JPH1179371A - 仕分け装置 - Google Patents

仕分け装置

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JPH1179371A
JPH1179371A JP25138197A JP25138197A JPH1179371A JP H1179371 A JPH1179371 A JP H1179371A JP 25138197 A JP25138197 A JP 25138197A JP 25138197 A JP25138197 A JP 25138197A JP H1179371 A JPH1179371 A JP H1179371A
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JP
Japan
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carrier
envelope
sorting
belt
unit
Prior art date
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Withdrawn
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JP25138197A
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English (en)
Inventor
Kenichi Mizuno
賢一 水野
Mitsuru Ikedo
満 池戸
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕分け速度の高速化を達成することのできる
仕分け装置を提供すること。 【解決手段】 封筒物2を順次供給する供給部23と、
閉ループ内を移動する多数のキャリア31を有しこのキ
ャリアにて前記供給部より供給される封筒物を前記閉ル
ープ内にて搬送する搬送部24と、この搬送部における
前記キャリアの移動軌跡に沿って配置され仕分け区分毎
の収納箱12を有する仕分け部25と、各封筒物の仕分
け情報に基づき前記キャリアにて搬送される封筒物を該
当する収納箱に収納させるように制御する制御部26と
を有する仕分け装置で、供給部からの封筒物を前記キャ
リアへ受け渡す領域に、前記供給部寄りの支点を中心に
キャリアの移動方向に沿って揺動し、かつこの揺動中に
前記供給部からの封筒物を前記キャリアに受け渡す受け
渡し装置27を設けたことを特徴とする仕分け装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封筒物などの仕分
け物を郵便番号などの仕分け情報に基づいて仕分けする
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、封筒物を郵便番号の記載に基づ
いて仕分けする従来装置について、図6、図7を用いて
説明する。図6は正面から見た模式図、図7は平面から
見た模式図である。図における仕分け装置1は、封筒物
2の供給部3、搬送部4、仕分け部5、それにこれらを
制御する制御部6を有して構成される。
【0003】供給部3には、郵便番号が記載された封筒
物2の束が、オペレータによって郵便番号に関して無秩
序に載置される。そしてこれらの封筒物2は、吸引ベル
ト等から構成される公知の分離装置7により1通ずつ搬
送部4に供給される。なお、搬送の際、封筒物2に付さ
れた郵便番号が読取装置7aにより読み取られる。
【0004】搬送部4は、水平軸8に支持され回転駆動
される一対の歯付車9と、両歯付車9に巻き掛けられた
チェーン10を有する。このチェーン10には複数個の
キャリア11が等ピッチで支持され、チェーン10の移
動に伴い、キャリア11は垂直面内にて形成される閉ル
ープ内を移動することになる。各キャリア11の斜視図
を図8に示す。キャリア11は全体が箱状に形成され、
封筒物2が供給部3より投入される面側に開口11aを
有し、上下には矢示方向に開閉するシャッタ11b、1
1cを有する。そして通常、シャッタ11b、11cは
閉じているが、後述するように仕分け部の所定の収納箱
12上に到達した時点でシャッタは開き、今まで搬送し
