JPH1173504A - 認証用記録物および真偽判定方法 - Google Patents

認証用記録物および真偽判定方法

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JPH1173504A
JPH1173504A JP9232399A JP23239997A JPH1173504A JP H1173504 A JPH1173504 A JP H1173504A JP 9232399 A JP9232399 A JP 9232399A JP 23239997 A JP23239997 A JP 23239997A JP H1173504 A JPH1173504 A JP H1173504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】認証用画像のすげ替えなどによる偽造、改ざ
ん、あるいは、記憶情報の改ざんなどに対して耐性のあ
る認証用記録物を提供する。 【解決手段】認証用画像であるカード所有者の顔画像が
印刷記録された顔画像部10、および、情報記憶部とし
ての磁気記録部14を有する個人認証用カード1におい
て、顔画像部10の一部分には、あらかじめ定められた
暗号化処理の変数となる個人を特定する暗号キーとして
のバーコード情報が、目視では認識できず、特定の再生
フィルタを通して認識可能なパターンとして顔画像上に
重畳記録された埋込み画像部16が設けられている。ま
た、磁気記録部14には、上記暗号キーを用いて、上記
暗号化処理により暗号化されたパーソナル情報が記録さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、顔画像
や地紋画像などの認証用画像が設けられた個人認証用カ
ードやクレジットカードなどの認証用記録物、および、
この認証用記録物の真偽を判定する真偽判定方法、およ
び、この認証用記録物の使用者の真偽を判定する真偽判
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカードなどのアフタペ
イドカードを利用しての買物、バンクカードによる預金
の引出し、交通システムにおけるプリペイドカードな
ど、カードを利用するシステムが社会に広く普及してい
る。今後は、さらに1枚のカードで複数のシステムを利
用できるものも開発されるものと思われる。
【0003】このようなシステムにおいて、システムの
利用のキーとなるカードが偽造、あるいは、カードの正
当な所有者から不正使用する使用者に、カードの所有者
が改ざんされて不正使用された場合、システム構築者あ
るいは正当なカードの所有者に大きな損害が生じること
がある。あるいは、公的機関の発行するパスポート、運
転免許証など、認証用記録物が偽造あるいは内容の改ざ
んが行なわれた場合、大きな社会問題となる危惧があ
る。
【0004】このように、利用される認証用記録物には
セキュリティが要求される。認証用記録物の偽造を防止
するため、認証用記録物に所有者(使用者)の顔画像あ
るいは特定パターンのホログラムシートなど、一般に入
手しにくい特殊シートを設けて認証用としている。ま
た、特定なパターンによる地肌模様を施したり、特殊な
印刷技術による画像を設け、認証用としている。
【0005】さらに、認証用記録物を用いてシステムを
利用する際、認証用記録物の所有者と使用者とが同一人
か否かを照合するために、一般に、あらかじめ認証用記
録物に記憶させた認証番号と使用者がシステムの端末装
置に入力する認証番号とを照合し、使用者の真偽を判定
している。
【0006】しかし、このような情報が改ざんされると
不正使用が可能となる。また、情報の改ざんにはプリペ
イドカードの残金改ざんなどもある。カードに記憶され
ている情報の改ざん防止についても、磁気カードでは特
殊な磁気記録、あるいは、情報記憶部を磁気記録よりも
改ざんが困難なICメモリ(ICカードなど)にするこ
とにより、セキュリティを向上させることが図られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの対策
に対して、顔画像のすげ替え、特殊シートの不正流用、
コンピュータ、カラースキャナ、カラープリンタの高性
能化による特殊印刷の複写などが行なわれており、その
ため、認証用記録物の偽造に関して、上記の対策は必ず
しも万全ではない。
【0008】また、認証用記録物に記憶されている情報
の改ざんについても、近年、コンピュータの高性能化、
高度な情報解析ソフトの出現など、専門の知識を有する
者が知識と設備を駆使すれば、ICメモリ内の情報の読
出し、メモリへの書込みが近い将来可能となると思われ
る。
【0009】たとえば、認証用画像が正当な所有者の顔
画像から不正使用者の顔画像にすげ替えられても、不正
使用者の顔と認証用記録物の顔画像とが一致するため、
認証用記録物の不正使用と認識できない恐れがある。
【0010】そこで、本発明は、認証用画像のすげ替え
