JPH1176226A - 物体の画像データを作成するための方法およびシステム - Google Patents
物体の画像データを作成するための方法およびシステムInfo
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- JPH1176226A JPH1176226A JP10175233A JP17523398A JPH1176226A JP H1176226 A JPH1176226 A JP H1176226A JP 10175233 A JP10175233 A JP 10175233A JP 17523398 A JP17523398 A JP 17523398A JP H1176226 A JPH1176226 A JP H1176226A
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- 239000013598 vector Substances 0.000 claims abstract description 49
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/02—Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
- A61B6/03—Computed tomography [CT]
- A61B6/032—Transmission computed tomography [CT]
-
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- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/40—Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis
- A61B6/4021—Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis involving movement of the focal spot
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 CT走査中に収集された投影データから物体
の高分解能の画像を作成するための方式を提供する。 【解決手段】 物体の周りを回転して検出器(18)へ
向かってX線ビーム(16)を投射するX線源(14)
を持つガントリ(12)を含むシステム(10)におい
て、X線ビーム移動領域を識別して、該領域を複数の小
領域に分割する。各々が1つの小領域における検出器利
得を表すように各々の小領域に対して線形Q−CALベ
クトルが作成される。これらのQ−CALベクトルは画
像データを作成するために投影データに適用される。
の高分解能の画像を作成するための方式を提供する。 【解決手段】 物体の周りを回転して検出器(18)へ
向かってX線ビーム(16)を投射するX線源(14)
を持つガントリ(12)を含むシステム(10)におい
て、X線ビーム移動領域を識別して、該領域を複数の小
領域に分割する。各々が1つの小領域における検出器利
得を表すように各々の小領域に対して線形Q−CALベ
クトルが作成される。これらのQ−CALベクトルは画
像データを作成するために投影データに適用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全般的にコンピュー
タ断層撮影(CT)イメージング、更に具体的に云え
ば、CTスキャナで関心のある物体を走査することに関
する。
タ断層撮影(CT)イメージング、更に具体的に云え
ば、CTスキャナで関心のある物体を走査することに関
する。
【0002】
【発明の背景】少なくとも1つの既知のCTシステムの
形式では、X線源が扇形X線ビームを投射して、一般に
「イメージング平面」と呼ばれるデカルト座標系(直交
座標系)のX−Y平面内に位置するようにコリメートさ
れる。X線ビームは患者のようなイメージングすべき物
体を通過する。X線ビームは、物体によって減衰させら
れた後、放射検出器アレイに入射する。検出器アレイが
受け取ったX線ビームの強度は、物体による減衰に関係
する。検出器アレイを構成する各々の検出器素子が、そ
の検出器の場所に於けるビーム減衰量の測定値である別
々の電気信号を発生する。全ての検出器からの減衰量測
定値を別々に収集して、透過分布図を作る。
形式では、X線源が扇形X線ビームを投射して、一般に
「イメージング平面」と呼ばれるデカルト座標系(直交
座標系)のX−Y平面内に位置するようにコリメートさ
れる。X線ビームは患者のようなイメージングすべき物
体を通過する。X線ビームは、物体によって減衰させら
れた後、放射検出器アレイに入射する。検出器アレイが
受け取ったX線ビームの強度は、物体による減衰に関係
する。検出器アレイを構成する各々の検出器素子が、そ
の検出器の場所に於けるビーム減衰量の測定値である別
々の電気信号を発生する。全ての検出器からの減衰量測
定値を別々に収集して、透過分布図を作る。
【0003】公知の第3世代のCTシステムでは、X線
源及び検出器アレイが、イメージング平面内でイメージ
ングすべき物体の周りをガントリと共に回転し、この
為、X線ビームが物体と交差する角度が絶えず変化す
る。ガントリーの1つの角度で検出器アレイから得られ
た1群のX線減衰量測定値すなわち投影データが「ビュ
ー(view)」と呼ばれる。イメージングすべき物体
の「走査」は、X線源及び検出器の1回転の間のガント
リの相異なる角度で求められた1組のビューで構成され
る。軸方向走査(axial scan)では、投影デ
ータが処理されて、物体を通る2次元スライスに対応す
る画像が構成される。典型的には、スライスの形状は変
えることが出来る。1組の投影データから画像を再構成
する1つの方法が、この分野では、フィルタ補正逆投影
法と呼ばれている。この方法は、走査からの減衰量測定
値を「CT数」又は「ハウンズフィールド単位」と呼ば
れる整数に変換し、それを使って陰極線管表示装置の対
応する画素の輝度を制御する。
源及び検出器アレイが、イメージング平面内でイメージ
ングすべき物体の周りをガントリと共に回転し、この
為、X線ビームが物体と交差する角度が絶えず変化す
る。ガントリーの1つの角度で検出器アレイから得られ
た1群のX線減衰量測定値すなわち投影データが「ビュ