ていた封筒物2をその収納箱12に排出する。なお、水
平軸8は連続回転とされる。
【0005】仕分け部5には、図9に示したような収納
箱12が、キャリア11の移動軌跡に沿って複数個設置
される。この収納箱12は、仕分けされる封筒物2が収
納されるもので、その設置数は、希望する仕分け数に応
じて決定される。
【0006】さて、このような仕分け装置1の作動は次
のとおりである。
【0007】まず、オペレータにより供給部3に載置さ
れた束状の封筒物2は、分離装置7により1枚ずつ分離
されつつ搬送部4に供給される。この際、封筒物2に付
された郵便番号が読み取り装置7aによって読み取られ
る。供給部3から供給される封筒物2は順次、この供給
部3の供給点3aに丁度対向する1つのキャリア11に
1通ずつ、その開口11aを通って収納される。封筒物
2を収納したキャリア11は、チェーン10の移動とと
もに閉ループ内を移動し、この移動の間、キャリア11
は、複数の収納箱12の上方を通過する。
【0008】さて、読み取り装置7aによって読み取ら
れた郵便番号は、仕分け情報として制御部6に送られ
る。そして制御部6には、この情報の他に、分離装置7
の駆動モータM1や水平軸8を駆動する駆動モータM2
の回転角度等の駆動情報が入力されるようになってお
り、これらの情報より、キャリア11毎に、収納されて
いる封筒物2の郵便番号並びにそのキャリア11の現在
位置が制御部6にて把握できるようになっている。そこ
で、キャリア11によって搬送される封筒物2は、その
封筒物2を仕分けすべき収納箱12の上方に到達したこ
と、あるいはその近くに到達したことが制御部6にて認
識されると、収納箱12ごとに設置したシャッタ開閉機
構(不図示)によってそのキャリア11のシャッタ11
bまたは11cが開かれ、今まで収納されていた封筒物
2はキャリア11より排出され、その封筒物2に付され
た郵便番号に対応した収納箱12に収納される。開かれ
たシャッタ11b、11cは、このキャリア11が閉ル
ープを1周してまた供給部3の供給点3aに対向するま
での移動区間にて閉じられるようになっている(不図
示)。
【0009】以上のような動作が繰り返されることで、
供給部3に載置された封筒物2がいずれかの収納箱12
に最終的に収納されて仕分けされていくわけであるが、
各収納箱12には満杯センサ等(不図示)が設けられ、
このセンサからの満杯信号、あるいは満杯予告信号が出
力されると、その旨の表示や警報を頼りにオペレータに
より、あるいはこの信号に基づき収納箱12の自動交換
装置等が作動するなどして、空の収納箱12への交換が
行なわれる。
【0010】ところで、上記従来装置において、供給部
3からキャリア11への封筒物2の受け渡し部を見てみ
ると、封筒物2の供給方向とこの受け渡し部に位置する
キャリア11の移動方向とは直交し、しかも供給部3か
らは定位置で封筒物2が供給されるのに対してキャリア
11は連続的に閉ループ内を移動するものであるから、
両者間での受け渡し領域には、通常図10に示されるよ
うな受け渡し装置13が設けられる。この受け渡し装置
13は、キャリア11の移動方向と平行に敷設された1
対のガイドレール14と、このガイドレール14に案内
されシリンダ等の駆動力を受けてキャリア数個分程度の
距離だけ往復移動する移動板15と、この移動板15に
支持され対向配置された1対のベルト16と、ベルト1
6の駆動モータM4とから構成される。
【0011】さてこの受け渡し装置13は、次のように
作動する。まず移動板15は、図10に示される左方移
動端に位置し、ここで供給部3からの封筒物2を受け取
る。この時ベルト16は駆動されており、その封筒物2
をベルト間に呼び込み、その後一時的にベルト16の駆
動を停止させる。次に移動板15は、シリンダ等の駆動
力を受けてキャリア11の移動方向に移動し、この移動
の間、移動速度がキャリア11の移動速度とほぼ同速に
なったとき、ベルト16を再度起動させこの封筒物2を
ベルト16と対向するキャリア11にその開口11aを
介して受け渡す。受け渡しが終わると、移動板15は再
度左方移動端に戻って次の封筒物2を受け取り、以後こ
のサイクルを繰り返すものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した受