などによる偽造、改ざん、あるいは、記憶情報の改ざん
などに対して耐性のある認証用記録物を提供することを
目的とする。
【0011】また、本発明は、認証用記録物の認証用画
像などが偽造、改ざんされた場合でも、認証用記録物の
真偽判定が可能となる真偽判定方法を提供することを目
的とする。
【0012】また、本発明は、認証用記録物の認証用画
像などが偽造、改ざんされた場合でも、認証用記録物の
正当な所有者と使用者の真偽判定を行なうことができる
真偽判定方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の認証用記録物
は、認証用画像を記録した認証用記録物であって、前記
認証用画像上に、あらかじめ定められた暗号化処理の変
数となる暗号キーを、目視では認識不可能で、かつ、定
められた特定の方法により認識可能なパターンとして重
畳記録してなることを特徴とする。
【0014】また、本発明の認証用記録物は、認証用画
像が記録され、かつ、情報記憶部を有する認証用記録物
であって、前記認証用画像上に、あらかじめ定められた
暗号化処理の変数となる暗号キーを、目視では認識不可
能で、かつ、定められた特定の方法により認識可能なパ
ターンとして重畳記録するとともに、前記暗号キーを用
いて前記暗号化処理により暗号化された暗号化情報を前
記情報記憶部に記憶してなることを特徴とする。
【0015】また、本発明の真偽判定方法は、認証用画
像が記録され、かつ、情報記憶部を有する認証用記録物
の真偽を判定する真偽判定方法であって、前記認証用記
録物を発行する際に、前記認証用画像上に、あらかじめ
定められた暗号化処理の変数となる暗号キーを、目視で
は認識不可能で、かつ、定められた特定の方法により認
識可能なパターンとして重畳記録するとともに、前記暗
号キーを用いて前記暗号化処理により暗号化された暗号
化情報を前記情報記憶部に記憶しておき、前記認証用記
録物が使用される際に、前記認証用画像上に重畳記録さ
れた前記暗号キーを前記特定の方法により読取るととも
に、前記情報記憶部から前記暗号化情報を読出し、この
読出した暗号化情報を前記読取った暗号キーを用いて前
記暗号化処理により復号化し、この復号化の可否により
前記認証用記録物の真偽を判定することを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の真偽判定方法は、認証用
画像を記録した認証用記録物の使用者の真偽を判定する
真偽判定方法であって、前記認証用記録物を発行する際
に、前記認証用画像上に、あらかじめ定められた暗号化
処理の変数となる暗号キーを、目視では認識不可能で、
かつ、定められた特定の方法により認識可能なパターン
として重畳記録しておき、前記認証用記録物が使用され
る際に、前記認証用画像上に重畳記録された前記暗号キ
ーを前記特定の方法により読取り、この読取った暗号キ
ーと前記使用者により申請された暗号キーとを照合する
ことにより、前記認証用記録物の使用者の真偽を判定す
ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係る認証用記録物としての個人認証用カード
(証明書磁気カード)を模式的に示したものである。図
1において、個人認証用カード1の一方の面(表面)に
は、認証用画像であるカード所有者の顔画像が印刷記録
された顔画像部10、カード所有者の氏名11、カード
有効期限13などが設けられている。個人認証用カード
1の他方の面(裏面)には、情報記憶部としてのストラ
イプ状の磁気記録部14、カード発行会社名15などが
設けられている。
【0018】そして、顔画像部10の一部分には、後述
する暗号キーである2進数表示の数字を示すバーコード
情報が、目視では認識できず、後述する再生フィルタを
通して認識可能なパターンとして顔画像上に重畳記録さ
れた埋込み画像部16が設けられている。
【0019】なお、認証用画像としては、上記顔画像の
他に、たとえば、特定模様の地肌模様、ロゴマーク、認
証用記録物の発行元名称など、認証用記録物を特徴付け
る画像、文字、パターンを用いることができる。
【0020】次に、暗号キーについて説明する。暗号キ
ーは、あらかじめ定められた暗号化処理の変数を示して
おり、たとえば、認証用記録物の登録番号、個人のID
(識別)番号、グループ別に与えられた番号、管理区域
別に与えられた番号などを用いることができる。
【0021】暗号キーを用いて、有効期限、有効範囲な
どの制限条件、所有者の履歴、使用可能な金額などの情
報を以下の例に示すような方法で暗号化処理を行なう。
たとえば、情報を8桁ごとに区切り、同じ8桁の2進数
で除し、余りを暗号化された情報とする。これを次式で
示す。
【0022】b=a(mode n) bはaをnで除したときの剰余を示す。aは情報を8桁
ごとに区切ったときの1つの区切りであり、bが暗号キ
ーとなる。暗号キーは、2進数表示の数値で表わされ
