JPH1174831A - 無線通信方法、無線通信システム、基地局及び移動端末 - Google Patents

無線通信方法、無線通信システム、基地局及び移動端末

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JPH1174831A
JPH1174831A JP9235633A JP23563397A JPH1174831A JP H1174831 A JPH1174831 A JP H1174831A JP 9235633 A JP9235633 A JP 9235633A JP 23563397 A JP23563397 A JP 23563397A JP H1174831 A JPH1174831 A JP H1174831A
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mobile terminal
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directional beam
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JP9235633A
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Akihiro Shibuya
昭宏 渋谷
Hideto Aikawa
秀斗 相川
Noriyuki Fukui
範行 福井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信情報に応じてビーム種類を選択的に切替
え可能であり、短時間にハンドオフ時の処理を行うこと
ができ、マルチプルアクセスチャネルにおいて高い回線
使用率を達成するため、より無線条件の良いチャネルを
確保できる無線通信方法、無線通信システム、基地局及
び移動端末を提供する。 【解決手段】 基地局は、通信情報に応じて無指向性ビ
ームと指向性ビームとを選択的に使用可能であり、移動
端末は、個別通知情報を送信する際には基地局から無指
向性ビームを受信し、通信する基地局を選定して1また
は複数の基地局に対してポーリングにより送信する。個
別データを送信する際にも基地局から無指向性ビームを
受信し、通信する基地局を決定する。また、移動端末
は、通信中に他の基地局のスロット・フレーム同期情報
を記憶し、その中から最適なスロット・フレーム同期情
報を選択し、チャネル切替時に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セルラ移動通信
において高速移動通信、広帯域データ通信を行うための
無線通信方法、無線通信システム、基地局及び移動端末
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルラ移動通信では、一般に、周波数利
用効率の向上を図るために、ある基地局から見て充分遠
い基地局に同じ周波数を繰返し使用するという地理的な
周波数の再利用が行われる。具体的には、一つのセル
(一つの基地局が受け持つべき無線範囲、ゾーン)に複
数のチャネルを一つのグループとして固定的に割り当
て、隣接するセルに異なる周波数のグループを配置し、
充分遠いところにあるセルに同じ周波数のグループを再
度配置する。このとき再利用される周波数のセルは、同
一周波数干渉が許容レベル以下になるように配置され
る。
【0003】陸上移動伝搬特性については、基地局と移
動端末との距離をR[m]、波長をλ[m]とすると、自由空
間における伝搬損失L(R)は式(1)で示され(「移動
通信の基礎」(奥村善久、進士昌明、電子情報通信学
会、昭和63年12月20日))、
【0004】
【数1】
【0005】また、キャリア周波数を60GHzとすると伝
搬損失L(R)は、式(2)となる。
【0006】
【数2】
【0007】すなわち、セルラ移動通信では、式(2)
で示されるような電波減衰特性を有するチャネルが周波
数干渉の許容レベルの下で再利用される。したがって、
従来のPDC(Personal Digital Cellular)やPHS
(Personal Handyphone System)等のような数十kbpsと
いう無線アクセス速度に比べて、例えば、数十Mbpsまた
はそれ以上という非常に高速な無線アクセスを実現しよ
うとすると、(1)最大送信電力とセル半径に関する検
討、(2)同一周波数チャネル干渉低減に関する検討が
特に重要となる。
【0008】(1)について説明を加える。一般的にセ
ルラ移動通信における無線回線設計は、「移動通信の基
礎」に示されているものが広く知られている。それによ
ると送信電力は、セル内の場所劣化率(Outage)が予め
定義した場所劣化率の規定値以下となるように設定され
る。キャリア電力(Carrier)をC[W]、ノイズ電力(No
ise)をN[W]、干渉電力(Interference)をI[W]とす
ると、場所劣化率は、所要の受信電力C/(N+I)を
下回る場所がセル領域を占める割合(場所率)で定義さ
れる。
【0009】受信電力の短区間中央値変動とアンテナゲ
インを適切に選び、場所劣化率5%で伝送する場合のセ
ル半径に対する送信電力を図10に示す。図10より以
下のことがわかる。 (a)10Mbps級の伝送を場所劣化率5%で実現しようと
すると、半径20mで80mW程度の送信電力(p-p)があれば十
分可能である。 (b)100Mbps級の伝送を場所劣化率5%で実現しよう
とすると、半径20mで800mWの送信電力(p-p)が必要とな
る。
【0010】すなわち、従来の手法に基づいて高速移動
通信を実現しようとすると、非常に大きな送信電力を許
容するか、セル半径を小さくする以外に方法がない。と
ころが、非常に大きな送信電力を許容すると、電波によ
る人体への影響という新たな検討課題が発生する。ま
た、セル半径を小さくすると、ハンドオフ時に生じる回
線の瞬断が頻繁に起こるようになり、伝送品質が低下す
るという検討課題が発生する。つまり、伝送電力とセル
半径との機能バランスについて検討する必要がある。
【0011】一方(2)は、例えば、画像データや動画
データなどを対象としたデータ伝送や無線パケット伝送
をセルラ移動通信で実現しようとする場合、特に注意が
必要である。なぜなら、先に述べたようなデータ伝送を
行う場合は、音声のデータを伝送する場合に比較して、
より高い回線品質が要求されるからである。例えば、現
在実用化されているPHSでは音声データに対して誤り
