JP2000342486A - ポ−タブルトイレ用極シンプル型安全フレ−ム - Google Patents

ポ−タブルトイレ用極シンプル型安全フレ−ム

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JP2000342486A
JP2000342486A JP11155263A JP15526399A JP2000342486A JP 2000342486 A JP2000342486 A JP 2000342486A JP 11155263 A JP11155263 A JP 11155263A JP 15526399 A JP15526399 A JP 15526399A JP 2000342486 A JP2000342486 A JP 2000342486A
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safety frame
toilet
bar
portable
portable toilet
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JP11155263A
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Shinji Okita
伸治 沖田
Takashi Katayama
隆 片山
Akiyuki Shirooka
陽志 城岡
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Aron Kasei Co Ltd
Taiyo Parts Co Ltd
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Aron Kasei Co Ltd
Taiyo Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポ−タブルトイレ用安全フレ−ムを極めてシ
ンプルにして、介助作業を邪魔しない。 【解決手段】 ポ−タブルトイレ用安全フレ−ム1の金
属柱5を左右1対のみとし、これらの柱5の上、下端
に、1本のパイプを馬蹄形にしたパイプ7,8をそれぞ
れ溶接し、上方のパイプ7を手すりと背もたれにし、下
方のパイプ8を支脚にしたので、全体が極めてシンプル
になり、介助作業を邪魔しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポ−タブルトイレ
用極シンプル型安全フレ−ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】平成5年、福祉用具の開発および普及に
関する法律「福祉用具法」が制定され、これを機会に福
祉用具の開発が目ざましく、各種の福祉用具の提供が行
われている。
【0003】本出願人の1人は、これ以前から福祉用具
の開発普及に努めてきた。例えばプラスチック製ポ−タ
ブルトイレおよび、その安全フレ−ムの開発に努めてき
た。
【0004】1例を挙げると、両側に水平状手すりを前
後方向に設けたベ−ス板に、ポ−タブルトイレを載置
し、該ベ−ス板の板面を前方にゆるく傾斜させ、該ベ−
ス板の前、後側および左右両側に前記ポ−タブルトイレ
の水平滑り止め用ストッパを設け、現在市販の殆ど全て
のポ−タブルトイレを載置可能とした汎用安全フレ−ム
を提供している(特開平9−173245号公報参
照)。
【0005】ところで、この種、安全フレ−ムの特徴の
一つには、これを使用する超高齢者または身障者等(以
下、単に使用者という)が便秘傾向にあり、また、体の
立体バランス力が不足し、しかも、排便に長時間(例え
ば30分)を要するので、車いすのように体を支えた状
態で排便ができる点にある。
【0006】したがって、かかる安全フレ−ムにはガタ
付きがあってはならない、とされている(例えば実開平
5−23997号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来、この
種のポ−タブルトイレのアタッチメントとしての、すな
わち別体として用いる安全フレ−ムでは、4本または3
本(例えば実開平7−308267号公報の従来技術参
照)の柱を必要としているので、使用者の座位排便には
ガタ付きがなく好都合となるものの、離床等介助者にと
って、排便後の清拭(ふきとり)や小便用の新しいオム
ツの装着等、更には浣腸作業には、これらの柱が邪魔に
なりがちとなり、したがって、従来のいずれの安全フレ
−ムでも介助者に対する配慮が欠ける、という不満があ
った。
【0008】そこで本発明は、かかる不都合な点の解消
の試みを契機に、使用者の更なる利便性と、介助者や使
