JPH1176960A - 超音波洗浄方法及び装置 - Google Patents

超音波洗浄方法及び装置

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JPH1176960A
JPH1176960A JP24081097A JP24081097A JPH1176960A JP H1176960 A JPH1176960 A JP H1176960A JP 24081097 A JP24081097 A JP 24081097A JP 24081097 A JP24081097 A JP 24081097A JP H1176960 A JPH1176960 A JP H1176960A
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JP
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ultrasonic
cleaning
cleaned
gear
reflecting
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JP24081097A
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Yoshihiro Yoneda
喜浩 米田
Hitoshi Minamino
均 南野
Koji Machida
浩二 町田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波洗浄器の超音波を洗浄対象物全面に当
てる。 【解決手段】 洗浄液3を溜めた洗浄槽1内に収納され
た超音波洗浄器2の超音波発振面2bと該超音波発振面
2bに超音波反射面6aが対向するよう配置された反射
板6の間に洗浄対象物を載置し、前記超音波洗浄器2の
超音波発振面2bから反射板6の超音波反射面6aに向
かって発振された超音波W及び前記反射板6の超音波反
射面6aに反射して洗浄対象物側へ戻ってきた超音波W
を前記洗浄対象物に当て、該洗浄対象物を超音波洗浄す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面が汚れた洗浄
対象物を洗浄する超音波洗浄方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】機械部品等の検査対象物の非破壊検査に
は、検査対象物に磁粉をかけて調べる磁気探傷検査があ
り、斯かる磁気探傷検査を行った場合には、検査終了後
に検査対象物に付着した磁粉を取り除くため、洗浄液を
満たした洗浄槽に検査対象物を浸漬して超音波洗浄が行
われている。
【0003】而して、従来の超音波洗浄方法及び装置
を、図4、図5により説明すると、上面が開口した直方
体状の洗浄槽1の底部には、磁気探傷検査の終了した洗
浄対象物が載置できるよう所要広さの水平な超音波発振
面2aを上側に有する超音波洗浄器2を備えており、超
音波洗浄器2は、図5に示す如く上側の超音波発振面2
aから垂直上方へ超音波W(共振周波数19.5〜50
KHz)を発振できるよう、内部に超音波発生用振動子
を有している。
【0004】洗浄槽1内には、磁粉で汚れた洗浄対象物
が洗浄液3中へ浸漬されるよう、エタノール等の有機溶
剤や灯油が洗浄液3として収納されている。
【0005】洗浄対象物として、図4、図5に示す如く
大径円盤状の歯車本体4aの中心に小径円筒体状の軸部
4bを接続したギア4を洗浄する場合には、ギア4を洗
浄液3中へ浸漬すると共に、該ギア4を超音波洗浄器2
の超音波発振面2a上に、ギア4の歯車本体4aの外周
下端部と軸部4bの反歯車本体4a側端部の外周下端部
が超音波発振面2a上に接するよう載置し、超音波洗浄
器2の超音波発振面2aから超音波Wを約10秒間発振
する。
【0006】超音波Wは、超音波洗浄器2の超音波発振
面2aの上方に位置するギア4の一部に当たり、磁粉の
汚れを剥離、分散して、ギア4の超音波Wの当たる部分
を洗浄する。
【0007】又、ギア4の反超音波洗浄器2側の超音波
Wが当らない部分は、洗浄されないため、最初の洗浄が
終了した後、人の手によりギア4を周方向に120゜回
転(図4の矢印R方向)して超音波発振面2a上に載置
し、再び約10秒間、超音波Wを当て洗浄する。
【0008】上記のギア4の回転と洗浄の操作をギア4
が周方向に1回転するまで繰返してギア4の全面を洗浄
することができる。
【0009】ギア4に付着した磁粉が洗浄により除去さ
れたかどうかは、洗浄の終了したギア4にブラックライ
トを照射し目視により確認する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の超
音波洗浄方法及び装置においては、超音波洗浄器2の超
音波発振面2aから発振された超音波Wが洗浄対象物に
