JPH1170624A - 環状オレフィン系共重合体を含む積層体 - Google Patents

環状オレフィン系共重合体を含む積層体

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JPH1170624A
JPH1170624A JP23290097A JP23290097A JPH1170624A JP H1170624 A JPH1170624 A JP H1170624A JP 23290097 A JP23290097 A JP 23290097A JP 23290097 A JP23290097 A JP 23290097A JP H1170624 A JPH1170624 A JP H1170624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状オレフィン系共重合体に対して優れた層
間接着性を示し、しかも形成される積層体が容器成形乃
至熱間充填、ボイル殺菌、レトルト殺菌等の熱処理に耐
える耐層間剥離性を示す積層体を提供するにある。 【解決手段】 環状オレフィン系共重合体から成る層を
含む積層体において、環状オレフィン系共重合体に隣接
する層が、融点が130℃以上で且つα−オレフィンブ
ロックを主体とする連続相とエチレンブロックを含有す
る分散相との相分離構造を有するエチレン・α−オレフ
ィン共重合体或いはその酸変性物を含有する層から成る
ことを特徴とする積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状オレフィン系
共重合体を含む積層体に関するもので、より詳細には、
層間接着性に優れ、しかもボイル殺菌、レトルト殺菌等
の高温時において耐層間剥離性に優れた環状オレフィン
系共重合体を含む積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来包装容器としては、金属缶、ガラス
ビン、各種プラスチック容器等が使用されているが、軽
量性や耐衝撃性、更にはコストの点からプラスチック容
器が有利である点が多く、各種の用途に使用されてい
る。
【0003】環状オレフィン系共重合体は優れた透明性
及び耐水蒸気透過性を有するため、これを容器の形成用
素材として使用することについても多くの提案が認めら
れる。
【0004】特開平3−69356号公報には、オレフ
ィン系ポリマー及び/または炭化水素系熱可塑性エラス
トマーで形成された中空体を内層とし、該中空体の外周
面上に、三環体以上のノルボルネン系モノマーの開環重
合体からなる外層を、内層と一体に形成して成ることを
特徴とする中空複合体が記載されている。
【0005】特開平7−52340号公報には、少なく
とも2種以上の樹脂層が積層された構造の多層プラスチ
ック容器において、外層が環状オレフィとエチレンとを
共重合させた非結晶性樹脂であり、内層がポリオレフィ
ン系樹脂であることを特徴とする多層プラスチック容器
が記載されている。
【0006】特開平8−72210号公報には、環状オ
レフィン系共重合体層とオレフィン系(共)重合体層と
が積層された包装材料が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】環状オレフィン系共重
合体から成る容器は、透明性、耐湿性等には優れたもの
ではあるが、他のオレフィン系樹脂製容器に比して、ヒ
ートシール性に乏しいという欠点が認められる。
【0008】即ち、カップ容器、トレー容器、インナー
シールボトル、PTP(プレス・スルー・パック)包装
等においては、内容物を充填後、これを密封する目的
で、ヒートシール材を備えた蓋材が使用されるが、環状
オレフィン系共重合体を用いた容器では、このような蓋
材とのヒートシール強度が小さく、特に内容物の保存性
を向上させるための熱間充填、ボイル殺菌、レトルト殺
菌等の熱処理を行った場合、ヒートシール強度が極端に
低下するという問題を有しているのである。
【0009】これを防止するため、環状オレフィン系共
重合体製容器のヒートシールすべき面、例えば内面を通
常のオレフィン系樹脂で構成することが考えられるが、
この場合には、オレフィン系樹脂と環状オレフィン系共
重合体との間に十分な接着強度が得られず、容器成形ま
たは殺菌時の高温状態で容易に層間剥離が発生するとい
う問題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、環状オレフィン
系共重合体に対して優れた層間接着性を示し、しかも形
成される積層体が容器成形乃至熱間充填、ボイル殺菌、
レトルト殺菌等の熱処理に耐える耐層間剥離性を示す積
層体を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、環状オ
レフィン系共重合体から成る層を含む積層体において、
環状オレフィン系共重合体に隣接する層が、融点が13
0℃以上で且つα−オレフィンブロックを主体とする連
続相とエチンブロックを含有する分散相との相分離構造
を有するエチレン・α−オレフィン共重合体或いはその
酸変性物を含有する層から成ることを特徴とする積層体
が提供される。本発明においては、1.前記エチレン・
α−オレフィン共重合体或いはその酸変性物が、エチレ
ン・α−オレフィンのダイアッド分率が20乃至40%
で、しかもエチレン・エチレンのダイアッド分率が5乃
至24%であるエチレン・α−オレフィン共重合体を含
