JPH117669A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH117669A
JPH117669A JP16142797A JP16142797A JPH117669A JP H117669 A JPH117669 A JP H117669A JP 16142797 A JP16142797 A JP 16142797A JP 16142797 A JP16142797 A JP 16142797A JP H117669 A JPH117669 A JP H117669A
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JP
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optical disk
pickup
magnetic field
laser light
recording
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JP16142797A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamauchi
弘 山内
Shigeaki Wachi
滋明 和智
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面記録又は両面再生のできる光ディスク装
置の構成を簡単にして、小型化できるようにする。 【解決手段】 装着された光ディスク11の一方の面1
1aに対向して、少なくともレーザ光源が配された第1
のピックアップ20を、光ディスクの半径方向に摺動自
在に配置すると共に、装着された光ディスク11の他方
の面11bに対向して、磁界発生コイルとレーザ光源と
が一体に配された第2のピックアップ30を、第1のピ
ックアップ20と光ディスク11を挟んで対向する位置
に、光ディスク11の半径方向に摺動自在に配置し、光
ディスク11の一方の面11aに形成されたトラックへ
の記録を、第1のピックアップ20のレーザ光源により
所望のトラックへレーザ光を照射しながら、第2のピッ
クアップ30の磁界発生コイルにより所定の磁界を発生
させて行う構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光源により
レーザ光を照射しながら磁界発生コイルにより磁界を発
生させて記録を行う光磁気ディスクの記録装置に適用し
て好適な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを利用した記録装置や再生装
置が各種実用化されている。例えば、光磁気ディスクと
称されるディスクを使用した記録装置は、ディスクに形
成されたトラックに、レーザ光を照射して、記録位置の
温度をキュリー温度近傍まで上昇させた上で、ディスク
のレーザ光を照射する面とは反対側の面の近傍に、磁界
発生コイルを配置し、そのコイルで発生する磁界を、レ
ーザ光の照射位置に記録する処理が行われる。
【0003】そして、このようにして磁化方向によりデ
ィスクに記録された情報を再生する際には、例えばこの
ディスクにレーザ光を照射して、その戻り光の反射率の
変化(磁化方向により反射率が変化する)を検出して、
記録情報を再生する。
【0004】図6は、このような光磁気ディスクの記録
装置の従来のピックアップ部の構成の一例を示す図で、
光磁気ディスク1はスピンドルモータ2により回転駆動
され、ディスク1の半径方向に摺動自在となった光学ピ
ックアップ3が配置してある。この光学ピックアップ3
は、ディスク1の片面(ここでは下側の面)にレーザ光
を照射するレーザ光出射部3aが設けてある。そして、
ディスク1の上側の面に位置する磁界発生コイル4は、
コ字型の接続部材5を介して光学ピックアップ3と接続
してあり、光学ピックアップ3と磁界発生コイル4が連
動してディスクの半径方向に移動する構成としてあり、
光学ピックアップ3がレーザ光を照射する位置の真上に
磁界発生コイル4が常時位置する。この図6に示す構成
としてあることで、光磁気ディスク1へのいわゆる磁界
変調による情報の記録が行える。
【0005】また、光磁気ディスク装置の別の構成のピ
ックアップ部として、図7に示す構成のものもある。こ
の場合には、スピンドルモータ2で回転駆動される光磁
