JPH117432A - 情報処理装置及び半導体装置 - Google Patents

情報処理装置及び半導体装置

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JPH117432A
JPH117432A JP9158410A JP15841097A JPH117432A JP H117432 A JPH117432 A JP H117432A JP 9158410 A JP9158410 A JP 9158410A JP 15841097 A JP15841097 A JP 15841097A JP H117432 A JPH117432 A JP H117432A
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bus
processor
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Application number
JP9158410A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Ochiai
辰男 落合
Takashi Omori
隆司 大森
Moritoshi Yasunaga
守利 安永
Hideaki Koizumi
英明 小泉
Takuo Okabashi
卓夫 岡橋
Nobuo Nakamura
信夫 中村
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列アルゴリズムを実行する並列計算機にお
いて、実時間で実信号を処理可能な情報処理装置を実現
可能な技術を提供する。 【解決手段】 並列処理型の情報処理装置(100)に
おいて、並列アルゴリズムの実行に並行して、情報処理
装置外部の実環境から得られる情報を演算データとして
全てのプロセッサ(111,112)に入出力可能な構
成とするものであり、プロセッサとの間、あるいは制御
装置(103)とプロセッサ(111,112)との間
のデータ通信手段(119,120)と共に、前記実環
境とプロセッサとの間のデータ通信手段(109,11
0)を設け、双方を並列動作可能にする。実環境からの
データ入力は例えばマイクロフォンで行い、実環境への
データ出力は例えばスピーカで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理技術さら
には並列処理型の情報処理装置を実現するハードウェア
およびそのアーキテクチャに関し、例えばニューラルネ
ットワーク、遺伝的アルゴリズムあるいは人工生命とい
った並列アルゴリズムを実現する並列計算機のハードウ
ェア装置およびそのデバイスとしての半導体装置に利用
して有効な技術に関するものである。本発明による情報
処理装置は、例えば、画像、音声、気象、医療、プラン
トについて、例えば、認識、予測、検査分析、制御とい
った知的処理の分野に利用可能である。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数のプロセッサと該複数のプ
ロセッサを同一の制御信号で制御する制御系とを含んで
成る並列計算機は、SIMD(Single Instruction Str
eam, Multiple Data Stream:単一命令ストリーム・複
数データストリーム)型並列計算機と呼ばれる。SIM
D型並列計算機について記載された文献の例としては、
平成4年9月15日発行された情報処理学会誌「情報処
理 第33巻 第9号」に掲載の「SIMD上の並列ア
ルゴリズム」がある。該文献によれば、SIMD型並列
計算機は、1台のコントロールユニット(制御装置)、
複数台の同一プロセッサ、およびそれらを結合する相互
結合網からなるとされ、コントロールユニットから出力
される命令に従い、各プロセッサはそれぞれの内に持つ
局所メモリに格納されたデータについて演算を行い、プ
ロセッサ間のデータの転送は相互結合網を介して行なわ
れるとされる。すなわち、コントロールユニットは、プ
ログラムカウンタを備え、プロセッサのためのプログラ
ムをフェッチする。コントロールユニットがフェッチし
た命令は全てのプロセッサに並列的に伝達され、各々の
プロセッサはそれぞれに固有の演算データを利用してそ
の命令を実行する。
【0003】このようなSIMD型並列計算機の実用例
としては、ニューラルネットワークを実現した、平成6
年4月21に発行された「日立マイコン技法 第8巻
第1号」に掲載の「高速ニューロコンピュータシステ
ム」がある。該システムは、複数のニューロン回路と、
該複数のニューロン回路を制御する制御装置と、該制御
装置を操作するホストコンピュータとから構成される。
ニューロン回路とはニューロン(神経細胞若しくは神経
線維)を模倣した動作を可能とする回路、すなわち前記
プロセッサである。ニューロンの工学的モデルにおい
て、ニューロンは多入力一出力の構成とされ、他のニュ
ーロンからの出力と自分自身の重み値を累積加算後、内
部応答関数で変換した値を出力する。生体では、そのよ
うな多数のニューロンが複雑に結合(ネットワーク化)
し、並列分散処理を行っている。
【0004】該ニューロン回路は、全て同一の回路であ
り、その個々は、ディジタル演算回路として、乗算器、
ALU(算術論理演算器)、シフタ、そして局所メモリ
(ローカルメモリ)として重み値メモリ、レジスタファ
イルなどを含み、ニューロン演算に適したように構成さ
れている。これら複数のニューロン回路間の接続は、配
線数の低減を図るため時分割バス方式とされ、上記制御
装置と、入力データバス、命令バスおよび出力データバ
スにより共通に接続されている。また、上記ニューロン
回路は、演算の高速化を図るためパイプライン方式およ
びVLIW(Very Large Instruction Word)方式が採
られ、制御装置から命令バスを介してブロードキャスト
転送される命令は、ニューロン回路が持つ機能について
水平に与えられる。全ニューロン回路は、該命令に従っ
て同一の演算を行なう。ブロードキャスト転送とは、前
記全てのニューロン回路若しくはグループ化されたニュ
ーロン回路に命令又はデータを伝えることを意味する。
前記VLIW方式は複数の処理を並列的に実行するマイ
クロプロセッサアーキテクチャに採用される例えば64
〜256ビットというように通常の方式に比べて非常に
長い情報語長の命令フォーマットとした方式を意味す
る。
【0005】上記制御装置は、上記複数のニューロン回
路を制御してニューラルネットワーク(脳神経細胞網)
として動作させるマイクロプログラムを保持する制御記
憶装置と、該マイクロプログラムの実行を制御するプロ
グラム実行制御回路と、該マイクロプログラムの実行に
必要な入出力データを保持するデータ記憶装置とを含
む。
【0006】上記ホストコンピュータは、SCSI(Sm
all Computer System Interface)によって上記制御装
置に接続され、制御装置の制御記憶装置へのマイクロプ
ログラムの設定、制御装置のデータ記憶装置とのデータ
の授受、およびマイクロプログラムの実行制御が行なわ
れる。
【0007】ホストコンピュータによる操作は、ニュー
ラルネットワークの計算に先立ち、ニューラルネットワ
ーク動作を記述したマイクロプログラムと、該ニューラ
ルネットワーク動作に必要なデータを、制御装置に転送
し、制御記憶装置とデータ記憶装置にそれぞれ設定す
る。そして後、ホストコンピュータは、制御装置に実行
命令を発行する。
【0008】制御装置は、実行命令を受け取ると、マイ
クロプログラムに従って入力データ信号、命令信号を生
成し、それぞれ入力データバス、命令バスを介して全ニ
ューロン回路にブロードキャスト転送する。また、アド
レス信号を出力する。
【0009】ニューロン回路は、該命令信号の命令に従
って、入力データ信号、重み値メモリあるいはレジスタ
ファイルのデータについて、乗算器、ALU、あるいは
シフタを用いてニューロン演算を行なう。また、アドレ
ス信号で指定されたニューロン回路は、命令信号で指定
されるニューロン回路内のデータを出力データバスへ出
力して制御装置に取り込まれる。
【0010】制御装置は、必要に応じて該出力データバ
スから取り込んだデータまたはデータ記憶装置のデータ
を入力データバスに出力する。また、必要に応じて該出
力データバスから取り込んだデータをデータ記憶装置に
格納する。
【0011】ホストコンピュータは、SCSIを介して
制御装置のマイクロプログラム実行状態を監視し、該実
行が終了すると、所望の計算結果を制御装置内のデータ
記憶装置から取りだすことができる。
【0012】上記のごとく、制御装置は、ホストコンピ
ュータの実行命令を受け取ると、マイクロプログラムの
実行が終了するまで、SCSIによるホストコンピュー
タの制御を必要とせず、複数のニューロン回路を同時並
列に制御すると共に、出力データバスと入力データバス
を時分割に制御して、ニューロン回路間、またはニュー
ロン回路と制御装置内のデータ記憶装置間とのデータ授
受を行ない、ニューラルネットワーク動作としての計算
を高速に実現するとされる。
【0013】すなわち、制御装置は、入力ニューロンに
見立てた制御装置内のデータ記憶装置内のデータ、ある
いはアドレス信号で指定したニューロン回路から出力デ
ータバスを介して取り込んだ該ニューロンの出力として
のデータを、入力データバスを介して全ニューロン回路
にブロードキャスト転送する。それと同時に、全ニュー
ロン回路に対して、入力データ信号と重み値メモリに格
納された当該ニューロン回路に対応する重み値(シナプ
ス荷重)を乗算器で乗算し、該乗算結果をALUで累積
加算し、桁落ちなどが生じる場合など必要に応じてシフ
