JPH1170976A - ２成分収容用装置 - Google Patents
２成分収容用装置Info
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- JPH1170976A JPH1170976A JP10192822A JP19282298A JPH1170976A JP H1170976 A JPH1170976 A JP H1170976A JP 10192822 A JP10192822 A JP 10192822A JP 19282298 A JP19282298 A JP 19282298A JP H1170976 A JPH1170976 A JP H1170976A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D81/32—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
- B65D81/3205—Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces
- B65D81/3211—Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces coaxially and provided with means facilitating admixture
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通路を介して連結可能な２つの容器および該
通路内に配設されたシャッターを具備するタイプの従来
の２成分収容用装置の欠点を改良する。 【解決手段】 シャッターが容器(２、３)の相対的回転
運動の最終状態においてガイド手段(１２)内での該シャ
ッターの軸方向の移動を制限するのに適合した保持手段
(５２)を有することを特徴とする２成分収容用装置。
通路内に配設されたシャッターを具備するタイプの従来
の２成分収容用装置の欠点を改良する。 【解決手段】 シャッターが容器(２、３)の相対的回転
運動の最終状態においてガイド手段(１２)内での該シャ
ッターの軸方向の移動を制限するのに適合した保持手段
(５２)を有することを特徴とする２成分収容用装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は最初の使用に際し
て混合されるべき２種の成分を別々に収容し、調製され
る混合物を分取するための装置に関する。より詳細に
は、本発明は通路を介して相互に連絡することが可能で
あって軸方向に移動することなく軸のまわりに一方を他
方の方へ回転させることが可能な２つの重ね合せた容器
および該通路内に配設されて該成分を別々に貯蔵する間
は該通路を閉鎖する単一シャッターを具有する装置であ
って、一方の容器が該通路内でのシャッターの移動を案
内するガイド手段を有し、他方の容器が２つの容器の相
対的回転運動を該ガイド手段内におけるシャッターの軸
方向の移動に変換して該通路を開放させることによって
該成分を混合させる駆動手段を有する該装置に関する。
このタイプの装置を使用することによって成分の容量を
低減させることなく、かつ混合物を開口部から噴出させ
やすい過圧を発生させることなく該成分を混合すること
ができる。
て混合されるべき２種の成分を別々に収容し、調製され
る混合物を分取するための装置に関する。より詳細に
は、本発明は通路を介して相互に連絡することが可能で
あって軸方向に移動することなく軸のまわりに一方を他
方の方へ回転させることが可能な２つの重ね合せた容器
および該通路内に配設されて該成分を別々に貯蔵する間
は該通路を閉鎖する単一シャッターを具有する装置であ
って、一方の容器が該通路内でのシャッターの移動を案
内するガイド手段を有し、他方の容器が２つの容器の相
対的回転運動を該ガイド手段内におけるシャッターの軸
方向の移動に変換して該通路を開放させることによって
該成分を混合させる駆動手段を有する該装置に関する。
このタイプの装置を使用することによって成分の容量を
低減させることなく、かつ混合物を開口部から噴出させ
やすい過圧を発生させることなく該成分を混合すること
ができる。
【０００２】
【従来の技術】実開平２−５０３３６９号公報にはこの
タイプの装置であって、２つの容器間の相対的な回転の
最後の状態においてシャッターが下方の容器の底部まで
落下する装置が開示されている。このシャッターは装置
の向きを変えると通路内に捕獲されるので、混合物、特
に粘性混合物の分取は妨げられる。
タイプの装置であって、２つの容器間の相対的な回転の
最後の状態においてシャッターが下方の容器の底部まで
落下する装置が開示されている。このシャッターは装置
の向きを変えると通路内に捕獲されるので、混合物、特
に粘性混合物の分取は妨げられる。
【０００３】仏国特許出願第２ ６９１ ９５０号明細書
には移動性シャッターを有する２つの容器を備えた装置
であって、シャッターがその最終移動状態において上方
容器に取付けられた作動部材のショルダーを支持する装
置が開示されている。この装置には上記の欠点はない。
しかしながら、シャッターは上方の容器の高さの実質上
全長にわたって延びるので、該容器のサイズが大きくな
ると製造コストが高くなる。比較的長いシャッターは作
動中にかなりねじれるので閉塞(jamming)をもたらす。
さらに、このシャッターの底部端は、上方容器と共同し
て該容器内の成分が他方の成分と混合することなく保有
される溝を形成するチムニー(chimney)上においてねじ
れる。
には移動性シャッターを有する２つの容器を備えた装置
であって、シャッターがその最終移動状態において上方
容器に取付けられた作動部材のショルダーを支持する装
置が開示されている。この装置には上記の欠点はない。
しかしながら、シャッターは上方の容器の高さの実質上
全長にわたって延びるので、該容器のサイズが大きくな
ると製造コストが高くなる。比較的長いシャッターは作
動中にかなりねじれるので閉塞(jamming)をもたらす。
さらに、このシャッターの底部端は、上方容器と共同し
て該容器内の成分が他方の成分と混合することなく保有
される溝を形成するチムニー(chimney)上においてねじ
れる。
【０００４】独国特許公報ＤＥ ４４ ３６ ８６３ Ｃ１
には構造が比較的複雑な２容器装置であって、該容器
の相対的回転時において相互に別々に移動する２つのシ
ャッターを有する装置が記載されている。
には構造が比較的複雑な２容器装置であって、該容器
の相対的回転時において相互に別々に移動する２つのシ
ャッターを有する装置が記載されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の諸問題
を完全または部分的に解消する前記のタイプの新規な装
置を提供するためになされたものである。
