JPH1176109A - ポ−タブルトイレ用安全フレ−ム - Google Patents

ポ−タブルトイレ用安全フレ−ム

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JPH1176109A
JPH1176109A JP26497997A JP26497997A JPH1176109A JP H1176109 A JPH1176109 A JP H1176109A JP 26497997 A JP26497997 A JP 26497997A JP 26497997 A JP26497997 A JP 26497997A JP H1176109 A JPH1176109 A JP H1176109A
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JP
Japan
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toilet
backrest
safety frame
main body
column
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JP26497997A
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English (en)
Inventor
Shinji Okita
伸治 沖田
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Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/026Armrests mounted on or around the toilet

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポ−タブルトイレ用安全フレ−ムに鋼管を用
いて、プラスチック製ベ−ス板にガッチリと立設する。 【解決手段】 ポ−タブルトイレ用安全フレ−ム5を両
側に手すり10、後側に背もたれ13をもつ、4本の鋼
管からなる支柱8で構成し、この支柱8の下端をプラス
チック製ベ−ス板6に当接して立設する際、支柱8の下
方内部にナット39を挿入して固着し、このナット39
にベ−ス板6を挟んでボルト40で締付けて、支柱8を
ベ−ス板6に立設するが、このナット39を支柱8の下
端より可及的に上方の位置で固着すれば、ベ−ス板6に
対する片持支持の支柱8の中間をボルト40で支持する
ので、支持力が増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポ−タブルトイレ
用安全フレ−ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のごとく、病室や老人の寝室等では
持ち運び自在の、いわゆるポ−タブルプラスチックトイ
レ(以下、ポ−タブルトイレという)が汎用されてお
り、このポ−タブルトイレは、短筒状本体(便器本体を
いう)と、本体内で取出自在に吊設された便槽と、本体
の上面で起伏自動になった便座と、便座の上面で起伏自
在になって覆う便蓋と、から大略構成されている。
【0003】一方、身障者や老人や病人等の歩行困難な
者が使用する便所では、古くからサニタリ−チェアと呼
ばれる車椅子が使用されており、このサニタリ−チェア
は、両側で前後方向水平に設けた手すり(以下、単に手
すりというが、肘掛けともいう)、後部に設けた背もた
れ、中央に大孔のある座板等からなる車椅子であって、
通常、便所に設置された洋式便器の上を通過できるよう
になっている。
【0004】そして、この手すりは特に身障者の場合、
座板への着座や起立時に掴むことにより安全な動作を行
うことができ、背もたれは身障者の用便中、身体を支え
ることができる。
【0005】そこで、このポ−タブルトイレとサニタリ
−チェアとを組合せた安全フレ−ム付ポ−タブルトイレ
(例えば、実公昭52−10867号公報参照)が提供
され、好評を博している。
【0006】ところが、便蓋をもつポ−タブルトイレ
と、背もたれをもつサニタリ−チェアのフレ−ムとを、
そのまま組合せると、使用時には便蓋を若干後方に向け
起立させるので、背もたれと干渉する、という問題があ
って、この問題を解決するため、前掲の公報では次のよ
