JPH1172351A - 測定機における検出器の感度校正方法 - Google Patents

測定機における検出器の感度校正方法

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JPH1172351A
JPH1172351A JP17754898A JP17754898A JPH1172351A JP H1172351 A JPH1172351 A JP H1172351A JP 17754898 A JP17754898 A JP 17754898A JP 17754898 A JP17754898 A JP 17754898A JP H1172351 A JPH1172351 A JP H1172351A
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JP
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detector
sensitivity
reference gauge
measured
gauge block
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JP17754898A
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English (en)
Inventor
Yoichi Toida
洋一 戸井田
Toshiaki Horikawa
俊朗 堀川
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定物の対向位置を計測するための第1お
よび第2検出器の感度校正を容易にかつ高精度に行える
ような、測定機における検出器の感度校正方法を提供す
る。 【解決手段】 第1、第2の基準ゲージブロックW1、
W2の上面を上側検出器10で測定し、これら第1、第
2の基準ゲージブロックW1、W2のいずれかと第3の
基準ゲージブロックW3の下面を下側検出器20で計測
してそれぞれの計測値を、上側検出器10および下側検
出器20の感度を校正するための感度係数を所定の数式
に当てはめて求める作業を3回繰り返し、それぞれの値
を上下検出器10、20の個別に更新する測定機におけ
る検出器の感度校正方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定機における検
出器の感度校正方法に関し、ゲージブロック等の被測定
物を検査する測定機に含まれる検出器の感度を校正する
ためのものである。
【0002】
【背景技術】
(ゲージブロック等の測定機)本発明の分野における一
般的な測定機は、比較測定法つまりマスターとなる被測
定物で基準値を取得した後、寸法を確認すべき被測定物
の測定を行って各被測定物の寸法を確認するものであ
る。このような測定機は、複数の被測定物を順次計測す
るために、例えばテーブル上にホルダ等を介して被測定
物を送る。そして、送られた被測定物に対して検出器の
スピンドルを検出方向(スピンドルの軸線方向、Z軸方
向)に移動させ、このスピンドルの先端の測定子を被測
定物に当接させ、この測定子の先端のテーブル上面から
の変位(距離、高さ)を検出するようになっている。
【0003】このような測定機で計測される被測定物
は、テーブル上での高さ寸法の高い(厚みが大きい)も
のばかりでなく低い(薄い)ものもあり、この薄い被測
定物の中には、例えば上側へ反っているものもある。そ
して、このような被測定物の測定では、この反りにより
本来テーブルに密接すべき下面が浮いてしまう等して測
定誤差を生じてしまい、高精度な測定を行えないという
問題がある。
【0004】(対向した検出器をもつ測定機)そこで、
このような測定誤差を防ぐため、従来から、特に精密な
測定を行う測定機において、前述した上側検出器(第1
検出器)の他に、テーブルの内部に上向きの測定子を備
えた検出器(第2検出器)を設け、被測定物の上下両側
に測定子を当てて測定を行う方法が開発されている。こ
のような上下から測定する方法では、例え被測定物の下
面がテーブルから浮いていても、この下面の位置を測定
するため、前述のような誤差が生じないようにできる。
このような対向する2つの検出器を用いる測定機として
は、横方向に対向する一対の検出器を用い、被測定物の
