JPH1171556A - 粘着シール - Google Patents

粘着シール

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JPH1171556A
JPH1171556A JP9196877A JP19687797A JPH1171556A JP H1171556 A JPH1171556 A JP H1171556A JP 9196877 A JP9196877 A JP 9196877A JP 19687797 A JP19687797 A JP 19687797A JP H1171556 A JPH1171556 A JP H1171556A
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洋治 杉山
Teruyuki Saido
輝行 道祖土
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TOTSUYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール本体を剥がす前の状態でも組み合わせ
られた絵柄や模様等を楽しむことができ、しかもシール
本体は勿論、通常には廃棄される剥離シートも適宜に綴
じ込んで収集することができる粘着シールを提供する。 【解決手段】 裏面に粘着剤層2が形成され、表面には
第1印刷部3を形成したシール本体4と、表面に第2印
刷部6を形成し、且つその上面に剥離層7を形成した剥
離シート7とからなり、シール本体4の粘着剤層2と剥
離シート8の剥離層7とを貼り合わせてなる粘着シール
1であって、この粘着シール1の端部には綴じ込み手段
12を形成した粘着シール1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール本体は勿
論、通常には廃棄される剥離シートも適宜に綴じ込んで
収集することができる粘着シールに関する。
【0002】
【従来の技術】裏面に粘着剤層が形成され、表面には文
字、図案等を印刷した印刷部を形成したシール本体と、
上記シール本体の粘着剤層に再剥離可能に重合する剥離
シートからなる粘着シールは従来から広く知られてい
る。そして、このような粘着シールは、前記シール本体
の印刷部に標語等の各種文字や各種図柄、例えば人気ア
ニメキャラクターの図案等が印刷してあり、使用者が所
望の場所や道具等にシール本体を貼り付けることによっ
て使用する。一方、剥離シートは、シール本体の粘着剤
層を保護するものであり、シール本体を剥がした時点で
役割を終える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の粘
着シールにおける剥離シートは、シール本体の粘着剤層
を保護し、シール本体を剥がした時点で役割を終えるの
で、その後はゴミとして処分されるものに過ぎなかっ
た。また、一つ一つのシールは数cm程度の小面積であ
っても種々の図柄や模様が印刷されたシールが一枚のシ
ートに形成され、半抜き加工されてそれぞれ独立に剥離
することができるようにした構成のものは、雑誌の付録
等でも良く知られている。しかしながら、多種のシール
一度に全て使い切ることは困難であるし、それ自体が楽
しい作業とはいえないものとなる。そこで多種のシール
のうちの一部のみを使用し、残りを保存しておこうとし
ても、シート自体を紛失しやすく、しかも粗雑に扱うと
所望としない箇所に付着して無駄になることも多かっ
た。そこで、この剥離シートの構成を従来の剥離紙と異
なる構成とすることにより、剥離シートに商品価値を付
与するばかりでなく粘着シール全体の商品価値を著しく
向上させ、しかも粘着シールや剥離シートの保存性を改
良することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたものであり、裏面に粘着剤層が形成され、表面
には文字、図案等を印刷した第1印刷部を形成したシー
ル本体と、表面に文字、図案等を印刷した第2印刷部を
形成し、且つその上面に剥離層を形成した剥離シートと
からなり、シール本体の粘着剤層と剥離シートの剥離層
とを貼り合わせてなる粘着シールであって、この粘着シ
ールの端部に綴じ込み手段を形成したことを特徴とする
粘着シールに関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の粘着シールにおけるシー