る。埋込み画像部16に埋込むパターンとしては、数字
あるいはこれを変換したバーコード、2次元コードなど
のコードパターンが用いられる。
【0023】埋込み画像部16に記録された暗号キーの
パターンは、たとえば、図2に模式的に示したように、
上向きの矢印(↑)で示す第1の格子21と、下向きの
矢印(↓)で示す第2の格子22との組合わせからなる
色差格子パターンによって構成されている。
【0024】図3(a)(b)は、第1の格子21およ
び第2の格子22を詳細に示すものであり、いずれも上
半分と下半分とに分かれている。図3(a)に示す第1
の格子21では、上半分は青色成分が顔画像部10に加
算され、その分だけ赤色成分が減じられて明るさの変化
がないように構成され、下半分では逆に、顔画像部10
に赤色成分が加算され、その分だけ青色成分が減じられ
る。
【0025】図3(b)に示す第2の格子22では、第
1の格子21とは逆に、上半分は赤色成分が顔画像部1
0に加算され、その分だけ青色成分が減じられて明るさ
の変化がないように構成され、下半分では逆に、顔画像
部10に青色成分が加算され、その分だけ赤色成分が減
じられる。これら第1および第2の格子21,22を色
差格子パターンという。
【0026】次に、顔画像部10に暗号キーのパターン
を重畳記録するための処理について説明する。図4に重
畳記録するための画像記録装置の構成を概略的に示して
いる。この画像記録装置は、画像出力部40、暗号キー
発生部41、バーコード生成部42、色差格子変調部4
3、加算器44、および、顔画像部印刷部45によって
構成されている。
【0027】すなわち、画像出力部40から記録する顔
画像情報の色成分量Co(シアン)、Mo(マゼン
タ)、Yo(イエロウ)を出力し、それを加算器44に
送る。また、暗号キー発生部41から暗号キー情報を発
生する。発生された暗号キー情報はバーコード生成部4
2に入力され、ここでバーコード情報に変換される。変
換されたバーコード情報は色差格子変調部43に入力さ
れる。色差格子変調部43での処理を以下に説明する。
【0028】顔画像部10の顔画像を形成する色成分を
シアン、マゼンタ、イエロウとし、これらの色成分の量
を指定する色成分量信号Co(シアン)、Mo(マゼン
タ)、Yo(イエロウ)とすると、第1および第2の格
子21,22の部分では、顔画像部10に対して埋込み
画像部16のパターン情報に応じて下記式にしたがっ
て、それぞれ±αc,±αm,±αyが加算されること
により、色差格子パターンが変調される。
【0029】 C′=Mo±αc M′=Mo±αm Y′=Yo±αy ただし、±αc,±αm,±αyの加算によって、輝度
I=(±αc)+(±αm)+(±αy)は変化せず、
色差のみが変化するようにすることが望ましい。また、
第1の格子21および第2の格子22は、それぞれ平均
色度(上半分と下半分との平均色度)に差がないよう
に、すなわち、第1の格子21と第2の格子22との間
の色差がほぼ「0」となるように構成されている。α
c,αm,αyの前に付けられた±の符号は、重畳記録
するパターンに応じて選択される。
【0030】このようにして、色差格子パターンが暗号
キーに対応するパターン情報によって変調され、この変
調された色差格子パターンが元の色成分量信号Co,M
o,Yoに加算され、加算後の色信号量信号C′,
M′,Y′が顔画像部印刷部45に供給される。顔画像
部印刷部45は、これらの記録信号にしたがって顔画像
部10の顔画像を印刷するとともに、埋込み画像部16
に暗号キーのパターンを重畳記録する。
【0031】上記のように、±αc,±αm,±αyの
加算によって格子内での輝度変化がないか、もしくは小
さく、さらに、第1および第2の格子21,22間の色
差がほぼ「0」となるように設定されているので、埋込
み画像部16内の格子と画像はほとんど視認できない。
【0032】次に、重畳記録された埋込み画像部16の
画像の再生について説明する。重畳記録された画像の上
に、たとえば、図5に示すような再生フィルタ50を重
ね合わせることにより、埋込まれた画像を認識すること
ができる。
【0033】図5に示す再生フィルタ50は、図3
(a)に示した第1の格子21と同様に、上半分が青色
フィルタで下半分が赤色フィルタの格子をマトリクス状
に配列した色差格子フィルタによって構成される。埋込
み画像部16を再生フィルタ50を通して観察される状
態を模式的に図6に示す。再生フィルタ50を埋込み画
像部16上に重ねると、埋込み画像部16のバーコード
情報部に対応する画素60は第1の格子21から構成さ
れているため、青色成分が加算された部分に赤色フィル
タが重なることになり、青色および赤色がそれぞれ二重
に重なった明るさとなる。
【0034】一方、埋込み画像部16の背景部に対応す
る画素61は、第2の格子22から構成されているた
め、青色成分が加算された部分に赤色フィルタが重な
り、赤色成分が加算された部分に青色フィルタが重なる
