JPH1176513A - パチンコ遊技台 - Google Patents

パチンコ遊技台

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JPH1176513A
JPH1176513A JP24865997A JP24865997A JPH1176513A JP H1176513 A JPH1176513 A JP H1176513A JP 24865997 A JP24865997 A JP 24865997A JP 24865997 A JP24865997 A JP 24865997A JP H1176513 A JPH1176513 A JP H1176513A
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JP
Japan
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transparent plastic
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Application number
JP24865997A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakao
整 中尾
Koji Maruyama
耕司 丸山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気駆動式の可変入賞球装置を有し、しかも導
電性織布aを透明プラスチック板bで挾みこれらを一体
化した透視可能な電磁波シ−ルド板Sを前面枠に装着し
たパチンコ遊技台を改良する。 【解決手段】電磁波シ−ルド板Sに帯電防止層を設けて
打球の衝突に起因する静電気障害を防止し、また透明な
硬質層を設けて上記衝突時の傷つきによる透明性低下を
防止し、または表面に反射防止層を設けて照明が映り込
んでも可変表示画像の見易さを保持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ遊技台に関
し、詳しくは、遊技盤裏面に取付けた電子機器が電磁波
や静電気によって誤動作するのを防止したパチンコ遊技
台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来、パチンコ遊技台においては、遊技
機械部に設けられた各種の処理装置として、機械的機構
と併せて電子機器を用い、各機構の動作を迅速ならしめ
ると共に娯楽性の向上を図つている。特に、打球が入賞
孔に入ったことを検知し、この検知信号で表示部を所定
の数百分の1といった確立でフィバ−表示させると共に
可変入賞球装置を所定の長時間開放させて賞品球を払出
すフィバ−機構は、上記電子機器の中枢である。
【0003】しかしながら、このフィバ−機構が携帯電
話等の特定周波数の電磁波により電磁誘導で誤動作さ
れ、遊技が正常に行われないことがある。そこで、本出
願人はかかる不具合を排除するために「電気駆動式の可
変入賞球装置を有するパチンコ機において、前面枠に電
磁波シ−ルド効果を有する透視可能板を装着すること」
を既に提案し(平成8年特許願第15266号)、その
電磁波シ−ルド効果を有する透視可能板として、50〜
300メッシュ程度の導電性織布を透明プラスチック板
で挾み、これらを加熱・加圧により一体化したものを提
示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
磁波シ−ルド効果を有する透明プラスチック板では、プ
ラスチック製であるために、裏面と打球との衝突で静
電気が発生し、この静電気で前記フィバ−機構が誤動作
される畏れがある、裏面が打球との衝突で傷付き易
く、透視性が早期に損なわれる畏れがある、光反射性
が低く、遊技者の背景や照明光が透明プラスチック板に
映り込んで表示部の画像が観難い、等の不具合が問題と
なる。
【0005】本発明の目的は、電気駆動式の可変入賞球
装置を有し、しかも導電性織布を透明プラスチック板で
挾みこれらを一体化した透視可能板を前面枠に装着した
パチンコ遊技台の上記した不具合を解消することにあ
る。すなわち、請求項1記載の発明の目的は、電気駆動
式の可変入賞球装置を有し、しかも導電性織布を透明プ
ラスチック板で挾みこれらを一体化した透視可能板を前
面枠に装着したパチンコ遊技台において、その透視可能
板と打球との衝突による静電気の発生を防止し、静電気
による可変入賞球装置の誤動作を防止することにある。
【0006】また、請求項2記載の発明の目的は、電気
駆動式の可変入賞球装置を有し、しかも導電性織布を透
明プラスチック板で挾みこれらを一体化した透視可能板
を前面枠に装着したパチンコ遊技台において、打球との
衝突による透視可能板の傷付きを抑え、その透視可能板
の透視性を長期にわたって保持させることにある。ま
た、請求項3記載の発明の目的は、電気駆動式の可変入
賞球装置を有し、しかも導電性織布を透明プラスチック
