JPH1170632A - 印刷版の製造方法及び印刷版 - Google Patents
印刷版の製造方法及び印刷版Info
- Publication number
- JPH1170632A JPH1170632A JP10154593A JP15459398A JPH1170632A JP H1170632 A JPH1170632 A JP H1170632A JP 10154593 A JP10154593 A JP 10154593A JP 15459398 A JP15459398 A JP 15459398A JP H1170632 A JPH1170632 A JP H1170632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing plate
- acid
- ink
- printing
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41C—PROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
- B41C1/00—Forme preparation
- B41C1/10—Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
- B41C1/1066—Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by spraying with powders, by using a nozzle, e.g. an ink jet system, by fusing a previously coated powder, e.g. with a laser
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機溶媒及び／もしくは感光性材料の使用を
避けたインクジェット技法を用いる印刷版の製造方法を
提供する。 【解決手段】 疎水性有機酸の塩の水溶液もしくはコロ
イド状分散体を用いて、支持体面を像様にインクジェッ
ト印刷して、当該支持体の表面に親油性像を用意するこ
とを含んでなる印刷版の製造方法。
避けたインクジェット技法を用いる印刷版の製造方法を
提供する。 【解決手段】 疎水性有機酸の塩の水溶液もしくはコロ
イド状分散体を用いて、支持体面を像様にインクジェッ
ト印刷して、当該支持体の表面に親油性像を用意するこ
とを含んでなる印刷版の製造方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷版及び印刷版を
製造する方法に関する。
製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット印刷はデジタル信号に応
答して基体上にインク滴を付着させることによって画像
を形成するノンインパクト方法である。特開昭５３−０
１５９０５号公報には、有機溶媒中のアルコール可溶性
樹脂をアルミニウム板上にインクジェットして印刷版を
製造する方法が記載されている。特開昭５６−１０５９
６０号公報には、支持体、例えば、陽極処理アルミニウ
ム板上に親油性像を形成できるインクをインクジェット
し、そして過酸化ベンゾイルと一緒にエポキシ−ダイズ
油のような硬化性物質を含有せしめるか、もしくは不飽
和ポリエステルのような光硬化性物質を含有せしめるこ
とによる印刷版の作成が記載されている。
答して基体上にインク滴を付着させることによって画像
を形成するノンインパクト方法である。特開昭５３−０
１５９０５号公報には、有機溶媒中のアルコール可溶性
樹脂をアルミニウム板上にインクジェットして印刷版を
製造する方法が記載されている。特開昭５６−１０５９
６０号公報には、支持体、例えば、陽極処理アルミニウ
ム板上に親油性像を形成できるインクをインクジェット
し、そして過酸化ベンゾイルと一緒にエポキシ−ダイズ
油のような硬化性物質を含有せしめるか、もしくは不飽
和ポリエステルのような光硬化性物質を含有せしめるこ
とによる印刷版の作成が記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】有機溶媒及び／もしく
は感光性材料の使用を避けたインクジェット技法を用い
る印刷版の製造方法が求められている。
は感光性材料の使用を避けたインクジェット技法を用い
る印刷版の製造方法が求められている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、疎水性有機酸
の塩の水溶液もしくはコロイド状分散体を用いて、支持
体面を像様にインクジェット印刷して、当該支持体の表
