JPH1177871A - 繊維状物質を混練した液体合成樹脂とネット叉はシート状物質叉は配筋体とで作られた構造物 - Google Patents
繊維状物質を混練した液体合成樹脂とネット叉はシート状物質叉は配筋体とで作られた構造物Info
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- JPH1177871A JPH1177871A JP21114297A JP21114297A JPH1177871A JP H1177871 A JPH1177871 A JP H1177871A JP 21114297 A JP21114297 A JP 21114297A JP 21114297 A JP21114297 A JP 21114297A JP H1177871 A JPH1177871 A JP H1177871A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は液体合成樹脂を用いて、自由形状
の強固で強靭な層状構造物を簡単に作る事に有る。 【解決手段】本発明は液体合成樹脂をロックウールに含
浸させ、それにガラス繊維等の繊維状物質を混練する事
により、液垂れ等をしない取扱い易い素材を用いる。こ
れは、繊維を含むために固化する時に内部歪を生じ難
く、且つ、強度の向上が認められる。又、ネット状構造
物にその繊維が絡まり、ネットへの結着が液体合成樹脂
単体時より、遙かに良くなる。ネットで作りたい形状に
形を造って置き、それに前出の素材を吹き付け、コテ塗
り等する。これにより、簡単に、強靭な合成樹脂構造物
が作成できる。
の強固で強靭な層状構造物を簡単に作る事に有る。 【解決手段】本発明は液体合成樹脂をロックウールに含
浸させ、それにガラス繊維等の繊維状物質を混練する事
により、液垂れ等をしない取扱い易い素材を用いる。こ
れは、繊維を含むために固化する時に内部歪を生じ難
く、且つ、強度の向上が認められる。又、ネット状構造
物にその繊維が絡まり、ネットへの結着が液体合成樹脂
単体時より、遙かに良くなる。ネットで作りたい形状に
形を造って置き、それに前出の素材を吹き付け、コテ塗
り等する。これにより、簡単に、強靭な合成樹脂構造物
が作成できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維状物質を混練
した液体合成樹脂をネット状構造体に絡める事により、
簡単に軽量且つ強靭な層状構造物の成形に関する物であ
る。
した液体合成樹脂をネット状構造体に絡める事により、
簡単に軽量且つ強靭な層状構造物の成形に関する物であ
る。
【０００２】
【従来の技術】液体合成樹脂は低粘度では液垂れするた
め、水平方向以外の作業は困難を極めた。粘度を上げる
と作業精度の低下や作業そのものがしにくくなる。又、
より肉厚の構造体を作る場合には、その工程を数度繰り
返す必要に迫られていた。最も困難な事は、自由形状の
構造物の作成であるがこれは完全に手作業の工程であっ
た。液体合成樹脂のみで自由形状の層状構造物の作成時
には、通常金型等を作成しなければならなかった。又、
金型を用いた場合にも液体合成樹脂のみで固化させる
と、固化時にその内部に歪を生ずる事が多々有り、脱型
時に製品に亀裂が生じ易かった。脱型迄に要する時間が
永く掛かり生産効率が著しく悪かった。
め、水平方向以外の作業は困難を極めた。粘度を上げる
と作業精度の低下や作業そのものがしにくくなる。又、
より肉厚の構造体を作る場合には、その工程を数度繰り
返す必要に迫られていた。最も困難な事は、自由形状の
構造物の作成であるがこれは完全に手作業の工程であっ
た。液体合成樹脂のみで自由形状の層状構造物の作成時
には、通常金型等を作成しなければならなかった。又、
金型を用いた場合にも液体合成樹脂のみで固化させる
と、固化時にその内部に歪を生ずる事が多々有り、脱型
時に製品に亀裂が生じ易かった。脱型迄に要する時間が
永く掛かり生産効率が著しく悪かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の液体
合成樹脂のみで自由形状の構造物作成するためには、不
可能とさえ思える莫大な時間と経費を必要とした。そこ
で本発明は上記の点に鑑み、自由形状の構造物でも、液
体合成樹脂でより簡単に、歪の発生しない、より強靭な
構造物を作成する発明である。
合成樹脂のみで自由形状の構造物作成するためには、不
可能とさえ思える莫大な時間と経費を必要とした。そこ
で本発明は上記の点に鑑み、自由形状の構造物でも、液
体合成樹脂でより簡単に、歪の発生しない、より強靭な
構造物を作成する発明である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、それに繊維状物質を混練した素材を用いる事により
