JP4034383B2 - 真偽判定装置および真偽判定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、顔画像や地紋画像などの認証用画像が設けられた個人認証用カードやクレジットカードなどの認証用記録物の使用者の真偽を判定する真偽判定装置および真偽判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、クレジットカードなどのアフタペイドカードを利用しての買物、バンクカードによる預金の引出し、交通システムにおけるプリペイドカードなど、カードを利用するシステムが社会に広く普及している。今後は、さらに1枚のカードで複数のシステムを利用できるものも開発されるものと思われる。
【0003】
このようなシステムにおいて、システムの利用のキーとなるカードが偽造、あるいは、カードの正当な所有者から不正使用する使用者に、カードの所有者が改ざんされて不正使用された場合、システム構築者あるいは正当なカードの所有者に大きな損害が生じることがある。あるいは、公的機関の発行するパスポート、運転免許証など、認証用記録物が偽造あるいは内容の改ざんが行なわれた場合、大きな社会問題となる危惧がある。
【0004】
このように、利用される認証用記録物にはセキュリティが要求される。認証用記録物の偽造を防止するため、認証用記録物に所有者(使用者)の顔画像あるいは特定パターンのホログラムシートなど、一般に入手しにくい特殊シートを設けて認証用としている。また、特定なパターンによる地肌模様を施したり、特殊な印刷技術による画像を設け、認証用としている。
【0005】
さらに、認証用記録物を用いてシステムを利用する際、認証用記録物の所有者と使用者とが同一人か否かを照合するために、一般に、あらかじめ認証用記録物に記憶させた認証番号と使用者がシステムの端末装置に入力する認証番号とを照合し、使用者の真偽を判定している。
【0006】
しかし、このような情報が改ざんされると不正使用が可能となる。また、情報の改ざんにはプリペイドカードの残金改ざんなどもある。カードに記憶されている情報の改ざん防止についても、磁気カードでは特殊な磁気記録、あるいは、情報記憶部を磁気記録よりも改ざんが困難なICメモリ(ICカードなど)にすることにより、セキュリティを向上させることが図られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの対策に対して、顔画像のすげ替え、特殊シートの不正流用、コンピュータ、カラースキャナ、カラープリンタの高性能化による特殊印刷の複写などが行なわれており、そのため、認証用記録物の偽造に関して、上記の対策は必ずしも万全ではない。
【0008】
また、認証用記録物に記憶されている情報の改ざんについても、近年、コンピュータの高性能化、高度な情報解析ソフトの出現など、専門の知識を有する者が知識と設備を駆使すれば、ICメモリ内の情報の読出し、メモリへの書込みが近い将来可能となると思われる。
【0009】
たとえば、認証用画像が正当な所有者の顔画像から不正使用者の顔画像にすげ替えられても、不正使用者の顔と認証用記録物の顔画像とが一致するため、認証用記録物の不正使用と認識できない恐れがある。
【0010】
そこで、本発明は、認証用記録物の認証用画像などが偽造、改ざんされた場合でも、認証用記録物の正当な所有者と使用者の真偽判定を行なうことができる真偽判定装置および真偽判定方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の真偽判定装置は、認証用画像が記録され、かつ、この認証用画像の上にあらかじめ定められた暗号化処理の変数となる暗号キーが目視では認識不可能で、定められた特定の方法により認識可能なパターンとして重畳記録されている認証用記録物の使用者の真偽を判定する真偽判定装置であって、前記認証用記録物が使用される際に、当該認証用記録物の前記認証用画像の上に重畳記録された前記パターンを前記特定の方法により読取る読取手段と、この読取手段により読取られたパターンから前記暗号キーを復元する暗号キー復元手段と、この暗号キー復元手段により復元された暗号キーと前記使用者により申請された暗号キーとを照合することにより両暗号キー間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段とを具備している。
【0014】