面に親油性像を用意することを含んでなる印刷版の製造
方法を提供する。また、本発明はこの方法によって製造
された印刷版にも関する。
の塩の水溶液もしくはコロイド状分散体を用いて、支持
体面を像様にインクジェット印刷して、当該支持体の表
面に親油性像を用意することを含んでなる印刷版の製造
方法を提供する。また、本発明はこの方法によって製造
された印刷版にも関する。
【０００５】本発明の方法によって、デジタルデータ、
比較的低コストの装置を用いて、感光性材料を必要とし
ないで、印刷版を、迅速で、簡単でかつ直接作成する方
法が提供される。従来技術に開示されている印刷版製造
方法と比較すると、本発明の方法は、版の処理を必要と
せず、低レベルの環境影響及び低健康リスクの希釈水溶
液を用いる。
比較的低コストの装置を用いて、感光性材料を必要とし
ないで、印刷版を、迅速で、簡単でかつ直接作成する方
法が提供される。従来技術に開示されている印刷版製造
方法と比較すると、本発明の方法は、版の処理を必要と
せず、低レベルの環境影響及び低健康リスクの希釈水溶
液を用いる。
【０００６】
【発明の実施の形態】印刷版の表面の像を、疎水性有機
酸の塩の水溶液もしくは水性コロイド状分散体を用いて
作成する。疎水性有機酸類には、疎水性の置換もしくは
未置換の炭化水素基を有するカルボン酸、硫酸もしくは
スルホン酸が含まれる。「疎水性基」の用語は、界面化
学の科学では広く解される。疎水性炭化水素基は、脂肪
族及び／もしくは芳香族となることができ、飽和されて
いても不飽和でもよい。また、その疎水性を壊さない置
換基を提供する、例えば、エステル、エーテルもしくは
置換されたアミド基等の置換基を有してもよい。
酸の塩の水溶液もしくは水性コロイド状分散体を用いて
作成する。疎水性有機酸類には、疎水性の置換もしくは
未置換の炭化水素基を有するカルボン酸、硫酸もしくは
スルホン酸が含まれる。「疎水性基」の用語は、界面化
学の科学では広く解される。疎水性炭化水素基は、脂肪
族及び／もしくは芳香族となることができ、飽和されて
いても不飽和でもよい。また、その疎水性を壊さない置
換基を提供する、例えば、エステル、エーテルもしくは
置換されたアミド基等の置換基を有してもよい。
【０００７】疎水性有機酸は、少なくとも１０、好まし
くは１５を超える炭素原子を有する、カルボン酸、硫酸
もしくはスルホン酸となることができる。それをアルカ
リ金属塩もしくはアンモニウム塩の形態で用いてもよ
い。アルカリ金属はナトリウムもしくはカリウムが好ま
しく、アンモニウムイオンは、第四級の、例えば、テト
ラメチルもしくはテトラブチルアンモニウムのようなテ
トラアルキルアンモニウムイオンが好ましい。
くは１５を超える炭素原子を有する、カルボン酸、硫酸
もしくはスルホン酸となることができる。それをアルカ
リ金属塩もしくはアンモニウム塩の形態で用いてもよ
い。アルカリ金属はナトリウムもしくはカリウムが好ま
しく、アンモニウムイオンは、第四級の、例えば、テト
ラメチルもしくはテトラブチルアンモニウムのようなテ
トラアルキルアンモニウムイオンが好ましい。
【０００８】適合する疎水性有機酸もしくは塩類には、
ステアリン酸及びパルミチン酸等の脂肪酸、オレイン酸
及びリノール酸等の不飽和脂肪酸、並びにビス（トリデ
シルスルホコハク酸ナトリウム及び「Petronate L 」
（Witco Ltd.の商標）のような石油スルホン酸塩等の界
面活性剤、並びにそれらの塩類が含まれる。他の疎水性
酸には、ラウリン酸、ミリスチン酸、ドコサン酸及びエ
ルカ酸が含まれる。疎水性有機酸の塩は、プリンターヘ
ッドの噴射を通ることができるように、水溶液もしくは
適当なコロイド状分散体の形態であることを要する。
ステアリン酸及びパルミチン酸等の脂肪酸、オレイン酸
及びリノール酸等の不飽和脂肪酸、並びにビス（トリデ
シルスルホコハク酸ナトリウム及び「Petronate L 」
（Witco Ltd.の商標）のような石油スルホン酸塩等の界
面活性剤、並びにそれらの塩類が含まれる。他の疎水性
酸には、ラウリン酸、ミリスチン酸、ドコサン酸及びエ
ルカ酸が含まれる。疎水性有機酸の塩は、プリンターヘ
ッドの噴射を通ることができるように、水溶液もしくは
適当なコロイド状分散体の形態であることを要する。
【０００９】疎水性有機酸の塩は、０．００５〜５重量
％、好ましくは０．０２〜１重量％の量で水性組成物中
に存在することができる。水が好ましい水性分散媒であ
るが、この水性組成物は一種以上の水混和性溶媒、例え
ば、多価アルコール（例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコールもしくは
トリメチロールプロパン）を含んでもよい。この水性組