ー(view)」と呼ばれる。イメージングすべき物体
の「走査」は、X線源及び検出器の1回転の間のガント
リの相異なる角度で求められた1組のビューで構成され
る。軸方向走査(axial scan)では、投影デ
ータが処理されて、物体を通る2次元スライスに対応す
る画像が構成される。典型的には、スライスの形状は変
えることが出来る。1組の投影データから画像を再構成
する1つの方法が、この分野では、フィルタ補正逆投影
法と呼ばれている。この方法は、走査からの減衰量測定
値を「CT数」又は「ハウンズフィールド単位」と呼ば
れる整数に変換し、それを使って陰極線管表示装置の対
応する画素の輝度を制御する。
【0004】多数のスライスに対する全操作時間を短く
する為、「螺旋走査(helical scan)」が
実施されることがある。螺旋走査を実施するには、患者
を移動させながら、所定数のスライスに対するデータを
収集する。このような装置は1つの扇形X線ビームの螺
旋走査から1個の螺旋を作る。扇形X線ビームによって
作られた螺旋から得られる投影データを使用して、各々
の所定のスライス内の画像を再構成することができる。
螺旋走査は、走査時間の減少に加えて、注入造影剤のよ
り良好な利用、任意の位置における画像再構成の改善、
三次元画像の改良のような他の利点を生じさせる。
する為、「螺旋走査(helical scan)」が
実施されることがある。螺旋走査を実施するには、患者
を移動させながら、所定数のスライスに対するデータを
収集する。このような装置は1つの扇形X線ビームの螺
旋走査から1個の螺旋を作る。扇形X線ビームによって
作られた螺旋から得られる投影データを使用して、各々
の所定のスライス内の画像を再構成することができる。
螺旋走査は、走査時間の減少に加えて、注入造影剤のよ
り良好な利用、任意の位置における画像再構成の改善、
三次元画像の改良のような他の利点を生じさせる。
【0005】X線源は典型的には陽極および陰極を収容
した真空X線管を含む。陽極と陰極との間に高電圧を印
加することによって陰極からの電子が加速されて陽極の
焦点に衝突したときに、X線が発生される。X線は焦点
から一般的に円錐形のパターンで発散する。
した真空X線管を含む。陽極と陰極との間に高電圧を印
加することによって陰極からの電子が加速されて陽極の
焦点に衝突したときに、X線が発生される。X線は焦点
から一般的に円錐形のパターンで発散する。
【0006】公知のCTシステムでは、走査動作中にX
線は中心はずれすることがあり、これは望ましくない。
例えば、X線源が加熱されると、陽極の熱膨張により焦
点が移動することがある。また、ガントリが回転してい
るとき、ガントリとX線源とにかかる機械的応力により
焦点が更に移動することがある。この焦点の移動は検出
器上のX線ビームをz軸に沿って移動させる。このよう
な移動は、典型的には、検出器の感度、例えば検出器の
利得が検出器にわたってz方向に変化するので、画像の
アーティファクトを生じさせる。
線は中心はずれすることがあり、これは望ましくない。
例えば、X線源が加熱されると、陽極の熱膨張により焦
点が移動することがある。また、ガントリが回転してい
るとき、ガントリとX線源とにかかる機械的応力により
焦点が更に移動することがある。この焦点の移動は検出
器上のX線ビームをz軸に沿って移動させる。このよう
な移動は、典型的には、検出器の感度、例えば検出器の
利得が検出器にわたってz方向に変化するので、画像の
アーティファクトを生じさせる。
【0007】多くのCTシステムは、焦点移動を補正す
るためにz軸較正ベクトル(これは、しばしば「Q−C
ALベクトル」と称される)を利用する。これらのベク
トルは、典型的には、z方向の検出器利得を表し、X線
ビームとその基準点との間の距離に従って投影データに
適用される。
るためにz軸較正ベクトル(これは、しばしば「Q−C
ALベクトル」と称される)を利用する。これらのベク
トルは、典型的には、z方向の検出器利得を表し、X線
ビームとその基準点との間の距離に従って投影データに
適用される。
【0008】例えば、Q−CALベクトルを決定する1
つの方法は、X線ビーム移動領域を識別し、線形近似を
使用して線形Q−CALベクトルを作成することを必要
とする。X線ビーム移動領域を識別するには、検出器上
の2つの位置で利得の読みを行う。具体的に述べると、
X線管が冷えているときのX線ビームの位置で利得の読
みが取られ、且つX線管が熱いときのX線ビームの位置
で利得の読みが取られる。これらの2つの位置の間で検
出器利得が線形関数であると仮定して、Q−CALベク
トルはそれが2つの位置の間の検出器感度の勾配を表す
ように作成される。CT走査中、X線ビーム位置が測定
され、投影の読みすなわち投影データがQ−CALベク
トルおよびX線ビームのその基準点からの距離に基づい
て調節される。
つの方法は、X線ビーム移動領域を識別し、線形近似を
使用して線形Q−CALベクトルを作成することを必要
とする。X線ビーム移動領域を識別するには、検出器上
の2つの位置で利得の読みを行う。具体的に述べると、
X線管が冷えているときのX線ビームの位置で利得の読
みが取られ、且つX線管が熱いときのX線ビームの位置
で利得の読みが取られる。これらの2つの位置の間で検
出器利得が線形関数であると仮定して、Q−CALベク
トルはそれが2つの位置の間の検出器感度の勾配を表す
ように作成される。CT走査中、X線ビーム位置が測定
され、投影の読みすなわち投影データがQ−CALベク
トルおよびX線ビームのその基準点からの距離に基づい
て調節される。
【0009】線形Q−CALベクトルは、一般に小さな
X線ビーム移動に対しては有効であるが、大きなX線ビ
ーム移動に対しては有効ではない。具体的に述べると、
検出器利得は典型的には、検出器にわたって線形関数よ
りはむしろ湾曲関数に従って変化する。従って、大きな
X線ビーム移動領域に対して、線形Q−CALベクトル
は湾曲した検出器利得関数から実質的に異なっている。
X線ビーム移動に対しては有効であるが、大きなX線ビ
ーム移動に対しては有効ではない。具体的に述べると、
検出器利得は典型的には、検出器にわたって線形関数よ
りはむしろ湾曲関数に従って変化する。従って、大きな
X線ビーム移動領域に対して、線形Q−CALベクトル
は湾曲した検出器利得関数から実質的に異なっている。
【0010】湾曲した検出器利得関数をよりよく近似す
