JPH1170693A - 画像担体をスキャンするスキャニング装置 - Google Patents
画像担体をスキャンするスキャニング装置Info
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- JPH1170693A JPH1170693A JP19738498A JP19738498A JPH1170693A JP H1170693 A JPH1170693 A JP H1170693A JP 19738498 A JP19738498 A JP 19738498A JP 19738498 A JP19738498 A JP 19738498A JP H1170693 A JPH1170693 A JP H1170693A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/447—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、細長いホルダーに取り付けられた
直線ＬＥＤアレイ及びレンズアレイにより構成されたス
キャニング装置において、直線アレイに非常に高い剛性
を持たせることなく、直線アレイを画像担体に対して所
定の位置に保持することを目的とする。 【解決手段】 ホルダー（１４）は、アレイ（１０、１
１）に対して直角にホルダーの外側へ延びる端部ブロッ
ク（１８、１９）に収容される。調整ロッド（３０）は
端部ブロック（１８、１９）の突起部（２３、２４）の
間に取り付けられ、圧縮バネ（３２）により、ホルダー
に曲げモーメントを作用させることでアレイ（１０、１
１）のたわみを補償する。
直線ＬＥＤアレイ及びレンズアレイにより構成されたス
キャニング装置において、直線アレイに非常に高い剛性
を持たせることなく、直線アレイを画像担体に対して所
定の位置に保持することを目的とする。 【解決手段】 ホルダー（１４）は、アレイ（１０、１
１）に対して直角にホルダーの外側へ延びる端部ブロッ
ク（１８、１９）に収容される。調整ロッド（３０）は
端部ブロック（１８、１９）の突起部（２３、２４）の
間に取り付けられ、圧縮バネ（３２）により、ホルダー
に曲げモーメントを作用させることでアレイ（１０、１
１）のたわみを補償する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャニング素子
の直線アレイと、該アレイの長手方向に延びる該アレイ
のホルダーと、前記スキャニング素子を画像担体に対し
て所定の位置に保持する位置決め手段とを備える、画像
担体をスキャンするスキャニング装置に関する。
の直線アレイと、該アレイの長手方向に延びる該アレイ
のホルダーと、前記スキャニング素子を画像担体に対し
て所定の位置に保持する位置決め手段とを備える、画像
担体をスキャンするスキャニング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】かかる種類のスキャニング装置は、欧州
特許第０ ４０１ ３１６号より公知である。この特許
は、協働するＬＥＤ及びレンズの直線アレイによって光
導電性画像担体に画像を形成するスキャニング装置につ
いて述べている。この装置において、レンズアレイはＬ
ＥＤアレイが放出した光を、画像担体が移動する平面へ
集束させる。直線アレイを、画像担体が占める結像平面
に対する所望の位置に保持するため、この装置のＬＥＤ
及びレンズのアレイは、比較的厚い金属から形成され、
剛性リブを備えるホルダーに固定される。これにより、
直線アレイは常に画像担体に対して所定の結像位置に保
持される。
特許第０ ４０１ ３１６号より公知である。この特許
は、協働するＬＥＤ及びレンズの直線アレイによって光
導電性画像担体に画像を形成するスキャニング装置につ
いて述べている。この装置において、レンズアレイはＬ