用者の家族にとっても利便性の高い福祉用具としての安
全フレ−ムを提供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するす
るため、本発明の要旨は、1)本体と、該本体に上方か
ら取出自在に設けた便槽と、該本体の上面で起伏自在に
設けた便座と、該便座の上で起伏自在に設けた便蓋と、
からなるプラスチック製ポ−タブルトイレに、別体とし
て用いる安全フレ−ムにおいて、該安全フレ−ムにおけ
る柱を、左右1対の金属製パイプからなる柱のみとし、
これらの柱の上端にそれぞれ結合する手すり棒体を、1
本の金属製パイプを加工してまたは金属製パイプを接続
して平面視で略コ字状に形成し、該コの字連結部を背も
たれ棒体とし、前記1対の柱の下端にそれぞれ結合する
支脚用床敷棒体を、1本の金属製パイプを加工してまた
は金属製パイプを接続して平面視で略コ字状に形成し、
該コの字の連結部を後部支脚用床敷棒体として、安全フ
レ−ム後半分空間に柱および横棒を無くすと共に、前記
1対の手すり棒体を、前記ポ−タブルトイレの便座前端
より平面視で前方に伸長して、使用者の腰上げ・下げ用
掴持部を形成し、前記1対の支脚用床敷棒体を、前記掴
持部より平面視で前方に伸長して安全フレ−ム前倒れ防
止部を形成することにより、使用者が掴持部を握り便座
に対し着座・起立できるようにしたことを特徴とするポ
−タブルトイレ用極シンプル型安全フレ−ムにあり、ま
た、2)請求項1の柱を角パイプとして上下方向に伸縮
調節自在とし、ポ−タブルトイレの便座高さ調節に対応
させたポ−タブルトイレ用極シンプル型安全フレ−ムに
あり、また、3)請求項1または2の背もたれ棒体の位
置を、使用者の腹部に発生させる圧迫力を妨げない低位
置にしたポ−タブルトイレ用極シンプル型安全フレ−ム
にある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面に示す実施の形
態例により詳細に述べる。図1(A)は本発明の実施の
形態例の側面図、同(B)は(A)図におけるA矢視要
部図、図2(A)は図1の正面図、同(B)は図1の平
面図、図3は図1の要部図で、図3(A)は平面図、同
(B)は(A)図のA矢視断面図、図4は図1の部分斜
視図である。
【0011】本実施の形態例のポ−タブルトイレ1は、
プラスチック(ポリプロピレン)製で、角錐台ないし円
錐台状本体(便器本体)2と、本体2内で取出自在に設
けられた便槽と、本体2上面で前方から後方に向け起伏
自在になった便座と、便座の上で同じく起伏自在になっ
て覆う便蓋3と、から大略構成され、その寸法は左右巾
約50cm、前後奥行き54cm、便座迄の高さは、特
に32cm、34cm、36cm、38cm等、階段的
に調節可能として、使用者の症状や身体に合せており、
また、便槽の容量約10リットルとなっている。
【0012】そして、このポ−タブルトイレ1に、その
前方を開放して囲繞したアタッチメントとしての安全フ
レ−ム4を用いると、高齢者、軽度の障害者、足の不自
由な方および上体の不安定な方等の使用者にとって特に
好都合となる。
【0013】さて、本発明の実施の形態例のポ−タブル
トイレ1に用いる安全フレ−ム4は、その構造物を強固
にしてガタ付きを皆無とし、使用者の不安を払拭しなが
ら、介助者(介護者ともいう)の介助作業(例えば排便
後の清拭や小便用オムツの装着や浣腸等作業)にも便利
にするため、可及的に柱を減らしている。
【0014】また、この柱5は、ポ−タブルトイレ1の
4本の足6,6…の高さ調節にも対応させたり、使用者
の体形に合せるため、この柱5を伸縮調節自在にしてい
る。
【0015】すなわち、この安全フレ−ム4は、鋼管
(STKM)および鋼板を加工した金属製で構成され、
その柱5は本数を最小限にした左右1対のみとし、しか
も、この柱5を角パイプ(約30cm角)で構成して、
その4つのコ−ナをスライドガイドに利用し、従来一般
の安全フレ−ムに用いている丸パイプによる伸縮障害や
水平揺れをなくしている。
【0016】この1対の柱5の上端には、前後方向(ポ
−タブルトイレ1の前後方向と同じ方向をいう。以下、
同じ)に水平状の手すり棒(手すり棒状体または手すり
棒体とも表現するが、肘掛け棒ともいう)7の略中央部
ないし若干前方部を結合(溶接)し、また、その下端に
は、前後方向に水平の支脚用床敷棒8の略中央部ないし
若干前方部を結合(溶接)して、全体として側面視で工
字状に構成している。もっとも、柱5の下端部と支脚用
床敷棒8とにかけてスティ板で補強してもよい。
【0017】そして、前記左右1対の手すり棒7,7の
後端はコの字の連結部状に互に連結して、その連結部に
背もたれ棒9を形成し、また、左右1対の支脚用床敷棒
