JPH1172011A - ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構 - Google Patents

ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構

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Publication number
JPH1172011A
JPH1172011A JP23356897A JP23356897A JPH1172011A JP H1172011 A JPH1172011 A JP H1172011A JP 23356897 A JP23356897 A JP 23356897A JP 23356897 A JP23356897 A JP 23356897A JP H1172011 A JPH1172011 A JP H1172011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
engine
rocker arm
adjusting bolt
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23356897A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuzaburo Nagata
田 龍三郎 永
Kazufumi Kitamura
村 和 史 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1172011A publication Critical patent/JPH1172011A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブクリアランスのメンテナンスの周期を
長くすること。 【解決手段】 シリンダブロック11に枢支されたロッ
カーアーム12、前記ロッカーアーム12の一端部に出
没自在に螺合された調整ボルト14、前記調整ボルト1
4と所定のバルブクリアランスGを介して対向し且つカ
ムシャフト上のカムにより惹起される上下運動を前記調
整ボルト14と当接することによりを前記調整ボルト1
4に伝達するロッド16、前記ロッカーアーム12の他
端部に保持されたラッシュアジャスタ17ならびに前記
ラッシュアジャスタ17と常時連結されるエンジンバル
ブ18を備えるガスヒートポンプ用エンジンの動弁機
構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスヒートポンプ
用エンジンの動弁機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構
においては、熱膨張・摩耗による各部寸法変化を吸収
し、バルブ突き上げを防止するために、バルブクリアラ
ンスが設けられている。しかして、このバルブクリアラ
ンスは、閉弁中のバルブとロッカーアームとの間に形成
されるのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バルブクリ
アランスは、温度変化に基づく動弁系部品の膨張・収縮
や動弁系部品の摩耗などにより変動するので、定期的に
バルブクリアランスを点検して最適値に調整する必要が
ある。しかも、ガスヒートポンプ用エンジンの稼動時間
は年間平均で2000ないし4000時間となり、上記
変動も顕著となるので、バルブクリアランスの点検の周
期を短くせねばならなかった。
【0004】それ故に、本発明は、バルブクリアランス
の点検の周期をより長くできるようにすることができ
る、ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構を提供する
ことを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
は、シリンダブロックに枢支されたロッカーアーム、前
記ロッカーアームの一端部に出没自在に螺合された調整
ボルト、前記調整ボルトと所定のバルブクリアランスを
介して対向し且つカムシャフト上のカムにより惹起され
る上下運動を前記調整ボルトと当接することによりを前
記調整ボルトに伝達するロッド、前記ロッカーアームの
他端部に保持されたラッシュアジャスタならびに前記ラ
ッシュアジャスタと常時連結されるエンジンバルブを備
えるガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構を構成した
ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段による作用は、以下の通りであ
る。即ち、温度変化に基づく動弁系部品の膨張・収縮や
動弁系部品の摩耗などによる寸法変化は、ラッシュアジ
ャスタおよびバルブクリアランスの双方の作用に吸収さ
れ、エンジンバルブの弁座への密着は全うされる。かく
して、バルブクリアランスしか設けられていない場合に
比べて、バルブクリアランスのメンテナンスの周期を長
くすることができる。
【0007】
【実施の態様】以下、本発明の実施の態様を添付図面に
基づいて説明する。
【0008】図1において、ガスヒートポンプ用エンジ
ンの動弁機構10はシリンダブロック11を備える。シ
リンダブロック11の上部には、ロッカーアーム12
が、軸13により、枢支されている。ロッカーアーム1
2の右端部には、調整ボルト14が出没自在に螺合され
ており、その位置は、ロックナット15を締めることに
より固定できるようになっている。
【0009】調整ボルト14の先端部は、所定の間隙G
を介して、ロッド16の上端部と対向ないし対峙してい
る。しかして、ロッド16の下端部は、図示されないカ
ムシャフト上のカムと常時当接しており、カムシャフト
の回転に伴い、ロッド16のは上下方向に往復動するよ
うになっている。ロッド16が上に移動したときは、バ
ルブクリアランスGをストロークした後、ロッド16の
上端部が調整ボルト14の先端部と係合し、ロッカーア
ーム12が、軸13を中心として、反時計方向に回動す
るようになっている。
【0010】ロッカーアーム12の左端部内には、ラッ
シュアジャスタ17が保持されている。組み付け時、ラ
ッシュアジャスタ17の有効ストロークが最大となるよ
うになっている。ラッシュアジャスタ17自体の構成・
作用は周知事項であるので、その説明は省略するが、ラ
ッシュアジャスタ17の上側には、油溜め30が形成さ
れており、エンジンが回転中は、周知のように、図示さ
れないオイルポンプ、オイル通路および油溜め30を介
してオイルがラッシュアジャスタ17内に供給されるよ
うになっている。ラッシュアジャスタ17のロッド17
aは、常時、エンジンバルブ18のステム18aと係合
している。しかして、エンジンバルブ18のステム18
a上に固定されたリテーナ19は、スプリング20によ
り、常時、上方向に付勢されている。
【0011】エンジンバルブ18のステム18aは、シ
リンダブロック11内に装架されたガイド21内を滑動
可能となっている。エンジンバルブ18は弁体18bを
備える。この弁体18bは、エンジンバルブ18のステ
ム18aがスプリング20により上方向に付勢されてい
ることに伴い、ロッカーアーム12が反時計方向に回動