ＥＤアレイが放出した光を、画像担体が移動する平面へ
集束させる。直線アレイを、画像担体が占める結像平面
に対する所望の位置に保持するため、この装置のＬＥＤ
及びレンズのアレイは、比較的厚い金属から形成され、
剛性リブを備えるホルダーに固定される。これにより、
直線アレイは常に画像担体に対して所定の結像位置に保
持される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】中断のない画像を形成
するため、直線アレイホルダーは画像担体にその作動領
域の外側でしか係合できないので、アレイは、たわみや
反りに敏感であり、特に、大型フォーマットのスキャニ
ング装置の長い直線アレイの場合は、直線アレイが結像
平面の下方又は上方に配設されるので、たわみや反りは
局部的にぼけた画像となって現れる。
するため、直線アレイホルダーは画像担体にその作動領
域の外側でしか係合できないので、アレイは、たわみや
反りに敏感であり、特に、大型フォーマットのスキャニ
ング装置の長い直線アレイの場合は、直線アレイが結像
平面の下方又は上方に配設されるので、たわみや反りは
局部的にぼけた画像となって現れる。
【０００４】本発明の目的は、請求項前段に係る型式の
スキャニング装置であって、直線画像化アレイに非常に
高い剛性を持たせることなく、直線アレイを画像担体に
対して所定の位置に保持することが可能なスキャニング
装置を提供することを目的とする。
スキャニング装置であって、直線画像化アレイに非常に
高い剛性を持たせることなく、直線アレイを画像担体に
対して所定の位置に保持することが可能なスキャニング
装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、位置決め手段は、ホルダーに設けられ、実質的に前
記アレイに対して垂直に、かつ、互いに平行に延びる複
数の突起と、該突起に作用して該突起間の距離を調整す
る調整手段とにより構成される。その結果、単純な手段
で、アレイのあらゆるたわみが補償され，直線アレイの
全ての部分で最適な結像が行われるように、画像化アレ
イを調整することができる。
め、位置決め手段は、ホルダーに設けられ、実質的に前
記アレイに対して垂直に、かつ、互いに平行に延びる複
数の突起と、該突起に作用して該突起間の距離を調整す
る調整手段とにより構成される。その結果、単純な手段
で、アレイのあらゆるたわみが補償され，直線アレイの
全ての部分で最適な結像が行われるように、画像化アレ
イを調整することができる。
【０００６】本発明に係るスキャニング装置の有利な一
実施例において、調整手段は、離間した２つの突起に、
互いを離間させる向きの、アレイの長手方向に作用する
力を付与する第１の押圧素子を備える。その結果、重量
により中央がたわんだ直線アレイは、上向きの突起によ
り真っ直ぐに押される。好ましくは、第１の押圧素子
は、突起の、他の突起に向いた側を押圧し、これら２つ
の突起を離間させる第１の圧縮バネをよりなる。その結
果、圧縮バネのバネ力が、直線アレイを真っ直ぐに押す
力を決定する構成が得られる。
実施例において、調整手段は、離間した２つの突起に、
互いを離間させる向きの、アレイの長手方向に作用する
力を付与する第１の押圧素子を備える。その結果、重量
により中央がたわんだ直線アレイは、上向きの突起によ
り真っ直ぐに押される。好ましくは、第１の押圧素子
は、突起の、他の突起に向いた側を押圧し、これら２つ
の突起を離間させる第１の圧縮バネをよりなる。その結
果、圧縮バネのバネ力が、直線アレイを真っ直ぐに押す
力を決定する構成が得られる。
【０００７】更に、好ましくは、第１の圧縮バネに調整
可能な与圧を付与する第１の押圧手段が設けられる。そ
の結果、直線アレイを真っ直ぐにするための非常に高精
度の制御が得られ、例えば直線アレイの直線性における
他の初期偏差が補償される。本発明に係るスキャニング