成物中の水性分散媒の量は、総溶媒の３０〜９９．９９
５重量％、好ましくは、５０〜９５重量％の範囲となる
ことができる。
％、好ましくは０．０２〜１重量％の量で水性組成物中
に存在することができる。水が好ましい水性分散媒であ
るが、この水性組成物は一種以上の水混和性溶媒、例え
ば、多価アルコール（例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコールもしくは
トリメチロールプロパン）を含んでもよい。この水性組
成物中の水性分散媒の量は、総溶媒の３０〜９９．９９
５重量％、好ましくは、５０〜９５重量％の範囲となる
ことができる。
【００１０】噴射速度、液滴の分離長、液滴サイズ及び
ストリーム安定性は、この水性組成物の表面張力及び粘
性に大きく影響される。インクジェット印刷システム用
途に適したインクジェットインクは、０．０２０〜０．
０６０Ｎ／ｍ（２０〜６０ダイン／ｃｍ）、好ましく
は、０．０３０〜０．０５０Ｎ／ｍ（３０〜５０ダイン
／ｃｍ）の範囲の表面張力を有することができる。水性
インクにおける表面張力のコントロールは、少量の界面
活性剤を加えることによって行ってもよい。
ストリーム安定性は、この水性組成物の表面張力及び粘
性に大きく影響される。インクジェット印刷システム用
途に適したインクジェットインクは、０．０２０〜０．
０６０Ｎ／ｍ（２０〜６０ダイン／ｃｍ）、好ましく
は、０．０３０〜０．０５０Ｎ／ｍ（３０〜５０ダイン
／ｃｍ）の範囲の表面張力を有することができる。水性
インクにおける表面張力のコントロールは、少量の界面
活性剤を加えることによって行ってもよい。
【００１１】使用する界面活性剤の量は、簡単な試行錯
誤実験で決定することができる。アニオン性及びカチオ
ン性界面活性剤は、米国特許第５，３２４，３４９号、
同４，１５６，６１６号、及び同５，２７９，６５４号
明細書に開示されているもの、並びにインクジェットの
技術分野で知られている他の多くの界面活性剤の中から
選択することができる。市販されている界面活性剤に
は、SURFYNOLTM（Air Products製）、ZONYL TM（DuPont
製）、FLUORAD TM（3M製）及びAEROSOL TM（Cyanamid
製）が含まれる。
誤実験で決定することができる。アニオン性及びカチオ
ン性界面活性剤は、米国特許第５，３２４，３４９号、
同４，１５６，６１６号、及び同５，２７９，６５４号
明細書に開示されているもの、並びにインクジェットの
技術分野で知られている他の多くの界面活性剤の中から
選択することができる。市販されている界面活性剤に
は、SURFYNOLTM（Air Products製）、ZONYL TM（DuPont
製）、FLUORAD TM（3M製）及びAEROSOL TM（Cyanamid
製）が含まれる。
【００１２】本発明に用いる水溶液の粘度は、室温で、
０．０２０Ｐａ・秒（２０センチポイズ）以下、例え
ば、０．００１〜０．０１０Ｐａ・秒（１〜１０センチ
ポイズ）、好ましくは０．００１〜０．００５Ｐａ・秒
（１〜５センチポイズ）である。
０．０２０Ｐａ・秒（２０センチポイズ）以下、例え
ば、０．００１〜０．０１０Ｐａ・秒（１〜１０センチ
ポイズ）、好ましくは０．００１〜０．００５Ｐａ・秒
（１〜５センチポイズ）である。
【００１３】インクは、他の成分を含んでもよい。プリ
ントヘッドのオリフィス内でインクが乾燥したり、堅く
なるのを防ぐために、湿潤剤もしくは補助溶媒を含んで
もよい。また、支持体表面にインク溶液が浸透するのを
助けるために、必要に応じて浸透剤を加えてもよい。殺
生剤、例えば、PROXELTM GXL（Zeneca Colors 製）を加
えて、時間が経つに従ってインクに発生する場合がある
望ましくない微生物の成長を防止してもよい。必要に応
じてインク中に存在してもよい追加の添加物には、増粘
剤、ｐＨ調整剤、緩衝剤、導電性増強剤、コーゲーショ
ン防止剤、乾燥剤及び消泡剤が含まれる。
ントヘッドのオリフィス内でインクが乾燥したり、堅く
なるのを防ぐために、湿潤剤もしくは補助溶媒を含んで
もよい。また、支持体表面にインク溶液が浸透するのを
助けるために、必要に応じて浸透剤を加えてもよい。殺
生剤、例えば、PROXELTM GXL（Zeneca Colors 製）を加
えて、時間が経つに従ってインクに発生する場合がある
望ましくない微生物の成長を防止してもよい。必要に応
じてインク中に存在してもよい追加の添加物には、増粘
剤、ｐＨ調整剤、緩衝剤、導電性増強剤、コーゲーショ
ン防止剤、乾燥剤及び消泡剤が含まれる。
【００１４】この水溶液もしくは分散体をインクジェッ
ト印刷に用いて、インクジェットプリンターのプリント