率10E-3以下が要求されているが、データ伝送ではさら
に低い10E-6以下の誤り率が一般的に要求される。
【0012】すなわち、送信電力が一定ならば、セルラ
移動通信におけるデータ通信では、希望波対干渉波電力
比をより大きくとらなければならない。しかし、これは
周波数利用効率向上を阻害する要因となる。加えて、高
速のデータ伝送を行う場合には、多重散乱波による選択
性フェージングの問題が顕著に現れるため、所要回線品
質の確保が困難となる。
【0013】このような状況を克服するために、指向性
アンテナを用いたセルラ移動通信方式が種々提案されて
いる。指向性アンテナは、受信信号の遅延スプレッドを
小さくできることが知られており、また、アンテナゲイ
ンを大きく取れることから送信電力を低減できるという
特長がある。指向性アンテナを適用する方式として、セ
クタ化方式や多重ビームを形成するアレイビーム方式が
ある。アレイビーム方式の特質については、特開平7−
79476号公報に詳しく示されている。これによる
と、装置は方位角で別々の重複した狭ビーム(指向性ビ
ーム)を形成する能力をそれぞれ有する複数のアンテナ
アレイを具備するものであり、アレイビームを適用する
ことにより分波器による電力減衰や周波数切替え処理の
頻出などのセクタ化の問題を解消できる。
【0014】この場合の基地局のセルの構成と動作を図
を用いて説明する。複数の狭ビームで基地局アンテナを
構成した基地局と、その基地局のセルを通過する移動端
末を図11に示す。基地局100、200はそれぞれ複
数の狭ビーム101、102、103、104‥‥と、
201、202、203、204‥‥から構成され、基
地局100、200の通信エリアはそれぞれ通信エリア
110、210で示される。図11において、矢印で示
したように移動端末300が基地局100の通信エリア
110を通過し、基地局200の通信エリア210に入
ると、基地局100の狭ビーム切替アルゴリズムは、狭
ビーム101、102、103、104を通過する移動
端末300を監視し、移動端末300が基地局200の
狭ビーム201、202、203、204へ移動したこ
とを予測する。
【0015】したがって、複数の狭ビームアンテナによ
り構成される基地局のセルは、ネットワークの観点から
考察すると分離したセルではなく無指向性のセル配置と
して扱うことが可能となる。また、地形や建物により生
じる散乱信号や同一周波数使用の移動端末から到来する
干渉信号を低減する効果もある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、具体的
なセル配置を考えた場合、以下のようになる。 (1)狭ビーム運用によるビーム切替頻度の増加 セルラ移動通信ではセル毎に共通制御情報、個別制御情
報および個別トラヒックデータを伝送する必要がある。
しかし、全てを狭ビームによりカバーすると非効率な問
題が生じる。すなわち、共通制御情報は通信エリア内の
複数の移動端末に対して同報的に送信される信号である
ことから、狭ビームを使用すると同報的な信号であるに
もかかわらずセル内の移動端末毎にビーム切替制御が必
要であり、極めて効率が悪い。一方、個別制御情報およ
び個別トラヒックデータは対象となる移動端末に向けた
個別狭ビームによるアクセスが有効である。しかし、複
数の移動端末から基地局に向けた個別制御情報用のチャ
ネルはマルチプルアクセスが基本であることから、高速
移動を前提としたシステムではアクセス時のセル切替頻
度を低減する必要がある。
【0017】(2)狭ビーム運用によるハンドオフ処理
時間の増加 狭ビームを適用したセルラ移動通信のシステムにおいて
重要となるのは、ハンドオフ時の動作である。すなわ
ち、高速移動通信を実現しようとすると、移動端末の追
尾とチャネル切替とを同時に精度よく、かつ短時間に行
う必要がある。これは、データ伝送時にハンドオフによ
る回線の瞬断が発生すると長時間のパケット消失が発生
し、回線効率が著しく低下するからである。しかしなが
ら狭ビームを使用したシステムは、オムニビーム(無指
向性ビーム)を使用したシステムに比較してハンドオフ
時のビーム再捕捉時間が必要なため、より長いハンドオ
フ時間が必要となる。
【0018】以上説明したように、狭ビームをセルラ移
動通信のシステムに適用する場合、狭ビームのみの使用
は非効率であり、通信情報に対して適応的なビーム割当
てが課題となる。また、狭ビームにより運用されるトラ
ヒックチャネルにおいて、高品質のデータ伝送を実現す
るためにはハンドオフ時のチャネル切替処理を短時間に
行うことが課題となる。
【0019】また、先に説明したように、個別制御情報
は基本的に不特定多数の移動端末が同一基地局にアクセ
スするマルチプルアクセスチャネルで運用するが、これ
は移動端末同士の送信データが衝突する可能性を許容し
た通信であり、常に高い回線使用率を達成することは困
難である。したがって、マルチプルアクセスチャネルに
て運用する上で、より良い無線条件のチャネルを確保す
ることが課題となる。
【0020】この発明は以上のような課題を解決するた
めになされたもので、通信情報に応じて適したビームを
使用できる無線通信方法、無線通信システム、基地局及
び移動端末を得ることを目的とする。
【0021】また、短時間にハンドオフ時の処理を行う
ことができる無線通信方法、無線通信システム、基地局
及び移動端末を得ることを目的とする。
【0022】さらにまた、マルチプルアクセスチャネル
において高い回線使用率を達成するため、より無線条件
の良いチャネルを確保できる無線通信方法、無線通信シ
ステム、基地局及び移動端末を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無線通信
方法は、複数の基地局でサービスエリアを形成し、その
基地局と複数の移動端末との間で通信を行う無線通信方
法において、基地局は、無指向性ビームと指向性ビーム
とを選択的に使用すると共に、移動端末から指向性ビー
ムで送信された電波の到来方向を推定し、移動端末は、
指向性ビームにより送信すると共に、基地局から無指向
性ビーム及び又は指向性ビームで送信された電波の到来
方向を推定し、基地局から複数の移動端末に対して同一
通知情報を伝送する際には無指向性ビームを用い、移動
端末から基地局に対して個別通知情報を伝送する際及び
基地局と移動端末との間で個別データを伝送する際には
指向性ビームを用いるものである。
【0024】さらに次の発明に係る無線通信方法は、移
動端末が基地局から無指向性ビームで送信された信号を
受信し、通信する基地局を選定し、1または複数の基地