板で挾みこれらを一体化した透視可能板を前面枠に装着
したパチンコ遊技台において、その透視可能板に背景や
照明光が映り込んで、表示盤の画像が観難くなるのを防
止することにある。
【0007】また、請求項4記載の発明の目的は、導電
性織布付きの透明プラスチック板を前面枠に装着した場
合の上記種々の不具合を排除するために、前面枠にガラ
ス板を装着して、電磁波誘導による可変入賞球装置の誤
動作を防止できるパチンコ遊技台を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るパチンコ遊技台は、透視可能な導電性織布を有する透
明プラスチック板を前面枠に取付けたパチンコ遊技台に
おいて、その透明プラスチック板の裏面または両面に透
明な帯電防止層を設けたことを特徴とする構成である。
【0009】請求項2記載の発明に係るパチンコ遊技台
は、透視可能な導電性織布を有する透明プラスチック板
を前面枠に取付けたパチンコ遊技台において、その透明
プラスチック板の裏面または両面に当該透明プラスチッ
ク板よりも高硬度の透明な硬質層を設けたことを特徴と
する構成である。請求項3記載の発明に係るパチンコ遊
技台は、透視可能な導電性織布を有する透明プラスチッ
ク板を前面枠に取付けたパチンコ遊技台において、その
透明プラスチック板の表面に反射防止層を設けたことを
特徴とする構成である。
【0010】請求項4記載の発明に係るパチンコ遊技台
は、遊技盤に導電層を付設し、遊技盤に装着した表示部
の前面に透過可能な電磁波シ−ルド板を付設し、この電
磁波シ−ルド板と前記導電層とを電気的に導通したこと
を特徴とする構成である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1の(イ)は、通常の
パチンコ遊技台の表側構造を示している。図1の(イ)
において、1は中枠で補強された遊技盤21と後枠で補
強された機構板〔図1の(ロ)の22〕とからなる基板
である。3は遊技盤に取付られたガイドレ−ルである。
4は可変表示盤であり、後述するように所定の数百分の
1といった確率でフィバ−表示される。この可変表示盤
には液晶画像式のものを使用できる。5,…は可変表示
装置4の左右及び直下に設けられた始動入賞孔である。
6は遊技盤の下方部に設けられた可変入賞球装置であ
り、例えば、遊技盤に横長孔が設けられ、この横長孔に
開閉蓋が枢支されている。この開閉蓋は、後述するよう
に電磁ソレノイドで開閉される。
【0012】7,7はヤクモノ、所謂チュ−リップであ
る。8,…は遊技盤の上方部に設けられたセ−フ孔であ
り、これらのセ−フ孔に入った打球は、裏側の機構板に
設けられたダクトにより上記ヤクモノに導かれる。sは
開閉窓枠としての前面枠である。9はは前面枠下端部の
右側に設けられた打球ハンドル、11は打球供給皿、1
2は賞品球放出口、13は余剰賞品球放出口、14は余
剰賞品球受皿、15はアウト孔である。
【0013】図1の(イ)において、釘、風車、フィバ
−ランプ、スピ−カ−、ディジタル表示器等の図示は省
略されている。図1の(ロ)は同上パチンコ遊技台の裏
側構造を示している。図1の(ロ)において、22は機
構板、16は賞品球タンク、17は整列用ダクト、18
は賞品球払出器であり、レバ−19の作動により一定個
数の賞品球が払出される。20は賞品球払出口であり、
払出された賞品球が前記した賞品球放出孔12を経て打
球供給皿11に導入される。13は前記した余剰賞品球
放出口であり、賞品球払出口20が満杯になると余剰賞
品球が余剰賞品球放出口13より前記した余剰球受皿1
4に導入される。
【0014】21は入賞球ホッパ−、23は入賞球処理
器であり、前記した始動入賞孔5,…や開放状態の可変
入賞球装置6やヤクモノ7,7に入った入賞球が入賞球
ホッパ−21に集合され、入賞球処理器23で一箇づつ
落下され、その落下重力でレバ−19により賞品球払出
器18が一回作動されて前記一定個数の賞品球が払出さ
れる。151はアウト球放出口であり、アウト球と入賞
球が共に打球返還ダクト(図示されていない)を経て賞
品球タンクに戻される。
【0015】前記した可変入賞球装置の蓋の駆動回路は
上記機構板に取り付けられており、図2はその駆動回路
の概略を示している。図2において、24は中央制御部
(マイクロコンピュ−タ)、4は前記した液晶式の可変
表示盤である。51,…は始動入賞孔5,…に入賞した
球で作動される検知スイッチである。61は前記した可
変入賞球装置6の蓋開閉用電磁ソレノイド、62はソレ
ノイドコントロラ−である。
【0016】上記において、始動入賞孔5に打球が入っ
て検知スイッチ51が作動されると、中央制御部24に
始動信号が送入され、中央制御部からの指令により、所
定の数百分の1といった確率で偶発的に液晶可変表示盤
がフィバ−表示されると共にコントロ−ラ62によりソ
レノイドで可変入賞球装置6の蓋が所定の比較的長い時
間の間開放され、この蓋の開放された可変入賞球装置6
に入った入賞球が上記した通り、入賞球ホッパ−21を
経て入賞球処理器23で次々と落下され、その落下重力