有して成ること、2.前記エチレン・α−オレフィン共
重合体のα−オレフィンがプロピレンであること、が好
ましい。本発明によれば更に、前記積層体から成る包装
容器が提供される。
【0012】
【発明の実施形態】
[作用]本発明は、融点が130℃以上で且つα−オレ
フィンブロックを主体とする連続相とエチンブロックを
含有する分散相との相分離構造を有するエチレン・α−
オレフィン共重合体或いはその酸変性物が、環状オレフ
ィン系共重合体に対して、層間接着性に優れ、しかも熱
処理を受けた場合の耐層間剥離性に優れた積層体を形成
するとの知見に基づくものである。
【0013】本発明に用いるエチレン・α−オレフィン
共重合体乃至酸変性物では、α−オレフィン主体の重合
ブロックから成る連続相とエチレン主体の重合ブロック
から成る分散相とを海−島構造で有している。この海−
島構造のエチレン・α−オレフィン共重合体乃至酸変性
物を用いることにより、このような海−島構造を有しな
いエチレン・α−オレフィン共重合体乃至酸変性物に比
して、層間接着性や、熱処理後の積層体の耐層間剥離性
を顕著に向上させることができ、この事実は後述する例
を参照することにより、至極明白となる。
【0014】上記分散構造は、4酸化ルテニウムで染色
したサンプルのウルトラミクロトームによる切削面につ
いて、走査型電子顕微鏡写真を撮影することにより確認
できる。一般に、黒く見える部分がα−オレフィン主体
の重合ブロックから成る連続相であり、白く見える部分
がエチレン主体の重合ブロックから成る分散相である。
【0015】添付図面の図1及び図2は、この共重合体
における機械長手方向及び横断方向の分散粒子構造を示
す走査型電子顕微鏡写真であって、上記の海−島構造の
存在がよく了解される。
【0016】本発明において、前述した分散構造のエチ
レン・α−オレフィン共重合体乃至酸変性物が、環状オ
レフィン系共重合体層或いは更に他のオレフィン系樹脂
層に対して、層間接着性や、熱処理後の積層体の耐層間
剥離性を顕著に向上させるという事実は、多数の実験の
結果現象として見い出されたものであり、その理由は正
確には不明であるが、次のようなものと考えられる。即
ち、このエチレン・α−オレフィン共重合体乃至酸変性
物においては、前述したα−オレフィン主体の連続相が
存在することにより、このものの耐熱性が顕著に向上し
ている。加えて、エチレン主体の分散相が環状オレフィ
ン系共重合体との絡み合いを増加させることにより、環
状オレフィン系共重合体との接着性向上に寄与し、一
方、α−オレフィン主体の連続相が他のオレフィン樹脂
との絡み合い増大による接着性向上に寄与していると思
われる。
【0017】本発明の目的に特に好適な他のエチレン・
α−オレフィン共重合体乃至酸変性物は、この共重合体
乃至酸変性物のエチレン・α−オレフィンのダイアッド
分率は一般に20乃至40%であり、一方エチレン・エ
チレンのダイアッド分率は一般に5乃至24%である。
このタイプのエチレン・α−オレフィン共重合体乃至酸
変性物は、前述した分散構造の発現が顕著であると共
に、接着性及び加熱処理後の耐層間剥離性に特に優れて
いる。
【0018】エチレン・α−オレフィン共重合体におけ
るダイアッド分率は、13C核磁気共鳴(NMR)のス
ペクトルのピークから、例えばα−オレフィンがプロピ
レンの場合、Macromolecules 1982、No 15、1
150−1152記載の方法で求めることができ、エチ
レン・エチレンのダイアッド分率(EE)及びエチレン
・α−オレフィンのダイアッド分率(Eα)は、スペク
トルの帰属から次式のように求められる。
【0019】添付図面の図3及び図4に、本発明に用い
るエチレン・α−オレフィン共重合体の典型的なものに
ついて、NMRスペクトルを示す。
【0020】本発明に用いる共重合体のエチレン・α−
オレフィンのダイアッド分率が上記範囲よりも低い場合
には、環状オレフィン系共重合体に対して満足すべき接
着強度が達成されず、一方エチレン・α−オレフィンの
ダイアッド分率が上記範囲を上回ると、積層体の接着部
の耐熱性が不満足である。
【0021】また、この共重合体のエチレン・エチレン
のダイアッド分率が上記範囲を下回ると、やはり満足す
べき接着強度が達成されず、一方エチレン・エチレンの
ダイアッド分率が上記範囲を上回ると、やはり満足すべ
き接着強度または耐熱性が達成されない。
【0022】エチレン・α−オレフィン共重合体乃至酸
変性物における分散構造は、ブロック性の尺度であり、
一方、エチレン・α−オレフィンのダイアッド分率は、
共重合体中におけるエチレンとα−オレフィンとのラン
ダム性の尺度であり、また、エチレン・エチレンのダイ
アッド分率は、共重合体中におけるエチレンのブロック
性の尺度であると考えられる。本発明の積層体における
エチレン・α−オレフィン共重合体が環状オレフィン系
共重合体や通常のオレフィン系樹脂に対して優れた接着
性を示し、しかも形成される接着部が耐熱性に優れてい
るのは、共重合体主鎖中のランダム性とブロック性と
が、環状オレフィン系共重合体や他のオレフィン系樹脂
との接着に際して、耐熱性に優れた相互貫入網目構造
(IPN)を形成するためと考えられる。
【0023】[エチレン・α−オレフィン共重合体乃至
酸変性物]本発明の積層体に用いるエチレン・α−オレ
フィン共重合体は、α−オレフィンを55乃至90モル
%、特に60乃至80モル%で含有し、前述した海−島
の分散構造を有するものである。また、この共重合体は