局に対してポーリングにより個別通知情報を送信するも
のである。
【0025】さらに次の発明に係る無線通信方法は、移
動端末が個別データを送信する際、基地局から無指向性
ビームで送信された信号を受信し、通信する基地局を決
定するものである。
【0026】さらに次の発明に係る無線通信方法は、基
地局と移動端末との間で、所定フレームを複数スロット
に分割し、そのスロットに応じてチャネルを割当てて通
信する際、移動端末は、所定の基地局と通信中に隣接す
る他の基地局に対して同期捕捉を行うと同時にその基地
局のスロット・フレーム同期情報を記憶し、その記憶し
ておいたスロット・フレーム同期情報の中から最適なス
ロット・フレーム同期情報を選択し、チャネル切替時に
用いるものである。
【0027】またこの発明に係る無線通信システムは、
複数の基地局でサービスエリアを形成し、その基地局と
複数の移動端末との間で通信を行う無線通信システムに
おいて、基地局は、無指向性ビームと指向性ビームとを
選択的に使用すると共に、移動端末から指向性ビームで
送信された電波の到来方向を推定する機能を有し、移動
端末は、指向性ビームにより送信すると共に、基地局か
ら無指向性ビーム及び又は指向性ビームで送信された電
波の到来方向を推定する機能を有し、基地局から複数の
移動端末に対して同一通知情報を伝送する際には無指向
性ビームを用い、移動端末から基地局に対して個別通知
情報を伝送する際及び基地局と移動端末との間で個別デ
ータを伝送する際には指向性ビームを用いるものであ
る。
【0028】さらに次の発明に係る無線通信システム
は、移動端末が基地局から無指向性ビームで送信された
信号を受信し、通信する基地局を選定する機能を有し、
1または複数の基地局に対してポーリングにより個別通
知情報を送信するものである。
【0029】さらに次の発明に係る無線通信システム
は、移動端末が個別データを送信する際、基地局から無
指向性ビームで送信された信号を受信し、通信する基地
局を決定するものである。
【0030】さらに次の発明に係る無線通信システム
は、基地局と移動端末との間で、所定フレームを複数ス
ロットに分割し、そのスロットに応じてチャネルを割当
てて通信する際、移動端末は、所定の基地局と通信中に
隣接する他の基地局に対して同期捕捉を行うと同時にそ
の基地局のスロット・フレーム同期情報を記憶する機能
と、その記憶しておいたスロット・フレーム同期情報の
中から最適なスロット・フレーム同期情報を選択する機
能とを有し、チャネル切替時に最適なスロット・フレー
ム同期情報を用いるものである。
【0031】またこの発明に係る無線通信の基地局は、
複数でサービスエリアを形成し、複数の移動端末との間
で通信を行い、複数の移動端末に対して同一通知情報を
伝送する際には無指向性ビームを用い、移動端末から個
別通知情報を受信する際及び移動端末との間で個別デー
タを伝送する際には指向性ビームを用いるものであり、
送信するベースバンド信号を無線信号に変調する送信手
段と、受信した無線信号をベースバンド信号に復調する
受信手段と、そのベースバンド信号を生成すると共に復
調後のベースバンド信号を分解するベースバンド処理手
段と、復調後のベースバンド信号に基づいて電波到来方
向を推定し、推定情報を出力するビーム監視手段と、推
定情報を記憶すると共にその推定情報に基づき送信ビー
ムの指向性情報を出力するアンテナ制御手段と、送信ビ
ームの指向性情報と送信手段によって変調された無線信
号とから無指向性ビーム及び又は指向性ビームを生成し
送信するビーム処理手段とを有し、送信情報に応じて指
向性ビームと無指向性ビームとを切替えて用いるもので
ある。
【0032】さらに次の発明に係る無線通信の移動端末
は、複数でサービスエリアを形成する基地局と通信を行
い、基地局から同一通知情報を受信する際には無指向性
ビームを用い、基地局に対して個別通知情報を送信する
際及び基地局との間で個別データを伝送する際には指向
性ビームを用いるものであり、送信するベースバンド信
号を無線信号に変調する送信手段と、受信した無線信号
をベースバンド信号に復調する受信手段と、ベースバン
ド信号を生成すると共に復調後のベースバンド信号を分
解するベースバンド処理手段と、通信可能な基地局の数
に応じて1又は複数設けられ、復調後のベースバンド信
号に基づいて電波到来方向を推定し、推定情報を出力す
るビーム監視手段と、推定情報を記憶すると共にその推
定情報に基づき通信すべき基地局を決定し、送信ビーム
の指向性情報を出力するアンテナ制御手段と、送信ビー
ムの指向性情報と送信手段によって変調された無線信号
とから指向性ビームを生成し送信するビーム処理手段と
を有し、移動端末から基地局に対して個別通知情報を送
信する際に、複数の基地局から受信した基地局毎の同一
通知情報に基づいて個別通知情報を送信する基地局を複
数選択し、ポーリングにより送信するものである。
【0033】さらに次の発明に係る無線通信の移動端末
は、基地局に対して個別データを送信する際に複数の基
地局から受信した同一通知情報の電波到来方向の推定情
報に基づいて、アンテナ制御手段が送信ビームの指向性
を決定する機能を有するものである。
【0034】さらに次の発明に係る無線通信の移動端末
は、基地局との間で、所定フレームを複数スロットに分
割し、そのスロットに対してチャネルを割当てて通信す
る際において、通信可能な基地局数に応じて1又は複数
設けられ、所定の基地局と通信中に隣接する他の基地局
に対して同期捕捉を行うと同時に基地局のスロット・フ
レーム同期情報を記憶する同期管理手段と、チャネル切
替時に予め同期管理手段に記憶されているスロット・フ
レーム同期情報の中から最適なスロット・フレーム同期
情報を選択し、ベースバンド処理部に通知する同期制御
手段とを有し、チャネル切替時に上記最適なスロット・
フレーム同期情報を用いるものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0036】実施の形態1.本発明のフレーム構成の一
例を表す略線図を図1に示す。図1において、横軸は時
間を表す。GCC(Global Control Channel)は基地局
から移動端末に向けて送信される下り同報情報通知用の
チャネル、RAC(Random Access Channel)は移動端末
から基地局に向けて送信される上り個別制御情報用のラ
ンダムアクセスチャネル、DAC(Dynamic Access Chan
nel)は上下方向に伝送されるユーザ毎個別トラヒックデ
ータの送受信用チャネルを表す。
【0037】GCCは、基地局から通信エリア内の全移