幅寸法を計測するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(対向する検出器をもつ測定機の問題)ところで、前述
のような測定機に用いられる検出器は、スピンドル等が
高精度に仕上げられていることが望まれるが、わずかな
誤差が生じることはやむを得ず、上下の検出器のそれぞ
れが固有の誤差を有している。当然のように、測定機の
精度を確保するために、各検出器の感度校正が行なわれ
る。しかし、前述した上下から測定する方法における感
度校正は、現状では上下両方の検出器で計測した値の合
成値に基づいて行われており、測定機に現れる誤差が上
下いずれの検出器のもつ誤差に起因するものであるか不
明である。このため、誤差があることが認められたとし
ても、その誤差への対応として何れの検出器の感度を校
正すればよいかを判断することが困難であり、高精度な
校正ができないという問題がある。そして、単に何れの
側の検出器の誤差かを判別するためだけに、例えば何回
もの測定を繰り返して、その結果を確認するという作業
が必要だったりする。正確な感度校正はその後更に繰り
返さなくてはならないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、被測定物の対向位置を計
測するための第1および第2検出器の感度校正を容易に
かつ高精度に行えるような、測定機における検出器の感
度校正方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定物を載
置するテーブルと、この被測定物の対向する第1面およ
び第2面の位置を検出する第1、第2の検出器とを備
え、前記各検出器は各々が検出した位置出力に感度係数
を乗じて計測値とするものであり、前記測定機は各検出
器の計測値から前記被測定物の第1面と第2面との距離
を計測するものである、そのような測定機に適用され
る、測定機における前記検出器の感度を校正する方法で
あって、第1面と第2面との距離が互いに異なりかつ予
め各々の前記距離の正確な校正値が解っている第1、第
2の基準ゲージブロックを用い、前記各基準ゲージブロ
ックを前記テーブル上に載置し、各々の前記第2面位置
を略一致させ、この状態で各基準ゲージブロックの第1
面を前記第1検出器で計測する第1計測工程と、前記第
1、第2の基準ゲージブロックの何れかと、この何れか
の基準ゲージブロックとは第1面と第2面との距離が異
なりかつ予め前記距離の正確な校正値が解っている第3
の基準ゲージブロックとを、それぞれ前記テーブル上に
載置し、各々の前記第1面位置を略一致させ、前記何れ
かの基準ゲージブロックの第2面と前記第3の基準ゲー
ジブロックの第2面とを前記第2検出器で計測する第2
計測工程と、前記第1、第2の基準ゲージブロックの前
記校正値の差と前記第1計測工程で計測した第1、第2
の基準ゲージブロックの実測値の差とに基づき第1検出
器の感度を校正するための第1感度係数を所定の数式に
より求めるとともに、前記第1、第2の何れかの基準ゲ
ージブロックと第3の基準ゲージブロックとの前記校正
値の差と前記第2計測工程で計測した前記何れかの基準
ゲージブロックと第3の基準ゲージブロックとの実測値
の差とに基づき第2検出器の感度を校正するための第2
感度係数を所定の数式により求める制御演算工程と、前
記制御演算工程により算出された第1感度係数および第
2感度係数を前記第1および第2の検出器の感度係数と
して更新する工程とを有することを特徴とするものであ
る。
【0008】このような本発明において、第1、第2検
出器はスピンドルのような接触タイプに限らず、光変位
計のような非接触タイプのものでもよい。また、第1、
第2の検出器の構造は必ずしも同一でなくてもよい。測
定する第1面および第2面としては被測定物の上下面
(垂直方向に対向する面)、左右の面(水平方向に対向
する面)、あるいは他の方向に対向する2面であっても
よい。例えば、長尺ゲージブロックを測定する場合は、
立てて測定ができないので、この場合は横に寝せて測定
する。
【0009】第1および第2の計測工程においては、各
々基準ゲージブロックの測定を行う。これらの測定は、
各々に「ばらつき」がなければ1回行うだけでよいが、
2回あるいは3回以上行い、複数回の平均値をとるなど
して精度向上を図ってもよい。また、第1〜3の基準ゲ
ージブロックの第1面と第2面との距離は特定の具体的
寸法に限定されない。
【0010】このような本発明では、第1、第2の基準