け渡し装置13においては、移動板15全体がキャリア
11の移動方向に移動し、移動板15が左方移動端に位
置するときに封筒物2を供給部3より受け取り、この位
置から右方移動端方向に移動する過程でキャリア11に
封筒物2を受け渡すものであるために、封筒物2の受け
渡し動作中は次の封筒物2を移動板15にて受け取るこ
とができない。この点が、仕分け速度の高速化のネック
となっていた。
【0013】そこで本発明の課題は、仕分け速度の高速
化を達成することのできる仕分け装置を提供することで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、仕分け物を順次供給する供給部と、閉ループ内を移
動する多数のキャリアを有しこのキャリアにて前記供給
部より供給される仕分け物を前記閉ループ内にて搬送す
る搬送部と、この搬送部における前記キャリアの移動軌
跡に沿って配置され仕分け区分毎の収納部を有する仕分
け部と、各仕分け物の仕分け情報に基づき前記キャリア
にて搬送される仕分け物を該当する収納部に収納させる
ように制御する制御部とを有する仕分け装置において、
前記供給部からの仕分け物を前記キャリアへ受け渡す領
域に、前記供給部寄りの支点を中心にキャリアの移動方
向に沿って揺動し、かつこの揺動中に前記供給部からの
仕分け物を前記キャリアに受け渡す受け渡し装置を設け
たことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、供給部から
の仕分け物は、受け渡し装置の揺動動作中にキャリアに
受け渡される。そして、この受け渡し装置は、供給部寄
りの支点を中心にキャリアの移動方向に沿って揺動する
ので、この受け渡し装置の揺動支点側は供給部と対向状
態が保たれる。従って、受け渡し動作中であっても次の
仕分け物を受取ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
全体斜視図、図2はキャリアの斜視図、図3は図1の部
分斜視図、図4は受け渡し部の斜視図である。ここに示
された仕分け装置21は、封筒物2をその仕分け情報で
ある郵便番号やバーコードなどに基づいて仕分けするも
のあり、図の簡略化のために、図1においては図4に示
される受け渡し部は省略してある。仕分け装置21は、
封筒物2の供給部23、搬送部24、仕分け部25、受
け渡し部27、それにこれらを制御する制御部26を有
して構成され、機能的には、先に説明した従来装置の供
給部3、搬送部4、仕分け部5、受け渡し装置13、制
御部6に対応し、同一構成部品には同一符号を付すとと
もに、以下の説明においては相違する点については詳細
に説明することにする。
【0017】まず、供給部23は、オペレータによって
郵便番号に関して無秩序に載置された封筒物2を1枚ず
つ搬送部24に供給するもので、従来装置と同様に吸引
ベルト等から構成される分離装置7によって1通ずつ搬
送部24に供給され、その途中にて封筒物2に付された
郵便番号が読取装置7aにより読み取られる。
【0018】搬送部24は、駆動モータM3により連
続、あるいは間欠回転駆動される垂直軸28に支持され
た一対の歯付車29と、両歯付車29に巻き掛けられた
チェーン30を有する。このチェーン30には複数個の
キャリア31が等ピッチで支持され、チェーン30の移
動に伴い、キャリア31は水平面内にて形成される閉ル
ープ内を移動することになる。図2に示されるように、
キャリア31は全体が箱状に形成され、封筒物2が供給
部23より投入される面側に開口31aを有し、さらに
底板はシャッタ31bを構成する。このシャッタ31b
は、キャリア移動方向とは直交する端部にそれぞれロー
ラ31cを有し、さらにヒンジにより矢示方向に開閉す
ることができるようになっている。
【0019】シャッタ31bの開閉動作の機構が図3に
示される。チェーン30の移動に伴ってキャリア31は
閉ループ内を移動することになるが、このキャリア31
の移動に伴うローラ31cの軌跡上に案内ガイド32が
これまた閉ループ状に設置される。そして所々が分断さ
れる(例えば32a)とともに、その分断箇所32aに
は揺動アーム33が設置される。この揺動アーム33は
個々にロータリーソレノイドR1を備え、後述する適宜
タイミングにて、アーム上面が案内ガイド32の案内面