8,8の後端も、Uの字の連結部状(コの字の連結部も
含む)に互に連結して、その連結部を後部支脚用床敷棒
10を形成している。
【0018】したがって、この安全フレ−ム4は、柱
5、手すり棒7、支脚用床敷棒8、背もたれ棒9および
後部支脚用床敷棒10のみからなる構造物、すなわち、
4本の原パイプを加工して構成されている。勿論、この
加工費より溶接等の接続加工費の方が安価となれば、3
種の原パイプを用いてもよい。
【0019】ここにおいて、本実施の形態例の安全フレ
−ム4における手すり棒7は、平面視でポ−タブルトイ
レ1の便座の前端より突出させて、掴持部11を形成し
ている。したがって、この掴持部11の形成には、何ら
部品点数を増やしたり、コストを上げることはない。
【0020】この掴持部11を使用者が握り、体を支え
て頭を下げ腰を浮かしながら便座から起立したり、便座
に着座したりして、腕の振りに支障があったり、腕力が
弱くなった使用者でも、ゆっくりとした動作ができるよ
うな利便性を図っている。また、使用者が便座より前方
に移動した状態で、介助作業をするために掴持部11へ
持ち替えることができる。
【0021】すなわち、手すり棒7の前方伸長部に腰上
げ、下げ用掴持部11を形成している。
【0022】そして、この左右1対の手すり棒7,7
と、左右1対の支脚用床敷棒8,8とは、平面視で重ね
合せの同一形状(もっとも、支脚用床敷棒8をはみ出し
て構成し、安定させてもよい)になっていて、唯、支脚
用床敷棒8の長さを、手すり棒7の長さより長寸にして
使用者が掴持したときの安全フレ−ム4の前倒れを防止
している。
【0023】また、背もたれ棒9の位置は、人間工学的
に分析したり、モニタ−試験により、次のように構成し
ている。
【0024】すなわち、一般の椅子の背もたれの位置
は、腰椎を支持できる高さにしてあるので、背骨が伸び
るようになり、腹部に圧迫がかからないようにしている
が、他方、排便には、直腸壁の圧力や腹筋を収縮させて
直腸を外部から圧迫する腹圧や、便の重力の合力によっ
て行われる、とされているので、一般の椅子の背もたれ
の位置では、直腸を圧迫するための腹部に圧迫力が生じ
にくい。
【0025】そこで、かかる点に着目して、この安全フ
レ−ム4における背もたれ棒9の位置は、通常の椅子の
背もたれの最低位置より更に低く(例えば手すりより約
13cm上方程度)している。もっとも、便座と手すり
棒7との間隔はJISの手動車いすB種に準じている。
【0026】すなわち、背もたれ棒9の位置を、腹部に
発生させる圧迫力を妨げない低位置とし、しかも、ポ−
タブルトイレ1の便座を起立させて便槽を取出すとき、
便座が前方に倒れないように若干後方に位置させてい
る。
【0027】以上のような安全フレ−ム4の取扱いは、
次のように行う。すなわち、生産工場から出荷したこの
安全フレ−ム4では、柱5、手すり棒7、支脚用床敷棒
8は既に一体化されているので、これを使用者側がその
まま床上に設置し、組立作業等は行わない。
【0028】次いで、この安全フレ−ム4内にポ−タブ
ルトイレ1を置き、唯、便座高さに合せて手すり棒7の
高さを調節するだけである。したがって、取扱い説明書
等を読む必要がない。また、不使用時には、ポ−タブル
トイレ1の便蓋3高さに迄、手すり棒7を下げて収納す
ることができる。もっとも、物流時にもポ−タブルトイ
レ1とセットすれば物流空間を占めることがない。
【0029】以上のように、本実施の形態例の安全フレ
−ム4では、次のような特徴を発揮する。
【0030】柱5は、1対の柱5のみでできているの
で、安全フレ−ム4の全体にガタ付きがなく、使用者に
不安を与えないのみならず、後半分空間に横棒および柱
がなく介助者による清拭等の作業を楽にする。
【0031】特に角パイプの柱5を上下伸縮自在とし
ているので、手すり棒7や支脚用床敷棒8の平行性を確
保して、安全フレ−ム4を形成する構造物の構造力学的
な強度を損なわず、ひいては、安全フレ−ム4のガタ付
きを損なわない。
【0032】手すり棒7に腰上げ・下げ用掴持部11
を設けたので、腕振りの支障のある使用者でも自立して
着座・起立することができる。
【0033】背もたれ棒9の位置を、腹部に発生させ
る圧迫力を妨げない低位置にしたので自立排便に好都合
となる。
【0034】安全フレ−ム4は、柱5、手すり棒7、
支脚用床敷棒8、背もたれ棒9および後部支脚用床敷棒
10のみからなる極シンプル型(超シンプル型)の構造
物であるので、安価になるのは勿論、柱5の上下伸縮に
よって、手すりの高さ調節と背もたれの高さ調節とが同
時にでき、介助者の作業が減り楽になるばかりか、柱5
を最小長に縮めれば、手すり棒7の高さがポ−タブルト
イレ1の上面と略同一となって不使用時の収納に便利と