るために、あるCTシステムでは二次またはそれより高
次のQ−CALベクトルを作成している。一般に、高次
のQ−CALベクトルは不安定なことがあり、場合によ
っては線形Q−CALベクトルよりも劣ることがある。
るために、あるCTシステムでは二次またはそれより高
次のQ−CALベクトルを作成している。一般に、高次
のQ−CALベクトルは不安定なことがあり、場合によ
っては線形Q−CALベクトルよりも劣ることがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、検出器の小さ
な領域および大きな領域の両方にわたる焦点移動によっ
て引き起こされるアーティファクトを実質的に低減する
こが望ましい。また、既知のCTシステムのハードウエ
アおよびソフトウエアに重大な変更を行うことなくこの
ような改善された画像品質を提供することが望ましい。
な領域および大きな領域の両方にわたる焦点移動によっ
て引き起こされるアーティファクトを実質的に低減する
こが望ましい。また、既知のCTシステムのハードウエ
アおよびソフトウエアに重大な変更を行うことなくこの
ような改善された画像品質を提供することが望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記および他の目的を達
成するために、本発明の一面では、Q−CALアルゴリ
ズムを具現するCTシステムを提供する。具体的に述べ
ると、X線ビーム移動領域が識別されて、複数の小領域
に分割される。次いで、各々の小領域に対して線形Q−
CALベクトルが作成されて、各々のベクトルが1つの
小領域における検出器利得を表すようにする。これらの
Q−CALベクトルは次いで、画像データを作成するた
めに投影データに適用される。
成するために、本発明の一面では、Q−CALアルゴリ
ズムを具現するCTシステムを提供する。具体的に述べ
ると、X線ビーム移動領域が識別されて、複数の小領域
に分割される。次いで、各々の小領域に対して線形Q−
CALベクトルが作成されて、各々のベクトルが1つの
小領域における検出器利得を表すようにする。これらの
Q−CALベクトルは次いで、画像データを作成するた
めに投影データに適用される。
【0013】上記のQ−CAL補正アルゴリズムは、小
さな領域および大きな領域の両方にわたる焦点移動によ
って典型的に引き起こされるアーティファクトを低減す
ると信じられる。また、このようなアルゴリズムは二次
または高次のQ−CALベクトルを利用するよりも安定
であると信じられる。更に、このようなアルゴリズムは
既知のCTシステムのハードウエアおよびソフトウエア
に重大な変更を行うことなく改善された画像品質を提供
すると信じられる。
さな領域および大きな領域の両方にわたる焦点移動によ
って典型的に引き起こされるアーティファクトを低減す
ると信じられる。また、このようなアルゴリズムは二次
または高次のQ−CALベクトルを利用するよりも安定
であると信じられる。更に、このようなアルゴリズムは
既知のCTシステムのハードウエアおよびソフトウエア
に重大な変更を行うことなく改善された画像品質を提供
すると信じられる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び2には、「第3世代」の
CTスキャナを表すガントリ12を含むコンピュータ断
層撮影(CT)イメージング装置10が示されている。
ガントリ12はX線源14を持ち、これが扇形のX線ビ
ーム16を、ガントリ12の反対側にある検出器アレイ
18に向けて投射する。検出器アレイ18は多数の検出
器素子20によって形成されて、それらが一緒になっ
て、投射されて医療患者22を通過したX線を検知す
る。各々の検出器素子20が、入射するX線ビームの強
度、したがって患者22を通過した時のX線ビームの減
衰量を表す電気信号を発生する。X線投影データを収集
する走査の間、ガントリ12及びその上に取り付けられ
た部品が回転中心24の周りを回転する。
CTスキャナを表すガントリ12を含むコンピュータ断
層撮影(CT)イメージング装置10が示されている。
ガントリ12はX線源14を持ち、これが扇形のX線ビ
ーム16を、ガントリ12の反対側にある検出器アレイ
18に向けて投射する。検出器アレイ18は多数の検出
器素子20によって形成されて、それらが一緒になっ
て、投射されて医療患者22を通過したX線を検知す
る。各々の検出器素子20が、入射するX線ビームの強
度、したがって患者22を通過した時のX線ビームの減
衰量を表す電気信号を発生する。X線投影データを収集
する走査の間、ガントリ12及びその上に取り付けられ
た部品が回転中心24の周りを回転する。
【0015】ガントリ12の回転及びX線源14の動作
が、CT装置10の制御機構26によって制御される。
制御機構26は、X線源14に電力及びタイミング信号
を供給するX線制御装置28を含むと共に、カントリ1
2の回転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御
装置30を含む。また制御機構26内にあるデータ収集
装置(DAS)32が、検出器素子20からのアナログ
・データを標本化し、この後の処理の為に、該データを
ディジタル信号に変換する。画像再構成装置34が、D
AS32から標本化されてディジタル化されたX線デー
タを受け取り、高速の画像再構成を実施する。再構成さ
れた画像がコンピュータ36に対する入力として印加さ
れ、このコンピュータが大容量記憶装置38に画像を記
憶する。
が、CT装置10の制御機構26によって制御される。
制御機構26は、X線源14に電力及びタイミング信号
を供給するX線制御装置28を含むと共に、カントリ1
2の回転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御
装置30を含む。また制御機構26内にあるデータ収集
装置(DAS)32が、検出器素子20からのアナログ
・データを標本化し、この後の処理の為に、該データを
ディジタル信号に変換する。画像再構成装置34が、D
AS32から標本化されてディジタル化されたX線デー
タを受け取り、高速の画像再構成を実施する。再構成さ
れた画像がコンピュータ36に対する入力として印加さ
れ、このコンピュータが大容量記憶装置38に画像を記
憶する。
【0016】コンピュータ36は、キーボードを持つコ
ンソール40を介して、オペレータからの指令及び走査