タを用いるように並列に制御する。該制御を全ニューロ
ンの出力について逐次的に行なうことで、全ニューロン
回路は同時並列に内部状態を計算できる。そして後、制
御装置は、全ニューロン回路に対して、シグモイド変換
等の非線形変換を乗算器、ALU等を用いて近似計算す
るように制御することによって、全ニューロン回路は同
時並列にニューロンの出力を計算するとされる。また、
同様な演算の同時並列性を用いて、重み値メモリの内容
を書き換えることでニューラルネットワークの学習アル
ゴリズムを高速に計算可能とされる。また、マイクロプ
ログラムを書き換えることによって、種々のニューロア
ルゴリズムが計算可能とされる。
【0014】ところで、上記複数のニューロン回路の実
装は、複数のニューロボードの搭載で実現されている。
すなわち、該ニューロボードには複数の半導体装置とし
てのニューロLSI(Large Scale Integrated circui
t)が実装され、該ニューロLSIには複数のニューロ
ン回路が集積されている。該ニューロLSIにおいて、
集積される複数のニューロン回路は、共通の入力データ
バス、出力データバス、命令バスによってLSI内で結
合される。これらのニューロLSI内のバスは、ニュー
ロLSIの端子を介してニューロボード内でそれぞれ共
通に接合される。これらのニューロボード内のバスは、
ニューロボードのコネクタおよびマザーボードを介して
制御装置としての制御ボードにそれぞれ結合される。な
お、これらのバスには、必要に応じてドライバとしての
ラッチ回路が挿入されていて、パイプライン処理によっ
て見かけ上1ステップでデータ、あるいは命令の転送が
行なわれている。また、制御装置から出力されるアドレ
ス信号は、マザーボード、ニューロボード、およびニュ
ーロLSIに順次転送される毎に必要に応じてデコード
が為され、最終的にニューロン回路セレセクト信号とし
て各ニューロン回路に入力されている。
【0015】上記、高速ニューロコンピュータシステム
の特徴は、マイクロプログラム方式とすることで種々の
ニューロアルゴリズムの対応が図られ、ニューラルネッ
トワークの計算が複数のニューロン回路で同時並列に行
なわれることで計算の高速化が図られ、各ニューロン回
路間は時分割バスで結合されることで配線数の低減が図
られていることである。また、ホストコンピュータによ
って、ニューラルネットワーク動作を記述したマイクロ
プログラムと該実行に必要なデータが予め設定されるこ
とで、制御装置におけるマイクロプログラムの実行速度
と比較して低速なホストコンピュータとの通信(SCS
I)の介在を受けることなく、ニューラルネットワーク
の計算を高速に行なうことができることである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によるニューロコンピュータでは、ニューラルネ
ットワーク動作で計算される演算データは予めホストコ
ンピュータに準備されて制御装置に与えられるものであ
って、生体の脳が存在する実環境での脳のモデルとして
のニューラルネットワークの計算について考慮されず、
実環境から得られる情報を演算データに用いるというニ
ューラルネットワーク動作の実時間処理が困難であると
いった問題のあることが本発明者によって明らかとされ
た。即ち、生体の脳は、視覚、聴覚、触覚などによって
実環境から得られる情報若しくは刺激を取り込んで判断
を行うが、上記従来のSIMD型の並列計算機は、実環
境から得られるリアルタイムの情報を演算対象としてニ
ューラルネットワーク動作を実時間で処理することにつ
いて考慮されていなかった。
【0017】本発明の目的は、ニューラルネットワーク
に代表される並列アルゴリズムを実行する並列計算機に
おいて、実時間で実信号を処理可能な情報処理装置を提
供することにある。
【0018】本発明の別の目的は、そのような情報処理
装置を実現するデバイスとしての半導体装置を提供する
ことにある。
【0019】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0021】すなわち、並列計算機システムにおいて、
並列アルゴリズムの実行と並列に、実環境から得られる
情報を演算データとして全プロセッサに入出力可能な構
成とするものである。このような構成方法としては、プ
ロセッサ間あるいは制御装置とプロセッサ間のデータ通
信手段(インタフェース手段)と並列に動作するよう
に、実環境とプロセッサ間のデータ通信手段(インタフ
ェース手段)を設ければよい。
【0022】データ通信手段は、例えば全プロセッサ共
通の入力バスと出力バスとからなる時分割バスとするこ
とができる。また、実環境との入出力手段は実環境入出
力装置と直接接続可能なように例えばA/D変換器また
はD/A変換器を設けることができる。また、実環境と
プロセッサ間のデータ通信手段を複数設けることができ
る。このとき、データ通信手段数に対してプロセッサの
演算器資源が不足する場合には、データ通信手段のデー
タ転送速度に対してプロセッサのデータ処理速度を多倍
化し、該プロセッサのデータ処理速度に等しい間隔で該
複数のデータ通信手段のデータ転送サイクルに時間差を
設ければよい。
【0023】このような情報処理装置を実現するデバイ
スは、上記複数のデータ通信手段を設けた相互に同一の
複数個のプロセッサの半導体基板に集積して構成するこ
とができる。このとき、データ通信手段数に対してプロ
セッサの演算器資源が不足する場合には、上記同様にデ
ータ通信手段のデータ転送速度に対してプロセッサのデ
ータ処理速度を多倍化し、該プロセッサのデータ処理速
度に等しい間隔で該複数のデータ通信手段のデータ転送
サイクルに時間差を設ければよい。
【0024】上記した情報処理装置によれば、プロセッ
サ間あるいは制御装置とプロセッサ間のデータ通信手段
を用いた並列アルゴリズムの動作と、実環境とプロセッ
サ間のデータ通信手段を用いた各プロセッサにおける実
環境についての情報処理とを、同時並列に実行可能とな
る。これらのデータ処理手段は入力バスと出力バスとか
らなる時分割バスとすることで、パイプライン処理によ
るバスの有効利用が可能となる。該プロセッサにおける
実環境についての情報処理は、実環境との入出力がホス
トコンピュータ等を介することなく実環境入出力装置と
直接接続されることによって実時間処理が可能となる。
また、該実環境とプロセッサ間のデータ通信手段を複数
設けることによって、多重の実環境情報を並列に処理可
能となる。これらによって、実時間で実信号を処理可能
な情報処理装置を提供するいう本発明の目的が達成され
る。
【0025】また、上記手段の半導体装置によれば、プ
ロセッサを制御装置とインタフェースさせるデータ通信
手段とプロセッサを実環境とインタフェースさせるデー
タ通信手段とを設けたことで、複数搭載されたプロセッ
サの個々が、プロセッサ間あるいは制御装置とプロセッ
サ間のデータ通信手段を用いた並列アルゴリズムに係る
プロセッサのデータ処理と、実環境とプロセッサ間のデ
ータ通信手段の1つあるいは複数を用いた実環境につい
ての情報処理に係るデータ処理とを、同時並列に演算可
能となり、これによって、上記情報処理装置を実現する
デバイスとしての半導体装置を提供するという目的が達
成される。
【0026】上述の手段の内容を更に整理して説明す
る。並列処理型の情報処理装置(100)は、少なくと
も2個プロセッサ(111,112)から構成されるプ
ロセッサアレイ(102)と、記憶手段(113)に格
納されたプログラムに基づいて前記プロセッサアレイを
制御する制御装置(103)とを含み、前記各プロセッ
サが他のプロセッサとの間又は制御装置との間でデータ
の授受を可能にする第1のデータ通信手段(119,1
20)と、前記各プロセッサが前記情報処理装置の外部
インタフェース手段(105,107)との間でデータ
の授受を可能にする第2のデータ通信手段(109,1
10)とを有する。
【0027】前記第1のデータ通信手段は、例えば全て
のプロセッサと前記制御装置に共通接続された第1の出
力データバス(120)及び第1の入力データバス(1
19)を有し、第1の出力データバスは制御装置が択一
的に指定する一つのプロセッサから出力されるデータを
制御装置に伝達し、第1の入力データバスは制御装置か
ら前記プロセッサにデータをブロードキャスト転送する
ものである。
【0028】前記第2のデータ通信手段は、例えば前記
全てのプロセッサを前記外部インタフェース手段に共通
接続する第2の出力データバス(110)及び第2の入
力データバス(109)を有し、前記第2の出力データ
バスは制御装置が択一的に指定する一つのプロセッサか
ら出力されるデータを前記外部インタフェース手段に伝
達し、前記第2の入力データバスは前記外部インタフェ
ース手段から前記プロセッサにデータをブロードキャス
ト転送するものである。このとき、前記外部インタフェ
ース手段は複数個の外部インタフェース端子(105,
107)と、前記外部インタフェース手段の内の出力用
のインタフェース端子(107)と前記第2の出力デー
タバスとの間に配置されたD/A変換器(106)と、
前記外部インタフェース手段の内の入力用のインタフェ
ース端子(105)と前記第2の入力データバスとの間
に配置されたA/D変換器(104)とを含んで構成す
ることができる。
【0029】また、前記外部インタフェース手段は、複
数個の外部インタフェース端子と、前記制御装置が択一
的に指定する外部インタフェース端子(107−1,1
07−2)に前記第2の出力データバス(110)を結
合させる出力制御回路(903)と、前記制御装置が択
一的に指定する外部インタフェース端子(105−1,