前述したエチレン・α−オレフィンのダイアッド分率
と、エチレン・エチレンのダイアッド分率とを有するこ
とが好ましい。
【0024】共重合体を構成するα−オレフィンは、炭
素原子数3〜20のα−オレフィンであり、具体的に
は、プロピレン、ブテン−1,4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネ
ン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1、
トリデセン−1、テトラデセン−1、ペンタデセン−
1、ヘキサデセン−1、ヘプタデセン−1、ノナデセン
−1、エイコセン−1、9−メチル−デセン−1、11
−メチル−ドデセン−1、12−エチル−テトラデセン
−1などが挙げられる。これらのα−オレフィンは、単
独で、または2種以上組み合わせて用いられる。これら
のうち、炭素数3〜10のα−オレフィンが好ましく、
特にプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オク
テンなど、最も好適にはプロピレンが用いられる。
【0025】また、樹脂層の成形性や熱接着性の点で、
メルトインデックス(ASTM D−1238E)が
0.05乃至50g/10min、特に0.1乃至30
g/10minの範囲にあることが望ましい。
【0026】本発明に用いるエチレン・α−オレフィン
共重合体は、決してこれに限定されるものではないが、
例えばMontell−JPO(株)のキャタロイ(K
S−052,KS−082等)の商品名で入手すること
ができる。
【0027】本発明に用いるエチレン・α−オレフィン
共重合体は、酸変性されていてもよい。グラフトする不
飽和カルボン酸又はその誘導体としては、例えば、マレ
イン酸、フマール酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジ
ック酸、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン
酸、または、その誘導体、例えば上記不飽和カルボン酸
の酸無水物、イミド、アミド、エステル等を挙げること
が出来る。該誘導体として、具体的には、マレイミド、
無水マレイン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モノメ
チル、グリシジルマレート等を例示できる。これらの中
では、不飽和カルボン酸またはその酸無水物が好適であ
り、特に、マレイン酸、ナジック酸、それらの酸無水物
がとりわけ好適である。
【0028】この様な不飽和カルボン酸またはその誘導
体から選ばれるグラフトモノマーを前記エチレン・α−
オレフィン共重合体にグラフト共重合して変性物を製造
するには、従来公知の方法を用いることが出来、該4−
メチル−1−ペンテン系重合体を溶融させグラフトモノ
マーを添加してグラフト共重合させる溶融変性法、ある
いは溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加してグラフ
ト共重合させる溶液変性法等を用いることが出来る。
【0029】エチレン・α−オレフィン共重合体に前記
変性用モノマーを効率よくグラフトさせて酸変性物を得
るには、ラジカル開始剤の存在下に反応を行うことが好
ましく、この場合グラフト化反応は通常60乃至350
℃の温度で行われる。ラジカル開始剤の使用割合は、エ
チレン・α−オレフィン共重合体100重量部に対して
通常0.001乃至2重量部の範囲である。ラジカル開
始剤としては、ジクミルパーオキサイド、ジーtert
ーブチルパーオキサイド、2、5ージメチルー2、5ー
ジ(tertーブチルパーオキシ)ヘキシンー3、2、
5ージメチルー2、5ージ(tert−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、1、4ービス(tert−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン等の有機パーオキサイドが
好ましい。
【0030】本発明で用いられる酸変性エチレン・α−
オレフィン共重合体は、その変性量が、グラフトモノマ
ー重量(ベースポリマー当たり)として0.01乃至1
0重量%、特に、1乃至5重量%の範囲で変性されるこ
とが好ましく、グラフト変性量が前記範囲にある場合
は、オレフィン系樹脂以外の樹脂相に対しても優れた接
着性が得られる。
【0031】本発明に用いるグラフト変性エチレン・α
−オレフィン共重合体は、全体が変性されていても、一
部分が変性されていてもよく、またグラフト変性エチレ
ン・α−オレフィン共重合体と未変性のエチレン・α−
オレフィン共重合体とのブレンド物であってもよい。
【0032】本発明に用いるエチレン・α−オレフィン
共重合体乃至酸変性物には、更に、他のオレフィン樹
脂、例えば低−、中−或いは高−密度のポリエチレン、
アイソタクティックポリプロピレン、シンジオタクティ
ックポリプロピレン、線状低密度ポリエチレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、エチレン−
ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフィン共重
合体(アイオノマー)、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体、或いはこれらの酸変性物を、エチレン・α−