パラメータをも受け取る。付設された陰極線管表示装置
42により、再生された画像並びにコンピュータ36か
らのその他のデータをオペレータが観察することができ
る。オペレータから供給された指令及びパラメータをコ
ンピュータ36で使って、DAS32、X線制御装置2
8及びガントリ・モータ制御装置30に対する制御信号
及び情報を供給する。更に、コンピュータ36は、ガン
トリ12内で患者22を位置決めする為に電動テーブル
46を制御するテーブル・モータ制御装置44を作動す
る。特に、テーブル46は、ガントリ開口48の中に患
者22の部分を移動させる。
ンソール40を介して、オペレータからの指令及び走査
パラメータをも受け取る。付設された陰極線管表示装置
42により、再生された画像並びにコンピュータ36か
らのその他のデータをオペレータが観察することができ
る。オペレータから供給された指令及びパラメータをコ
ンピュータ36で使って、DAS32、X線制御装置2
8及びガントリ・モータ制御装置30に対する制御信号
及び情報を供給する。更に、コンピュータ36は、ガン
トリ12内で患者22を位置決めする為に電動テーブル
46を制御するテーブル・モータ制御装置44を作動す
る。特に、テーブル46は、ガントリ開口48の中に患
者22の部分を移動させる。
【0017】図3を参照して、X線源14の動作につい
て説明すると、X線ビーム16がX線源14(図3には
示していない)の焦点50から出てくる。X線ビーム1
6はコリメータ52によってコリメートされ、このコリ
メートされたX線ビーム16がその中心にある扇形ビー
ム軸線54に沿って検出器アレイ18に向かって投射さ
れる。
て説明すると、X線ビーム16がX線源14(図3には
示していない)の焦点50から出てくる。X線ビーム1
6はコリメータ52によってコリメートされ、このコリ
メートされたX線ビーム16がその中心にある扇形ビー
ム軸線54に沿って検出器アレイ18に向かって投射さ
れる。
【0018】前に述べたように、走査動作中にX線は中
心はずれすることがあり、これは望ましくない。例え
ば、X線源が加熱されると、陽極の熱膨張により焦点が
移動することがある。また、ガントリが回転していると
き、ガントリとX線源とにかかる機械的応力により焦点
が更に移動することがある。この焦点の移動は検出器上
のX線ビームをz軸に沿って移動させる。
心はずれすることがあり、これは望ましくない。例え
ば、X線源が加熱されると、陽極の熱膨張により焦点が
移動することがある。また、ガントリが回転していると
き、ガントリとX線源とにかかる機械的応力により焦点
が更に移動することがある。この焦点の移動は検出器上
のX線ビームをz軸に沿って移動させる。
【0019】図4は、典型的な検出器感度分布56、す
なわち検出器18上のX線ビーム位置に対して検出器素
子の利得を示す。図から明らかなように、検出器感度分
布56はz方向に沿って一様ではない。特に、検出器利
得は検出器18上のX線ビーム位置の関数である。検出
器分布56に従って投影データを補正し損なった場合、
典型的には、画像アーティファクトが生じる。
なわち検出器18上のX線ビーム位置に対して検出器素
子の利得を示す。図から明らかなように、検出器感度分
布56はz方向に沿って一様ではない。特に、検出器利
得は検出器18上のX線ビーム位置の関数である。検出
器分布56に従って投影データを補正し損なった場合、
典型的には、画像アーティファクトが生じる。
【0020】前に説明したように、既知のCTシステム
は、検出器のz軸分布の非一様性を克服するために線形
Q−CAL補正法を利用している。この補正法は、典型
的には、物体を走査する前に、検出器18上の2つの位
置で利得の読みを行うことを必要とする。典型的には、
これらの位置は、X線管が冷えているときの検出器18
上のX線ビーム16の位置と、X線管が熱いときの検出
器18上のX線ビーム16の位置である。これらの2つ
の位置の間で検出器利得が線形関数であると仮定して、
Q−CALベクトルはそれが2つの位置の間の検出器感
度の勾配を表すように作成される。物体のCT走査中、
検出器18上のX線ビーム16の位置が測定され、投影
の読みすなわち投影データがQ−CALベクトルおよび
X線ビーム16のその基準点からの距離に基づいて調節
される。
は、検出器のz軸分布の非一様性を克服するために線形
Q−CAL補正法を利用している。この補正法は、典型
的には、物体を走査する前に、検出器18上の2つの位
置で利得の読みを行うことを必要とする。典型的には、
これらの位置は、X線管が冷えているときの検出器18
上のX線ビーム16の位置と、X線管が熱いときの検出
器18上のX線ビーム16の位置である。これらの2つ
の位置の間で検出器利得が線形関数であると仮定して、
Q−CALベクトルはそれが2つの位置の間の検出器感
度の勾配を表すように作成される。物体のCT走査中、
検出器18上のX線ビーム16の位置が測定され、投影
の読みすなわち投影データがQ−CALベクトルおよび
X線ビーム16のその基準点からの距離に基づいて調節
される。
【0021】図5は、感度分布58を持つ検出器上の2
つの異なるX線ビーム移動領域に対して適用した公知の
線形Q−CAL推定を例示するグラフである。小さなX
線ビーム移動領域A−Bの場合、第1の位置Aで第1の
利得の読みが行われ、検出器上の第2の位置Bで第2の
利得の読みが行われる。位置AおよびBの間で線形関数
を仮定して、Q−CALベクトルが位置AおよびBの間
の検出器感度58の勾配すなわち線ABを表すように作
成される。小さなX線ビーム移動領域A−Bに対して作
成されたQ−CALベクトルは位置AおよびBの間の検
出器感度分布58を緊密に近似しており、一般に他の小
さなX線ビーム移動領域に対して許容可能である。
つの異なるX線ビーム移動領域に対して適用した公知の
線形Q−CAL推定を例示するグラフである。小さなX
線ビーム移動領域A−Bの場合、第1の位置Aで第1の
利得の読みが行われ、検出器上の第2の位置Bで第2の
利得の読みが行われる。位置AおよびBの間で線形関数
を仮定して、Q−CALベクトルが位置AおよびBの間
の検出器感度58の勾配すなわち線ABを表すように作
成される。小さなX線ビーム移動領域A−Bに対して作
成されたQ−CALベクトルは位置AおよびBの間の検
出器感度分布58を緊密に近似しており、一般に他の小
さなX線ビーム移動領域に対して許容可能である。