液垂れする事を防いだ。その結果、混練した繊維が互い
に作用し合い、内部歪の発生を防いで、結果として歪の
少ない製品が出来る。又、混練した繊維が、ネット状構
造物に良く絡まる事に依って液垂れせず、水平方向のみ
成らず、如何なる形状の構造体にも適応出来、簡単に形
成出来る。又、液体合成樹脂に繊維状物質を混練した素
材を用いる事によって、その繊維の絡み合いにより液体
合成樹脂の本来の強度以上の強度を発生する。心材とな
るネット状構造体自体の強度補強効果も有り、ネットと
繊維と液体合成樹脂との３者の完全な一体化により、一
層強固で強靭な層状の不透水性構造物を得ることが出来
る。
成するために、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、それに繊維状物質を混練した素材を用いる事により
液垂れする事を防いだ。その結果、混練した繊維が互い
に作用し合い、内部歪の発生を防いで、結果として歪の
少ない製品が出来る。又、混練した繊維が、ネット状構
造物に良く絡まる事に依って液垂れせず、水平方向のみ
成らず、如何なる形状の構造体にも適応出来、簡単に形
成出来る。又、液体合成樹脂に繊維状物質を混練した素
材を用いる事によって、その繊維の絡み合いにより液体
合成樹脂の本来の強度以上の強度を発生する。心材とな
るネット状構造体自体の強度補強効果も有り、ネットと
繊維と液体合成樹脂との３者の完全な一体化により、一
層強固で強靭な層状の不透水性構造物を得ることが出来
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】予め適当な目の荒さのネットで形
を作って置き、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、カーボンファイイバー等の繊維状物質を混練した素
材の粘度を調整し、吹き付け、叉はコテ塗りをし、固化
させる。これにより液体合成樹脂のみでは不可能な形状
の構造物が簡単に出来、且つ繊維とネットの両者の作用
で依り強靭な構造体が出来る。
を作って置き、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、カーボンファイイバー等の繊維状物質を混練した素
材の粘度を調整し、吹き付け、叉はコテ塗りをし、固化
させる。これにより液体合成樹脂のみでは不可能な形状
の構造物が簡単に出来、且つ繊維とネットの両者の作用
で依り強靭な構造体が出来る。
【０００６】
【実施例】ポリエステル系液体合成樹脂にロックウール
（重量比６％）を加え良く含浸させ、それにガラス繊維
（重量比２％）を加え良く混練した素材を用意する。各
繊維の長さは、目的によって調整する。現実に老朽化し
たコンクリート製の門柱にカーボン繊維の１ｃｍ程度の
目の荒いネットを巻き付ける。この場合、門柱とネット
との間に５ｍｍ程度の間隙を保持するために支持足を入
れる。混練した素材を吹き付け用に粘度調整して１．５
ｃｍ位の厚さに成るまで全体に吹き付け、固化させる。
（重量比６％）を加え良く含浸させ、それにガラス繊維
（重量比２％）を加え良く混練した素材を用意する。各
繊維の長さは、目的によって調整する。現実に老朽化し
たコンクリート製の門柱にカーボン繊維の１ｃｍ程度の
目の荒いネットを巻き付ける。この場合、門柱とネット
との間に５ｍｍ程度の間隙を保持するために支持足を入
れる。混練した素材を吹き付け用に粘度調整して１．５
ｃｍ位の厚さに成るまで全体に吹き付け、固化させる。
【０００７】
【発明の効果】本発明に利用される素材は、液体合成樹
脂のみの場合と異なり、内部に混練されたロックウール
等の繊維物質に依り、液垂れがなく、扱い易く、作業効
率が大きく向上する。繊維の持つ強化作用に依り、強度
が増すばかりではなく、歪に対する応力が分散して内部
歪を起こしにくい。又、繊維が混練されているのでネッ
トに絡み易く、合成樹脂とネットとを完全に一体化させ
る効果が有る。ネットを心材として利用する事により、
一層の引っ張り強度の増加が見込まれる。ネット形状を
自由に設定する事が出来るので如何なる形状の土木、建
築、工業生産物の製品にも適応出来る。又、木板、コン
クリート板、鉄製構造物、既設コンクリート構造物等の
他物質と一体化させる事により、強度を増すばかりでは
なく、被覆されたその物質の持つ特性を封じ込め、保持
する事が出来る。物質特性の老化を防ぎ、叉は、その物
質からの有害物質等の漏出をも防ぐ事が出来る。
脂のみの場合と異なり、内部に混練されたロックウール
等の繊維物質に依り、液垂れがなく、扱い易く、作業効
率が大きく向上する。繊維の持つ強化作用に依り、強度