また、本発明の真偽判定方法は、認証用画像が記録され、かつ、この認証用画像の上にあらかじめ定められた暗号化処理の変数となる暗号キーが目視では認識不可能で、定められた特定の方法により認識可能なパターンとして重畳記録されている認証用記録物の使用者の真偽を判定する真偽判定方法であって、前記認証用記録物が使用される際に、当該認証用記録物の前記認証用画像の上に重畳記録された前記パターンを前記特定の方法を用いた読取手段により読取る読取工程と、この読取工程により読取られたパターンから前記暗号キーを暗号キー復元手段により復元する暗号キー復元工程と、この暗号キー復元工程により復元された暗号キーと前記使用者により申請された暗号キーとを照合手段により照合することにより両暗号キー間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合工程とを具備している。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る認証用記録物としての個人認証用カード(証明書磁気カード)を模式的に示したものである。図1において、個人認証用カード1の一方の面(表面)には、認証用画像であるカード所有者の顔画像が印刷記録された顔画像部10、カード所有者の氏名11、カード有効期限13などが設けられている。個人認証用カード1の他方の面(裏面)には、情報記憶部としてのストライプ状の磁気記録部14、カード発行会社名15などが設けられている。
【0018】
そして、顔画像部10の一部分には、後述する暗号キーである2進数表示の数字を示すバーコード情報が、目視では認識できず、後述する再生フィルタを通して認識可能なパターンとして顔画像上に重畳記録された埋込み画像部16が設けられている。
【0019】
なお、認証用画像としては、上記顔画像の他に、たとえば、特定模様の地肌模様、ロゴマーク、認証用記録物の発行元名称など、認証用記録物を特徴付ける画像、文字、パターンを用いることができる。
【0020】
次に、暗号キーについて説明する。暗号キーは、あらかじめ定められた暗号化処理の変数を示しており、たとえば、認証用記録物の登録番号、個人のID(識別)番号、グループ別に与えられた番号、管理区域別に与えられた番号などを用いることができる。
【0021】
暗号キーを用いて、有効期限、有効範囲などの制限条件、所有者の履歴、使用可能な金額などの情報を以下の例に示すような方法で暗号化処理を行なう。たとえば、情報を8桁ごとに区切り、同じ8桁の2進数で除し、余りを暗号化された情報とする。これを次式で示す。
【0022】
b=a(mode n)
bはaをnで除したときの剰余を示す。aは情報を8桁ごとに区切ったときの1つの区切りであり、bが暗号キーとなる。暗号キーは、2進数表示の数値で表わされる。埋込み画像部16に埋込むパターンとしては、数字あるいはこれを変換したバーコード、2次元コードなどのコードパターンが用いられる。
【0023】
埋込み画像部16に記録された暗号キーのパターンは、たとえば、図2に模式的に示したように、上向きの矢印(↑)で示す第1の格子21と、下向きの矢印(↓)で示す第2の格子22との組合わせからなる色差格子パターンによって構成されている。
【0024】
図3(a)(b)は、第1の格子21および第2の格子22を詳細に示すものであり、いずれも上半分と下半分とに分かれている。図3(a)に示す第1の格子21では、上半分は青色成分が顔画像部10に加算され、その分だけ赤色成分が減じられて明るさの変化がないように構成され、下半分では逆に、顔画像部10に赤色成分が加算され、その分だけ青色成分が減じられる。
【0025】
図3(b)に示す第2の格子22では、第1の格子21とは逆に、上半分は赤色成分が顔画像部10に加算され、その分だけ青色成分が減じられて明るさの変化がないように構成され、下半分では逆に、顔画像部10に青色成分が加算され、その分だけ赤色成分が減じられる。これら第1および第2の格子21,22を色差格子パターンという。
【0026】
次に、顔画像部10に暗号キーのパターンを重畳記録するための処理について説明する。図4に重畳記録するための画像記録装置の構成を概略的に示している。この画像記録装置は、画像出力部40、暗号キー発生部41、バーコード生成部42、色差格子変調部43、加算器44、および、顔画像部印刷部45によって構成されている。
【0027】
すなわち、画像出力部40から記録する顔画像情報の色成分量Co(シアン)、Mo(マゼンタ)、Yo(イエロウ)を出力し、それを加算器44に送る。また、暗号キー発生部41から暗号キー情報を発生する。発生された暗号キー情報はバーコード生成部42に入力され、ここでバーコード情報に変換される。変換されたバーコード情報は色差格子変調部43に入力される。色差格子変調部43での処理を以下に説明する。
【0028】