【0022】しかしながら、公知の線形Q−CAL推定
は、大きなX線ビーム移動領域に対してはしばしば許容
できない。例えば、大きなX線ビーム移動領域A−Cの
場合、第1の位置Aで第1の利得の読みが行われ、検出
器上の第2の位置Cで第2の利得の読みが行われる。位
置AおよびBの間で線形関数を仮定して、Q−CALベ
クトルが位置AおよびCの間の検出器感度58の勾配す
なわち線ACを表すように作成される。大きなX線ビー
ム移動領域A−Cに対して作成されたQ−CALベクト
ルは位置AおよびCの間の検出器感度分布58を緊密に
近似しない。現在まで、大きなX線ビーム移動領域、例
えば領域A−Cに対して検出器感度分布58を良好に近
似するためには、二次または高次のQ−CAL推定アル
ゴリズムが必要であると信じられていた。しかしなが
ら、前に説明したように、このような高次の推定アルゴ
リズムはしばしば不安定であり、ときには線形Q−CA
L推定アルゴリズムよりも劣ることがある。
は、大きなX線ビーム移動領域に対してはしばしば許容
できない。例えば、大きなX線ビーム移動領域A−Cの
場合、第1の位置Aで第1の利得の読みが行われ、検出
器上の第2の位置Cで第2の利得の読みが行われる。位
置AおよびBの間で線形関数を仮定して、Q−CALベ
クトルが位置AおよびCの間の検出器感度58の勾配す
なわち線ACを表すように作成される。大きなX線ビー
ム移動領域A−Cに対して作成されたQ−CALベクト
ルは位置AおよびCの間の検出器感度分布58を緊密に
近似しない。現在まで、大きなX線ビーム移動領域、例
えば領域A−Cに対して検出器感度分布58を良好に近
似するためには、二次または高次のQ−CAL推定アル
ゴリズムが必要であると信じられていた。しかしなが
ら、前に説明したように、このような高次の推定アルゴ
リズムはしばしば不安定であり、ときには線形Q−CA
L推定アルゴリズムよりも劣ることがある。
【0023】本発明の一実施態様によれば、小さなX線
ビーム移動領域および大きなX線ビーム移動領域の両方
に対して検出器感度分布を近似するために区分的Q−C
AL補正アルゴリズムが利用される。本発明の補正アル
ゴリズムは特定の画像再構成アルゴリズムを対象とする
ものではなく、それに限定されるものでもない。むし
ろ、本発明の補正アルゴリズムは多くの異なる螺旋再構
成アルゴリズムや軸方向再構成アルゴリズムに関連して
用いることが出来る。また、本発明の補正アルゴリズム
をときどき第3世代のCTシステムに関して説明する
が、このアルゴリズムは第4世代のCTシステムを含め
て他の多くの形式のCTシステムにも実施することが出
来る。更に、一実施態様では、補正アルゴリズムはコン
ピュータ36で具現され、例えば大容量記憶装置38に
記憶されているデータを処理する。もちろん、代わりの
他の多くの具現化も可能である。
ビーム移動領域および大きなX線ビーム移動領域の両方
に対して検出器感度分布を近似するために区分的Q−C
AL補正アルゴリズムが利用される。本発明の補正アル
ゴリズムは特定の画像再構成アルゴリズムを対象とする
ものではなく、それに限定されるものでもない。むし
ろ、本発明の補正アルゴリズムは多くの異なる螺旋再構
成アルゴリズムや軸方向再構成アルゴリズムに関連して
用いることが出来る。また、本発明の補正アルゴリズム
をときどき第3世代のCTシステムに関して説明する
が、このアルゴリズムは第4世代のCTシステムを含め
て他の多くの形式のCTシステムにも実施することが出
来る。更に、一実施態様では、補正アルゴリズムはコン
ピュータ36で具現され、例えば大容量記憶装置38に
記憶されているデータを処理する。もちろん、代わりの
他の多くの具現化も可能である。
【0024】本発明の一実施態様によれば、X線ビーム
移動領域が識別されて、複数の小領域に分割される。次
いで、各々の小領域に対して線形Q−CALベクトルが
作成されて、各々のベクトルが1つの小領域における検
出器利得を表すようにする。具体的に述べると、X線ビ
ーム移動領域全体を唯1つの単位として取り扱う代わり
に、このような領域を複数の小領域に分割して、各々の
小領域に対して線形Q−CAL補正が実施される。
移動領域が識別されて、複数の小領域に分割される。次
いで、各々の小領域に対して線形Q−CALベクトルが
作成されて、各々のベクトルが1つの小領域における検
出器利得を表すようにする。具体的に述べると、X線ビ
ーム移動領域全体を唯1つの単位として取り扱う代わり
に、このような領域を複数の小領域に分割して、各々の
小領域に対して線形Q−CAL補正が実施される。
【0025】図6は、本発明の一実施態様による区分的
Q−CAL推定を、感度分布60を持つ検出器上の大き
なX線ビーム移動領域A−Cに適用した例を示すグラフ
である。第1の位置A、例えばX線管が冷えているとき
の検出器18上のX線ビーム16の位置で、第1の利得
の読みが行われる。第2の位置Cで、例えばX線管が熱
いときの検出器18上のX線ビーム16の位置で、第2
の利得の読みが行われる。領域A−Cは実質的にX線ビ
ーム移動領域を定める。
Q−CAL推定を、感度分布60を持つ検出器上の大き
なX線ビーム移動領域A−Cに適用した例を示すグラフ
である。第1の位置A、例えばX線管が冷えているとき
の検出器18上のX線ビーム16の位置で、第1の利得
の読みが行われる。第2の位置Cで、例えばX線管が熱
いときの検出器18上のX線ビーム16の位置で、第2
の利得の読みが行われる。領域A−Cは実質的にX線ビ
ーム移動領域を定める。
【0026】領域A−Cは、第1の位置Aと第2の位置
Cとの間にある第3の位置Bでだ3の読みを行うことに
より、2つの小領域に分割される。従って、領域A−C
は第1の小領域A−Bと第2の小領域B−Cとに分割さ
れる。もちろん、領域A−Cは3つ、4つまたはそれ以
上の小領域に分割してもよい。
Cとの間にある第3の位置Bでだ3の読みを行うことに
より、2つの小領域に分割される。従って、領域A−C
は第1の小領域A−Bと第2の小領域B−Cとに分割さ
れる。もちろん、領域A−Cは3つ、4つまたはそれ以
上の小領域に分割してもよい。
【0027】各々の小領域A−BおよびB−C内で線形
Q−CAL推定が実施されて、小領域A−BおよびB−
C内の感度分布をそれぞれ実質的に近似するQ−CAL
ベクトルが作成される。例えば、第1の小領域A−Bの
場合、位置AおよびBの間で線形関数が仮定されて、位