気ディスク1の片面に、半径方向に摺動自在に光学ピッ
クアップ3を配置すると共に、光磁気ディスク1の上側
の反対側の面には、このディスク1のほぼ半径に相当す
る長さを有する固定された磁界発生手段6を設け、この
磁界発生手段6が発生する磁界を、記録情報に応じて変
化させる。そして、ディスク1に記録する際には、その
記録トラックの変化に応じて、光学ピックアップ3だけ
を半径方向に移動させて記録する。このような構成で
も、光磁気ディスク1へのいわゆる磁界発生による情報
の記録が行える。
【0006】ところで、このような光磁気ディスク装置
として、ディスク1の両面に情報を記録できるようにし
たものが提案されている。図8は、この両面記録ができ
る光磁気ディスク装置として提案されている構成の例を
示す図で、光磁気ディスク1としてはディスクの両面に
グルーブなどでトラックを形成しておき、その光磁気デ
ィスク1に対して、2組の光学ピックアップ3,3′を
設けるようにしたものである。ここで、一方の光学ピッ
クアップ3については、ディスク1の下側の面にレーザ
光を照射するレーザ光出射部3aを配置し、その真上に
磁界発生コイル4が位置するように、接続部材5で磁界
発生コイル4を接続する。他方の光学ピックアップ3′
については、この光学ピックアップ3とは異なる位置
(例えばディスクの回転中心を対称にして反対側の位
置)の、ディスク1の上側の面にレーザ光を照射するレ
ーザ光出射部3a′を配置し、その真下に磁界発生コイ
ル4′が位置するように、接続部材5′で磁界発生コイ
ル4′を接続する。
【0007】そして、光磁気ディスク1の下側の面に形
成されたトラックに情報を記録する際には、一方の光学
ピックアップ3を使用して、下側の面の所望のトラック
にレーザ光を照射しながら、その光学ピックアップ3に
接続された磁界発生コイル4で、記録情報に対応した変
調磁界を発生させて、情報の記録を行う。また、光磁気
ディスク1の上側の面に形成されたトラックに情報を記
録する際には、他方の光学ピックアップ3′を使用し
て、上側の面の所望のトラックにレーザ光を照射しなが
ら、その光学ピックアップ3′に接続された磁界発生コ
イル4′で、記録情報に対応した変調磁界を発生させ
て、情報の記録を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
両面記録を実現するために、2組の光学ピックアップ及
び磁界発生コイルを配置すると、記録装置が大型化して
しまう問題があった。即ち、図6に示すような構成の光
学ピックアップ3と磁界発生コイル4を設けた場合に
は、その光学ピックアップ3と磁界発生コイル4を接続
する接続部材5として、ほぼディスク1の半径に相当す
る長さのものが必要で、例えば光学ピックアップ3がデ
ィスク1の最外周部に位置したとき、ディスク1から接
続部材5が大きく突出した状態になるため、記録装置と
して、この突出した接続部材5を収納できる大きさにす
る必要があるため、記録装置が大型化してしまう。
【0009】そして、両面記録を実現するために、図8
に示すように、光学ピックアップ3と磁界発生コイル4
と接続部材5を2組設けた構成とすると、この2組の接
続部材を収納できる大きさに記録装置を構成する必要が
あり、さらに記録装置が大型化してしまう。
【0010】また、図7に示すような固定された磁界発
生手段6を両面記録用の装置に適用することもできる
が、この固定された磁界発生手段6は、ディスク1のほ
ぼ半径に相当する長さで磁界を発生させるものが必要
で、非常に大型の磁界発生手段が必要で、やはり記録装
置を大型化してしまい、例えば両面記録を実現するため
に、固定された磁界発生手段6を2組設けた場合には、
図8の場合と同様に、記録装置が非常に大型化してしま
う。
【0011】本発明はかかる点に鑑み、両面に記録や再
生のできる光ディスク装置の構成を簡単にして、小型化
できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、装着された光ディスクの一方の面に対向し
て、少なくともレーザ光源が配された第1のピックアッ
プを、光ディスクの半径方向に摺動自在に配置すると共
に、装着された光ディスクの他方の面に対向して、磁界
発生コイルとレーザ光源とが一体に配された第2のピッ
クアップを、第1のピックアップと上記光ディスクを挟
んで対向する位置に、光ディスクの半径方向に摺動自在
