明の医科・歯科用セメント組成物中に
は、更に必要に応じて、その他の酸非反応性充填材を含
むことができる。酸非反応性充填材としては、アエロジ
ルR972(日本アエロジル社製)やアエロジルAL2
O3−C(日本アエロジル社製)などの酸化珪素やアル
ミナが好ましいが、ポリアクリル酸のようなカルボキシ
ル基と水存在下で反応しない物であればどのような無機
質充填材も使用できる。また、所望するならば、これら
の酸非反応性充填材は表面処理を施してもよい。すなわ
ち、酸またはアルカリによる洗浄処理が施されていても
よいし、またはキレート剤処理、エチレン性不飽和基お
よびメトキシ基やエトキシ基に代表されるアルコキシ基
を一分子内にもつシラン処理等による被覆も好適であ
る。これら酸反応性無機粉末および充填剤の全体に占め
る割合は0.1重量%から90重量%が好ましく、より
好ましくは10重量%から85重量%、更に好ましくは
50〜80重量%である。
【0024】本発明の医科・歯科用硬化性組成物は、架
橋性水溶性ポリマー即ちポリビニルアルコールを基本骨
格としエチレン性不飽和基を側鎖にもつ架橋性水溶性ポ
リマー、酸反応性無機粉末および水を含むペースト
(A)およびポリカルボン酸、有機酸、水および任意成
分として酸非反応性充填材を含むペースト(B)とから
なり、レドックス重合開始剤の酸化剤と還元剤とが上記
(A)と(B)とに分かれて含まれる二液を調製してお
き、使用時に(A)のペーストと(B)のペーストを混
合して使用する二液性の硬化性として使用することが便
利である。(A)および(B)成分はいずれも2年以上
の長期にわたって安定であるため、使用者のところで保
存しておくことができる。二液性硬化性の場合は、レド
ックス触媒系等の複合系成分は、それぞれの成分を
(A)と(B)とに分けて配合しておくこともできる点
でも好ましい。
【0025】本発明の医科・歯科用セメント組成物を構
成する各成分は次の配合比で使用される:ポリビニルア
ルコールを基本骨格としエチレン性不飽和基を側鎖にも
つ架橋性水溶性ポリマーは0.1〜50重量%、好まし
くは5〜30重量%、酸反応性無機粉末は1〜90重量
%、好ましくは50〜80重量%、重合開始剤は0.0
01〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、ポ
リカルボン酸は0.1〜85重量%、好ましくは30〜
70重量%および有機酸は0.01〜25重量%、好ま
しくは1〜15重量%、酸非反応性充填材は0.1〜5
0重量%、好ましくは10〜30重量%である。
【0026】次に実施例により本発明をより具体的に説
明するが、これらは本発明の範囲を限定することを意図
としていない。 〔ポリマー成分の調製〕製剤例 1:ポリビニルアルコール−アクリル酸共重合
体の合成 モーター付き撹拌棒、窒素ガス導入管、温度計を備えた
500mlの4っ口フラスコに酢酸ビニルモノマー10
0gとアクリル酸10g及びメタノール100mlを仕
込み、さらにAIBN 0.5gをメタノール10mlに
溶かした溶液を添加し、窒素置換しながら撹拌をはじめ
た。ウオータバスによる加温を開始し、メタノールの沸
点下にて7時間環流撹拌をおこなった。放冷後、この溶
液をメタノール1Lに添加し、35%水酸化ナトリウム
水溶液30gを添加し放置した。その後、白色の重合体
ケン化物が析出した。これを、通法に従い、精製した。
これを塩酸酸性後精製し収率95%でポリビニルアルコ
ール−アクリル酸共重合体を得た。ケン化度は97%で
あった。重合度は22,000であった。
【0027】製剤例2〜6 表1に記載したモノマー類を使用して、製剤例1と同様
の方法で種々の共重合体を得た。共重合体のケン化度お
よび重合度も表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】製剤例7:ポリビニルアルコール−アクリ
ル酸グラフトポリマーの合成 モーター付き撹拌棒、温度計を備えた500mlの4っ
口フラスコにナカライ社製ポリビニルアルコール(重合
度500、ケン化度88%)50g、ジメチルスルホキ
シド250ml及びメトキシハイドロキノン0.5gを
仕込み、ウオーターバスにて内温を50℃に保ち十分撹
拌溶解した。その後、滴下ロートにて無水アクリル酸2
9gを5時間かけて滴下した。反応終了後、生成溶液を
3Lのメタノール中に投入しグラフト化ポリマーを沈殿
させた。通法に従い、溶解・沈殿を繰り返し、精製し
た。エステル化率は17mol%で収率は85%であっ
た。
【0030】製剤例8:ポリビニルアルコール−アクリ
ル酸共重合体のグリシジルメタク リレートによるグラフト化 撹拌モーター、温度計、環流冷却器を備えた500ml
の4っ口フラスコに製剤例1で得たポリビニルアルコー
ル−アクリル酸共重合体50gを入れ、イオン交換水7
0gを加え溶解し更に希塩酸を加えpHを2とした後、
テトラメチルアンモニウムクロライド0.5gを加え均
一な溶液とした。これをウオーターバスにて加温し、内
温が60℃となったところでグリシジルメタクリレート
50g及びハイドロキノンモノメチルエーテル0.1g
溶液を無圧式滴下ロートに仕込み、内温を保ちながら2
時間かけて徐々に滴下した。滴下終了後、内温を65℃
に上げ5時間反応させた。反応終了後、反応溶液を3L
のエタノール中に撹拌投入し生成ポリマーを分離し、通
法に従って精製・減圧乾燥し白色ポリマーを収率90%
で得た。このポリマーの50wt%水溶液のpHは6.