置AおよびBの間の検出器感度の勾配を表す第1のQ−
CALベクトルが作成される。第1のQ−CALベクト
ルすなわち線ABは位置AおよびBの間の検出器感度分
布60を緊密に近似する。同様に、第2の小領域B−C
の場合、位置BおよびCの間で線形関数が仮定されて、
位置BおよびCの間の検出器感度の勾配を表す第2のQ
−CALベクトルが作成される。第2のQ−CALベク
トルすなわち線BCは位置BおよびCの間の検出器感度
分布(破線)を緊密に近似する。
Q−CAL推定が実施されて、小領域A−BおよびB−
C内の感度分布をそれぞれ実質的に近似するQ−CAL
ベクトルが作成される。例えば、第1の小領域A−Bの
場合、位置AおよびBの間で線形関数が仮定されて、位
置AおよびBの間の検出器感度の勾配を表す第1のQ−
CALベクトルが作成される。第1のQ−CALベクト
ルすなわち線ABは位置AおよびBの間の検出器感度分
布60を緊密に近似する。同様に、第2の小領域B−C
の場合、位置BおよびCの間で線形関数が仮定されて、
位置BおよびCの間の検出器感度の勾配を表す第2のQ
−CALベクトルが作成される。第2のQ−CALベク
トルすなわち線BCは位置BおよびCの間の検出器感度
分布(破線)を緊密に近似する。
【0028】CT走査中、第1および第2のQ−CAL
ベクトルは、画像を作成するために、X線ビームの位置
に従って、検出器で得られた投影データに適用される。
例えば、第1のQ−CALベクトルは、X線ビームが小
領域A−B内に位置しているときに得られた投影データ
に適用され、また第2のQ−CALベクトルは、X線ビ
ームが小領域B−C内に位置しているときに得られた投
影データに適用される。
ベクトルは、画像を作成するために、X線ビームの位置
に従って、検出器で得られた投影データに適用される。
例えば、第1のQ−CALベクトルは、X線ビームが小
領域A−B内に位置しているときに得られた投影データ
に適用され、また第2のQ−CALベクトルは、X線ビ
ームが小領域B−C内に位置しているときに得られた投
影データに適用される。
【0029】小領域A−BおよびB−C内の連続性は、
第3の位置Bが両方の小領域A−BおよびB−Cに対す
る基準点として使用されるので、実質的に保証される。
更に、線形Q−CAL補正が各々の小領域A−Bおよび
B−C内で実施されるので、区分的Q−CAL補正アル
ゴリズムでは、二次または高次のQ−CALアルゴリズ
ムの場合に生じるような安定性の問題は起こらないと信
じられる。
第3の位置Bが両方の小領域A−BおよびB−Cに対す
る基準点として使用されるので、実質的に保証される。
更に、線形Q−CAL補正が各々の小領域A−Bおよび
B−C内で実施されるので、区分的Q−CAL補正アル
ゴリズムでは、二次または高次のQ−CALアルゴリズ
ムの場合に生じるような安定性の問題は起こらないと信
じられる。
【0030】X線ビーム移動領域A−Cにわたって検出
器感度分布60を更に良好に近似するために補間区分的
Q−CAL補正(IPQ)アルゴリズムを使用し得る。
具体的に述べると、小領域A−BおよびB−C内の検出
器感度をそれぞれ良好に近似するために各々の小領域A
−BおよびB−Cにおける線形Q−CAL推定ベクトル
に加えて補正項が付加される。第1の小領域A−Bに関
して説明すると、第1の小領域A−Bに対する検出器感
度分布60は、小領域A−Bに対する線形Q−CAL推
定値(例えば線AB)と隣の小領域B−Cに対する線形
Q−CAL推定値の延長分(例えば位置BおよびC’の
間の線)との間にある。補正項は、隣の小領域B−Cに
対する線形Q−CAL推定値の延長分(これは、単に線
BCの延長線である)を利用して決定されて、小領域A
−Bに対する区分的Q−CAL推定値に加えられる。
器感度分布60を更に良好に近似するために補間区分的
Q−CAL補正(IPQ)アルゴリズムを使用し得る。
具体的に述べると、小領域A−BおよびB−C内の検出
器感度をそれぞれ良好に近似するために各々の小領域A
−BおよびB−Cにおける線形Q−CAL推定ベクトル
に加えて補正項が付加される。第1の小領域A−Bに関
して説明すると、第1の小領域A−Bに対する検出器感
度分布60は、小領域A−Bに対する線形Q−CAL推
定値(例えば線AB)と隣の小領域B−Cに対する線形
Q−CAL推定値の延長分(例えば位置BおよびC’の
間の線)との間にある。補正項は、隣の小領域B−Cに
対する線形Q−CAL推定値の延長分(これは、単に線
BCの延長線である)を利用して決定されて、小領域A
−Bに対する区分的Q−CAL推定値に加えられる。
【0031】同様に、第2の小領域B−Cに関しては、
第2の小領域B−Cに対する検出器感度分布60は、小
領域B−Cに対する線形Q−CAL推定値(例えば線B
C)と隣の小領域A−Bに対する線形Q−CAL推定値
の延長分(例えば位置BおよびA’の間の線)との間に
ある。補正項は、隣の小領域A−Bに対する線形Q−C
AL推定値の延長分(これは、単に線ABの延長線であ
る)を利用して決定されて、小領域B−Cに対する区分
的Q−CAL推定値に加えられる。
第2の小領域B−Cに対する検出器感度分布60は、小
領域B−Cに対する線形Q−CAL推定値(例えば線B
C)と隣の小領域A−Bに対する線形Q−CAL推定値
の延長分(例えば位置BおよびA’の間の線)との間に
ある。補正項は、隣の小領域A−Bに対する線形Q−C
AL推定値の延長分(これは、単に線ABの延長線であ
る)を利用して決定されて、小領域B−Cに対する区分
的Q−CAL推定値に加えられる。
【0032】補正項は、次の条件を満足するように選択
される。すなわち、位置A、BおよびCにおいて、補正
項はゼロであり、またX線ビーム移動領域A−Cにおい
て実質的に連続であることである。このような条件は、
推定値が各々の位置A、BおよびCにおける真の検出器
感度分布60に等しいことを実質的に保証する。補正項
は大容量記憶装置38またはコンピュータ36のメモリ
に記憶することが出来る。
される。すなわち、位置A、BおよびCにおいて、補正
項はゼロであり、またX線ビーム移動領域A−Cにおい
て実質的に連続であることである。このような条件は、
推定値が各々の位置A、BおよびCにおける真の検出器
感度分布60に等しいことを実質的に保証する。補正項
は大容量記憶装置38またはコンピュータ36のメモリ
に記憶することが出来る。
【0033】特定の一例として、図7に、z軸に沿って