ことになり、バーコード情報部よりも暗くなる。この結
果、バーコード情報部と背景部とで明るさが異なること
により、重畳記録された暗号キーであるバーコード情報
が見えるようになる。
【0035】なお、再生フィルタ50としては、図3
(b)に示した第2の格子22で構成される格子フィル
タを用いてもよい。この場合には、バーコード情報部は
暗く、背景部はより明るくなり、同様に視認が可能とな
る。
【0036】このように、認証用画像上にあらかじめ定
められた暗号化処理の変数となる個人を特定する暗号キ
ーを、目視では認識不可能で、かつ、定められた特定の
方法により認識可能なパターンとして重畳記録してなる
個人認証用カードが得られる。したがって、顔画像部が
改ざんされた場合に対しても通常の状態では視認できな
い埋込み画像の有無により個人認証用カードの真偽判定
が可能である。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態に係る認
証用記録物としての個人認証用カードについて説明す
る。図7は、顔画像部10に暗号キーのパターンを重畳
記録するとともに、上記暗号キーを用いて、あらかじめ
定められた暗号化処理により暗号化されたパーソナル情
報を磁気情報として磁気記録部14に記録するための画
像記録装置の構成を概略的に示している。この画像記録
装置は、暗号キー生成部70、バーコード生成部71、
画像出力部72、色差格子変調部73、加算器74、顔
画像部印刷部75、パーソナル情報発生部76、暗号化
処理部77、および、磁気書込部78によって構成され
ている。
【0038】なお、本実施の形態に係る個人認証用カー
ドの構成は図1に示したものと同様である。したがっ
て、以下の説明の中で図1と同機能のものは同じ符号を
用いるものとする。
【0039】また、本実施の形態に係る個人認証用カー
ドでは、カードの登録番号が暗号キーとして用いられ
る。この登録番号は、カードの申請者に対して申請ごと
に与えられる特定の情報である。
【0040】まず、暗号キーが重畳記録された顔画像部
10を設ける処理について、図8に示すフローチャート
を参照して説明する。暗号キーとなる8桁の登録番号を
発生し(S1)、暗号キー生成部70に出力される。暗
号キー生成部70では、これを2進数に変換し、あらか
じめ定めた8桁の2進数に加えて得られた2進数を暗号
キー情報とする(S2)。これを次式で示す。
【0041】b=a+n nは登録番号の2進数で、aはあらかじめ定めた数値で
あり、bが暗号キーとなる。
【0042】暗号キー生成部70からの暗号キー情報
は、バーコード生成部71に出力される。バーコード生
成部71では、暗号キー情報がバーコード情報に変換さ
れ(S3)、色差格子変調部73に出力される。色差格
子変調部73では、図2(a)および(b)に示した第
1および第2の格子21,22が読出され(S4)、先
に説明したように、バーコード情報によって色差格子パ
ターンを変調して、±αc,±αm,±αyの信号に変
換する処理を行なう(S5)。
【0043】色差格子変調部73で変調された色差格子
パターンは加算器74に入力される。また、画像出力部
72から顔画像情報が出力され、加算器74に送られる
(S6)。加算器74では、画像出力部72からの顔画
像情報の各色成分の量を指定する色成分量信号Co(シ
アン)、Mo(マゼンタ)、Yo(イエロウ)と、色差
格子変調部73からの±αc,±αm,±αyの各信号
とを加算して(S7)、前記式に示した色成分量信号
(各色記録情報)C′,M′,Y′をそれぞれ生成する
(S8)。
【0044】以上の処理については、前述した第1の実
施の形態の処理と同じであるので詳しい説明を省略す
る。加算器74から出力される記録情報は、顔画像部印
刷部75に出力される。顔画像部印刷部75では、これ
らの記録信号にしたがって顔画像部10の顔画像を印刷
するとともに、埋込み画像部16に暗号キーのパターン
を重畳記録する(S9)。
【0045】上記のように、±αc,±αm,±αyの
加算によって格子内での輝度変化がないか、もしくは小
さく、さらに、第1および第2の格子21,22間の色
差がほぼ「0」となるように設定されているので、埋込
み画像部16内の格子と画像はほとんど視認できない。
【0046】次に、磁気記録部14への書込み処理につ
いて、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
ここでは、パーソナル情報発生部76からカード発行の
申請人の氏名、有効期間が暗号化処理部77に出力され
る(S10)。また、暗号キー生成部70からは、先に
述べた暗号キー情報が暗号化処理部77に出力される。
暗号化処理部77では、所定の処理により暗号キー情報
を用いて氏名情報、有効期間情報の暗号化が行なわれ、
暗号化情報が生成される(S11)。
【0047】暗号化処理部77からの暗号化情報は磁気
書込部78に送られ、磁気記録部14へ書込まれる(S