105−2)に前記第2の入力データバス(109)を
結合させる入力制御回路(902)とを有して構成する
ことができる。このとき、前記出力制御回路の出力端子
と前記外部インタフェース端子との間にD/A変換器
(106−1,106−2)を配置し、前記入力制御回
路の入力端子と前記外部インタフェース端子との間にA
/D変換器(104−1,104−2)を配置すること
ができる。
【0030】前記第2のデータ通信手段は、前記第2の
出力データバスと第2の入力データバスとを複数対(1
09−1,109−2と110−1,110−2)設け
て構成することができる。
【0031】前記第1のデータ通信手段と第2のデータ
通信手段は並列的に動作させることができる。
【0032】前記プロセッサのデータ処理速度は、前記
第1のデータ通信手段及び前記第2のデータ通信手段の
データ転送速度の多倍値にすることができる。
【0033】上記情報処理装置をニューロコンピュータ
として構成する場合、記プロセッサはニューロンを模倣
した動作を可能とする演算手段(511,512)を有
し、前記制御装置は、ニューラルネットワークを模倣し
た動作を前記プロセッサに実行されるためのプログラム
を前記記憶手段(113)に含み、前記制御装置は、前
記ニューラルネットワークの動作に必要なデータを格納
するデータ記憶手段(114)を有し、前記制御装置
は、前記記憶手段のプログラムに従って、第1の通信手
段を介してプロセッサに命令信号をブロードキャスト転
送すると共に、第1の通信手段を介してプロセッサに前
記データ記憶手段のデータ又は選択されたプロセッサの
出力を伝達し、また、第2の通信手段を介してプロセッ
サに前記外部インタフェース手段からのデータを伝達
し、複数のプロセッサを有機的に連結してニューラルネ
ットワークのモデルを実現するプログラム実行制御手段
(115)を有する。
【0034】並列処理型の情報処理装置に適用される半
導体装置(600)は、相互に同一の複数個のプロセッ
サ(500−1,500−2)から構成されるプロセッ
サアレイを含み、前記各々の各プロセッサは、第1及び
第2の外部データ入力手段(503,504)と、前記
第1及び第2の外部データ入力手段から並列的に入力さ
れたデータを演算可能な演算手段(511,512)
と、演算手段で演算された演算結果を並列的に出力可能
な第1及び第2の外部データ出力手段(505,50
7)とを有する。このとき、前記各々のプロセッサの前
記第1の外部データ入力手段に共通接続された第1のデ
ータ入力共通バス(617)と、前記各々のプロセッサ
の前記第2の外部データ入力手段に共通接続された第2
のデータ入力共通バス(615)と、前記各々のプロセ
ッサの前記第1の外部データ出力手段に共通接続された
第1のデータ出力共通バス(614)と、前記各々のプ
ロセッサの前記第2の外部データ出力手段に共通接続さ
れた第2のデータ出力共通バス(613)と、半導体装
置の外部から与えられる制御情報に基づいて前記各プロ
セッサの中の一つのプロセッサを選択してそれに含まれ
る第1、第2のデータ出力手段の出力動作を選択する選
択制御回路(610)とを更に有することができ、前記
各プロセッサの第1及び第2のデータ入力手段は第1及
び第2のデータ入力共通バスを介して並列的にデータ入
力可能にされる。
【0035】上記半導体装置を用いる情報処理装置は、
当該半導体装置と前記半導体装置のプロセッサを制御す
る制御装置とを含む。前記半導体装置の前記プロセッサ
のデータ処理速度は、前記第1及び第2のデータ入力共
通バスと第1及び第2のデータ出力共通バスにおけるデ
ータ転送速度の多倍値にされ、前記制御装置は、該プロ
セッサのデータ処理速度に等しい間隔をもって、前記第
1のデータ入力共通バスと第2のデータ入力共通バスと
の間のデータ転送サイクルに時間差を形成すると共に、
前記第1のデータ出力共通バスと第2のデータ出力共通
バスとの間のデータ転送サイクルに時間差を形成する。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明に係るSIMD型並列計算
機としての情報処理装置は例えばニューロコンピュータ
に最適である。ここで、先ず、生体の脳神経細胞(脳神
経線維)すなわちニューロンとその工学的モデルについ
て説明する。
【0037】生体のニューロンは、例えば複数の樹状突
起から複数の入力を受け、単一の軸索から単一の出力を
形成する。当該ニューロンの樹状突起は、他のニューロ
ンの軸索とシナプスで結合される。このシナプス結合に
は個々に重み値(シナプス荷重)を有し、入力と重み値
との累積加算結果があるしきい値を超えたとき軸索にパ
ルスが形成される。重み値は学習機能によって漸次変化
される。このようなニューロンの図11に例示される工
学的なモデルにおいて、ニューロンは多入力一出力の構
成とされ、他のニューロンからの出力(X1〜Xn)と自分
自身の重み値(W0〜Wn)を累積加算した後、内部応答関
数Fで変換した値Yを出力する。例えば前記内部応答関数
Fは、累積加算結果がある閾値を超えたときに論理値
“1”の信号を形成するステップ関数あるいは、連続な
非線形関数としてのシグモイド関数である。
【0038】生態では、そのような多数のニューロンが
複雑に結合(ネットワーク化)してニューロネットワー
クを構成し、並列分散処理を行っている。
【0039】図1には前記ニューロネットワークを模擬
するニューロコンピュータの一例を示す。ニューロコン
ピュータはSIMD型の並列計算機100として構成さ
れる。代表的に示されたプロセッサ111,112がニ
ューロンに相当される。各々のプロセッサ111,11
2は前記重み値などを記憶するローカルメモリと演算手
段などを有する。前記シグモイド関数に代表されるよう
な演算手順を規定する命令信号は命令バス118を介し
て与えられる。個々のプロセッサ111,112への入
力は入力データバス119を介して与えられる。前記命
令信号及び入力データはブロードキャスト転送によって
行われる。すなわち、全てのプロセッサ111、112
に並列的に命令信号及び入力データが与えられる。な
お、入力データに関しては、プロセッサ111,112
の中から選択された一群のグループ化されたプロセッサ
だけに与えるようにすることを妨げるものではない。プ
ロセッサ111,112の出力は何れか一つが選択され
て出力データバス120に与えられる。出力データバス
120に与えられたデータは制御装置103を介して再
び入力データバス119から各プロセッサ111,11
2にブロードキャスト転送されて演算され、また、一つ
のプロセッサの演算結果が選択されて出力データバス1
20に出力される。このような入力データのブロードキ
ャスト転送と、転送された入力データに対する一つのプ
ロセッサによる演算結果の選択という動作をサイクリッ
クに繰り返すことにより、ニューロンの所望とする結合
を模擬した演算を行うことができる。このときの各々の
プロセッサにおける重み値は予め制御装置103により
初期設定されている。前記一連の演算によって特定のプ
ロセッサから得られた演算結果は例えば期待値と比較さ
れ、その誤差を相殺するようにプロセッサの重み値を修
正して学習を行う。プロセッサ111,112の演算内
容や演算結果の選択及び学習の手法は例えば制御記憶1
13に格納されたプログラムによって決定される。
【0040】入力データバス119を介して初期的にプ
ロセッサ111,112にブロードキャスト転送される
データはホストコンピュータ129から予め制御装置1
03にダウンロードされたデータとされる。
【0041】図1のニューロコンピュータは、生体の脳
が外界からの刺激若しくは情報に基づいてリアルタイム
に反応できるのと同じく、外界からの情報をリアルタイ
ムにプロセッサに111,112に供給してその影響を
演算結果に反映できるように考慮されている。図1では
その一例として、マイクロフォン130から外界の情報
と取り込み、スピーカ131を介して外界に応答する。
その制御は外部データ入出力回路101が行い、プロセ
ッサ111,112とのインタフェースは、データのブ
ロードキャスト転送が行われる入力データバス109、
プロセッサ111,112の演算結果が選択的に与えら
れる出力データバス110によって行われる。
【0042】次に、概要を説明した上記ニューロコンピ
ュータ及びこれを用いた情報処理システムを詳細に説明
する。
【0043】図1には本発明の一実施例である情報処理
装置のシステム構成例が示されている。図1において、
100は本発明を適用したSIMD型並列計算機、12
9はSIMD型並列計算機を操作するホストコンピュー
タ、130は実環境情報の入力例として音声を入力する
マイクロフォン、131は実環境への出力例として音声
を出力するスピーカである。SIMD型並列計算機10
0は、複数のプロセッサ111〜112から構成される
プロセッサアレイ102、該プロセッサアレイ102を
制御する制御装置103、実環境と情報を入出力する外
部データ入出力装置101を含む構成になっている。
【0044】上記制御装置103は、制御記憶装置11
3、データ記憶装置114、プログラム実行制御回路1
15およびホストインタフェース制御回路116が含ま
れる。制御記憶装置113はRAM等の書き換え可能な
メモリで構成され、プロセッサアレイ102を用いて行
なう演算、該演算に必要な制御装置103の制御、およ
び該演算に必要な外部データ入出力装置101の制御の
手続きを示すプログラムが格納される。データ記憶装置
114は、やはりRAM等の書き換え可能なメモリで構
成され、プログラムで用いられるデータが格納される。
プログラムの実行制御はプログラム実行制御回路115
によって行なわれる。117はホストコンピュータ12