オレフィン共重合体100重量部当たり250重量部以
下の量で配合することができる。
【0033】[積層体]本発明の積層体は、前述したエ
チレン・α−オレフィン共重合体と環状オレフィン系共
重合体とが隣接関係で設けられている限り、任意の層構
成をとりうる。
【0034】例えば、積層される他の熱可塑性樹脂とし
ては、例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル
−1−ペンテンあるいはエチレン、プロピレン、1−ブ
テン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同
志のランダムあるいはブロック共重合体等のポリオレフ
ィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニ
ルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体
等のエチレン・ビニル化合物共重合体、ポリスチレン、
アクリロニトリル・スチレン共重合体、ABS、α−メ
チルスチレン・スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル・塩
化ビニリデン共重合体、ポリアクリル酸メチル、ポリメ
タクリル酸メチル等のポリビニル化合物、ナイロン6、
ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン11、ナ
イロン12等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリフエニレンオキサイド等
あるいはそれらの混合物を挙げることができる。
【0035】更に、積層される樹脂は、二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ナイロンフィ
ルム、ポリカーボネートフィルム等の熱可塑性樹脂フィ
ルム、各種紙或いは更にこれらのラミネート等が使用さ
れる。
【0036】透明性蓋体やカップ或いはボトル等のよう
に透明性が要求される場合には、前記ナイロン、ポリエ
ステル等のフィルム基材が必要によりガスバリアー性樹
脂層との組み合わせで使用される。一方、ガスバリヤー
性が厳密に要求される蓋体やカップの場合には、アルミ
箔、或いはアルミ箔とフィルム乃至は紙とのラミネート
が基材として使用される。また、透明性とガスバリヤー
性が要求される蓋体やカップ或いはボトルの場合には、
積層体の構成層としてエチレン−ビニルアルコール共重
合体やポリ塩化ビニリデンなどのガスバリヤー性樹脂が
使用される。本発明において、エチレン・α−オレフィ
ン共重合体として、酸変性物を用いる場合には、上記の
何れの素材層に対しても優れた接着性が得られる。勿
論、これらの積層体の外面側には、印刷や保護塗膜等が
設けられていてもよい。
【0037】これらの積層体において、基材の環状オレ
フィン系共重合体と接する側には、前述したエチレン・
α−オレフィン共重合体乃至酸変性物層が設けられる。
勿論、積層体の容器内面側となる部分には、ヒートシー
ラント層と成る他のオレフィン系樹脂層、例えば低−、
中−又は高−密度ポリエチレン、アイソタクテイックポ
リプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸
乃至その無水物でグラフト変性されたオレフィン樹脂等
のオレフィン系樹脂が設けられていることが好ましい。
【0038】本発明の積層体は前述した層構成を有する
が、その具体例を示すと次の通りである。次の例におい
て、COCは環状オレフィン系共重合体層、EOはエチ
レン・α−オレフィン共重合体乃至酸変性物の層、Oは
他のオレフィン系樹脂層、EVOHはエチレンビニルア
ルコール共重合体層、Nyはポリアミド層、ESはポリ
エステル層、Mは金属層を表す。
【0039】2層構成:COC/EO、 3層構成:COC/EO/O、COC/EO/Ny、C
OC/EO/ES、COC/EO/M、COC/EO/
EVOH,EO/COC/EO、 4層構成:EO/COC/EO/O、COC/EO/E
VOH/EO、EO/COC/EO/Ny、EO/CO
C/EO/ES、COC/EO/O/EO、COC/E
O/EVOH/EO,COC/EO/Ny/EO、CO
C/EO/ES/EO、COC/EO/M/EO、EO
/COC/EO/M、 5層構成:O/EO/COC/EO/O、O/EO/C
OC/EO/Ny、O/EO/COC/EO/ES、O
/EO/COC/EO/EVOH、EO/COC/EO
/EVOH/EO、EO/COC/EO/Ny/EO、
EO/COC/EO/M/EO、EO/COC/EO/
ES/EO、 6層構成:O/EO/COC/EO/EVOH/EO、
O/EO/COC/EO/Ny/EO、O/EO/CO
C/EO/ES/EO、O/EO/COC/EO/EV
OH/EO、O/EO/COC/EO/Ny/EO、O
/EO/COC/EO/M/EO、0/EO/COC/
EO/ES/EO、 7層構成:O/EO/COC/EO/EVOH/EO/
O、O/EO/COC/EO/Ny/EO/O、O/E
O/COC/EO/ES/EO/O、O/EO/COC
/EO/EVOH/EO/O、O/EO/COC/EO
/Ny/EO/O、O/EO/COC/EO/M/EO
/O、O/EO/COC/EO/ES/EO/O、O/