を完全または部分的に解消する前記のタイプの新規な装
置を提供するためになされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ちこの発明は、最初の
使用に際して混合されるべき２種の成分を別々に収容
し、調製される混合物を分取するための装置であって、
通路を介して相互に連絡可能であって軸方向へ移動する
ことなく軸のまわりを相互に回転可能な２つの重ね合せ
た容器および該通路内に配設されて該成分を別々に貯蔵
する間は該通路を閉鎖する単一シャッターを具備し、一
方の容器が該通路内での該シャッターの移動を案内する
ガイド手段を有し、他方の容器が２つの容器の相対的回
転運動を該ガイド手段内における該シャッターの軸方向
の移動に変換して該通路を開放させる駆動手段を有する
装置において、該シャッターが容器(２、３;６１、６
３;１０１、１０３)の相対的回転運動の最終状態におい
て該ガイド手段(１２;９９)内での該シャッターの軸方
向の移動を制限するのに適合した保持手段(３３;５２;
８７;１１６)をさらに有することを特徴とする装置に関
する。
使用に際して混合されるべき２種の成分を別々に収容
し、調製される混合物を分取するための装置であって、
通路を介して相互に連絡可能であって軸方向へ移動する
ことなく軸のまわりを相互に回転可能な２つの重ね合せ
た容器および該通路内に配設されて該成分を別々に貯蔵
する間は該通路を閉鎖する単一シャッターを具備し、一
方の容器が該通路内での該シャッターの移動を案内する
ガイド手段を有し、他方の容器が２つの容器の相対的回
転運動を該ガイド手段内における該シャッターの軸方向
の移動に変換して該通路を開放させる駆動手段を有する
装置において、該シャッターが容器(２、３;６１、６
３;１０１、１０３)の相対的回転運動の最終状態におい
て該ガイド手段(１２;９９)内での該シャッターの軸方
向の移動を制限するのに適合した保持手段(３３;５２;
８７;１１６)をさらに有することを特徴とする装置に関
する。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明によれば、混合物の分取中
にその流れがシャッターによって妨げられることはな
く、また、シャッターは２つの容器の全高さにわたって
延びる必要はないのでその製造コストは該容器のサイズ
に実質上左右されない。さらに、シャッターのねじれに
関連する前記の閉塞の問題は生じない。
にその流れがシャッターによって妨げられることはな
く、また、シャッターは２つの容器の全高さにわたって
延びる必要はないのでその製造コストは該容器のサイズ
に実質上左右されない。さらに、シャッターのねじれに
関連する前記の閉塞の問題は生じない。
【０００８】本発明の特定の態様においては、ガイド手
段はシャッターを並進方向に案内する形態を有する。本
発明の別の態様においては、ガイド手段は、通路内に形
成された回転体を構成しない狭部を有する。
段はシャッターを並進方向に案内する形態を有する。本
発明の別の態様においては、ガイド手段は、通路内に形
成された回転体を構成しない狭部を有する。
【０００９】シャッターはガイド手段と共同する形態の
シャンクを有するのが好ましく、また、保持手段は該シ
ャンクの一端から突出する少なくとも１つのリリーフ部
によって構成される。
シャンクを有するのが好ましく、また、保持手段は該シ
ャンクの一端から突出する少なくとも１つのリリーフ部
によって構成される。
【００１０】本発明のさらに別の態様においては、シャ
ッターはガイド手段と共同する形態のくぼみを有するス
カートを備えており、また、保持手段は該くぼみの端部
においてスカートの一部によって構成される。
ッターはガイド手段と共同する形態のくぼみを有するス
カートを備えており、また、保持手段は該くぼみの端部
においてスカートの一部によって構成される。
【００１１】本発明の別の態様においては、ガイド手段
はシャッターのタブの滑動を案内する形態の溝を有して
おり、また、保持手段は該タブと連絡するリングによっ
て構成される。
はシャッターのタブの滑動を案内する形態の溝を有して
おり、また、保持手段は該タブと連絡するリングによっ
て構成される。
【００１２】本発明の特定の態様においては、駆動手段
は少なくとも１つのねじ山を有しており、該ねじ山は特
定の態様の場合には容器の一方に固定されたリング上に
形成されており、変形態様の場合には容器の一方に一体
的に成形される。
は少なくとも１つのねじ山を有しており、該ねじ山は特
定の態様の場合には容器の一方に固定されたリング上に
形成されており、変形態様の場合には容器の一方に一体
的に成形される。
【００１３】本発明の別の特定の態様においては、駆動
手段は、２つの容器が相対的に回転したときにシャッタ
ーを漸進的に支持する形態の螺旋状ランプ(ramp)を有す
る。
手段は、２つの容器が相対的に回転したときにシャッタ
ーを漸進的に支持する形態の螺旋状ランプ(ramp)を有す
る。
【００１４】本発明のさらに別の特定の態様において
は、シャッターは第３成分を収容するように設計された
コンパートメントを有し、また、該装置は２つの容器を
連絡する通路内に有孔横断壁を有する。該横断壁はシャ
ッターが通路内の最初の位置に存在する間は該コンパー
トメントを閉鎖するような形態を有する。この第３成分
は、例えば、該装置の最初の使用に際して他の２成分と
混合される香水または香料であってもよい。
は、シャッターは第３成分を収容するように設計された
コンパートメントを有し、また、該装置は２つの容器を
連絡する通路内に有孔横断壁を有する。該横断壁はシャ
ッターが通路内の最初の位置に存在する間は該コンパー
トメントを閉鎖するような形態を有する。この第３成分
は、例えば、該装置の最初の使用に際して他の２成分と
混合される香水または香料であってもよい。
【００１５】本発明の他の特徴や利点は、本発明を特に
限定するものではない添付図に記載の態様に基づく以下
の詳細な説明によって明らかにする。図１は本発明の第
１態様を示す装置の成分混合前の状態を示す縦断面図で
ある。図２は図１に示す装置の成分混合後の状態を示す
縦断面図である。図３は図１に示す装置のＩＩＩ−ＩＩ
Ｉ線に沿った横断面図である。図４は図１および図２に
示すシャッターの軸方向の部分縦断面図である。図５は
図１に示すシャッターの矢印Ｖ方向からの側面図であ
る。図６は図４に示すシャッターの矢印ＶＩ方向からの
平面図である。図７は図６に示すシャッターのＶＩＩ−
ＶＩＩ線に沿った断面図である。
限定するものではない添付図に記載の態様に基づく以下
の詳細な説明によって明らかにする。図１は本発明の第
１態様を示す装置の成分混合前の状態を示す縦断面図で
ある。図２は図１に示す装置の成分混合後の状態を示す
縦断面図である。図３は図１に示す装置のＩＩＩ−ＩＩ
Ｉ線に沿った横断面図である。図４は図１および図２に
示すシャッターの軸方向の部分縦断面図である。図５は