12)。磁気記録部14へ書込まれた情報は、磁気読取
部(図示せず)で読取られ、正しく書込まれたか否かの
チェックが行なわれる(S13)。
【0048】このように、認証用画像上にあらかじめ定
められた暗号化処理の変数となる個人を特定する暗号キ
ーを、目視では認識不可能で、かつ、定められた特定の
方法により認識可能なパターンとして重畳記録するとと
もに、上記暗号キーを用いて、あらかじめ定められた暗
号化処理により暗号化されたパーソナル情報を磁気記録
部に記録してなる個人認証用カードが得られる。
【0049】したがって、顔画像部が改ざんされた場合
に対しても、通常の状態では視認できない埋込み画像の
有無により個人認証用カードの真偽判定が可能であり、
さらに、埋込み画像が偽造された場合でも、磁気記録部
に書込まれたパーソナル情報の真偽で個人認証用カード
の真偽判定が可能となる。
【0050】次に、本発明の第3の実施の形態に係る認
証用画像を記録した個人認証用カードの真偽を判定する
真偽判定方法について説明する。図9は、顔画像部10
に重畳記録された暗号キーを特定の方法により読取り、
磁気記録部14から読出した暗号化処理されたパーソナ
ル情報を、上記読取られた暗号キーを用いてあらかじめ
定められた暗号化処理により復号して、復号の可否によ
り個人認証用カードの真偽を判定する真偽判定装置の構
成を概略的に示している。この真偽判定装置は、赤色発
光ダイオード100,101、光センサ102,10
3、マスク104,105、埋込み画像抽出部106、
暗号キー復元部107、磁気ヘッド108、磁気読取部
109、復号化処理部110、および、復号化判定部1
11によって構成されている。
【0051】なお、本実施の形態に係る個人認証用カー
ドの構成は図1に示したものと同様である。したがっ
て、以下の説明の中で図1と同機能のものは同じ符号を
用いるものとする。
【0052】また、本実施の形態に係る個人認証用カー
ドでは、カードの登録番号が暗号キーとして用いられ
る。この登録番号は、カードの申請者に対して申請ごと
に与えられる特定の情報である。
【0053】また、暗号キーが重畳記録された顔画像部
10を設ける処理は、前述した第2の実施の形態と同様
であるので説明は省略する。次に、個人認証用カードが
使用される際の個人認証用カードの真偽判定処理につい
て、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
個人認証用カード1は、図示しない搬送手段により図示
矢印方向に搬送される。搬送される個人認証用カード1
は、赤色発光ダイオード100,101により顔画像部
10が照明され、その反射光は光センサ102,103
により検出される。
【0054】このとき、赤色発光ダイオード100,1
01の光軸上に、個人認証用カード1に極めて近接して
図3(a)(b)に示した格子21,22を選択するた
めのマスク104,105が配設されている。図11
(a)(b)は、マスク104,105の一例を模式的
に示したもので、図11(a)はマスク104を示し、
図11(b)はマスク105を示しており、斜線部分は
遮光部である。
【0055】顔画像部10の中の埋込み画像部16がマ
スク104の下を通過するときには、埋込み画像部16
の格子21,22の上半分に相当する部分が選択的に読
取られ、また、マスク105の下を通過するときには、
埋込み画像部16の格子21,22の下半分に相当する
部分が選択的に読取られる。
【0056】埋込み画像部16のうち、図3(a)の格
子21のパターン、上半分は青色が加算され、下半分は
赤色が加算されている青/赤色パターンの部分が読取ら
れる場合を考えると、マスク104を介しての光センサ
102の出力は、青色パターンが赤色光で照明された反
射光を受光するので小さな値となる。次に、同じ青/赤
色パターンがマスク105を介して読取られる場合は、
赤色光で照明された赤色パターンの反射光を読取るの
で、光センサ103の出力は大きな値となる。
【0057】一方、埋込み画像部16のうち、図3
(b)の格子22のパターン、上半分は赤色が加算さ
れ、下半分は青色が加算されている赤/青色パターンの
部分が読取られる場合を考えると、先の場合と逆にな
り、マスク104を介しての光センサ102の出力は大
きな値となる。次に、同じ青/赤色パターンがマスク1
05を介して読取られる場合は、光センサ103の出力
は小さな値となる。
【0058】埋込み画像抽出部106では、入力された
同じ部分に関する光センサ102,103の出力を比較
することにより、埋込み画像部16の読取り対象パター
ンが図3(a)の青/赤色パターンであるか、図3
(b)の赤/青色パターンであるかの識別を行ない、埋
込まれたバーコードパターンを抽出する(S21)。読
取られたバーコード情報は暗号キー復元部107に送ら
れる。暗号キー復元部107では、あらかじめ用意され
ている先の暗号キー/バーコード情報化の逆処理を行な