顔画像部10の顔画像を形成する色成分をシアン、マゼンタ、イエロウとし、これらの色成分の量を指定する色成分量信号Co(シアン)、Mo(マゼンタ)、Yo(イエロウ)とすると、第1および第2の格子21,22の部分では、顔画像部10に対して埋込み画像部16のパターン情報に応じて下記式にしたがって、それぞれ±αc,±αm,±αyが加算されることにより、色差格子パターンが変調される。
【0029】
C′=Mo±αc
M′=Mo±αm
Y′=Yo±αy
ただし、±αc,±αm,±αyの加算によって、輝度I=(±αc)+(±αm)+(±αy)は変化せず、色差のみが変化するようにすることが望ましい。また、第1の格子21および第2の格子22は、それぞれ平均色度(上半分と下半分との平均色度)に差がないように、すなわち、第1の格子21と第2の格子22との間の色差がほぼ「0」となるように構成されている。αc,αm,αyの前に付けられた±の符号は、重畳記録するパターンに応じて選択される。
【0030】
このようにして、色差格子パターンが暗号キーに対応するパターン情報によって変調され、この変調された色差格子パターンが元の色成分量信号Co,Mo,Yoに加算され、加算後の色信号量信号C′,M′,Y′が顔画像部印刷部45に供給される。顔画像部印刷部45は、これらの記録信号にしたがって顔画像部10の顔画像を印刷するとともに、埋込み画像部16に暗号キーのパターンを重畳記録する。
【0031】
上記のように、±αc,±αm,±αyの加算によって格子内での輝度変化がないか、もしくは小さく、さらに、第1および第2の格子21,22間の色差がほぼ「0」となるように設定されているので、埋込み画像部16内の格子と画像はほとんど視認できない。
【0032】
次に、重畳記録された埋込み画像部16の画像の再生について説明する。重畳記録された画像の上に、たとえば、図5に示すような再生フィルタ50を重ね合わせることにより、埋込まれた画像を認識することができる。
【0033】
図5に示す再生フィルタ50は、図3(a)に示した第1の格子21と同様に、上半分が青色フィルタで下半分が赤色フィルタの格子をマトリクス状に配列した色差格子フィルタによって構成される。埋込み画像部16を再生フィルタ50を通して観察される状態を模式的に図6に示す。再生フィルタ50を埋込み画像部16上に重ねると、埋込み画像部16のバーコード情報部に対応する画素60は第1の格子21から構成されているため、青色成分が加算された部分に赤色フィルタが重なることになり、青色および赤色がそれぞれ二重に重なった明るさとなる。
【0034】
一方、埋込み画像部16の背景部に対応する画素61は、第2の格子22から構成されているため、青色成分が加算された部分に赤色フィルタが重なり、赤色成分が加算された部分に青色フィルタが重なることになり、バーコード情報部よりも暗くなる。この結果、バーコード情報部と背景部とで明るさが異なることにより、重畳記録された暗号キーであるバーコード情報が見えるようになる。
【0035】
なお、再生フィルタ50としては、図3(b)に示した第2の格子22で構成される格子フィルタを用いてもよい。この場合には、バーコード情報部は暗く、背景部はより明るくなり、同様に視認が可能となる。
【0036】
このように、認証用画像上にあらかじめ定められた暗号化処理の変数となる個人を特定する暗号キーを、目視では認識不可能で、かつ、定められた特定の方法により認識可能なパターンとして重畳記録してなる個人認証用カードが得られる。したがって、顔画像部が改ざんされた場合に対しても通常の状態では視認できない埋込み画像の有無により個人認証用カードの真偽判定が可能である。
【0037】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る認証用記録物としての個人認証用カードについて説明する。
図7は、顔画像部10に暗号キーのパターンを重畳記録するとともに、上記暗号キーを用いて、あらかじめ定められた暗号化処理により暗号化されたパーソナル情報を磁気情報として磁気記録部14に記録するための画像記録装置の構成を概略的に示している。この画像記録装置は、暗号キー生成部70、バーコード生成部71、画像出力部72、色差格子変調部73、加算器74、顔画像部印刷部75、パーソナル情報発生部76、暗号化処理部77、および、磁気書込部78によって構成されている。
【0038】
なお、本実施の形態に係る個人認証用カードの構成は図1に示したものと同様である。したがって、以下の説明の中で図1と同機能のものは同じ符号を用いるものとする。
【0039】
また、本実施の形態に係る個人認証用カードでは、カードの登録番号が暗号キーとして用いられる。この登録番号は、カードの申請者に対して申請ごとに与えられる特定の情報である。
【0040】