図１に示すシャッターの矢印Ｖ方向からの側面図であ
る。図６は図４に示すシャッターの矢印ＶＩ方向からの
平面図である。図７は図６に示すシャッターのＶＩＩ−
ＶＩＩ線に沿った断面図である。
【００１６】図８は本発明の第２態様を示す装置の成分
混合前の状態を示す縦断面図である。図９は図８に示す
装置のＩＸ−ＩＸ線に沿った縦断面図である。図１０は
図８に示す装置の成分混合後の状態を示す縦断面図であ
る。図１１は図１０に示す装置のＸＩ−ＸＩ−線に沿っ
た縦断面図である。
混合前の状態を示す縦断面図である。図９は図８に示す
装置のＩＸ−ＩＸ線に沿った縦断面図である。図１０は
図８に示す装置の成分混合後の状態を示す縦断面図であ
る。図１１は図１０に示す装置のＸＩ−ＸＩ−線に沿っ
た縦断面図である。
【００１７】図１２は本発明の第３態様を示す装置の縦
断面図である。図１３は図１２に示す装置のＸＩＩＩ−
ＸＩＩＩ線に沿った縦断面図である。図１４は図１２に
示す装置の成分混合後の状態を示す縦断面図である。図
１５は図１４に示す装置のＸＶ−ＸＶ線に沿った縦断面
図である。図１６は図１２〜図１５に示す装置に装着し
たシャッターの斜視図である。図１７は下方容器の平面
図である。
断面図である。図１３は図１２に示す装置のＸＩＩＩ−
ＸＩＩＩ線に沿った縦断面図である。図１４は図１２に
示す装置の成分混合後の状態を示す縦断面図である。図
１５は図１４に示す装置のＸＶ−ＸＶ線に沿った縦断面
図である。図１６は図１２〜図１５に示す装置に装着し
たシャッターの斜視図である。図１７は下方容器の平面
図である。
【００１８】図１８は本発明の第４態様を示す装置の成
分混合前の状態を示す縦断面図である。図１９は図１８
に示す装置の成分混合後の状態を示す縦断面図である。
図２０は図１８および図１９に示す装置に装着したシャ
ッターの斜視図である。
分混合前の状態を示す縦断面図である。図１９は図１８
に示す装置の成分混合後の状態を示す縦断面図である。
図２０は図１８および図１９に示す装置に装着したシャ
ッターの斜視図である。
【００１９】図１および図２は本発明の第１態様に示す
装置(１)の縦断面図である。装置(１)は下方容器(２)と
上方容器(３)を具有し、これらの容器は装置の縦軸(Ｘ)
と一致する回転軸のまわりに相互に回転可能である。下
方容器(２)の上部には、リング(６)がスナップ止めされ
る環状ビード(５)を有するネック(４)が配設される。上
方容器(３)の上部にはねじ込みネック(７)が配設され、
その底部(８)はネック(４)と部分的にかみ合う。
装置(１)の縦断面図である。装置(１)は下方容器(２)と
上方容器(３)を具有し、これらの容器は装置の縦軸(Ｘ)
と一致する回転軸のまわりに相互に回転可能である。下
方容器(２)の上部には、リング(６)がスナップ止めされ
る環状ビード(５)を有するネック(４)が配設される。上
方容器(３)の上部にはねじ込みネック(７)が配設され、
その底部(８)はネック(４)と部分的にかみ合う。
【００２０】スナップオフ端(１０)を有するディスペン
サー端板(９)はネック(７)にねじ止めされる。底部(８)
は、軸(Ｘ)のまわりの回転体を構成しない狭部(１１)を
介して上方容器(３)の残余部分に接続される。図３によ
り詳細に示すように、狭部(１１)は対置する２つのくぼ
み(１２)を有する。
サー端板(９)はネック(７)にねじ止めされる。底部(８)
は、軸(Ｘ)のまわりの回転体を構成しない狭部(１１)を
介して上方容器(３)の残余部分に接続される。図３によ
り詳細に示すように、狭部(１１)は対置する２つのくぼ
み(１２)を有する。
【００２１】リング(６)は、上方容器(３)の底部(８)が
かみ合う上方に開放した環状溝(１６)を形成する壁部
(１８)によって相互に連絡された２つの同心スカート
(１４)と(１５)および外部スカート(１３)を有する。内
部スカート(１４)はその半径方向の内部表面上に２つの
ねじ山(１７)を有しており、各々のねじ山は軸(Ｘ)のま
わり１回転の半分よりも短い距離にわたって延び、該軸
のまわりに相互に対称的に配記される。ねじ山(１７)
は、以下に詳述するように、本発明の範囲内において駆
動手段を構成する。
かみ合う上方に開放した環状溝(１６)を形成する壁部
(１８)によって相互に連絡された２つの同心スカート
(１４)と(１５)および外部スカート(１３)を有する。内
部スカート(１４)はその半径方向の内部表面上に２つの
ねじ山(１７)を有しており、各々のねじ山は軸(Ｘ)のま
わり１回転の半分よりも短い距離にわたって延び、該軸
のまわりに相互に対称的に配記される。ねじ山(１７)
は、以下に詳述するように、本発明の範囲内において駆
動手段を構成する。
【００２２】上記の溝(１６)の底部を構成する壁部(１
８)は２つの環状シールリップ(１９)および(２０)によ
って下方へ延び、該シールリップ間には環状溝(２１)が
形成される。中間スカート(１５)は外部スカート(１３)
に連絡され、これによって下方に開放する環状溝(２２)
が形成され、該環状溝内においてはネック(４)がかみ合
う。
８)は２つの環状シールリップ(１９)および(２０)によ
って下方へ延び、該シールリップ間には環状溝(２１)が
形成される。中間スカート(１５)は外部スカート(１３)
に連絡され、これによって下方に開放する環状溝(２２)
が形成され、該環状溝内においてはネック(４)がかみ合
う。
【００２３】くぼみによって包囲されるレリーフ部(２
３)は該壁部内に形成され、これによって中間スカート
(１５)は環状ビード(５)にスナップ止めされるように外
部スカート(１３)に連絡される。適当な場合には、リリ
ーフ部(２３)は下方容器(２)に対するリング(６)の回転
を防止してもよい。
３)は該壁部内に形成され、これによって中間スカート
(１５)は環状ビード(５)にスナップ止めされるように外
部スカート(１３)に連絡される。適当な場合には、リリ
ーフ部(２３)は下方容器(２)に対するリング(６)の回転
を防止してもよい。
【００２４】中間スカート(１５)はその上部端および半
径方向の内部表面上に環状ビード(２４)も有しており、
該ビードは上方容器(３)の下方部(８)の半径方向の外部
表面から突出するスナップ止め歯(２５)によって定置さ
れる。上方容器(３)は外部スカート(１３)の上部縁によ
って支持され、軸(Ｘ)の軸方向に移動することなく該上
部縁に対して回転可能である。
径方向の内部表面上に環状ビード(２４)も有しており、
該ビードは上方容器(３)の下方部(８)の半径方向の外部
表面から突出するスナップ止め歯(２５)によって定置さ
れる。上方容器(３)は外部スカート(１３)の上部縁によ
って支持され、軸(Ｘ)の軸方向に移動することなく該上
部縁に対して回転可能である。
【００２５】シャッター(２６)は装置(１)の最初の使用
のときまで下方容器(２)と上方容器(３)に収容された被