装置の別の実施例において、調整手段は、２つの離間し
た突起に、互いを接近させる向きの、アレイの長手方向
に作用する力を付与する第２の押圧素子を備える。その
結果、画像担体の下方に配置された直線アレイのたわみ
を容易に補償することができる。もう一つの効果は、画
像担体の上方に配設され、上向きに撓んだ初期形状を有
する直線アレイの場合、アレイを簡単に真っ直ぐにでき
ることである。
可能な与圧を付与する第１の押圧手段が設けられる。そ
の結果、直線アレイを真っ直ぐにするための非常に高精
度の制御が得られ、例えば直線アレイの直線性における
他の初期偏差が補償される。本発明に係るスキャニング
装置の別の実施例において、調整手段は、２つの離間し
た突起に、互いを接近させる向きの、アレイの長手方向
に作用する力を付与する第２の押圧素子を備える。その
結果、画像担体の下方に配置された直線アレイのたわみ
を容易に補償することができる。もう一つの効果は、画
像担体の上方に配設され、上向きに撓んだ初期形状を有
する直線アレイの場合、アレイを簡単に真っ直ぐにでき
ることである。
【０００８】本発明の他の特徴及び利点については、以
下、添付の図面を参照して説明する。
下、添付の図面を参照して説明する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１に示す印刷装置は、光導電性
ドラム１である画像担体を備えている。光導電性ドラム
１は駆動手段（図示せず）により矢印の方向に一定速度
で回転される。光導電性ドラム1 の光導電性表面は、光
導電性ドラム１の上方に配設された帯電装置２により静
電気的に帯電されている。光導電性ドラム１の上方に帯
電装置２に隣接して配設されたＬＥＤ露光アレイである
スキャニング装置３は、帯電したドラム１を、形成され
印刷されるべき画像に応じた領域において画像状に放電
させる。
ドラム１である画像担体を備えている。光導電性ドラム
１は駆動手段（図示せず）により矢印の方向に一定速度
で回転される。光導電性ドラム1 の光導電性表面は、光
導電性ドラム１の上方に配設された帯電装置２により静
電気的に帯電されている。光導電性ドラム１の上方に帯
電装置２に隣接して配設されたＬＥＤ露光アレイである
スキャニング装置３は、帯電したドラム１を、形成され
印刷されるべき画像に応じた領域において画像状に放電
させる。
【００１０】このように、（黒色）画像部分に応じて露
光する型式のスキャニング装置３は、一般には、黒色書
き込み器と称される。ＬＥＤ露光アレイ３については後
に詳細に説明する。光導電性ドラム１の隣に配設された
現像装置４は、光導電体の露光領域をトナーで覆う反転
現像装置として機能する。光導電性ドラム１の下方に配
設されたコロナ転写装置５は、形成されたトナー像を、
搬送ローラ対６によりシート搬送経路７に沿って供給さ
れる受けシートに転写する。受けシートに印刷されたト
ナー像は、固定装置（図示せず）において受けシート上
で溶融される。
光する型式のスキャニング装置３は、一般には、黒色書
き込み器と称される。ＬＥＤ露光アレイ３については後
に詳細に説明する。光導電性ドラム１の隣に配設された
現像装置４は、光導電体の露光領域をトナーで覆う反転
現像装置として機能する。光導電性ドラム１の下方に配
設されたコロナ転写装置５は、形成されたトナー像を、
搬送ローラ対６によりシート搬送経路７に沿って供給さ
れる受けシートに転写する。受けシートに印刷されたト
ナー像は、固定装置（図示せず）において受けシート上
で溶融される。
【００１１】トナー像の転写後、クリーニング装置８に
おいて、残存する全てのトナーが光導電性ドラム１から
除去され、その後、光導電性ドラム１は次の画像の印刷
のため再び帯電され得るようになる。図２〜図５に詳細
に示すスキャニング装置３は、直線ＬＥＤアレイ１０、
及び、このＬＥＤアレイから所定距離の位置に設けら