まず、暗号キーが重畳記録された顔画像部10を設ける処理について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。暗号キーとなる8桁の登録番号を発生し(S1)、暗号キー生成部70に出力される。暗号キー生成部70では、これを2進数に変換し、あらかじめ定めた8桁の2進数に加えて得られた2進数を暗号キー情報とする(S2)。これを次式で示す。
【0041】
b=a+n
nは登録番号の2進数で、aはあらかじめ定めた数値であり、bが暗号キーとなる。
【0042】
暗号キー生成部70からの暗号キー情報は、バーコード生成部71に出力される。バーコード生成部71では、暗号キー情報がバーコード情報に変換され(S3)、色差格子変調部73に出力される。色差格子変調部73では、図2(a)および(b)に示した第1および第2の格子21,22が読出され(S4)、先に説明したように、バーコード情報によって色差格子パターンを変調して、±αc,±αm,±αyの信号に変換する処理を行なう(S5)。
【0043】
色差格子変調部73で変調された色差格子パターンは加算器74に入力される。また、画像出力部72から顔画像情報が出力され、加算器74に送られる(S6)。加算器74では、画像出力部72からの顔画像情報の各色成分の量を指定する色成分量信号Co(シアン)、Mo(マゼンタ)、Yo(イエロウ)と、色差格子変調部73からの±αc,±αm,±αyの各信号とを加算して(S7)、前記式に示した色成分量信号(各色記録情報)C′,M′,Y′をそれぞれ生成する(S8)。
【0044】
以上の処理については、前述した第1の実施の形態の処理と同じであるので詳しい説明を省略する。
加算器74から出力される記録情報は、顔画像部印刷部75に出力される。顔画像部印刷部75では、これらの記録信号にしたがって顔画像部10の顔画像を印刷するとともに、埋込み画像部16に暗号キーのパターンを重畳記録する(S9)。
【0045】
上記のように、±αc,±αm,±αyの加算によって格子内での輝度変化がないか、もしくは小さく、さらに、第1および第2の格子21,22間の色差がほぼ「0」となるように設定されているので、埋込み画像部16内の格子と画像はほとんど視認できない。
【0046】
次に、磁気記録部14への書込み処理について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、パーソナル情報発生部76からカード発行の申請人の氏名、有効期間が暗号化処理部77に出力される(S10)。また、暗号キー生成部70からは、先に述べた暗号キー情報が暗号化処理部77に出力される。暗号化処理部77では、所定の処理により暗号キー情報を用いて氏名情報、有効期間情報の暗号化が行なわれ、暗号化情報が生成される(S11)。
【0047】
暗号化処理部77からの暗号化情報は磁気書込部78に送られ、磁気記録部14へ書込まれる(S12)。磁気記録部14へ書込まれた情報は、磁気読取部(図示せず)で読取られ、正しく書込まれたか否かのチェックが行なわれる(S13)。
【0048】
このように、認証用画像上にあらかじめ定められた暗号化処理の変数となる個人を特定する暗号キーを、目視では認識不可能で、かつ、定められた特定の方法により認識可能なパターンとして重畳記録するとともに、上記暗号キーを用いて、あらかじめ定められた暗号化処理により暗号化されたパーソナル情報を磁気記録部に記録してなる個人認証用カードが得られる。
【0049】
したがって、顔画像部が改ざんされた場合に対しても、通常の状態では視認できない埋込み画像の有無により個人認証用カードの真偽判定が可能であり、さらに、埋込み画像が偽造された場合でも、磁気記録部に書込まれたパーソナル情報の真偽で個人認証用カードの真偽判定が可能となる。
【0050】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る認証用画像を記録した個人認証用カードの真偽を判定する真偽判定方法について説明する。
図9は、顔画像部10に重畳記録された暗号キーを特定の方法により読取り、磁気記録部14から読出した暗号化処理されたパーソナル情報を、上記読取られた暗号キーを用いてあらかじめ定められた暗号化処理により復号して、復号の可否により個人認証用カードの真偽を判定する真偽判定装置の構成を概略的に示している。この真偽判定装置は、赤色発光ダイオード100,101、光センサ102,103、マスク104,105、埋込み画像抽出部106、暗号キー復元部107、磁気ヘッド108、磁気読取部109、復号化処理部110、および、復号化判定部111によって構成されている。
【0051】