に配置し、光ディスクの一方の面に形成されたトラック
への記録を、第1のピックアップのレーザ光源により所
望のトラックへレーザ光を照射しながら、第2のピック
アップの磁界発生コイルにより所定の磁界を発生させて
行う構成としたものである。
【0013】かかる構成としたことで、第1のピックア
ップは、その第1のピックアップから照射するレーザ光
により、記録するトラック位置を設定でき、磁界発生を
行う第2のピックアップは、この第2のピックアップに
一体に配されたレーザ光源から照射するレーザ光によ
り、記録するトラック位置に対応したディスクの反対側
の面のトラック位置を検出して、記録するトラック位置
を設定でき、所望のトラック位置に任意の情報を記録す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図4を参照して説明する。
【0015】図1は本例の光ディスク装置の構成を断面
で示す図で、本例においてはこの装置に装着される光デ
ィスク11として、そのディスク11の一方の面11a
及び他方の面11bの両面に、所定の方式でトラック
(例えばグルーブによるトラック)が形成されたディス
クとしてあり、それぞれの面11a,11bで情報が記
録できる構成を、レーザ光を照射した上で磁界変調し
て、磁化方向により情報の記録を行ういわゆる光磁気デ
ィスクとして構成してある。例えば、片面にグルーブな
どでトラックが形成された光磁気ディスクを、2枚張り
合わせることで、両面記録が可能な光ディスク11を構
成する。この場合、本例においては一方の面11aと他
方の面11bとで、形成されるトラックのトラックピッ
チを一致させてあり、その両面のトラック位置(例えば
グルーブの形成位置)についても、できるだけ一致する
ような状態で形成させる。
【0016】次に、このように構成される光ディスク1
1が装着される光ディスク装置の構成を、図1,図2,
図3を参照して説明する。図1は本例の光ディスク装置
を断面で示す図で、図2は図1のII−II線に沿う断面図
で、図3は図1の矢印Aの方向から見た図である。本例
の光ディスク装置は、筐体10内に光ディスク11が装
着される構成としてあり、装着された光ディスク11
は、スピンドルモータ12により回転駆動される。そし
て、装着された光ディスク11の一方の面(上面)11
aの上側に、上側ピックアップ20が配置してあり、他
方の面(下面)11bの下側に、下側ピックアップ30
が配置してある。それぞれのピックアップ20及び30
は、2本のガイドシャフト14a,14b及び15a,
15bで、ディスクに半径方向に摺動自在に配置してあ
り、光ディスク11を挟んで、上側ピックアップ20と
下側ピックアップ30とが上下に対向する位置となるよ
うに、それぞれの摺動範囲を設定してある。
【0017】それぞれのピックアップ20及び30は、
独立に半径方向の位置が設定できる構成としてある。即
ち、例えば上側ピックアップ20の構成を図2に示すと
(図2はディスク側からピックアップ20を見た図であ
る)、光ディスク11の半径方向と平行に配された2本
のガイドシャフト14a,14bに沿って、上側ピック
アップ20は平行移動できる構成としあり、その平行移
動は、例えばピックアップ20の左右の端部のリニア駆
動用アクチュエータ部23a,23bに所定の信号を供
給することで、2本のガイドシャフト14a,14bの
外側に設けられた所定のマグネット部16a,16bを
基準にして位置が移動する構成としてある。
【0018】上側ピックアップ20には、図2及び図3
に示すように、レーザ出射部21と、磁界発生コイル2
2とが、ディスクの半径方向と直交する方向に並べて配
置してある。レーザ出射部21の内部には、半導体レー
ザなどのレーザ光源と、このレーザ光源からのレーザ光
をディスクに照射させる対物レンズなどの光路部品と、
ディスクからの反射光を検出するディテクタなどが配置
されて、いわゆる光学ピックアップとして構成されてい
て、このレーザ出射部21からのレーザ光により、光デ
ィスク11の上面11aに形成されたトラックに上側ピ
ックアップ20を追随させるサーボ制御が行える構成と
してある。この上側ピックアップ20のトラッキングサ
ーボ制御は、トラッキングサーボ系回路54(図1参
照)の制御により行われる。磁界発生コイル22につい
ては、光ディスク11の下面に記録する情報に対応した