EO/COC/EO/EVOH/EO/Ny、O/EO
/COC/EO/EVOH/EO/Ny、O/EO/C
OC/EO/EVOH/EO/ES、 8層構成:O/EO/COC/EO/EVOH/EO/
Ny/EO/O、 勿論、本発明における積層構造は、上記の例に限定され
るものではない。
【0040】本発明の積層体において、エチレン・α−
オレフィン共重合体乃至酸変性物層の厚みは、用途によ
っても相違するが、一般に1乃至500μm、特に3乃
至200μmの厚みを有することが好ましく、一方積層
体の厚みは、10乃至5000μm、特に30乃至20
00μmの厚みを有することが好ましい。
【0041】積層ヒートシール材の製造は、熱接着ラミ
ネーション、サンドイッチラミネーション、押出コーテ
イングラミネーション、ドライラミネーション、共押出
等の任意の手段で行うことができる。
【0042】[環状オレフィン系共重合体]本発明にお
いて、ヒートシールの対象となる環状オレフィン系共重
合体としては、オレフィンと環状オレフィンとの非晶質
乃至低結晶性共重合体(COC)が使用される。
【0043】共重合体を構成するオレフィンとしては、
エチレンが好適であるが、他にプロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1ーヘキセン、1−オクテン、3ー
メチル1−ペンテン、1−デセン等の炭素数3乃至20
のα−オレフィンが、単独或いはエチレンとの組み合わ
せで使用される。
【0044】環状オレフィンとしては、基本的には、エ
チレン系不飽和結合とビシクロ環とを有する脂環族炭化
水素化合物、特にビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−
エン骨格を有する炭化水素化合物であり、具体的には次
のものが挙げられるが、勿論これに限定されるものでは
ない。
【0045】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
誘導体;例えば下記式(1)
【化1】 式中、Rは水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、
或いはアルキリデン基であり、nは1〜4の数である
(以下同様である)、で表されるビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン誘導体。特に、 ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 6−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 5,6−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン 1−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 6−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 6−n−ブチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 6−イソブチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 7−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン。
【0046】トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−
デセン誘導体;例えば、下記式(2)
【化2】 で表されるトリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デ
セン誘導体。特に、 トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デセン 2−メチルトリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デ
セン 5−メチルトリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デ
セン。
【0047】トリシクロ[4.4.0.12.5 ]−3−
ウンデセン誘導体;例えば、下記式(3)
【化3】 で表されるトリシクロ[4.4.0.12.5 ]−3−ウ
ンデセン誘導体。特に、 トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−ウンデセン 10−メチルトリシクロ[4.4.0.12.5 ]−3−
ウンデセン。
【0048】テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン誘導体、例えば、下記式(4)
【化4】 で表されるテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン誘導体。特に、 テトラシクロ[4.4.0.12.5 .17.10]−3−ド