動端末に対して無線回線情報、規制情報、リソース割当
て情報などの同報性の情報を通知するための下り同報チ
ャネルであり、オムニビームにより送信される。ここで
基地局がGCCを送信する際の動作について図面を用い
て説明する。基地局がその通信エリア内の全移動端末に
対してGCCを送信する様子を図2に示す。
【0038】図2において、基地局(BS:Base Stati
on)1、基地局(BS)2、基地局(BS)3のGCC
到達範囲である通信エリアは、それぞれ通信エリア1
0、通信エリア20、通信エリア30で示される。ま
た、通信エリア10内には移動端末11と移動端末1
2、通信エリア20内には移動端末21と移動端末2
2、通信エリア30内には移動端末12、移動端末22
および移動端末31がそれぞれ存在する。
【0039】また、基地局の概略構成を図3に示す。図
3において、送信部4は変調機能を有し、ベースバンド
信号を入力として無線信号を出力する。受信部5は復調
機能を有し、受信した無線信号をベースバンド信号に変
換して出力する。ベースバンド処理部6は送信信号の生
成および受信信号の分解を行う機能を有し、受信部5に
よって復調されたベースバンド信号を入力として信号の
分解を行うと共に、送信信号のベースバンド信号を生成
して送信部4に送出する。
【0040】ビーム監視部7は、受信ビームの指向性を
少しずつ変化させるように働きかけながらベースバンド
処理部6によって分解された信号に基づいて電波到来方
向を推定する。アンテナ制御部8は、ビーム監視部7に
よりもたらされる電波到来方向の推定情報を記憶すると
共に、この推定情報に基づき、移動端末に対する送信ビ
ームの指向性情報を出力する。また、受信時はビーム監
視部7の指示に従い、受信ビームの指向性情報を出力す
る。
【0041】ビーム処理部9は、信号の送受信時のビー
ム制御を行う。受信時は、アンテナ制御部8からの受信
ビームの指向性情報に基づいて受信ビームの指向性を制
御する。送信時はアンテナ制御部8からの送信ビームの
指向性情報と送信部4からの無線信号により、GCC送
信時にはオムニビーム、DAC送信時には狭ビームを生
成し送信する。オムニビームや狭ビームの送受信は、例
えばDBF(DigitalBeamforming)アンテナを用いるこ
とにより、素子アンテナで構成されるアレイアンテナの
各々の信号を合成する際に、信号処理によって所望のビ
ームを並列的に作り出すことができ、実現できる。
【0042】図2において、基地局1はベースバンド処
理部6でGCCのベースバンド信号を生成し、送信部4
で無線信号に変調する。さらに、この無線信号を入力と
してビーム処理部9でオムニビームを生成し、各移動端
末に向けて同時に送信する。同様に、基地局2はその通
信エリア20内の移動端末21、22に対して、基地局
3はその通信エリア30内の移動端末12、22、31
に対してオムニビームを使用してGCCを送信する。す
なわち、基地局は図3に示したように構成されるため、
送信情報に応じてオムニビームと狭ビームとを生成で
き、通信エリア内の移動端末に対してGCCを送信する
際は、オムニビームを使用することによりビーム切替え
をせずに行うことができる。
【0043】一方、RACは不特定の移動端末がアクセ
スするマルチプルアクセスチャネルであり、狭ビームを
使用して移動端末が複数の基地局に向けてポーリングに
より送信する。マルチプルアクセスチャネルは、基本的
に例えばスロットアロハ方式に代表されるランダムアク
セスチャネルで運用する。すなわち、移動端末同士の送
信データが衝突する可能性を許容した通信であることか
ら、高い回線使用率を達成することが難しい。
【0044】これを改善するため、移動端末は隣接基地
局の方向並びに回線品質を予め把握し、ポーリングによ
り同一信号を各基地局に向けて送信する。移動端末が狭
ビームを使用して隣接基地局とポーリングを行う様子を
図2との対応部分に同一符号を付した図4に示す。図4
において、移動端末12は、基地局1、2および3との
間に各々設定される狭ビーム41、42および43を用
い、それぞれの基地局に向けて順番にRAC送信する。
【0045】このように、移動端末12によるRACの
送信は狭ビーム41、42および43を用いて行われる
が、移動端末12は送信に先立ち、基地局からの電波到
来方向を推定してビームを生成しなければならない。移
動端末12は隣接基地局1、2および3から受信したG
CCに基づいてRACの送信方向を決定するが、この動
作は図5に示した構成の移動端末により実現される。
【0046】図5において、送信部54は変調機能を有
し、ベースバンド信号を入力として無線信号を出力す
る。受信部55は復調機能を有し、基地局から受信した
無線信号をベースバンド信号に変換して出力する。ベー
スバンド処理部56は送信信号の生成および受信信号の
分解を行う機能を有し、受信部55によって復調された
ベースバンド信号を入力として信号の分解を行うと共
に、送信信号のベースバンド信号を生成して送信部54
に送出する。
【0047】ビーム監視部57i(i=1,2,…,
m)は、GCC受信ビームの指向性を少しずつ変化させ
るように働きかけると共に、ベースバンド処理部56に
よって分解された隣接基地局からのGCCの回線品質を
測定することにより、電波到来方向を推定する。また、
ビーム監視部57iは必要に応じて複数の隣接基地局か
らのGCCを受信するために、i=1から電波受信可能
な基地局の最大数i=mまで複数設けられ、基地局毎の
電波到来方向を推定する。符号iはビーム監視部の番号
を表す。
【0048】アンテナ制御部58は、ビーム監視部57
iによりもたらされる隣接基地局からの電波到来方向の
推定情報を記憶すると共に、この推定情報に基づきビー
ム監視部57iで把握した隣接基地局の中からRACで
アクセスする複数の基地局を選定し、基地局に対する送
信ビームの指向性情報を出力する。また、受信中はビー
ム監視部57iに従い、受信ビームの指向性情報を出力
する。ビーム処理部59は、信号の送受信時のビームの
制御を行う。受信時は、アンテナ制御部58からの受信
ビームの指向性情報に基づいて受信ビームの指向性を制
御する。送信時はアンテナ制御部58からの送信ビーム
の指向性情報と送信部54からの無線信号によりビーム
を生成し、RACまたはDACを送信する。RACにつ
いては隣接基地局に向けてポーリングにより順番に送信
する。
【0049】また、ビーム監視部57iの構成を図6に
示す。GCCモニタ部57aは、受信ビームの指向性を
少しずつ変化させるようアンテナ制御部58に指示を出