変調磁界を発生させる信号が供給される構成としてあ
る。
【0019】下側ピックアップ30についても、上側ピ
ックアップ20と同様の構成としてあり、図3に示すよ
うに、レーザ出射部31と、磁界発生コイル32とが、
ディスクの半径方向と直交する方向に並べて配置してあ
り、レーザ出射部31の内部が光学ピックアップとして
構成されていて、レーザ出射部31からのレーザ光によ
り、光ディスク11の下面11bに形成されたトラック
に下側ピックアップ30を追随させるサーボ制御が行え
る構成としてある。この下側ピックアップ30のトラッ
キングサーボ制御は、トラッキングサーボ系回路55
(図1参照)の制御により行われる。磁界発生コイル3
2については、光ディスク11の上面に記録する情報に
対応した変調磁界を発生させる信号が供給される構成と
してある。
【0020】上側ピックアップ20と下側ピックアップ
30が走査するトラック位置は、上下トラックアドレス
制御回路53に制御される。即ち、それぞれのピックア
ップ20,30のトラック位置を制御するトラッキング
サーボ系回路54,55に、上下トラックアドレス制御
回路53からの制御信号の供給で、同じ半径位置のアド
レスのトラックを走査するように設定される。この上下
トラックアドレス制御回路53での走査トラックの設定
は、この光ディスク装置の記録動作や再生動作を制御す
るコントローラ51からの指令に基づいて行われる。ま
た、スピンドルモータ12によるディスク11の回転駆
動は、コントローラ51からの指令に基づいたスピンド
ルサーボ系回路52の制御により行われる。
【0021】このように構成される本例の光ディスク装
置によると、光ディスク11の両面に情報を記録するこ
とができると共に、その記録された情報を再生すること
もできる。即ち、上側ピックアップ20は、ディスク1
1の上面11aに形成されたトラックアドレスを基準と
して、その走査位置(半径方向の位置)が設定され、下
側ピックアップ30は、ディスク11の下面11bに形
成されたトラックアドレスを基準として、その走査位置
が設定されるが、上下トラックアドレス制御回路53の
制御により、上下で同じ半径位置のトラックを走査する
状態とされる。
【0022】従って、それぞれのピックアップ20,3
0のトラッキングサーボ制御が安定した状態では、例え
ば図3に示すように、上側ピックアップ20のレーザ出
射部21と、下側ピックアップ30の磁界発生コイル3
2とが、ディスク11を挟んで対向し、レーザ出射部2
1からディスク11の上面11aにレーザ光が照射され
るトラック位置に、所定の情報を記録することができ
る。また、下側ピックアップ30のレーザ出射部31
と、上側ピックアップ20の磁界発生コイル22とが、
ディスク11を挟んで対向し、レーザ出射部31からデ
ィスク11の下面11bにレーザ光が照射されるトラッ
ク位置に、所定の情報を記録することができる。また、
再生時には、それぞれの面の側のピックアップ20又は
30のレーザ出射部21又は31からのレーザ光の戻り
光の検出により、ディスクのそれぞれの面11a又は1
1bに記録された情報を再生することができる。なお、
この再生時については、上下のピックアップ20,30
を同じトラック位置に制御する必要はない。
【0023】なお、本例のようにピックアップ20,3
0にレーザ出射部21,31と磁界発生コイル22,3
2とを配置した場合には、ディスクに形成されるトラッ
クとレーザ出射部21,31及び磁界発生コイル22,
32との位置関係については、図4に示す状態となる。
即ち、ディスク11の回転中心をOとしたとき、この回
転中心Oからレーザ出射部と磁界発生コイルが配された
位置までの距離をrとし、このレーザ出射部と磁界発生
コイルとの間隔を2Lとしたとき、トラックTに対し
て、r/L(radian)で示される傾きを持ってレーザ光
が照射されることになる。この傾きは、ディスク11の
最内周トラックのとき最も大きくなる。
【0024】このようなトラックとレーザ光スポットと
の傾きがあるため、ピックアップ20及び30でのトラ
ッキングサーボ制御のためのトラッキングエラー信号の
検出構成としては、1スポット法によるトラッキングエ
ラー信号検出構成とすることで、正確なトラッキングサ
ーボ制御が可能になる。1スポット法によるトラッキン
グエラー信号検出構成としては、例えばプッシュプル法
による構成や、ウォブルピットを用いたサンプルサーボ