うことにより、暗号キーを復元する(S22)。
【0059】一方、個人認証用カード1の磁気記録部1
4に記録されているパーソナル情報の暗号化情報が、磁
気ヘッド108、磁気読取部109によって読取られ
(S23)、復号化処理部110に送られる。復号化処
理部110では、暗号キー復元部107からの暗号キ
ー、あらかじめ設定されている値と暗号処理に用いた式
を用いて復号化処理を行なう(S24)。
【0060】復号化処理された情報は復号化判定部11
1に送られる。復号化判定部111では、復号化された
情報が有意なものであるか否かを判定する(S25)。
この判定の結果、有意なもの(GOOD)と判定された
場合は、個人認証用カード1は正しいものであり、有意
でない(NG)と判定された場合は偽りのカードと判定
される。
【0061】このような真偽判定方法によれば、顔画像
部10が改ざんされた場合に対しても、埋込み画像が抽
出されないことにより認証用カード1の真偽判定が可能
であり、埋込み画像が偽造された場合でも、磁気記録部
14に書込まれたパーソナル情報の真偽で個人認証用カ
ード1の真偽判定が可能となる。
【0062】次に、本発明の第4の実施の形態に係る認
証用画像を記録した個人認証用カードの使用者の真偽を
判定する真偽判定方法について説明する。図12は、個
人認証用カードが使用される際に、顔画像部10に重畳
記録された暗号キーを特定の方法により読取り、この読
取った暗号キーと、使用者により申請された暗号キーと
を照合することにより、個人認証用カードの使用者の真
偽を判定する真偽判定装置の構成を概略的に示してい
る。この真偽判定装置は、赤色発光ダイオード100,
101、光センサ102,103、マスク104,10
5、埋込み画像抽出部106、暗号キー復元部107、
復号キー照合部112、および、暗号キー入力部113
によって構成されている。
【0063】なお、本実施の形態に係る個人認証用カー
ドの構成は図1に示したものと同様である。したがっ
て、以下の説明の中で図1と同機能のものは同じ符号を
用いるものとする。
【0064】また、本実施の形態に係る個人認証用カー
ドでは、カードの登録番号が暗号キーとして用いられ
る。この登録番号は、カードの申請者に対して申請ごと
に与えられる特定の情報である。
【0065】また、暗号キーが重畳記録された顔画像部
10を設ける処理は、前述した第2の実施の形態と同様
であるので説明は省略する。次に、個人認証用カードが
使用される際の使用者の真偽判定処理について、図13
に示すフローチャートを参照して説明する。個人認証用
カード1は、図示しない搬送手段により図示矢印方向に
搬送される。搬送される個人認証用カード1は、赤色発
光ダイオード100,101により顔画像部10が照明
され、その反射光は光センサ102,103により検出
される。
【0066】このとき、赤色発光ダイオード100,1
01の光軸上に、個人認証用カード1に極めて近接して
図3(a)(b)に示した格子21,22を選択するた
めのマスク104,105が配設されている。
【0067】顔画像部10の中の埋込み画像部16がマ
スク104の下を通過するときには、埋込み画像部16
の格子21,22の上半分に相当する部分が選択的に読
取られ、また、マスク105の下を通過するときには、
埋込み画像部16の格子21,22の下半分に相当する
部分が選択的に読取られる。
【0068】埋込み画像部16のうち、図3(a)の格
子21のパターン、上半分は青色が加算され、下半分は
赤色が加算されている青/赤色パターンの部分が読取ら
れる場合を考えると、マスク104を介しての光センサ
102の出力は、青色パターンが赤色光で照明された反
射光を受光するので小さな値となる。次に、同じ青/赤
色パターンがマスク105を介して読取られる場合は、
赤色光で照明された赤色パターンの反射光を読取るの
で、光センサ103の出力は大きな値となる。
【0069】一方、埋込み画像部16のうち、図3
(b)の格子22のパターン、上半分は赤色が加算さ
れ、下半分は青色が加算されている赤/青色パターンの
部分が読取られる場合を考えると、先の場合と逆にな
り、マスク104を介しての光センサ102の出力は大
きな値となる。次に、同じ青/赤色パターンがマスク1
05を介して読取られる場合は、光センサ103の出力
は小さな値となる。
【0070】埋込み画像抽出部106では、入力された
同じ部分に関する光センサ102,103の出力を比較
することにより、埋込み画像部16の読取り対象パター
ンが図3(a)の青/赤色パターンであるか、図3
(b)の赤/青色パターンであるかの識別を行ない、埋
込まれたバーコードパターンを抽出する(S31)。読
取られたバーコード情報は暗号キー復元部107に送ら
れる。暗号キー復元部107では、あらかじめ用意され
ている先の暗号キー/バーコード情報化の逆処理を行な
うことにより、暗号キーを復元する(S32)。復元さ
れた暗号キーは暗号キー照合部112に送られる。