一定方向からのみしか当たらないため、一定方向の面の
みしか洗浄できず、従って人の手で洗浄対象物を回転さ
せて、まだ洗浄されていない部分に超音波Wを当てて洗
浄するという作業を要し、手間がかかると共に、洗浄に
時間がかかるという問題があった。
【0011】本発明は上述の実情に鑑み、洗浄対象物の
全面の洗浄に手間がかからず短時間で行うことのできる
超音波洗浄方法及び装置を提供することを目的としたも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波洗浄方法
は、洗浄液を溜めた洗浄槽内に収納された超音波洗浄器
の超音波発振面と該超音波発振面に超音波反射面が対向
するよう配置された反射板の間に洗浄対象物を載置し、
前記超音波洗浄器の超音波発振面から反射板の超音波反
射面に向かって発振された超音波及び前記反射板の超音
波反射面に反射して洗浄対象物側へ戻ってきた超音波を
前記洗浄対象物に当て、該洗浄対象物を超音波洗浄す
る。
【0013】本発明の超音波洗浄装置は、洗浄対象物を
浸漬して洗浄するための洗浄液が溜められる洗浄槽と、
洗浄液を満たした前記洗浄槽内に収納される超音波洗浄
器と、該超音波洗浄器の超音波発振面に超音波反射面が
対向するよう前記洗浄槽内の洗浄液内に収納される反射
板を備える。
【0014】本発明の超音波洗浄方法及び装置では、超
音波洗浄器の超音波発振面により反射板の超音波反射面
に向かって発振された超音波を直接洗浄対象物に当てる
と共に反射板の超音波反射面で反射して洗浄対象物側へ
戻ってきた超音波を洗浄対象物に当てるため、洗浄対象
物を回転させなくても当該洗浄対象物の全面を超音波洗
浄でき、従って洗浄に手間がかからず短時間で行うこと
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0016】図1、図2は、本発明の超音波洗浄方法及
び装置を示し、図中、図4、図5と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしている。
【0017】従来例と同様な洗浄槽1の底部には、洗浄
槽1の底面より一回り小さい広さの長方形の台座5を有
しており、台座5の長手方向の一端部側には、洗浄槽1
内に収まる大きさの超音波洗浄器2を備えている。又、
超音波洗浄器2は、台座5の長手方向他端部側に面する
垂直面が超音波発振面2bとなっており、超音波発振面
2bから台座5の長手方向他端部側に向って水平に超音
波W(例えば共振周波数28KHz)を発振するよう、
超音波洗浄器2の内部に超音波発生用振動子を備えてい
る。
【0018】台座5の長手方向の他端部側には、厚さ約
1.6mmのステンレス又はチタン若しくは鉄等の金属
性の反射板6が、台座5上に設置された反射板支持台7
を介して、反射板支持台7よりも超音波洗浄器2側に位
置するよう取付けられている。
【0019】反射板6の超音波反射面6aは、超音波洗
浄器2の超音波発振面2bと対向配置されるようになっ
ていると共に、反射板6の超音波反射面6aは、超音波
洗浄器2の超音波発振面2bの幅及び高さと略等しい幅
及び高さを有し、しかも、図1に示す如く、超音波洗浄
器2の超音波発振面2bから発振されて反射板6の超音
波反射面6aで反射した超音波Wは台座5の長手方向に
延びる中央線A上の集点に集束するよう、反射板6は上
面からみて反射板6の中央部から側部へ行くに従って超
音波洗浄器2方向へ近接するよう円弧状(曲率 R20
0mm・円周1256mm)に湾曲している。
【0020】洗浄槽1内には、従来例と同様に磁粉で汚
れた洗浄対象物が洗浄液3中へ浸漬されるよう、エタノ
ール等の有機溶剤や灯油が洗浄液3として収納されてい
る。
【0021】以下、本発明の実施の形態例の作用を説明
する。
【0022】洗浄対象物として従来の場合と同様、ギア
4を洗浄する際には、洗浄槽1内に溜めた洗浄液3に浸
漬した超音波洗浄器2の超音波発振面2bと反射板6の
超音波反射面6aの間にギア4を配置し、ギア4の歯車
本体4aの外周下端部を台座5上に支持させ、軸部4b
を台座5上に載置した設置台8に支持させる。この際、
ギア4は、軸線が超音波洗浄器2から発振された超音波
Wの進行方向と略同一方向へ向くように配置し、超音波
洗浄器2の超音波発振面2bから超音波Wを約10秒間
発振する。
【0023】超音波洗浄器2の超音波発振面2bから発
振された超音波Wは、超音波洗浄器2側から直接ギア4
に当ると共に、反射板6の超音波反射面6aによって反
射されて反射板6側から戻り、超音波反射面6aの焦点
に集束しつつギア4に当たり、ギア4全面の磁粉の汚れ
を剥離、分散して、ギア4の全面を洗浄する。
【0024】このため、人の手で洗浄対象物を回転させ
るという作業を減らせるので、手間がかからず短時間で
洗浄対象物の洗浄を行うことができる。
【0025】ギア4に付着した磁粉が洗浄により除去さ