法による構成などが知られている。或いは、その他の1
スポット法によるトラッキングエラー信号検出構成を適
用しても良い。
【0025】また、上側ピックアップ20と下側ピック
アップ30とが同じトラック位置を走査するように制御
すれば、原理的には両ピックアップ20,30の上下の
位置が一致するが、実際にはディスク11の上下に形成
されるトラックの位置には、ディスク成形時の精度に依
存した誤差が生じ、例えば上面11aと下面11bを別
のもので成形して、この2枚を張り合わせてディスク1
1を構成させた場合には、その張り合わせ精度に依存し
たトラック位置の若干のずれ(例えば50μm程度)が
発生している。このため、各ピックアップ20,30の
磁界発生コイル22,32から発生させる変調磁界は、
この上下のトラック位置のずれの範囲をカバーする範囲
で発生させる磁界とすれば良い。具体的には、例えば+
方向の50μm程度のずれと−方向の50μm程度のず
れを考慮したとき、100μm程度の範囲に変調磁界を
発生させれば良いことになる。この程度の範囲で変調磁
界を発生させる磁界発生コイル22,32としては、非
常に小型のコイルで良いことになる。
【0026】以上説明したように本例の構成にて光ディ
スク(光磁気ディスク)の両面記録及び再生が実現でき
ることで、従来の構成のピックアップと磁界発生手段を
ディスクの両面に配置した場合に比べて、光ディスク装
置を小型化できる効果を有する。即ち、ディスクを挟ん
で対向するレーザ光源と磁界発生手段とを接続したり、
固定された大型の磁界発生手段を設ける必要がなく、そ
れだけ構成が簡単であると共に小型化を図ることができ
る。また、両面記録ができることで、片面記録のディス
ク装置に比べて、2倍の情報の記録ができると共に、両
面で同時記録を行うことで、記録されるデータの転送レ
ートを2倍にすることができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を、図5
を参照して説明する。この第2の実施の形態に対応した
図5において、第1の実施の形態に対応した図1〜図4
に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。
【0028】本例の光ディスク装置に装着される光ディ
スク61としては、一方の面(下面)61bを、磁化方
向で情報が記録される光磁気ディスクとして構成してあ
り、他方の面(上面)61aを、その他の構成の光ディ
スクとして構成したものである。上面61aを構成する
光ディスクとしては、例えばグルーブなどにより形成さ
れたトラック上に、レーザ光の照射で1回だけ情報の記
録(書込み)ができるいわゆるライトワンス(Write On
ce)と称される光ディスクと構成する。或いは、上面6
1aを構成する光ディスクとして、例えばピットなどに
より予め情報が記録された再生専用ディスクとして構成
する。
【0029】そして、第1の実施の形態の場合と同様
に、それぞれが独立にディスクの半径方向に摺動自在な
上側ピックアップ20と下側ピックアップ40を設け、
その両ピックアップ20,40に位置関係は、第1の実
施の形態で説明した上側ピックアップ20と下側ピック
アップ30との位置関係と同じとする。上側ピックアッ
プ20の構成については、第1の実施の形態で説明した
構成と同じ構成、即ちレーザ出射部21と磁界発生コイ
ル22とが並んで配置されたピックアップとし、下側ピ
ックアップ40については、レーザ出射部41だけを設
け、磁界発生コイルは設けない構成とする。
【0030】そして、光ディスク61の下面61bに情
報の記録を行う際には、それぞれのピックアップ20,
40のトラッキングサーボ制御により、下側ピックアッ
プ40のレーザ出射部41と、上側ピックアップ20の
磁界発生コイル22とが、ディスク61を挟んで対向す
る位置となるように設定する。この下面61aに記録さ
れた情報を再生する際には、下側ピックアップ40のレ
ーザ出射部41からのレーザ光の戻り光だけで、再生が
可能である。また、光ディスク61の上面61aの記録
や再生についても、上側ピックアップ20のレーザ出射
部21からのレーザ光だけで可能である。
【0031】その他の部分については、第1の実施の形
態と同様に構成する。
【0032】このように構成したことで、光ディスク6
1の下面61bについては、上下のピックアップ20,
