JPH1172788A - 透過型液晶表示装置 - Google Patents
透過型液晶表示装置Info
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- JPH1172788A JPH1172788A JP10079876A JP7987698A JPH1172788A JP H1172788 A JPH1172788 A JP H1172788A JP 10079876 A JP10079876 A JP 10079876A JP 7987698 A JP7987698 A JP 7987698A JP H1172788 A JPH1172788 A JP H1172788A
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- crystal display
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- light source
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Abstract
(57)【要約】
【課題】背面光源の省エネルギー化と、液晶表示素子の
視角特性の改善を目的とする。 【解決手段】照明用光源の配光特性と液晶表示素子の視
角特性を一致させることを特徴とする。
視角特性の改善を目的とする。 【解決手段】照明用光源の配光特性と液晶表示素子の視
角特性を一致させることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、さらに詳しくは背面照明を有し液晶表示素子、カラ
ーフィルター等を透過した背面照明光により表示を行な
う透過型液晶表示装置に関する。
し、さらに詳しくは背面照明を有し液晶表示素子、カラ
ーフィルター等を透過した背面照明光により表示を行な
う透過型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透過型液晶表示装置は、平面発光する背
面光源と液晶表示素子を組み合わせた表示装置であり、
背面光源光を液晶表示素子によりON−OFFして情報
表示を行なうものである。さらに近年は表示の多様化、
多情報量化が求められ、表示の自由度が大きい透過型液
晶表示の要求は大きく拡大している。
面光源と液晶表示素子を組み合わせた表示装置であり、
背面光源光を液晶表示素子によりON−OFFして情報
表示を行なうものである。さらに近年は表示の多様化、
多情報量化が求められ、表示の自由度が大きい透過型液
晶表示の要求は大きく拡大している。
【0003】従来の透過型液晶表示装置は背面光源とし
てELに代表されるような完全な平面光源が理想とされ
ていた。このため白熱灯、螢光灯、放電管のような点光
源,線光源は、光学系,拡散板等により平面光源化され
背面光源として用いられている。
てELに代表されるような完全な平面光源が理想とされ
ていた。このため白熱灯、螢光灯、放電管のような点光
源,線光源は、光学系,拡散板等により平面光源化され
背面光源として用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】透過型液晶表示装置は
前述したように、液晶表示素子により表示情報が与えら
れる。ところが液晶表示素子はその方式にも依るが、情
報表示が不可能となる角度領域を有している。これは視
角と称され、液晶表示素子の本質的な欠点でもある。液
晶分子の電界による配向変化による表示、いわゆる液晶
の電気光学効果を利用した表示において、光の吸収は偏
光板、二色体色素が行なっている。偏光板二色性色素い
ずれも、異方性を有した光吸収体として作用し、さらに
異方性媒質である液晶中を光が伝播することから光束の
方向に対し吸収の大きさが分布を生じてしまう。TN
(ツイステッド、ネマチック)方式においてその典型的
なものを見ることができる。正面からは表示が見えるの
に対し、反対側の正面からは表示が簿くなったり、ポジ
とネガが反転してしまうといった現象がそれである。程
度の差があるとはいえ二色性色素の配向制御を行なう、
いわゆるゲスト・ホスト方式においても同様に視角は存
在する。図1は典型的な視角特性を、実線…TN方式、
破線…一枚偏光板+ゲスト・ホスト(ネマチック)方式
について示したものである。
前述したように、液晶表示素子により表示情報が与えら
れる。ところが液晶表示素子はその方式にも依るが、情
報表示が不可能となる角度領域を有している。これは視
角と称され、液晶表示素子の本質的な欠点でもある。液
晶分子の電界による配向変化による表示、いわゆる液晶
の電気光学効果を利用した表示において、光の吸収は偏
光板、二色体色素が行なっている。偏光板二色性色素い
ずれも、異方性を有した光吸収体として作用し、さらに
異方性媒質である液晶中を光が伝播することから光束の