8であり、FT−IRによるスペクトルでは1630c
-1付近にC=Cの吸収を新たに認めた。
【0031】製剤例 9〜13:架橋性水溶性ポリマー
の調製 製剤例8同様にグリシジルメタクリレートの添加量のみ
を表2のように変えた以外は製剤例8と同様にしてグラ
フト化を行い架橋性水溶性ポリマーの調製を調製した。
結果を表2に記す。
【0032】
【表2】
【0033】製剤例 14:ポリアクリル酸の重合 撹拌モーター、温度計、環流冷却器及び窒素ガス導入管
を備えた500mlの4っ口フラスコにアクリル酸モノ
マー100gを入れ、THF200ml及びBPO 0.
1gを加え窒素置換しながら撹拌溶解した。これをウオ
ーターバスにて加温し、環流温度で約7時間重合させ
た。反応終了後、反応溶液を3Lのエタノール中に撹拌
投入し生成ポリマーを分離し、通法に従って精製・減圧
乾燥し白色ポリマーを得た。収率は90%であった。G
PCによる重合度は20000であった。
【0034】製剤例 15:アクリル酸−マレイン酸共
重合物の合成 撹拌モーター、温度計、環流冷却器及び窒素ガス導入管
を備えた500mlの4っ口フラスコにアクリル酸モノ
マー100g及びマレイン酸10gを入れ、THF20
0ml及びBPO 0.1gを加え窒素置換しながら撹拌
溶解した。これをウオーターバスにて加温し、環流温度
で約7時間重合させた。反応終了後、反応溶液を3Lの
アセトン中に撹拌投入し生成ポリマーを分離し、通法に
従って精製・減圧乾燥し白色ポリマーを収率85%で得
た。GPCによる重合度は40、000であった。
【0035】〔セメント粉末の調合〕製剤例 16:フルオロアルミノシリケート粉体の調製 SiO2 240g、Al23 204g、CaO 186
g、CaF2 52gの混合物を溶融した後、急冷し無色
透明なガラスを得た。このガラスを振動ミルにて粉砕し
目開き42μmの篩いを通したものをフルオロアルミノ
シリケートガラス粉−Aとした。また、100gのフル
オロアルミノシリケートガラス粉−Aの固体表面上にT
EOS(エチルシリケート)10gを加水分解縮合して
固体表面をシリカ被覆したものをフルオロアルミノシリ
ケートガラス粉−Bとした。
【0036】〔ペーストの調製および物性測定〕調合例 1 製剤例7で得たポリマー5gをイオン交換水20gに溶
解し、更にt-ブチルハイドロパーオキサイド0.01g
を加え透明粘性溶液を調製した。これに、「グラスアイ
オノマーC粉」(松風社製)100gを乳鉢にて混練、
真空脱泡しペーストA1を得た。別に「グラスアイオノ
マーC液」(松風社製)30gに「OX50」(日本ア
エロジル社製)20gを加え乳鉢にて混練、真空脱泡し
ペーストB1を得た。ペーストA1とB1とを表3に記
載する割合で組み合わせてセメントを調合し、ISO
9917:ウオーターベースセメント規格に準拠してセ
メント特性を評価した。試験結果を表3に記載する。
【0037】調合例 2〜5 製剤例7のポリマーの代わりに製剤例8、9、10、1
1のポリマーを用いた以外は調合例1と同様にしてペー
ストA2、A3、A4、A5を調製し、表3の組み合わ
せにしたがってセメントを調合した。得られたセメント
をISO 9917:ウオーターベースセメント規格に
準拠してセメント特性を評価した。試験結果を表3に記
載する。
【0038】調合例 6 製剤例12で得たポリマー6gをイオン交換水14gに
溶解し、更にクメンハイドロパーオキサイド0.05g
を加え透明粘性溶液を調製した。これに、製剤例16で
作製したガラス67gを乳鉢にて混練、真空脱泡しペー
ストA6を得た。製剤例15で合成したアクリル酸-マ
レイン酸共重合体ポリマー20gにイオン交換水8g及
び酒石酸3gを加え均一溶液とした後、表面をシラン処
理した「OX50」(日本アエロジル社製)5gを加え
乳鉢にて混練、真空脱泡しペーストB6を得た。ペース
トA6とB6とを表3に記載する割合で組み合わせてセ
メントを調合し、ISO 9917:ウオーターベース
セメント規格に準拠してセメント特性を評価した。試験
結果を表3に記載する。
【0039】調合例 7 製剤例13で得たポリマー7gを5℃のカンファーキノ
ン飽和水28gに溶解した後トリエタノールアミン0.
