JPH1170960A - 液体用容器 - Google Patents
液体用容器Info
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- JPH1170960A JPH1170960A JP9225671A JP22567197A JPH1170960A JP H1170960 A JPH1170960 A JP H1170960A JP 9225671 A JP9225671 A JP 9225671A JP 22567197 A JP22567197 A JP 22567197A JP H1170960 A JPH1170960 A JP H1170960A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器の胴部分を押すだけ簡単に、種々の粘度
の液体を取り出すことができ、押圧を止めた際には密封
性が保たれる構造の液体用容器を提供する。 【解決手段】 外圧によって変形可能な容器1の口部2
に取り付けられたキャップ3が、口部2に螺着するため
の筒状キャップ本体3aと、前端側に液体注出口4を有
するノズル体5と、ノズル体5を密挿するガイド筒7
と、ガイド筒7又はノズル体5を容器の内側方向に付勢
するバネ手段6とを具備し、ノズル体5の内部には、側
壁に設けられた側孔8から液体注出口4に通じる流路が
形成されており、ガイド筒7の側壁には流出孔9が設け
られており、容器1を押圧した際に、ガイド筒7又はノ
ズル体5がバネ手段6に抗して定常位置から注出位置ま
で外側方向へ移動し、該注出位置において、ノズル体5
の側孔8がガイド筒7の流出孔9と一致し、液体注出口
4と容器1内とが連通する。
の液体を取り出すことができ、押圧を止めた際には密封
性が保たれる構造の液体用容器を提供する。 【解決手段】 外圧によって変形可能な容器1の口部2
に取り付けられたキャップ3が、口部2に螺着するため
の筒状キャップ本体3aと、前端側に液体注出口4を有
するノズル体5と、ノズル体5を密挿するガイド筒7
と、ガイド筒7又はノズル体5を容器の内側方向に付勢
するバネ手段6とを具備し、ノズル体5の内部には、側
壁に設けられた側孔8から液体注出口4に通じる流路が
形成されており、ガイド筒7の側壁には流出孔9が設け
られており、容器1を押圧した際に、ガイド筒7又はノ
ズル体5がバネ手段6に抗して定常位置から注出位置ま
で外側方向へ移動し、該注出位置において、ノズル体5
の側孔8がガイド筒7の流出孔9と一致し、液体注出口
4と容器1内とが連通する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体用容器に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、容器の口部にキャップが螺着
された液体用容器については、種々の構造が提案されて
きており、容器が倒れた際にも液体が漏れ出ないように
なった構造のものも知られている。しかしながら、例え
ば、操作ボタンを押した際に液体流路が形成され、操作
ボタンを放した際に液体流路が遮断されるようになった
構造の容器の場合には、液体を注出する際に操作ボタン
を手で操作しながら容器を傾けなければならず、簡便性
の点で問題がある。又、このような従来の液体用容器
は、醤油やソース等の粘度の比較的小さい液体を注出す
るのには適しているが、マヨネーズやサラダドレッシン
グのような粘度の比較的大きい流体物を注出するのには
適していない。更に、従来の液体用容器の場合、液体を
注出する時以外は液体流路が遮断されているので液体の
変質等を防止できるが、非使用時において液体注出孔の
部分が覆われていないので衛生的に問題がある。
された液体用容器については、種々の構造が提案されて
きており、容器が倒れた際にも液体が漏れ出ないように
なった構造のものも知られている。しかしながら、例え
ば、操作ボタンを押した際に液体流路が形成され、操作
ボタンを放した際に液体流路が遮断されるようになった
構造の容器の場合には、液体を注出する際に操作ボタン
を手で操作しながら容器を傾けなければならず、簡便性
の点で問題がある。又、このような従来の液体用容器
は、醤油やソース等の粘度の比較的小さい液体を注出す
るのには適しているが、マヨネーズやサラダドレッシン
グのような粘度の比較的大きい流体物を注出するのには
適していない。更に、従来の液体用容器の場合、液体を
注出する時以外は液体流路が遮断されているので液体の
変質等を防止できるが、非使用時において液体注出孔の
部分が覆われていないので衛生的に問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を解決し、ボタン操作を行う必要がなく、容器の胴部
分を押圧するだけ簡単に液体を取り出すことができ、押
圧を止めた際には容器の密封性が保たれる構造を有し、
比較的粘度の小さな液体から大きな液体まで、種々の液
体の注出に適した液体用容器を提供することを課題とす
る。
点を解決し、ボタン操作を行う必要がなく、容器の胴部
分を押圧するだけ簡単に液体を取り出すことができ、押
圧を止めた際には容器の密封性が保たれる構造を有し、
比較的粘度の小さな液体から大きな液体まで、種々の液
体の注出に適した液体用容器を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の液体用容器は、
外圧によって変形可能な容器の口部に、キャップが取り
付けられたものであって、前記キャップが、該キャップ
を前記口部に螺着するための筒状キャップ本体と、前記
筒状キャップ本体の中心軸の位置に設けられたガイド筒
と、前記ガイド筒内に密挿されて設けられたノズル体
と、前記ガイド筒又はノズル体のいずれか一方を容器の
内側方向に付勢するバネ手段とを具備しており、前記ノ
ズル体は、前端側に液体注出口を有し、後端側が閉塞さ
れており、該ノズル体の内部には、ノズル体の側壁に設
けられた側孔から前記液体注出口に通じる流路が形成さ
れており、前記ガイド筒の側壁には流出孔が設けられて
おり、前記容器を押圧した際に、前記ガイド筒又はノズ
ル体のいずれか一方が前記バネ手段に抗して定常位置か
ら注出位置まで移動し、該注出位置において、前記ノズ
ル体の側孔が前記ガイド筒の流出孔と一致し、前記液体
注出口と容器内とが連通することを特徴とする。又、本
発明は、上述の構造を有する液体用容器において、前記
ノズル体が、前記バネ手段によって容器の内側方向に付
勢されており、前記容器を押圧した際に、前記ノズル体
が定常位置から前記容器の外側方向へ移動することを特
徴とするものでもある。
外圧によって変形可能な容器の口部に、キャップが取り
付けられたものであって、前記キャップが、該キャップ
を前記口部に螺着するための筒状キャップ本体と、前記
筒状キャップ本体の中心軸の位置に設けられたガイド筒
と、前記ガイド筒内に密挿されて設けられたノズル体
と、前記ガイド筒又はノズル体のいずれか一方を容器の
内側方向に付勢するバネ手段とを具備しており、前記ノ
ズル体は、前端側に液体注出口を有し、後端側が閉塞さ
れており、該ノズル体の内部には、ノズル体の側壁に設
けられた側孔から前記液体注出口に通じる流路が形成さ
れており、前記ガイド筒の側壁には流出孔が設けられて
おり、前記容器を押圧した際に、前記ガイド筒又はノズ
ル体のいずれか一方が前記バネ手段に抗して定常位置か
ら注出位置まで移動し、該注出位置において、前記ノズ
ル体の側孔が前記ガイド筒の流出孔と一致し、前記液体
注出口と容器内とが連通することを特徴とする。又、本
発明は、上述の構造を有する液体用容器において、前記
ノズル体が、前記バネ手段によって容器の内側方向に付
勢されており、前記容器を押圧した際に、前記ノズル体
が定常位置から前記容器の外側方向へ移動することを特
徴とするものでもある。
【0005】又、本発明は、上述の構造を有する液体用
容器において、前記ガイド筒の側壁に、前記ノズル体の
定常位置における前記側孔と一致する流入孔が設けられ
ており、前記ガイド筒の外周壁には前記流入孔を覆うよ
うにして圧力調節弁が設けられており、前記圧力調節弁
が、押圧された容器の形状が復元する際に前記流入孔を
一時的に開状態とし得るものであることを特徴とするも
のでもある。
容器において、前記ガイド筒の側壁に、前記ノズル体の
定常位置における前記側孔と一致する流入孔が設けられ
ており、前記ガイド筒の外周壁には前記流入孔を覆うよ
うにして圧力調節弁が設けられており、前記圧力調節弁
が、押圧された容器の形状が復元する際に前記流入孔を
一時的に開状態とし得るものであることを特徴とするも
のでもある。
【0006】更に、本発明は、上述の構造を有する液体
用容器において、前記ノズル体の液体注出口が、定常位
置において前記ガイド筒内に位置しており、前記ガイド
筒の先端部には、該ガイド筒の先端開口を覆う蓋体が設
けられており、前記ノズル体が注出位置まで移動した際