うにしている。
【0007】これを図6で述べる。このポ−タブルトイ
レ1は短筒状本体2と、本体2内に吊設された便槽(不
図示)と、本体2の上面で起伏自在になった便座3と、
便座3の上面で起伏自在になって便座3を覆う便蓋4
と、から大略構成されており、このポ−タブルトイレ1
を次のような安全フレ−ム5に載置・囲繞して使用す
る。
【0008】すなわち、ベ−ス板6上に便器係止用凸部
7(または凹部)を形成し、短筒状本体2の下端縁がこ
の凸部7に外嵌して係止するようになっている。このベ
−ス板6の両側には、パイプからなる前後1対の支柱
8,9で支持された手すり10,10が設けられ、後部
支柱9,9の一方に挿入口11が、他方に挿入切欠口1
2がそれぞれ設けられており、これらの挿入口11と挿
入切欠口12には、背もたれ13に設けた1対の足1
4,14が挿入するようになっている。また、この背も
たれ13の後部には、手すり10,10に結合された水
平枠10Aが設けられている。
【0009】なお、この安全フレ−ム5では、ベ−ス板
6、手すり10用の支柱8,9および背もたれ13を解
体できるようになっている。
【0010】したがって、このポ−タブルトイレ1をベ
−ス板6に載置して水平に移動しないようにしてから、
背もたれ13の挿入口11に挿入された一方の足14を
中心とし、他方の足14を挿入切欠口12から外して前
方に回しておき、次いで、便蓋4を若干後方に向け起立
させ、再び背もたれ13を戻すようにしている。そのた
め、便蓋4と背もたれ13とは干渉せず、使用者は背も
たれ13を用いて楽な姿勢で用便することができる。
【0011】また、別の提案として、便蓋を水平に2つ
折りして背もたれの下部後方に起立させるようにして、
背もたれと便蓋とを干渉しないようにした提案も知られ
ている(例えば、実開平6−11592号公報参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものでは、使用者が着座時に不用意に背もたれ13を握
ると、前方へ回動する危険性があり、しかも、背もたれ
13はフレ−ムの組付強度に寄与していない、という問
題があり、また、後者のものでは汎用のポ−タブルトイ
レでは、便蓋が2つ折りになっていないので汎用性に欠
ける、という問題があった。
【0013】そこで本発明は、かかる問題を解決しよう
として、特に、身障者に不安感を与えないために、安全
フレ−ムを可及的に剛体化しながら、安価に提供するこ
とを主たる課題としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明は、1)短筒状本体と、該本体内で取出自在に
吊設した便槽と、前記本体の上面で起伏自在になった便
座と、該便座の上面で起伏自在になった便蓋と、からな
るポ−タブルトイレを、両側に水平状手すりを前後方向
に設けたプラスチック製ベ−ス板に載置し、該ベ−ス板
の後方両側に立設され、かつ、前記手すりと結合した1
対の背もたれ用支柱に、背もたれを水平状に結合したポ
−タブルトイレ用安全フレ−ムにおいて、前記安全フレ
−ムを可及的に溶着して、背もたれを挟んで一方の背も
たれ用支柱を中心に一方の手すりを前面に、他方の手す
りを後面に、それぞれ折りたたみ可能に組合せた複数の
金属管で構成したことを特徴とするポ−タブルトイレ用
安全フレ−ムにあり、また、2)短筒状本体と、該本体
内で取出自在に吊設した便槽と、前記本体の上面で起伏
自在になった便座と、該便座の上面で起伏自在になった
便蓋と、からなるポ−タブルトイレを、両側に水平状手
すりを前後方向に設けたプラスチック製ベ−ス板に載置
し、該ベ−ス板の後方両側に立設され、かつ、前記手す
りと結合した1対の背もたれ用支柱に、背もたれを水平
状に結合したポ−タブルトイレ用安全フレ−ムにおい
て、前記安全フレ−ムを可及的に溶着して組合せた複数
の金属管で構成すると共に、前記手すりの後端側を溶着
し、かつ、前記背もたれ用支柱が貫通した短管をパイプ
クランプにより締付・弛緩自在としたことを特徴とする
ポ−タブルトイレ用安全フレ−ムを要旨とするものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面に示す、その実
施の形態例によって詳細に述べる。図1は本発明の実施
の形態例の斜視図、図2は図1のA部詳細図、図3は図
2のA〜A断面図、図4は図1のB部詳細図、図5は図