ル本体は、前記のように裏面に粘着剤層が、表面に第1
印刷部が形成された構成であり、基本的には従来の粘着
シールにおけるシール本体と同様である。したがって、
その粘着剤層の構成やシール本体を構成する基材の構
成、第1印刷部の構成、及びそれらの製造方法等につい
ては公知のどのような構成並びに製造方法を採用しても
良い。例えば第1印刷部を形成するための印刷インクや
基材の表面処理を適宜選定することによって、ペン等の
適宜筆記具により文字等を記載できるようにしても良
い。また、本発明の粘着シールは、このシール本体の裏
面側に位置する剥離シートの第2印刷部がこのシール本
体を通して表面に露呈するように構成しても良く、この
場合、シール本体を構成する基材は少なくとも剥離シー
トの第2印刷部が視覚できる程度の透明性を有するフィ
ルムで構成される。さらにこの場合、シール本体の表面
に形成される第1印刷部は、通常一部にのみ設けて第1
印刷部以外の面から第2印刷部が露呈するように構成す
るが、この第1印刷部を隠蔽性が少ないインク等で形成
すると、第1印刷部を全面に設けてもこの第1印刷部を
通して第2印刷部を露呈させることができる。
【0006】本発明の粘着シールにおける剥離シート
は、前記のように表面に第2印刷部を形成し、且つその
上面に剥離層を形成した構成であり、その基材(印刷前
の基材)としては、例えば白紙、アート紙、コート紙、
上質紙、片艶晒クラフト紙、晒クラフト紙、板紙、ホロ
グラム加工紙、アルミ転写加工紙、セロファン等、或い
は塩化ビニル(PVC)、ポリエステル(PET)、ナ
イロン、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(P
E)、ポリプロピレン(PP)等の各種プラスチックフ
ィルム、板状プラスチック成形体、ホログラム加工フィ
ルム、アルミ転写加工フィルム、不織布、合成皮革、合
成紙、発泡プラスチック材料等を用いることができる。
さらに、例えば表面が粗い紙材等には適宜目止め処理を
行うようにしても良い。
【0007】また、その後の印刷(第2印刷部)につい
ても使用する印刷インク、印刷方法、図柄等を限定する
ものではなく、例えば公知であるインライン方式等の印
刷装置を用いて基材へ多種多色の文字、色彩等を順次印
刷しても良いし、オフセット方式やスクリーン方式の印
刷装置を用いても印刷しても良い。また、多色印刷装置
を用いて印刷を行う場合には、1回目にOPニス、クリ
アーニス、或いは汎用の目止め材等を印刷してもよい
し、印刷インクを厚肉に印刷することにより目止め効果
を得るようにしても良い。その他にも公知のどのような
印刷インクを用いても良いので、例えば写真のように見
える精密印刷を行うようにしても良い。さらに、基材の
表面側ばかりでなく裏面側にも、このような印刷を施す
ようにしても良い。
【0008】或いは、既に製品として市場に提供されて
いる印刷フィルム等を第2印刷部を形成した剥離用基材
として用いるようにしても良い。
【0009】第2印刷部を形成した剥離シート用基材
は、そのまま剥離層を形成する工程に供しても良いし、
必要に応じて耐折れ性(可撓性)の付与、剛直性の付
与、目止め等の目的で中間介在層を設けるようにしても
良い。この中間介在層を形成するための塗材は、基材並
びに印刷部分との密着性に優れ、さらに後述する剥離層
との密着性にも優れたものが好ましい。また、この中間
介在層の塗材としては、通常透明な樹脂塗料(インク)
等が選ばれるが、印刷面を隠蔽しない程度であれば着色
されたものであっても良い。尤も、中間介在層を設ける
ことなく後述する剥離層を設けた場合には、回収して再
生紙としてリサイクルすることができ、省資源化に貢献
するものとなる。これに対し、従来の剥離紙は、ポリラ
ミ加工(ポリエチレン樹脂の20μm程度のラミネート
加工)が施された上に剥離層が形成されているので、再
生紙としてリサイクルすることができない。
【0010】本発明における剥離層は、硬化が完了した
時点で透明性及び剥離性を有する膜であれば、特にその
他の性状を限定するものではないが、耐折れ性(可撓
性)を有することが望ましい。透明性については、この
剥離層を通して第2印刷部が目視できるものであれば良
く、第2印刷部を隠蔽しない程度であれば着色されたも
のであっても良い。また、この剥離層は、第2印刷部と
の密着性に優れたものが好ましい。尚、第2印刷部が基