でレバ−19により賞品球払出器18が作動されて前記
所定の比較的長い時間の間、賞品球が払出され続ける。
【0017】図3は本発明において使用する透視可能な
導電性織布を有する透明プラスチック板Sを示し、50
〜300メッシュ程度の網目を有する導電性織布aを透
明プラスチック板bで挾み、これらを加熱・加圧によっ
て一体化したものを使用でき、必要に応じて層間に透明
な接着剤を介在させることができる。この導電性織布a
の開口率は40〜90%である。
【0018】上記透明プラスチック板bには、厚さ2〜
5mmのアクリル樹脂板、塩化ビニル樹脂板、ポリエス
テル樹脂板、ポリカ−ボネ−ト樹脂板等を使用でき、特
に、ポリカ−ボネ−ト樹脂板が透明性に優れ好ましい。
上記導電性織布aの繊維には、銅、鉄、ニッケル、ク
ロム、銀、金、白金、アルミニウムの単体、または合金
の繊維、ポリエチレン、アクリル、ポリアミド、ビニ
ロン等のモノフィラメントまたは紡績糸に上記の金属ま
たは合金を無電解メッキ、蒸着し、またはこれらのうえ
に更に電気メッキを施したもの、パ−マロイ、アモル
ファス合金または炭素等からなる導電性繊維を使用でき
る。
【0019】請求項1に係るパチンコ遊技台は、上記透
視可能な導電性織布を有する透明プラスチック板Sの少
なくとも片面に透明な帯電防止層を設け、該透明プラス
チック板をその透明帯電防止層を裏面側にして上記パチ
ンコ遊技台の前面枠に取付けることにより実施でき、そ
の透明帯電防止層は、分子内に2個以上のアクイロイル
基もしくはメタクリロイル基を有する(メタ)アクリレ
−ト化合物を主成分とする塗料バインダ−100重量部
に平均粒径0.01〜0.4μmの酸化錫を成分とする
導電性粉末100〜400重量部、光重合開始剤0.1
〜10重量部、有機溶剤200〜2000重量部を添加
した光硬化性透明帯電防止性塗料を塗布乾燥し、紫外線
照射により塗膜を硬化させることにより形成することが
好ましい。
【0020】上記透明プラスチック板の導電性織布は、
電磁波シ−ルド効果を奏させるために接地する必要があ
り、この接地には、端部周囲に導電ペ−スト、導電性シ
−リング材、導電性ゴムを付設し、金属製前面枠をア−
スする方法や透明プラスチック板の端部に金属ビスを捩
じ込み、このビスと金属製前面枠とを電気的に導通し、
更に金属製前面枠をア−スする方法を使用できる。これ
らの場合、帯電防止層も接地されるからその帯電防止効
果も更に向上される。
【0021】請求項1に係るパチンコ遊技台において
は、可変入賞球装置6の作動回路を携帯電話等の電磁波
から遮蔽できるから、可変入賞球装置6の誤動作を防止
できる。また導電性織布を有する透明プラスチック板と
打球との衝突による静電気の発生を帯電防止層により排
除できるから、静電的衝撃による可変入賞球装置6の誤
動作を防止でき、特に、上記の実施形態では、帯電防止
層に硬化塗膜を使用しているから、耐擦傷性に優れ、そ
の防止性能を長期にわたり維持できる。
【0022】上記において、透明帯電防止層の厚みは、
1.5〜5μm、特に2〜4μmとすることが好まし
い。1.5μm未満では、帯電防止性及び耐擦傷性が不
充分となり、5μmを越えると透明性が低下する。上記
塗布には、スプレ−法、ディッピング法、バ−コ−ト
法、ドクタ−ブレ−ド法、ロ−ルコ−ト法等を使用でき
る。上記紫外線照射には、中圧水銀ランプ、高圧水銀ラ
ンプ、メタルハラライドランプ等を使用でき、照射量
は、通常1000mJ/cm2以上とされる。透明性の
向上及び外観向上を図るために、バフ研磨で仕上げるこ
ともできる。
【0023】上記分子内に2個以上のアクイロイル基も
しくはメタクリロイル基を有する(メタ)アクリレ−ト
化合物としては、エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリ
レ−ト、ジエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−
ト、トリエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、
テトラエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ノ
ナエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ポリエ
チレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、トリプロピ
レングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、テトラプロピ
レングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ノナプロピレ
ングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ポリプロピレン
グリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、2,2−ビス−