ヘッドの複数のノズルもしくはオリフィスから液滴を噴
射して、支持体の表面に、コントロールされた像様に、
組成物の液滴を適用する。市販されているインクジェッ
トプリンターは、いくつかの異なるスキームを用いて、
インク滴の付着をコントロールする。そのようなスキー
ムは、一般的に、二つのタイプがある。コンティニュア
スストリーム及び液滴オンデマンドである。液滴オンデ
マンドシステムでは、例えば、ディジタルデータ信号に
従って制御される、圧電装置、音響装置、もしくはサー
マルプロセスによって生成される圧力により、インク滴
をオリフィスから直接インク受容層上のある位置に噴射
する。必要がなければ、インク滴は生成されずプリント
ヘッドのオリフィスから噴射されない。インクジェット
印刷方法は知られており、関連するプリンタは市販され
ているので、詳細に記載する必要はないであろう。
ト印刷に用いて、インクジェットプリンターのプリント
ヘッドの複数のノズルもしくはオリフィスから液滴を噴
射して、支持体の表面に、コントロールされた像様に、
組成物の液滴を適用する。市販されているインクジェッ
トプリンターは、いくつかの異なるスキームを用いて、
インク滴の付着をコントロールする。そのようなスキー
ムは、一般的に、二つのタイプがある。コンティニュア
スストリーム及び液滴オンデマンドである。液滴オンデ
マンドシステムでは、例えば、ディジタルデータ信号に
従って制御される、圧電装置、音響装置、もしくはサー
マルプロセスによって生成される圧力により、インク滴
をオリフィスから直接インク受容層上のある位置に噴射
する。必要がなければ、インク滴は生成されずプリント
ヘッドのオリフィスから噴射されない。インクジェット
印刷方法は知られており、関連するプリンタは市販され
ているので、詳細に記載する必要はないであろう。
【００１５】水性組成物もしくは分散体は、広範囲の噴
射条件、例えば、サーマルインクジェットプリンターの
駆動電圧及びパルス幅、液滴オンデマンド装置もしくは
コンティニュアス装置の圧電素子の駆動周波数、並びに
ノズルの形状及び大きさに適合する特性を有することが
できる。
射条件、例えば、サーマルインクジェットプリンターの
駆動電圧及びパルス幅、液滴オンデマンド装置もしくは
コンティニュアス装置の圧電素子の駆動周波数、並びに
ノズルの形状及び大きさに適合する特性を有することが
できる。
【００１６】支持体は、印刷版に適したいずれの支持体
にもなることができる。典型的な支持体には、金属及び
ポリマーシートもしくはフォイルが含まれる。好ましく
は、金属面を有する指示体を用いる。その金属面は酸化
されているのがより好ましい。本発明の特に好ましい態
様では、陽極処理したアルミニウム表面を有する支持体
を用いる。
にもなることができる。典型的な支持体には、金属及び
ポリマーシートもしくはフォイルが含まれる。好ましく
は、金属面を有する指示体を用いる。その金属面は酸化
されているのがより好ましい。本発明の特に好ましい態
様では、陽極処理したアルミニウム表面を有する支持体
を用いる。
【００１７】平版印刷版用の支持体は、一般的に砂目立
て（例えば、電気化学砂目立て）されており、その後陽
極処理（例えば、硫酸及び／もしくはリン酸を用いる陽
極処理技法の手段によって）されたアルミニウムから作
成される。砂目立て及び陽極処理の方法は両方ともこの
分野では非常によく知られており、ここで詳細に説明す
る必要はないであろう。
て（例えば、電気化学砂目立て）されており、その後陽
極処理（例えば、硫酸及び／もしくはリン酸を用いる陽
極処理技法の手段によって）されたアルミニウムから作
成される。砂目立て及び陽極処理の方法は両方ともこの
分野では非常によく知られており、ここで詳細に説明す
る必要はないであろう。
【００１８】印刷版に画像を書き込んだ後、通常通り印
刷インキでこの印刷版をインキ着けし、印刷機でこの版
を用いることができる。インキ着け前に、当該技術分野
でよく知られているように、この版を、天然ゴム（例え
ば、アラビアゴム）もしくは合成ゴム（例えば、カルボ
キシメチルセルロース）の水溶液で処理することができ
る（例えば、「The Lithographer's Manual 」第10章,
Charles Shapiro 編、Graphic Arts Technical Foundat
ion, Inc., Pittsburgh, Pennsylvania(1966)出版を参
照されたい）。
刷インキでこの印刷版をインキ着けし、印刷機でこの版
を用いることができる。インキ着け前に、当該技術分野
でよく知られているように、この版を、天然ゴム（例え
ば、アラビアゴム）もしくは合成ゴム（例えば、カルボ
