JPH1175666A - 防虫リング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】畑等に移植される若苗を虫害から守ることを主
要目的とする。 【解決手段】畑等の土４に若苗１と共に移植される土３
の中に約１０ｍｍ程埋め、又土の表面５から１０〜２０
ｍｍ出た状態で若苗１を囲む防虫リング２を設けること
により虫が若苗に近づけないようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、植物の若苗を虫害から
守ることに関する。

【０００２】

【従来の技術】周知の通り、従来植物の若苗を畑等に移
植する際は、移植された若苗の茎が畑の土中にいる虫に
食べられない様、畑等に殺虫剤を多量に散布していたが
次の様な問題があった。

【０００３】殺虫する為には、人体にも有害である殺虫
剤を多量に使用しなければならなかった。

【０００４】完全に殺虫することは出来なかった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記問題点の解決が課
題である。

【０００６】

【発明の目的】よって、本発明の目的とする所は、上述
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、人体に有害である殺虫剤を使用せず、ほぼ完全に虫
害から若苗を守るリングを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に、
本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応
する添付図面に使用した符号を用いて説明すると、畑等
４に若苗１と共に移植される土３の中に約１０ｍｍ埋め
られ、土３の表面５より上部に約１０から２０ｍｍ程出
た状態で若苗１を囲む、円周方向に切欠部６を持つ防虫
リングである。

【０００８】

【作用】畑等の土中には、移植された植物の若苗の茎を
食べる虫が生息しており、この虫は地表に出てきて移動
し、上記若苗の茎を食べて移植した植物を殺してしま
う、図１で示した通り若苗１の囲りに若苗と共に移植さ
れる土３の直径Ｂより小さい直径Ｃを持つリング２を設
けることにより、上記虫は上記若苗に近づけず虫害を防
ぐことができる。又、人体に有害な殺虫剤も使用しなく
て良い。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき説
明する。図１に示した如く、若苗１と共に畑等４に移植
される土３の直径Ｂより小さい直径Ｃを持ち、図３に示
される様に円周方向に切欠部６を持つ紙又はプラスチッ
ク等で作られた防虫リング２を若苗１のまわりに図１及
び図２の様に設けることにより、土の表面５の上を移動
する虫が若苗１に近づくことができず、若苗を虫害から
守ることができる。又、リングは必らずしも円形とは限
らず、四角形、又は、三角形でも良い。図３に示す切欠
部は、若苗を横からリングに入れる為に設けられてい
る。

【００１０】

【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、土の表面に出て移動し、
若苗の茎を食べる虫が若苗の茎に近づくことができず、
若苗を虫害から守ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】防虫リングを使用した場合の断面図である。

【図２】図１に於ける“Ａ”矢視である。

【図３】防虫リングを土中に埋めない状態で上から見た
図である。

【符号の説明】

１ 若苗 ２ 防虫リング ３ 若苗と１緒に移植される土 ４ 畑等の土 ５ 土の表面 ６ 防虫リングの切欠部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 畑等に移植される植物の若苗を虫害か
   ら守る為に、若苗の茎のまわりに設けられる防虫リン
   グ。
2. 【請求項２】 上方向から見て、図３の如く１個所が
   切断されていることを特徴とする請求項１の防虫リン
   グ。
3. 【請求項３】 横から見て、図１の如く上部の直径Ｃ
   が下部の直径Ｄより大きいことを特徴とする防虫リン
   グ。