なお、本実施の形態に係る個人認証用カードの構成は図1に示したものと同様である。したがって、以下の説明の中で図1と同機能のものは同じ符号を用いるものとする。
【0052】
また、本実施の形態に係る個人認証用カードでは、カードの登録番号が暗号キーとして用いられる。この登録番号は、カードの申請者に対して申請ごとに与えられる特定の情報である。
【0053】
また、暗号キーが重畳記録された顔画像部10を設ける処理は、前述した第2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
次に、個人認証用カードが使用される際の個人認証用カードの真偽判定処理について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。個人認証用カード1は、図示しない搬送手段により図示矢印方向に搬送される。搬送される個人認証用カード1は、赤色発光ダイオード100,101により顔画像部10が照明され、その反射光は光センサ102,103により検出される。
【0054】
このとき、赤色発光ダイオード100,101の光軸上に、個人認証用カード1に極めて近接して図3(a)(b)に示した格子21,22を選択するためのマスク104,105が配設されている。図11(a)(b)は、マスク104,105の一例を模式的に示したもので、図11(a)はマスク104を示し、図11(b)はマスク105を示しており、斜線部分は遮光部である。
【0055】
顔画像部10の中の埋込み画像部16がマスク104の下を通過するときには、埋込み画像部16の格子21,22の上半分に相当する部分が選択的に読取られ、また、マスク105の下を通過するときには、埋込み画像部16の格子21,22の下半分に相当する部分が選択的に読取られる。
【0056】
埋込み画像部16のうち、図3(a)の格子21のパターン、上半分は青色が加算され、下半分は赤色が加算されている青/赤色パターンの部分が読取られる場合を考えると、マスク104を介しての光センサ102の出力は、青色パターンが赤色光で照明された反射光を受光するので小さな値となる。次に、同じ青/赤色パターンがマスク105を介して読取られる場合は、赤色光で照明された赤色パターンの反射光を読取るので、光センサ103の出力は大きな値となる。
【0057】
一方、埋込み画像部16のうち、図3(b)の格子22のパターン、上半分は赤色が加算され、下半分は青色が加算されている赤/青色パターンの部分が読取られる場合を考えると、先の場合と逆になり、マスク104を介しての光センサ102の出力は大きな値となる。次に、同じ青/赤色パターンがマスク105を介して読取られる場合は、光センサ103の出力は小さな値となる。
【0058】
埋込み画像抽出部106では、入力された同じ部分に関する光センサ102,103の出力を比較することにより、埋込み画像部16の読取り対象パターンが図3(a)の青/赤色パターンであるか、図3(b)の赤/青色パターンであるかの識別を行ない、埋込まれたバーコードパターンを抽出する(S21)。読取られたバーコード情報は暗号キー復元部107に送られる。暗号キー復元部107では、あらかじめ用意されている先の暗号キー/バーコード情報化の逆処理を行なうことにより、暗号キーを復元する(S22)。
【0059】
一方、個人認証用カード1の磁気記録部14に記録されているパーソナル情報の暗号化情報が、磁気ヘッド108、磁気読取部109によって読取られ(S23)、復号化処理部110に送られる。復号化処理部110では、暗号キー復元部107からの暗号キー、あらかじめ設定されている値と暗号処理に用いた式を用いて復号化処理を行なう(S24)。
【0060】
復号化処理された情報は復号化判定部111に送られる。復号化判定部111では、復号化された情報が有意なものであるか否かを判定する(S25)。この判定の結果、有意なもの(GOOD)と判定された場合は、個人認証用カード1は正しいものであり、有意でない(NG)と判定された場合は偽りのカードと判定される。
【0061】
このような真偽判定方法によれば、顔画像部10が改ざんされた場合に対しても、埋込み画像が抽出されないことにより認証用カード1の真偽判定が可能であり、埋込み画像が偽造された場合でも、磁気記録部14に書込まれたパーソナル情報の真偽で個人認証用カード1の真偽判定が可能となる。
【0062】
次に、本発明の第4の実施の形態に係る認証用画像を記録した個人認証用カードの使用者の真偽を判定する真偽判定方法について説明する。