〔4−(アクリロキシジエトキシン)フェニル〕プロパ
ン、2,2−ビス−〔4−(メタクリロキシジエトキシ
ン)フェニル〕プロパン、3−フェノキシ−2−プロパ
ノイルアクリレ−ト、1,6−ビス(3−アクリロキシ
−2−ヒドロキシプロピル)−ヘキシエ−テル等の2官
能(メタ)アクリレ−ト、もしくはペンタエリスリト−
ルトリ(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルプロパン
トリ(メタ)アクリレ−ト、グリセロ−ルトリ(メタ)
アクリレ−ト、トリス−(2−−ヒドロキシエチル)−
イソシアヌル酸エステル(メタ)アクリレ−ト等の3官
能(メタ)アクリレ−ト、その他ペンタエリスト−ルテ
トラ(メタ)アクリレ−ト、ジペンタエリスリト−ルペ
ンタ(メタ)アクリレ−ト、ジペンタエリスリト−ルヘ
キサ(メタ)アクリレ−ト等の4官能以上のメタ(メ
タ)アクリレ−ト等が挙げられる。
【0024】更に、上記の多官能(メタ)アクリレ−ト
に加えて分子内にウレタン結合を有するアクリル系ウレ
タンオリゴマ−を併用すると得られる塗膜の耐擦耐傷性
を更に向上できる。このような分子末端にアクイロル基
もしくはメタクロイル基を有するウレタンオリゴマ−の
調製は、一例として1分子内に2個以上のイソシアネ−
ト基を有する化合物と、活性水素を有するアクリレ−ト
またはメタアクリレ−トを作用させて行うことができ
る。
【0025】1分子中に2個以上のイソシアネ−ト基を
有する化合物としては、例えば、m−フェニレンジイソ
シアネ-ト、p−フェニレンジイソシアネ-ト、トルエン
−2,4−ジイソシアネ-ト、トルエン−2,6−ジイ
ソシアネ-ト、トルエン−2,5−ジイソシアネ-ト、ト
ルエン−3,5−ジイソシアネ-ト、m−キシレンジイ
ソシアネ-ト、p−フェニレンジイソシアネ-ト、ヘキサ
メチレンジイソシアネ-ト、トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネ-ト、イソホロンジイソシアネ-ト、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネ-ト、4,4’−
ジイソシアネ-ト−3,3’−ジメチルビフェニル、
4,4’−ジイソシアネ-ト−3,3’−ジメチルビフ
ェニルメタン等が挙げられる。
【0026】活性水素含有のアクリレ−トもしくはメタ
アクリレ−トとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレ−ト、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレ−ト、グリセリン(メタ)アクリレ−ト、
1,6−ビス(3−アクリロキシ−2−ヒドロキシプロ
ピル)−ヘキシルエ−テル、ペンタエリスリト−ルトリ
(メタ)アクリレ−ト、トリス−(2−ヒドロキシエチ
ル)−イソシアヌル酸エステル(メタ)アクリレ−ト、
(メタ)アクリル酸等がある。
【0027】上記酸化錫を成分とする導電粉末として
は、酸化アンチモン含有酸化錫や酸化インジウム含有酸
化錫の粉末、アンチモン含有酸化錫でコ−トした硫酸バ
リウム粉末、アンチモン含有酸化錫でコ−トした酸化珪
素粉末、アンチモン含有酸化錫でコ−トした酸化チタン
粉末等がある。粒径が大きすぎると光の乱射により透明
性が失われるので、その粒径は0.2μm以下とするこ
とが好ましい。
【0028】こられの導電性粉末の添加量を上記(メ
タ)アクリレ−ト化合物100重量部に対し100〜4
00重量部とする理由は、100重量部未満では帯電防
止機能が不充分であり、400重量部を越えると、透明
性が不足することにある。上記分散剤には無機顔料用の
分散剤、シランカップリング剤、チタネ−トカップリン
グ剤、オレイン酸等の有機酸、ポリビニルアルコ−ル、
アセタ−ル樹脂、ブチラ−ル樹脂等の水酸基含有高分子
等も使用できる。
【0029】上記光重合開始剤としては、例えば、ソジ
ウムメチルジチオカ−バメイトサルファイド、ジフェニ
ルモノサルファイド、ジベンゾチアゾイルモノサルファ
イド、ジベンゾチアゾイルジサルファイド等のサルファ
イド類、チオキサントン、2−エチルチオキサントン、
2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサ
ントン等のチオキサントン誘導体、ヒドラゾン、アゾビ
スイソブチロニトリル等のアゾ化合物、ベンゼンジアゾ
ニウム塩等のジアゾ化合物、ベンゾイン、ベンゾインメ
チルエ−ル、ベンゾインエチルエ−ル、ベンゾフェノ
ン、ジメチルアミノベンゾフェノン、ミヒラ−ケトン、
ベンジルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン、
2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、2−アミノアントラキノン、2−クロロアントラキ
ノン等の芳香族カルボニル化合物、p−ジメチルアミノ