ゲージブロックの第2面を揃えた状態で、第2面からの
距離が異なる各々の第1面の位置を第1の検出器で測定
することで、第1、第2の基準ゲージブロックの校正値
の差は専ら第1の検出器の実測値の差として現れること
になり、これにより校正値に対する実測値の差から第1
の検出器の感度係数が求められる。
【0011】また、第1、第2の基準ゲージブロックの
何れかと第3の基準ゲージブロックとを用い、第1面を
揃えた状態で各々の第2面の位置を第2の検出器で測定
することで、第1、第2の基準ゲージブロックの何れか
と第3の基準ゲージブロックとの校正値の差は専ら第2
の検出器の実測値の差として現れることになり、これに
より校正値に対する実測値の差から第2の検出器の感度
係数が求められる。
【0012】そして、これらの新たな感度係数で現在値
を更新することで第1および第2の検出器の感度校正作
業を行うことができる。このように、本発明では、第
1、第2の検出器を別個に校正することで、高精度の校
正を確実に行えるようになる。
【0013】本発明において、前記制御演算工程による
前記第1の検出器の感度係数G1は、 G1=|(A0+Ad)−(B0+Bd)|/(|Au−
Bu|/Gu0) 前記第2の検出器の感度係数G2は、 G2=|{B0+(Bu×G1/Gu0)}−{C0+
(Cu×G1/Gu0)}|/(|Bd−Cd|/Gd
0) によりそれぞれ求める。ただし、 A0;第1の基準ゲージブロックの校正値 B0;第2の基準ゲージブロックの校正値 C0;第3の基準ゲージブロックの校正値 Gu0;現在登録されている第1検出器の感度係数 Gd0;現在登録されている第2検出器の感度係数 Au;第1検出器による第1の基準ゲージブロックの計
測値 Ad;第2検出器による第1の基準ゲージブロックの計
測値 Bu;第1検出器による第2の基準ゲージブロックの計
測値 Bd;第2検出器による第2の基準ゲージブロックの計
測値 Cu;第1検出器による第3の基準ゲージブロックの計
測値 Cd;第2検出器による第3の基準ゲージブロックの計
測値 とすることができる。
【0014】このような本発明では、G1およびG2の
式を順次演算することで、前述した制御演算工程の具体
的な演算が行える。G1式については、基本的に「第2
面側を揃えれば第1面側の差は各ブロックの校正値の差
になる」という考えに基づいている。つまり、この状態
では各ブロックの校正値の差|A0−B0|と第1面側
にある第1の検出器の計測値の差|Au−Bu|とは対
応するはずであり、これらの比が補正係数になる。従っ
て、第1の検出器については、現在の感度係数Gu0に
対して補正された感度係数G1は、G1=(|A0−B
0|/|Au−Bu|)Gu0となる。
【0015】この際、「第2面側を揃えれば」という前
提を外すため、つまり正確に揃っていなくてもよいよう
にするために、第2の検出器による計測値Ad、Bdの
項を加えている。つまり、第2面側位置(Ad,Bd)
+校正値(A0,B0)=第1面側位置(Au,Bu)
という原理に基づき、第2面側から計算される第1面側
の値|(A0+Ad)−(B0+Bd)|と第1面側で直
接計測される値|Au−Bu|とを対応させ、これらの比
を補正係数とする、ということである。
【0016】G2式については、基本的に「第1面側を
揃えれば第2面側の差は各ブロックの校正値の差にな
る」という考えに基づいている。つまり、この状態では
各ブロックの校正値の差|B0−C0|と第2面側にあ
る第2の検出器の計測値の差|Bu−Cu|とは対応す
るはずであり、これらの比が補正係数になる。従って、
第2の検出器については、現在の感度係数Gd0に対し
て補正された感度係数G2は、G2=(|B0−C0|
/|Bu−Cu|)Gd0となる。
【0017】この際、「第1面側を揃えれば」という前
提を外すため、つまり正確に揃っていなくてもよいよう
にするために第1の検出器による計測値Bu、Cuの項
を加える。この点の詳細は前述のG1式の説明と同様で
ある。
【0018】更に、値Bu、Cuの精度を高めるため
に、これらの値をG1式で補正し、こうして得られた値
(Bu・G1/Gu0)、(Cu・G1/Gu0)を用い
ている。このようなG1式、G2式を用いることで、第
1、第2検出器の感度校正を、容易かつ高精度に行うこ
とができる。
【0019】本発明において、前記制御演算工程により
求められた第2検出器の感度係数G2を用いて、感度の