しない限り、常時、弁座22に着座するようになってい
る。。
【0012】前記したように、カムシャフトの回転に伴
い、ロッド16が上に移動したときは、間隙Gをストロ
ークした後、ロッド16の上端部が調整ボルト14の先
端部と係合し、ロッカーアーム12が、軸13を中心と
して、反時計方向に回動するようになっている。この回
動により、ロッカーアーム12の左端部からエンジンバ
ルブ18のステム18aに対して下方向への付勢力が作
用し、エンジンバルブ18の弁体18bが弁座22から
離反する。
【0013】次いで、カムシャフトの更なる回転に伴
い、ロッド16が下降するようになると、ロッカーアー
ム12は、スプリング20の作用により、軸13を中心
として、時計方向に回動し、スプリング20により上方
向に付勢されてエンジンバルブ18の弁体18bが弁座
22に着座するようになっている。。転しはじめるのは
上下方向に往復動する。かような、エンジンバルブ18
の弁体18bの弁座22との係脱の繰り返しにより、エ
ンジンバルブ18の吸排作用が営まれる。
【0014】上記した動弁機構10においては、関連部
品の熱膨張・収縮や摩耗により、関連部品間の関係が変
動しても、その変動は、間隙Gとラッシュアジャスタ1
7の双方で吸収されて、エンジンバルブ18の弁体18
bの弁座22への着座を確実ならしめることができる。
【0015】なお、長期間の休止中は定期的に、エンジ
ンアイドリングを行い、オイルポンプから、ロッカーア
ーム12の他端部とラッシュアジャスタ17との間に形
成されている油溜り30に油を供給せしめ、油溜り30
内に常時油を存在せしめるのが望ましい。これにより、
休止期間満了後にラッシュアジャスタ17が円滑に作動
する。その理由は、次の通りである。休止中、ラッシュ
アジャスタ17の外周部とロッカーアーム12との間に
形成されるスキマを介して油溜り30内の油が徐々に落
下して、終にはなくなってしまう。そうすると、油溜り
30内に油がない状態で、再び動弁機構10が作動する
と、ラッシュアジャスタ17が油溜り30内のエアーを
吸い込み、作動不良を惹起するからである。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明の効果は次の通りであ
る。すなわち、温度変化に基づく動弁系部品の膨張・収
縮や動弁系部品の摩耗などによる寸法変化は、ラッシュ
アジャスタおよびバルブクリアランスの双方の作用に吸
収され、エンジンバルブの弁座への密着は全うされる。
かくして、バルブクリアランスしか設けられていない場
合に比べて、バルブクリアランスのメンテナンスの周期
を長くすることができる。請求項2の発明の効果は次の
通りである。すなわち、油溜りには常時油が存在するの
で、長期間の休止後でも、ラッシュアジャスタが円滑に
作動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るガスヒートポンプ用
エンジンの動弁機構の断面図である。
【符号の説明】
11: シリンダブロック 12: ロッカーアーム 13: 軸 14: 調整ボルト 15: 締付けナット 16: ロッド 17: ラッシュアジャスタ 18: エンジンバルブ 30: 油溜り G: バルブクリアランス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックに枢支されたロッカー
    アーム、前記ロッカーアームの一端部に出没自在に螺合
    された調整ボルト、前記調整ボルトと所定のバルブクリ
    アランスを介して対向し且つカムシャフト上のカムによ
    り惹起される上下運動を前記調整ボルトと当接すること
    によりを前記調整ボルトに伝達するロッド、前記ロッカ
    ーアームの他端部に保持されたラッシュアジャスタなら
    びに前記ラッシュアジャスタと常時連結されるエンジン
    バルブを備えるガスヒートポンプ用エンジンの動弁機
    構。
  2. 【請求項2】 前記ロッカーアームの他端部と前記ラッ
    シュアジャスタとの間には油溜りが形成されており、長
    期間の休止中は定期的には、エンジンアイドリングによ
    り前記油溜りにオイルポンプから油を供給せしめて、前
    記油溜りに常時油を存在せしめるようにしてなる、請求
    項1記載のガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構。
JP23356897A 1997-08-29 1997-08-29 ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構 Pending JPH1172011A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23356897A JPH1172011A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構

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JP23356897A JPH1172011A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構

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Publication Number Publication Date
JPH1172011A true JPH1172011A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16957121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23356897A Pending JPH1172011A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 ガスヒートポンプ用エンジンの動弁機構

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JP (1) JPH1172011A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017155679A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 マツダ株式会社 エンジンのオイル供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017155679A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 マツダ株式会社 エンジンのオイル供給装置

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A521 Written amendment

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Effective date: 20060411

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