が増すばかりではなく、歪に対する応力が分散して内部
歪を起こしにくい。又、繊維が混練されているのでネッ
トに絡み易く、合成樹脂とネットとを完全に一体化させ
る効果が有る。ネットを心材として利用する事により、
一層の引っ張り強度の増加が見込まれる。ネット形状を
自由に設定する事が出来るので如何なる形状の土木、建
築、工業生産物の製品にも適応出来る。又、木板、コン
クリート板、鉄製構造物、既設コンクリート構造物等の
他物質と一体化させる事により、強度を増すばかりでは
なく、被覆されたその物質の持つ特性を封じ込め、保持
する事が出来る。物質特性の老化を防ぎ、叉は、その物
質からの有害物質等の漏出をも防ぐ事が出来る。
【図１】本発明の実施例の１例である。 １．旧構造物 ２．支持足 ３．ネット
【図２】実施例の一部切欠断面拡大図である。
１．旧構造物 ２．支持足 ３．ネット ４．繊維状物質 ５．液体合成樹脂（固化状態）
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１０年２月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】 繊維状物質を混練した液体合成樹脂と
ネット叉はシート状物質叉は配筋体とで作られた構造物
ネット叉はシート状物質叉は配筋体とで作られた構造物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維状物質を混練
した液体合成樹脂をネット状構造体に絡める事により、
簡単に軽量且つ強靭な構造物の成形に関する物である。
した液体合成樹脂をネット状構造体に絡める事により、
簡単に軽量且つ強靭な構造物の成形に関する物である。
【０００２】
【従来の技術】液体合成樹脂は低粘度では液垂れするた
め、水平方向以外の作業は困難を極めた。粘度を上げる
と作業精度の低下や作業そのものがしにくくなる。又、
より肉厚の構造体を作る場合には、その工程を数度繰り
返す必要に迫られていた。最も困難な事は、自由形状の
構造物の作成であるがこれは完全に手作業の工程であっ
た。液体合成樹脂のみで自由形状の層状構造物の作成時
には、通常金型等を作成しなければならなかった。又、
金型を用いた場合にも液体合成樹脂のみで固化させる
と、固化時にその内部に歪を生ずる事が多々有り、脱型
時に製品に亀裂が生じ易かった。脱型迄に要する時間が
永く掛かり生産効率が著しく悪かった。
め、水平方向以外の作業は困難を極めた。粘度を上げる
と作業精度の低下や作業そのものがしにくくなる。又、
より肉厚の構造体を作る場合には、その工程を数度繰り
返す必要に迫られていた。最も困難な事は、自由形状の
構造物の作成であるがこれは完全に手作業の工程であっ
た。液体合成樹脂のみで自由形状の層状構造物の作成時
には、通常金型等を作成しなければならなかった。又、
金型を用いた場合にも液体合成樹脂のみで固化させる
と、固化時にその内部に歪を生ずる事が多々有り、脱型
時に製品に亀裂が生じ易かった。脱型迄に要する時間が
永く掛かり生産効率が著しく悪かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の液体
合成樹脂のみで自由形状の構造物作成するためには、不
可能とさえ思える莫大な時間と経費を必要とした。そこ
で本発明は上記の点に鑑み、自由形状の構造物でも、液
体合成樹脂でより簡単に、歪の発生しない、より軽量且
つ強靭な構造物を作成する発明である。
合成樹脂のみで自由形状の構造物作成するためには、不
可能とさえ思える莫大な時間と経費を必要とした。そこ
で本発明は上記の点に鑑み、自由形状の構造物でも、液
体合成樹脂でより簡単に、歪の発生しない、より軽量且
つ強靭な構造物を作成する発明である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、それに繊維状物質を混練した素材を用いる事により
液垂れする事を防いだ。その結果、混練した繊維が互い
に作用し合い、内部歪の発生を防いで、結果として歪の
少ない製品が出来る。ロックウールに含浸させた事によ
り、見かけ粘度が増えた割には、骨材等との混合も短時
間で行える。粘度向上により取扱いが簡単になり展圧等
の作業が可能になった。又、混練した繊維が、ネット状
構造物に良く絡まる事に依って液垂れせず、水平方向の
み成らず、如何なる形状の構造体にも適応出来、簡単に
形成出来る。又、液体合成樹脂に繊維状物質を混練した
素材を用いる事によって、その繊維の絡み合いにより液
体合成樹脂の本来の強度以上の強度を発生する。心材と
なるネット状構造体自体の強度補強効果も有り、ネット
と繊維と液体合成樹脂との充分な絡みによって、３者の
完全な一体化が可能になり、軽量で強靭な構造物を得る