に前記蓋体が内側から押されて開状態となり、前記液体
注出口が前記ガイド筒の外側に現出し、前記ノズル体が
定常位置に戻った際には前記蓋体が閉状態となることを
特徴とするものでもある。
用容器において、前記ノズル体の液体注出口が、定常位
置において前記ガイド筒内に位置しており、前記ガイド
筒の先端部には、該ガイド筒の先端開口を覆う蓋体が設
けられており、前記ノズル体が注出位置まで移動した際
に前記蓋体が内側から押されて開状態となり、前記液体
注出口が前記ガイド筒の外側に現出し、前記ノズル体が
定常位置に戻った際には前記蓋体が閉状態となることを
特徴とするものでもある。
【0007】又、本発明は、上述の構造を有する液体用
容器において、前記ガイド筒が前記容器の中心軸方向に
位置し、該ガイド筒の先端側部分が、前記容器の中心軸
に対してほぼ90°をなす方向に向かって湾曲してお
り、前記ノズル体の少なくとも先端側部分が、前記ガイ
ド筒の先端側部分の湾曲した内部誘導孔に沿って変形し
得る屈曲性を有し、前記ノズル体が定常位置にある際に
は、前記液体注出口が前記ガイド筒内に位置し、前記ノ
ズル体が注出位置まで移動した際には、前記液体注出口
が前記ガイド筒の先端開口よりも外側に突出することを
特徴とするものでもある。
容器において、前記ガイド筒が前記容器の中心軸方向に
位置し、該ガイド筒の先端側部分が、前記容器の中心軸
に対してほぼ90°をなす方向に向かって湾曲してお
り、前記ノズル体の少なくとも先端側部分が、前記ガイ
ド筒の先端側部分の湾曲した内部誘導孔に沿って変形し
得る屈曲性を有し、前記ノズル体が定常位置にある際に
は、前記液体注出口が前記ガイド筒内に位置し、前記ノ
ズル体が注出位置まで移動した際には、前記液体注出口
が前記ガイド筒の先端開口よりも外側に突出することを
特徴とするものでもある。
【0008】更に、本発明は、上述の構造を有する液体
用容器において、前記ノズル体が実質的に円筒体形状
で、かつ該ノズル体が円筒体の中心軸を軸にして前記ガ
イド筒に対して回転可能であり、前記ノズル体の先端側
部分における外壁には、該ノズル体を回転させるための
操作部が設けられており、前記ノズル体又はガイド筒の
いずれか一方の側壁には、対応する前記ガイド筒の流出
孔又は前記ノズル体の側孔の内径以下の、異なる内径を
有した複数個の前記側孔又は流出孔が、円周方向に沿っ
て設けられており、前記操作部を操作することによっ
て、注出位置において一致する側孔又は流出孔の内径が
適宜選択可能であることを特徴とするものでもある。
用容器において、前記ノズル体が実質的に円筒体形状
で、かつ該ノズル体が円筒体の中心軸を軸にして前記ガ
イド筒に対して回転可能であり、前記ノズル体の先端側
部分における外壁には、該ノズル体を回転させるための
操作部が設けられており、前記ノズル体又はガイド筒の
いずれか一方の側壁には、対応する前記ガイド筒の流出
孔又は前記ノズル体の側孔の内径以下の、異なる内径を
有した複数個の前記側孔又は流出孔が、円周方向に沿っ
て設けられており、前記操作部を操作することによっ
て、注出位置において一致する側孔又は流出孔の内径が
適宜選択可能であることを特徴とするものでもある。
【0009】又、本発明は、上述の構造を有する液体用
容器において、前記ノズル体が実質的に円筒体形状で、
かつ該ノズル体が円筒体の中心軸を軸にして前記ガイド
筒に対して回転可能であり、前記ノズル体の先端側部分
における外壁には、該ノズル体を回転させるための操作
部が設けられており、前記ノズル体又はガイド筒のいず
れか一方の側壁には、前記側孔又は流出孔として、円周
方向に沿ってスリットが設けられており、前記スリット
の、円周方向に対して垂直な方向の幅が、注出位置にお
いて一致する前記流出孔又は側孔の内径よりも小さな幅
から該内径と実質的に等しい幅にまで、連続的に又は段
階的に変化しており、前記操作部を操作することによっ
て、注出位置において一致する前記スリットの幅が適宜
選択可能であることを特徴とするものでもある。
容器において、前記ノズル体が実質的に円筒体形状で、
かつ該ノズル体が円筒体の中心軸を軸にして前記ガイド
筒に対して回転可能であり、前記ノズル体の先端側部分
における外壁には、該ノズル体を回転させるための操作
部が設けられており、前記ノズル体又はガイド筒のいず
れか一方の側壁には、前記側孔又は流出孔として、円周
方向に沿ってスリットが設けられており、前記スリット
の、円周方向に対して垂直な方向の幅が、注出位置にお
いて一致する前記流出孔又は側孔の内径よりも小さな幅
から該内径と実質的に等しい幅にまで、連続的に又は段
階的に変化しており、前記操作部を操作することによっ
て、注出位置において一致する前記スリットの幅が適宜
選択可能であることを特徴とするものでもある。
【0010】更に、本発明は、前述の液体用容器におい
て、前記ガイド筒が、その上端側部分に操作部を有し、
該操作部を操作することによって前記筒状キャップ本体
に対して回転可能になっており、一方、前記ノズル体
は、前記バネ手段を介して前記筒状キャップ本体に取り
付けられていて、該筒状キャップ本体に対して回転する
ことなく定常位置から注出位置まで移動可能であり、前
記ノズル体又はガイド筒のいずれか一方の側壁には、対
応する前記ガイド筒の流出孔又は前記ノズル体の側孔の
内径以下の、異なる内径を有した複数個の前記側孔又は
流出孔が、円周方向に沿って設けられており、前記操作
部を操作することによって、注出位置において一致する
側孔又は流出孔の内径が適宜選択可能であることを特徴
とするものでもあり、注出量を調整するための構造につ
いては、前記ノズル体又はガイド筒のいずれか一方の側
壁に、前記側孔又は流出孔として、円周方向に沿ってス
リットが設けられていて、前記スリットの、円周方向に
対して垂直な方向の幅が、注出位置において一致する前
記流出孔又は側孔の内径よりも小さな幅から該内径と実
質的に等しい幅にまで、連続的に又は段階的に変化して
おり、前記操作部を操作することによって、注出位置に
おいて一致する前記スリットの幅が適宜選択可能な構造
であっても良い。
て、前記ガイド筒が、その上端側部分に操作部を有し、
該操作部を操作することによって前記筒状キャップ本体
に対して回転可能になっており、一方、前記ノズル体
は、前記バネ手段を介して前記筒状キャップ本体に取り
付けられていて、該筒状キャップ本体に対して回転する
ことなく定常位置から注出位置まで移動可能であり、前
記ノズル体又はガイド筒のいずれか一方の側壁には、対
応する前記ガイド筒の流出孔又は前記ノズル体の側孔の
内径以下の、異なる内径を有した複数個の前記側孔又は
流出孔が、円周方向に沿って設けられており、前記操作
部を操作することによって、注出位置において一致する
側孔又は流出孔の内径が適宜選択可能であることを特徴
とするものでもあり、注出量を調整するための構造につ
いては、前記ノズル体又はガイド筒のいずれか一方の側
壁に、前記側孔又は流出孔として、円周方向に沿ってス
リットが設けられていて、前記スリットの、円周方向に
対して垂直な方向の幅が、注出位置において一致する前
記流出孔又は側孔の内径よりも小さな幅から該内径と実
質的に等しい幅にまで、連続的に又は段階的に変化して
おり、前記操作部を操作することによって、注出位置に
おいて一致する前記スリットの幅が適宜選択可能な構造
であっても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体用容器の具体
例を図面に示し、本発明を説明するが、本発明は図面に
例示したものに限定されるものではない。図1は、本発
明の液体用容器の好ましい一例における縦断面構造を示
す図であり、容器1を押圧する前の状態(ノズル体5が
定常位置にある状態)が示されており、図2は、図1の
液体用容器の容器1の胴部を押圧することによってノズ
ル体5が注出位置まで移動した際の容器口部の構造を示
す断面図である。図3は、図1の構造を有する液体用容
器におけるガイド筒7に流入口10及び圧力調節弁11
が設けられた本発明の液体用容器の一例における容器口
部の縦断面構造を示す図である。図4は、ノズル体5の
移動によって開閉する蓋体13が設けられた本発明の液
体用容器の一例における容器口部の縦断面構造を示す図
であり、蓋体13の開状態が実線で示されており、定常
位置におけるノズル体5の位置が点線で示されている。
図5は、先端部分が湾曲したガイド筒7が設けられた本
発明の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造
を示す図であり、液体注出時の状態が実線で示されてお
り、定常位置におけるノズル体5の位置が点線で示され
ている。
例を図面に示し、本発明を説明するが、本発明は図面に
例示したものに限定されるものではない。図1は、本発
明の液体用容器の好ましい一例における縦断面構造を示
す図であり、容器1を押圧する前の状態(ノズル体5が
定常位置にある状態)が示されており、図2は、図1の