混合成分を隔離する。２種の被混合成分は図を見やすく
するために省略してある。これらの成分は２種の液体で
あってもよく、あるいは１種の液体と１種の粉末であっ
てもよい。例えば、一方の成分が酸化剤であり、他方の
成分が該酸化剤と混合したときに染髪料を形成する着色
剤であってもよい。
のときまで下方容器(２)と上方容器(３)に収容された被
混合成分を隔離する。２種の被混合成分は図を見やすく
するために省略してある。これらの成分は２種の液体で
あってもよく、あるいは１種の液体と１種の粉末であっ
てもよい。例えば、一方の成分が酸化剤であり、他方の
成分が該酸化剤と混合したときに染髪料を形成する着色
剤であってもよい。
【００２６】下方容器と上方容器は被収容成分と化学的
に適合し得る材料から製造してもよい。例えば、上方容
器はポリ塩化ビニルを用いて製造し、下方容器はポリエ
チレンを用いて製造してもよく、また、シャッターはポ
リプロピレン製にしてもよい。
に適合し得る材料から製造してもよい。例えば、上方容
器はポリ塩化ビニルを用いて製造し、下方容器はポリエ
チレンを用いて製造してもよく、また、シャッターはポ
リプロピレン製にしてもよい。
【００２７】図４〜図７にはシャッター(２６)のみを示
す。シャッター(２６)は中空シャンク(２７)を具有し、
該シャンクはその半径方向の外部表面上の中程までの位
置において、ねじ山(１７)とかみ合うような形態を有す
る２つの対置するスタッド(２８)を有する。シャンク
(２７)はその上部端と底部端に開口部(３０)および(３
１)を有しており、該開口部はそれぞれくぼみ(１２)と
共同して装置の最初の使用に際して上方容器(３)内の成
分を下方容器(２)内へ流動させるように設計される。シ
ャンク(２７)は該開口部(３０)および(３１)の縦縁部に
沿って位置する内部縦リブ(３２)も有する。
す。シャッター(２６)は中空シャンク(２７)を具有し、
該シャンクはその半径方向の外部表面上の中程までの位
置において、ねじ山(１７)とかみ合うような形態を有す
る２つの対置するスタッド(２８)を有する。シャンク
(２７)はその上部端と底部端に開口部(３０)および(３
１)を有しており、該開口部はそれぞれくぼみ(１２)と
共同して装置の最初の使用に際して上方容器(３)内の成
分を下方容器(２)内へ流動させるように設計される。シ
ャンク(２７)は該開口部(３０)および(３１)の縦縁部に
沿って位置する内部縦リブ(３２)も有する。
【００２８】リブ(３２)の上部端には本発明の範囲内に
おいて保持手段を構成する保持歯(３３)が配設され、該
保持歯は狭部(１１)のくぼみ(１２)の上部縁を支持する
ことによって、以下に説明するように、シャッター(２
６)が下方容器(２)内へ落下するのを防止するのに適合
する。シャンク(２７)の底部はプラグ(３４)に連絡さ
れ、該プラグはその外縁部に環状シールリップ(３５)を
有しており、該シールリップはプラグの残余の部分と共
同して環状溝(３６)を形成する。シャッター(２６)が装
置(１)内の最初の位置に存在するとき、シールリップ
(３５)はリップ(１９)および(２０)の間に形成される溝
(２１)内でかみ合う。
おいて保持手段を構成する保持歯(３３)が配設され、該
保持歯は狭部(１１)のくぼみ(１２)の上部縁を支持する
ことによって、以下に説明するように、シャッター(２
６)が下方容器(２)内へ落下するのを防止するのに適合
する。シャンク(２７)の底部はプラグ(３４)に連絡さ
れ、該プラグはその外縁部に環状シールリップ(３５)を
有しており、該シールリップはプラグの残余の部分と共
同して環状溝(３６)を形成する。シャッター(２６)が装
置(１)内の最初の位置に存在するとき、シールリップ
(３５)はリップ(１９)および(２０)の間に形成される溝
(２１)内でかみ合う。
【００２９】装置(１)は次のようにして組立てられる。
シャッター(２６)をリップ(３５)が溝(２１)内に挿入さ
れるまで内部スカート(１４)内へねじ込む。次いで、上
方容器(３)をリング(６)の上部に配置させ、くぼみ(１
２)をリブ(３２)の間にかみ合わせる。上方容器(３)を
中間スカート(１５)のビード(２４)上にスナップ止めさ
れるまで降下させる。歯(３３)は弾性変形してくぼみ
(１２)を越える。上方容器(３)に一方の成分を充填させ
た後、端板(９)をその上にねじ込む。
シャッター(２６)をリップ(３５)が溝(２１)内に挿入さ
れるまで内部スカート(１４)内へねじ込む。次いで、上
方容器(３)をリング(６)の上部に配置させ、くぼみ(１
２)をリブ(３２)の間にかみ合わせる。上方容器(３)を
中間スカート(１５)のビード(２４)上にスナップ止めさ
れるまで降下させる。歯(３３)は弾性変形してくぼみ
(１２)を越える。上方容器(３)に一方の成分を充填させ
た後、端板(９)をその上にねじ込む。
【００３０】下方容器(２)内に他方の成分を充填させ、
次いで上方容器(３)によって構成されたアセンブリーと
リング(６)をネック(４)上にスナップ止めする。リング
(６)と下方容器(２)の間のシールは、半径方向の外部表
面を介してネック(４)の半径方向の内部表面によってシ
ール状態で支持された中間スカート(１５)によっておこ
なってもよく、また、リング(６)と上方容器(３)の間の
シールは、半径方向の外部表面を介して下方部(８)の半
径方向の内部表面によって支持された内部スカート(１
４)によっておこなってもよい。
次いで上方容器(３)によって構成されたアセンブリーと
リング(６)をネック(４)上にスナップ止めする。リング
(６)と下方容器(２)の間のシールは、半径方向の外部表
面を介してネック(４)の半径方向の内部表面によってシ
ール状態で支持された中間スカート(１５)によっておこ
なってもよく、また、リング(６)と上方容器(３)の間の
シールは、半径方向の外部表面を介して下方部(８)の半
径方向の内部表面によって支持された内部スカート(１
４)によっておこなってもよい。
【００３１】成分を混合させるためには、ユーザーは上
方容器(３)を下方容器(２)とリング(６)に対して回転さ
せればよい。くぼみ(１２)とリブ(３２)の間の共同作用
に起因してシャッター(２６)は上方容器(３)によって回
転する。このようにして回転するシャッター(２６)はね
じ山(１７)の作用で下方へ移動し、リブ(３２)は開口部
(３０)内でかみ合うくぼみ(１２)上を滑動する。上方容
器(３)内に収容された成分はシャンク(２７)の内部と開
口部(３１)を経由して下方容器(２)内に達する。くぼみ
(１２)は、下方容器(２)と上方容器(３)を連絡する通路
のレベルに位置するガイド手段を構成する。シャッター
の軸方向の長さは前記の仏国特許出願第２ ６９１ ９５
０号明細書に開示されている装置に比べて比較的短い。
方容器(３)を下方容器(２)とリング(６)に対して回転さ
せればよい。くぼみ(１２)とリブ(３２)の間の共同作用