すと共に、ベースバンド処理部56によって分解された
複数の基地局i(i=1,2,…,m)のGCCを狭ビ
ームとして取込み、そのGCCの受信品質情報を測定す
る。ビーム到来方向推定部57bは、GCCモニタ部5
7aの出力に基づいて基地局iからの電波の到来方向を
推定する。
【0050】また図7は、j箇所(1≦j≦m)の基地
局からGCCを受信した移動端末が、k箇所(1≦k≦
j≦m)の基地局にポーリングによりRACを送信する
際の処理の流れを示した図である。図7に従ってRAC
送信時の移動端末の動作について説明する。
【0051】移動端末は、非受信スロットで、あるいは
受信スロットにおいては受信を中断して、複数の基地局
がオムニビームを使用して送信したGCCを受信し、R
AC送信の処理をスタートする。受信部55は、受信し
た無線信号であるGCCをベースバンド信号に変調する
と共にベースバンド処理部56に送出する(S1)。ベ
ースバンド処理部56は、受け取ったベースバンド信号
を各基地局毎の成分に分解し、各基地局を担当するビー
ム監視部57iへ送出する(S2)。
【0052】ベースバンド処理部56からGCCの成分
を受け取るビーム監視部57i(i=1,2,…,j)
は、受信ビームの指向性を少しずつ変えながら担当する
基地局iに対して回線品質が最良となる方向をサーチす
る。まず、GCCモニタ部57aがアンテナ制御部58
に対して受信ビームの指向性を少しずつ変化させるよう
指示を出すと、これを受けてアンテナ制御部58が受信
ビームの指向性情報を出力する。さらにこれを受けてビ
ーム処理部59が受信ビームの指向性を制御し、基地局
からオムニビームを使用して送信されたGCCを狭ビー
ムで受信する。
【0053】このようにGCCモニタ部57aは、受信
ビームの指向性を少しずつ変えるようアンテナ制御部5
8およびビーム処理部59を繰返し動作させ、ベースバ
ンド処理部56によって分解された基地局i(i=1,
2,…,m)のGCCを狭ビームとして取込み、基地局
iのGCC受信品質を測定する(S3)。
【0054】このGCC受信品質に基づき、ビーム到来
方向推定部57bで担当する基地局iに対して受信回線
品質が最もよくなる電波到来方向を推定し、結果をアン
テナ制御部58へ通知する(S4)。アンテナ制御部5
8は、複数のビーム監視部57i(i=1,2,…,
j)からもたらされた電波到来方向の推定結果を記憶す
るとともとに(S5)、RACでアクセスする複数の基
地局i(i=1,2,…,k)を選定し、送信ビームの
指向性情報をビーム処理部59に通知する(S6)。
【0055】一方、これと同時にベースバンド処理部5
6でRACのベースバンド信号を生成し(S7)、送信
部54で無線信号に変調してビーム処理部59に通知す
る(S8)。ビーム処理部59は、アンテナ制御部58
からの送信ビームの指向性情報と送信部54からの無線
信号により適切な方向に狭ビームを生成し(S9)、R
ACの送信を行う(S10)。
【0056】RAC送信は、S6で行った送信基地局の
選定結果に基づいて繰返し行い(S11)、選定したす
べての基地局i(i=1,2,…,k)に向けて送信し
た後、RAC送信処理を終了する。なお、RAC送信
は、各基地局に対し単純に順番を与えポーリングにより
アクセスする方法や受信回線品質結果をもとに優先度を
与えて行う方法などが考えられる。
【0057】また、電波到来方向の推定について、受信
ビーム方向を変えながらビーム方向毎の回線品質を測定
し、推定する場合について説明したが、受信電界レベル
の強度を利用したもの、受信部で検出した既知パターン
の受信結果を利用したものなどによっても実現可能であ
る。いずれの方法を用いるかは、通信環境などに応じて
決定すればよい。
【0058】また、電波到来方向を推定可能であれば、
基地局および移動端末におけるビーム監視部、アンテナ
制御部およびビーム処理部において、電波到来方向を推
定するために受信ビーム方向を制御する機能は特に必要
ない。
【0059】次にDACの動作について図を用いて説明
する。基地局と移動端末とが互いに狭ビームを使用して
DACを伝送する様子を図8に示す。図8において、図
2と同一要素には同一符号を付し、説明を省略する。狭
ビーム811、812、821、822および831
は、それぞれ基地局とそれに対応する移動端末における
DAC用狭ビームである。
【0060】図5に示した移動端末の構成図を用いて、
移動端末におけるDAC送信時の動作を説明する。ベー
スバンド処理部56で生成したDACのベースバンド信
号を送信部54で無線信号に変調した後、ビーム処理部
59に通知する。これと同時に、アンテナ制御部58で
はGCC受信時に記憶しておいたGCCの電波到来方向
の推定結果を読み出すと共に、受送信回線品質が最もよ
くなるビーム方向を決定し、送信ビームの指向性情報を
ビーム処理部59に通知する。
【0061】ビーム処理部59は、アンテナ制御部58
からの送信ビームの指向性情報と送信部54からの無線
信号により適切な方向に狭ビームを生成し、基地局にD
ACを送信する。基地局よりDACを受信した後は、そ
の受信したDACに基づいて送信ビームの指向性を決定
し、送信する。
【0062】また、ハンドオフ時の切替え手順は、RA
C同様に移動端末が通信基地局の隣接基地局に対しGC
Cモニタすることにより行う。DAC受信中にGCCを
モニタする方法の一例を説明する。
【0063】例えば、通信システムとしてモニタ時間を
準備してある場合には、移動端末は通信の空き時間を利
用し、周波数を変えて周辺の複数の基地局に対してGC
Cモニタを行う。また、通信システムとしてモニタ時間
を準備していない場合には、受信に優先してGCCモニ
タを行う。特に、誤り再送技術、すなわちARQ(Auto
Repeat Request)を装備したデータ伝送をサービスの
主体とするシステムでは、所定のスロットにおいてバー
スト受信に失敗した場合、再送されるまでチャネルの伝
送容量に余裕がある場合には、GCCモニタによる受信
不良を補うことが容易である。
【0064】以上、移動端末がDACを送信する際の動
作について説明した。一方、基地局は、ビーム処理部9
がオムニビームと狭ビームとを生成できることを除いて
は、移動端末と基本的に同一の構成であり、DACの送
受信においても基本的に同様に動作する。ただし、送信
ビームの指向性の決定については受信したDACまたは
RACに基づく。すなわち、基地局はDACを使用して
通信している移動端末に対しては受信したDACに基づ
いて送信ビームの指向性を決定し、待ち受け状態にある