9と接続する端子である。該端子117とホストインタ
フェース制御回路116は、SIMD型並列計算機10
0とホストコンピュータ129の間で通信を行なうため
のインタフェースであり、例えばSCSIが用いられ
る。
【0045】上記外部データ入出力装置101は、実信
号入出力制御回路108、A/D変換器104およびD
/A変換器106が含まれる。105は実環境の情報例
としての上記マイクロフォン130と接続可能なアナロ
グ信号入力端子である。上記A/D変換器104は該端
子105から入力したアナログ信号をディジタル信号に
変換して実信号入出力制御回路108に出力する。10
7は実環境への出力例としての上記スピーカ131と接
続可能なアナログ信号出力端子である。上記D/A変換
器106は実信号入出力制御回路108から入力するデ
ィジタル信号をアナログ信号をに変換して該端子107
に出力する。実信号入出力制御回路108は制御装置1
03内の上記プログラム実行制御回路115からの制御
信号に従い、A/D変換器104およびD/A変換器1
06と上記プロセッサアレイとのデータの授受を制御す
る。なお、実信号入出力制御回路108は、A/D変換
器104が端子105を介して接続する実環境情報の入
力手段、またはD/A変換器106が端子107を介し
て接続する実環境への出力手段に対して、周波数特性や
振幅特性等を調整して機能させるようにA/D変換器1
04およびD/A変換器106を制御する。
【0046】プロセッサアレイ102内の上記プロセッ
サ111〜112の個々は、命令バス118、入力デー
タバス119および出力データバス120によって制御
装置103内の上記プログラム実行制御回路115と共
通に接続され、入力データバス109および出力データ
バス110によって外部データ入出力装置101と接続
されている。該プロセッサ111〜112は、命令バス
118の命令信号に従って並列に動作可能なように構成
される。また、制御装置103内のプログラム実行制御
回路115から出力されるアドレスバス121のアドレ
ス信号は、アドレスデコーダ122によってデコードさ
れ、各プロセッサに割り当てられたアドレスと1対1に
対応するプロセッサセレクト信号123〜124によっ
て各プロセッサに接続される。該アドレス信号が示すア
ドレスにより、プロセッサセレクト信号123〜124
の1つがアサートされ、当該プロセッサが出力データバ
ス120にデータを出力する。同様にアドレスバス12
5のアドレス信号は、アドレスデコーダ126によって
デコードされ、プロセッサセレクト信号127〜128
によって各プロセッサに接続され、該アドレス信号が示
すプロセッサが出力データバス110にデータを出力す
る。
【0047】ホストコンピュータ129は、ユーザイン
タフェース部であり、ユーザの操作に呼応してSIMD
型並列計算機100の設定および実行コマンドの発行な
どを行う部分であり、例えばコンパイラ等を含む。ホス
トコンピュータ129において、ユーザは、所望する一
連の計算手続きを、コンパイラが有するプログラム記述
方法でソースプログラムおよび該プログラムの演算デー
タ等を作成する。ホストコンピュータ129では、ユー
ザの操作に呼応して、コンパイラによって、ソースプロ
グラムをプログラム実行制御回路115に対する実行形
式としてのマシン語(マイクロプログラム)に翻訳す
る。また、このとき演算データやプログラム内に記述さ
れた変数の初期値データ等について、当該変数をデータ
記憶装置114上に割り当てた物理アドレスとの対応付
け等を行なう。
【0048】SIMD型並列計算機100内の上記制御
装置103に対するマイクロプログラムの設定、演算デ
ータの設定、プログラムの実行および結果データの取り
出しは、ユーザの操作に呼応して行なわれる。ユーザの
操作は、コマンドとしてホストコンピュータ129から
ホストインタフェース制御回路116に発行され、プロ
グラム実行制御回路115で実行される。例えば、ユー
ザの操作が環境設定操作のとき、ホストコンピュータ1
29はホストインタフェース制御回路116との通信に
よって、プログラム実行制御回路115に環境設定コマ
ンドを発行する。プログラム実行制御回路115は、こ
のコマンドに呼応して、マシン語に翻訳されたプログラ
ムを制御記憶装置113に、また演算データや変数の初
期値データ等をデータ記憶装置114にそれぞれ転送す
るように制御装置103全体を制御する。また、例え
ば、ユーザの操作が実行開始操作のとき、ホストコンピ
ュータ129はホストインタフェース制御回路116と
の通信によって、プログラム実行制御回路115に実行
開始コマンドを発行する。プログラム実行制御回路11
5は、このコマンドに呼応して、制御記憶装置113に
格納されたプログラムについて逐次的に実行を開始する
ようにSIMD型並列計算機100全体を制御する。
【0049】図2にはプログラム実行制御回路115の
構成が示される。同図において、コマンド実行制御回路
201は、プログラム実行制御回路115全体を制御し
て、ホストインタフェース制御回路116を介してホス
トコンピュータ129から受け取ったコマンドを実行す
る。また、コマンド実行制御回路201は、制御装置内
部バス209によってシーケンサ回路204、データ記
憶装置制御回路205、アドレス制御回路207〜20
8および外部データ入出力装置101内の各種パラメー
タレジスタに対するホストインタフェース制御回路11
6からのアクセスが可能なように構成されている。ま
た、これによって、ホストコンピュータ129は、マイ
クロプログラムの開始位置の設定、マイクロプログラム
の停止位置あるいは実行位置の読み出し、データ記憶装
置のアドレスの設定、アドレスバス121〜125の初
期設定、外部データ入出力装置101内のA/D変換器
104あるいはD/A変換器106の初期設定等が為さ
れる。
【0050】シーケンサ回路204は、コマンド実行制
御回路201からの実行要求を受けて制御記憶装置11
3から、内に持つパラメータレジスタとしてのプログラ
ムカウンタが指し示すマイクロプログラムの1ステップ
命令を命令フェッチ回路202に読み出し、それと同時
に、該プログラムカウンタをインクリメントして次ステ
ップの命令の読み出しに備える。
【0051】命令フェッチ回路202は、該読み出され
た命令をフェッチして、命令デコード回路203に出力
する。また、命令フェッチ回路202は、コマンド実行
制御回路201の制御によって、該フェッチする命令
を、制御記憶装置113の出力214と、コマンド実行
制御回路201の出力213とから選択可能となってい
る。これによって、ホストコンピュータ129は、単独
命令(1ステップ命令)が可能となり例えばマイクロプ
ログラムのデバッグ機能に用いられる。
【0052】命令デコード回路203では、命令フェッ
チ回路202が出力する命令がデコードされる。該命令
は、VLIW方式が採られ、該命令のビット列は図8に
示される複数のフィールドで構成される。
【0053】図8におけるフィールド801はセルフコ
ントロールフィールドであり、フィールド802〜80
9の意味を変更するもので、命令デコード回路203で
解釈される。
【0054】図8におけるフィールド802は実行フロ
ー制御フィールドであり、ジャンプ命令、条件分岐命令
あるいは実行終了命令などを制御するもので、命令デコ
ード回路203は該フィールドの内容に従ってシーケン
サ回路204を制御する。シーケンサ回路204は、ジ
ャンプ命令の場合、命令デコード回路203の制御に従
って、内に持つプログラムカウンタの内容をジャンプ先
とする。このとき、サブルーチンコール命令など、プロ
グラムカウンタを復帰する必要がある場合は、該復帰に
必要な情報をスタッカーに退避し、復帰命令の場合は、
該退避した情報を該スタッカーより復帰させる。なお、
条件分岐命令の場合、シーケンサ回路204は、制御装
置内部バス209を介して出力データバス120のデー
タを用いて条件判断ができるようになっている。また、
実行終了命令あるいは不当命令の場合には、命令デコー
ド回路203はコマンド実行制御回路201に割り込み
信号を発生し、ホストインタフェース制御回路116を
介してホストコンピュータ129に通知する。
【0055】図8におけるフィールド803は演算制御
フィールドであり、プロセッサアレイ102を制御する
もので、命令デコード回路203は該フィールドの内容
に従って命令バス118に命令信号を出力する。プロセ
ッサアレイ102については、後述する。
【0056】図8におけるフィールド804は第1出力
データ制御フィールドであり、出力データバス120に
出力するデータを制御するもので、命令デコード回路2
03は該フィールドの内容に従ってアドレスバス制御回
路207を制御するとともに、プロセッサ111〜11
2のデータ出力に係る命令を命令バス118に出力す
る。アドレスバス制御回路207は、パラメータレジス
タとしてのプロセッサアドレスポインタと該プロセッサ
アドレスポインタの制御回路を含み、該命令デコード回
路203の制御に従ってプロセッサアドレスポインタの
内容について、インクリメント、ディクリメント、制御
装置内部バス209上のデータの設定等を行ない、該プ
ロセッサアドレスポインタの内容をアドレスバス121
に出力する。
【0057】図8におけるフィールド805はデータ制
御フィールドであり、データ記憶装置114を制御する
もので、命令デコード回路203は該フィールドの内容
に従ってデータ記憶装置制御回路205を制御する。デ
ータ記憶装置制御回路205は、パラメータレジスタと
してのデータ記憶装置アドレスポインタと該データ記憶
装置アドレスポインタの制御回路を含み、該命令デコー