1の他の要部の詳細図であって、図6と同一部分または
均等部分は同一符号を付してある。
【0016】図1で示す実施の形態例は、ポ−タブルト
イレ1と安全フレ−ム5とから構成され、このポ−タブ
ルトイレ1は周知汎用(現在市販されている一般的なポ
−タブルトイレをいう)のポ−タブルトイレ1であっ
て、便座の高さ(37.5cm〜38.5cmが好まし
い)や本体2の占有面積がメ−カによってそれぞれ若干
異なるものである。
【0017】したがって、この安全フレ−ム5は、いず
れのポ−タブルトイレ1にも適用可能に構成している。
そして、この安全フレ−ム5は、特に、歩行困難な身障
者にとって都合よく構成されているが、勿論、老人や病
人にも使用できるものである。
【0018】先ず、ポ−タブルトイレ1と安全フレ−ム
5との概要を述べる。ポ−タブルトイレ1は、短筒状
(有底のものでもよい)本体2と、本体2内で取出可能
に吊設された便槽(バケツ)(不図示)と、本体2の上
面で起伏自在になった便座3と、便座3の上面で起伏自
在になって便座3を覆う便蓋4と、から大略構成されて
いる。
【0019】次に、安全フレ−ム5は、前記ポ−タブル
トイレ1を載置するプラスチック製の平滑なベ−ス板6
と、このベ−ス板6の両側に設けた手すり10,10
と、後側に設け、かつ、起立した便蓋4と干渉しないよ
うにした背もたれ13と、から大略構成されている。勿
論、本明細書では、安全フレ−ム5とは手すり10等の
骨格のみを指すこともある。
【0020】したがって、身障者等の使用者は手すり1
0に掴まりながら、また、背もたれ13で身体を支えら
れて用便ができるので、介添者なしで、もしくは介添者
の労力を軽減して安全に用便することができ、使用者お
よび介添者にとって好都合となる。
【0021】次に、この安全フレ−ム5の詳細を「ベ−
ス板6」、「手すり10」、「背もたれ13」および
「滑り止め足15」に分けて述べる。
【0022】先ず、ベ−ス板6は平面視で正方形に形成
され、肉厚約3mmのPP樹脂射出成形品で、約630
mm□の大きさになっている。その平滑な板面6Aは前
方に若干の勾配(汚水が流れる程度にゆるく傾斜したも
の)で傾斜し、後端では傾斜なしにしている。
【0023】そのため、下端縁が面一になった前側およ
び両側にそれぞれ低い土手16,17を周設して、後側
に島状のストッパ18を設けている。勿論、前側および
両側の土手は島状ストッパであってもよく、これらをポ
−タブルトイレ1の水平滑り止め用ストッパという。
【0024】なお、この滑り止め用ストッパによって、
こぼれた小便の流出を防止するには、図示のように前側
および両側の土手16,17を連続した土手、つまり汚
物流出防止用土手に形成すればよい。
【0025】そして、この板面6A上には、いずれのメ
−カのポ−タブルトイレ1も載置できる大きさに構成し
ている。そのため、あるメ−カのポ−タブルトイレ1を
載置すると、若干のスペ−ス(例えば、20mmの巾)
を介して、いずれか一方の土手16,17やストッパ1
8に当接して滑り止めになる。特に、このストッパ18
は、使用者の着座時におけるポ−タブルトイレ1の後方
滑りを完全に止めるようにして不安感を除いている。
【0026】しかし、載置されたポ−タブルトイレ1は
スペ−スの分だけ水平に移動するものの、後記のように
手すり10を支持する前後1対の支柱8,9や、その補
強管19A,19Bによって危険な移動、つまりポ−タ
ブルトイレ1の飛出は防止しており、更に、便蓋4を背
もたれ13の背部に位置させているので、転倒も防止で
きる。
【0027】また、前側の土手16には前方に傾斜した
傾斜面16Aを形成して、段部をなくし使用者の着座や
起立に支障のないようにすると共に、ポ−タブルトイレ
1をベ−ス板6上へのセットするのを容易にしている。
なお、前側の土手16は、前記のように、こぼれた小便
を溜めることもできる。
【0028】次に、手すり10について述べる。この手
すり10は左右同じに構成になっているので、片側のみ
について述べる。この手すり10は前後1対の支柱8,
9で水平前後方向に支持され、これらの部材は約20〜
25mmφの構造用鋼管(以下、単に鋼管という。勿
論、この鋼管に限らず、単なるスチ−ルパイプでもよ
い)でできており、この手すり10と支柱8,9とは溶
接により固着、つまり溶着している。したがって強固に
結合している。