精度を向上させるために新たな第1検出器の感度係数G
1nと第2検出器の感度係数G2nとを次式; G1n=|{A0+(Ad×G2/Gd0)}−{B0
+(Bd×G2/Gd0)}|/(|Au−Bu|/Gu
0) G2n=|{B0+(Bu×G1n/Gu0)}−{C
0+(Cu×G1n/Gu0)}|/(|Bd−Cd|/
Gd0) により順次求め、以下同様に、第2の検出器の感度係数
G2nから、さらに高精度な第1検出器の感度係数G1
mと第2検出器の感度係数G2mとを順次求めることを
必要回数だけ繰り返すことができる。
【0020】このようにすれば、一度求めた第1、第2
検出器の感度係数に基づいて繰り返し校正することで、
感度を更に向上することができる。
【0021】本発明において、検出器を、スピンドルを
被測定物に当接させて測定を行う変位検出器としてもよ
い。
【0022】このようにすれば、スピンドルを備えた検
出器の感度校正を容易にかつ高精度に行うことができ
る。
【0023】本発明において、測定機はテーブルの表面
に沿って移動可能なホルダを有し、このホルダで複数の
被測定物を順次移動させて各々を検出器に適用させるも
のとしてもよい。
【0024】このようにすれば、複数の被測定物をホル
ダにより順次移動させて測定できるので、測定が迅速
に、かつ、容易に行える。
【0025】本発明において、第1面および第2面は被
測定物の上面および下面であり、第1検出器はテーブル
上に載置された基準ゲージブロックの上面を測定し、第
2検出器はテーブル上に載置された基準ゲージブロック
の下面を測定するものとしてもよい。
【0026】このようにすれば、第1、第2の検出器を
別個に校正することで、高精度の校正を確実に行えるよ
うになる。
【0027】本発明において、第2検出器はテーブル面
の下方に配置され、テーブルに形成された開口を通して
被測定物の下面に適用されるものとしてもよい。
【0028】このようにすれば、第2検出器をテーブル
の下方に設置できるので、装置を小型化することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。 (機器の概要)本実施形態の測定機における検出器の感
度校正方法は、アナログのゲインを調整する方法ではな
く、AD変換されたデジタル値をマイクロメートルに換
算するための係数を算出してその値を更新するという方
法であり、図1に示すような測定機1に適用されるもの
である。この測定機1は、基台2上に設けられた水平な
テーブル3を備えている。図2に示すように、このテー
ブル3上には第1、第2および第3の基準ゲージブロッ
クW1、W2、W3がホルダ4に保持されて水平方向
(X軸方向)に移送されるようになっており、このホル
ダ4は、例えばシリンダを利用した駆動手段5により駆
動される。
【0030】図1に戻って、基台2上にはコラム8が立
設され、このコラム8には、例えばボールねじ9等によ
りテーブル3に対して直交する上下方向(Z軸方向、検
出方向)にスライド可能に第1検出器である上側検出器
10が設けられている。この上側検出器10は、器体1
1と、この器体11に上下方向にスライド可能に取り付
けられるスピンドル12と、このスピンドル12に取り
付けられた測定子15とを備えて形成されている。
【0031】また、図1、2に示すように、テーブル3
の内部には上側検出器10とほぼ同一構造の第2検出器
である下側検出器20が設けられ、この下側検出器20
はテーブル3を挟んで上側検出器10とそれぞれのスピ
ンドル12、22が対向するように上下に対称配置され
ている。テーブル3には、下側検出器20のスピンドル
22が上下動できるように貫通穴3Aが形成されてお
り、また、下側検出器20のスピンドル22の先端(上
端)には測定子25が設けられている。なお、上側検出
器10と下側検出器20との構造は、必ずしも同一でな
くてもよい。
【0032】前記第1の基準ゲージブロック(以下、単
に第1ブロックという)W1はマッチ箱状のほぼ直方体
状に形成され、その高さ寸法H1が例えば6.000mm
となっている。第2の基準ゲージブロック(以下、単に
第2ブロックという)W2もほぼ直方体状に形成されて
おり、その高さ寸法H2は例えば6.013mmとなって
いて第1ブロックW1と異なる高さ寸法となっている。
つまり、互いの上面17と17’との位置(第1面)が
異なっている。
【0033】第3の基準ゲージブロック(以下、単に第