液体用容器の容器1の胴部を押圧することによってノズ
ル体5が注出位置まで移動した際の容器口部の構造を示
す断面図である。図3は、図1の構造を有する液体用容
器におけるガイド筒7に流入口10及び圧力調節弁11
が設けられた本発明の液体用容器の一例における容器口
部の縦断面構造を示す図である。図4は、ノズル体5の
移動によって開閉する蓋体13が設けられた本発明の液
体用容器の一例における容器口部の縦断面構造を示す図
であり、蓋体13の開状態が実線で示されており、定常
位置におけるノズル体5の位置が点線で示されている。
図5は、先端部分が湾曲したガイド筒7が設けられた本
発明の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造
を示す図であり、液体注出時の状態が実線で示されてお
り、定常位置におけるノズル体5の位置が点線で示され
ている。
【0012】図1に示されるように、本発明の液体用容
器では、容器1の口部2にキャップ3が螺着により取り
付けられており、この容器1は、手で押圧した際に変形
可能で、手を放して押圧を止めると元の形状に復元し得
る材質からなるものが一般的であるが、材質や形状等に
特に限定はなく、復元性を有しないものでも良い。そし
て、本発明におけるキャップ3は、該キャップ3を容器
1の口部2に螺着するための筒状キャップ本体3aと、
筒状キャップ本体3aの中心軸に設けられたガイド筒7
と、ガイド筒7内に密挿されて設けられたノズル体5
と、このノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方を容
器の内側方向に付勢するバネ手段6とを具備しており、
ノズル体5とガイド筒7とは、密接した状態で摺動する
ので、ノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方が定常
位置と注出位置の間を移動(摺動)した際に、容器内の
液体が、ノズル体5とガイド筒7の接触面を通って外部
に漏れ出ることはない。尚、図1の液体用容器にあって
は、ノズル体5が、定常位置(容器1を押圧していない
状態の時の位置)から容器1の外側方向へ一定距離移動
し得る構造を有しているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、ノズル体5の先端部が筒状キャップ本体
3aに固定され、この固定されたノズル体5に対して、
ガイド筒7が摺動する構造であっても良い。図1の液体
用容器の場合には、ガイド筒7を容器1の中心軸上に配
置させるための筒状キャップ本体3aと、ガイド筒7と
が一体成型されても良い。
器では、容器1の口部2にキャップ3が螺着により取り
付けられており、この容器1は、手で押圧した際に変形
可能で、手を放して押圧を止めると元の形状に復元し得
る材質からなるものが一般的であるが、材質や形状等に
特に限定はなく、復元性を有しないものでも良い。そし
て、本発明におけるキャップ3は、該キャップ3を容器
1の口部2に螺着するための筒状キャップ本体3aと、
筒状キャップ本体3aの中心軸に設けられたガイド筒7
と、ガイド筒7内に密挿されて設けられたノズル体5
と、このノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方を容
器の内側方向に付勢するバネ手段6とを具備しており、
ノズル体5とガイド筒7とは、密接した状態で摺動する
ので、ノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方が定常
位置と注出位置の間を移動(摺動)した際に、容器内の
液体が、ノズル体5とガイド筒7の接触面を通って外部
に漏れ出ることはない。尚、図1の液体用容器にあって
は、ノズル体5が、定常位置(容器1を押圧していない
状態の時の位置)から容器1の外側方向へ一定距離移動
し得る構造を有しているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、ノズル体5の先端部が筒状キャップ本体
3aに固定され、この固定されたノズル体5に対して、
ガイド筒7が摺動する構造であっても良い。図1の液体
用容器の場合には、ガイド筒7を容器1の中心軸上に配
置させるための筒状キャップ本体3aと、ガイド筒7と
が一体成型されても良い。
【0013】しかも、本発明では、ノズル体5は、図1
に示されるようにして、前端側に液体注出口4を有し、
後端側が閉塞された構造を有しており、該ノズル体5の
内部には、ノズル体5の側壁に設けられた側孔8から液
体注出口4に通じる流路が形成されている。本発明にお
けるノズル体5は、図1に例示した形状のものに限定さ
れるものではなく、定常位置においてガイド筒7の内壁
面と密接する形状の外周壁を有しており、容器内の液体
が漏れ出ないようにして、ガイド筒7に密挿されるもの
であれば良い。ノズル体5としては、図1のような形状
の頭部を有するものが一般的である。図1におけるノズ
ル体5は、バネ手段6としてのコイルバネによって容器
の内側方向に付勢されており、このノズル体5の下端側
には、コイルバネが抜け落ちるのを防止するためのリン
グ状部材がネジ止めによって設けられている。
に示されるようにして、前端側に液体注出口4を有し、
後端側が閉塞された構造を有しており、該ノズル体5の
内部には、ノズル体5の側壁に設けられた側孔8から液
体注出口4に通じる流路が形成されている。本発明にお
けるノズル体5は、図1に例示した形状のものに限定さ
れるものではなく、定常位置においてガイド筒7の内壁
面と密接する形状の外周壁を有しており、容器内の液体
が漏れ出ないようにして、ガイド筒7に密挿されるもの
であれば良い。ノズル体5としては、図1のような形状
の頭部を有するものが一般的である。図1におけるノズ
ル体5は、バネ手段6としてのコイルバネによって容器
の内側方向に付勢されており、このノズル体5の下端側
には、コイルバネが抜け落ちるのを防止するためのリン
グ状部材がネジ止めによって設けられている。
【0014】そして、本発明の液体用容器では、図1に
示されるようにして、ガイド筒7の側壁に、容器内の液
体をノズル体5内に流出させるための流出孔9が設けら
れており、容器1を押圧した際には、ノズル体5又はガ
イド筒7のいずれか一方がバネ手段6に抗して定常位置
から注出位置まで移動するようになっており、この注出
位置においては、図2に示されるようにして、ノズル体
5の側孔8がガイド筒7の流出孔9と一致し、液体注出
口4と容器1内とが連通し、押圧による容器内の圧力に
よって、容器内の液体がノズル体5の液体注出口4から
注出される。容器内の液体を必要量だけ取り出した後
に、容器1の押圧を止めると、バネ手段6の作用によっ
て移動したノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方が
定常位置にまで戻り、液体注出口4と容器1内とが遮断
されて容器内が密閉状態となることで容器内の液体の変
質が防止できる。
示されるようにして、ガイド筒7の側壁に、容器内の液
体をノズル体5内に流出させるための流出孔9が設けら
れており、容器1を押圧した際には、ノズル体5又はガ
イド筒7のいずれか一方がバネ手段6に抗して定常位置
から注出位置まで移動するようになっており、この注出
位置においては、図2に示されるようにして、ノズル体
5の側孔8がガイド筒7の流出孔9と一致し、液体注出
口4と容器1内とが連通し、押圧による容器内の圧力に
よって、容器内の液体がノズル体5の液体注出口4から
注出される。容器内の液体を必要量だけ取り出した後
に、容器1の押圧を止めると、バネ手段6の作用によっ
て移動したノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方が
定常位置にまで戻り、液体注出口4と容器1内とが遮断
されて容器内が密閉状態となることで容器内の液体の変
質が防止できる。
【0015】又、本発明の液体用容器の更に好ましい具
体例においては、図3に示されるようにして、ガイド筒
7の側壁に、ノズル体5の定常位置における側孔8と一
致するようにして流入孔10が設けられており、ガイド
筒7の外周壁には流入孔10を覆うようにして圧力調節
弁11が設けられており、押圧された容器の形状が復元
する際には圧力調節弁11は、流入孔10を一時的に開
状態となり(開状態が点線で示されている)、ノズル体
5の内部に残った液体が、側孔8、流入孔10を通って
容器1内に戻り、容器1内の圧力と容器外部の圧力が同
じになった時点で、圧力調節弁11は閉状態となり、容
器内が密閉状態となる。図3に示される構造を有する本
発明の液体用容器の場合には、注出後にノズル体5内に
液体が残らずに容器内に戻されるので、非常に衛生的で
ある。
体例においては、図3に示されるようにして、ガイド筒
7の側壁に、ノズル体5の定常位置における側孔8と一
致するようにして流入孔10が設けられており、ガイド