移動端末に対しては受信したRACに基づいて送信ビー
ムの指向性を決定する。
【0065】以上のように、本発明の実施の形態1にお
ける無線通信システムの基地局は、同報性の強い情報で
あるGCCを送信する場合はオムニビームを使用し、ユ
ーザ個別トラヒックデータであるDACを送信する場合
には狭ビームを使用する。すなわち、送信情報に応じて
適応的にビームの種類を切替えて送信することにより、
GCC送信時には、異なる移動端末に対する送信であっ
てもビーム切替制御が不要であり伝送効率が良い。
【0066】また、移動端末は、複数の隣接基地局から
受信したGCCをもとに各基地局との回線品質を測定
し、その結果に基づき選定した隣接基地局に対してポー
リングによりRACを送信することにより、より無線条
件の良い基地局を確保でき、ランダムアクセス時の回線
使用効率が上がる。
【0067】さらに、移動端末はDACを送信する際、
GCC受信時に記憶しておいた情報をもとに送信ビーム
の指向性を決定することにより、より無線条件の良い基
地局を確保でき、ランダムアクセス時の回線使用効率が
上がる。
【0068】実施の形態2.本発明の実施の形態2にお
ける移動端末の構成を図5と対応部分に同一の符号を付
した図9に示す。図9において、同期管理部90i(i
=1,2,…,m)は、通信中に隣接基地局に対して予
め同期捕捉を行うと同時にスロット・フレーム同期情報
を記憶する。アクセス可能な隣接基地局が複数ある場合
には、i=1からアクセス可能な基地局の最大数i=m
まで複数設けられ、基地局毎に動作する。同期制御部9
1は、チャネル切替時に、予め同期管理部90iに記憶
したスロット・フレーム同期情報の中からハンドオフの
候補基地局として最適な情報を選択し、ベースバンド処
理部56に通知する。
【0069】次に、以上のように構成される移動端末の
ハンドオフ時の動作について説明する。移動端末が通信
中の基地局から電波を受信すると、受信部55は受信し
た無線信号をベースバンド信号に復調する。これを入力
としてベースバンド処理部56は各基地局毎の成分に分
解し、各基地局を担当するビーム監視部57iおよび同
期管理部90iへ情報を送出する。その後、ベースバン
ド処理部56からの情報を受け取ったビーム監視部57
i、アンテナ制御部58、ビーム処理部59は、実施の
形態1の移動端末と同様に動作し、基地局と通信する。
一方、ベースバンド処理部56から隣接基地局のスロッ
ト・フレーム同期の情報を受け取った同期管理部90i
は、通信中に予め他の隣接基地局に対して同期捕捉を行
うと同時にスロット・フレーム同期情報を記憶する。
【0070】移動端末は、通信中の基地局の通信エリア
から他の基地局の通信エリアに移動する際にハンドオフ
の処理を行う。同期制御部91は、同期管理部90iに
記憶したスロット・フレーム同期情報の中からハンドオ
フの候補基地局として最適な情報を選択し、ベースバン
ド処理部56に通知する。ベースバンド処理部56は、
通知されたスロット・フレーム同期情報に従ってチャネ
ル切替し、ベースバンド信号を生成する。このベースバ
ンド信号を送信部54で無線信号に変調し、ビーム処理
部59で適切な方向に狭ビームを生成して基地局に向け
て送信する。
【0071】以上のように、本発明における実施の形態
2の無線通信システムにおける移動端末は、通信中に他
の隣接基地局に対して予め同期捕捉を行うと同時にスロ
ット・フレーム同期情報を記憶しておき、チャネル切替
時に、記憶したスロット・フレーム同期情報の中からハ
ンドオフの候補基地局として最適な情報選択することに
より、通信中に次に通信すべき基地局を選択でき、ハン
ドオフの処理を短時間で行うことができる。したがっ
て、狭ビームにより運用されるトラヒックチャネルにお
いて、ハンドオフによる回線の瞬断の発生を低減でき、
データ伝送品質を向上できる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、この発明では、基地局か
ら同一通知情報を伝送する際には無指向性ビームを使用
し、個別データを伝送する際には指向性ビームを使用す
る。すなわち、基地局は、送信情報に応じて適応的にビ
ームの種類を切替えることにより、異なる移動端末に対
して同一通知情報を送信する際にビーム切替制御が不要
であり伝送効率を向上し得る無線通信方法を実現でき
る。
【0073】さらに次の発明では、移動端末が複数の隣
接基地局から無指向性ビームで送信された信号を受信
し、通信する基地局を選定し、ポーリングにより個別通
知情報を送信することにより、より無線条件の良い基地
局を確保でき、ランダムアクセス時の回線使用効率を向
上し得る無線通信方法を実現できる。
【0074】さらに次の発明では、移動端末から基地局
に向けて個別データを送信する際、移動端末が同一通知
情報を受信し、通信する基地局を決定することにより、
移動端末と基地局との間でより無線条件の良い回線を確
保でき、ランダムアクセス時の回線使用効率を向上し得
る無線通信方法を実現できる。
【0075】さらに次の発明では、通信中に移動端末が
他の隣接基地局に対して同期捕捉を行うと同時にスロッ
ト・フレーム同期情報を記憶し、そのスロット・フレー
ム同期情報の中から最適なスロット・フレーム同期情報
を選択し、チャネル切替時に用いることにより、ハンド
オフの処理を大幅に短縮し得る無線通信方法を実現でき
る。
【0076】またこの発明では、基地局から同一通知情
報を伝送する際には無指向性ビームを使用し、個別デー
タを伝送する際には指向性ビームを使用する。すなわ
ち、基地局は、送信情報に応じて適応的にビームの種類
を切替える機能を有することにより、異なる移動端末に
対して同一通知情報を送信する際にビーム切替制御が不
要であり伝送効率を向上し得る無線通信システムを実現
できる。
【0077】さらに次の発明では、移動端末が複数の隣
接基地局から無指向性ビームで送信された信号を受信
し、通信する基地局を選定し、ポーリングにより個別通
知情報を送信する機能を有することにより、より無線条
件の良い基地局を確保でき、ランダムアクセス時の回線
使用効率を向上し得る無線通信システムを実現できる。
【0078】さらに次の発明では、移動端末から基地局
に向けて個別データを送信する際、移動端末が同一通知
情報を受信し、通信する基地局を決定する機能を有する
ことにより、移動端末と基地局との間でより無線条件の
良い回線を確保でき、ランダムアクセス時の回線使用効
率を向上し得る無線通信システムを実現できる。
【0079】さらに次の発明では、通信中に移動端末が