材の全面でなく一部のみに形成される場合には、基材と
の密着性にも優れたものが好ましい。また、前記中間介
在層を形成する場合には、この中間介在層との密着性に
も優れたものが好ましい。例えばこの剥離層を形成する
ための塗材としては一般的にシリコーン系塗料が用いら
れるが、シリコーン樹脂と天然或いは合成樹脂とを組み
合わせて用いてもよい。この天然或いは合成樹脂として
は、アクリル系、塩化ビニル−酢酸ビニル(塩酢ビ)
系、硝化綿系、スチレン系、ポリエステル系、ウレタン
系、塩化ビニリデン系、酢酸ビニル系、アクリル−塩酢
ビ系、スチレン−アクリル系、アミノアルキド系、ポリ
オレフィン系等の一種又は二種以上を適宜に使用するこ
とができる。また、熱乾燥型樹脂組成物、紫外線硬化型
樹脂組成物等どのように構成しても良い。尚、紫外線硬
化型樹脂としては、ラジカル重合性不飽和二重結合を有
するモノマー若しくはプレポリマーの一種以上と、増感
剤を必須成分とし、その他の樹脂、着色剤、ワックス等
の種々の添加物を必要に応じて混和するものであり、該
紫外線硬化型樹脂のラジカル重合性不飽和二重結合を有
するモノマーとしては、エチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール等のアルコールに(メタ)アクリル酸をエス
テル化させたもの、フタル酸、マレイン酸、イソシアヌ
ル酸等にアリルアルコールをエステル化させたもの、若
しくはグリシジル(メタ)アクリレートをエステル化さ
せたもの等を用いるものである。
【0011】前記中間介在層や剥離層には、目的に応じ
て各種の添加剤や薬品を添加しても良い。例えば剥離層
には抗菌効果を持たせるようにしても良い。従来の粘着
シールでは、剥離紙は無地でシール本体を剥がした後は
廃棄されるものであったためこのような抗菌効果は不要
であったが、本発明における剥離シートはそれ自体を収
集して楽しめるように第2印刷部が形成されている。し
たがって、本発明における剥離シートは、シール本体を
剥離した後、手や指が頻繁に接触することが想定され、
優れた抗菌性を有することが望ましい。具体的に剥離層
に抗菌効果を持たせるためには、無機系抗菌剤や毒性の
少ない有機系抗菌剤を0.1〜10%の範囲で添加す
る。この抗菌剤の添加量が0.1%よりも少ないと、十
分な抗菌効果が表われない。また、添加量を10%より
多くした場合は、抗菌剤を微細分散した場合においても
商品価値としての光沢、艶、透明性が損なわれてしま
う。より好ましくは0.6〜2.5%である。尚、多く
の有機系抗菌剤は毒性を有し、しかも使用中に溶出して
抗菌効果が長期間継続しないという欠点があるため、無
機系抗菌剤や毒性の少ない有機系抗菌剤を用いる。この
無機系抗菌剤は、銀や亜鉛が持っている抗菌力を利用し
たもので、抗菌性リン酸カルシウム(リン酸カルシウム
に銀や亜鉛等の抗菌性金属イオンを交換吸着させ、固定
化したもの)、抗菌性ゼオライト(アルミナとシリカを
原料とする多孔質合成ゼオライトのナトリウムイオンを
抗菌性金属の銀、亜鉛のイオンで置換したもの)、抗菌
性シリカゲル(シリカゲルを単体とし、チオスルファト
銀錯塩を担持させた後、その表面の一部或いは全部をテ
トラエトキシシランやテトラメトキシシラン等のコーテ
ィング材料で被覆したもの)等を用いるが、特にこれら
に限定するものではない。また、この場合、剥離層は、
厚さ0.5〜10μm(乾燥厚み)にすることが望まし
い。厚みが0.5μmより薄い場合は、前記無機系抗菌
剤の含有量との関係で、十分な抗菌効果が表われない。
また、10μmより厚い場合は、やはり前記無機系抗菌
剤の含有量との関係で、透明性が損なわれてしまう。
【0012】また、本発明の粘着シールの端部には、適
宜構成の綴じ込み手段が形成されている。綴じ込み手段
としては、例えば複数の孔を縦列状に配設した構成など
公知のどのような構成でも良い。尚、特に限定するもの
ではないが、本発明の粘着シールは通常一枚のシート状
シール本体が多種に分画された構成、即ち、一枚のシー
ル本体に多種の図柄や模様の印刷が施されて、半抜き加
工により多数のシール片が独立して剥離できるような構
成とすることが多い。
【0013】このように本発明の粘着シールには綴じ込
み手段が形成されているので、適宜に綴じることがで
き、紛失したり商品価値を損なうことがなく、所望の際
に適宜にシール本体を剥がして使用することができる。
したがって、例えば本発明の粘着シールの数枚を綴じ込