筒7の外周壁には流入孔10を覆うようにして圧力調節
弁11が設けられており、押圧された容器の形状が復元
する際には圧力調節弁11は、流入孔10を一時的に開
状態となり(開状態が点線で示されている)、ノズル体
5の内部に残った液体が、側孔8、流入孔10を通って
容器1内に戻り、容器1内の圧力と容器外部の圧力が同
じになった時点で、圧力調節弁11は閉状態となり、容
器内が密閉状態となる。図3に示される構造を有する本
発明の液体用容器の場合には、注出後にノズル体5内に
液体が残らずに容器内に戻されるので、非常に衛生的で
ある。
【0016】更に好ましい本発明の液体用容器の具体例
では、図4に示されるように、注出時以外はノズル体5
の液体注出口4がガイド筒7内に収容されるようになっ
ており、この液体用容器では、ノズル体5の液体注出口
4が、定常位置においてガイド筒7内に位置し、ガイド
筒7の先端部には、該ガイド筒7の先端開口12を覆う
蓋体13が設けられており、この蓋体13は、先端開口
12を覆うようにしてバネ付勢されるのが一般的である
が、磁石を利用しても良い。そして、容器1を押圧した
際には、ノズル体5が注出位置まで移動して、ノズル体
5の先端が蓋体13を内側から押して蓋体13を開状態
とし、液体注出口4がガイド筒7の外側に現出するよう
になっており、ノズル体5が定常位置に戻った際にはバ
ネ力によって蓋体13が閉状態となる(点線で示されて
いる)。このような構造の液体用容器は、注出時以外
は、液体注出口4が表出しないので非常に衛生的であ
る。尚、本発明では、図4におけるガイド筒7の先端の
位置にまで延びた筒状キャップ3aを設け、この筒状キ
ャップ3aの先端開口部近傍に、該開口部を覆うように
して蓋体13が設けられても良く、蓋体13の形状及び
構造は図面に例示したものに限定されるものではない。
では、図4に示されるように、注出時以外はノズル体5
の液体注出口4がガイド筒7内に収容されるようになっ
ており、この液体用容器では、ノズル体5の液体注出口
4が、定常位置においてガイド筒7内に位置し、ガイド
筒7の先端部には、該ガイド筒7の先端開口12を覆う
蓋体13が設けられており、この蓋体13は、先端開口
12を覆うようにしてバネ付勢されるのが一般的である
が、磁石を利用しても良い。そして、容器1を押圧した
際には、ノズル体5が注出位置まで移動して、ノズル体
5の先端が蓋体13を内側から押して蓋体13を開状態
とし、液体注出口4がガイド筒7の外側に現出するよう
になっており、ノズル体5が定常位置に戻った際にはバ
ネ力によって蓋体13が閉状態となる(点線で示されて
いる)。このような構造の液体用容器は、注出時以外
は、液体注出口4が表出しないので非常に衛生的であ
る。尚、本発明では、図4におけるガイド筒7の先端の
位置にまで延びた筒状キャップ3aを設け、この筒状キ
ャップ3aの先端開口部近傍に、該開口部を覆うように
して蓋体13が設けられても良く、蓋体13の形状及び
構造は図面に例示したものに限定されるものではない。
【0017】又、図5に示される内部構造の本発明の液
体用容器にあっては、ガイド筒7が容器1の中心軸方向
に位置し、該ガイド筒7の先端側部分が、容器1の中心
軸に対してほぼ90°の角度をなす方向に向かって湾曲
し、その内部の内部誘導孔14も湾曲しており、この内
部誘導孔14内を摺動するノズル体5は、その少なくと
も先端側部分が湾曲した内部誘導孔14に沿って変形し
得る屈曲性を有している。このような屈曲性を有するノ
ズル体5としては、プラスチック製のものが一般的であ
る。そして、図5の液体用容器では、ノズル体5が定常
位置にある際には、液体注出口4がガイド筒7の先端よ
りも内側に位置し(点線で示されている)、容器1を押
圧してノズル体5が注出位置まで移動した際には、液体
注出口4がガイド筒7の先端位置に又は該先端位置を越
えて外側に位置するようになっている。このような液体
用容器の場合にも、液体注出口4がガイド筒7内に収容
されるために衛生性が優れている。尚、上記構造の液体
用容器では、衛生性を高め、容器の外観を良くする目的
で、キャップ本体3aの外側に、図5に示されるよう
な、側面開口を有するキャップ本体3bを設けることが
好ましい。
体用容器にあっては、ガイド筒7が容器1の中心軸方向
に位置し、該ガイド筒7の先端側部分が、容器1の中心
軸に対してほぼ90°の角度をなす方向に向かって湾曲
し、その内部の内部誘導孔14も湾曲しており、この内
部誘導孔14内を摺動するノズル体5は、その少なくと
も先端側部分が湾曲した内部誘導孔14に沿って変形し
得る屈曲性を有している。このような屈曲性を有するノ
ズル体5としては、プラスチック製のものが一般的であ
る。そして、図5の液体用容器では、ノズル体5が定常
位置にある際には、液体注出口4がガイド筒7の先端よ
りも内側に位置し(点線で示されている)、容器1を押
圧してノズル体5が注出位置まで移動した際には、液体
注出口4がガイド筒7の先端位置に又は該先端位置を越
えて外側に位置するようになっている。このような液体
用容器の場合にも、液体注出口4がガイド筒7内に収容
されるために衛生性が優れている。尚、上記構造の液体
用容器では、衛生性を高め、容器の外観を良くする目的
で、キャップ本体3aの外側に、図5に示されるよう
な、側面開口を有するキャップ本体3bを設けることが
好ましい。
【0018】又、本発明では、液体の注出量を任意に選
択することができる構造の容器とすることもでき、この
ような液体用容器としては、図6及び図9に示される構
造のものが挙げられるが、本発明は、これら図面に例示
したものに限定されるものではない。図6は、ノズル体
5が上下動するタイプの本発明の液体用容器で、該ノズ
ル体5を一定角度ずつ回転させることにより、液体の注
出量が変えられる構造を有したものの好ましい一例にお
ける容器口部の縦断面構造を示す図である。この図6の
容器におけるノズル体5は、後端側が閉塞された、実質
的に円筒体形状で、この円筒体の中心軸を軸としてガイ
ド筒7に対して回動可能になっており、このノズル体5
の先端側部分における外壁には、ノズル体5を回転方向
に一定角度ずつ動かすのに適した形状の操作部15が設
けられている。一方、このようなノズル体5の上下動を
誘導するガイド筒7の側壁には、該ガイド筒7の円周方
向に沿って、異なる内径を有した複数個の流出孔9が、
並んだ状態で設けられており、この流出孔9の内径は、
ノズル体5の側壁に設けられた側孔8の内径と実質的に
等しいか、あるいはこの内径よりも小さい。尚、本発明
では、このような流出孔9をガイド筒7の側壁に複数個
設ける代わりに、ガイド筒7に設けられた1個の流出孔
9に対して、ノズル体5の側壁に、該ノズル体5の円周
方向に沿って、異なる内径を有した複数個の側孔8を設
けた構造としても良く、この場合の側孔8としては、流
出孔9の内径と実質的に等しいものと、これよりも小さ
な内径のものが設けられる。
択することができる構造の容器とすることもでき、この
ような液体用容器としては、図6及び図9に示される構
造のものが挙げられるが、本発明は、これら図面に例示
したものに限定されるものではない。図6は、ノズル体
5が上下動するタイプの本発明の液体用容器で、該ノズ
ル体5を一定角度ずつ回転させることにより、液体の注
出量が変えられる構造を有したものの好ましい一例にお
ける容器口部の縦断面構造を示す図である。この図6の
容器におけるノズル体5は、後端側が閉塞された、実質
的に円筒体形状で、この円筒体の中心軸を軸としてガイ
ド筒7に対して回動可能になっており、このノズル体5
の先端側部分における外壁には、ノズル体5を回転方向
に一定角度ずつ動かすのに適した形状の操作部15が設
けられている。一方、このようなノズル体5の上下動を
誘導するガイド筒7の側壁には、該ガイド筒7の円周方
向に沿って、異なる内径を有した複数個の流出孔9が、
並んだ状態で設けられており、この流出孔9の内径は、
ノズル体5の側壁に設けられた側孔8の内径と実質的に
等しいか、あるいはこの内径よりも小さい。尚、本発明
では、このような流出孔9をガイド筒7の側壁に複数個
設ける代わりに、ガイド筒7に設けられた1個の流出孔
9に対して、ノズル体5の側壁に、該ノズル体5の円周
方向に沿って、異なる内径を有した複数個の側孔8を設
けた構造としても良く、この場合の側孔8としては、流
出孔9の内径と実質的に等しいものと、これよりも小さ
な内径のものが設けられる。
【0019】そして、液体の注出量が適宜選択可能な構
造の、本発明の液体用容器では、ノズル体5の先端側部
分に設けられた操作部15を手で操作することにより、
ノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方が定常位置か
ら注出位置まで移動した際に一致する側孔8又は流出孔
9の内径を選ぶことができるようになっており、これに
より、容器1の胴部を押圧した際に、ノズル体5の液体
注出口4へ送られる液体の量が調整され、液体の取り出