他の隣接基地局に対して同期捕捉を行うと同時にスロッ
ト・フレーム同期情報を記憶し、そのスロット・フレー
ム同期情報の中から最適なスロット・フレーム同期情報
を選択し、チャネル切替時に用いる機能を有することに
より、ハンドオフの処理を大幅に短縮し得る無線通信シ
ステムを実現できる。
【0080】またこの発明では、基地局から同一通知情
報を伝送する際には無指向性ビームを使用し、個別デー
タを伝送する際には指向性ビームを使用する。すなわ
ち、基地局は送信情報に応じて適応的にビームの種類を
切替える機能を有することにより、異なる移動端末に対
して同一通知情報を送信する際にビーム切替制御が不要
であり伝送効率を向上し得る基地局を実現できる。
【0081】さらに次の発明では、移動端末は複数の隣
接基地局から無指向性ビームで送信された信号を受信
し、通信する基地局を選定し、ポーリングにより個別通
知情報を送信する機能を有することにより、より無線条
件の良い基地局を確保でき、ランダムアクセス時の回線
使用効率を向上し得る移動端末を実現できる。
【0082】さらに次の発明では、移動端末が基地局に
向けて個別データを送信する際、移動端末は同一通知情
報を受信し、通信する基地局を決定する機能を有するこ
とにより、移動端末と基地局との間でより無線条件の良
い回線を確保でき、ランダムアクセス時の回線使用効率
を向上し得る移動端末を実現できる。
【0083】さらに次の発明では、移動端末は、通信中
に他の隣接基地局に対して同期捕捉を行うと同時にスロ
ット・フレーム同期情報を記憶し、そのスロット・フレ
ーム同期情報の中から最適なスロット・フレーム同期情
報を選択する機能を有することにより、ハンドオフの処
理を大幅に短縮し得る移動端末を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1におけるフレーム構成の説明に供する略線図である。
【図2】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1におけるGCC伝送時のセルの様子を示す略線図であ
る。
【図3】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1における基地局の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1におけるRAC伝送時のセルの様子を示す略線図であ
る。
【図5】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1における移動端末の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1における移動端末内部にあるビーム監視部の構成を示
すブロック図である。
【図7】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1における移動端末のRAC送信時の動作を示すフロー
チャートである。
【図8】 本発明による無線通信システムの実施の形態
1におけるDAC伝送時のセルの様子を示す略線図であ
る。
【図9】 本発明による無線通信システムの実施の形態
2における移動端末の構成を示すブロック図である。
【図10】 セル半径と送信電力との関係を示す特性曲
線図である。
【図11】 従来技術の説明に供し、複数の狭ビームに
よって形成される基地局のセルを示す略線図である。
【符号の説明】
1,2,3,100,200 基地局 10,20,30,110,210 通信エリア 11,12,21,22,31,300 移動端末 4 基地局の送信部 5 基地局の受信部 6 基地局のベースバンド処理部 7 基地局のビーム監視部 8 基地局のアンテナ制御部 9 基地局のビーム処理部 41,42,43 RAC用狭ビーム 54 移動端末の送信部 55 移動端末の受信部 56 移動端末のベースバンド処理部 57i 移動端末のビーム監視部 58 移動端末のアンテナ制御部 59 移動端末のビーム処理部 57a GCCモニタ部 57b ビーム到来方向推定部 811,812,821,822,831 DAC用狭
ビーム 90i 同期管理部 91 同期制御部 101,102,103,104,201,202,2
03,204 狭ビーム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局でサービスエリアを形成
    し、当該基地局と複数の移動端末との間で通信を行う無
    線通信方法において、上記基地局は、無指向性ビームと
    指向性ビームとを選択的に使用すると共に、上記移動端
    末から指向性ビームで送信された電波の到来方向を推定
    し、上記移動端末は、指向性ビームにより送信すると共
    に、上記基地局から無指向性ビーム及び又は指向性ビー
    ムで送信された電波の到来方向を推定し、上記基地局か
    ら複数の移動端末に対して同一通知情報を伝送する際に
    は無指向性ビームを用い、上記移動端末から上記基地局
    に対して個別通知情報を伝送する際及び上記基地局と上
    記移動端末との間で個別データを伝送する際には指向性
    ビームを用いることを特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 上記移動端末は、上記基地局から無指向
    性ビームで送信された信号を受信し、通信する基地局を
    選定し、1または複数の基地局に対してポーリングによ
    り上記個別通知情報を送信することを特徴とする請求項
    1に記載の無線通信方法。
  3. 【請求項3】 上記移動端末は、上記個別データを送信
    する際、上記基地局から無指向性ビームで送信された信
    号を受信し、通信する基地局を決定することを特徴とす
    る請求項1に記載の無線通信方法。
  4. 【請求項4】 上記基地局と上記移動端末との間で、所
    定フレームを複数スロットに分割し、当該スロットに応
    じてチャネルを割当てて通信する際、上記移動端末は、
    所定の基地局と通信中に隣接する他の基地局に対して同
    期捕捉を行うと同時に当該基地局のスロット・フレーム
    同期情報を記憶し、当該記憶しておいたスロット・フレ
    ーム同期情報の中から最適なスロット・フレーム同期情
    報を選択し、チャネル切替時に用いるようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  5. 【請求項5】 複数の基地局でサービスエリアを形成