に起因してシャッター(２６)は上方容器(３)によって回
転する。このようにして回転するシャッター(２６)はね
じ山(１７)の作用で下方へ移動し、リブ(３２)は開口部
(３０)内でかみ合うくぼみ(１２)上を滑動する。上方容
器(３)内に収容された成分はシャンク(２７)の内部と開
口部(３１)を経由して下方容器(２)内に達する。くぼみ
(１２)は、下方容器(２)と上方容器(３)を連絡する通路
のレベルに位置するガイド手段を構成する。シャッター
の軸方向の長さは前記の仏国特許出願第２ ６９１ ９５
０号明細書に開示されている装置に比べて比較的短い。
【００３２】図８〜図１１は本発明の第２態様による装
置(４０)を示す。装置(４０)は前述の第１態様の場合と
同じ構成部材を有しており(該構成部材は同じ番号で示
す)、これらについては再度説明しない。装置(４０)と
前述の装置(１)との本質的な相違点はシャッター(４１)
の形態と内部スカート(４３)の形態である。下方容器
(２)にはリング(４２)がスナップ止めされる。シャッタ
ー(４１)は、両方の容器内に収容された成分を混合する
ために上方容器(３)を下方容器(２)に対して回転させる
と上方へ移動する。
置(４０)を示す。装置(４０)は前述の第１態様の場合と
同じ構成部材を有しており(該構成部材は同じ番号で示
す)、これらについては再度説明しない。装置(４０)と
前述の装置(１)との本質的な相違点はシャッター(４１)
の形態と内部スカート(４３)の形態である。下方容器
(２)にはリング(４２)がスナップ止めされる。シャッタ
ー(４１)は、両方の容器内に収容された成分を混合する
ために上方容器(３)を下方容器(２)に対して回転させる
と上方へ移動する。
【００３３】内部スカート(４３)はその半径方向の外部
表面上に２つのねじ山を有すると共にその上部端に２つ
の同心環状シールリップ(４５)および(４６)を有する。
ねじ山(４４)は軸(Ｘ)のまわりにおいて相互に対称的で
あり、本発明の範囲内において駆動手段を構成する。シ
ャッター(４１)の上部には、リップ(４５)と(４６)の間
に形成された溝内でかみ合うように設計された環状シー
ルリップ(４８)を有するプラグ(４７)が配設され、一
方、被混合成分は別々に収容される。プラグ(４７)はそ
の周縁部においてスカート(４９)によって下方へ延び、
該スカートはその半径方向の内部表面上に２つの対置す
るスタッド(５０)を有しており、該スタッドの各々はそ
れぞれのねじ山(４４)とかみ合う。スカート(４９)は２
つの対置するくぼみ(５１)を有しており、該くぼみ内に
おいては上方容器(３)のくぼみ(１２)がかみ合う。この
態様においては、シャッター(４１)が上方容器に対して
回転することは防止されるが、該シャッターは該容器に
対して軸方向に移動できる。
表面上に２つのねじ山を有すると共にその上部端に２つ
の同心環状シールリップ(４５)および(４６)を有する。
ねじ山(４４)は軸(Ｘ)のまわりにおいて相互に対称的で
あり、本発明の範囲内において駆動手段を構成する。シ
ャッター(４１)の上部には、リップ(４５)と(４６)の間
に形成された溝内でかみ合うように設計された環状シー
ルリップ(４８)を有するプラグ(４７)が配設され、一
方、被混合成分は別々に収容される。プラグ(４７)はそ
の周縁部においてスカート(４９)によって下方へ延び、
該スカートはその半径方向の内部表面上に２つの対置す
るスタッド(５０)を有しており、該スタッドの各々はそ
れぞれのねじ山(４４)とかみ合う。スカート(４９)は２
つの対置するくぼみ(５１)を有しており、該くぼみ内に
おいては上方容器(３)のくぼみ(１２)がかみ合う。この
態様においては、シャッター(４１)が上方容器に対して
回転することは防止されるが、該シャッターは該容器に
対して軸方向に移動できる。
【００３４】くぼみ(５１)はスカート(４９)の底部端ま
では延びないので、これらのくぼみの下方に位置するス
カート(４９)の領域はシャッターの上方への軸方向の移
動を制限して本発明の範囲内における保持手段を構成す
る。装置(４０)はシャッター(４１)をシールリップ(４
５)、(４６)および(４８)がシール接触するまで内部ス
カート(４３)上へねじ込み、次いで、上方容器(３)をリ
ング(４２)内ヘスナップ止めすることによって組立てら
れる。上方容器内に成分を充填した後、端板(９)を載置
させ、このアセンブリーを予め成分が充填された下方容
器(２)上に装着させる。
では延びないので、これらのくぼみの下方に位置するス
カート(４９)の領域はシャッターの上方への軸方向の移
動を制限して本発明の範囲内における保持手段を構成す
る。装置(４０)はシャッター(４１)をシールリップ(４
５)、(４６)および(４８)がシール接触するまで内部ス
カート(４３)上へねじ込み、次いで、上方容器(３)をリ
ング(４２)内ヘスナップ止めすることによって組立てら
れる。上方容器内に成分を充填した後、端板(９)を載置
させ、このアセンブリーを予め成分が充填された下方容
器(２)上に装着させる。
【００３５】成分を混合するためには、ユーザーは上方
容器(３)を下方容器(２)に対して回転させることによっ
てシャッター(４１)をねじ山(４４)上で回転させ、これ
によって該シャッターを図１０および図１１に示す状態
まで上昇させる[領域(５２)はくぼみ(１２)と接触す
る]。上方容器に収容された成分はくぼみ(５１)を経由
して下方容器(２)内へ流入する。
容器(３)を下方容器(２)に対して回転させることによっ
てシャッター(４１)をねじ山(４４)上で回転させ、これ
によって該シャッターを図１０および図１１に示す状態
まで上昇させる[領域(５２)はくぼみ(１２)と接触す
る]。上方容器に収容された成分はくぼみ(５１)を経由
して下方容器(２)内へ流入する。
【００３６】図１２〜図１７には本発明の第３態様によ
る装置(６０)を示す。装置(６０)はネック(６２)を有す
るフラスコ状の下方容器(６１)を具有する。上方容器は
その上部に、スナップオフ部(６６)を有する分取用端板
(６５)によって閉鎖されたねじ込ネック(６４)を有す
る。上方容器(６３)は下方容器(６１)のネック(６２)と
部分的にかみ合う下方部(６７)を有する。ネック(６２)
の上部端に近接して、半径方向に外側へ突出した環状ビ
ード(６８)が配設され、該ビード上にはリング(６９)が
スナップ止めされる。
る装置(６０)を示す。装置(６０)はネック(６２)を有す
るフラスコ状の下方容器(６１)を具有する。上方容器は
その上部に、スナップオフ部(６６)を有する分取用端板
(６５)によって閉鎖されたねじ込ネック(６４)を有す
る。上方容器(６３)は下方容器(６１)のネック(６２)と
部分的にかみ合う下方部(６７)を有する。ネック(６２)
の上部端に近接して、半径方向に外側へ突出した環状ビ
ード(６８)が配設され、該ビード上にはリング(６９)が
スナップ止めされる。