方向に対し吸収の大きさが分布を生じてしまう。TN
(ツイステッド、ネマチック)方式においてその典型的
なものを見ることができる。正面からは表示が見えるの
に対し、反対側の正面からは表示が簿くなったり、ポジ
とネガが反転してしまうといった現象がそれである。程
度の差があるとはいえ二色性色素の配向制御を行なう、
いわゆるゲスト・ホスト方式においても同様に視角は存
在する。図1は典型的な視角特性を、実線…TN方式、
破線…一枚偏光板+ゲスト・ホスト(ネマチック)方式
について示したものである。
【0005】したがってこのような液晶表示素子を光の
変調素子として使う透過型液晶表示装置の背面光源は、
完全拡散性を有する平面光源である必要はない。むしろ
光源の光束の有効利用のためには、液晶表示素子の視角
と平面光源の配光特性(以下、配光特性とは平面光源の
微少平面での光度の角度分布を表す)を一致させた方が
良い。従来の透過型液晶表示装置は、配光特性が視角特
性と無関係に決定されていたために、光束利用率が悪
く、十分な視認性を得るためには照明用光源を明るくす
る必要があり、一般的には消費電力を増加する必要があ
った。
変調素子として使う透過型液晶表示装置の背面光源は、
完全拡散性を有する平面光源である必要はない。むしろ
光源の光束の有効利用のためには、液晶表示素子の視角
と平面光源の配光特性(以下、配光特性とは平面光源の
微少平面での光度の角度分布を表す)を一致させた方が
良い。従来の透過型液晶表示装置は、配光特性が視角特
性と無関係に決定されていたために、光束利用率が悪
く、十分な視認性を得るためには照明用光源を明るくす
る必要があり、一般的には消費電力を増加する必要があ
った。
【0006】本発明は透過型液晶表示装置の背面光源の
省エネルギー化、液晶表示素子の視角方向における視認
性の改善を目的としている。
省エネルギー化、液晶表示素子の視角方向における視認
性の改善を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る透過型液晶
表示装置は、液晶表示素子の視角方向にほぼ一致させた
配光特性を有する背面平面光源を具備していることを特
徴とする。この構成とすることによって、照明用光源の
光束損失が低減され、光束の有効利用、視角における視
認性の改善が可能となる。
表示装置は、液晶表示素子の視角方向にほぼ一致させた
配光特性を有する背面平面光源を具備していることを特
徴とする。この構成とすることによって、照明用光源の
光束損失が低減され、光束の有効利用、視角における視
認性の改善が可能となる。
【0008】
〔実施例1〕図2は、本発明の実施例であり、液晶表示
素子1はTN方式、照明光源は螢光管2にライトガイド
3、拡散板4を組み合わせた構成となっている。ライト
ガイド3はアクリル樹脂により成形され、平面光源化す
るために片面をおおむね鋸歯状断面5に形成されてい
る。図3は図2の系の配光特性6(破線)と液晶表示素
子のコントラスト5以上の視角領域7(矢印)を表わし
たものである。なお配光特性は平面光源の微少平面につ
いて示している。配光特性は視角特性とほぼ一致した方
向に分布の中心を向けるように、螢光管の位置、拡散
板、ライトガイドの形状が設定されている。詳しくは、
鋸歯状断面の傾斜角度、ライトガイド全体の方向、螢光
管の配置、拡散板の拡散能、その有無等である。
素子1はTN方式、照明光源は螢光管2にライトガイド
3、拡散板4を組み合わせた構成となっている。ライト
ガイド3はアクリル樹脂により成形され、平面光源化す
るために片面をおおむね鋸歯状断面5に形成されてい
る。図3は図2の系の配光特性6(破線)と液晶表示素
子のコントラスト5以上の視角領域7(矢印)を表わし
たものである。なお配光特性は平面光源の微少平面につ
いて示している。配光特性は視角特性とほぼ一致した方
向に分布の中心を向けるように、螢光管の位置、拡散
板、ライトガイドの形状が設定されている。詳しくは、
鋸歯状断面の傾斜角度、ライトガイド全体の方向、螢光
管の配置、拡散板の拡散能、その有無等である。
【0009】ここではライトガイドとしてくさび状のア
クリル板を用いたが、同様な配光特性を得られる材質、
形状であれば使用することができる。また、光源の螢光
管についても、各種放電管、白熱電球も使用できる。
クリル板を用いたが、同様な配光特性を得られる材質、
形状であれば使用することができる。また、光源の螢光
管についても、各種放電管、白熱電球も使用できる。
【0010】光束の利用率は、図3の場合で完全拡散面
の場合に比べ約40%の向上がみられた。消費電力につ
いてはライトガイド、拡散板での損失があるために単純
な比較はできないが、同一ライトガイドを用いた系で拡
散板の拡散能だけを変えた完全拡散面に近い状態と図3
の状態について比べた場合、視角の中心方向で同一輝度
を得る消費電力比は20:1程であった。