40からのレーザ光と変調磁界により、磁化方向で情報
を記録することができ、光ディスク61の上面61aに
ついては、上側ピックアップ20からのレーザ光によ
り、情報の1回だけの記録や、記録された情報の再生が
行える。このような構成とすることで、種々の構成の光
ディスクを張り合わせて、両面記録や両面再生が可能な
光ディスクとした場合についても、第1の実施の形態の
場合と同様に、その記録や再生を行う光ディスク装置の
構成を簡単にすることができる。
【0033】このように光ディスクの一方の面と他方の
面を別の構成とすることで、光ディスクの用途が広が
る。例えば、一方の面を再生専用ディスクとしてシステ
ム制御データやアプリケーションプログラムなどを予め
記録しておき、他方の面を、光磁気ディスクとして追記
録可能にすることで、一方の面のアプリケーションプロ
グラムなどをユーザーが実行して得たデータを、他方の
面に記録させる処理が可能になる。また、一方の面を光
磁気ディスクとして追記録可能とし、他方の面を光ディ
スクとして1回だけ記録が可能な構成とすることで、な
んらかの入力データを一旦一方の面に記録させた後、そ
の記録データを編集して最終的なデータを他方の面に記
録させる処理が可能になる。
【0034】なお、第1の実施の形態で説明した構成の
光ディスク装置を使用して、一方の面が磁化方向で情報
が記録されるディスクで、他方の面がレーザ光の照射だ
けで情報が記録(また再生)されるディスクとして両面
が構成された光ディスクの記録や再生を行うようにして
も良い。
【0035】また、第1の実施の形態で説明した構成の
光ディスク装置や、第2の実施の形態で説明した構成の
光ディスク装置を使用して、両面ともにレーザ光だけで
記録や再生が可能な構成の光ディスク(例えば一方の面
はピットで情報が予め記録された光ディスクとし、他方
の面はレーザ光の照射で1回だけ情報の記録が可能な光
ディスクとして構成)の記録や再生を行っても良い。ま
た、片面だけに記録や再生が可能な従来からある光ディ
スクを、上述した各実施の形態で説明した構成の光ディ
スク装置に装着して、記録や再生を行うようにしても良
い。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、第1
のピックアップは、その第1のピックアップから照射す
るレーザ光により、記録するトラック位置を設定でき、
磁界発生を行う第2のピックアップは、この第2のピッ
クアップに一体に配されたレーザ光源から照射するレー
ザ光により、記録するトラック位置に対応したディスク
の反対側の面のトラック位置を検出して、記録するトラ
ック位置を設定でき、所望のトラック位置に任意の情報
を記録することができ、レーザ光源と磁界発生コイルと
が接続されてない構成でも、ディスクに良好に情報を記
録することができ、レーザ光源と磁界発生コイルとを大
型の接続部材で接続したり、大型の固定された磁界発生
手段などを設ける必要がなく、光ディスク装置を小型化
することができる。
【0037】請求項2に記載した発明によると、第1の
ピックアップにもレーザ光源と一体に磁界発生コイルを
配置し、光ディスクの他方の面に形成されたトラックへ
の記録を、第2のピックアップのレーザ光源により所望
のトラックへレーザ光を照射しながら、第1のピックア
ップの磁界発生コイルにより所定の磁界を発生させて行
うことで、光ディスクの両面に磁界発生で独立の情報を
記録できる構成とした場合の、光ディスク装置の構成を
簡単にすることができ、両面記録が可能な光ディスク装
置を小型化することができる。
【0038】請求項3に記載した発明によると、光ディ
スクの他方の面については、第2のピックアップのレー
ザ光源だけを使用して、この面への記録を行うようにし
たことで、この他方の面については、いわゆるライトワ
ンス(Write Once)と称される1回だけ記録(書込み)
ができるディスクとして構成し、一方の面については、
書き換え自在な光ディスクとした場合の、両面の記録や
再生を行う光ディスク装置が良好に構成できる。
【0039】請求項4に記載した発明によると、光ディ
スクの他方の面については、第2のピックアップのレー
ザ光源により、この面に記録された情報の再生だけを行
うようにしたことで、この他方の面については、ピット
などで予めディスクに記録された情報の再生だけを行う
構成となり、両面の再生と片面の記録を行う光ディスク
