JPH1177036A - プール水面浮遊物の除去装置 - Google Patents

プール水面浮遊物の除去装置

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JPH1177036A
JPH1177036A JP23793397A JP23793397A JPH1177036A JP H1177036 A JPH1177036 A JP H1177036A JP 23793397 A JP23793397 A JP 23793397A JP 23793397 A JP23793397 A JP 23793397A JP H1177036 A JPH1177036 A JP H1177036A
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JP
Japan
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pool
pool water
water
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equipment room
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JP23793397A
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English (en)
Inventor
Akira Kikuchi
章 菊地
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動的にプール水面の浮遊粉塵を除去できる簡
単な構造で効率的なプール水面浮遊物除去装置を提供す
る。 【解決手段】箱状本体1に機器室2とプール水流路10を
設け、機器室2内に可変速モータ5を設置し、プール水
流路10に水中翼4を設ける。水中翼4は可変速モータ5
の駆動により回転する。水中翼4の回転によりプール水
8は入口部3から流入しプール水流路10を通って出口部
9から流出する。水中翼4でプール表層水をプール水8
中に引き込む水流を発生させて、表層水に浮遊した浮遊
物12を水中に巻き込んで懸濁させるとともに、水流の反
動で装置を推進させる。水中翼4を左舷と右舷に取り付
けて左右の噴出流量を制御操作することで、浮遊物12を
除去しながらプール水面を自在に走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プール水面に浮遊
した粉塵を効率的に除去できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発熱体や危険物であるため水中貯蔵する
場合の貯蔵プール等水面の開放されたプールにおいて
は、屋外設置の場合はもちろん、屋内設置の場合でも、
プール周りの作業で発生した粉塵や換気空気の流れで運
ばれる粉塵等がプール水面に浮遊する。
【0003】一般にプール水は浄化装置を通す循環処理
を行うことで浄化され清浄度の維持が図られるが、プー
ル水中に懸濁または溶解した不純物はプール水とともに
浄化装置に送られ除去されるが、プール水面に浮遊した
粉塵はプール水循環の流れに乗れず滞留・蓄積すること
が多い。
【0004】プール水面に浮遊粉塵が蓄積することは美
観上好ましくないだけでなく、プール水の透明度を低下
させプール水中作業の視認を妨げることになることから
定期的に除去・清掃する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プール水面の浮遊物を
回収する方法としては、布を張った網ですくい取る方法
がよく用いられるが、大型プールの場合、作業効率が悪
いだけでなく、網を取り付ける柄が長くなってこれを操
作することはかなりの重労働になることから、効率的に
浮遊物を除去できる装置が望まれている。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、プール水面の広い範囲に浮遊した粉塵を、簡
単な制御装置で自動的に除去できる効率的で簡便なプー
ル水面浮遊物の除去装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、箱状
本体と、この本体内に仕切板を介して設けた機器室と、
この機器室内に設置した可変速モータと、前記本体内で
前記機器室の外側との間に設けたプール水の入口部と出
口部を有するプール水流通路と、このプール水流通路内
に翼部が位置し前記可変速モータで駆動される水中翼と
を具備したことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、前記プール水の入口部
はその口径中央部がプール水面のほぼ中央に位置するよ
うに前記本体の上部側面に形成され、前記プール水の出
口部は前記プール水中に没入されてなることを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明は、箱状本体と、この本体
内に設けた機器室およびポンプ室と、このポンプ室内に