れ、ＬＥＤから放出された光を光導電性ドラム１の表面
１２の細長い帯状領域に集束させるセルフォックレンズ
アレイ１１とを備えている。ＬＥＤ１０は、フィン１５
を備える引抜きアルミニウム輪郭１４に固定されてい
る。フィン１５はアルミニウム輪郭１４に一定の剛性を
付与すると共に、スキャニング装置の冷却器として機能
する。セルフォックレンズアレイ１１は、ベースプレー
ト１３に固定された引抜き輪郭１７に形成されたスロッ
ト１６に収容されている。従って、引抜き輪郭１４及び
１７はベースプレート１３と共に、それらの間に、ＬＥ
Ｄアレイに対する剛性ユニットを構成している。
おいて、残存する全てのトナーが光導電性ドラム１から
除去され、その後、光導電性ドラム１は次の画像の印刷
のため再び帯電され得るようになる。図２〜図５に詳細
に示すスキャニング装置３は、直線ＬＥＤアレイ１０、
及び、このＬＥＤアレイから所定距離の位置に設けら
れ、ＬＥＤから放出された光を光導電性ドラム１の表面
１２の細長い帯状領域に集束させるセルフォックレンズ
アレイ１１とを備えている。ＬＥＤ１０は、フィン１５
を備える引抜きアルミニウム輪郭１４に固定されてい
る。フィン１５はアルミニウム輪郭１４に一定の剛性を
付与すると共に、スキャニング装置の冷却器として機能
する。セルフォックレンズアレイ１１は、ベースプレー
ト１３に固定された引抜き輪郭１７に形成されたスロッ
ト１６に収容されている。従って、引抜き輪郭１４及び
１７はベースプレート１３と共に、それらの間に、ＬＥ
Ｄアレイに対する剛性ユニットを構成している。
【００１２】図３に明瞭に示す如く、セルフォックレン
ズアレイ１１はＬＥＤ１０により放出された光を光導電
性ドラム１の表面１２に集束させる。ＬＥＤを画像状に
選択的に起動すると、セルフォックレンズアレイは、対
応する画像を光導電性ドラム１へ投影する。この画像
は、図１の説明で示した方法で受けシートに印刷され
る。図２に明瞭に示す如く、引抜き輪郭１４は引抜き輪
郭１７の両側から突出している。引抜き輪郭１７の突出
部には、例えばネジにより、参照番号２０で示す位置に
おいてＵ型端部ブロック１８及び１９が固定されてい
る。各Ｕ型端部ブロック１８、１９の一方のリム２３、
２４は他方のリム２１、２２に対して平行に、レンズア
レイの結像面１２から離れた位置を延びている。従っ
て、リム２１、２３及びリム２２、２４の間の接続部材
は、スキャニング要素１０及び１１の直線アレイ用ホル
ダの突起２６及び２７を構成している。これらの突起２
６、２７は実質的にアレイに対して垂直に、かつ、互い
に平行に延びている。
ズアレイ１１はＬＥＤ１０により放出された光を光導電
性ドラム１の表面１２に集束させる。ＬＥＤを画像状に
選択的に起動すると、セルフォックレンズアレイは、対
応する画像を光導電性ドラム１へ投影する。この画像
は、図１の説明で示した方法で受けシートに印刷され
る。図２に明瞭に示す如く、引抜き輪郭１４は引抜き輪
郭１７の両側から突出している。引抜き輪郭１７の突出
部には、例えばネジにより、参照番号２０で示す位置に
おいてＵ型端部ブロック１８及び１９が固定されてい
る。各Ｕ型端部ブロック１８、１９の一方のリム２３、
２４は他方のリム２１、２２に対して平行に、レンズア
レイの結像面１２から離れた位置を延びている。従っ
て、リム２１、２３及びリム２２、２４の間の接続部材
は、スキャニング要素１０及び１１の直線アレイ用ホル
ダの突起２６及び２７を構成している。これらの突起２
６、２７は実質的にアレイに対して垂直に、かつ、互い
に平行に延びている。
【００１３】端部ブロックのリム２３及び２４には、円
形穴２８及び２９が設けられている。円形穴２８、２９
の中心線は互いに一致し、かつ、直線ＬＥＤアレイに対
して平行となるように配置されている。一方の端部ブロ
ック１８の穴２９には、ネジ山が設けられている。直線
アレイの長さ方向のピン３０の一端には、穴２９のネジ