の場合に比べ約40%の向上がみられた。消費電力につ
いてはライトガイド、拡散板での損失があるために単純
な比較はできないが、同一ライトガイドを用いた系で拡
散板の拡散能だけを変えた完全拡散面に近い状態と図3
の状態について比べた場合、視角の中心方向で同一輝度
を得る消費電力比は20:1程であった。
【0011】〔実施例2〕図4は液晶表示素子にゲスト
・ホスト液晶パネル8、照明光源にELパネル9を用い
た場合の例である。ここではコントラストの向上のため
に偏光板10を一枚付加したタイプのゲスト・ホスト液
晶パネルを例とした挙げた。構成は光源側からELパネ
ル9、配光用平板レンズ11、偏光板10、液晶パネル
8となっている。配光用平板レンズはほぼ完全な拡散性
平面光源であるELパネルの光束発散方向を変化させ、
ゲスト・ホスト方式の液晶表示素子の視角にほぼ一致さ
せることを目的に設置されている。具体的には、図5に
示す(a)、鋸歯状断面プリズム(b)、レンチキュラ
ーレンズ、(c)マイクロレンズアレイ(SELFCレ
ンズ等)の単独、あるいは複合レンズが用いられる。ま
た図5中の実線15は下方に完全拡散性平面光源を置い
た場合の各平板レンズの配光特性を示している。破線1
6は比較のために描いた完全拡散性平面光源の配光特性
である。
・ホスト液晶パネル8、照明光源にELパネル9を用い
た場合の例である。ここではコントラストの向上のため
に偏光板10を一枚付加したタイプのゲスト・ホスト液
晶パネルを例とした挙げた。構成は光源側からELパネ
ル9、配光用平板レンズ11、偏光板10、液晶パネル
8となっている。配光用平板レンズはほぼ完全な拡散性
平面光源であるELパネルの光束発散方向を変化させ、
ゲスト・ホスト方式の液晶表示素子の視角にほぼ一致さ
せることを目的に設置されている。具体的には、図5に
示す(a)、鋸歯状断面プリズム(b)、レンチキュラ
ーレンズ、(c)マイクロレンズアレイ(SELFCレ
ンズ等)の単独、あるいは複合レンズが用いられる。ま
た図5中の実線15は下方に完全拡散性平面光源を置い
た場合の各平板レンズの配光特性を示している。破線1
6は比較のために描いた完全拡散性平面光源の配光特性
である。
【0012】次にゲスト・ホスト液晶パネルの視角特性
に合わせた系を具体的に説明する。ここでは図6に示す
ような鋸歯状断面プリズムとレンチキュラーレンズを組
み合わせた複合レンズ17を用いた。図6の矢印18は
光線追跡を行ったものである。この系で得られた配光特
性を図4に実線12で示した。矢印13はゲスト・ホス
ト方式液晶表示パネルの視角をコントラスト比5以上の
範囲で描いたものである。視角と配光特性はその中心に
おいてほぼ一致するように配光用平板レンズは設計され
ている。図4破線14は、同一の電力をELパネルに与
え、配光用平板レンズを取り去った時の配光特性を示し
ている。このように配光分布を視角方向に偏よらせるこ
とによって、視角の中心では1.3倍の明るさを得ること
ができた。したがって視角中心付近を重視すれば、EL
パネルの消費電力は1.3分の1に低減させても従来と同
じ明るさを得ることができる。電力消費を減らさない場
合には、視角中心における視認性を向上させ得るもので
ある。
に合わせた系を具体的に説明する。ここでは図6に示す
ような鋸歯状断面プリズムとレンチキュラーレンズを組
み合わせた複合レンズ17を用いた。図6の矢印18は
光線追跡を行ったものである。この系で得られた配光特
性を図4に実線12で示した。矢印13はゲスト・ホス
ト方式液晶表示パネルの視角をコントラスト比5以上の
範囲で描いたものである。視角と配光特性はその中心に
おいてほぼ一致するように配光用平板レンズは設計され
ている。図4破線14は、同一の電力をELパネルに与
え、配光用平板レンズを取り去った時の配光特性を示し
ている。このように配光分布を視角方向に偏よらせるこ
とによって、視角の中心では1.3倍の明るさを得ること
ができた。したがって視角中心付近を重視すれば、EL
パネルの消費電力は1.3分の1に低減させても従来と同
じ明るさを得ることができる。電力消費を減らさない場
合には、視角中心における視認性を向上させ得るもので
ある。
【0013】ここでは平面光源としてELパネルを挙げ
たが、図7に示すような白熱灯、螢光管19、放電管と
反射板20、拡散板21からなる系を平面光源として用
いてもよい。
たが、図7に示すような白熱灯、螢光管19、放電管と
反射板20、拡散板21からなる系を平面光源として用
いてもよい。
【0014】〔実施例3〕図8は点光源や線光源である
白熱灯、螢光管、放電管22と反射板23からなる系と
微少凸凹型散乱板24を組み合わせた背面光源と、ゲス
ト・ホスト液晶パネル25からなる透過型液晶表示装置
の例である。干渉や吸収を生じにくくするため微少凸凹
型散乱板はピッチが1μm以上位の凸凹を有した透明媒
質からなり、周囲媒質との界面で光源の屈折、散乱、反