安息香酸メチル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、
p−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、p−ジメチルアミ
ノ安息香酸イソピル等のジアルキルアミノ安息香酸エス
テル、ベンゾイルパ−オキサイド、ジ−t−ブチルパ−
オキサイド、ジクミルパ−オキサイド、キュメンハイド
ロパ−オキサイド等の過酸化物、9−フェニレンアクリ
ジン、9−p−メトキシフェニレンアクリジン、9−ア
セチルアミノアクリジン、ベンズアクリジン等のアクリ
ジン誘導体、9,10−ジメチルベンズフェナジン、9
−メチルベンズフェナジン、10−メチルベンズフェナ
ジン等のフェナジン誘導体、6,4’,4”−トリメト
キシ−2,3−ジフェニルキノキサリン等のキノキサリ
ン誘導体、2,4,5−トリフェニルイミダゾ−ル二量
体、2−ニトロフルオレン、2,4,6−トリフェニル
ビリリウム4フッ化ホウ素塩、2,4,6−トリス(ト
リクロロメチル)−1,3,5トリアジン、3,3’−
カルボニルビスクマリン、チオミヒロラ−ケトン等が挙
げられる。また、酸素阻害による感度の低下を防止する
ために、アミン化合物を共存させることができる。かか
るアミンとしては、脂肪族アミン、芳香族アミン等の不
揮発性アミンであれば、特に限定されない。これらの光
重合開始剤の添加量は、上記(メタ)アクリレ−ト化合
物100重量部に対し0.1〜10重量部とする理由
は、0.1重量部未満では重合が完結せず硬度、耐擦過
傷性が不充分となり、10重量部を越えると増感効果の
向上が殆ど得られず、逆に耐候性等の耐久性低下が招来
されることにある。
【0030】上記溶剤の種類は塗装方法によって選択さ
れる。例えば、ロ−ルコ−ト法では、低沸点または易揮
発性の溶剤は、塗工中の蒸発による粘度変化に起因する
作業性の低下の問題があり、高沸点溶剤では乾燥工程時
間の増加の問題がある。而して、通常沸点80℃〜16
0℃程度のものが使用され、スプレ−法では、高揮発性
の乾燥速度の速いものを使用することが好ましい。
【0031】また、表面の金属酸化物との親和性を得る
ために、酸素含有物を主成分とするものを使用すること
が望ましい。例えば、シクロヘキサン、シクロヘキサノ
−ル、エチレングリコ−ルモノメチルエ−テル(メチル
セルソルブ)、エチレングリコ−ルモノエチルエ−テル
(エチルセルソルブ)、ジエチレングリコ−ルジメチル
エ−テル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、イソプロピル
アセトン、メチルエチルケトン、アニソ−ル等の単一物
または二種以上の混合物を使用することが望ましく、こ
の場合、トルエン、キシレン等の有機溶剤を混合するこ
ともできる。これらの有機溶剤の添加量は(メタ)アク
リレ−ト化合物100重量部に対して200〜2000
重量部とされる。
【0032】さらに、上記の塗料主成分以外にも、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、熱重合禁止剤、表面改質剤、脱
泡剤等を必要に応じ添加できる。請求項2に係るパチン
コ遊技台は、上記透視可能な導電性織布を有する透明プ
ラスチック板の少なくとも片面にそのプラスチック板よ
りも高硬度の透明な硬質層を設け、該透明プラスチック
板をその硬質層を裏面側にして上記パチンコ遊技台の前
面枠に取付けることにより実施でき、透明プラスチック
板にポリカ−ボネ−トを使用し、分子内に2個以上のア
クイロイル基もしくはメタクリロイル基を有する(メ
タ)アクリレ−ト化合物100重量部と分子末端にアク
リロイル基を有するウレタンオリゴマ−20〜60重量
部と光重合開始剤0.1〜10重量部、有機溶剤200
〜2000重量部を添加した光硬化性透明塗料を塗布乾
燥し、紫外線照射により塗膜を硬化させることにより形
成することが好ましい。
【0033】この場合、分子内に2個以上のアクイロイ
ル基もしくはメタクリロイル基を有する(メタ)アクリ
レ−ト化合物、分子末端にアクイロル基もしくはメタク
ロイル基を有するウレタンオリゴマ−の調製、紫外線重
合開始剤、溶剤、紫外線吸収剤や酸化防止剤や熱重合禁
止剤や表面改質剤や脱泡剤等の必要に応じての添加、紫
外線照射、塗装方法、塗装厚さ、透明プラスチック板の
導電性織布の接地等は前述した通りである。
【0034】請求項2に係るパチンコ遊技台において
は、可変入賞球装置6の作動回路を携帯電話等の電磁波
から遮蔽できるから、可変入賞球装置6の誤動作を防止
できる。また導電性織布を有する透明プラスチック板の
打球との衝突による傷付きを透明硬質層により抑えるこ
とがきるから、長期にわたり導電性織布入り透明プラス
チック板の透明性を保証できる。
【0035】請求項3に係るパチンコ遊技台は、上記透
視可能な導電性織布を有する透明プラスチック板の片面
に反射防止層を設け、該透明プラスチック板をその反射
防止層を表面側にして上記パチンコ遊技台の前面枠に取