デセン 8−メチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−エチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−プロピルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−ブチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−イソブチルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−ヘキシルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−シクロヘキシルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8−ステアリルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 5,10−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 2,10−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8,9−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−エチル−9−メチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 11,12−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 2,7,9−トリメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 2,7−ジメチル−9−エチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 9−イソブチル−2,7−ジメチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 9,11,12−トリメチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 9−エチル−11,12−ジメチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 9−イソブチル−11,12−ジメチルテトラシクロ
[4.4.0.12.5.17.10]−3−ドデセン 5,8,9,10−テトラメチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .17. 10]−3−ドデセン 8−エチリデンテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−メチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−エチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−イソプロピルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−ブチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデンテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−エチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−イソプロピルテトラシクロ
[4.4.0.12. 5 .17.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−ブチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデンテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−エチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−イソプロピルテトラシクロ
[4.4.0.12. 5 .17.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−ブチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン。
【0049】ペンタシクロ[6.5.1.13.6 .0
2.7 .09.13]−4−ペンタデセン誘導体;例えば、下
記式(5)
【化5】 で表されるペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4−ペンタデセン誘導体。特に、 ペンタシクロ[6.5.1.13.6 .02.7 .09.13
−4−ペンタデセン1,3−ジメチルペンタシクロ
[6.5.1.13.6 .02.7 .09.13]−4−ペンタ
デセン 1,6−ジメチルペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4−ペンタデセン 14,15−ジメチルペンタシクロ[6.5.1.1
3.6 .02.7 .09.13]−4−ペンタデセン。
【0050】ペンタシクロ[7.4.0.12.5 .1
9.12.08.13]−3−ペンタデセン誘導体、例えば下記
式(6)
【化6】 で表されるペンタシクロ[7.4.0.12.5
9.12.08.13]−3−ペンタデセン誘導体。特に、 ペンタシクロ[7.4.0.12.5 .19.12.08.13
−3−ペンタデセンメチル置換ペンタシクロ[7.4.