と同一高さとなる水平位置と、案内面より上方位置との
間で揺動するものである。なお、分断箇所32aは、後
述の仕分け部25の収納箱設置場所に対応して設けられ
る。また図3における34は閉じカムを示し、実際には
この閉じカム34は、図1の供給部23の供給点23a
近くに配置されるもので、キャリア31の移動につれて
開き状態のシャッタ31bのローラ31cに当接し、キ
ャリア31の移動力でローラ31cを押し上げシャッタ
31bを閉じるものである。
【0020】仕分け部25には、希望する仕分け数に相
当する収納箱12が、キャリア31の移動軌跡に沿っ
て、かつその移動軌跡の下方に設置される。
【0021】受け渡し部27は、供給部23の供給点2
3aと搬送部24を構成するキャリア31の移動軌跡と
の間に設けられるもので、図4に示されるように、供給
部23の供給点23a寄りの支軸41を支点に揺動する
揺動板42と、カム機構43と、駆動部44とを備え
る。
【0022】揺動板は42には、真空チャンバ45にて
吸引力が付与され矢視A方向に駆動される吸引ベルト4
6と、ベルト46に対向しこのベルト46と協同して封
筒物2を案内するガイド47が搭載される。
【0023】カム機構43は、揺動板42を支軸41を
支点にキャリア数個分の距離揺動させるもので、溝カム
48と、この溝カム48にかみ合い、溝カム48の回転
によって支軸49を支点に揺動する揺動レバー50と、
この揺動レバー50の自由端と揺動板42とを連結する
連結バー51を有する。
【0024】また駆動部44は、ベルト52を溝カム4
8とベルト46の各駆動軸に張り巡らせ、不図示の駆動
モータにて溝カム48が回転動させられると、それに同
期してベルト46も回転動されるようになっている。な
お本実施形態では、駆動モータにより連続回転とされ
る。
【0025】次に、上記構成による仕分け装置21の作
動について説明する。
【0026】まず、オペレータにより供給部23に載置
された束状の封筒物2は、分離装置7により1枚ずつ分
離されつつ搬送されるが、この過程で、封筒物2に付さ
れた郵便番号が読み取り装置7aによって読み取られ
る。
【0027】次に、受け渡し部27は、供給部23から
供給される封筒物2をその供給点23aにて受け取る。
この時ベルト46は回転しているので、封筒物2をこの
ベルト46とガイド47との間に呼び込むかたちとな
る。そして、導入された封筒物2はベルト46の移動に
より揺動端方向に徐々に移動させられるとともに、それ
に連動して揺動板42が支軸41を支点としてキャリア
31の移動方向に揺動し、この揺動期間中の揺動速度が
キャリア31の移動速度とほぼ同速になったタイミング
で封筒物2が対向するキャリア31にその開口31aを
介して受け渡される。溝カム48の連続回転動により、
揺動板42はキャリア31の移動方向とは反対の方向に
戻されるが、この時にはすでに図4に示すように後続の
封筒物2を既に供給部23より受け取っており、以降は
上述の動作が繰り返されて、供給部23から供給される
封筒物2が連続移動するキャリア31に順次受け渡され
る。なお、封筒物2がキャリア31に受け渡されると
き、各キャリア31のシャッタ31bは、そのローラ3
1cが案内ガイド32に係合しつつ移動しているので閉
じている。
【0028】封筒物2を収納したキャリア31は、チェ
ーン30の移動とともに水平面内の閉ループ内を移動
し、この移動の間、キャリア31は、複数の収納箱12
の上方を通過する。
【0029】さて、読み取り装置7aによって読み取ら
れた郵便番号は、従来技術と同様に仕分け情報として制
御部26に送られ、また分離装置7の駆動モータM1や
垂直軸28を駆動する駆動モータM3、溝カム48の駆
動モータ(不図示)の回転角度等の駆動情報も制御部2
6に入力されるようになっており、これらの情報より、
キャリア31毎に収納されている封筒物2の郵便番号並
びにそのキャリア31の現在位置が制御部26にて把握
できるようになっている。そこで、封筒物2を収納した
キャリア31が閉ループ内を移動する間において、キャ
リア31が特定位置、つまり内部に収納した封筒物2を
排出すべき収納箱12の上方位置近くに到達したことが
制御部26にて認識されると、その収納箱12に対応し
て設けられたロータリーソレノイドR1が作動し、揺動