山に適合するネジ山が設けられている。ピン３０の滑ら
かな他端の端面には、スクリュードライバによりピン３
０をネジ穴２９に対して進入させ又は後退させるための
スロットが設けられている。
形穴２８及び２９が設けられている。円形穴２８、２９
の中心線は互いに一致し、かつ、直線ＬＥＤアレイに対
して平行となるように配置されている。一方の端部ブロ
ック１８の穴２９には、ネジ山が設けられている。直線
アレイの長さ方向のピン３０の一端には、穴２９のネジ
山に適合するネジ山が設けられている。ピン３０の滑ら
かな他端の端面には、スクリュードライバによりピン３
０をネジ穴２９に対して進入させ又は後退させるための
スロットが設けられている。
【００１４】ピン３０の滑らかな端部の近傍には、カラ
ー３１が設けられている。このカラー３１と端部ブロッ
ク１８との間には圧縮バネ３２が取り付けられている。
スクリュードライバーによりピン３０が端部ブロック１
８及び１９に対して軸方向に変位すると、圧縮バネ３２
の圧縮の度合いが変化することで、リム２３及び２４を
離間させる向きに可変の力で押圧し、これにより、直線
アレイ１０及び１１に可変の曲げモーメントを作用させ
る。端部ブロック１８及び１９には、調整可能支持部３
４及び３５が設けられている。支持部３４及び３５は光
導電性ドラム１に当接しており、直線アレイの端部にお
いて鮮明な画像が得られるように、直線アレイの端部を
常に光導電性ドラム１から一定距離の位置に保持する。
ー３１が設けられている。このカラー３１と端部ブロッ
ク１８との間には圧縮バネ３２が取り付けられている。
スクリュードライバーによりピン３０が端部ブロック１
８及び１９に対して軸方向に変位すると、圧縮バネ３２
の圧縮の度合いが変化することで、リム２３及び２４を
離間させる向きに可変の力で押圧し、これにより、直線
アレイ１０及び１１に可変の曲げモーメントを作用させ
る。端部ブロック１８及び１９には、調整可能支持部３
４及び３５が設けられている。支持部３４及び３５は光
導電性ドラム１に当接しており、直線アレイの端部にお
いて鮮明な画像が得られるように、直線アレイの端部を
常に光導電性ドラム１から一定距離の位置に保持する。
【００１５】スキャニング装置を調整する場合、スキャ
ニング装置は，スキャニング装置が印刷装置で占めるの
と同じ位置の光学的測定ベンチに設置される。調整可能
支持部により、端部において最適な画質が得られるよう
にスキャニング装置が調整された後、直線アレイの中央
部での画質が測定される。重力の影響による直線アレイ
のたわみ（図２に破線で示す）は、画像の測定可能なぼ
けを招く。この偏差はピン３０を回転することにより補
償できる。圧縮バネ３２の力を増加させると、直線アレ
イに作用する曲げモーメントにより、直線アレイは上向
きに変位する。鮮明な画像がアレイの中央部でも得られ
た時点でピン３０の回転が停止される。ピン３０はこの
位置でナット３３によりロックされる。ピン３０と穴２
９との間のネジ結合を省き、単にナット３３を回転させ
ることによりピン３０の軸方向変位を実現することもで
きる。
ニング装置は，スキャニング装置が印刷装置で占めるの
と同じ位置の光学的測定ベンチに設置される。調整可能
支持部により、端部において最適な画質が得られるよう
にスキャニング装置が調整された後、直線アレイの中央
部での画質が測定される。重力の影響による直線アレイ
のたわみ（図２に破線で示す）は、画像の測定可能なぼ
けを招く。この偏差はピン３０を回転することにより補
償できる。圧縮バネ３２の力を増加させると、直線アレ
イに作用する曲げモーメントにより、直線アレイは上向
きに変位する。鮮明な画像がアレイの中央部でも得られ
た時点でピン３０の回転が停止される。ピン３０はこの
位置でナット３３によりロックされる。ピン３０と穴２
９との間のネジ結合を省き、単にナット３３を回転させ