図12は、個人認証用カードが使用される際に、顔画像部10に重畳記録された暗号キーを特定の方法により読取り、この読取った暗号キーと、使用者により申請された暗号キーとを照合することにより、個人認証用カードの使用者の真偽を判定する真偽判定装置の構成を概略的に示している。この真偽判定装置は、赤色発光ダイオード100,101、光センサ102,103、マスク104,105、埋込み画像抽出部106、暗号キー復元部107、復号キー照合部112、および、暗号キー入力部113によって構成されている。
【0063】
なお、本実施の形態に係る個人認証用カードの構成は図1に示したものと同様である。したがって、以下の説明の中で図1と同機能のものは同じ符号を用いるものとする。
【0064】
また、本実施の形態に係る個人認証用カードでは、カードの登録番号が暗号キーとして用いられる。この登録番号は、カードの申請者に対して申請ごとに与えられる特定の情報である。
【0065】
また、暗号キーが重畳記録された顔画像部10を設ける処理は、前述した第2の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
次に、個人認証用カードが使用される際の使用者の真偽判定処理について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。個人認証用カード1は、図示しない搬送手段により図示矢印方向に搬送される。搬送される個人認証用カード1は、赤色発光ダイオード100,101により顔画像部10が照明され、その反射光は光センサ102,103により検出される。
【0066】
このとき、赤色発光ダイオード100,101の光軸上に、個人認証用カード1に極めて近接して図3(a)(b)に示した格子21,22を選択するためのマスク104,105が配設されている。
【0067】
顔画像部10の中の埋込み画像部16がマスク104の下を通過するときには、埋込み画像部16の格子21,22の上半分に相当する部分が選択的に読取られ、また、マスク105の下を通過するときには、埋込み画像部16の格子21,22の下半分に相当する部分が選択的に読取られる。
【0068】
埋込み画像部16のうち、図3(a)の格子21のパターン、上半分は青色が加算され、下半分は赤色が加算されている青/赤色パターンの部分が読取られる場合を考えると、マスク104を介しての光センサ102の出力は、青色パターンが赤色光で照明された反射光を受光するので小さな値となる。次に、同じ青/赤色パターンがマスク105を介して読取られる場合は、赤色光で照明された赤色パターンの反射光を読取るので、光センサ103の出力は大きな値となる。
【0069】
一方、埋込み画像部16のうち、図3(b)の格子22のパターン、上半分は赤色が加算され、下半分は青色が加算されている赤/青色パターンの部分が読取られる場合を考えると、先の場合と逆になり、マスク104を介しての光センサ102の出力は大きな値となる。次に、同じ青/赤色パターンがマスク105を介して読取られる場合は、光センサ103の出力は小さな値となる。
【0070】
埋込み画像抽出部106では、入力された同じ部分に関する光センサ102,103の出力を比較することにより、埋込み画像部16の読取り対象パターンが図3(a)の青/赤色パターンであるか、図3(b)の赤/青色パターンであるかの識別を行ない、埋込まれたバーコードパターンを抽出する(S31)。読取られたバーコード情報は暗号キー復元部107に送られる。暗号キー復元部107では、あらかじめ用意されている先の暗号キー/バーコード情報化の逆処理を行なうことにより、暗号キーを復元する(S32)。復元された暗号キーは暗号キー照合部112に送られる。
【0071】
一方、暗号キー入力部113から、個人認証用カード1を使用しようとする人により暗号キーが入力される(S33)。入力された暗号キーは暗号キー照合部112に送られる。暗号キー照合部112では、個人認証用カード1から復元された暗号キーとカード使用者によって入力された暗号キーとの照合を行なう(S34)。この照合の結果、両者が合致する(GOOD)と判定された場合は、使用者は個人認証用カード1の所有者と一致しており、両者が合致しない(NG)場合は、不当な使用者と判定される。
【0072】
このような真偽判定方法によれば、正当な暗号キーおよび暗号化処理の方法がわからない限り、個人認証用カード1の磁気記録部14の磁気情報から対象となる暗号キーを探すことができず、不当な使用者が入力する暗号キーが正しい暗号キーと合致する確率は極めて低くなる。
【0073】
したがって、個人認証用カード1の認証用画像などが偽造、改ざんされた場合でも、個人認証用カード1の正当な所有者と使用者の真偽判定を行なうことができる。
【0074】
なお、前記実施の形態では、磁気記録部を情報記憶部として持つ磁気カード式の個人認証用カードを例に示したが、ICメモリを情報記憶部とするICカード式の個人認証用カードにも、本発明が適用されることは勿論である。