し量が変えられるようになっている。図7(a)〜
(d)に示したように、図6の液体用容器におけるガイ
ド筒7には、円筒体の円周を4等分する位置の3箇所に
流出孔9が設けられており、これらの流出孔9は異なる
内径を有し、この図面の手前側の側壁部分には、流出孔
9は設けられておらず、ノズル体5の側孔8の位置を、
この位置に合わせた場合には、容器1の胴部が誤って押
圧された際にも、液体注出口4と容器1内とが連通しな
いために、誤って液体が流出することがない。
造の、本発明の液体用容器では、ノズル体5の先端側部
分に設けられた操作部15を手で操作することにより、
ノズル体5又はガイド筒7のいずれか一方が定常位置か
ら注出位置まで移動した際に一致する側孔8又は流出孔
9の内径を選ぶことができるようになっており、これに
より、容器1の胴部を押圧した際に、ノズル体5の液体
注出口4へ送られる液体の量が調整され、液体の取り出
し量が変えられるようになっている。図7(a)〜
(d)に示したように、図6の液体用容器におけるガイ
ド筒7には、円筒体の円周を4等分する位置の3箇所に
流出孔9が設けられており、これらの流出孔9は異なる
内径を有し、この図面の手前側の側壁部分には、流出孔
9は設けられておらず、ノズル体5の側孔8の位置を、
この位置に合わせた場合には、容器1の胴部が誤って押
圧された際にも、液体注出口4と容器1内とが連通しな
いために、誤って液体が流出することがない。
【0020】尚、図7に示されるガイド筒7において
は、右側に位置する流出孔9は、ノズル体5の側孔8と
実質的に同じ内径を有しており(図6参照)、左側に位
置する流出孔9が、3つの孔のうち一番小さな内径を有
しており(図7(a)参照)、図面の奥側の側壁部分に
位置する流出孔9が、右側の流出孔9よりも内径が小さ
く、左側の流出孔9よりも内径が大きいものとなってい
るが、本発明では、流出孔9の数、内径及び位置が図面
に例示したものに限定されるものではない。又、これと
同様に、本発明では、ノズル体5に複数個の側孔8が設
けられた容器においても、側孔8の数、内径及び位置を
適宜選択することができる。
は、右側に位置する流出孔9は、ノズル体5の側孔8と
実質的に同じ内径を有しており(図6参照)、左側に位
置する流出孔9が、3つの孔のうち一番小さな内径を有
しており(図7(a)参照)、図面の奥側の側壁部分に
位置する流出孔9が、右側の流出孔9よりも内径が小さ
く、左側の流出孔9よりも内径が大きいものとなってい
るが、本発明では、流出孔9の数、内径及び位置が図面
に例示したものに限定されるものではない。又、これと
同様に、本発明では、ノズル体5に複数個の側孔8が設
けられた容器においても、側孔8の数、内径及び位置を
適宜選択することができる。
【0021】図8(a)及び(b)はいずれも、本発明
の液体用容器のキャップ部分を上方から見た時の好まし
い一例を示す図であり、ノズル体5を一定角度ずつ回転
させるための操作部15の外観形状、及び、操作部15
とキャップ本体3aの上面に描かれた、液体取り出し位
置合わせ表示と取り出し量表示が示されている。図8
(a)では、ノズル体5の先端側部分の外周壁に、操作
部15として、周縁にギア歯を有する円板体が周設され
ており、キャップ本体3a’の上面には、ガイド筒7の
側壁に設けられた流出孔9の内径の大きさが図示されて
おり(Sは非注出位置を示す)、操作部15の上面に
は、ノズル体5の側孔8の位置を示す矢印が表示されて
おり、注出時には、操作部15を回して、この矢印を所
望の流出孔9の位置に合わせ、容器1の胴部を押圧する
と、流出孔9の内径に応じた注出量が得られる。又、図
8(b)では、ノズル体5の先端側部分の外周壁に、操
作部15として、円板体の対向する2つの部分が弓型に
欠けた形状のものが周設されており、キャップ本体3
a’の上面には、ガイド筒7の側壁に設けられた流出孔
9の内径の大きさに対応する番号1〜3が表示されてお
り(0は非注出位置を示す)、図8(a)の場合と同
様、操作部15の上面には、ノズル体5の側孔8の位置
を示す矢印が表示されており、注出時には、操作部15
を回し、この矢印を所望の流出孔9の位置に合わせて使
用する。尚、本発明では、操作部15の形状及びキャッ
プ部分の上面の表示が、図8(a)及び(b)に例示し
たものに限定されるものではない。
の液体用容器のキャップ部分を上方から見た時の好まし
い一例を示す図であり、ノズル体5を一定角度ずつ回転
させるための操作部15の外観形状、及び、操作部15
とキャップ本体3aの上面に描かれた、液体取り出し位
置合わせ表示と取り出し量表示が示されている。図8
(a)では、ノズル体5の先端側部分の外周壁に、操作
部15として、周縁にギア歯を有する円板体が周設され
ており、キャップ本体3a’の上面には、ガイド筒7の
側壁に設けられた流出孔9の内径の大きさが図示されて
おり(Sは非注出位置を示す)、操作部15の上面に
は、ノズル体5の側孔8の位置を示す矢印が表示されて
おり、注出時には、操作部15を回して、この矢印を所
望の流出孔9の位置に合わせ、容器1の胴部を押圧する
と、流出孔9の内径に応じた注出量が得られる。又、図
8(b)では、ノズル体5の先端側部分の外周壁に、操
作部15として、円板体の対向する2つの部分が弓型に
欠けた形状のものが周設されており、キャップ本体3
a’の上面には、ガイド筒7の側壁に設けられた流出孔
9の内径の大きさに対応する番号1〜3が表示されてお
り(0は非注出位置を示す)、図8(a)の場合と同
様、操作部15の上面には、ノズル体5の側孔8の位置
を示す矢印が表示されており、注出時には、操作部15
を回し、この矢印を所望の流出孔9の位置に合わせて使
用する。尚、本発明では、操作部15の形状及びキャッ
プ部分の上面の表示が、図8(a)及び(b)に例示し
たものに限定されるものではない。
【0022】図9には、ノズル体5がキャップ本体3
a’に固定され、バネ手段(コイルバネ)6によってガ
イド筒7が容器の内側方向(下方)に付勢されており、
ガイド筒7の外周壁の上部が、実質的に円筒状の誘導部
材16の内壁と密接しており、容器1の胴部を押圧した
際にガイド筒7が容器の外側方向(上方)に移動するタ
イプの本発明の液体用容器において、該ノズル体5を一
定角度ずつ回転させることにより、液体の注出量が変え
られる構造を有したものの好ましい一例における容器口
部の縦断面構造を示す図である。この図9の本発明の液
体用容器は、図6の容器と同様、ノズル体5が実質的に
円筒体形状で、このノズル体5が円筒体の軸を中心にし
てガイド筒7に対して回動可能に設けられており、ノズ
ル体5の先端側部分には、ノズル体5を回転させるため
の操作部15が設けられている。そして、ガイド筒7の
側壁には、該ガイド筒7の円周方向に沿って、スリット
状の流出孔9が設けられており、流出孔9として設けら
れているスリットの、円周方向に対して垂直な方向の幅
は、注出位置において一致する前記流出孔9又は側孔8
の内径よりも小さな幅から該内径と実質的に等しい幅に
まで、連続的に又は段階的に変化している。図10
(a)〜(d)は、図9の容器におけるガイド筒7の好
ましい一例における構造を示す図であり、このガイド筒
7には、連続的に幅が変化したスリット状の流出孔9が
設けられている。尚、図9の容器におけるノズル体5に
は、小円形の側孔8が一つ設けられているだけである。
ただし、本発明では、スリット状の流出孔9の形状が図
面に例示したものに限定されるものではなく、このよう
なスリット状の流出孔9をガイド筒7に設ける代わり
に、ノズル体5の側壁に、該ノズル体5の円周方向に沿
って、これと同様のスリット状の側孔8を設けて、ガイ
ド筒7の側壁に、小円形の流出孔9が一つ設けられた構
造としても良い。
a’に固定され、バネ手段(コイルバネ)6によってガ
イド筒7が容器の内側方向(下方)に付勢されており、
ガイド筒7の外周壁の上部が、実質的に円筒状の誘導部
材16の内壁と密接しており、容器1の胴部を押圧した
際にガイド筒7が容器の外側方向(上方)に移動するタ
イプの本発明の液体用容器において、該ノズル体5を一
定角度ずつ回転させることにより、液体の注出量が変え
られる構造を有したものの好ましい一例における容器口
部の縦断面構造を示す図である。この図9の本発明の液
体用容器は、図6の容器と同様、ノズル体5が実質的に
円筒体形状で、このノズル体5が円筒体の軸を中心にし
てガイド筒7に対して回動可能に設けられており、ノズ
ル体5の先端側部分には、ノズル体5を回転させるため
の操作部15が設けられている。そして、ガイド筒7の
側壁には、該ガイド筒7の円周方向に沿って、スリット
状の流出孔9が設けられており、流出孔9として設けら
れているスリットの、円周方向に対して垂直な方向の幅
は、注出位置において一致する前記流出孔9又は側孔8
の内径よりも小さな幅から該内径と実質的に等しい幅に
まで、連続的に又は段階的に変化している。図10
(a)〜(d)は、図9の容器におけるガイド筒7の好