3ブロックという)W3はその下面に凹部を有する形状
となっており、この凹部18''から上面17''までの高
さ寸法H3が例えば6.000mmとなっている。つま
り、第1ブロックW1の下面18および第2ブロックW
2の下面18’のいずれかと、第3ブロックW3の下面
18''の位置(第2面)が異なっている。そして、これ
らの各ブロックW1〜W3の高さ寸法は、予め光波干渉
計等で測定されたものであり、これらの寸法が後でも述
べるように各ブロックW1〜W3の校正値A0,B0,
C0とされている。
【0034】図3に示すように、このような測定機1の
制御装置30は、制御演算工程を実行する制御演算手段
31を備えている。この制御演算手段31には、ホルダ
4をX軸方向に駆動させる前記駆動手段5と、第1、第
2ブロックW1、W2の上面を計測する上側検出器10
と、第2、第3ブロックW2、W3の下面を計測する下
側検出器20と、各ブロックW1〜W3の校正値等の指
示値を入力する操作パネル32と、上側および下側検出
器10、20で得られた計測値に基づいて制御演算手段
31で算出され更新された上下それぞれの検出器の感度
係数を表示する表示手段33とが接続されている。
【0035】また、上側検出器10は、スピンドル12
を上下動させる前記ボールねじを含む上側駆動系34
と、第1のゲージブロックW1と第2のゲージブロック
W2との高さの差を検出するとともに変位を表示する上
側エンコーダー部35とを有している。下側検出器20
は、テーブル3の下方のスピンドル22を上下動させる
下側駆動系36と、第2のゲージブロックW2と第3の
ゲージブロックW3との高さの差を検出するとともに変
位を表示する下側エンコーダー部37とを有している。
【0036】そして、図4に示すように、各エンコーダ
ー部35、37は、 変位表示=(変位出力A/D値)×感度係数 の条件をみたすため、前記測定子15、25を含み形成
される検出部39と、この検出部39で検出されたアナ
ログ値をデジタル値に変換するA/D変換器40と、こ
のA/D変換器40で変換されたデジタル値に感度係数
を乗算して変位表示する感度係数乗算部41とを備えて
構成されている。
【0037】(処理手順)次に、以上の測定機1を用い
た検出器感度係数の設定操作および処理手順を説明す
る。ここで、校正用の各基準ゲージブロックの要件を下
記の通りとする。 第1ブロック(高さ寸法6.000mm)W1の校正値を
A0 第2ブロック(高さ寸法6.013mm)W2の校正値を
B0 第3ブロック(凹部高さ寸法6.000mm、凸部高さ寸
法6.013mm)W3の校正値をC0で表すものとす
る。 ただし、校正値とは、基準ゲージブロックの値を別途、
光波干渉計等で測定しておいた値のことをいう。
【0038】さらに、現在制御演算手段31の記憶部に
登録されている感度係数(推定感度係数)を、 上側検出器の感度係数=Gu0 下側検出器の感度係数=Gd0とする。 また、検出器の検出出力の符号は、スピンドルの前進方
向がプラスとなっている。
【0039】第1〜3ブロックW1〜W3の校正値A
0、B0−C0をキーボード等の操作により操作パネル
32に入力する。 第1〜3ブロックW1〜W3を専用ホルダ4にセット
する。この際、ホルダ4をスピンドル12の直下位置近
傍から後退させておくことが好ましい。
【0040】専用ホルダ4を第1ブロックW1が測定
位置にくるように前進させ、上側駆動系34および下側
駆動系36により上側検出器10および下側検出器20
をそれぞれ駆動させ、スピンドル12、22の測定子1
5、25を第1ブロックW1の上面および下面に当接さ
せて第1ブロックW1のテーブル3上面からの高さを計
測する。そしてその計測値を上側検出器;Au、下側検
出器;Adとして制御演算部31の記憶部に記憶させ
る。計測は繰り返し3回行い、その平均値を使用する。
【0041】第1ブロックW1と同様の手順により第
2ブロックW2を計測する。そしてその計測値を上側検
出器;Bu、下側検出器;Bdとして制御演算部31の
記憶部に記憶させる。計測は繰り返し3回行い、その平
均値を使用する。
【0042】引き続き同様の手順により第3のブロッ
クW3を計測する。そしてその計測値を上側検出器;C
u、下側検出器;Cdとして制御演算部31の記憶部に
記憶させる。これらの工程から工程までの各々にお
いては、計測を繰り返し3回行い、その平均値を使用す
る。