設置した水中ポンプと、前記機器室内に設置したフィル
タと、このフィルタの入口側と前記水中ポンプの吐出側
とを接続するホースと、前記フィルタの出口側から分岐
ホースを介して連結され前記機器室外に設けた噴出ノズ
ルとを具備したことを特徴とする。請求項4の発明は、
前記ポンプ室の外壁面にはプール水を斜めから流入プー
ル水入口部を設けてなることを特徴とする。
【0010】水面の浮遊粉塵の大部分はプール水の密度
より大きな密度を有するものの重量が小さいため水面の
表面張力で浮遊しており、表面張力に打ち勝って水中へ
引き込む力を加えることでプール水中に懸濁させること
ができ、プール水中に懸濁した浮遊物はプール水ととも
に本来の処理装置であるプール水の浄化装置に送り回収
されるため、浮遊物を回収するための余分な作業を行う
必要がなく、除去することができる。
【0011】また、プール水面とプール水中を結ぶ水路
を設け、水流駆動装置でこの水路に沿ってプール水面か
らプール水中へ流れる水流を作ることで水面の浮遊物が
水中に引き込むことができるようにした。
【0012】さらに、広い水面を自在に走行して浮遊物
を自動的に除去するための装置の推進力および操舵機構
として水流駆動装置で発生させた水流の反動力を利用す
ることで装置の簡便化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2を参照しながら本
発明に係るプール水面浮遊物除去装置の第1の実施の形
態を説明する。図1は本実施の形態に係るプール水面浮
遊物除去装置の平面図、図2は図1の縦断面図である。
すなわち、図1および図2において符号1は箱状本体
で、この本体1内には機器室2が設けられている。ま
た、本体1には入口部3が設けられている。機器室2内
には水中翼4を回転させる2台の可変速モータ5が並列
に設置されている。
【0014】図2に示すように、本体1内には上面から
下方側面に沿って仕切板6が設置されており、可変速モ
ータ5は仕切板6を介してその上面に固定されている。
仕切板6と底板7との間にはプール水8を入口部3から
流入し出口部9から流出するプール水流路10が設けられ
ている。このプール水流路10内に水中翼4が設置され、
水中翼4は可変速モータ5と傘歯車11により噛合してい
る。なお、符号12はプール水8に浮遊する浮遊物であ
る。
【0015】しかして、本実施の形態におけるプール水
面浮遊物除去装置は、プール水流路10および機器室2を
主体として構成され、機器室2の浮力によりプール水8
の水面に浮遊する。入口部3は、プール水面の表層水を
吸い込むためにプール水面の上と下に掛かる高さの幅を
有し、プール水面から入口部3の下端の水深はプール表
層水を引き込むために必要な線流速を確保できるように
決定される。
【0016】プール水流路10の出口部9は完全にプール
水8の水面下とし、水中翼4が取り付けられる。機器室
2は密閉構造で必要な浮力を確保できる内容積を有する
とともに、内部に水中翼4を回転させるための可変速モ
ータ5を収納する。水中翼4と可変速モータ5は、各2
台とし、装置の左舷と右舷に1台づつ取り付ける。
【0017】可変速モータ5を運転することで水中翼4
が回転し、プール表層水が入口部3からプール水流路10
に吸い込まれ出口部9から吐き出される水流が発生す
る。プール水面の浮遊物12はプール表層水に乗って吸い
込まれ、大部分はプール水流路10に引き込まれてプール
水8中に懸濁し、水より密度が大きいものだけが入口部
3の水面上に浮遊蓄積する。
【0018】また、水流噴射の反動で装置は前方に推進
される。左右の可変速モータ5の回転数を制御すること
で左右の水中翼4で発生する水流の噴射流量が変わり左
右の推進力を制御して装置の進行を制御し、浮遊物6を
除去しながらプール水面上を自在に走行させることがで
きる。プール水中に懸濁した浮遊物6はプール水の浄化
装置で回収されるかプール底面に沈降堆積し、入口部3
の水面上に浮遊蓄積した浮遊物6は装置をプールから撤
去する際に布を張った網等により回収する。
【0019】つぎに、図3および図4により本発明に係
るプール水面浮遊物の除去装置の第2の実施の形態を説
明する。なお、図3は本実施の形態の平面図で、図4は
図3の縦断面図である。
【0020】本実施の形態において、箱状本体1a内に
は機器室2およびポンプ室13が仕切板6を介して設置さ
れている。ポンプ室13内には下部からプール水8を吸い
込み上部から吐出する水中ポンプ14が設置され、機器室
2内には水中ポンプ14の吐出側とホース15により上部入
口側が接続するフィルタ16が設置されている。
【0021】このフィルタ16の出口側には分岐ヘッダ17
が接続し、分岐ヘッダ17には流量制御弁18,分配ホース
19および噴出ノズル20が接続している。ポンプ室13と機
器室2とは垂直方向の仕切板6で区画され、ポンプ室13
の左側の傾斜方向仕切板6aによって入口部3とプール
水流路10が形成される。
【0022】しかして、本実施の形態におけるプール水
面浮遊物の除去装置は、プール水流路10,ポンプ室7お
よび機器室2より構成され、機器室2の浮力によりプー