ましい一例における構造を示す図であり、このガイド筒
7には、連続的に幅が変化したスリット状の流出孔9が
設けられている。尚、図9の容器におけるノズル体5に
は、小円形の側孔8が一つ設けられているだけである。
ただし、本発明では、スリット状の流出孔9の形状が図
面に例示したものに限定されるものではなく、このよう
なスリット状の流出孔9をガイド筒7に設ける代わり
に、ノズル体5の側壁に、該ノズル体5の円周方向に沿
って、これと同様のスリット状の側孔8を設けて、ガイ
ド筒7の側壁に、小円形の流出孔9が一つ設けられた構
造としても良い。
【0023】図11(a)及び(b)はいずれも、連続
的に注出量を変えることが可能な本発明の液体用容器に
おける、キャップ部分を上方から見た時の好ましい一例
を示す図であり、ノズル体5を回転させるための操作部
15の好ましい外観形状、及び、操作部15とキャップ
本体3aの上面に描かれた、液体取り出し位置合わせ表
示と取り出し量表示が示されており、このような構造の
本発明の液体用容器の場合、操作部15を操作すること
で、注出時に液体が通過する流出孔9又は側孔8の幅
(高さ)を適宜選択することができ、これによって、液
体の注出量を、液体が流出しない0の状態から、スリッ
ト高さが最大の時に注出される量まで、目的に応じて種
々の注出量が選択できる。図11(a)における操作部
15は、ノズル体5の先端部近傍の外周壁に形成された
フランジ形状であり、図11(b)における操作部15
は、指先で把持するのに適した大きさのレバー形状であ
るが、本発明では、このようにして連続的に注出量が変
えられる本発明の液体用容器においても、操作部15の
形状及びキャップ部分の上面の表示が、図11(a)及
び(b)に例示したものに限定されるものではない。
的に注出量を変えることが可能な本発明の液体用容器に
おける、キャップ部分を上方から見た時の好ましい一例
を示す図であり、ノズル体5を回転させるための操作部
15の好ましい外観形状、及び、操作部15とキャップ
本体3aの上面に描かれた、液体取り出し位置合わせ表
示と取り出し量表示が示されており、このような構造の
本発明の液体用容器の場合、操作部15を操作すること
で、注出時に液体が通過する流出孔9又は側孔8の幅
(高さ)を適宜選択することができ、これによって、液
体の注出量を、液体が流出しない0の状態から、スリッ
ト高さが最大の時に注出される量まで、目的に応じて種
々の注出量が選択できる。図11(a)における操作部
15は、ノズル体5の先端部近傍の外周壁に形成された
フランジ形状であり、図11(b)における操作部15
は、指先で把持するのに適した大きさのレバー形状であ
るが、本発明では、このようにして連続的に注出量が変
えられる本発明の液体用容器においても、操作部15の
形状及びキャップ部分の上面の表示が、図11(a)及
び(b)に例示したものに限定されるものではない。
【0024】図12には、ガイド筒7を回転させること
により、液体の注出量を任意に選択することが可能な構
造の、本発明の液体用容器の一例における容器口部の縦
断面構造が示されており、この図の容器では、ガイド筒
7が、その上端側部分にレバー状の操作部15’を有
し、該操作部15’が、筒状キャップ本体3aの円周方
向に設けられたスリット孔17から外側に突出してお
り、この操作部15’を手で操作することによってガイ
ド筒7が筒状キャップ本体3aに対して回転可能になっ
ている。図12において、操作部15’を180°回転
させてから容器1を押すと、内径の小さな方の流出孔9
が側孔8と一致する。もちろん、本発明における操作部
15’は図面に例示した形状のものに限定されるもので
はなく、ガイド筒7は、筒状キャップ本体3aに対して
回転可能な状態で取り付けられていれば良い。一方、ノ
ズル体5は、バネ手段6を介して筒状キャップ本体3a
に取り付けられており、筒状キャップ本体3aに対して
回転することなく定常位置から注出位置まで移動できる
ようになっていて、図12では、コイルバネの上端が筒
状キャップ本体3aに固定され、コイルバネの下端が、
ノズル体5に取り付けられたリング状部材に固定されて
いる。そして、このガイド筒7の側壁には、図7の場合
と同様の、対応するノズル体5の側孔8の内径以下の、
異なる内径を有した複数個の流出孔9が、円周方向に沿
って設けられており、操作部15’を操作してガイド筒
7を回転させることによって、注出位置において一致す
る流出孔9の内径が適宜選択できるようになっている。
本発明では、図12に示したような、ノズル体5の上下
動によって開閉する蓋体13を設けることが好ましく
(注出位置において蓋体13が開いた状態が点線で示さ
れている)、このような構造の液体用容器は、使用しな
い時には、ノズル体5の液体注出口4が覆われるので非
常に衛生的であるが、ノズル体5の液体注出口4が現出
した構造の場合(蓋体13が存在しない場合)には、図
12の操作部15’より上方に位置する筒状キャップ本
体3aの筒状体部分は、必ずしも設ける必要はない。
により、液体の注出量を任意に選択することが可能な構
造の、本発明の液体用容器の一例における容器口部の縦
断面構造が示されており、この図の容器では、ガイド筒
7が、その上端側部分にレバー状の操作部15’を有
し、該操作部15’が、筒状キャップ本体3aの円周方
向に設けられたスリット孔17から外側に突出してお
り、この操作部15’を手で操作することによってガイ
ド筒7が筒状キャップ本体3aに対して回転可能になっ
ている。図12において、操作部15’を180°回転
させてから容器1を押すと、内径の小さな方の流出孔9
が側孔8と一致する。もちろん、本発明における操作部
15’は図面に例示した形状のものに限定されるもので
はなく、ガイド筒7は、筒状キャップ本体3aに対して
回転可能な状態で取り付けられていれば良い。一方、ノ
ズル体5は、バネ手段6を介して筒状キャップ本体3a
に取り付けられており、筒状キャップ本体3aに対して
回転することなく定常位置から注出位置まで移動できる
ようになっていて、図12では、コイルバネの上端が筒
状キャップ本体3aに固定され、コイルバネの下端が、
ノズル体5に取り付けられたリング状部材に固定されて
いる。そして、このガイド筒7の側壁には、図7の場合
と同様の、対応するノズル体5の側孔8の内径以下の、
異なる内径を有した複数個の流出孔9が、円周方向に沿
って設けられており、操作部15’を操作してガイド筒
7を回転させることによって、注出位置において一致す
る流出孔9の内径が適宜選択できるようになっている。
本発明では、図12に示したような、ノズル体5の上下
動によって開閉する蓋体13を設けることが好ましく
(注出位置において蓋体13が開いた状態が点線で示さ
れている)、このような構造の液体用容器は、使用しな
い時には、ノズル体5の液体注出口4が覆われるので非
常に衛生的であるが、ノズル体5の液体注出口4が現出
した構造の場合(蓋体13が存在しない場合)には、図
12の操作部15’より上方に位置する筒状キャップ本
体3aの筒状体部分は、必ずしも設ける必要はない。
【0025】又、本発明では、ノズル体5又はガイド筒
7のいずれか一方の側壁に、側孔8又は流出孔9とし
て、円周方向に沿ってスリットが設けられており、スリ
ットの、円周方向に対して垂直な方向の幅が、注出位置
において一致する流出孔9又は側孔8の内径よりも小さ
な幅から該内径と実質的に等しい幅にまで、連続的に又
は段階的に変化しており、操作部15’を操作すること
によって、注出位置において一致するスリットの幅が適
宜選択可能な構造としても良く、この場合には、図10
のようなスリットが、ノズル体5又はガイド筒7のいず
れか一方の側壁に設けられる。このような構造の容器
も、図12の容器と同様、ノズル体5の上下動によって
開閉する蓋体13を設けることが好ましく、用途に応じ
た注出量が選べて、非常に衛生的な容器となる。
7のいずれか一方の側壁に、側孔8又は流出孔9とし
て、円周方向に沿ってスリットが設けられており、スリ
ットの、円周方向に対して垂直な方向の幅が、注出位置
において一致する流出孔9又は側孔8の内径よりも小さ
な幅から該内径と実質的に等しい幅にまで、連続的に又
は段階的に変化しており、操作部15’を操作すること
によって、注出位置において一致するスリットの幅が適
宜選択可能な構造としても良く、この場合には、図10
のようなスリットが、ノズル体5又はガイド筒7のいず
れか一方の側壁に設けられる。このような構造の容器
も、図12の容器と同様、ノズル体5の上下動によって
開閉する蓋体13を設けることが好ましく、用途に応じ
た注出量が選べて、非常に衛生的な容器となる。
【0026】本発明の液体用容器にあっては、容器内に
充填される液体の粘度が高い場合(例えばマヨネーズ等
の場合)、該容器を倒立した状態に保持させることが可
能な台を設けて、この台を、吸盤、磁石、粘着テープ等
でテーブル上に取り付け、キャップ側を下にして容器を