キシメチルセルロース）の水溶液で処理することができ
る（例えば、「The Lithographer's Manual 」第10章,
Charles Shapiro 編、Graphic Arts Technical Foundat
ion, Inc., Pittsburgh, Pennsylvania(1966)出版を参
照されたい）。
【００１９】
【実施例】次の例によって本発明をさらに具体的に説明
する。例１ ４Ｍ水酸化ナトリウムを１．０ｍＬ含んだ水５０ｇにオ
レイン酸（１．０８ｇ）を加えて、この溶液をオレイン
酸が溶解するまで攪拌した。さらに水１５０ｇを加え
た。この溶液をHewlett Packard Diskjet TM 850C イン
クジェットプリンタのインクカートリッジ（このカート
リッジは、前もって空にされ、きれいにされている）に
充填した。
する。例１ ４Ｍ水酸化ナトリウムを１．０ｍＬ含んだ水５０ｇにオ
レイン酸（１．０８ｇ）を加えて、この溶液をオレイン
酸が溶解するまで攪拌した。さらに水１５０ｇを加え
た。この溶液をHewlett Packard Diskjet TM 850C イン
クジェットプリンタのインクカートリッジ（このカート
リッジは、前もって空にされ、きれいにされている）に
充填した。
【００２０】英数カナテキスト像を、プリンターに装填
されているKODAK TM PMTII陽極処理アルミニウム印刷版
のシート上に書き込んだ。この版を取り外し、アラビア
ゴム１％w/w 水溶液で湿らせ、そして小平版印刷インキ
（Rotaprint RF86 Pantone Reflex Blue）に適用されて
いたのと同じ溶液で湿らせた綿パッドでゆっくりとこす
った。インキが選択的に付着するのでテキスト像が目に
見えるようになった。
されているKODAK TM PMTII陽極処理アルミニウム印刷版
のシート上に書き込んだ。この版を取り外し、アラビア
ゴム１％w/w 水溶液で湿らせ、そして小平版印刷インキ
（Rotaprint RF86 Pantone Reflex Blue）に適用されて
いたのと同じ溶液で湿らせた綿パッドでゆっくりとこす
った。インキが選択的に付着するのでテキスト像が目に
見えるようになった。
【００２１】この版を、Fishburn「Minilith Black DP3
736 」印刷インキを用いるHeidelberg「T-Offset」平版
印刷機に取り付けた。版が劣化することなく、英数カナ
テキスト像を１０００枚印刷した。
736 」印刷インキを用いるHeidelberg「T-Offset」平版
印刷機に取り付けた。版が劣化することなく、英数カナ
テキスト像を１０００枚印刷した。
【００２２】例２ インクジェットプリンターの「インク」が、水１００ｇ
中のオレイン酸１．０ｇと水９０ｇ中の１０％w/w 水酸
化テトラブチルアンモニウム溶液９ｇとを混合して調製
したオレイン酸のテトラブチルアンモニウム塩の溶液か
らなっていた以外は、印刷版を作成し、例１と同じよう
にインキ着けした。この版を印刷機に取り付け、前と同
じように印刷して、インクジェットプリンターで、ラン
ダムハーフトーンパターン配置にしたピクトリアル像と
一緒に英数カナテキストを含む像を３５００枚印刷し
た。３５００刷り後、版の劣化の兆候は見られなかっ
た。
中のオレイン酸１．０ｇと水９０ｇ中の１０％w/w 水酸
化テトラブチルアンモニウム溶液９ｇとを混合して調製
したオレイン酸のテトラブチルアンモニウム塩の溶液か
らなっていた以外は、印刷版を作成し、例１と同じよう
にインキ着けした。この版を印刷機に取り付け、前と同
じように印刷して、インクジェットプリンターで、ラン
ダムハーフトーンパターン配置にしたピクトリアル像と
一緒に英数カナテキストを含む像を３５００枚印刷し
た。３５００刷り後、版の劣化の兆候は見られなかっ
た。
【００２３】例３ インクジェットプリンターに次の水性組成物Ａ〜Ｅを用
いて、版を書込み、例１と同じように印刷インキを用い
て手作業でインク着けした。 Ａ： オレイン酸濃縮物 １０ｇ 水 ２８ｇ トリメチロールプロパン ２ｇ この濃縮物を、オレイン酸１．０ｇと４Ｍ水酸化ナトリ
ウム１．０ｍＬを水１９４ｇに加えて作成した。オレイ
ン酸が完全に溶解されたとき、色素Acid Blue92の２％w
/w 水溶液４ｍＬを加えた。湿潤剤としてトリメチルプ
ロパンを加え、インクジェット像をより目に見えるよう
にするために前記色素を加えた。得られた水溶液はオレ
イン酸が０．１２５％であった。
いて、版を書込み、例１と同じように印刷インキを用い
て手作業でインク着けした。 Ａ： オレイン酸濃縮物 １０ｇ 水 ２８ｇ トリメチロールプロパン ２ｇ この濃縮物を、オレイン酸１．０ｇと４Ｍ水酸化ナトリ