【0029】この前方の支柱8は、大小2本の鋼管2
0,21をゆるく嵌合して構成しており、この嵌合部
に、後記のパイプクランプ22で締付け固定する。上側
の太い鋼管20には、手すり10の前方をU字状に弯曲
させた折返部23と、前記上段側の補強管19Aの前端
部とが、それぞれ突き合されて溶接(溶着)されてい
る。特に、補強管19Aの端面は曲面切断をして突き合
されている。
【0030】下側の細い鋼管21には、前記下段側の補
強管19Bとスティ曲管24とが、それぞれ突き合され
て溶着されている。これらの補強管19Bとスティ曲管
24の各端面は曲面切断をして突き合されている。
【0031】なお、前方の支柱8を1本の鋼管で構成し
て、パイプクランプ22を使用しない場合は、後記のよ
うな手すり10の高さの調節をしない場合に適用でき
る。
【0032】また、手すり10の後方を支持する支柱9
は短尺になっていて、前記上段側の補強管19Aに突き
合されて溶着されている。この支柱9の端面は曲面切断
をして突き合されている。したがって、突き合せ溶接の
ため、ガッチリと正確に構築でき、ひいては、安全性を
確保することができる。
【0033】そして、前記のパイプクランプ22は、次
のように構成されている。すなわち、図2および図3に
示すように、太、細両鋼管20,21の嵌合部に、鋼板
製U字状のクランプバンド25を巻き付け、このクラン
プバンド25の各端部に、六角孔付頭部26をもつ通し
ボルト27を挿通して締付けることにより、クランプバ
ンド25を縮径して、太鋼管20を細鋼管21に締付け
固定する。勿論、この通しボルト27の近傍は、セット
後合成樹脂製でカバ−(不図示)をしておく。
【0034】このとき、太鋼管20には、その下端部か
ら適宜長さで対向した2条(3条でも可)のスリット2
8,28を入れ、縮径可能にしており、また、クランプ
バンド25を太鋼管20の全周に亘り均等に締付けるた
め、板金加工により成形された、各端部側に、内側に適
宜のRをもつ均等締付折返片29,29を設けている。
したがって、4つの均等締付折返片29を設けている。
この均等締付折返片29の1つは、太鋼管20の全周の
約8分1程度に当接する。
【0035】次に、背もたれ13について述べる。図1
および図4に示すように、この背もたれ13は、下向き
コ字状に鋼管を折曲して構成し、背もたれ用支柱30
に、その足13Aが外嵌されて、例えば2段階に高さを
調節できるようにしている。なお、この足13Aは背も
たれ用支柱30とはボルト46による圧接締めにより強
固に固定する。
【0036】この高さ調節について因みにいえば、現在
市販されているポ−タブルトイレ1の便座3の高さは、
前記のように37.5cm〜38.5cmが多く、その
ための手すり10の高さは、人間工学上58cmとな
り、そのときの背もたれ13の高さは72cm〜64c
m中、68cm前後となって、便蓋4の先端側の高さ
(便蓋4を起立した先端の高さは、床面より67cm〜
80cmのものが多く、これ以下のものは見当たらな
い)と同じ高さになる。
【0037】そして、下向きコ字連結部の鋼管を扁平状
に形成し、この扁平部に枕体31を取付け、短冊状の背
もたれ13に形成している。
【0038】この枕体31の高さは、前記のように載置
されたポ−タブルトイレ1の起立した便蓋4の先端側の
高さと略同一にしており、したがって、このポ−タブル
トイレ1の前部を若干持上げて、起立した便蓋4を更に
後方に倒してポ−タブルトイレ1を後方へ移動させる
と、便蓋4は横長の短冊状の背もたれ13をくぐること
ができ、その後、ポ−タブルトイレ1の前側をベ−ス板
6に戻せばよい。
【0039】そして、その枕体31の高さの位置は、意
外にも、座位した使用者の背中の上下中央近傍(便座4
の高さ約40cm+座位より30cm=70cm程度)
にあって、丁度座位の身体のもたれの位置に該当する。
したがって、重度の身障者にとっても、また、その介添
者にとっても好都合となる。勿論、上半身が正常な使用
者にとっては楽な姿勢をとって用便することができる。
【0040】この背もたれ13は、前記のように下向き
コ字状に鋼管を折曲しているが、更に、足13Aを若干
前方に折曲して前傾部32を形成しているので、枕体3
1と便蓋4との間に空間ができ、着座した使用者の背中
が便蓋4に接触しないようになる。
【0041】なお、このような前傾部32を形成してい