ることによりピン３０の軸方向変位を実現することもで
きる。
【００１６】特に、直線アレイが約１メートルの長さを
有する大型フォーマット用印刷装置の場合は、約２００
ｍｍのたわみも珍しくない。本発明に係る構成によれ
ば、かかるたわみを、過度に重い構造を必要とすること
なく、容易に補償することができる。図４及び図５は、
スキャニング装置が光導電性ドラムの下方に配置される
印刷装置において用いられる本発明に係るスキャニング
装置を示す。このスキャニング装置は、ピン３０に代え
て、端部ブロック１８を越えて突出する長いピン４０が
用いられる点で、図２及び図３に示すスキャニング装置
と異なっている。この突出端部にはカラー４１が固定さ
れ、カラー４１と端部ブロック１８の外側との間には圧
縮スプリング４２が配設されている。
有する大型フォーマット用印刷装置の場合は、約２００
ｍｍのたわみも珍しくない。本発明に係る構成によれ
ば、かかるたわみを、過度に重い構造を必要とすること
なく、容易に補償することができる。図４及び図５は、
スキャニング装置が光導電性ドラムの下方に配置される
印刷装置において用いられる本発明に係るスキャニング
装置を示す。このスキャニング装置は、ピン３０に代え
て、端部ブロック１８を越えて突出する長いピン４０が
用いられる点で、図２及び図３に示すスキャニング装置
と異なっている。この突出端部にはカラー４１が固定さ
れ、カラー４１と端部ブロック１８の外側との間には圧
縮スプリング４２が配設されている。
【００１７】直線アレイ用ホルダー１４のたわみ（図４
に破線で示す）は、ピン４０を回転し、直線アレイの中
央部が上向きに移動するように圧縮バネ４２により大き
な力を発生させることにより補償される。図４及び図５
に破線で示す如く、カラー３１及び圧縮バネ３２をピン
４０の端部ブロック１８の内側に設けてもよい。この場
合、例えば、重量に起因するたわみにより印刷装置内の
直線アレイホルダーが受ける湾曲とは反対向きのそれよ
り大きな引抜き輪郭１４の湾曲といった他の非直線性が
補償されるように、直線アレイを調整することができ
る。
に破線で示す）は、ピン４０を回転し、直線アレイの中
央部が上向きに移動するように圧縮バネ４２により大き
な力を発生させることにより補償される。図４及び図５
に破線で示す如く、カラー３１及び圧縮バネ３２をピン
４０の端部ブロック１８の内側に設けてもよい。この場
合、例えば、重量に起因するたわみにより印刷装置内の
直線アレイホルダーが受ける湾曲とは反対向きのそれよ
り大きな引抜き輪郭１４の湾曲といった他の非直線性が
補償されるように、直線アレイを調整することができ
る。
【００１８】ホルダーと圧縮ロッド（ピン３０又は４
０）との間の圧縮バネによりＬＥＤアレイホルダーのた
わみを補償する構成は、例えば圧縮ロッドの両端の右手
ネジ及び左手ネジにより圧縮ロッドを直接ホルダー突起
に作用させる構成に対して、一定のたわみ補正を行うた
めに圧縮ロッドが大きな角度だけ回転しなければなら
ず、従って、非常に精密に調整を行うことができるとい
う利点を有している。
０）との間の圧縮バネによりＬＥＤアレイホルダーのた
わみを補償する構成は、例えば圧縮ロッドの両端の右手
ネジ及び左手ネジにより圧縮ロッドを直接ホルダー突起
に作用させる構成に対して、一定のたわみ補正を行うた
めに圧縮ロッドが大きな角度だけ回転しなければなら
ず、従って、非常に精密に調整を行うことができるとい
う利点を有している。
【００１９】図１に示す如く、スキャニング装置３は、
軸３５の周りを旋回するよう適合された旋回アーム３６
に取り付けられている。従って、たわみ補償のため行わ
れた設定を失うことなく、保守のためスキャニング装置
３を旋回させることができる。本発明に係るスキャニン
グ装置は、原稿をレンズアレイで帯状にスキャンし、Ｃ
ＣＤ等の光感応直線アレイに結像する場合にも用いるこ
とができる。