    し、当該基地局と複数の移動端末との間で通信を行う無
    線通信システムにおいて、上記基地局は、無指向性ビー
    ムと指向性ビームとを選択的に使用すると共に、上記移
    動端末から指向性ビームで送信された電波の到来方向を
    推定する機能を有し、上記移動端末は、指向性ビームに
    より送信すると共に、上記基地局から無指向性ビーム及
    び又は指向性ビームで送信された電波の到来方向を推定
    する機能を有し、上記基地局から複数の移動端末に対し
    て同一通知情報を伝送する際には無指向性ビームを用
    い、上記移動端末から上記基地局に対して個別通知情報
    を伝送する際及び上記基地局と上記移動端末との間で個
    別データを伝送する際には指向性ビームを用いることを
    特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 上記移動端末は、上記基地局から無指向
    性ビームで送信された信号を受信し、通信する基地局を
    選定する機能を有し、1または複数の基地局に対してポ
    ーリングにより上記個別通知情報を送信することを特徴
    とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 上記移動端末は、上記個別データを送信
    する際、上記基地局から無指向性ビームで送信された信
    号を受信し、通信する基地局を決定することを特徴とす
    る請求項5に記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 上記基地局と上記移動端末との間で、所
    定フレームを複数スロットに分割し、当該スロットに応
    じてチャネルを割当てて通信する際、上記移動端末は、
    所定の基地局と通信中に隣接する他の基地局に対して同
    期捕捉を行うと同時に当該基地局のスロット・フレーム
    同期情報を記憶する機能と、上記記憶しておいたスロッ
    ト・フレーム同期情報の中から最適なスロット・フレー
    ム同期情報を選択する機能とを有し、チャネル切替時に
    上記最適なスロット・フレーム同期情報を用いるように
    したことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 複数でサービスエリアを形成し、複数の
    移動端末との間で通信を行い、複数の移動端末に対して
    同一通知情報を伝送する際には無指向性ビームを用い、
    上記移動端末から個別通知情報を受信する際及び上記移
    動端末との間で個別データを伝送する際には指向性ビー
    ムを用いる無線通信システムの基地局において、送信す
    るベースバンド信号を無線信号に変調する送信手段と、
    受信した上記無線信号を上記ベースバンド信号に復調す
    る受信手段と、上記ベースバンド信号を生成すると共に
    復調後の上記ベースバンド信号を分解するベースバンド
    処理手段と、上記復調後のベースバンド信号に基づいて
    電波到来方向を推定し、推定情報を出力するビーム監視
    手段と、上記推定情報を記憶すると共に当該推定情報に
    基づき送信ビームの指向性情報を出力するアンテナ制御
    手段と、上記送信ビームの指向性情報と上記送信手段に
    よって変調された上記無線信号とから上記無指向性ビー
    ム及び又は上記指向性ビームを生成し送信するビーム処
    理手段とを有し、送信情報に応じて上記指向性ビームと
    上記無指向性ビームとを切替えて用いることを特徴とす
    る基地局。
  10. 【請求項10】 複数の基地局でサービスエリアを形成
    し、当該基地局と通信を行い、上記基地局から同一通知
    情報を受信する際には無指向性ビームを用い、上記基地
    局に対して個別通知情報を送信する際及び上記基地局と
    の間で個別データを伝送する際には指向性ビームを用い
    る無線通信の移動端末において、送信するベースバンド
    信号を無線信号に変調する送信手段と、受信した上記無
    線信号を上記ベースバンド信号に復調する受信手段と、
    上記ベースバンド信号を生成すると共に復調後の上記ベ
    ースバンド信号を分解するベースバンド処理手段と、通
    信可能な上記基地局の数に応じて1又は複数設けられ、
    上記復調後のベースバンド信号に基づいて電波到来方向
    を推定し、推定情報を出力するビーム監視手段と、上記
    推定情報を記憶すると共に当該推定情報に基づき通信す
    べき上記基地局を決定し、送信ビームの指向性情報を出
    力するアンテナ制御手段と、上記送信ビームの指向性情
    報と上記送信手段によって変調された無線信号とから上
    記指向性ビームを生成し送信するビーム処理手段とを有
    し、上記移動端末から上記基地局に対して上記個別通知
    情報を送信する際に、複数の上記基地局から受信した当
    該基地局毎の同一通知情報に基づいて上記個別通知情報
    を送信する上記基地局を複数選択し、ポーリングにより
    送信することを特徴とする移動端末。
  11. 【請求項11】 アンテナ制御手段は、上記基地局に対
    して上記個別データを送信する際に複数の上記基地局か
    ら受信した上記同一通知情報の電波到来方向の上記推定
    情報に基づいて上記送信ビームの指向性を決定する機能
    を有することを特徴とする請求項10に記載の移動端
    末。
  12. 【請求項12】 上記基地局との間で、所定フレームを
    複数スロットに分割し、当該スロットに対してチャネル
    を割当てて通信する際、上記移動端末は、通信可能な上
    記基地局数に応じて1又は複数設けられ、所定の基地局
    と通信中に隣接する他の基地局に対して同期捕捉を行う
    と同時に上記基地局のスロット・フレーム同期情報を記
    憶する同期管理手段と、チャネル切替時に予め上記同期
    管理手段に記憶されている上記スロット・フレーム同期
    情報の中から最適な上記スロット・フレーム同期情報を
    選択し、上記ベースバンド処理部に通知する同期制御手
    段とを有し、チャネル切替時に上記最適なスロット・フ
    レーム同期情報を用いるようにしたことを特徴とする請
    求項11に記載の移動端末。
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