2gを加え透明淡黄色粘性溶液を調製した。これに、製
剤例16で作製したガラス140gを乳鉢にて混練、真
空脱泡しペーストA7を得た。製剤例14で合成したポ
リアクリル酸ポリマー20gにイオン交換水8g及びア
スコルビン酸0.1gを加え均一溶液とした後、表面を
シラン処理した「OX50」5gを加え乳鉢にて混練、
真空脱法しペーストB7を得た。ペーストA7とB7と
を表3に記載する割合で組み合わせてセメントを調合
し、ISO 9917:ウオーターベースセメント規格
に準拠してセメント特性を評価した。試験結果を表3に
記載する。
【0040】比較例 1 ナカライ社製ポリビニルアルコール(重合度500、ケ
ン化度88%)5gをイオン交換水16gに溶解し、こ
れに「グラスアイオノマーC粉」71gを乳鉢にて混
練、真空脱泡しペーストA8を得た。別に「グラスアイ
オノマーC液」30gに「OX50」5gを加え乳鉢に
て混練、真空脱泡しペーストB8を得た。ペーストA8
とB8とを表3に記載する割合で組み合わせてセメント
を調合し、ISO 9917:ウオーターベースセメン
ト規格に準拠してセメント特性を評価した。試験結果を
表3に記載する。
【0041】比較例 2 ナカライ社製ポリビニルアルコール(重合度500、ケ
ン化度88%)1gをイオン交換水5gに溶解し、更
に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(三菱レーヨ
ン社製)5g、カンファーキノン0.05g、ジメチル
アミノエチルメタクリレート0.03gを加えた。これ
に「グラスアイオノマーC粉」40gを乳鉢にて混練、
真空脱泡しペーストA9を得た。別に「グラスアイオノ
マーC液」30gに「OX50」5gを加え乳鉢にて混
練、真空脱法しペーストB8を得た。ペーストA9とB
9とを表3に記載する割合で組み合わせてセメントを調
合し、ISO 9917:ウオーターベースセメント規
格に準拠してセメント特性を評価した。試験結果を表3
に記載する。
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物、例えばセメント
ペースト組成物は、既調製のペースト同士を使用現場で
混ぜ合わせるだけで、優れた生体組織接着性と優れた機
械的特性をもつセメント硬化体が得られるため、操作性
に優れ、且つ実質的に低分子モノマーの溶出がないた
め、衛生面でも安全である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコールを基本骨格としエ
    チレン性不飽和基を少なくとも一つ以上側鎖にもつ架橋
    性水溶性ポリマーを含有する医科・歯科用硬化性組成
    物。
  2. 【請求項2】 ポリビニルアルコールを基本骨格としエ
    チレン性不飽和基を少なくとも一つ以上側鎖にもつ架橋
    性水溶性ポリマー、酸反応性無機粉末、重合開始剤、ポ
    リカルボン酸、有機酸および水を含有する医科・歯科用
    硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 重合開始剤がカルボニル系光重合開始剤
    及びその還元剤である請求項2記載の医科・歯科用硬化
    性組成物。
  4. 【請求項4】 重合開始剤がレドックス重合開始剤であ
    る請求項2記載の医科・歯科用硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 ポリビニルアルコールを基本骨格としエ
    チレン性不飽和基を側鎖にもつ架橋性水溶性ポリマー、
    酸反応性無機粉末および水を含むペースト(A)および
    ポリカルボン酸、有機酸、水および任意成分として酸非
    反応性充填材を含むペースト(B)とからなり、レドッ
    クス重合開始剤の酸化剤と還元剤とが上記(A)と
    (B)とに分かれて含まれる二液性医科・歯科用硬化性
    組成物。
  6. 【請求項6】 ポリビニルアルコールを基本骨格としエ
    チレン性不飽和基を少なくとも一つ以上側鎖にもつ架橋
    性水溶性ポリマーの含有量が1〜70重量%、酸反応性
    無機粉末の含有量が0.1〜90重量%、重合開始剤の
    含有量が0.001〜10重量%、ポリカルボン酸の含
    有量が0.1〜85重量%および有機酸の含有量が0.0