なる。
【0035】支脚用床敷棒8を前方に伸長させて前倒
れ防止部16を形成したので、介助者は後部支脚用床敷
棒10と共に、これを踏みつけ固定して両手で安全に介
助作業をすることができる。
【0036】次に、本実施の形態例の極シンプル型安全
フレ−ム4の細部について述べる。
【0037】柱5は断面正方形であって、28mm角、
長さ310mmの上部柱12と、これを外嵌する32m
m角、長さ320mmの下部柱13とからなり、上部柱
12の前方外側面に複数(4個)のバ−リングタップに
よるメネジ孔(若干膨出させた部分にタップによってメ
ネジを刻設する)を穿設し、下部柱13の外側面にはこ
れらのメネジ孔の一つと合致し、不図示のツマミハンド
ル付ボルトを挿通する1つの挿通孔を穿設している(特
開平9−173245号の図示参照)。
【0038】したがって、生産工場にて下部柱13に上
部柱12を内嵌させてあるので、使用場所では挿通孔に
所定の螺孔を合せ、挿通孔からツマミハンドル付ボルト
を挿入して螺合すると、上、下部柱12,13の後方面
が互に圧接すると共に、このボルトにより両者が支持さ
れ、上、下部柱12,13は一体化し、ガタ付を防止す
る。
【0039】次に、手すり棒7および背もたれ棒9は、
特に図1(B)に示すように長径約37mm、短径約1
4mmの扁平状パイプを、平面視でU字ないしコ字状
に、側面視でL字状に純一体物(1本のパイプをプレス
等曲げ加工したもの、または加工コストを考え、複数本
のパイプを溶接して1本としたもの)として形成してい
る。そして、手すり棒7は水平に扁平、背もたれ棒9は
垂直に扁平としている。
【0040】また、手すり棒7の長さは約57cm、背
もたれ棒9の長さは約60cmの平面視略正方形状にな
っている。したがって、この安全フレ−ム4を前記ポ−
タブルトイレ1にセットすると、掴持部11が便座前端
より約12cm前方に突出する。
【0041】この手すり棒7の上面には、例えば軟質性
の合成樹脂製のクッション用肘掛台14をかぶせるよう
に嵌着し、背もたれ棒9の中央部に、例えば軟質性の合
成樹脂製のクッション用背もたれ15を包着している。
【0042】したがって、この安全フレ−ム4の背もた
れは、排便専用であって、腰あて棒ともいうべきもので
あり、他に背もたれ、枕体等は用いない。
【0043】次に、支脚用床敷棒8および後部支脚用床
敷棒10は、前記手すり棒7と同じく、長径約37m
m、短径約14mmの扁平状パイプを、平面視でU字な
いしコ字状に純一体物として加工し形成している。
【0044】そして、水平に扁平として床等の載置面に
接合させ、また、介助者の踏みつけ固定に便利にしてい
る。
【0045】その寸法は、支脚用床敷棒8の長さは約7
0cm、後部支脚用床敷棒10の長さは約60cmの略
長方形状になっている。したがって、この安全フレ−ム
4を前記ポ−タブルトイレにセットすると、前倒れ防止
部16がポ−タブルトイレ1の前端より約15cm前方
に突出している。
【0046】この支脚用床敷棒8には、特に図3で示す
ようなポ−タブルトイレ位置決め載置安定板17を4板
着脱自在に取付けている。したがって、前記のような足
6,6のない一般のポ−タブルトイレにセットするとき
は、このポ−タブルトイレ位置決め兼載置安定板17は
取外してもよい。
【0047】このポ−タブルトイレ位置決め載置安定板
17によると、この安全フレ−ム4をカ−ペットや畳等
の床面不安定な所で置設したときも、ポ−タブルトイレ
1が水平状に安定して設置できると共に、安全フレ−ム
4とポ−タブルトイレ1との位置決めができ、介助者の
セット作業が楽になって、しかも使用者に不測の不都合
を防ぐことができる。
【0048】更に、このポ−タブルトイレ位置決め載置
安定板17にポ−タブルトイレ1の足6を載置して、使
用者の体重をかけると、安全フレ−ム4に対し肘を掛け
たり、背をもたれ掛けても安定化する。
【0049】すなわち、このポ−タブルトイレ位置決め
載置安定板17は、長辺約18cm、短辺6cmの矩形
鋼板を鈑金加工して、扁平4角パイプからなる支脚用床
敷棒8にかぶせる嵌合部18と、ポ−タブルトイレ1の
円柱状の足6を載置する位置を決める1対円弧突起1
9,19とを形成している。
【0050】この嵌合部18には2つのボルト孔20,
20を穿設し、支脚用床敷棒8にバ−リングタップによ
るメネジ孔を合せてボルトで固着するようにしている。
【0051】なお、本明細書における以上の数値は好ま
しいものであるが、本発明の要旨などを特に限定するも
のではない。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、 角パイプの柱を左右1対のみとし、1対の手すり棒体