また、個人認証用カードに限らず、たとえば、クレジットカードやバンクカードなどの認証用記録物にも同様に適用可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、認証用記録物の認証用画像などが偽造、改ざんされた場合でも、認証用記録物の正当な所有者と使用者の真偽判定を行なうことができる真偽判定装置および真偽判定方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る個人認証用カードを模式的に示すもので、(a)図は表面図、(b)図は裏面図。
【図2】図1中の視認できない埋込み画像部の詳細を模式的に示す図。
【図3】図2中の格子を拡大して示す図。
【図4】顔画像に暗号キーを重畳記録する画像記録装置の要部構成を概略的に示すブロック図。
【図5】再生フィルタを模式的に示す図。
【図6】再生フィルタにより埋込み画像部に記録されたバーコード情報を再現した状態を模式的に示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る個人認証用カードを処理する画像記録装置の要部構成を概略的に示すブロック図。
【図8】図7に示した画像記録装置の処理を説明するフローチャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る真偽判定方法を説明する真偽判定装置の要部構成を概略的に示すブロック図。
【図10】図9に示した真偽判定装置の処理を説明するフローチャート。
【図11】図9における2つのマスクの構成を模式的に示す図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る真偽判定方法を説明する真偽判定装置の要部構成を概略的に示すブロック図。
【図13】図12に示した真偽判定装置の処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1……個人認証用カード(認証用記録物)、10……認証用画像であるカード所有者の顔画像が記録された顔画像部、14……磁気記録部(情報記憶部)、16……暗号キーが重畳記録された埋込み画像部、21……第1の格子、22……第2の格子、40,72……画像出力部、41……暗号キー発生部、42,71……バーコード生成部、43,73……色差格子変調部、44,74……加算器、45,75……顔画像部印刷部、50……再生フィルタ、70……暗号キー生成部、76……パーソナル情報発生部、77……暗号化処理部、78……磁気書込部、106……埋込み画像抽出部、107……暗号キー復元部、109……磁気読取部、110……復号化処理部、111……復号化判定部、112……暗号キー照合部、113……暗号キー入力部。
Claims (2)
- 認証用画像が記録され、かつ、この認証用画像の上にあらかじめ定められた暗号化処理の変数となる暗号キーが目視では認識不可能で、定められた特定の方法により認識可能なパターンとして重畳記録されている認証用記録物の使用者の真偽を判定する真偽判定装置であって、
前記認証用記録物が使用される際に、当該認証用記録物の前記認証用画像の上に重畳記録された前記パターンを前記特定の方法により読取る読取手段と、
この読取手段により読取られたパターンから前記暗号キーを復元する暗号キー復元手段と、
この暗号キー復元手段により復元された暗号キーと前記使用者により申請された暗号キーとを照合することにより両暗号キー間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合手段と、
を具備したことを特徴とする真偽判定装置。 - 認証用画像が記録され、かつ、この認証用画像の上にあらかじめ定められた暗号化処理の変数となる暗号キーが目視では認識不可能で、定められた特定の方法により認識可能なパターンとして重畳記録されている認証用記録物の使用者の真偽を判定する真偽判定方法であって、
前記認証用記録物が使用される際に、当該認証用記録物の前記認証用画像の上に重畳記録された前記パターンを前記特定の方法を用いた読取手段により読取る読取工程と、
この読取工程により読取られたパターンから前記暗号キーを暗号キー復元手段により復元する暗号キー復元工程と、
この暗号キー復元工程により復元された暗号キーと前記使用者により申請された暗号キーとを照合手段により照合することにより両暗号キー間に所定の関係が成立するか否かを判定する照合工程と、
を具備したことを特徴とする真偽判定方法。
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