【0071】一方、暗号キー入力部113から、個人認
証用カード1を使用しようとする人により暗号キーが入
力される(S33)。入力された暗号キーは暗号キー照
合部112に送られる。暗号キー照合部112では、個
人認証用カード1から復元された暗号キーとカード使用
者によって入力された暗号キーとの照合を行なう(S3
4)。この照合の結果、両者が合致する(GOOD)と
判定された場合は、使用者は個人認証用カード1の所有
者と一致しており、両者が合致しない(NG)場合は、
不当な使用者と判定される。
【0072】このような真偽判定方法によれば、正当な
暗号キーおよび暗号化処理の方法がわからない限り、個
人認証用カード1の磁気記録部14の磁気情報から対象
となる暗号キーを探すことができず、不当な使用者が入
力する暗号キーが正しい暗号キーと合致する確率は極め
て低くなる。
【0073】したがって、個人認証用カード1の認証用
画像などが偽造、改ざんされた場合でも、個人認証用カ
ード1の正当な所有者と使用者の真偽判定を行なうこと
ができる。
【0074】なお、前記実施の形態では、磁気記録部を
情報記憶部として持つ磁気カード式の個人認証用カード
を例に示したが、ICメモリを情報記憶部とするICカ
ード式の個人認証用カードにも、本発明が適用されるこ
とは勿論である。また、個人認証用カードに限らず、た
とえば、クレジットカードやバンクカードなどの認証用
記録物にも同様に適用可能である。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、認
証用画像のすげ替えなどによる偽造、改ざん、あるい
は、記憶情報の改ざんなどに対して耐性のある認証用記
録物を提供できる。
【0076】また、本発明によれば、認証用記録物の認
証用画像などが偽造、改ざんされた場合でも、認証用記
録物の真偽判定が可能となる真偽判定方法を提供でき
る。また、本発明によれば、認証用記録物の認証用画像
などが偽造、改ざんされた場合でも、認証用記録物の正
当な所有者と使用者の真偽判定を行なうことができる真
偽判定方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る個人認証用カ
ードを模式的に示すもので、(a)図は表面図、(b)
図は裏面図。
【図2】図1中の視認できない埋込み画像部の詳細を模
式的に示す図。
【図3】図2中の格子を拡大して示す図。
【図4】顔画像に暗号キーを重畳記録する画像記録装置
の要部構成を概略的に示すブロック図。
【図5】再生フィルタを模式的に示す図。
【図6】再生フィルタにより埋込み画像部に記録された
バーコード情報を再現した状態を模式的に示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る個人認証用カ
ードを処理する画像記録装置の要部構成を概略的に示す
ブロック図。
【図8】図7に示した画像記録装置の処理を説明するフ
ローチャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る真偽判定方法
を説明する真偽判定装置の要部構成を概略的に示すブロ
ック図。
【図10】図9に示した真偽判定装置の処理を説明する
フローチャート。
【図11】図9における2つのマスクの構成を模式的に
示す図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る真偽判定方
法を説明する真偽判定装置の要部構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図13】図12に示した真偽判定装置の処理を説明す
るフローチャート。
【符号の説明】
1……個人認証用カード(認証用記録物)、10……認
証用画像であるカード所有者の顔画像が記録された顔画
像部、14……磁気記録部(情報記憶部)、16……暗
号キーが重畳記録された埋込み画像部、21……第1の
格子、22……第2の格子、40,72……画像出力
部、41……暗号キー発生部、42,71……バーコー
ド生成部、43,73……色差格子変調部、44,74
……加算器、45,75……顔画像部印刷部、50……
再生フィルタ、70……暗号キー生成部、76……パー
ソナル情報発生部、77……暗号化処理部、78……磁
気書込部、106……埋込み画像抽出部、107……暗
号キー復元部、109……磁気読取部、110……復号
化処理部、111……復号化判定部、112……暗号キ
ー照合部、113……暗号キー入力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 9/00 673D

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認証用画像を記録した認証用記録物であ
    って、 前記認証用画像上に、あらかじめ定められた暗号化処理
    の変数となる暗号キーを、目視では認識不可能で、か