ことが出来る。
成するために、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、それに繊維状物質を混練した素材を用いる事により
液垂れする事を防いだ。その結果、混練した繊維が互い
に作用し合い、内部歪の発生を防いで、結果として歪の
少ない製品が出来る。ロックウールに含浸させた事によ
り、見かけ粘度が増えた割には、骨材等との混合も短時
間で行える。粘度向上により取扱いが簡単になり展圧等
の作業が可能になった。又、混練した繊維が、ネット状
構造物に良く絡まる事に依って液垂れせず、水平方向の
み成らず、如何なる形状の構造体にも適応出来、簡単に
形成出来る。又、液体合成樹脂に繊維状物質を混練した
素材を用いる事によって、その繊維の絡み合いにより液
体合成樹脂の本来の強度以上の強度を発生する。心材と
なるネット状構造体自体の強度補強効果も有り、ネット
と繊維と液体合成樹脂との充分な絡みによって、３者の
完全な一体化が可能になり、軽量で強靭な構造物を得る
ことが出来る。
【０００５】
【発明の実施の形態】予め適当な目の荒さのネットで形
を作って置き、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、カーボンファイイバー等の繊維状物質を混練した素
材の粘度を調整し、吹き付け、叉はコテ塗りをし、固化
させる。これにより液体合成樹脂のみでは不可能な形状
の構造物が簡単に出来、且つ繊維とネットの両者の作用
で依り強靭な構造体が出来る。
を作って置き、液体合成樹脂をロックウールに含浸さ
せ、カーボンファイイバー等の繊維状物質を混練した素
材の粘度を調整し、吹き付け、叉はコテ塗りをし、固化
させる。これにより液体合成樹脂のみでは不可能な形状
の構造物が簡単に出来、且つ繊維とネットの両者の作用
で依り強靭な構造体が出来る。
【０００６】
【実施例】ポリエステル系液体合成樹脂にロックウール
（重量比６％）を加え良く含浸させ、それにガラス繊維
（重量比２％）を加え良く混練した素材を用意する。各
繊維の長さは、目的によって調整する。現実に老朽化し
たコンクリート製の門柱にカーボン繊維の１ｃｍ程度の
目の荒いネットを巻き付ける。この場合、門柱とネット
との間に５ｍｍ程度の間隙を保持するために支持足を入
れる。混練した素材を吹き付け用に粘度調整して１．５
ｃｍ位の厚さに成るまで全体に吹き付け、固化させる。
（重量比６％）を加え良く含浸させ、それにガラス繊維
（重量比２％）を加え良く混練した素材を用意する。各
繊維の長さは、目的によって調整する。現実に老朽化し
たコンクリート製の門柱にカーボン繊維の１ｃｍ程度の
目の荒いネットを巻き付ける。この場合、門柱とネット
との間に５ｍｍ程度の間隙を保持するために支持足を入
れる。混練した素材を吹き付け用に粘度調整して１．５
ｃｍ位の厚さに成るまで全体に吹き付け、固化させる。
【０００７】
【発明の効果】本発明に利用される素材は、液体合成樹
脂のみの場合と異なり、内部に混練されたロックウール
等の繊維物質に依り、液垂れがなく、扱い易く、作業効
率が大きく向上する。強化繊維の持つ強化作用に依り、
強度が増すばかりではなく、歪に対する応力が分散して
内部歪を起こしにくい。又、合成樹脂本来の接着力を充
分に発揮するために繊維を混練させて、繊維の絡む力を
利用し、ネット等に完全一体化させる効果を強化した。
ネットを心材として利用する事により、ネットの持つ引
っ張り強度の増加が見込まれる。ネット形状を自由に設
定する事が出来るので如何なる形状の土木、建築、工業
生産物の製品にも適応出来る。又、木板、コンクリート
板、鉄製構造物、既設コンクリート構造物等の他物質と
一体化させる事により、強度を増すばかりではなく、被
覆されたその物質の持つ特性を封じ込め、保持する事が
出来る。物質特性の老化を防ぎ、叉は、その物質からの
有害物質等の漏出をも防ぐ事が出来る。産業廃棄物等の
固化に利用するには、産業廃棄物を骨材として利用し周
囲をネット等で包む様な形状のブロックを作成すると破
壊しにくく、内部からの不純物の溶出を完全に防止出来
る。又、最終処分場等のゴムマットの進化形としての利
用は充分考えられる。破壊強度に於いてはコンクリート
に遙かに勝り、曲げ強度は比較に成らない強度が計測さ
れる。また、施工法も至って簡単である。又、骨材等の
投入割合により、完全不透水から完全透水迄の各段階の
性能を発揮する製品の製造が可能である。
脂のみの場合と異なり、内部に混練されたロックウール
等の繊維物質に依り、液垂れがなく、扱い易く、作業効
率が大きく向上する。強化繊維の持つ強化作用に依り、
強度が増すばかりではなく、歪に対する応力が分散して
内部歪を起こしにくい。又、合成樹脂本来の接着力を充