をコ字状に連結して背もたれ棒体とし、1対の支脚用床
敷棒体をコ字(U字)状に連結して後部支脚用床敷棒体
とした構造物によって安全フレ−ムを構成したので、い
わゆる必要最小限(極シンプル型)の安全フレ−ムにガ
タ付きを防止しながら、介助者の清拭等介助作業を楽に
することができる。すなわち、介助者への配慮をした安
全フレ−ムを提供することができる。
【0053】手すり棒体を前方に伸長して掴持部を設
けたので、使用者の着座・起立に資することができる。
【0054】掴持部より前方に伸長した前倒れ防止部
を設けたので、使用者が掴持部を握り着座・起立しても
安全フレ−ムが前倒れをせず安定するばかりか、介助者
が踏みつけて固定し、安全フレ−ムを安定させて両腕で
介助をすることができる。
【0055】請求項2によると、前記〜の他、便
座高さ調節や使用者の体形に応じ対応させることができ
るばかりか、不使用収納時にコンパクトにすることがで
きる。
【0056】請求項3によると、前記〜の他、自
立排便に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態例の側面図、同
(B)は(A)図におけるA矢視要部図である。
【図2】(A)は図1の正面図、同(B)は図1の平面
図である。
【図3】図1の要部図で、(A)は平面図、(B)は
(A)のA矢視断面図である。
【図4】図1の部分斜視図である。
【符号の説明】
1…ポ−タブルトイレ、2…本体、3…便蓋、4…安全
フレ−ム、5…柱、6…足、7…手すり棒、8…支脚用
床敷棒、9…背もたれ棒、10…後部支脚用床敷棒、1
1…掴持部、16…前倒れ防止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 隆 大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロ ン化成株式会社高槻事業所内 (72)発明者 城岡 陽志 大阪府堺市八下北1番23号 太陽パ−ツ株 式会社内 Fターム(参考) 2D036 HA42 2D037 BA13 EA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、該本体に上方から取出自在に設
    けた便槽と、該本体の上面で起伏自在に設けた便座と、
    該便座の上で起伏自在に設けた便蓋と、からなるプラス
    チック製ポ−タブルトイレに、別体として用いる安全フ
    レ−ムにおいて、 該安全フレ−ムにおける柱を、左右1対の金属製パイプ
    からなる柱のみとし、これらの柱の上端にそれぞれ結合
    する手すり棒体を、1本の金属製パイプを加工してまた
    は金属製パイプを接続して平面視で略コ字状に形成し、
    該コの字連結部を背もたれ棒体とし、 前記1対の柱の下端にそれぞれ結合する支脚用床敷棒体
    を、1本の金属製パイプを加工してまたは金属製パイプ
    を接続して平面視で略コ字状に形成し、該コの字の連結
    部を後部支脚用床敷棒体として、安全フレ−ム後半分空
    間に柱および横棒を無くすと共に、 前記1対の手すり棒体を、前記ポ−タブルトイレの便座
    前端より平面視で前方に伸長して、使用者の腰上げ・下
    げ用掴持部を形成し、 前記1対の支脚用床敷棒体を、前記掴持部より平面視で
    前方に伸長して安全フレ−ム前倒れ防止部を形成するこ
    とにより、使用者が掴持部を握り便座に対し着座・起立
    できるようにしたことを特徴とするポ−タブルトイレ用
    極シンプル型安全フレ−ム。
  2. 【請求項2】 請求項1の柱を角パイプとして上下方向
    に伸縮調節自在とし、ポ−タブルトイレの便座高さ調節
    に対応させたポ−タブルトイレ用極シンプル型安全フレ
    −ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の背もたれ棒体の位置
    を、使用者の腹部に発生させる圧迫力を妨げない低位置
    にしたポ−タブルトイレ用極シンプル型安全フレ−ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004324130A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Aron Kasei Co Ltd 玄関台
JP2006325727A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Takehiro:Kk ポータブル・トイレ

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