装置が良好に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光ディスク装
置を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のA方向から見た平面図である。
【図4】トラックとピックアップとの傾きを示す説明図
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による光ディスク装
置を示す断面図である。
【図6】従来の光ディスク装置の一例を示す構成図であ
る。
【図7】従来の光ディスク装置の別の例を示す構成図で
ある。
【図8】従来の両面記録が可能な光ディスク装置の一例
を示す構成図である。
【符号の説明】
11…光ディスク、12…スピンドルモータ、20…上
側ピックアップ、21…レーザ出射部、22…磁界発生
コイル、30…下側ピックアップ、31…レーザ出射
部、32…磁界発生コイル、40…下側ピックアップ、
41…レーザ出射部、61…光ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に所定のトラックが形成された光デ
    ィスクに記録又は再生を行う光ディスク装置において、 装着された上記光ディスクの一方の面に対向して、少な
    くともレーザ光源が配された第1のピックアップを、上
    記光ディスクの半径方向に摺動自在に配置すると共に、 装着された上記光ディスクの他方の面に対向して、磁界
    発生コイルとレーザ光源とが一体に配された第2のピッ
    クアップを、上記第1のピックアップと上記光ディスク
    を挟んで対向する位置に、上記光ディスクの半径方向に
    摺動自在に配置し、 上記光ディスクの一方の面に形成されたトラックへの記
    録を、上記第1のピックアップのレーザ光源により所望
    のトラックへレーザ光を照射しながら、上記第2のピッ
    クアップの磁界発生コイルにより所定の磁界を発生させ
    て行う光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 上記第1のピックアップにも上記レーザ光源と一体に磁
    界発生コイルを配置し、 上記光ディスクの他方の面に形成されたトラックへの記
    録を、上記第2のピックアップのレーザ光源により所望
    のトラックへレーザ光を照射しながら、上記第1のピッ
    クアップの磁界発生コイルにより所定の磁界を発生させ
    て行う光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 上記光ディスクの他方の面については、上記第2のピッ
    クアップのレーザ光源だけを使用して、この面への記録
    を行うようにした光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 上記光ディスクの他方の面については、上記第2のピッ
    クアップのレーザ光源により、この面に記録された情報
    の再生だけを行うようにした光ディスク装置。
JP16142797A 1997-06-18 1997-06-18 光ディスク装置 Pending JPH117669A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100604027B1 (ko) 1999-07-12 2006-07-24 엘지전자 주식회사 상변화 디스크 기록/재생 장치 및 기록/재생 방법
US7231131B2 (en) 2001-08-02 2007-06-12 Warner Bros. Home Entertainment Inc. Apparatus for generating content codes for audiovisual programs by multiple viewers
US7512048B2 (en) * 2003-11-20 2009-03-31 Warner Bros. Entertainment Inc. Method and apparatus for reading optical discs having different configurations

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