るので、この前傾部32を後方になるように逆に背もた
れ用支柱30に取付けると、便蓋4が枕体31の前方に
位置することになり、用便後直ちに便蓋4を倒して覆う
ことができる方法も可能となる。
【0042】この背もたれ13の枕体31は、図5
(A)に示すように、長径90mm、短径40mmの卵
形に形成され、この卵形を長径に沿って2つ割にしてい
る。したがって、背もたれ13は全体として短冊状で横
長になっている。卵形の中央に鋼管の扁平部が挿入され
るリブ33による軸受部を形成ている。なお、2つ割の
枕体31は鋼管の扁平部を抱持してからビス34で結合
する。
【0043】前記背もたれ用支柱30には、前記上、下
段の補強管19A,19Bが連結されている。すなわ
ち、下段の補強管19Bの後端の曲面切断され、背もた
れ用支柱30の下方で突き合されて溶着されている。
【0044】上段の補強管19Aと背もたれ用支柱30
とは、図4に示すような短管36付パイプクランプ35
を介して結合されている。この短管36は、背もたれ用
支柱30がゆるく嵌合されて貫通しており、かつ、その
上端側の補強管19Aの後端面が曲面切断されて突き合
され溶着されており、この短管36をパイプクランプ3
5により支柱30に対し締付・弛緩自在にしている。
【0045】そして、この短管36付パイプクランプ3
5のパイプクランプ35は、前記図2および図3で説明
したパイプクランプ22と同じ構造につき、同一符号を
付し、その説明を省略する。そして、手すりや支柱で前
に説明したように、これらは可及的に溶着されている。
【0046】次に、滑り止め足15について述べる。図
1で示すように、ベ−ス板6の両側の土手17には、前
方の支柱8と背もたれ用支柱30が取外し自在に立設さ
れている。これらの立設構造は同一につき、その1つを
述べる。
【0047】すなわち、図5(B)に示すように土手1
7にリング状隆起部37を形成し、この隆起部37の中
心に有底支柱挿入孔38を形成する。この有底支柱挿入
孔38に、金属製ナット39がその下面側に若干の空間
を残して固着されている支柱8を挿入して当接する。
【0048】なお、このナット39は支柱8に凹凸嵌合
(ナット39の外周面に凹溝を設け、この凹溝に支柱8
をカシメにより縮径する)により固着している。このナ
ット39に螺合した金属製ボルト40により、支柱8の
下端と有底支柱挿入孔38の底部とを固定するようにし
て、支柱8をベ−ス板6に立設する。このとき、この有
底支柱挿入孔38の底部と、ボルト用座金41との間
に、ハット状の樹脂製滑り止め部材42を挟んで固定す
る。
【0049】特に、有底支柱挿入孔38の底部とナット
39の下面との間隔(前記空間)を大きくとると、支柱
8が有底支柱挿入孔38に当接していても、尚ナット3
9に対しボルト40の締付力を上げることができるばか
りか、ベ−ス板6に対する片持ち支持の支柱8の下端よ
り離れた位置(間隔があるため)を支持することから、
支柱8に対する力学上の支持力を増し、ひいては、ガタ
付くことなく、安全フレ−ム5の固定時の安全性を増す
ことができる。
【0050】その結果、ベ−ス板6には4つの滑り止め
部材42が設けられ、安全フレ−ム5は安定する。ひい
ては、体格のよい身障者が不意に安全フレ−ム5に倒れ
ても安全性を確保することができる。
【0051】そして、前記土手17に凹部43を形成
し、この凹部43にスティ曲管24の下端が嵌入して、
ベ−ス板6がプラスチック製で、必ずしも平面の床上で
使用するとは限らないことから、安全フレ−ム5は前後
方向のぐらつきを起こしがちとなるが、これを防いでい
る。
【0052】以上のような安全フレ−ム5であるので、
ポ−タブルトイレ1の高さや使用者の体格に応じ、パイ
プクランプ22と短管36付パイプクランプ35とを無
段状に微調節しながら両手すり10,10の高さ調節を
行う。
【0053】また、この安全フレ−ム5を分解・組立し
て輸送や収納をするには、4つの滑り止め足15の各ボ
ルト40を外せばベ−ス板6から支柱8および後方の1
対の背もたれ用支柱30が外れるので、2つの短管36
付パイプクランプ35,35をゆるめ、左右1対の手す
り10,10のうち、一方の手すり10を背もたれ用支
柱30を中心に、背もたれ13の前面に回動させ、他方
の手すり10を背もたれ用支柱30を中心に、後面に回
動させると、両手すり10,10が背もたれ13を挟ん