【0043】制御演算手段31において、以上の各数
値を次式に当てはめ上側検出器10の感度係数G1を求
める。 G1=|(A0+Ad)−(B0+Bd)|/(|Au−
Bu|/Gu0) さらに、下側検出器20の感度係数G2を次式にて求
める。 G2=|{B0+(Bu×G1/Gu0)}−{C0+
(Cu×G1/Gu0)}|/(|Bd−Cd|/Gd
0) このようにして求めたそれぞれの感度係数G1、G2
は、表示手段33に表示される。
【0044】引き続き、下記の計算式に基づき感度係
数G1、G2の再計算を行い、感度係数G1、G2の更
新を繰り返す。 G1n=|{A0+(Ad×G2/Gd0)}−{B0
+(Bd×G2/Gd0)}|/(|Au−Bu|/Gu
0) (この際、前記工程のG2を使用する) G2n=|{B0+(Bu×G1n/Gu0)}−{C
0+(Cu×G1n/Gu0)}|/(|Bd−Cd|/
Gd0) (この際、前式のG1nを使用する) G1m=|{A0+(Ad×G2n/Gd0)}−{B
0+(Bd×G2n/Gd0)}|/(|Au−Bu|/
Gu0) (この際、前式のG2nを使用する) G2m=|{B0+(Bu×G1m/Gu0)}−{C
0+(Cu×G1m/Gu0)}|/(|Bd−Cd|/
Gd0) (この際、前式のG1mを使用する)
【0045】上記〜を3回繰り返し、最終的な感
度係数G1とG2とを求める。ただし、それぞれで求め
た感度係数の値のずれが大きい場合には、校正作業中に
何らかの異常があったものとして、校正異常を表示し
て、校正作業を中止する。
【0046】なお、以上の実施形態は次のような基本要
件に基づいている。先ず、上側については次の通りであ
る。 計測される寸法差の真値=(B0−A0)μm 上側測定子の変位(出力); 変位変換値=(Bu−Au) A/D値 =(Bu−Au)/Gu0 下側測定子の変位(出力); 変位変換値=(Bd−Ad) A/D値 =(Bd−Ad)/Gd0 上側測定子の推定変位=(B0−A0)+(Bd−A
d) 上側測定子の推定感度係数G1; G1=上側測定子の推定変位/上側測定子の変位A/D
値={(B0−A0)+(Bd−Ad)}/{(Bu−
Au)/Gu0} 一方、下側については次の通りである。 計測される寸法差の真値=(B0−C0)μm 上側測定子の変位(出力); 変位変換値=(Cu−Bu) A/D値 =(Cu−Bu)・G1/Gu0 下側測定子の変位(出力) 変位変換値=(Cd−Bd) A/D値 =(Cd−Bd)/Gd0 下側測定子の推定変位=(B0−C0)+(Cu−B
u)・G1/Gu0 下側測定子の推定感度係数G2; G2=下側測定子の推定変位/下側測定子の変位A/D
値={(B0−C0)+(Cu−Bu)・G1/Gu
0}/{(Cd−Bd)/Gd0}
【0047】(実施形態の効果)このような本実施形態
によれば、次のような効果がある。すなわち、本実施形
態では、上面の高さ寸法が異なる一対のブロック(第
1、第2ブロックW1、W2)の上面および下面の位置
と、下面の高さが異なる一対のブロック(第2ブロック
W2、第3ブロックW3)の上面および下面の位置とを
計測し、制御演算手段31においてそれぞれの計測値等
を所定の数式に当てはめて上下別個の検出器の感度係数
G1,G2を求め、この感度係数を上下別個に更新する
ようにした。このようにしたので、検出器10、20の
もつ固有の誤差を吸収でき、感度校正が容易であり、高
精度の校正ができるようになる。
【0048】また、計測値等を基にして制御演算部31
において自動的に感度係数を算出するようにした。この
ようにしたので、容易に感度校正を行える。
【0049】さらに、計測を3回行いその平均値を使用
するとともに、感度校正作業(演算)は前回の値を代入
しながら誤差を追い込むように3回行うものとした。こ
のため、所望の数値と校正された値との誤差が、計算の
たびに少なくなり、これにより、高精度の校正を行える
ようになった。
【0050】次に、具体的な数値を用いて校正処理とそ
れによる誤差量の収束について説明する。検出器に与え
る変位は上側、下側ともに13μmとする。 <上側1回目>ゲージブロックのテーブル上での高さ変
動は1μm以下を想定(実質0.3μm以下)する。ま
た、下側検出器の感度校正前の感度誤差を10%を仮定
する。下側検出器によるゲージブロックの高さ変動量の
補正誤差を、0.1μm=1μm×(10/100)で
表すものとすると、感度補正誤差率≒0.8%(=0.