射を生じる。そのため媒質中に白色顔料等を分散させた
光拡散板に比較して、拡散能は劣るが吸収が少なく明る
い光拡散板として作用する。図8の26、27はこの差
違を表わす配光特性である。実線26は透明アクリル板
をホーニング処理し、微少な凸凹を片側表面に与えた場
合、破線27は白色顔料を分散した白色アクリル板の場
合である。白色アクリル板には種類が多く、顔料の含有
量によって透過率に差が生じるが、ここでは鉛直方向で
の透過率が1.5%のものを使用した。この白色アクリ
ル板は実用程度の完全拡散特性を示している。同じく、
図8に矢印28で示したのはゲスト・ホスト液晶パネル
のコントラスト比5以上の典型的な視角特性を示してい
る。実線26の配光特性と視角特性28を比較すると、
実線の微少凸凹型散乱板の配光特性のピークと視角の中
心は若干ずれている。しかるに破線27で示した完全拡
散性に近い白色アクリル板に比べ、視角の中心方向での
輝度は高い。これから若干の視角と配光特性のずれがあ
っても、おおむねその方向が一致していれば、背面光源
は完全拡散面である平面光源である必要性はなく、むし
ろ微少な凸凹を有する散乱型の光拡散板を採用したほう
が効率的であることがわかる。
白熱灯、螢光管、放電管22と反射板23からなる系と
微少凸凹型散乱板24を組み合わせた背面光源と、ゲス
ト・ホスト液晶パネル25からなる透過型液晶表示装置
の例である。干渉や吸収を生じにくくするため微少凸凹
型散乱板はピッチが1μm以上位の凸凹を有した透明媒
質からなり、周囲媒質との界面で光源の屈折、散乱、反
射を生じる。そのため媒質中に白色顔料等を分散させた
光拡散板に比較して、拡散能は劣るが吸収が少なく明る
い光拡散板として作用する。図8の26、27はこの差
違を表わす配光特性である。実線26は透明アクリル板
をホーニング処理し、微少な凸凹を片側表面に与えた場
合、破線27は白色顔料を分散した白色アクリル板の場
合である。白色アクリル板には種類が多く、顔料の含有
量によって透過率に差が生じるが、ここでは鉛直方向で
の透過率が1.5%のものを使用した。この白色アクリ
ル板は実用程度の完全拡散特性を示している。同じく、
図8に矢印28で示したのはゲスト・ホスト液晶パネル
のコントラスト比5以上の典型的な視角特性を示してい
る。実線26の配光特性と視角特性28を比較すると、
実線の微少凸凹型散乱板の配光特性のピークと視角の中
心は若干ずれている。しかるに破線27で示した完全拡
散性に近い白色アクリル板に比べ、視角の中心方向での
輝度は高い。これから若干の視角と配光特性のずれがあ
っても、おおむねその方向が一致していれば、背面光源
は完全拡散面である平面光源である必要性はなく、むし
ろ微少な凸凹を有する散乱型の光拡散板を採用したほう
が効率的であることがわかる。
【0015】以上の実施例は液晶表示素子としてTN方
式,ゲスト・ホスト方式を挙げたが、視角依存性を有す
る液晶表示素子ならば、実施例同様に応用することがで
きる。
式,ゲスト・ホスト方式を挙げたが、視角依存性を有す
る液晶表示素子ならば、実施例同様に応用することがで
きる。
【0016】さらに液晶表示素子として、TFT(薄膜
トランジスタ),MIM(金属−絶縁体−金属素子)バ
リスタ等の駆動スイッチング素子アレイを有し、カラー
フィルターを設置された多情報量表示型の液晶表示素子
が応用されることは言うまでもない。
トランジスタ),MIM(金属−絶縁体−金属素子)バ
リスタ等の駆動スイッチング素子アレイを有し、カラー
フィルターを設置された多情報量表示型の液晶表示素子
が応用されることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】背面照明である平面光源の配光特性を光
の変調手段である液晶表示素子の視角特性とおおむね一
致させることによって、視角方向での視認性を向上させ
ることができる。さらに照明用光源の明るさを節減で
き、それに要する消費エネルギーを節減することが可能
となった。これにより低消費電力化が求められる液晶表
示装置の分野、とりわけ電池使用の機器においては特に
有効である。
の変調手段である液晶表示素子の視角特性とおおむね一
致させることによって、視角方向での視認性を向上させ
ることができる。さらに照明用光源の明るさを節減で
き、それに要する消費エネルギーを節減することが可能
となった。これにより低消費電力化が求められる液晶表
示装置の分野、とりわけ電池使用の機器においては特に
有効である。
【図1】 液晶表示素子の典型的な視角特性を示してい
る。実線はTN方式、破線はゲスト・ホスト方式であ
る。
る。実線はTN方式、破線はゲスト・ホスト方式であ
る。
【図2】 本発明の一実施例であり、ライトガイドを使
用した場合である。
用した場合である。
【図3】 ライトガイドを使用した場合の配光特性と視
角特性を示したものである。
角特性を示したものである。