倒立させた状態とすることが好ましく、この場合には、
内容物が常にノズル体側に溜まるので注出が容易に行
え、便利である。
充填される液体の粘度が高い場合(例えばマヨネーズ等
の場合)、該容器を倒立した状態に保持させることが可
能な台を設けて、この台を、吸盤、磁石、粘着テープ等
でテーブル上に取り付け、キャップ側を下にして容器を
倒立させた状態とすることが好ましく、この場合には、
内容物が常にノズル体側に溜まるので注出が容易に行
え、便利である。
【0027】
実施例1 図1に示される内部構造の本発明の液体用容器(コイル
バネとガイド筒は金属製で、他はポリエチレン製)を作
製し、内容物としてサラダドレッシングを容器内に充填
した。そして、容器を良く振った後、ノズル体側を下に
向けて容器の胴部を押圧すると、容器内の圧力上昇によ
って、バネ付勢されたノズル本体が容器の外側方向に移
動し、簡単に内容物を注出することができた。又、押圧
時間を変えるだけで内容物の注出量を任意に選択するこ
とができ非常に便利であった。
バネとガイド筒は金属製で、他はポリエチレン製)を作
製し、内容物としてサラダドレッシングを容器内に充填
した。そして、容器を良く振った後、ノズル体側を下に
向けて容器の胴部を押圧すると、容器内の圧力上昇によ
って、バネ付勢されたノズル本体が容器の外側方向に移
動し、簡単に内容物を注出することができた。又、押圧
時間を変えるだけで内容物の注出量を任意に選択するこ
とができ非常に便利であった。
【0028】実施例2 実施例1と同様にして、図6に示される内部構造の本発
明の液体用容器を作製し、内容物として醤油を容器内に
充填した。そして、キャップに設けた操作部を操作して
ノズル本体をガイド筒に対して回転させ、ノズル本体の
側孔と一致する流出孔の内径を適宜選択した後、ノズル
体側を下に向けて容器の胴部を押圧すると、流出孔の内
径に応じた注出量の液体を取り出すことができた。
明の液体用容器を作製し、内容物として醤油を容器内に
充填した。そして、キャップに設けた操作部を操作して
ノズル本体をガイド筒に対して回転させ、ノズル本体の
側孔と一致する流出孔の内径を適宜選択した後、ノズル
体側を下に向けて容器の胴部を押圧すると、流出孔の内
径に応じた注出量の液体を取り出すことができた。
【0029】
【発明の効果】本発明の液体用容器の場合、特別なボタ
ン操作を行わなくても、容器の胴部分を押圧するだけ簡
単に液体を取り出すことができ、押圧を止めた際には容
器の密封性が保たれ、液体注出口、側孔及び流出孔の内
径を適宜選択することにより、醤油やソース等の比較的
粘度の小さな液体の注出にも、マヨネーズやサラダドレ
ッシング等の粘度の大きな液体の注出にも適したものと
することができる。又、ノズル体又はガイド筒に設けた
操作部を操作することによって、目的に応じた注出量が
選択できる構造の本発明の液体用容器は、非常に使い易
く、便利であり、ノズル体の液体注出口をカバーする蓋
体を設けたものは、衛生性の点においても非常に優れて
いる。
ン操作を行わなくても、容器の胴部分を押圧するだけ簡
単に液体を取り出すことができ、押圧を止めた際には容
器の密封性が保たれ、液体注出口、側孔及び流出孔の内
径を適宜選択することにより、醤油やソース等の比較的
粘度の小さな液体の注出にも、マヨネーズやサラダドレ
ッシング等の粘度の大きな液体の注出にも適したものと
することができる。又、ノズル体又はガイド筒に設けた
操作部を操作することによって、目的に応じた注出量が
選択できる構造の本発明の液体用容器は、非常に使い易
く、便利であり、ノズル体の液体注出口をカバーする蓋
体を設けたものは、衛生性の点においても非常に優れて
いる。
【図1】本発明の液体用容器の好ましい一例における縦
断面構造を示す図である。
断面構造を示す図である。
【図2】図1の液体用容器の容器1の胴部を押圧するこ
とによってノズル体5が注出位置まで移動した際の容器
口部の構造を示す断面図である。
とによってノズル体5が注出位置まで移動した際の容器
口部の構造を示す断面図である。
【図3】図1の構造を有する液体用容器におけるガイド
筒7に流入口10及び圧力調節弁11が設けられた本発
明の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造を
示す図である。
筒7に流入口10及び圧力調節弁11が設けられた本発
明の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造を
示す図である。
【図4】ノズル体5の移動によって開閉する蓋体13が
設けられた本発明の液体用容器の一例における容器口部
の縦断面構造を示す図である。
設けられた本発明の液体用容器の一例における容器口部
の縦断面構造を示す図である。
【図5】先端部分が湾曲したガイド筒7が設けられた本
発明の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造
を示す図である。
発明の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造
を示す図である。
【図6】ノズル体5が上下動するタイプの本発明の液体
用容器で、注出量を適宜選択可能な構造を有したものの
一例における容器口部の縦断面構造を示す図である。
用容器で、注出量を適宜選択可能な構造を有したものの
一例における容器口部の縦断面構造を示す図である。
【図7】(a)〜(d)は、図6の液体用容器における
ガイド筒7の外観を示す図であり、(a)は上面図、
(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図
である。
ガイド筒7の外観を示す図であり、(a)は上面図、
(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図
である。
【図8】(a)及び(b)は、液体の注出量を段階的に
変えることができる構造の本発明の液体用容器の一例に
おける、キャップ部分を上方から見た時の外観を示す図
である。
変えることができる構造の本発明の液体用容器の一例に
おける、キャップ部分を上方から見た時の外観を示す図
である。
【図9】ガイド筒7が上下動するタイプの本発明の液体
用容器で、注出量を適宜選択可能な構造を有したものの
一例における容器口部の縦断面構造を示す図である。
用容器で、注出量を適宜選択可能な構造を有したものの
一例における容器口部の縦断面構造を示す図である。
【図10】(a)〜(d)は、図9の液体用容器におけ
るガイド筒7の外観を示す図であり、(a)は上面図、
(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図
である。
るガイド筒7の外観を示す図であり、(a)は上面図、
(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図
である。
【図11】(a)及び(b)は、液体の注出量が連続的
に変えられる構造の本発明の液体用容器における、キャ
ップ部分を上方から見た時の外観を示す図である。
に変えられる構造の本発明の液体用容器における、キャ
ップ部分を上方から見た時の外観を示す図である。
【図12】ガイド筒7を回転させることによって、液体
の注出量を任意に選択することが可能な構造の、本発明
の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造を示
す図である。
の注出量を任意に選択することが可能な構造の、本発明
の液体用容器の一例における容器口部の縦断面構造を示
す図である。
1 容器 2 口部 3 キャップ 3a 筒状キャップ本体 4 液体注出口 5 ノズル体 6 バネ手段 7 ガイド筒 8 側孔 9 流出孔 10 流入孔 11 圧力調節弁 12 先端開口 13 蓋体 14 内部誘導孔 15、15’ 操作部 16 誘導部材 17 スリット孔
Claims (9)
- 【請求項1】 外圧によって変形可能な容器1の口部2
に、キャップ3が取り付けられた液体用容器であって、
前記キャップ3が、該キャップ3を前記口部2に螺着す
るための筒状キャップ本体3aと、前記筒状キャップ本
体3aの中心軸の位置に設けられたガイド筒7と、前記
ガイド筒7内に密挿されて設けられたノズル体5と、前
記ガイド筒7又はノズル体5のいずれか一方を容器の内
側方向に付勢するバネ手段6とを具備しており、前記ノ
ズル体5は、前端側に液体注出口4を有し、後端側が閉
塞されており、該ノズル体5の内部には、ノズル体5の
側壁に設けられた側孔8から前記液体注出口4に通じる
流路が形成されており、前記ガイド筒7の側壁には流出
孔9が設けられており、前記容器1を押圧した際に、前
記ガイド筒7又はノズル体5のいずれか一方が前記バネ
手段6に抗して定常位置から注出位置まで移動し、該注
出位置において、前記ノズル体5の側孔8が前記ガイド
筒7の流出孔9と一致し、前記液体注出口4と容器1内