4つの小領域SR0 、SR1 、SR 2 およびSR3 に分
割した検出器62の絵画的線図を示す。小領域SR0 は
位置z0 と位置z1 との間に延在し、小領域SR1 は位
置z1 と位置z2 との間に延在し、小領域SR2 は位置
z2 と位置z3 との間に延在し、小領域SR3 は位置z
3 と位置z4 との間に延在する。位置z2 は検出器62
のほぼ中心にあり、小領域SR1 およびSR2 の各々は
検出器62の中心部分のほぼ1mmにわたって延在し、
従って検出器62に沿ったほぼ2mmのX線ビーム移動
をカバーする。が小領域SR1 に基づいた位置zにおけ
る検出器分布の区分的Q−CAL推定値、例えば線A−
A’(図6)を表し、Q2 (z)が小領域SR2 に基づ
いた位置zにおける検出器分布の区分的Q−CAL推定
値、例えば線C−C’(図6)を表しているとすると、
IPQは次式によって表すことが出来る。
4つの小領域SR0 、SR1 、SR 2 およびSR3 に分
割した検出器62の絵画的線図を示す。小領域SR0 は
位置z0 と位置z1 との間に延在し、小領域SR1 は位
置z1 と位置z2 との間に延在し、小領域SR2 は位置
z2 と位置z3 との間に延在し、小領域SR3 は位置z
3 と位置z4 との間に延在する。位置z2 は検出器62
のほぼ中心にあり、小領域SR1 およびSR2 の各々は
検出器62の中心部分のほぼ1mmにわたって延在し、
従って検出器62に沿ったほぼ2mmのX線ビーム移動
をカバーする。が小領域SR1 に基づいた位置zにおけ
る検出器分布の区分的Q−CAL推定値、例えば線A−
A’(図6)を表し、Q2 (z)が小領域SR2 に基づ
いた位置zにおける検出器分布の区分的Q−CAL推定
値、例えば線C−C’(図6)を表しているとすると、
IPQは次式によって表すことが出来る。
【0034】
【数3】 ここで、zmxは小領域Rx の中心を表し、βはスケーリ
ング定数であり、Δ1 =Q2(zm1)−Q1(zm1)であ
り、Δ2 =Q1(zm2)−Q2(zm2)である。
ング定数であり、Δ1 =Q2(zm1)−Q1(zm1)であ
り、Δ2 =Q1(zm2)−Q2(zm2)である。
【0035】一実施態様によれば、スケーリング定数β
=0.3である。もちろん、スケーリング定数βは0.
3以外の値であってよい。従って、補正項は小領域SR
1 およびSR2 に対する区分的Q−CAL推定値に加え
られるが、小領域SR0 およびSR3 に対する区分的Q
−CAL推定値には補正値は加えられない。もちろん、
多くの異なる式すなわちIPOアルゴリズムが上記の条
件を満足することが出来、補正項は小領域SR0 、SR
1 、SR2 およびSR3 の内のより少ない小領域または
より多い小領域に加え得る。
=0.3である。もちろん、スケーリング定数βは0.
3以外の値であってよい。従って、補正項は小領域SR
1 およびSR2 に対する区分的Q−CAL推定値に加え
られるが、小領域SR0 およびSR3 に対する区分的Q
−CAL推定値には補正値は加えられない。もちろん、
多くの異なる式すなわちIPOアルゴリズムが上記の条
件を満足することが出来、補正項は小領域SR0 、SR
1 、SR2 およびSR3 の内のより少ない小領域または
より多い小領域に加え得る。
【0036】上述した区分的Q−CAL補正アルゴリズ
ムおよびIPQアルゴリズムは大きなおよび小さな領域
の両方にわたる焦点移動によって典型的に引き起こされ
るアーティファクトを低減すると信じられる。また、こ
ようなアルゴリズムは二次または高次のQ−CALベク
トルを利用するよりも一層安定であると信じられる。更
に、このようなアルゴリズムは既知のCTシステムのハ
ードウエアおよびソフトウエアに重大な変更を行うこと
なく画像品質を改善すると信じられる。
ムおよびIPQアルゴリズムは大きなおよび小さな領域
の両方にわたる焦点移動によって典型的に引き起こされ
るアーティファクトを低減すると信じられる。また、こ
ようなアルゴリズムは二次または高次のQ−CALベク
トルを利用するよりも一層安定であると信じられる。更
に、このようなアルゴリズムは既知のCTシステムのハ
ードウエアおよびソフトウエアに重大な変更を行うこと
なく画像品質を改善すると信じられる。
【0037】また更に、このようなアルゴリズムは、ガ
ントリが劣化した検出器を含んでいる場合でも、画像品
質を改善し易くすると信じられる。特に、劣化した検出
器は典型的には劣化のない検出器よりもz方向にずっと
大きい感度変動を有し、これは典型的には公知のQ−C
ALの有効性を低減する。しかし、上述の区分的Q−C
AL補正アルゴリズムおよびIPQアルゴリズムはこの
ような敏感さを克服すると信じられる。
ントリが劣化した検出器を含んでいる場合でも、画像品
質を改善し易くすると信じられる。特に、劣化した検出
器は典型的には劣化のない検出器よりもz方向にずっと
大きい感度変動を有し、これは典型的には公知のQ−C
ALの有効性を低減する。しかし、上述の区分的Q−C
AL補正アルゴリズムおよびIPQアルゴリズムはこの
ような敏感さを克服すると信じられる。
【0038】本発明の上記の種々の実施態様から、本発
明の目的がが達成されたことが明らかであろう。本発明
を細部について例示し説明したが、これらは例示の目的
で開示されたものであって、本発明をそれらに限定する
ものではないことを理解されたい。例えば、上記のCT
システムはX線源および検出器がガントリと共に回転す
る第3世代のシステムであるが、多重スライスシステム
や、電子ビームシステムや、検出器がリング状の不動の
検出器であってX線源がガントリと共に回転する第4世
代のシステムを含む他の多くのCTシステムも使用し得
る。更に、補正アルゴリズムをほぼ凹形の検出器感度分
布について説明したが、このような補正アルゴリズムは
ほぼ凸形の検出器感度分布を含めて他の検出器感度分布
についても実施することが出来る。従って、本発明の精
神および範囲は特許請求の範囲によって限定されるべき
である。
明の目的がが達成されたことが明らかであろう。本発明
を細部について例示し説明したが、これらは例示の目的
で開示されたものであって、本発明をそれらに限定する
ものではないことを理解されたい。例えば、上記のCT
システムはX線源および検出器がガントリと共に回転す
る第3世代のシステムであるが、多重スライスシステム
や、電子ビームシステムや、検出器がリング状の不動の