んでシールアルバムとした状態で、或いは例えば近年、
紙幣やカード等の収納ポケットなどを備えた多機能手帳
(システム手帳)が市販されているが、このような増設
可能な手帳に本発明の粘着シールの数枚を綴じ込んだ状
態で、適宜にシール片を剥がして使用することができ
る。
【0014】また、剥離シートにも印刷(第2印刷部)
が施されているので、シールを剥がす前と後とでそれぞ
れに意匠性を楽しむことができる。さらにその視覚的変
化を楽しむことができる。特に剥離シートの第2印刷部
がこのシール本体を通して表面に露呈するように構成し
た場合、第1印刷部と第2印刷部の組み合わせ画像を楽
しめるように構成することができる。例えば剥離シート
の印刷(第2印刷部)として各種のキャラクターを散点
状に印刷し、シール本体の印刷(第1印刷部)として前
記キャラクターをそれぞれ包囲するように枠状模様を印
刷すると、このような粘着シールは、前記キャラクター
が枠状模様の中に記されているかのごとき外観を呈する
ので、シール本体を剥がす以前の未使用時においても使
用者に趣味感を与えることができ、収集意欲を喚起させ
ることもできる。また、この場合のシール本体は通常透
明性の基材で構成され、枠状模様が印刷されているの
で、例えばこれを枠内に収まる大きさの顔写真やスナッ
プ写真の上に貼り合わせれば、あたかも枠状模様が予め
描かれた写真台紙にプリントしているかのごとき外観を
呈し、使用者の趣向を満足させることが可能になる。さ
らに、シール本体の印刷(第1印刷部)としては枠状模
様ばかりでなく、ひげや眉、メガネ等の図柄を施してお
き、このシール片をスナップ写真の画像などに貼着して
楽しむなど、種々の遊びが考案されることも見込まれ
る。
【0015】一方、粘着シールを剥離した後の剥離シー
トについても、印刷(第2印刷部)が施されているの
で、多数のシール片を剥離して使用した(残存するシー
ル片が少ない)状態でも綴じ込みページが常に賑やかな
ものとなり、さらに一部の使用者においてはこの剥離シ
ート自体が収集・保存対象となり、そのまま製品価値を
維持することが可能になる。特に剥離シートの第2印刷
部を例えばトレーディングカードのような意匠性に優れ
た印刷とすることにより、多くの購買者において収集・
保存対象となるようにしても良い。
【0016】また、近年、所謂3分写真と呼ばれる写真
プリント装置をデジタル化して供給されるプリント基材
をラベル化すると共に、画像面に花柄等が同時にプリン
トされる装置(商標名『プリント倶楽部』,通称プリク
ラ)が開発され、若年齢層、特に女子学生の間でこの装
置で撮影したシール(通称プリクラシール)流行してい
るが、本発明の粘着シールにおいてシール本体を剥離し
た剥離シートには、前記のようなプリクラシールを貼着
するようにしても良い。プリクラでは、一枚のシートに
同一画像が多数形成されたシールが得られるため、自分
の持ち物や便箋に自分の名前を書く代わりに貼着した
り、封筒の封止用として使用しているが、最も主たる用
途としては、プリクラシールを友達どうしで交換し、ス
テッカーとしての機能が失われないように市販のステッ
カーアルバムに貼着した状態で携帯し、友達どうしで見
せ合うことである。しかし、既に市販されているステッ
カーアルバムとは、無地の剥離紙をノート状に構成した
ものに過ぎず、特に使い始め時においては貼着したプリ
クラシールも少ないので、極めて視覚的に面白みがな
い。そこで、本発明の粘着シールにおける剥離シートを
複数枚収集して綴じてステッカーアルバムとして利用す
ると、剥離シート自体に印刷(第2印刷部)が施されて
いるので、綴じ込みページが視覚的に賑やかなものとな
る。また、前記システム手帳に粘着シールの数枚を綴じ
込んで適宜にシールを剥離した剥離シートをそのままプ
リクラシールを貼着する台紙として使用することもでき
るので、ステッカーアルバムをわざわざ携帯しなくても
良いという利点もある。このように剥離シートはプリク
ラシール用アルバム(台紙)として高い商品価値を有
し、女子学生などにとっては収集することを欲求する物
品である。このように剥離シートの収集目的は必ずしも
印刷物としての価値に限定されるものではなく、プリク
ラシール用アルバム(台紙)として収集・保存対象とな
るようにしても良い。
【0017】また、本発明の粘着シールの製品形態を限
定するものではないが、粘着シールに綴じ代を設け、雑
誌、書籍、ノート等の折り込みページ(折り込み付録)