で折りたたみができる。
【0054】したがって、安全フレ−ム5の輸送や収納
にコンパクトになり、場所をとらず、また、使用済の粗
大ゴミとしてもコンパクトに取扱うことができる。
【0055】なお、前記の実施の形態例のパイプクラン
プ22と短管付パイプクランプ35とは、U字クランプ
で構成したが、本発明はこれに限らず,例えば、実開昭
61−66288号公報に記載のような鋳物製のC字ク
ランプを用いてもよい。
【0056】勿論、パイプクランプ22と短管36付パ
イプクランプ35による両手すり10,10の高さや水
平度の調節は、生産工場やユ−ザサイドでも行うもので
ある。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、ポ−タブルトイレの安
全フレ−ムを可及的に溶着した複数の金属管で構成した
ので、安全フレ−ムに撓み等の変形・ガタ等がなく、身
障者に不安を与えない。
【0058】しかも、安全フレ−ムは折りたたみができ
るにもかかわらず、手すりの後端を溶着した短管付パイ
プクランプを用いたので、背もたれも安全フレ−ムの骨
組構造の一部になって組付強度に資することができる。
【0059】特に、金属管を溶着により組合せた安全フ
レ−ムであるので、安価にできるのは勿論、ガッチリと
剛体化され、使用者に不安感を与えず、とかく締付け程
度のあいまいなネジを用いるのはパイプクランプに限ら
れ、撓み等が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の斜視図である。
【図2】図1のA部詳細図である。
【図3】図2のA〜A断面図である。
【図4】図1のB部詳細図である。
【図5】図1の他の要部の詳細図である。
【図6】従来例である。
【符号の説明】
1…ポ−タブルトイレ、2…本体、3…便座、4…便
蓋、5…安全フレ−ム、6…ベ−ス板、10…手すり、
13…背もたれ、30…支柱、35…短管付パイプクラ
ンプ、36…短管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短筒状本体と、該本体内で取出自在に吊
    設した便槽と、前記本体の上面で起伏自在になった便座
    と、該便座の上面で起伏自在になった便蓋と、からなる
    ポ−タブルトイレを、両側に水平状手すりを前後方向に
    設けたプラスチック製ベ−ス板に載置し、該ベ−ス板の
    後方両側に立設され、かつ、前記手すりと結合した1対
    の背もたれ用支柱に、背もたれを水平状に結合したポ−
    タブルトイレ用安全フレ−ムにおいて、 前記安全フレ−ムを可及的に溶着して、背もたれを挟ん
    で一方の背もたれ用支柱を中心に一方の手すりを前面
    に、他方の手すりを後面に、それぞれ折りたたみ可能に
    組合せた複数の金属管で構成したことを特徴とするポ−
    タブルトイレ用安全フレ−ム。
  2. 【請求項2】 短筒状本体と、該本体内で取出自在に吊
    設した便槽と、前記本体の上面で起伏自在になった便座
    と、該便座の上面で起伏自在になった便蓋と、からなる
    ポ−タブルトイレを、両側に水平状手すりを前後方向に
    設けたプラスチック製ベ−ス板に載置し、該ベ−ス板の
    後方両側に立設され、かつ、前記手すりと結合した1対
    の背もたれ用支柱に、背もたれを水平状に結合したポ−
    タブルトイレ用安全フレ−ムにおいて、 前記安全フレ−ムを可及的に溶着して組合せた複数の金
    属管で構成すると共に、前記手すりの後端側を溶着し、
    かつ、前記背もたれ用支柱が貫通した短管をパイプクラ
    ンプにより締付・弛緩自在としたことを特徴とするポ−
    タブルトイレ用安全フレ−ム。
JP26497997A 1997-09-10 1997-09-10 ポ−タブルトイレ用安全フレ−ム Pending JPH1176109A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9021620B1 (en) 2009-01-15 2015-05-05 Modular Services Company Cantilevered brace assembly for wall-mounted toilet

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