【００３７】該リングは外部スカート(７０)と内部スカ
ート(７１)を有しており、これらのスカートは実質上円
錐台状の壁部(７２)によって連結され、該壁部はくぼみ
内に載置されたリリーフ部(７３)を有しており、該リリ
ーフ部は環状ビード(６８)上にスナップ止めされるよう
に設計されている。内部スカート(７１)はネック(６２)
とかみ合い、また、その端部壁によって支持される環状
リム(７６)を有する。内部スカート(７１)はその上部端
とその半径方向の内部表面上に環状ビード(７４)を有し
ており、該ビード上には、上方容器(６３)の下方部(６
７)の半径方向の外部表面上に形成されたスナップ止め
歯(７５)が配設される。
ート(７１)を有しており、これらのスカートは実質上円
錐台状の壁部(７２)によって連結され、該壁部はくぼみ
内に載置されたリリーフ部(７３)を有しており、該リリ
ーフ部は環状ビード(６８)上にスナップ止めされるよう
に設計されている。内部スカート(７１)はネック(６２)
とかみ合い、また、その端部壁によって支持される環状
リム(７６)を有する。内部スカート(７１)はその上部端
とその半径方向の内部表面上に環状ビード(７４)を有し
ており、該ビード上には、上方容器(６３)の下方部(６
７)の半径方向の外部表面上に形成されたスナップ止め
歯(７５)が配設される。
【００３８】上方容器(６３)は外部スカート(７０)によ
って支持され、該容器は軸方向へ移動することなく下方
容器に対して回転可能である。環状ビード(７４)の下方
に形成されたノッチ(９７)は歯(７５)と共同して上方容
器(６３)がリング(６９)に対して回転するのを防止す
る。内部スカート(７１)はその底部端において横断壁
(７８)によって閉鎖され、該横断壁はその上部表面上に
環状シールリップ(７７)を有しており、該シールリップ
は上方容器(６３)の下方部(６７)の半径方向の内部表面
によってシール状態で支持される。
って支持され、該容器は軸方向へ移動することなく下方
容器に対して回転可能である。環状ビード(７４)の下方
に形成されたノッチ(９７)は歯(７５)と共同して上方容
器(６３)がリング(６９)に対して回転するのを防止す
る。内部スカート(７１)はその底部端において横断壁
(７８)によって閉鎖され、該横断壁はその上部表面上に
環状シールリップ(７７)を有しており、該シールリップ
は上方容器(６３)の下方部(６７)の半径方向の内部表面
によってシール状態で支持される。
【００３９】壁(７８)の中央部には軸(Ｘ)に関して円筒
状のセットバック(９６)が形成され、該セットバック
(９６)とリップ(７７)の間には開口部(７９)が形成され
る。図１７に示すように、ネック(６２)の底部には２つ
の対置溝が形成されるように支持面(９８)が配設され
る。シャッター(８０)は装置(６０)の最初の使用までは
下方容器と上方容器に別々に収容された成分を隔離す
る。図１６はシャッター(８０)のみを示す。このシャッ
ターは、下部端で閉鎖されて上部端にシール状態で支持
するように設計された環状シールリップ(８３)を有する
中央シャンク(８１)を具有し、また、シャッター(８０)
はその最初の位置においてはセットバック(９６)の周縁
部によって支持されて封止されたコンパートメント(８
４)を形成するので、該コンパートメント内には他の２
種の成分のいずれとも接触しないで貯蔵される第３の成
分、例えば香水や香料等を収容することができる。
状のセットバック(９６)が形成され、該セットバック
(９６)とリップ(７７)の間には開口部(７９)が形成され
る。図１７に示すように、ネック(６２)の底部には２つ
の対置溝が形成されるように支持面(９８)が配設され
る。シャッター(８０)は装置(６０)の最初の使用までは
下方容器と上方容器に別々に収容された成分を隔離す
る。図１６はシャッター(８０)のみを示す。このシャッ
ターは、下部端で閉鎖されて上部端にシール状態で支持
するように設計された環状シールリップ(８３)を有する
中央シャンク(８１)を具有し、また、シャッター(８０)
はその最初の位置においてはセットバック(９６)の周縁
部によって支持されて封止されたコンパートメント(８
４)を形成するので、該コンパートメント内には他の２
種の成分のいずれとも接触しないで貯蔵される第３の成
分、例えば香水や香料等を収容することができる。
【００４０】シャンク(８１)は環状シールリップ(８３)
の底部において横断壁(８５)によって半径方向の外側へ
延びており、該横断壁の周縁部と上部面にはリップ(８
３)と同心の環状シールリップ(８６)が配設される。シ
ャッター(８０)の上部には横断壁(８５)よりも大きな直
径を有するリング(８７)が配設され、該リングは２つの
対置する連結タブによってシャッターに連結される。各
々のタブ(８８)は環状シールリップと共同して溝(８９)
を形成する。
の底部において横断壁(８５)によって半径方向の外側へ
延びており、該横断壁の周縁部と上部面にはリップ(８
３)と同心の環状シールリップ(８６)が配設される。シ
ャッター(８０)の上部には横断壁(８５)よりも大きな直
径を有するリング(８７)が配設され、該リングは２つの
対置する連結タブによってシャッターに連結される。各
々のタブ(８８)は環状シールリップと共同して溝(８９)
を形成する。
【００４１】内部スカート(７１)は環状シールリップ
(９０)を有しており、該シールリップはリップ(８６)の
半径方向の内部表面によって支持されるので、リング
(６９)とシャッター(８０)の間はシールされる。内部ス
カート(７１)の下部端は１回転の半分よりも短い距離に
わたって延びた螺旋状ランプ(９２)を形成する。シャッ
ターが定位値に存在するときにはランプ(９２)は溝(８
９)の外部に位置する。ユーザーが上方容器(６３)を下
方容器(６１)に対して回転させると、ランプ(９２)は溝
(８９)の一方とかみ合ってその底部を押圧するのでシャ
ッター(８０)は下方へ移動する。シャッターは溝(９９)
の内部で回転せずに滑動するタブ(８８)の作用で回転し
ない。
(９０)を有しており、該シールリップはリップ(８６)の
半径方向の内部表面によって支持されるので、リング
(６９)とシャッター(８０)の間はシールされる。内部ス
カート(７１)の下部端は１回転の半分よりも短い距離に
わたって延びた螺旋状ランプ(９２)を形成する。シャッ
ターが定位値に存在するときにはランプ(９２)は溝(８
９)の外部に位置する。ユーザーが上方容器(６３)を下
方容器(６１)に対して回転させると、ランプ(９２)は溝
(８９)の一方とかみ合ってその底部を押圧するのでシャ
ッター(８０)は下方へ移動する。シャッターは溝(９９)
の内部で回転せずに滑動するタブ(８８)の作用で回転し
ない。
【００４２】図１４および図１５は２つの容器(６１)お
よび(６３)が回転した後の装置(６０)の状態を示す。上
方容器(６３)内の成分は開口部(７９)を経由して下方容