【図4】 ELパネルと配光用平板レンズを使用した場
合の断面と配光特性、視角特性を示している。
合の断面と配光特性、視角特性を示している。
【図5】 配光用平板レンズの例として、(a)鋸歯状
断面プリズム、(b)レンチュラーレンズ、(c)マイ
クロレンズアレイの配光特性を示すものである。
断面プリズム、(b)レンチュラーレンズ、(c)マイ
クロレンズアレイの配光特性を示すものである。
【図6】 レンチュラーレンズと鋸歯状断面プリズムを
組み合わせた平板レンズの断面と光線追跡図である。
組み合わせた平板レンズの断面と光線追跡図である。
【図7】 螢光管、反射板、拡散板からなる平面光源の
切片き図である。
切片き図である。
【図8】 微少凸凹型散乱板を使用した場合の断面図と
配光特性、視角特性である。
配光特性、視角特性である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る透過型液晶
表示装置は、一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶表
示素子と、前記液晶表示素子の背面側に設けられた照明
用光源とを有する透過型液晶表示装置において、照明用
光源は発光体と平板レンズからなる配光手段とからな
り、前記配光手段から出射される光は前記発光体から入
射した光が前記配光手段によって変化した光であって、
前記配光手段から出射される光の配光特性と前記液晶表
示素子の視角特性とほぼ一致させたことを特徴とする。
また、一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶表示素子
と、前記液晶表示素子の背面側に設けられた照明用光源
とを有する透過型液晶表示装置において、照明用光源は
発光体と複合レンズからなる配光手段とからなり、前記
配光手段から出射される光は前記発光体から入射した光
が前記配光手段によって変化した光であって、前記配光
手段から出射される光の配光特性と前記液晶表示素子の
視角特性とほぼ一致させたことを特徴とする。また、一
対の基板間に液晶を挟持してなる液晶表示素子と、前記
液晶表示素子の背面側に設けられた照明用光源とを有す
る透過型液晶表示装置において、照明用光源は発光体と
散乱板からなる配光手段とからなり、前記配光手段から
出射される光は前記発光体から入射した光が前記配光手
段によって変化した光であって、前記配光手段から出射
される光の配光特性と前記液晶表示素子の視角特性とほ
ぼ一致させたことを特徴とする。
表示装置は、一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶表
示素子と、前記液晶表示素子の背面側に設けられた照明
用光源とを有する透過型液晶表示装置において、照明用
光源は発光体と平板レンズからなる配光手段とからな
り、前記配光手段から出射される光は前記発光体から入
射した光が前記配光手段によって変化した光であって、
前記配光手段から出射される光の配光特性と前記液晶表
示素子の視角特性とほぼ一致させたことを特徴とする。
また、一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶表示素子
と、前記液晶表示素子の背面側に設けられた照明用光源
とを有する透過型液晶表示装置において、照明用光源は
発光体と複合レンズからなる配光手段とからなり、前記
配光手段から出射される光は前記発光体から入射した光
が前記配光手段によって変化した光であって、前記配光
手段から出射される光の配光特性と前記液晶表示素子の
視角特性とほぼ一致させたことを特徴とする。また、一
対の基板間に液晶を挟持してなる液晶表示素子と、前記
液晶表示素子の背面側に設けられた照明用光源とを有す
る透過型液晶表示装置において、照明用光源は発光体と
散乱板からなる配光手段とからなり、前記配光手段から
出射される光は前記発光体から入射した光が前記配光手
段によって変化した光であって、前記配光手段から出射
される光の配光特性と前記液晶表示素子の視角特性とほ
ぼ一致させたことを特徴とする。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも二枚の透明電極基板間に液晶
を保持してなる液晶表示素子と、この液晶表示素子の背
面側に設けられた照明用光源を有する透過型液晶表示装
置において、前記照明用光源の配光特性のピークと前記
液晶表示素子の視角特性の中心をほぼ一致させたことを
特徴とする透過型液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記液晶表示素子はねじれたネマチック
液晶表示素子であることを特徴とする請求項1記載の透
過型液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記液晶表示素子はネマチック液晶に二