としてもよい。この綴じ代は通常端部に設けられる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を図面の実施例に基づいて説
明する。
【0019】以下に示すように粘着シートを製造した。 坪量175gのA2コート紙(9)へUVオフセッ
ト印刷機にて、各種キャラクター等の様々な絵柄(6)
を印刷した。 の印刷紙へ、体質顔料5%、感光性ポリマー(ポ
リエステル樹脂)20%、感光性モノマー(アクリル系
モノマー)15%、光重合開始剤45%、補助剤(シリ
コーン及びワックス)15%より構成される紫外線硬化
型OPニス(7)を塗工し、剥離性を持たせた剥離シー
ト(8)を作製した。 図1に示すプリントラミネーターにより、粘着剤2
(商品名「BPS−5569」東洋インキ社製)を酢酸
エチルにより等量希釈し、リバースロール方式(Aは塗
布ロール)により38μmポリエステルフィルム(5)
へ約20g/m2・dry塗工し、乾燥機B(エロフィ
ン)によりシンナーを蒸散(Cは排気)させた後、に
て作製した剥離シート8へ貼り合わせ(Dは熱ロール,
Eは圧胴)、その直後に連続カッター機Fにより枚葉に
落とした。 にて製造した枚葉粘着タックフィルム上へ再度オ
フセット印刷機により様々な絵柄(にて作製した剥
離シート8の絵柄と対になるような絵柄等)を印刷し
た。 最終的に断裁・抜き・ミシン目入れ加工を行い、図
2に示すような粘着シール1(製品)を得た。
【0020】図2に示す本発明の粘着シート1は、裏面
に粘着剤層2が形成され、表面には第1印刷部3を形成
したシール本体4(透明基材5)と、表面に第2印刷部
6を形成し、且つその上面に剥離層7を形成した剥離シ
ート8(基材9)とからなり、シール本体4の粘着剤層
2と剥離シート8の剥離層7とを貼り合わせて構成され
ている。また、この粘着シール1には、左端部に綴じ代
10が形成されると共に該綴じ代10から切り離すため
の切断用ミシン目11が形成され、さらに左右端部には
6穴である綴じ込み手段12が、中央やや右側には切断
用/折曲用のミシン目13が形成されている。そして、
前記剥離シート8の第2印刷部6をシール本体4を通じ
て粘着シール1の表面に露呈させている。上記粘着シー
ル1は、シール本体4を所望の箇所に貼り付けた場合に
装飾的効果を高めるのは勿論のこと、シール本体4と剥
離シート8とが重合している未使用時においても所望の
装飾的効果を高め、需要者に収集意欲を持たせることが
できる。
【0021】また、この粘着シール1には、前記のよう
に綴じ代10が形成されているので、図3に示すように
雑誌類14の折り込み付録とすることができる。
【0022】さらに、前記粘着シール1は、綴じ込み手
段12が形成されているので、図4に示すように適宜に
手帳等に綴じ込むことができ、しかもシール本体4を剥
離した後は、プリクラシール15を貼着させる台紙とし
て使用することができる。
【0023】尚、前記図1の粘着シール1を前記図4の
ように綴じ込む際には、図5(a)に示すようにミシン
目13を切断して一枚の粘着シール1を2枚の綴じ込み
シートにしても良い。また、図5(b)に示すようにミ
シン目13を折曲して綴じ込むようにしても良い。前者
の場合、見開き部分の右側に位置するページが剥離(印
刷)面、左側に位置するページが無処理面となり、後者
の場合は全ページが剥離(印刷)面となる。
【0024】尚、前記図2(b)では模式的に断面構成
を記載したものであり、印刷層72は必ずしも全面に設
ける必要はなく、一部に設けるようにしても良い。
【0025】前記のように得られた剥離シート8につい
て、再生紙としての適正可否を見る為に図6に示す条件
により、試料調整及びシート作成を行い、適正判断の材
料とした。尚、比較として従来のポリラミ加工の上にシ
リコーン剥離層が形成された構成の剥離紙を同様に試験
した。試験器具及び試験方法については埼玉県製紙工業
試験場にて指導を受けた。
【0026】図7(a)に示すように本発明実施例の剥
離シート8は、前述のように剥離層を構成するシリコー
ン自体を樹脂の中に混合し、全体として硬化させている
構成であるため、パルパーにより全体がくずれ(細かく
なり)最終的にシート作成時まで残らないため、再生紙
として十分な結果が得られた。一方、図7(b)に示す
ように従来の剥離紙では、剥離層を構成するシリコーン
の下に、ポリエチレン樹脂が約20μm前後ラミネート