付けることにより実施でき、反射防止層には透明プラス
チック板よりも低屈折率の物質、例えば、フッ素含有樹
脂、シリカ、フッ化マグネシウムの単体または混合物の
塗膜を用い、その塗膜はプラズマ重合やコ−ティングに
より形成することができる。
【0036】請求項3に係るパチンコ遊技台において
は、可変入賞球装置6の作動回路を無線機等の電磁波か
ら遮蔽できるから、可変入賞球装置6の誤動作を防止で
きる。また、透視可能な導電性織布を有する透明プラス
チック板の表面に反射層を設けているので、照明や背景
の映り込みと液晶式の可変表示盤と画像とが重なって
も、反射光が弱く殆ど目障りにならず、画面の変化を観
ながら、パチンコゲ−ムを楽しむことができる。
【0037】上記反射防止層は例えば、フッ素系樹脂を
スピンコ−タ、ディップコ−タ等で乾燥後厚みがほぼ
0.1μmになるように塗布した後、約80〜180℃
×約1時間で加熱架橋することにより設けることがで
き、この場合、密着性を向上させるために、被塗布面を
カップリング剤で処理したり、プライマ−をプレコ−ト
することもできる。
【0038】また、上記反射防止層は、不活性ガスと含
フッ素化合物との混合雰囲気下で透明プラスチック板を
フラズマ処理して、ほぼ0.1μm厚みの含フッ素ポリ
マ−塗膜を形成することにより設けることができ、その
フラズマ処理は加熱下または冷却下で行ってもよいが、
室温下でも充分に処理可能である。この場合、含フッ素
化合物としては、常温または放電処理時の温度で気体の
もの、例えば、4フッ化メタン、6フッ化エタン、6フ
ッ化プロピレン、8フッ化シクロペタン等のハロゲン化
炭化水素、6フッ化硫黄等のフッ素硫黄化合物を挙げる
ことができるが、ハロゲン化炭化水素が有害ガスである
フッ化水素を生成しないので安全である。上記不活性ガ
スとしは、アルゴン、ヘリウム等を使用でき、窒素やネ
オンを多少含有していてもよい。プラズマ放電装置に
は、内部電極方式による直流グロ−放電及び低周波放
電、内部電極方式または外部電極方式或いはコイル型方
式による高周波放電等を使用できる。プラズマ処理時の
圧力は、装置、生産設備、製造コストの低廉化、被処理
物の広面積等の点から、大気圧下での処理が好ましい。
プラズマ処理の時間は、印加電圧、処理用ガスの種類、
混合気体の割合等に応じ設定される。
【0039】図4の(イ)は請求項4に係るパチンコ遊
技台の一例の要部を示し、S’は前面枠に取付けたガラ
ス板、21は導電層を付設した遊技盤であり、既述した
通り中枠に取付けてある。4は遊技盤の開口に装着した
液晶式表示盤、Sは液晶式表示盤4の前面に付設した透
過可能な電磁波シ−ルド板であり、この電磁波シ−ルド
板と前記導電層とは電気的に導通してある。
【0040】従って、前面のガラス板に電磁波が入射し
ても、遊技盤の裏側へのこの電磁波の透過を防止でき、
ガラス板のままで、電磁波誘導による可変入賞球装置6
の誤動作を防止できる。上記の透過可能な電磁波シ−ル
ドとしては、図3に示した導電性織布入りの透明Dを使
用できる。
【0041】上記遊技盤に付設する導電層には、アルミ
ニウム、鉄、ニッケル等の金属箔、銅ペ−スト、銀ペ−
スト、カ−ボンペ−スト等の導電ペ−スト、前記した導
電性織布等を使用できる。上記導電層を付設した遊技盤
としては、図4の(ロ)に示すように、ベニヤ板211
と化粧板213との間に導電層212を設けたもの、図
5の(イ)に示すように、ベニヤ板211の裏面側に導
電層212を設け表面側に化粧板213を設けたもの、
図5の(ロ)に示すように、ベニヤ板211の内部に導
電層212を設けベニヤ板の表面に化粧板213を設け
たものを使用できる。図4の(ロ)乃至図5の(イ)及
び(ロ)において、214は障害釘を示している。
【0042】上記表示盤4の前面側に透過可能な電磁波
シ−ルド板Sを付設するには、図6の(イ)に示すよう
に、遊技盤21の開口210の表側に透過可能な電磁波
シ−ルド板Sを付設し、開口210の裏側に表示盤4を
装着する構成、図6の(ロ)に示すように、開口210
に透過可能な電磁波シ−ルド板Sを装填し開口210の
裏側に表示盤4を装着する構成を用いることができる。
【0043】上記遊技板に付設した導電層は、電磁波シ
−ルド効果を奏させるために接地する必要があり、この
接地には、端部周囲に導電ペ−スト、導電性シ−リング
材、導電性ゴムを付設し、金属製中枠をア−スする方法
を使用できる。
【0044】
【実施例】
〔実施例1〕30デニ−ルのポリエステル繊維の平織り
150メツシュにニッケルを厚み0.38μmで無電解
メッキした導電性織布(ニッケル重量20重量%)を厚
み1.5mmの塩化ビニル樹脂板で上下から挾み、18
0℃×30kg/cm2で加熱加圧してプラスチック製
電磁波シ−ルド板を得た。
【0045】次ぎに、ジペンタエリスリト−ルヘキサア
クリレ−ト100重量部、オレイン酸3重量部、2,4
−ジエチルオキサントン4重量部、ジメチルアミノアセ
トフェノン4重量部、ヒドロキノン0.2重量部をエチ
ルセロソルブ780重量部に溶解させ、アトライタ−に