ウム１．０ｍＬを水１９４ｇに加えて作成した。オレイ
ン酸が完全に溶解されたとき、色素Acid Blue92の２％w
/w 水溶液４ｍＬを加えた。湿潤剤としてトリメチルプ
ロパンを加え、インクジェット像をより目に見えるよう
にするために前記色素を加えた。得られた水溶液はオレ
イン酸が０．１２５％であった。
【００２４】 Ｂ： ステアリン酸 ０．０５ｇ ２５％w/w 水酸化テトラメチルアンモニウム ０．３ｍＬ 水 ４０ｇ
【００２５】 Ｃ： パルミチン酸 ０．０５ｇ ２５％w/w 水酸化テトラメチルアンモニウム ０．３ｍＬ 水 ４０ｇ
【００２６】 Ｄ： PETRONATE TM L ０．１ｇ 水 ３８．２ｇ トリメチロールプロパン ２ｇ （PETRONATE TM Lは、Witco 製のスルホン化石油のナト
リウム塩である）
リウム塩である）
【００２７】 Ｅ： AEROSOL TM TR70 ０．２５ｇ 水 ５０ｇ トリメチロールプロパン ２ｇ （AEROSOL TM TR70 は、Cyanamid製のビス（トリデシ
ル）スルホコハク酸ナトリウム溶液である）
ル）スルホコハク酸ナトリウム溶液である）
【００２８】どの場合でも、印刷インキは英数カナテキ
ストの像に選択的に付着し、オフセットリソ印刷できる
版画作成されていることを示した。
ストの像に選択的に付着し、オフセットリソ印刷できる
版画作成されていることを示した。
Claims (2)
- 【請求項１】 疎水性有機酸の塩の水溶液もしくはコロ
イド状分散体を用いて、支持体面を像様にインクジェッ
ト印刷して、当該支持体の表面に親油性像を用意するこ
とを含んでなる印刷版の製造方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の方法に従って製造され
る印刷版。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9711428:4 | 1997-06-04 | ||
| GBGB9711428.4A GB9711428D0 (en) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | Printing plate and method of preparation |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1170632A true JPH1170632A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=10813485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10154593A Pending JPH1170632A (ja) | 1997-06-04 | 1998-06-03 | 印刷版の製造方法及び印刷版 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0882584A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1170632A (ja) |
| GB (1) | GB9711428D0 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20130145962A1 (en) * | 2010-12-13 | 2013-06-13 | Cytec Technology Corp. | Stabilizer Compositions Containing Substituted Chroman Compounds and Methods of Use |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9828154D0 (en) * | 1998-12-22 | 1999-02-17 | Eastman Kodak Co | Surfactants for preparation of printing plates |
| US6245421B1 (en) | 1999-02-04 | 2001-06-12 | Kodak Polychrome Graphics Llc | Printable media for lithographic printing having a porous, hydrophilic layer and a method for the production thereof |
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