ド回路203の制御に従ってデータ記憶装置アドレスポ
インタの内容について、インクリメント、ディクリメン
ト、制御装置内部バス209上のデータの設定等を行な
う。また、該命令デコード回路203の制御に従って該
データ記憶装置アドレスポインタの指し示すデータ記憶
装置内のアドレスについて、212へ出力、または21
1のデータの書き込みを行なう。
【0058】図8におけるフィールド806は第1デー
タバス制御フィールドであり、入力データバス119、
出力データバス120およびデータ記憶装置114の入
出力211〜212を制御するもので、命令デコード回
路203は該フィールドの内容に従ってバス制御回路2
06を制御する。
【0059】図3には、バス制御回路206の構成が示
される。同図において、命令デコード回路203からの
制御信号210に従って、入力データバス119のデー
タをセレクタ220によって出力データバス120また
はデータ記憶装置114の出力212から、データ記憶
装置114への入力をセレクタ221により出力データ
バス120または制御装置内部バス209からそれぞれ
選択するように構成される。また、命令デコード回路2
03からの制御信号210に従って、制御装置内部バス
209にセレクタ222により出力データバス120ま
たはデータ記憶装置114の出力212のデータを選択
して出力するように構成される。図に示されたFFはラ
ッチ回路である。
【0060】図3のバス制御回路206により、特定の
プロセッサから出力データバス120に出力されたデー
タをセレクタ220を介して入力データバス119に送
り、このデータを全てのプロセッサ111,112にブ
ロードキャスト転送することが可能になる。また、目的
とする最終的な演算結果は、出力データバス120及び
セレクタ221を経由してデータ記憶装置114に格納
することができる。
【0061】図8におけるフィールド807は第2出力
データ制御フィールドであり、出力データバス110に
出力するデータを制御するもので、命令デコード回路2
03は該フィールドの内容に従ってアドレス制御回路2
08を制御するとともに、プロセッサ111〜112の
データ出力に係る命令を命令バス118に出力する。ア
ドレス制御回路208は、パラメータレジスタとしての
プロセッサアドレスポインタと該プロセッサアドレスポ
インタの制御回路を含み、該命令デコード回路203の
制御に従ってプロセッサアドレスポインタの内容につい
て、インクリメント、ディクリメント、制御装置内部バ
ス209上のデータの設定等を行ない、該プロセッサア
ドレスポインタの内容をアドレスバス125に出力す
る。図8におけるフィールド809は第2データバス制
御フィールドであり、出力端子105を介してA/D変
換器104からの出力および入力端子107を介したD
/A変換器106の入力を制御するもので、命令デコー
ド回路203は該フィールドの内容に従って実信号入出
力制御回路108を制御する。
【0062】図4には、外部データ入出力装置101の
構成が示される。同図において、外部データ入出力装置
101内の実信号入出力制御回路108は、実信号入力
制御回路402および実信号出力制御回路403を含
む。実信号入力制御回路402は、命令デコード回路2
03を含む制御装置103からの制御信号213に従っ
て、A/D変換器104を制御し、端子105からアナ
ログ信号を入力し、ディジタル信号に変換し、入力デー
タバス109に出力する。実信号出力制御回路403
は、命令デコード回路203を含む制御装置103から
の制御信号213に従って、出力データバス110から
ディジタル信号を取り込み、D/A変換器106を制御
し、アナログ信号に変換し、端子107から出力する。
また、A/D変換器104およびD/A変換器106内
のパラメータレジスタは、制御装置103の制御信号2
13によって制御装置内部バス209を介してデータ設
定が可能なように構成されている。
【0063】図5には、プロセッサアレイ102内のプ
ロセッサ111〜112の例としてのプロセッサ500
が示される。
【0064】プロセッサ500は、データ入出力手段と
して2つのデータ入力端子503、504と2つのデー
タ出力端子505、507を含み、演算手段として、乗
算器512とシフタ機能を備えたALU511とを含
み、局所メモリとして重み値メモリ515とレジスタフ
ァイル516等を含んで成り、これらの機能は、命令信
号入力端子501から入力された命令信号に従って水平
に動作するように構成される。
【0065】図5において、制御回路502は、命令信
号入力端子501から入力された命令信号をデコード
し、プロセッサ500内の各部を水平に動作するよう制
御する。なお、同図において、FFと示した回路はラッ
チ回路である。プロセッサ500の動作サイクルは、命
令バス118のバスサイクルと等しく、後述するラッチ
回路526,527および524,525以外のラッチ
回路は該サイクルで動作する。
【0066】ラッチ回路526は、データ入力端子50
3に接続されるバスのバスサイクルで動作し、ラッチ回
路527は、データ入力端子504に接続されるバスの
バスサイクルで動作する。データ入力端子503および
504のデータは、ラッチ回路526と527とによっ
て、それぞれプロセッサ500内の乗算器入力バス50
9あるいはALU入力バス510に取り込まれる。
【0067】乗算器入力バス509では、上記入力した
データ、レジスタファイル516、重み値メモリ51
5、あるいはALU511の出力の内から、命令信号で
選択したデータが乗算器512の入力としてラッチされ
る。乗算器512は、該ラッチされたデータについて、
乗算を行なう。ALU入力バス510では、上記入力し
たデータ、レジスタファイル516、重み値メモリ51
5、あるいは乗算器512の出力の内から、命令信号で
選択したデータがALU511の入力としてラッチされ
る。ALU511は、命令信号に従って、該ラッチされ
たデータあるいは累積加算用レジスタ513のデータに
ついて、算術加減算、論理演算またはシフト演算を行な
う。
【0068】重み値メモリ書き込みデータレジスタ51
4、レジスタファイル516、および出力レジスタ51
7〜518には、各々独立の命令信号に従って乗算器5
12またはALU511の出力したデータが書き込まれ
る。あるいは、前の値が保持される。なお、レジスタフ
ァイル516は、命令信号で水平に指定される3つアド
レスのレジスタについて1アドレスの書き込みと2アド
レスの読み出しが各々独立にアクセス可能である。重み
値メモリ515は、RAM等の書き換え可能なメモリで
構成され、命令信号で指定されるアドレスについて、重
み値メモリ書き込みデータレジスタ514のデータを書
き込み、あるいは読み出しが可能である。
【0069】ラッチ回路524は、データ出力端子50
5に接続されるバスのバスサイクルで動作し、ラッチ回
路525は、データ出力端子507に接続されるバスの
バスサイクルで動作する。プロセッサ500内の各種メ
モリ、すなわち、重み値メモリ515、レジスタファイ
ル516、レジスタ513、514、517、518の
出力は、セレクタ506あるいは508で各々独立の命
令信号に従って選択され、ラッチ回路524あるいはラ
ッチ回路525にそれぞれ取り込まれる。
【0070】プロセッサセレクト信号入力端子520
は、プロセッサセレクト信号123〜124の内で当該
プロセッサに対応するプロセッサセレクト信号が接続さ
れ、該プロセッサセレクト信号がアサートの時、ラッチ
回路524の出力はトライステートバッファ522によ
ってデータ出力端子505に出力される。また、プロセ
ッサセレクト信号入力端子521は、プロセッサセレク
ト信号127〜128の内で当該プロセッサに対応する
プロセッサセレクト信号が接続されれ、該プロセッサセ
レクト信号がアサートの時、ラッチ回路525の出力は
トライステートバッファ523によってデータ出力端子
507に出力される。
【0071】なお、紙面上省略したが、制御回路502
は、プロセッサの内部状態を示すコンディションコード
レジスタを含み、命令信号によって、ALU511の演
算状態を内部信号519を介して記憶し、該状態に応じ
てプロセッサ500内の全ラッチと全各種メモリの書き
換えを禁止するようになっている。これによって、命令
バス118を介して全プロセッサにブロードキャストさ
れる命令を実行するプロセッサの選択が可能となる。
【0072】図6には、プロセッサアレイ102を実現
するための半導体装置600が示される。同図におい
て、プロセッサ500−1〜500−2には上述のプロ
セッサ500が示され、半導体装置600には複数のプ
ロセッサ500が集積される。同図において、命令信号
入力端子501−1〜501−2は、チップ内部命令バ
ス615で共通に接続され、チップ制御回路610を介
して、チップ命令信号入力端子601に接続される。デ
ータ入力端子503−1〜503−2は、チップ内部入
力データバス617で共通に接続され、チップデータ入
力端子609に接続される。データ入力端子504−1
〜504−2は、チップ内部入力データバス615で共
通に接続され、チップデータ入力端子608に接続され
る。データ出力端子505−1〜505−2は、チップ
内部出力データバス614で共通に接続され、チップデ
ータ出力端子602に接続される。データ出力端子50
7−1〜507−2は、チップ内部出力データバス61
3で共通に接続され、チップデータ出力端子601に接
続される。プロセッサセレクト信号入力端子520−1
〜520−2は、チップ制御回路610がプロセッサ5
00−1〜500−2に1対1に対応して出力するチッ
プ内部プロセッサセレクト信号入力611がそれぞれ接