1μm/13μm)となる。
【0051】<下側1回目>ゲージブロックのテーブル
上での高さ変動は1μm以下、第3ゲージブロックの中
央寸法は13μmに対して1μmずれているものとする
と、上側検出器によるゲージブロックの高さ変動量の補
正誤差を0.016μm=2μm×(0.8/100)
として、感度補正誤差率≒0.12%(=0.016μ
m/13μm)となる。
【0052】<上側2回目(再計算)>下側検出器によ
るゲージブロックの高さ変動量の補正誤差を0.001
2μm=1μm×(0.12/100)とすると、感度
補正誤差率≒0.01%(=0.0012μm/13μ
m)となる。 <下側2回目(再計算)>上側検出器によるゲージブロ
ックの高さ変動量の補正誤差を、0.0002μm=2
μm×(0.01/100)とすると、感度補正誤差率
≒0.0015%(=0.0012μm/13μm)と
なる。
【0053】このように、本実施形態ではこの段階でき
わめて低い感度補正誤差率を得ることができ、充分な誤
差の収束を実現している。しかし、本発明の実施形態で
はさらにもう1回、再計算を実行し、そこで得られた値
を更新している。そのため、さらに低い感度補正誤差率
となり、より高精度の感度校正を行えるものとなってい
る。
【0054】(他の実施形態)なお、本発明は、前記実
施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成
できるものであれば、次に示すような変形形態でもよい
ものである。すなわち、前記実施形態では、感度校正の
更新を制御装置30により自動的に行っているが、これ
に限らず、手動により行ってもよい。この場合、校正の
手順としては、最初に第1ブロックW1と第2ブロック
W2とを1回づつ測定するが、このとき、両ブロックW
1、W2の下側はテーブルに接しているため、下側検出
器の値は両測定とも近い値となり、測定値の差は上側検
出器によるものと考えて、この差が0.013mmとな
るように、上側検出器の感度校正を行う。
【0055】次に、第3ブロックを測定する。このと
き、第2ブロックW2と第3ブロックW3との値を比較
すると、上側検出器の値は両測定とも近い値となるはず
なので、測定値の差は下側検出器によるものと考えて、
この差が0.013mmとなるように、下側検出器の感
度調整を行う。この校正作業を2回繰り返して、誤差を
追い込んでいく。本変形形態でも、前記実施形態と同様
に上下検出器の値を個別に使用し、一定の計算式を用い
て感度係数を求め、これにより、検出器の感度を校正す
る。そして、本変形形態でも前記実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の測定機
における検出器の感度校正方法によれば、第1、第2の
基準ゲージブロックの第1面を第1の検出器で測定し、
第1、第2の基準ゲージブロックの何れかと第3の基準
ゲージブロックの第2面を第2の検出器で測定し、それ
ぞれの検出器の感度係数を求め、これらの感度係数で現
在値を更新することで第1および第2の検出器の感度校
正作業を行うことができる。従って、第1、第2の検出
器を別個に校正することで、高精度の校正を確実に行え
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る検出器の感度校正方
法が適用される測定器を示す全体正面図である。
【図2】本実施形態の基準ゲージブロックと検出器のス
ピンドルとの位置関係を示す縦断面図である。
【図3】本実施形態の測定機の制御装置を示すブロック
図である。
【図4】本実施形態の制御装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
1 測定機 3 テーブル 5 駆動手段 10 第1検出器である上側検出器 12、22 スピンドル 15、25 測定子 17、17’、17'' 第1面である上面 18、18’18'' 第2面である下面 20 第2検出器である下側検出器 30 制御装置 39 検出部 41 感度係数乗算部 W1 第1の基準ゲージブロック W2 第2の基準ゲージブロック W3 第3の基準ゲージブロック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を載置するテーブルと、この被
    測定物の対向する第1面および第2面の位置を検出する
    第1、第2の検出器とを備え、前記各検出器は各々が検
    出した位置出力に感度係数を乗じて計測値とするもので
    あり、前記測定機は各検出器の計測値から前記被測定物
    の第1面と第2面との距離を計測するものである、その
    ような測定機に適用される、測定機における前記検出器
    の感度を校正する方法であって、 第1面と第2面との距離が互いに異なりかつ予め各々の
    前記距離の正確な校正値が解っている第1、第2の基準
    ゲージブロックを用い、前記各基準ゲージブロックを前
    記テーブル上に載置し、各々の前記第2面位置を略一致
    させ、この状態で各基準ゲージブロックの第1面を前記
    第1検出器で計測する第1計測工程と、 前記第1、第2の基準ゲージブロックの何れかと、この
    何れかの基準ゲージブロックとは第1面と第2面との距
    離が異なりかつ予め前記距離の正確な校正値が解ってい