分に発揮するために繊維を混練させて、繊維の絡む力を
利用し、ネット等に完全一体化させる効果を強化した。
ネットを心材として利用する事により、ネットの持つ引
っ張り強度の増加が見込まれる。ネット形状を自由に設
定する事が出来るので如何なる形状の土木、建築、工業
生産物の製品にも適応出来る。又、木板、コンクリート
板、鉄製構造物、既設コンクリート構造物等の他物質と
一体化させる事により、強度を増すばかりではなく、被
覆されたその物質の持つ特性を封じ込め、保持する事が
出来る。物質特性の老化を防ぎ、叉は、その物質からの
有害物質等の漏出をも防ぐ事が出来る。産業廃棄物等の
固化に利用するには、産業廃棄物を骨材として利用し周
囲をネット等で包む様な形状のブロックを作成すると破
壊しにくく、内部からの不純物の溶出を完全に防止出来
る。又、最終処分場等のゴムマットの進化形としての利
用は充分考えられる。破壊強度に於いてはコンクリート
に遙かに勝り、曲げ強度は比較に成らない強度が計測さ
れる。また、施工法も至って簡単である。又、骨材等の
投入割合により、完全不透水から完全透水迄の各段階の
性能を発揮する製品の製造が可能である。
Claims (3)
- 【請求項１】 繊維状物質を混練した液体合成樹脂を金
属、無機叉は有機質のネット叉はシートに、流し込み、
吹き付け叉はこて塗り等でネット叉はシートと一体化さ
せた層状構造体。 - 【請求項２】 繊維状物質を混練した液体合成樹脂を金
属、無機叉は有機質のネット叉はシートに、流し込み、
吹き付け叉はこて塗り等でネット叉はシートと一体化さ
せ同時に他の構造物叉は他の物質とも一体化させた構造
体。 - 【請求項３】 請求項１、請求項２に繊維状物質以外に
着色剤、骨材、補強材等を投入加工した構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21114297A JPH1177871A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 繊維状物質を混練した液体合成樹脂とネット叉はシート状物質叉は配筋体とで作られた構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21114297A JPH1177871A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 繊維状物質を混練した液体合成樹脂とネット叉はシート状物質叉は配筋体とで作られた構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177871A true JPH1177871A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=16601086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21114297A Pending JPH1177871A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 繊維状物質を混練した液体合成樹脂とネット叉はシート状物質叉は配筋体とで作られた構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1177871A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11353612B2 (en) | 2019-03-11 | 2022-06-07 | Saudi Arabian Oil Company | Nonstationary maximum likelihood method to estimate dispersion spectra for full waveform sonic logging |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP21114297A patent/JPH1177871A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11353612B2 (en) | 2019-03-11 | 2022-06-07 | Saudi Arabian Oil Company | Nonstationary maximum likelihood method to estimate dispersion spectra for full waveform sonic logging |
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