軸３５の周りを旋回するよう適合された旋回アーム３６
に取り付けられている。従って、たわみ補償のため行わ
れた設定を失うことなく、保守のためスキャニング装置
３を旋回させることができる。本発明に係るスキャニン
グ装置は、原稿をレンズアレイで帯状にスキャンし、Ｃ
ＣＤ等の光感応直線アレイに結像する場合にも用いるこ
とができる。
【図１】本発明に係るスキャニング装置が印刷ヘッドと
して配設された印刷装置の断面図である。
して配設された印刷装置の断面図である。
【図２】図１に示す印刷ヘッドを詳細に示す側面図であ
る。
る。
【図３】図２の直線III-III に沿った断面図である。
【図４】本発明に係る別の印刷ヘッドの側面図である。
【図５】図４の直線V-V に沿った断面図である。
３ スキャニング装置 １０ ＬＥＤアレイ １１ セルフォックレンズアレイ １４、１７ 引抜き輪郭 １８、１９ 端部ブロック ２１、２２、２３、２４ リム ２６、２７ 突起 ３０、４０ ピン ３１、４１ カラー ３２、４２ 圧縮バネ
Claims (9)
- 【請求項１】 スキャニング素子の直線アレイ（１０，
１１）と、 該アレイ（１０，１１）の長手方向に延びる該アレイ
（１０，１１）のホルダー（１４，１７）と、 前記スキャニング素子を画像担体（１）に対して所定の
位置に保持する位置決め手段（１８，１９，３０−３
３）とを備える画像担体（１）をスキャンするスキャニ
ング装置（３）であって、 前記位置決め手段（１８，１９，３０−３３，４０−４
２）は、 前記ホルダー（１４）に設けられ、実質的に前記アレイ
（１０，１１）に対して垂直に、かつ、互いに平行に延
びる複数の突起（２６，２３；２７，２４）と、 該突起に作用して該突起（２３，２４）間の距離を調整
する調整手段（３０−３３）とより構成されたことを特
徴とするスキャニング装置。 - 【請求項２】 前記調整手段（３０−３３，４０−４
２）は、離間した２つの突起（２３，２４）に、互いを
離間させる向きの、前記アレイ（１０，１１）の長手方
向に作用する力を付与する第１の押圧素子（３２，４
２）を備えることを特徴とする請求項１記載のスキャニ
ング装置。 - 【請求項３】 前記第１の押圧素子は、突起（２３）の
他の突起（２４）に向いた側を押圧し、これら２つの突
起（２３，２４）を離間させる第１の圧縮バネ（３２）
よりなることを特徴とする請求項２記載のスキャニング
装置。 - 【請求項４】 前記第１の圧縮バネ（３２）に調整可能
な与圧を付与する第１の押圧手段（３０，２４）を設け
たことを特徴とする請求項３記載のスキャニング装置。 - 【請求項５】 前記調整手段は、２つの離間した前記突
起（２３，２４）に、互いを接近させる向きの、前記ア
レイ（１０，１１）の長手方向に作用する力を付与する
第２の押圧素子（３２，４２）を備えることを特徴とす
る請求項１乃至４のうち何れか１項記載のスキャニング
装置。 - 【請求項６】 前記第２の押圧素子は、突起（２３）の
他の突起（２４）とは反対側を押圧し、これら２つの突
起（２３，２４）を接近させる第２の圧縮バネ（４１）
よりなることを特徴とする請求項５記載のスキャニング
装置。 - 【請求項７】 前記第２の圧縮バネ（４１）に調整可能
な与圧を付与する第２の押圧手段（４０，２４）を設け
たことを特徴とする請求項６記載のスキャニング装置。 - 【請求項８】 前記突起（１８，１９，２６，２３，２
７，２４）は前記ホルダー（１４）の前記直線アレイ
（１０，１１）から離れた側に延びることを特徴とする
請求項１乃至７のうち何れか１項記載のスキャニング装
置。 - 【請求項９】 前記突起（１８，１９）は前記直線アレ
イ（１０，１１）の端部近傍で前記ホルダー（１４）に
接続されたことを特徴とする請求項１乃至８のうち何れ
か１項記載のスキャニング装置。
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