れたかどうかは、洗浄の終了したギア4にブラックライ
トを照射し目視により確認する。
【0026】図3は、本発明の他の実施の形態例を示し
ており、図中、図1、図2と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしている。
【0027】而して、図3に示す超音波洗浄装置にあっ
ては、反射板6の超音波反射面6bは、超音波洗浄器2
の超音波発振面2bと対向配置されるようになっている
と共に、反射板6の超音波反射面6bは、超音波洗浄器
2の超音波発振面2bの幅及び高さと略等しい幅及び高
さを有し、しかも、図3に示す如く、超音波洗浄器2の
超音波発振面2bから発振されて反射板6の超音波反射
面6bで反射した超音波Wは台座5から所定高さの位置
で台座5の長手方向に平行に延びる中央線B上の集点に
集束するよう、反射板6は側面からみて反射板6の中央
部から上部及び下部へ行くに従って超音波洗浄器2方向
へ近接するよう円弧状に湾曲している。
【0028】以下、本発明の他の実施の形態例の作用を
説明する。
【0029】洗浄対象物としてギア4を洗浄する際に
は、図1、図2に示した場合と同様にギア4を配置し、
超音波洗浄器2の超音波発振面2bから超音波Wを発振
する。
【0030】超音波洗浄器2の超音波発振面2bから発
振された超音波Wは、超音波洗浄器2側から直接ギア4
に当ると共に、反射板6の超音波反射面6bによって反
射されて反射板6側から超音波反射面6bの焦点に集束
しつつギア4に当たり、ギア4全面の磁粉の汚れを剥
離、分散して、ギア4の全面を洗浄する。
【0031】このため、本実施の形態においても人の手
で洗浄対象物を回転させるという作業を減らせるので、
洗浄対象物の全面の洗浄に手間がかからず短時間で行う
ことができる。
【0032】なお、本発明の実施の形態は、上述の形態
例のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明の超音波洗浄方法及び装置によれ
ば、超音波洗浄器の超音波発振面により反射板の超音波
反射面に向かって発振された超音波を直接洗浄対象物に
当てると共に反射板の超音波反射面で反射して洗浄対象
物側へ戻ってきた超音波を洗浄対象物に当てるため、洗
浄対象物を回転させなくても当該洗浄対象物の全面を超
音波洗浄でき、従って洗浄に手間がかからず短時間で行
うことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波洗浄方法に用いる超音波洗浄装
置の一例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】本発明の超音波洗浄方法に用いる超音波洗浄装
置の他の実施の形態例の縦断面図である。
【図4】従来の超音波洗浄装置の一例を示す平面図であ
る。
【図5】図4のV−V方向の矢視図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 超音波洗浄器 2b 超音波発振面 3 洗浄液 6 反射板 6a 超音波反射面 W 超音波

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を溜めた洗浄槽内に収納された超
    音波洗浄器の超音波発振面と該超音波発振面に超音波反
    射面が対向するよう配置された反射板の間に洗浄対象物
    を載置し、前記超音波洗浄器の超音波発振面から反射板
    の超音波反射面に向かって発振された超音波及び前記反
    射板の超音波反射面に反射して洗浄対象物側へ戻ってき
    た超音波を前記洗浄対象物に当て、該洗浄対象物を超音
    波洗浄することを特徴とする超音波洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄対象物を浸漬して洗浄するための洗
    浄液が溜められる洗浄槽と、洗浄液を満たした前記洗浄
    槽内に収納される超音波洗浄器と、該超音波洗浄器の超
    音波発振面に超音波反射面が対向するよう前記洗浄槽内
    の洗浄液内に収納される反射板を備えたことを特徴とす
    る超音波洗浄装置。
JP24081097A 1997-09-05 1997-09-05 超音波洗浄方法及び装置 Pending JPH1176960A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007199039A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Sumitomo Metal Ind Ltd 表面温度測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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