器内へ流入する。シャッター(８１)内の成分は装置(６
０)を逆に回転させるとシャッターから流出する。
よび(６３)が回転した後の装置(６０)の状態を示す。上
方容器(６３)内の成分は開口部(７９)を経由して下方容
器内へ流入する。シャッター(８１)内の成分は装置(６
０)を逆に回転させるとシャッターから流出する。
【００４３】図１８〜図２０は本発明の第４態様による
装置(１００)を示す。装置(１００)はネック(１０２)を
有する下方容器(１０１)およびネック(１０２)にスナッ
プ止めされたカプセル状の上方容器(１０３)を具有す
る。より詳細には、上方容器(１０３)はくぼみ内に載置
されたレリーフ部(１０５)が配設されたアセンブリース
カート(１０４)を有し、該レリーフ部(１０５)はネック
(１０２)の外部表面上に形成された環状ビード(１０６)
上にスナップ止めされるように設計される。
装置(１００)を示す。装置(１００)はネック(１０２)を
有する下方容器(１０１)およびネック(１０２)にスナッ
プ止めされたカプセル状の上方容器(１０３)を具有す
る。より詳細には、上方容器(１０３)はくぼみ内に載置
されたレリーフ部(１０５)が配設されたアセンブリース
カート(１０４)を有し、該レリーフ部(１０５)はネック
(１０２)の外部表面上に形成された環状ビード(１０６)
上にスナップ止めされるように設計される。
【００４４】スカート(１０４)の底部縁はネック(１０
２)の底部に形成された下方容器(１０１)のショルダー
によって支持されるので、上方容器(１０３)は軸方向に
移動することなく下方容器に対して回転可能である。上
方容器(１０３)はアセンブリースカート(１０４)の内部
に配設された中央チムニー(１０７)およびアセンブリー
スカート(１０４)とチムニー(１０７)の間に存在する環
状空間内で下方に延びる環状シールリップ(１０８)も有
する。リップ(１０８)はネック(１０２)の半径方向の内
部表面によってシール状態で支持される中央チムニー
(１０７)は軸(Ｘ)に関して相互に対称に配設された２つ
の外部ねじ山(１１０)を有する。ネック(１０２)の底部
には図１７の場合の支持表面(９８)と類似した内側に突
出した２対の支持表面(１１１)が配設される。
２)の底部に形成された下方容器(１０１)のショルダー
によって支持されるので、上方容器(１０３)は軸方向に
移動することなく下方容器に対して回転可能である。上
方容器(１０３)はアセンブリースカート(１０４)の内部
に配設された中央チムニー(１０７)およびアセンブリー
スカート(１０４)とチムニー(１０７)の間に存在する環
状空間内で下方に延びる環状シールリップ(１０８)も有
する。リップ(１０８)はネック(１０２)の半径方向の内
部表面によってシール状態で支持される中央チムニー
(１０７)は軸(Ｘ)に関して相互に対称に配設された２つ
の外部ねじ山(１１０)を有する。ネック(１０２)の底部
には図１７の場合の支持表面(９８)と類似した内側に突
出した２対の支持表面(１１１)が配設される。
【００４５】装置(１００)を最初に使用する前において
は、被混合成分は図２０に示すシャッター(１１２)によ
って隔離されている。シャッター(１１２)は２つの同心
環状シールリップ(１１４)および(１１５)が上部面上に
配設されたディスク(１１３)によって構成されるプラグ
を有すると共に、２つの対置したタブ(１１７)によって
ディスク(１１３)に連結されたリング(１１６)を有す
る。２つの対置するスタッド(１２０)はリング(１１６)
の半径方向の内側面上に形成されてねじ山(１１０)とか
み合う。タブ(１１７)は支持面(１１１)の間に形成され
る溝に収容されて、該溝内で滑動することができる。チ
ムニー(１０７)の底部端(１２３)は、図１８に示すよう
に、シャッター(１１２)が装置の最初の使用前の最初の
位置に存在するときにはリップ(１１４)および(１１５)
の間の部分とかみ合う。
は、被混合成分は図２０に示すシャッター(１１２)によ
って隔離されている。シャッター(１１２)は２つの同心
環状シールリップ(１１４)および(１１５)が上部面上に
配設されたディスク(１１３)によって構成されるプラグ
を有すると共に、２つの対置したタブ(１１７)によって
ディスク(１１３)に連結されたリング(１１６)を有す
る。２つの対置するスタッド(１２０)はリング(１１６)
の半径方向の内側面上に形成されてねじ山(１１０)とか
み合う。タブ(１１７)は支持面(１１１)の間に形成され
る溝に収容されて、該溝内で滑動することができる。チ
ムニー(１０７)の底部端(１２３)は、図１８に示すよう
に、シャッター(１１２)が装置の最初の使用前の最初の
位置に存在するときにはリップ(１１４)および(１１５)
の間の部分とかみ合う。
【００４６】成分を混合するためには、ユーザーは上方
容器(１０３)を下方容器(１０１)に対して回転させる。
下方容器(１０１)に対するシャッター(１１２)の回転は
防止されるので、ねじ山(１１０)はスタッド(１２０)を
下方へ連行し、これによってチムニー(１０７)の底部端
は開放し(図１９参照)、上方容器(１０３)内の成分は下
方容器(１０１)内へ流入する。
容器(１０３)を下方容器(１０１)に対して回転させる。
下方容器(１０１)に対するシャッター(１１２)の回転は
防止されるので、ねじ山(１１０)はスタッド(１２０)を
下方へ連行し、これによってチムニー(１０７)の底部端
は開放し(図１９参照)、上方容器(１０３)内の成分は下
方容器(１０１)内へ流入する。
【００４７】本発明は上述の態様に限定されるものでは
ない。特に、ディスペンサー端板は前述のように上方容
器に配設しないで下方容器に配設してもよい。また、一
方の容器の他方の容器に対する回転に対しては環状リミ
ットを装置に配設してもよい。本発明においては、装置
を開放したときに混合物が噴出する危険性をもたらす過
圧を発生させることなく成分を一定の体積で混合させる
ことができる。
ない。特に、ディスペンサー端板は前述のように上方容
器に配設しないで下方容器に配設してもよい。また、一
方の容器の他方の容器に対する回転に対しては環状リミ
ットを装置に配設してもよい。本発明においては、装置
を開放したときに混合物が噴出する危険性をもたらす過
圧を発生させることなく成分を一定の体積で混合させる
ことができる。
【００４８】
【発明の効果】本発明によれば、(i)連絡通路内でのシ
ャッターの捕獲がないので分取中の混合物の流れがシャ
ッターによって妨げられない、(ii)シャッターは容器の
全高さにわたって延びる必要がないのでその製造コスト
が容器のサイズに左右されないだけでなく、シャッター
が作動中にねじれたりしない、(iii)別々に作動する２
つのシャッターを必要としないので装置は複雑化しな
い、(iv)調製混合物を開口部から噴出させやすい過圧を
発生させることなく隔離収容した一定量の成分を確実に