    1〜25重量%である請求項2または5記載の医科・歯
    科用硬化性組成物。
  7. 【請求項7】 更に0.1〜70重量%の2-HEMA
    (2-ヒドロキシエチルメタアクリレート)を含む請求
    項6記載の医科・歯科用硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 水溶性モノマーおよび/または酸非反応
    性充填材を更に含有する請求項2〜6のいずれかに記載
    の医科・歯科用硬化性組成物。
  9. 【請求項9】 酸反応性無機粉末がフルオロアルミノシ
    リケートガラスである請求項2〜6のいずれかに記載の
    医科・歯科用硬化性組成物。
  10. 【請求項10】 ポリカルボン酸が重量平均分子量1,
    000〜500,000であるアクリル酸、メタクリル
    酸、イタコン酸、マレイン、無水マレイン酸、アコニツ
    ト酸、メサコン酸、フマール酸、グルタコン酸、シトラ
    コン酸、2−クロロアクリル酸、3−クロロアクリル
    酸、トリカルバリル酸及び3−ブテン−1,2,3トリ
    カルボン酸の単独重合物または2種以上からなる共重合
    体である請求項2〜6のいずれかに記載の医科・歯科用
    硬化性組成物。
  11. 【請求項11】 有機酸が酒石酸、リンゴ酸、クエン
    酸、マレイン酸、イタコン酸、アコニット酸の多塩基性
    カルボン酸である請求項2〜6のいずれかに記載の医科
    ・歯科用硬化性組成物。
  12. 【請求項12】 水溶性モノマーがメタクリルアミド、
    N、N−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンアクリル
    アミド、N−イソプロピルアクリルアミド、ビス(アク
    リルアミド)酢酸、N−ビニルピロリドン、N−ビニル
    オキサゾリンドン、N−ビニルサクシンイミド、N−ビ
    ニルホルムアミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミ
    ド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−N−メチル
    アセトアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メ
    チロールメタクリルアミド、メチレンビスアクリルアミ
    ド、メチレンビスメタクリルアミド、N−N'−(1,
    2−ジヒドロキシ)エチレンビスアクリルアミド、1,
    3,5−トリアクリロイル,ヘキサヒドロ,s−トリア
    ジン、アクリル酸ヒドロキシアルキル、メタクリル酸ヒ
    ドロキシアルキル、無水マレイン酸、マレイン酸、フマ
    ール酸、イタコン酸、クロトン酸、けい皮酸、ビニルス
    ルホン酸、ビニルスルホン酸ナトリウム、アリルスルホ
    ン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸ナトリウム、スチ
    レンスルホン酸ナトリウム、メタクリル酸,2−スルホ
    エチル、メタクリル酸ナトリウム,2−スルホエチル、
    2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、
    含リン(メタ)アクリル酸エステル、含リンアクリルア
    ミド誘導体、アクリル酸アミノアルキル、メタクリル酸
    アミノアルキルエステル、ジメチルアミノプロピル(メ
    タ)アクリルアミド、アクリルアミド−3−メチルブチ
    ルジメチルアミン及びその4級アンモニウム塩、ビニル
    ピリジン、N−ビニルイミダゾール、ビニルベンジルア
    ンモニウム塩、ジアリルアンモニウム塩、N−イソプロ
    ピルアクリルアミド、N−ビニルイミダゾール、ビニル
    ベンジルアンモニウム塩、ジアリルアンモニウム塩、ア
    クリルアミド−N−グリコール酸である請求項8記載の
    医科・歯科用硬化性組成物。
  13. 【請求項13】 酸非反応性充填材が、その表面がエチ
    レン性不飽和基にて被覆されている無機酸化物である請
    求項8記載の医科・歯科用硬化性組成物。
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