仕込み、撹拌しながら一次粒径0.02μmの酸化アン
チモン含有酸化錫微粉末を加え10時間分散させて光硬
化性帯電防止塗料を調製し、この調製塗料を上記の導電
性織布付き透明プラスチック板に乾燥厚み1.5μmに
なるようにロ−ルコ−タで塗布し、この塗布層を50℃
×10分で熱風乾燥のうえ高圧水銀ランプにより照射量
1800mJ/cm2で架橋硬化させて帯電防止層を形成し
た。
【0046】この帯電防止層付きのプラスチック製電磁
波シ−ルド板を端部周囲に銀ペ−ストを塗布・乾燥させ
たうえパチンコ遊技台の金属製前面枠に取付けた。 〔実施例2〕ペンタエリスリト−ルテトラアクリレ−ト
100重量部、ブチラ−ル樹脂10重量部、チオキサン
トン4重量部、ジメチルアミノアセトフェノン4重量
部、ヒドロキノン0.2重量部をエチルセロソルブ10
00重量部に溶解させ、アトライタ−に仕込み、撹拌し
ながらアンチモンド−プ酸化錫コ−ト硫酸バリウム粉末
(硫酸バリウム粉末の一次粒径0.1μm)を加え15
時間分散させて光硬化性帯電防止塗料を調製し、この調
製塗料を実施例1でのプラスチック製電磁波シ−ルド板
と同じものに乾燥厚み2.5μmになるようにロ−ルコ
−タで塗布し、この塗布層を50℃×10分で熱風乾燥
のうえ高圧水銀ランプにより照射量2000mJ/cm2
架橋硬化させて帯電防止層を形成した。
【0047】この帯電防止層付きのプラスチック製電磁
波シ−ルド板をその四隅と各辺中央における1cm内側
の各箇所に鉄製ビスをねじ込んだうえパチンコ遊技台の
金属製前面枠に取付け、金属製枠と各ビスとを電気的に
導通させた。 〔比較例〕実施例1に対し、帯電防止層を省略した以
外、実施例1に同じとした。
【0048】上記の実施例及び比較例について、パチン
コ台の近傍で携帯電話を用い1GHz近傍の電磁波を発生
させてパチンコ台の誤動作の有無を試験したが、いずれ
においても誤動作は生じなかった。しかしながら、電磁
波シ−ルド板を布で擦って帯電電位を測定したところ、
比較例の1500vに対し実施例1及び2では10v以
下であり、打球が電磁波シ−ルド板に衝突して発生する
静電気が微弱であってパチンコ台の静電気による誤動作
も回避できることが明らかである。
【0049】〔実施例3〕トリレン−2,4−ジイソシ
アネ−トとジエチレングリコ−ルとを反応させ、更にア
クリル酸塩化物とを反応させて得たウレタンオリゴマ−
30重量部、ジペンタエリスリト−ルヘキサアクリレ−
ト100重量部、2,4−ジエチルオキサントン4重量
部、ジメチルアミノアセトフェノン4重量部、ヒドロキ
ノン0.2重量部をエチルセロソルブ100重量部に溶
解させてなる光硬化性塗料を上記実施例1での導電性織
布付き透明プラスチック板と同じものに乾燥厚み5.0
μmになるようにロ−ルコ−タで塗布し、この塗布層を
50℃×10分で熱風乾燥のうえ高圧水銀ランプにより
照射量1800mJ/cm2で架橋硬化させて透明硬質層を
形成した。
【0050】この透明硬質層付きのプラスチック製電磁
波シ−ルド板を端部周囲に銀ペ−ストを塗布・乾燥させ
たうえパチンコ遊技台の金属製前面枠に取付けた。この
実施例品3と比較例品とにつき、実際に打球を行ったと
ころ、比較例品では早期にプラスチック製電磁波シ−ル
ド板に傷が付き透明性の低下が惹起されたが、実施例3
では硬質層のために長期経過後でも傷付きが観られず、
しかも、硬質層にウレタンオリゴマ−が含有されている
ために、打球の衝突音も静かであった。
【0051】〔実施例4〕実施例1でのプラスチック製
電磁波シ−ルド板と同じものの片面にプライマ−(旭硝
子社製CT−プライマ−10)を乾燥後厚みを0.2μ
mとするようにスピンコ−タで塗布乾燥した後、更にフ
ッ素樹脂系低屈折率塗料(旭硝子社製サイトップ)を乾
燥後厚みを0.1μmとするようにスピンコ−タで塗布
し、80℃×1時間で加熱乾燥して表面に反射防止層を
形成した。
【0052】この反射層付きのプラスチック製電磁波シ
−ルド板を端部周囲に銀ペ−ストを塗布・乾燥させたう
えでパチンコ遊技台の金属製前面枠に取付けた。 〔実施例5〕実施例1でのプラスチック製電磁波シ−ル
ド板と同じものをプラズマ装置内に入れ、アルゴンガス
を流量29.6リットル/分で、6フッ化プロパンを流
量0.6リットル/分で同じに流しながら、印加電圧1
0kv,周波数24kHz,60秒間でプラズマ処理し
て厚さ0.1μmの塗膜を形成した。
【0053】この表面反射層付きのプラスチック製電磁
波シ−ルド板をその四隅と各辺中央における1cm内側
の各箇所に鉄製ビスをねじ込んだうえパチンコ遊技台の
金属製前面枠に取付け、金属製枠と各ビスとを電気的に
導通させた。これらの実施例4と実施例5のパチンコ遊
技台及び比較例のパチンコ遊技台を照明の映り込みと液
晶式可変表示画面とが重なるような位置に設置し、その
液晶式画面の見易さを5段階で評価〔評価5(光が全く
気にならない)、評価4(光が少し見えるが殆ど気にな
らない)、評価3(光が気になるが画像は見える)、評
価2(光が映りかなり画像が見難い)、評価1(光が映