アーム33が上方に持ち上げる。このため、その封筒物
2を収納したキャリア31の移動に伴い、このキャリア
31が有するローラ31cは案内ガイド32との係合が
外れ、支持されるものがなくなるため、シャッタ31b
は自重で開く。これにより、今までこのキャリア31に
収納されていた封筒物2は落下し、下方で待ち受ける収
納箱12に収納される。なお、上方位置にある揺動アー
ム33は、続くキャリア31に収納された封筒物2が今
と同じ収納箱12に収納されるものでない場合には水平
位置に戻され、後続のキャリア31はこの水平位置の揺
動アーム33の上面をローラ31cが係合しつつ通過す
るので、そのキャリア31はシャッタ31bを閉じた状
態のまま通過する。また、一度開かれたシャッタ31b
は、以後のキャリア31の移動中において、供給部23
の供給点23a近くに配置された閉じカム34により閉
じられる。
【0030】以上のような動作が繰り返されることで、
供給部23に載置された封筒物2がいずれかの収納箱1
2に最終的に収納されて仕分けされていく。なお、各納
箱12に満杯センサ等が設けられている点や、このセン
サからの満杯信号、あるいは満杯予告信号が出力される
と、その旨の表示や警報を頼りにオペレータにより、あ
るいはこの信号に基づき収納箱12の自動交換装置等が
作動するなどして、空の収納箱12への交換が行なわれ
ることは、従来と同様である。
【0031】本実施の形態によれば、受け渡し部27に
おいて、供給部23の供給点23a寄りの支軸41を支
点に揺動する揺動板42にベルト46が支持され、この
揺動板42の揺動中に封筒物2を移動するキャリア31
に受け渡すものであるから、揺動板42に支持されたベ
ルト46とガイド47で形成される供給点23a側の封
筒物受け取り口は、揺動板42が揺動中でも常にこの供
給点23aに対向し続けることになる。従って、揺動板
42の揺動動作により封筒物2の受け渡し動作が行なわ
れている最中でも、後続の封筒物2をこの揺動している
揺動板上のベルト46とガイド47との間に供給するこ
とが可能となる。このため、1つのキャリア31に対す
る受け渡しが終了して揺動板42が原位置に戻るまでに
は、図4に示したように既に次の封筒物2の受け取りが
できるので、その待ち時間がない分、仕分け速度の高速
化を達成できる。
【0032】また、本実施の形態では各キャリア31が
水平面内にて形成される閉ループ内を移動する。このた
め、仕分け部25におけるいずれの収納箱12も、その
設置高さは同じくすることができるとともに、その高さ
も床面から低い位置に抑えることが可能となる。このた
め、オペレータが収納箱12を交換するときの作業性が
向上し、また設置場所も低くできることから安全上でも
好ましい。
【0033】また、キャリア31が水平面内の閉ループ
を移動するから、キャリア31に収納された封筒物2の
収納箱12への排出は、閉ループにおける直線部分の領
域に限らず、曲線部分の領域においても可能となる。従
って、仕分け作業の点からみると、従来装置のような曲
線部分には仕分け領域を設置できないというデッドスペ
ースの発生が防止される。この点に関していうと、従来
装置と比較し、同じ仕分け数であれば、デッドスペース
のない分だけ、装置の長手方向の寸法を小さくできるこ
とを意味し、逆に同じ設置長さであれば、仕分け数を多
くできる、つまりより多くの収納箱の設置が可能とな
り、細かい仕分け作業が行なえることを意味する。
【0034】さらに、従来の仕分け装置においては、キ
ャリアには上下に2つのシャッタを設ける必要があった
が、本実施の形態では1つのキャリア31に1つのシャ
ッタ31bを設ければ十分なため、機構の簡素化が図れ
る。
【0035】図5に、受け渡し部の変形例の模式図を示
す。この図で駆動部系は省略してあるが、上記の実施の
形態では1本のベルト46を設けた例だったが、2本の
ベルト53、54をペアにした2組設け、各組のベルト
を不図示のリンク機構で接続した例である。こうする
と、キャリア31に対向するベルト54はキャリア31
の移動方向と直交する方向を常に向いているので、キャ
リア31への封筒物2受け渡しをより確実に行なえる。
【0036】なお、上記実施の形態において、封筒物か
らの読み取り情報は郵便番号であったが、封筒物に予め