続される。プロセッサセレクト信号入力端子521−1
〜521−2は、チップ制御回路610がプロセッサ5
00−1〜500−2に1対1に対応して出力するチッ
プ内部プロセッサセレクト信号入力612がそれぞれ接
続される。チップ制御回路610において、内部プロセ
ッサセレクト信号入力611は、チップセレクト信号入
力端子604がアサートの時、チップアドレス入力端子
605上のアドレスをデコードして出力される。また、
チップ制御回路610において、内部プロセッサセレク
ト信号入力612は、チップセレクト信号入力端子60
6がアサートの時、チップアドレス入力端子607上の
アドレスをデコードして出力される。
【0073】上記した半導体装置600の複数を用い
て、図1におけるプロセッサアレイ102が構成され
る。すなわち、複数個の半導体装置600において、各
チップ命令信号入力端子601が命令バス118に、各
チップデータ入力端子609が入力データバス119
に、各チップデータ入力端子608が入力データバス1
09に、各チップデータ出力端子602が出力データバ
ス120に、各チップデータ出力端子601が出力デー
タバス110にそれぞれ共通に接続される。また、アド
レスバス121およびアドレスバス125は、複数の半
導体装置600内から1つを選択するように上位アドレ
スが半導体装置600の外でデコードされ、各半導体装
置600と1対1に対応したチップセレクト信号とし
て、入力端子604およびチップセレクト信号入力端子
606にそれぞれ接続され、各半導体装置600に集積
されたプロセッサ500−1〜500−2の内から1つ
を示す下位アドレスがチップアドレス入力端子605お
よびチップアドレス入力端子607にそれぞれ共通に接
続される。なお、図1では、上記半導体装置500の内
外におけるアドレスバス121およびアドレスバス12
5のデコーダを、それぞれアドレスデコータ122およ
びアドレスデコータ126として便宜上集約して示して
いる。図1における、プロセッサセレクト信号123〜
124は、全半導体装置600内のチップ内部プロセッ
サセレクト信号入力611であり、プロセッサセレクト
信号127〜128は、全半導体装置600内のチップ
内部プロセッサセレクト信号入力612である。また、
プロセッサ111〜112は、全半導体装置600内の
プロセッサ500−1〜500−2である。
【0074】上記したSIMD型並列計算機100の動
作タイミングについて図7を用いて説明する。
【0075】まず、図2における命令フェッチ回路20
2は、命令701に示すサイクルのタイミングで命令を
フェッチする。命令デコード回路203は、命令フェッ
チ回路202の動作サイクルの2倍の速度で動作し、該
フェッチ回路202の出力する命令について、入力デー
タバス119に係る命令を702のタイミングでデコー
ドし、入力データバス109に係る命令を703のタイ
ミングでデコードする。
【0076】そして後、命令デコード回路203は、7
02でデコードした命令について、データ704に示す
サイクルのタイミングでバス制御回路206を制御し
て、出力データバス120上のプロセッサアレイ102
が出力したデータまたはデータ記憶装置114が出力す
るデータを入力データバス119に出力する。同時に、
入力データバス119から供給されたデータに対する演
算命令をOP705に示すサイクルのタイミングで命令
バス118を介してプロセッサアレイ102に出力す
る。
【0077】そして後、命令デコード回路203は、7
03でデコードした命令について、データ706に示す
サイクルのタイミングで図4の実信号入力制御回路40
2を制御して、外部環境からマイクロフォン130によ
り入力されA/D変換器104でディジタル信号に変換
された音声データを入力データバス109に出力する。
同時に、入力データバス109から供給されたデータに
対する演算命令をOP707に示すサイクルのタイミン
グで命令バス118を介してプロセッサアレイ102に
出力する。
【0078】プロセッサアレイ102では、OP705
の命令信号は、図6のチップ制御回路610および図5
の制御回路502で順次ラッチされ、同時にデータ70
4のデータは図5におけるラッチ回路526で該バスサ
イクルでラッチされ演算器の入力ラッチ回路を介してE
X708に示されるサイクルのタイミングでプロセッサ
500における演算が実行される。同様に、OP707
の命令信号は、チップ制御回路610および制御回路5
02で順次ラッチされ、同時にデータ706のデータは
図5におけるラッチ回路527で該バスサイクルでラッ
チされ演算器の入力ラッチ回路を介してEX709に示
されるタイミングでプロセッサ500における演算が実
行される。
【0079】上記のごとく、入力データバス119およ
び入力データバス109のバスサイクルに対してプロセ
ッサアレイ102の演算速度を2倍とすることで、該2
系統のバス119,109に係るデータの演算を見かけ
上、マイクロプログラムの1ステップで実行することが
可能である。換言すれば、マイクロフォン130により
外界の情報をリアルタイムに取得して、マイクロプロセ
ッサによる演算に供することができる。
【0080】また、出力データバス120への出力は、
命令701に示す命令が上記同様にEX708のタイミ
ングでプロセッサ500における各種メモリの出力とし
てセレクタ506に選択され、ラッチ回路524で該バ
スサイクルでラッチされデータ710に示すタイミング
で出力される。同様に、出力データバス110への出力
は、命令701に示す命令が上記同様にEX709のタ
イミングでプロセッサ500における各種メモリの出力
としてセレクタ508に選択され、ラッチ回路525で
該バスサイクルでラッチされデータ711に示すタイミ
ングで出力され、そして後、該出力データバス110の
データは図4の実信号出力制御回路403の制御でD/
A変換器106で音声データとしてアナログ信号に変換
されスピーカ131により環境へ出力される。なお、紙
面上省略したが、図2におけるアドレス制御回路20
7,208では上記データ710およびデータ711の
出力タイミングでトライステートバッファ522および
523が動作するように、アドレスバス121および1
25の出力タイミングを調整している。
【0081】上記説明した、タイミングは、パイプライ
ンで処理可能であり、マイクロプログラムの処理は命令
701で代表されるようなサイクルで進行される。例え
ばユーザが記述したソースプログラムにおいて任意プロ
セッサの出力を別のプロセッサで入力するようなプロセ
ッサ間通信の命令は、コンパイラによって、上記データ
710のタイミングで出力データバス120に出力した
データを712のタイミングで入力データバス119に
出力するようにマイクロプログラムにコンパイルされ、
さらに該一連の動作が命令701のサイクルで逐次発行
されることで、該命令701のサイクルが見かけ上のマ
イクロプログラムの処理速度となる。
【0082】尚、図7の説明では、命令バス118の動
作タイミングから明らかなように、命令バス118上に
ブロードキャスト転送される命令信号の転送速度は、デ
ータバス109,119,110,120上でのデータ
転送速度の2倍になっている。命令バス118上でその
ような高速転送を行うことができない場合には、命令バ
スの118のビット数を増やし、入力データバス119
に係る命令と入力データバス109に係る命令とを並列
的にデコードし、そのデコード結果をVLIW方式で入
力データバス119に並列的に供給し、プロセッサ内部
でその命令信号を前後2回に分けて実行するようにすれ
ばよい。
【0083】以上説明したように、上記並列計算機10
0においては、プロセッサ111,112の間あるいは
制御装置103とプロセッサ111,112との間のデ
ータ通信手段(119、120)と並列に動作するよう
に、実環境とプロセッサ111,112との間のデータ
通信手段(109,110)が設けられたため、プロセ
ッサ間あるいは制御装置とプロセッサとの間のデータ通
信手段を用いた並列アルゴリズムの動作と、実環境とプ
ロセッサ間のデータ通信手段を用いた各プロセッサにお
ける実環境についての情報処理とが同時並列に実行可能
となり、ニューラルネットワークに代表される並列アル
ゴリズムを実行する並列計算機において処理速度を低下
することなく実環境の情報を演算データに用いることが
できる。これによって脳のモデルとしてのニューラルネ
ットワークの計算を生体の脳が存在する環境と同様の実
環境で実行可能となるという効果がある。
【0084】また、並列に動作する2種類のデータ通信
手段(すなわちホストコンピュータ側のバス119,1
20と外部環境側のバス109,110)に対してプロ
セッサ111,112の動作速度を2倍にすることで、
バス119,120に関するデータとバス109,11
0に関するデータについてのプロセッサにおける演算を
見かけ上、各バスのバスサイクルの動作速度で処理でき
るという効果がある。半導体集積回路化されたプロセッ
サ内部の動作速度は実装基板上でのデータ転送速度に比
べて動作の高速化は容易である。
【0085】前記バス109,110,119,120
をブロードキャストバスとすることで配線数の低減を図
ることができ、入力バスと出力バスとからなる時分割バ
スとすることでパイプライン処理によるバスの有効利用
が可能となる。また、プロセッサにおける実環境につい
ての情報処理は、実環境との入出力がホストコンピュー
タ129等を介することなく実環境入出力装置と直接接
続されることによって実時間処理が可能となるという効
果がある。
【0086】また、図6に示される半導体装置600は
相互に同一の複数個のプロセッサ500−1〜500−