    る第3の基準ゲージブロックとを、それぞれ前記テーブ
    ル上に載置し、各々の前記第1面位置を略一致させ、前
    記何れかの基準ゲージブロックの第2面と前記第3の基
    準ゲージブロックの第2面とを前記第2検出器で計測す
    る第2計測工程と、 前記第1、第2の基準ゲージブロックの前記校正値の差
    と前記第1計測工程で計測した第1、第2の基準ゲージ
    ブロックの実測値の差とに基づき第1検出器の感度を校
    正するための第1感度係数を所定の数式により求めると
    ともに、前記第1、第2の何れかの基準ゲージブロック
    と第3の基準ゲージブロックとの前記校正値の差と前記
    第2計測工程で計測した前記何れかの基準ゲージブロッ
    クと第3の基準ゲージブロックとの実測値の差とに基づ
    き第2検出器の感度を校正するための第2感度係数を所
    定の数式により求める制御演算工程と、 前記制御演算工程により算出された第1感度係数および
    第2感度係数を前記第1および第2の検出器の感度係数
    として更新する工程とを有することを特徴とする測定機
    における検出器の感度校正方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測定機における検出器
    の感度校正方法において、前記制御演算工程による前記
    第1の検出器の感度係数G1は、 G1=|(A0+Ad)−(B0+Bd)|/(|Au−
    Bu|/Gu0) 前記第2の検出器の感度係数G2は、 G2=|{B0+(Bu×G1/Gu0)}−{C0+
    (Cu×G1/Gu0)}|/(|Bd−Cd|/Gd
    0) によりそれぞれ求める。ただし、 A0;第1の基準ゲージブロックの校正値 B0;第2の基準ゲージブロックの校正値 C0;第3の基準ゲージブロックの校正値 Gu0;現在登録されている第1検出器の感度係数 Gd0;現在登録されている第2検出器の感度係数 Au;第1検出器による第1の基準ゲージブロックの計
    測値 Ad;第2検出器による第1の基準ゲージブロックの計
    測値 Bu;第1検出器による第2の基準ゲージブロックの計
    測値 Bd;第2検出器による第2の基準ゲージブロックの計
    測値 Cu;第1検出器による第3の基準ゲージブロックの計
    測値 Cd;第2検出器による第3の基準ゲージブロックの計
    測値 であることを特徴とする測定機における検出器の感度校
    正方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の測定機における検出器
    の感度校正方法において、前記制御演算工程により求め
    られた第2検出器の感度G2を用いて、感度の精度を向
    上させるために新たな第1検出器の感度G1nと第2検
    出器の感度G2nとを次式; G1n=|{A0+(Ad×G2/Gd0)}−{B0
    +(Bd×G2/Gd0)}|/(|Au−Bu|/Gu
    0) G2n=|{B0+(Bu×G1n/Gu0)}−{C
    0+(Cu×G1n/Gu0)}|/(|Bd−Cd|/
    Gd0) により順次求め、 以下同様に、第2の検出器のG2nから、さらに高精度
    な第1検出器の感度G1mと第2検出器の感度G2mと
    を順次求めることを必要回数だけ繰り返すことを特徴と
    する測定機における検出器の感度校正方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までの何れかに記
    載の測定機における検出器の感度校正方法において、前
    記検出器は、スピンドルを被測定物に当接させて測定を
    行う変位検出器であることを特徴とする測定機における
    検出器の感度校正方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までの何れかに記
    載の測定機における検出器の感度校正方法において、前
    記測定機はテーブルの表面に沿って移動可能なホルダを
    有し、このホルダで複数の前記被測定物を順次移動させ
    て各々を前記検出器に適用させるものであることを特徴
    とする測定機における検出器の感度校正方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までの何れかに記
    載の測定機における検出器の感度校正方法において、前
    記第1面および第2面は被測定物の上面および下面であ
    り、前記第1検出器はテーブル上に載置された前記基準
    ゲージブロックの上面を測定し、第2検出器はテーブル
    上に載置された前記基準ゲージブロックの下面を測定す
    ることを特徴とする測定機における検出器の感度校正方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の測定機における検出器
    の感度校正方法において、前記第2検出器はテーブル面
    の下方に配置され、テーブルに形成された開口を通して
    前記被測定物の下面に適用されることを特徴とする測定
    機における検出器の感度校正方法。
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