色性色素を溶解したゲストホスト型液晶表示素子である
ことを特徴とする請求項1記載の透過型液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記液晶表示素子の前面もしくは後面、
もしくは内面にカラーフィルターを設置されていること
を特徴とする請求項1乃至3に記載の透過型液晶表示装
置。 - 【請求項5】 前記液晶表示素子は駆動スイッチング素
子を内蔵したことを特徴とする請求項1乃至4に記載の
透過型液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記照明用光源は光源とライトガイドか
ら構成されることを特徴とする請求項1乃至5記載の透
過型液晶表示装置。 - 【請求項7】 前記照明用光源は螢光物質の発光である
ことを特徴とする請求項1乃至6記載の透過型液晶表示
装置。 - 【請求項8】 前記照明用光源は点光源、もしくは線光
源と反射板と微少な凸凹を少なくとも片面に有する光散
乱板から成ることを特徴とする請求項1乃至5に記載の
透過型液晶表示装置。 - 【請求項9】 前記照明用光源はELパネルであること
を特徴とする請求項1乃至6記載の透過型液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079876A JP3019054B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 透過型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079876A JP3019054B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 透過型液晶表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58182171A Division JPH0766122B2 (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 透過型液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172788A true JPH1172788A (ja) | 1999-03-16 |
JP3019054B2 JP3019054B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=13702440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079876A Expired - Lifetime JP3019054B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 透過型液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019054B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009252569A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 照明装置 |
JP2009251325A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 自発光型サインボード |
KR101086255B1 (ko) | 2010-03-10 | 2011-11-23 | 주식회사 창강화학 | 통합형 광학시트를 구비한 백라이트유닛용 도광판 및 이를 포함하는 백라이트유닛 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10079876A patent/JP3019054B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009252569A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 照明装置 |
JP2009251325A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 自発光型サインボード |
KR101086255B1 (ko) | 2010-03-10 | 2011-11-23 | 주식회사 창강화학 | 통합형 광학시트를 구비한 백라이트유닛용 도광판 및 이를 포함하는 백라이트유닛 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3019054B2 (ja) | 2000-03-13 |
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