2と、617,614による制御装置103側とのイン
タフェースバスと、613,615による実環境側との
インタフェースバスとを備えて、上記並列計算機を構成
するから、プロセッサとの間あるいは制御装置とプロセ
ッサとの間のデータ通信を用いた並列アルゴリズムに係
るプロセッサのデータ処理と、実環境とプロセッサ間の
データ通信を用いた実環境についての情報処理に係るデ
ータ処理とが同時並列に演算可能となり、これによっ
て、上記並列計算機内のプロセッサアレイが容易に実現
できるという効果がある。
【0087】図9には、図1の外部データ入出力装置1
01について、入力データバス109のデータを複数の
実環境情報の入力手段から択一的に選択して入力し、出
力データバス110のデータを複数の実環境への出力手
段から択一的に選択して出力するようにした場合の実施
例として、外部データ入出力装置900が示される。同
図において、906は実環境情報の入力例として画像を
入力するTV−カメラ、907は実環境への出力例とし
て画像を出力するディスプレイである。
【0088】外部データ入出力装置900は、実信号入
出力制御回路901、A/D変換器104−1〜104
−2およびD/A変換器106−1〜106−2が含ま
れる。外部データ入出力装置900内の実信号入出力制
御回路901は、実信号入力制御回路902および実信
号出力制御回路903が含まれる。
【0089】105−1は実環境の情報例としての上記
マイクロフォン130と接続可能なアナログ信号入力端
子である。105−2は実環境の情報例としての上記T
V−カメラ906と接続可能なアナログ信号入力端子で
ある。実信号入力制御回路902は、制御装置103か
らの制御信号213に従って、A/D変換器104−1
〜104−2を制御し、端子105−1〜105−2か
らそれぞれアナログ信号を入力し、それぞれディジタル
信号に変換し、セレクタ904に取り込む。セレクタ9
04では、制御信号213に従って、該取り込まれた2
つのディジタル信号から択一的に一方を選択し入力デー
タバス109に出力する。
【0090】107−1は実環境への出力例としての上
記スピーカ131と接続可能なアナログ信号出力端子で
ある。107−2は実環境への出力例としての上記ディ
スプレイ907と接続可能なアナログ信号出力端子であ
る。実信号出力制御回路903は、制御信号213に従
って、出力データバス110からディジタル信号をマル
チプレクサ905に取り込む。マルチプレクサ905で
は、制御信号213に従って、D/A変換器106−1
または106−2から択一的に選択された一方に、該取
り込まれたディジタル信号を出力する。また、実信号出
力制御回路903は、該選択されたD/A変換器106
−1または106−2を制御し、アナログ信号に変換
し、端子107−1または107−2から出力する。
【0091】また、A/D変換器104−1〜104−
2およびD/A変換器106−1〜106−2内のパラ
メータレジスタは、制御装置103の制御信号213に
よって制御装置内部バス209を介してデータ設定が可
能なように構成されている。
【0092】上記した構成によって、外部データ入出力
装置900は、制御装置103からの制御信号に従い、
択一的に選択される、A/D変換器104−1〜104
−2およびD/A変換器106−1〜106−2と、図
1におけるプロセッサアレイ102とのデータ授受を制
御し、入力データバス109および出力データバス11
0を時分割に使用することで、プロセッサアレイ102
内のプロセッサ111〜112は、複数の実環境情報の
入力手段からの入力データを演算データとして使用する
ことが可能となり、また、出力データを複数の実環境へ
の出力手段に出力することが可能となる。
【0093】図10には、図1の外部データ入出力装置
101を複数含み、上記実施例3とは異なる方法で、複
数の実環境情報の入力手段からの入力および複数の実環
境への出力手段の出力を実現した実施例としての情報処
理装置のシステム構成例が示される。
【0094】同図において、1000には本発明を適用
したSIMD型並列計算機が示される。外部データ入出
力装置101−1には、実環境情報の入力手段としてマ
イクロフォン130が、実環境への出力手段としてスピ
ーカ131が接続され、外部データ入出力装置101−
1には、実環境情報の入力手段としてTV−カメラ90
6が、実環境への出力手段としてディスプレイ907が
接続される。
【0095】プロセッサアレイ102内のプロセッサの
内、プロセッサ111−1〜112−1は入力データバ
ス109−1および出力データバス110−1によって
外部データ入出力装置101−1に接続され、プロセッ
サ111−2〜112−2は入力データバス109−2
および出力データバス110−2によって外部データ入
出力装置101−2に接続される。
【0096】マイクロフォン130によって取り込まれ
た音声データは、図1と同様の方法で外部データ入出力
装置101−1によって入力データバス109−1を介
して、プロセッサ111−1〜112−1に入力される
ように構成される。スピーカ131への音声データは、
制御装置103が出力するアドレスバス125−1によ
ってプロセッサ111−1〜112−1の内から選択さ
れた1つのプロセッサが出力データバス110−1にデ
ータを出力し、該データを図1で説明したのと同様の方
法で外部データ入出力装置101−1によってスピーカ
131に出力されるように構成される。
【0097】TV−カメラ906によって取り込まれた
画像データは、図1で説明したのと同様の方法で外部デ
ータ入出力装置101−2によって入力データバス10
9−2を介して、プロセッサ111−2〜112−2に
入力されるように構成される。ディスプレイ907への
画像データは、制御装置103が出力するアドレスバス
125−2によってプロセッサ111−2〜112−2
の内から選択された1つのプロセッサが出力データバス
110−2にデータを出力し、該データを図1の例と同
様の方法で外部データ入出力装置101−2によってデ
ィスプレイ907に出力されるように構成される。
【0098】なお、外部データ入出力装置101−1お
よび101−2に対する制御は、マイクロプログラムが
各々に対して並列に制御されるようになっていて、該マ
イクロプログラムに従って制御装置103は、各々に対
して同時並列に制御する。
【0099】上記した構成によって、SIMD型並列計
算機1000は、制御装置103よって同時並列に制御
されるプロセッサアレイ102について、外部データ入
出力装置101−1による実環境との入出力を行なうプ
ロセッサ、外部データ入出力装置101−2による実環
境との入出力を行なうプロセッサとに分けて、それぞれ
接続したことで、複数の実環境情報の入力手段からの入
力データを演算データとして同時並列に使用することが
可能となり、また、出力データを複数の実環境への出力
手段に同時並列に出力することが可能となる。
【0100】以上説明したように、図9及び図10の並
列計算機においては、実環境とプロセッサ間のデータ通
信手段を複数設けることによって、複数の実環境情報の
入力手段からの入力データを演算データとして使用する
ことができ、また、出力データを複数の実環境への出力
手段に出力することができ、これらのことによって、多
重の実環境情報を並列に処理可能となるという効果があ
る。
【0101】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0102】例えば、実環境との入出力は、アナログ信
号でなく、ディジタル信号であってもよい。各プロセッ
サには制御記憶装置とプログラム実行制御回路が含まれ
たSPMD(Single Program ,Multiple Program)方式
で動作する並列計算機であってもよい。また、各プロセ
ッサの局所メモリはシステム共通の共有メモリ方式であ
ってもよい。
【0103】また、上記の例では並列計算機をホストコ
ンピュータの外部装置として示したが、制御装置が従来
のコンピュータのCPUボードに相当するようにして、
一体型のコンピュータとしてもよい。また、環境との入
出力手段を該システムを操作するユーザインタフェース
としてもよい。また、本実施例ではグローバル・バス
(ブロードキャストバス)方式で示したが、網目結合ま
たはリングバス方式にも適用することができる。さらに
は、本発明による半導体装置はMIMD型並列計算機に
適用することができる。本発明は、少なくとも複数の演
算器を有し、該演算器間のデータ通信によって並列アル
ゴリズムが動作するような情報処理装置に適用すること
ができる。
【0104】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0105】すなわち、複数のプロセッサを用いた並列
アルゴリズムの動作に実環境についての情報処理が同時
並列に実行可能となり、ニューラルネットワークに代表
される並列アルゴリズムを実行する並列計算機において
多重の実信号を実時間で処理することが可能になる。ま
た、デバイスとして、同一複数のデータ通信手段を設け
たプロセッサの同一複数を半導体装置に集積したたこと
によって、プロセッサアレイの実現が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したSIMD型並列計算機のシス
テム構成例を示すブロック図である。
【図2】制御装置におけるプログラム実行制御回路の構
成例を示すブロック図である。
【図3】プログラム実行制御回路内のバス制御回路の構
成例を示す回路図である。
【図4】外部データ入出力装置の構成例を示すブロック
図である。