付されたバーコード情報であってもよい。
【0037】また、封筒物に付された郵便番号やバーコ
ード等の読み取り情報を用いてロータリーソレノイドR
1による揺動アーム33の揺動タイミングを得るもので
あったが、供給部23にオペレータが封筒物を載置する
代わりに、例えば公知の封筒物作成装置や郵便番号印刷
装置、あるいはバーコード印刷装置などを前段に備える
ものにおいては、読み取り情報に代えて、その印字情報
を用いるようにしてもよい。
【0038】また、キャリア31にて搬送されている封
筒物を排出するにあたっては、キャリア31が備えるシ
ャッタ31bを開くように構成したが、各キャリア31
毎にプッシャ装置等の取出装置を具備させ、キャリア3
1が内部の封筒物2を排出すべき位置に到達したタイミ
ングでこの取出装置を作動させ、封筒物2を外部に取り
出すようにするものであってもよい。
【0039】さらに、仕分け物に封筒物を形にとって説
明したが、書籍物などでも適用でき、仕分け物の種類は
問わず適用できる。
【0040】また上記実施の形態では、各キャリア31
が水平面内の閉ループを移動するタイプの仕分け装置を
例にとったが、従来装置のところで説明したような、各
キャリアが垂直面内の閉ループを移動するタイプにも本
発明は適用できる。
【0041】いずれにしても、本発明の具体的な構成は
上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含
まれる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明による仕分け装置に
よれば、仕分け速度の高速化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態を示す全体斜視図
である。
【図2】図2は、キャリアの斜視図である。
【図3】図3は、図1の部分斜視図である。
【図4】図4は、受け渡し部の斜視図である。
【図5】図5は、受け渡し部の変形例の模式図である。
【図6】図6は、従来装置の正面から見た模式図であ
る。
【図7】図7は、従来装置を平面から見た模式図であ
る。
【図8】図8は、従来用いられていたキャリアの斜視図
である。
【図9】図9は、収納箱の斜視図である。
【図10】図10は、従来の受け渡し装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
2 封筒物 7 分離装置 12 収納箱 21 仕分け装置 23 供給部 23a 供給点 24 搬送部 25 仕分け部 26 制御部 27 受け渡し部 31 キャリア 31a 開口 32 案内ガイド 33 揺動アーム 34 閉じカム 41 支軸 42 揺動板 43 カム機構 44 駆動部 45 真空チャンバ 46 ベルト 47 ガイド 48 溝カム 49 支軸 50 揺動レバー 51 連結バー 52 ベルト 53 ベルト 54 ベルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図9】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕分け物を順次供給する供給部と、閉ル
    ープ内を移動する多数のキャリアを有しこのキャリアに
    て前記供給部より供給される仕分け物を前記閉ループ内
    にて搬送する搬送部と、この搬送部における前記キャリ
    アの移動軌跡に沿って配置され仕分け区分毎の収納部を
    有する仕分け部と、各仕分け物の仕分け情報に基づき前
    記キャリアにて搬送される仕分け物を該当する収納部に
    収納させるように制御する制御部とを有する仕分け装置
    において、 前記供給部からの仕分け物を前記キャリアへ受け渡す領
    域に、前記供給部寄りの支点を中心にキャリアの移動方
    向に沿って揺動し、かつこの揺動中に前記供給部からの
    仕分け物を前記キャリアに受け渡す受け渡し装置を設け
    たことを特徴とする仕分け装置。
JP25138197A 1997-09-01 1997-09-01 仕分け装置 Withdrawn JPH1179371A (ja)

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