検出器であってX線源がガントリと共に回転する第4世
代のシステムを含む他の多くのCTシステムも使用し得
る。更に、補正アルゴリズムをほぼ凹形の検出器感度分
布について説明したが、このような補正アルゴリズムは
ほぼ凸形の検出器感度分布を含めて他の検出器感度分布
についても実施することが出来る。従って、本発明の精
神および範囲は特許請求の範囲によって限定されるべき
である。
【図1】CTシステムの絵画的斜視図である。
【図2】図1に示したシステムの簡略ブロック図であ
る。
る。
【図3】CTシステムのコリメータを持つ部分の簡略側
面図である。
面図である。
【図4】典型的な検出器感度分布を示すグラフである。
【図5】2つの異なるX線ビーム移動領域に対して適用
した公知の線形Q−CAL推定を例示するグラフであ
る。
した公知の線形Q−CAL推定を例示するグラフであ
る。
【図6】本発明の一実施態様による大きなX線ビーム移
動に対する区分的Q−CAL推定を例示するグラフであ
る。
動に対する区分的Q−CAL推定を例示するグラフであ
る。
【図7】本発明の一実施態様に従って複数の小領域に分
割されたX線ビーム移動領域の絵画的線図である。
割されたX線ビーム移動領域の絵画的線図である。
10 CTシステム 12 ガントリ 14 X線源 16 X線ビーム 18 検出器アレイ 20 検出器素子 26 制御機構 28 X線制御装置 30 ガントリ・モータ制御装置 32 データ取得装置 34 画像再構成装置 36 コンピュータ 38 大容量記憶装置 40 コンソール 42 陰極線管表示装置 44 テーブル・モータ制御装置 46 電動テーブル 50 焦点 52 コリメータ 54 扇形X線ビーム軸線
Claims (18)
- 【請求項1】 検出器へ向かってX線ビームを投射する
ためのX線管を含むX線源を持つガントリを備えている
コンピュータ断層撮影システムによって物体を走査し
て、該物体の画像データを作成するための方法におい
て、 X線ビーム移動領域を識別するステップ、 前記X線ビーム移動領域を少なくとも2つの小領域に分
割するステップ、 前記小領域の少なくとも1つに対してQ−CALベクト
ルを作成するステップ、を含んでいることを特徴とする
画像データ作成方法。 - 【請求項2】 前記小領域の少なくとも1つに対してQ
−CALベクトルを作成する前記ステップが、線形Q−
CALベクトルを作成するステップよりなる請求項1記
載の画像データ作成方法。 - 【請求項3】 前記X線ビーム移動領域が2つの小領域
に分割される請求項1記載の画像データ作成方法。 - 【請求項4】 前記小領域の各々に対してQ−CALベ
クトルが作成される請求項1記載の画像データ作成方
法。 - 【請求項5】 更に、前記Q−CALベクトルの少なく
とも1つに対して補正項を加えるステップを含んでいる
請求項1記載の画像データ作成方法。 - 【請求項6】 前記X線ビーム移動領域を少なくとも2
つの小領域に分割する前記ステップが、前記X線ビーム
移動領域を4つの小領域に分割するステップよりなる請
求項1記載の画像データ作成方法。 - 【請求項7】 前記Q−CALベクトルが下記の式に従
って作成され、 【数1】 ここで、zmxは小領域Rx の中心を表し、βはスケーリ
ング定数であり、Δ1 =Q2(zm1)−Q1(zm1)であ
り、Δ2 =Q1(zm2)−Q2(zm2)である請求項6記
載の画像データ作成方法。 - 【請求項8】 前記X線ビーム移動領域を識別する前記
ステップが、第1の位置で第1の利得の読みを行うステ
ップ、および第2の位置で第2の利得の読みを行うステ
ップを有している請求項1記載の画像データ作成方法。 - 【請求項9】 前記第1の利得の読みは前記X線管が冷
えているときに行われ、且つ前記第2の利得の読みは前
記X線管が熱いときに行われる請求項8記載の画像デー
タ作成方法。 - 【請求項10】 検出器へ向かってX線ビームを投射す
るためのX線管を含むX線源を持つガントリを備えてい
て、物体の画像データを作成するためのシステムにおい
て、 X線ビーム移動領域を識別し、前記X線ビーム移動領域
を少なくとも2つの小領域に分割し、前記小領域の少な
くとも1つに対してQ−CALベクトルを作成するよう
に構成されていることを特徴とする画像データ作成シス
テム。 - 【請求項11】 前記小領域の少なくとも1つに対して
線形Q−CALベクトルを作成するように構成されてい
る請求項10記載の画像データ作成システム。 - 【請求項12】 前記X線ビーム移動領域を2つの小領
域に分割するように構成されている請求項10記載の画
像データ作成システム。 - 【請求項13】 前記小領域の各々に対してQ−CAL
ベクトルを作成するように構成されている請求項10記
載の画像データ作成システム。 - 【請求項14】 更に、前記Q−CALベクトルの少な
くとも1つに対して補正項を加えるように構成されてい
る請求項10記載の画像データ作成システム。 - 【請求項15】 前記X線ビーム移動領域を4つの小領
域に分割するように構成されている請求項10記載の画
像データ作成システム。 - 【請求項16】 前記Q−CALベクトルを下記の式に
従って作成するように構成されており、 【数2】 ここで、zmxは小領域Rx の中心を表し、βはスケーリ
ング定数であり、Δ1 =Q2(zm1)−Q1(zm1)であ
り、Δ2 =Q1(zm2)−Q2(zm2)である請求項15
記載の画像データ作成システム。 - 【請求項17】 前記X線ビーム移動領域を識別するた
め、第1の位置で第1の利得の読みを行い、第2の位置
で第2の利得の読みを行うように構成されている請求項
10記載の画像データ作成システム。 - 【請求項18】 前記第1の利得の読みは前記X線管が
冷えているときに行われ、且つ前記第2の利得の読みは
前記X線管が熱いときに行われる請求項17記載の画像
データ作成システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/880,474 US5835559A (en) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | Methods and apparatus for scanning an object in a computed tomography system |
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