ル水面に浮遊する。プール水流路10の入口部3は図1お
よび図2に示す第1の実施の形態と同じであるが、出口
部9はポンプ室13に接続する。
【0023】プール水流路10とポンプ室13を区画する傾
斜方向仕切板6aの上部近傍は完全にプール水8の水面
下となっている。水中ポンプ14の吐出側はホース15を介
してフィルタ16に接続され、フィルタ16の出口は分岐ヘ
ッダ17が接続されて分岐し、その分岐先はそれぞれ流量
制御弁18と分配ホース19を通して2個の噴出ノズル20に
接続される。
【0024】フィルタ16,分岐ヘッダ17および流量制御
弁18は機器室2内に設置され、噴出ノズル20は機器室2
の底部から突出してプール水8中に取り付けられる。機
器室2は密閉構造であり、浮力により推進する。噴出ノ
ズル20は図3から明らかなように左舷と右舷に分離して
一対取り付けられている。
【0025】しかして、本実施の形態によれば、水中ポ
ンプ14を運転することにより、プール表層水が入口部3
からプール水流路10に吸い込まれ、プール水面の浮遊物
12の大部分とともにポンプ室13に入り、水中ポンプ14で
フィルタ16に送られて浮遊物はフィルタ16にろ過捕集さ
れる。ろ過水は分岐ヘッダ17,流量制御弁18を通って噴
出ノズル20からプール水8中に噴出され、その反動で装
置を前方に推進する。左右の噴出ノズル20に分配される
流量も流量制御弁18で制御することにより装置の進行方
向の制御が可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、水中翼または水中ポン
プの運転だけで浮遊物の吸い込みと装置の推進を行うも
ので簡単な構造であり、また、無線または有線ケーブル
により可変速モータの回転数または流量制御弁の開度を
遠隔操作で制御するだけで、プール水面を自在に走行し
て浮遊物の除去を行うことができ、簡単な操作で効率的
に浮遊物の除去作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプール水面浮遊物の除去装置の第
1の実施の形態を説明するための平面図。
【図2】図1におけるプール水面浮遊物除去装置の縦断
面図。
【図3】本発明に係るプール水面浮遊物の除去装置の第
2の実施の形態を説明するための平面図。
【図4】図3におけるプール水面浮遊物除去装置の縦断
面図。
【符号の説明】
1,1a…箱状本体、2…機器室、3…入口部、4…水
中翼、5…可変速モータ、6,6a…仕切板、7…底
板、8…プール水、9…出口部、10…プール水流路、11
…傘歯車、12…浮遊物、13…ポンプ室、14…水中ポン
プ、15…ホース、16…フィルタ、17…分岐ヘッダ、18…
流量制御弁、19…分配ホース、20…噴出ノズル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状本体と、この本体内に仕切板を介し
    て設けた機器室と、この機器室内に設置した可変速モー
    タと、前記本体内で前記機器室の外側との間に設けたプ
    ール水の入口部と出口部を有するプール水流通路と、こ
    のプール水流通路内に翼部が位置し前記可変速モータで
    駆動される水中翼とを具備したことを特徴とするプール
    水面浮遊物の除去装置。
  2. 【請求項2】 前記プール水の入口部はその口径中央部
    がプール水面のほぼ中央に位置するように前記本体の上
    部側面に形成され、前記プール水の出口部は前記プール
    水中に没入されてなることを特徴とする請求項1記載の
    プール水面浮遊物の除去装置。
  3. 【請求項3】 箱状本体と、この本体内に設けた機器室
    およびポンプ室と、このポンプ室内に設置した水中ポン
    プと、前記機器室内に設置したフィルタと、このフィル
    タの入口側と前記水中ポンプの吐出側とを接続するホー
    スと、前記フィルタの出口側から分岐ホースを介して連
    結され前記機器室外に設けた噴出ノズルとを具備したこ
    とを特徴とするプール水面浮遊物の除去装置。
  4. 【請求項4】 前記ポンプ室の外壁面にはプール水を斜
    めから流入プール水入口部を設けてなることを特徴とす
    る請求項3記載のプール水面浮遊物の除去装置。
JP23793397A 1997-09-03 1997-09-03 プール水面浮遊物の除去装置 Pending JPH1177036A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004291266A (ja) * 2003-03-25 2004-10-21 Dainippon Ink & Chem Inc 水圧転写装置
CN110523521A (zh) * 2019-09-29 2019-12-03 金秋熔 一种分离结构及其应用装置
CN113769444A (zh) * 2021-09-23 2021-12-10 水一方(上海)环保科技有限公司 一种游泳池水循环装置

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