とが連通することを特徴とする液体用容器。 - 【請求項2】 前記ノズル体5が、前記バネ手段6によ
って容器の内側方向に付勢されており、前記容器1を押
圧した際に、前記ノズル体5が定常位置から前記容器1
の外側方向へ移動することを特徴とする請求項1記載の
液体用容器。 - 【請求項3】 前記ガイド筒7の側壁に、前記ノズル体
5の定常位置における前記側孔8と一致する流入孔10
が設けられており、前記ガイド筒7の外周壁には前記流
入孔10を覆うようにして圧力調節弁11が設けられて
おり、前記圧力調節弁11が、押圧された容器の形状が
復元する際に前記流入孔10を一時的に開状態とし得る
ものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
の液体用容器。 - 【請求項4】 前記ノズル体5の液体注出口4が、定常
位置において前記ガイド筒7内に位置しており、前記ガ
イド筒7の先端部には、該ガイド筒7の先端開口12を
覆う蓋体13が設けられており、前記ノズル体5が注出
位置まで移動した際に前記蓋体13が内側から押されて
開状態となり、前記液体注出口4が前記ガイド筒7の外
側に現出し、前記ノズル体5が定常位置に戻った際には
前記蓋体13が閉状態となることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の液体用容器。 - 【請求項5】 前記ガイド筒7が前記容器1の中心軸方
向に位置し、該ガイド筒7の先端側部分が、前記容器1
の中心軸に対してほぼ90°をなす方向に向かって湾曲
しており、前記ノズル体5の少なくとも先端側部分が、
前記ガイド筒7の先端側部分の湾曲した内部誘導孔14
に沿って変形し得る屈曲性を有し、前記ノズル体5が定
常位置にある際には、前記液体注出口4が前記ガイド筒
7内に位置し、前記ノズル体5が注出位置まで移動した
際には、前記液体注出口4が前記ガイド筒7の先端開口
よりも外側に突出することを特徴とする請求項1〜4の
いずれか1項に記載の液体用容器。 - 【請求項6】 前記ノズル体5が実質的に円筒体形状
で、かつ該ノズル体5が円筒体の中心軸を軸にして前記
ガイド筒7に対して回転可能であり、前記ノズル体5の
先端側部分における外壁には、該ノズル体5を回転させ
るための操作部15が設けられており、前記ノズル体5
又はガイド筒7のいずれか一方の側壁には、対応する前
記ガイド筒7の流出孔9又は前記ノズル体5の側孔8の
内径以下の、異なる内径を有した複数個の前記側孔8又
は流出孔9が、円周方向に沿って設けられており、前記
操作部15を操作することによって、注出位置において
一致する側孔8又は流出孔9の内径が適宜選択可能であ
ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
の液体用容器。 - 【請求項7】 前記ノズル体5が実質的に円筒体形状
で、かつ該ノズル体5が円筒体の中心軸を軸にして前記
ガイド筒7に対して回転可能であり、前記ノズル体5の
先端側部分における外壁には、該ノズル体5を回転させ
るための操作部15が設けられており、前記ノズル体5
又はガイド筒7のいずれか一方の側壁には、前記側孔8
又は流出孔9として、円周方向に沿ってスリットが設け
られており、前記スリットの、円周方向に対して垂直な
方向の幅が、注出位置において一致する前記流出孔9又
は側孔8の内径よりも小さな幅から該内径と実質的に等
しい幅にまで、連続的に又は段階的に変化しており、前
記操作部15を操作することによって、注出位置におい
て一致する前記スリットの幅が適宜選択可能であること
を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体
用容器。 - 【請求項8】 前記ガイド筒7が、その上端側部分に操
作部15’を有し、該操作部15’を操作することによ
って前記筒状キャップ本体3aに対して回転可能になっ
ており、一方、前記ノズル体5は、前記バネ手段6を介
して前記筒状キャップ本体3aに取り付けられていて、
該筒状キャップ本体3aに対して回転することなく定常
位置から注出位置まで移動可能であり、前記ノズル体5
又はガイド筒7のいずれか一方の側壁には、対応する前
記ガイド筒7の流出孔9又は前記ノズル体5の側孔8の
内径以下の、異なる内径を有した複数個の前記側孔8又
は流出孔9が、円周方向に沿って設けられており、前記
操作部15’を操作することによって、注出位置におい
て一致する側孔8又は流出孔9の内径が適宜選択可能で
あることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記
載の液体用容器。 - 【請求項9】 前記ガイド筒7が、その上端側部分に操
作部15’を有し、該操作部15’を操作することによ
って前記筒状キャップ本体3aに対して回転可能になっ
ており、一方、前記ノズル体5は、前記バネ手段6を介
して前記筒状キャップ本体3aに取り付けられていて、
該筒状キャップ本体3aに対して回転することなく定常
位置から注出位置まで移動可能であり、前記ノズル体5
又はガイド筒7のいずれか一方の側壁には、前記側孔8
又は流出孔9として、円周方向に沿ってスリットが設け
られており、前記スリットの、円周方向に対して垂直な
方向の幅が、注出位置において一致する前記流出孔9又
は側孔8の内径よりも小さな幅から該内径と実質的に等
しい幅にまで、連続的に又は段階的に変化しており、前
記操作部15’を操作することによって、注出位置にお
いて一致する前記スリットの幅が適宜選択可能であるこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液
体用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9225671A JPH1170960A (ja) | 1997-02-20 | 1997-08-05 | 液体用容器 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5399697 | 1997-02-20 | ||
JP9-53996 | 1997-07-04 | ||
JP19488297 | 1997-07-04 | ||
JP9-194882 | 1997-07-04 | ||
JP9225671A JPH1170960A (ja) | 1997-02-20 | 1997-08-05 | 液体用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170960A true JPH1170960A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=27295143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9225671A Pending JPH1170960A (ja) | 1997-02-20 | 1997-08-05 | 液体用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1170960A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990064654A (ko) * | 1999-04-19 | 1999-08-05 | 이정민 | 액체충전용기용 배출대의 구조 및 그 작동장치 |
US8922849B2 (en) | 2010-05-27 | 2014-12-30 | Colortrac Limited | Document scanner |
WO2015175716A1 (en) * | 2014-05-13 | 2015-11-19 | Cool Gear International, Llc | Mechanically sealed container cap |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP9225671A patent/JPH1170960A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990064654A (ko) * | 1999-04-19 | 1999-08-05 | 이정민 | 액체충전용기용 배출대의 구조 및 그 작동장치 |
US8922849B2 (en) | 2010-05-27 | 2014-12-30 | Colortrac Limited | Document scanner |
WO2015175716A1 (en) * | 2014-05-13 | 2015-11-19 | Cool Gear International, Llc | Mechanically sealed container cap |
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