    つ、定められた特定の方法により認識可能なパターンと
    して重畳記録してなることを特徴とする認証用記録物。
  2. 【請求項2】 認証用画像が記録され、かつ、情報記憶
    部を有する認証用記録物であって、 前記認証用画像上に、あらかじめ定められた暗号化処理
    の変数となる暗号キーを、目視では認識不可能で、か
    つ、定められた特定の方法により認識可能なパターンと
    して重畳記録するとともに、 前記暗号キーを用いて前記暗号化処理により暗号化され
    た暗号化情報を前記情報記憶部に記憶してなることを特
    徴とする認証用記録物。
  3. 【請求項3】 前記情報記憶部は、前記暗号化情報を磁
    気情報として記録する磁気記録部、あるいは、前記暗号
    化情報を電子情報として記憶する集積回路化メモリであ
    ることを特徴とする請求項2記載の認証用記録物。
  4. 【請求項4】 前記暗号キーによって色差格子パターン
    を変調し、この変調された色差格子パターンを前記認証
    用画像上に重畳記録することを特徴とする請求項1また
    は2記載の認証用記録物。
  5. 【請求項5】 前記暗号キーを2進数のバーコード情報
    に変換し、この変換されたバーコード情報によって色差
    格子パターンを変調し、この変調された色差格子パター
    ンを前記認証用画像上に重畳記録することを特徴とする
    請求項1または2記載の認証用記録物。
  6. 【請求項6】 前記認証用画像は個人を認証するための
    顔画像であることを特徴とする請求項1または2記載の
    認証用記録物。
  7. 【請求項7】 前記暗号キーはあらかじめ定められた暗
    号化処理の変数となる個人を特定するデータであること
    を特徴とする請求項1または2記載の認証用記録物。
  8. 【請求項8】 認証用画像が記録され、かつ、情報記憶
    部を有する認証用記録物の真偽を判定する真偽判定方法
    であって、 前記認証用記録物を発行する際に、前記認証用画像上
    に、あらかじめ定められた暗号化処理の変数となる暗号
    キーを、目視では認識不可能で、かつ、定められた特定
    の方法により認識可能なパターンとして重畳記録すると
    ともに、 前記暗号キーを用いて前記暗号化処理により暗号化され
    た暗号化情報を前記情報記憶部に記憶しておき、 前記認証用記録物が使用される際に、前記認証用画像上
    に重畳記録された前記暗号キーを前記特定の方法により
    読取るとともに、前記情報記憶部から前記暗号化情報を
    読出し、 この読出した暗号化情報を前記読取った暗号キーを用い
    て前記暗号化処理により復号化し、 この復号化の可否により前記認証用記録物の真偽を判定
    することを特徴とする真偽判定方法。
  9. 【請求項9】 前記情報記憶部は、前記暗号化情報を磁
    気情報として記録する磁気記録部、あるいは、前記暗号
    化情報を電子情報として記憶する集積回路化メモリであ
    ることを特徴とする請求項8記載の認証用記録物。
  10. 【請求項10】 認証用画像を記録した認証用記録物の
    使用者の真偽を判定する真偽判定方法であって、 前記認証用記録物を発行する際に、前記認証用画像上
    に、あらかじめ定められた暗号化処理の変数となる暗号
    キーを、目視では認識不可能で、かつ、定められた特定
    の方法により認識可能なパターンとして重畳記録してお
    き、 前記認証用記録物が使用される際に、前記認証用画像上
    に重畳記録された前記暗号キーを前記特定の方法により
    読取り、この読取った暗号キーと前記使用者により申請
    された暗号キーとを照合することにより、前記認証用記
    録物の使用者の真偽を判定することを特徴とする真偽判
    定方法。
  11. 【請求項11】 前記暗号キーによって色差格子パター
    ンを変調し、この変調された色差格子パターンを前記認
    証用画像上に重畳記録することを特徴とする請求項8ま
    たは10記載の真偽判定方法。
  12. 【請求項12】 前記暗号キーを2進数のバーコード情
    報に変換し、この変換されたバーコード情報によって色
    差格子パターンを変調し、この変調された色差格子パタ
    ーンを前記認証用画像上に重畳記録することを特徴とす
    る請求項8または10記載の真偽判定方法。
  13. 【請求項13】 前記認証用画像は個人を認証するため
    の顔画像であることを特徴とする請求項8または10記
    載の真偽判定方法。
  14. 【請求項14】 前記暗号キーはあらかじめ定められた
    暗号化処理の変数となる個人を特定する情報であること
    を特徴とする請求項8または10記載の真偽判定方法。
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