されているため、パルパーにても細かくなりきらず最終
的にシート作成時までポリエチレン片(膜状、図中に斜
線部で示した)が混入してしまう為、再生紙として十分
な結果が得られなかった。
【0027】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのように
でも実施することができる。例えば図示実施例では、剥
離シート8の第2印刷部6の直上に剥離層7が形成され
る例を示したが、第2印刷部6と剥離層7との間には耐
折れ性や剛直性等を付与することを目的として中間介在
層を設けるようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粘着シール
は、シール本体を所望の箇所に貼り付けた場合に装飾的
効果を高めるのは勿論のこと、シール本体を剥離した後
の剥離シートにおいても所望の装飾的効果を高め、需要
者に収集意欲を持たせるものとなる。また、本発明の粘
着シールには綴じ込み手段が形成されているので、適宜
に綴じることができ、紛失したり商品価値を損なうこと
がなく、所望の際に適宜にシール本体を剥がして使用す
ることができる。さらに、粘着シールを剥離した後の剥
離シートについても、第2印刷部が形成されているの
で、多数のシール片を剥離して使用した(残存するシー
ル片が少ない)状態でも綴じ込みページが常に賑やかな
ものとなり、さらに一部の使用者においてはこの剥離シ
ート自体が収集・保存対象となり、そのまま製品価値を
維持することが可能になる。また、プリクラシール用ア
ルバム(台紙)として収集・保存対象となることも想定
され、製品価値を維持するものとなる。
【0029】特に剥離シートの第2印刷部がこのシール
本体を通して表面に露呈するように構成した場合、第1
印刷部と第2印刷部の組み合わせ画像を楽しめるように
構成することができる。
【0030】また、粘着シールに綴じ代を設けた場合、
雑誌、書籍、ノート等の折り込みページ(折り込み付
録)とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着シールの製造におけるプリントラ
ミネート工程図である。
【図2】(a)本発明の粘着シールの一実施例を示す斜
視図、(b)該粘着シールを構成するシール本体及び剥
離シートの構成を模式的に示す断面図である。
【図3】図2の粘着シールを雑誌類の綴じ込み付録とし
て製品化した例を示す斜視図である。
【図4】図2の粘着シールをシステム手帳に綴じ込んだ
状態例を示す斜視図である。
【図5】(a)図2の粘着シールを図4の状態にする際
にミシン目を切断した場合を示す正面図、(b)ミシン
目を折曲した場合を示す正面図である。
【図6】剥離シートの再生試験の試験方法(条件)を示
す流れ図である。
【図7】(a)本発明実施例の剥離シートを原料とした
場合、(b)従来の剥離紙を原料とした場合、の再生試
験にて得られた再生紙の状態を模式的に示す平面図であ
る。
【符号の説明】
A 塗布ロール B 乾燥機 C 排気 D 熱ロール E 圧胴 F カッター機 1 粘着シール 2 粘着剤層 3 第1印刷部 4 シール本体 5 透明基材 6 第2印刷部 7 剥離層 8 剥離シート 9 基材 10 綴じ代 11 切断用ミシン目 12 綴じ込み手段 13 (切断用/折曲用)ミシン目 14 雑誌 15 プリクラシール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に粘着剤層が形成され、表面には文
    字、図案等を印刷した第1印刷部を形成したシール本体
    と、表面に文字、図案等を印刷した第2印刷部を形成
    し、且つその上面に剥離層を形成した剥離シートとから
    なり、シール本体の粘着剤層と剥離シートの剥離層とを
    貼り合わせてなる粘着シールであって、この粘着シール
    の端部に綴じ込み手段を形成したことを特徴とする粘着
    シール。
  2. 【請求項2】 剥離シートの第2印刷部をシール本体を
    通じて粘着シールの表面に露呈させたことを特徴とする
    請求項1に記載の粘着シール。
  3. 【請求項3】 綴じ代が形成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の粘着シール。
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