【図5】本発明に係るプロセッサの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明を適用した半導体装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明を適用したSIMD型並列計算機例の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】制御装置で実行される1ステップのマイクロプ
ログラムとしての命令ビット列のフィールド構成図であ
る。
【図9】本発明の別の例としての外部入出力装置の構成
例を示すブロック図である。
【図10】本発明を適用した別の例としてのSIMD型
並列計算機のシステム構成例を示すブロック図である。
【図11】ニューロンの工学的モデルの説明図である。
【符号の説明】
100,1000 並列計算機 101,900 外部データ入出力装置 103 制御装置 104 A/D変換器 106 D/A変換器 111,112,500 プロセッサ 113 制御記憶装置 114 データ記憶装置 129 ホストコンピュータ 130 マイクロフォン 131 スピーカ 600 半導体装置 906 TV−カメラ 907 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安永 守利 茨城県つくば市吾妻4丁目203−408 (72)発明者 小泉 英明 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 岡橋 卓夫 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 中村 信夫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個プロセッサから構成され
    るプロセッサアレイと、記憶手段に格納されたプログラ
    ムに基づいて前記プロセッサアレイを制御する制御装置
    とを含んで成る並列処理型の情報処理装置であって、 前記各プロセッサが他のプロセッサとの間又は制御装置
    との間でデータの授受を可能にする第1のデータ通信手
    段と、前記各プロセッサが前記情報処理装置の外部イン
    タフェース手段との間でデータの授受を可能にする第2
    のデータ通信手段とを有するものであることを特徴とす
    る情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のデータ通信手段は、全てのプ
    ロセッサと前記制御装置に共通接続された第1の出力デ
    ータバス及び第1の入力データバスを有し、第1の出力
    データバスは制御装置が択一的に指定する一つのプロセ
    ッサから出力されるデータを制御装置に伝達し、第1の
    入力データバスは制御装置から前記プロセッサにデータ
    をブロードキャスト転送するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のデータ通信手段は、前記全て
    のプロセッサを前記外部インタフェース手段に共通接続
    する第2の出力データバス及び第2の入力データバスを
    有し、前記第2の出力データバスは制御装置が択一的に
    指定する一つのプロセッサから出力されるデータを前記
    外部インタフェース手段に伝達し、前記第2の入力デー
    タバスは前記外部インタフェース手段から前記プロセッ
    サにデータをブロードキャスト転送するものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記外部インタフェース手段は複数個の
    外部インタフェース端子と、前記外部インタフェース手
    段の内の出力用のインタフェース端子と前記第2の出力
    データバスとの間に配置されたD/A変換器と、前記外
    部インタフェース手段の内の入力用のインタフェース端
    子と前記第2の入力データバスとの間に配置されたA/
    D変換器とを含んで成るものものであることを特徴とす
    る請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記外部インタフェース手段は複数個の
    外部インタフェース端子と、前記制御装置が択一的に指
    定する外部インタフェース端子に前記第2の出力データ
    バスを結合させる出力制御回路と、前記制御装置が択一
    的に指定する外部インタフェース端子に前記第2の入力
    データバスを結合させる入力制御回路とを有して成るも
    のであることを特徴とする特徴とする請求項3に記載の
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記出力制御回路の出力端子と前記外部
    インタフェース端子との間にD/A変換器が配置され、
    前記入力制御回路の入力端子と前記外部インタフェース
    端子との間にA/D変換器が配置されて成るものである
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のデータ通信手段は前記第2の
    出力データバスと第2の入力データバスとを複数対有す
    るものであることを特徴とする請求項3乃至6の何れか
    1項に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のデータ通信手段と第2のデー
    タ通信手段は並列的に動作するものであることを特徴と
    する請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記プロセッサのデータ処理速度は、前
    記第1のデータ通信手段及び前記第2のデータ通信手段
    のデータ転送速度の多倍値であることを特徴とする請求
    項8に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記プロセッサはニューロンを模倣し
    た動作を可能とする演算手段を有し、 前記制御装置は、ニューラルネットワークを模倣した動
    作を前記プロセッサに実行されるためのプログラムを前
    記記憶手段に含み、 前記制御装置は、前記ニューラルネットワークの動作に
    必要なデータを格納するデータ記憶手段を有し、 前記制御装置は、前記記憶手段のプログラムに従って、
    第1の通信手段を介してプロセッサに命令信号をブロー
    ドキャスト転送すると共に、第1の通信手段を介してプ
    ロセッサに前記データ記憶手段のデータ又は選択された
    プロセッサの出力を伝達し、また、第2の通信手段を介
    してプロセッサに前記外部インタフェース手段からのデ
    ータを伝達し、複数のプロセッサを有機的に連結してニ
    ューラルネットワークのモデルを実現するプログラム実
    行制御手段を有するものであることを特徴とする請求項
    1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 相互に同一の複数個のプロセッサから
    構成されるプロセッサアレイを含んで成る並列処理型の
    半導体装置において、 前記各々の各プロセッサは、第1及び第2の外部データ
    入力手段と、前記第1及び第2の外部データ入力手段か
    ら並列的に入力されたデータを演算可能な演算手段と、
    演算手段で演算された演算結果を並列的に出力可能な第
    1及び第2の外部データ出力手段とを有するものである
    ことを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記各々のプロセッサの前記第1の外
    部データ入力手段に共通接続された第1のデータ入力共
    通バスと、前記各々のプロセッサの前記第2の外部デー
    タ入力手段に共通接続された第2のデータ入力共通バス
    と、前記各々のプロセッサの前記第1の外部データ出力
    手段に共通接続された第1のデータ出力共通バスと、前
    記各々のプロセッサの前記第2の外部データ出力手段に
    共通接続された第2のデータ出力共通バスと、半導体装
    置の外部から与えられる制御情報に基づいて前記各プロ
    セッサの中の一つのプロセッサを選択してそれに含まれ
    る第1、第2のデータ出力手段の出力動作を選択する選
    択制御回路とを有し、前記各プロセッサの第1及び第2
    のデータ入力手段は第1及び第2のデータ入力共通バス
    を介して並列的にデータ入力可能にされて成るものであ
    ることを特徴とする請求項11記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の前記半導体装置と
    前記半導体装置のプロセッサを制御する制御装置とを含
    む情報処理装置であって、 前記プロセッサのデータ処理速度を、前記第1及び第2
    のデータ入力共通バスと第1及び第2のデータ出力共通
    バスにおけるデータ転送速度の多倍値にされ、 前記制御装置は、該プロセッサのデータ処理速度に等し
    い間隔をもって、前記第1のデータ入力共通バスと第2
    のデータ入力共通バスとの間のデータ転送サイクルに時
    間差を形成すると共に、前記第1のデータ出力共通バス
    と第2のデータ出力共通バスとの間のデータ転送サイク
    ルに時間差を形成するものであることを特徴とする情報
    処理装置。
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