り殆ど画像が見えない)〕したところ、比較例品では評
価1であったが、実施例品4及び5とも評価4〜5であ
り、視覚的に支障無くゲ−ムを楽しむことができた。
【0054】〔実施例6〕遊技盤には図3の(ロ)に示
した構造のものを使用し、導電層212は厚さ2mmの
銀ペ−ストの塗布により形成した。液晶式表示盤の装着
には図3の(イ)に示した構造を使用し、液晶式表示盤
4の前面の透過可能な電磁波シ−ルド板Sには、実施例
1でのプラスチック製電磁波シ−ルド板と同じものを使
用した。
【0055】上記遊技盤の導電層と液晶式表示盤前面の
プラスチック製電磁波シ−ルド板の導電性織布とを電気
的に導通し、遊技盤の端部周囲に銀ペ−ストを塗布し、
この遊技盤とガラス板とを金属製前面枠に取付けてパチ
ンコ遊技台を製作した。この実施例6について、パチン
コ台の近傍で携帯電話を用い1GHz近傍の電磁波を発生
させてパチンコ台の誤動作の有無を試験したが、誤動作
は生じなかった
【0056】。
【発明の効果】本願の請求項1〜3に係る発明によれ
ば、導電性織布を付設した透明プラスチック製電磁波シ
−ルド板を前面枠に装着して電磁波の誘導による可変入
賞球装置の誤動作を防止するようにしたパチンコ遊技台
において、その透明プラスチック製電磁波シ−ルド板と
打球との衝突による静電気の発生を防止して静電気によ
る可変入賞球装置の誤動作を防止し得、または、打球と
の衝突による透明プラスチック製電磁波シ−ルド板の傷
付きを抑えてその電磁波シ−ルド板の透視性を長期にわ
たって保持させ得、または、透明プラスチック製電磁波
シ−ルド板に背景や照明光が映り込んでも表示盤の画像
が見易さをよく保持させ得るから、電磁波障害排除のた
めに従来のガラス板に代え、導電性織布を付設した透明
プラスチック製電磁波シ−ルド板を支障なく使用でき
る。
【0057】また、請求項4に係る発明によれば、前面
枠にガラス板を装着し導電性織布付きの透明プラスチッ
ク板を前面枠に装着する場合の前記の種々の不具合を排
除しつつ電磁波誘導による可変入賞球装置の誤動作を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において使用するパチンコ遊技台の一例
を示す図面である。
【図2】図1のパチンコ遊技台の作動機構を示す図面で
ある。
【図3】本発明において使用する導電性織布を付設した
透明プラスチック製電磁波シ−ルド板を示す図面であ
る。
【図4】請求項4記載の発明の一実施例を示す図面であ
る。
【図5】請求項4記載の発明において使用する遊技盤の
別例を示す図面である。
【図6】請求項4記載の発明において使用する表示盤の
装着構造の別例を示す図面である。
【符号の説明】
S 導電性織布を付設した透明プラスチック製電磁
波シ−ルド板 a 導電性織布 b 透明プラスチック板 21 遊技盤 212 導電層 4 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透視可能な導電性織布を有する透明プラス
    チック板を前面枠に取付けたパチンコ遊技台において、
    その透明プラスチック板の裏面または両面に透明な帯電
    防止層を設けたことを特徴とするパチンコ遊技台。
  2. 【請求項2】透視可能な導電性織布を有する透明プラス
    チック板を前面枠に取付けたパチンコ遊技台において、
    その透明プラスチック板の裏面または両面に当該透明プ
    ラスチック板よりも高硬度の透明硬質層を設けたことを
    特徴とするパチンコ遊技台。
  3. 【請求項3】透視可能な導電性織布を有する透明プラス
    チック板を前面枠に取付けたパチンコ遊技台において、
    その透明プラスチック板の表面に反射防止層を設けたこ
    とを特徴とするパチンコ遊技台。
  4. 【請求項4】遊技盤に導電層を付設し、遊技盤に装着し
    た表示部の前面に透過可能な電磁波シ−ルド板を付設
    し、この電磁波シ−ルド板と前記導電層とを電気的に導
    通したことを特徴とするパチンコ遊技台。
JP24865997A 1997-09-12 1997-09-12 パチンコ遊技台 Pending JPH1176513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014155521A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2016000261A (ja) * 2015-08-24 2016-01-07 株式会社藤商事 弾球遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014155521A (ja) * 2013-02-14 2014-08-28 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
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