混合させることができる、等の効果が得られる。
ャッターの捕獲がないので分取中の混合物の流れがシャ
ッターによって妨げられない、(ii)シャッターは容器の
全高さにわたって延びる必要がないのでその製造コスト
が容器のサイズに左右されないだけでなく、シャッター
が作動中にねじれたりしない、(iii)別々に作動する２
つのシャッターを必要としないので装置は複雑化しな
い、(iv)調製混合物を開口部から噴出させやすい過圧を
発生させることなく隔離収容した一定量の成分を確実に
混合させることができる、等の効果が得られる。
【図１】 本発明の第１態様を示す装置の成分混合前の
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
【図２】 図１に示す装置の成分混合後の状態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図３】 図１に示す装置のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った
横断面図である。
横断面図である。
【図４】 図１および図２に示すシャッターの軸方向の
部分縦断面図である。
部分縦断面図である。
【図５】 図４に示すシャッターの矢印Ｖ方向かの側面
図である。
図である。
【図６】 図４に示すシャッターの矢印ＶＩ方向からの
平面図である。
平面図である。
【図７】 図６に示すシャッターのＶＩＩ−ＶＩＩ線に
沿った断面図である。
沿った断面図である。
【図８】 本発明の第２態様を示す装置の成分混合前の
状態を示す縦断面図である。
状態を示す縦断面図である。
【図９】 図８に示す装置のＩＸ−ＩＸ線に沿った縦断
面図である。
面図である。
【図１０】 図８に示す装置の成分混合後の状態を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図１１】 図１０に示す装置のＸＩ−ＸＩ線に沿った
縦断面図である。
縦断面図である。
【図１２】 本発明の第３態様を示す装置の縦断面図で
ある。
ある。
【図１３】 図１２に示す装置のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線
に沿った縦断面図である。
に沿った縦断面図である。
【図１４】 図１２に示す装置の成分混合後の状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図１５】 図１４に示す装置のＸＶ−ＸＶ線に沿った
縦断面図である。
縦断面図である。
【図１６】 図１２〜図１５に示す装置に装着したシャ
ッターの斜視図である。
ッターの斜視図である。
【図１７】 下方容器の平面図である。
【図１８】 本発明の第４態様を示す装置の成分混合前
の状態を示す縦断面図である。
の状態を示す縦断面図である。
【図１９】 図１８に示す装置の成分混合後の状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図２０】 図１８および図１９に示す装置に装着した
シャッターの斜視図である。
シャッターの斜視図である。
【符号の説明】 ２ 下方容器 ３ 上方容器 ６ リング １１ 狭部 １２ ガイド手段 １７ ねじ山 ２６ シャッター ２７ シャンク ３３ 保持手段 ４２ リング ４４ ねじ山 ５２ 保持手段 ６１ 下方容器 ６３ 上方容器 ６９ リング ７８ 有孔横断壁 ８０ シャッター ８１ コンパートメント ８７ 保持手段 ８８ タブ ９２ 螺旋状ランプ ９９ ガイド手段 １０１ 下方容器 １０３ 上方容器 １１０ ねじ山 １１６ 保持手段 １１７ タブ
Claims (12)
- 【請求項１】 最初の使用に際して混合されるべき２種
の成分を別々に収容し、調製される混合物を分取するた
めの装置であって、通路を介して相互に連絡可能であっ
て軸方向へ移動することなく軸のまわりを相互に回転可
能な２つの重ね合せた容器および該通路内に配設されて
該成分を別々に貯蔵する間は該通路を閉鎖する単一シャ
ッターを具備し、一方の容器が該通路内での該シャッタ
ーの移動を案内するガイド手段を有し、他方の容器が２
つの容器の相対的回転運動を該ガイド手段内における該
シャッターの軸方向の移動に変換して該通路を開放させ
る駆動手段を有する装置において、該シャッターが容器
(２、３;６１、６３;１０１、１０３)の相対的回転運動
の最終状態において該ガイド手段(１２;９９)内での該
シャッターの軸方向の移動を制限するのに適合した保持
手段(３３;５２;８７;１１６)をさらに有することを特
徴とする装置。 - 【請求項２】 ガイド手段がシャッターを並進移動させ
る形態を有する請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 ガイド手段が回転体を構成しないで通路
内に形成された狭部(１１)を有する請求項２記載の装
置。 - 【請求項４】 シャッター(２６)がガイド手段(１２)と
共同する形態のシャンク(２７)を有し、保持手段が該シ
ャンクの端部から突出した少なくとも１つのレリーフ部
(３３)によって構成された請求項３記載の装置。 - 【請求項５】 シャッターがガイド手段(１２)と共同す
る形態のくぼみを有するスカート(４９)を具有し、保持
手段が該スカートのくぼみ以外の部分によって構成され
た請求項３記載の装置。 - 【請求項６】 ガイド手段がシャッターのタブ(８８:１
１７)の滑動を案内する形態の溝(９９)を有し、保持手
段が該タブに連絡されたリング(８７;１１６)によって
構成された請求項２記載の装置。 - 【請求項７】 駆動手段が少なくとも１つのねじ山(１
７;４４;１１０)を有する請求項１から６いずれかに記
載の装置。 - 【請求項８】 ねじ山が容器の一方に固定されたリング
(６;４２;６９)によって形成された請求項７記載の装
置。 - 【請求項９】 ねじ山(１１０)が容器の一方との一体成
形によって形成された請求項７記載の装置。 - 【請求項１０】 駆動手段が２つの容器が相互に回転す
るときにシャッター(８０)によって漸進的に支持される
螺旋状ランプ(９２)を有する請求項１から６いずれかに
記載の装置。 - 【請求項１１】 シャッターが第３成分を収容するよう
に設計されたコンパートメント(８１)を有し、該装置
が、シャッターが通路内の最初の定位値に存在するとき
に該コンパートメントを閉鎖する形態の有孔横断壁(７
８)を該通路内にさらに具有する請求項１から１０いず
れかに記載の装置。 - 【請求項１２】 第３成分が香水または香料である請求
項１１記載の装置。
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Family Applications (1)
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