0.12.5 .19.12.08.13]−3−ペンタデセン。
【0051】ペンタシクロ[6.5.1.13.6 .0
2.7 .09.13]−4,10−ペンタデカジエン誘導体、
例えば下記式(7)
【化7】 で表されるペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4,10−ペンタデカジエン誘導
体。特に、 ペンタシクロ[6.5.1.13.6 .02.7 .09.13
−4,10−ペンタデカジエン。
【0052】ペンタシクロ[8.4.0.12.5 .1
9.12.08.13]−3−ヘキサデセン誘導体、例えば下記
式(8)
【化8】 で表されるペンタシクロ[8.4.0.12.5
9.12.08.13]−3−ヘキサデセン誘導体。特に、 ペンタシクロ[8.4.0.12.5 .19.12.08.13
−3−ヘキサデセン11−メチル−ペンタシクロ[8.
4.0.12.5 .19.12.08.13]−3−ヘキサデセン 11−エチル−ペンタシクロ[8.4.0.12.5 .1
9.12.08.13]−3−ヘキサデセン 10,11−ジメチル−ペンタシクロ[8.4.0.1
2.5 .19.12.08. 13]−3−ヘキサデセン。
【0053】ペンタシクロ[6.6.1.13.6 .0
2.7 .09.14]−4−ヘキサデセン誘導体、例えば、下
記式(9)
【化9】 で表されるペンタシクロ[6.6.1.13.6
2.7 .09.14]−4−ヘキサデセン誘導体。特に、 ペンタシクロ[6.6.1.13.6 .02.7 .09.14
−4−ヘキサデセン1,3−ジメチルペンタシクロ
[6.6.1.13.6 .02.7 .09.14]−4−ヘキサ
デセン 1,6−ジメチルペンタシクロ[6.6.1.13.6
2.7 .09.14]−4−ヘキサデセン 15,16−ジメチルペンタシクロ[6.6.1.1
3.6 .02.7 .09.14]−4−ヘキサデセン。
【0054】ヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09.14]−4−ヘプタデセン誘導体、
例えば下記式(10)
【化10】 で表されるヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09.14]−4−ヘプタデセン誘導体。
特に、 ヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .110.13
2.7 .09.14]−4−ヘプタデセン 12−メチルヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09. 14]−4−ヘプタデセン 12−エチルヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09. 14]−4−ヘプタデセン 12−イソブチルヘキサシクロ[6.6.1.13.6
10.13 .02.7 .09.14]−4−ヘプタデセン 1,6,10−トリメチル−12−イソブチルヘキサシ
クロ[6.6.1.13.6 .110.13 .02.7
9.14]−4−ヘプタデセン。
【0055】ヘプタシクロ[8.7.0.12.9 .1
4.7 .111.17 .03.8 .012.16 ]−5−エイコセン
誘導体、例えば、下記式(11)
【化11】 で表されるヘプタシクロ[8.7.0.12.9
4.7 .111.17 .03.8 .0 12.16 ]−5−エイコセ
ン誘導体。特に、 ヘプタシクロ[8.7.0.12.9 .14.7
11.17 .03.8 .012.16]−5−エイコセン。
【0056】ヘプタシクロ[8.7.0.13.6 .1
10.17 .112.15 .02.7 .011.16]−4−エイコセ
ン誘導体、例えば、下記式(12)
【化12】 で表されるヘプタシクロ[8.7.0.13.6 .1
10.17 .112.15 .02.7 .011.16 ]−4−エイコセ
ン誘導体。特に、 ヘプタシクロ[8.7.0.13.6 .110.17 .1
12.15 .02.7 .011.1 6 ]−4−エイコセン ジメチル置換ヘプタシクロ[8.7.0.13.6 .1
10.17 .112.15 .0 2.7 .011.16 ]−4−エイコセ
ン。
【0057】ヘプタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイコ
セン誘導体、例えば、下記式(13)
【化13】 で表されるヘプタシクロ[8.8.0.12.9
4.7 .111.18 .03.8 .0 12.17 ]−5−ヘンエイ
コセン誘導体。特に、 ヘプタシクロ[8.8.0.12.9 .14.7
11.18 .03.8 .012.17]−5−ヘンエイコセン。
【0058】ヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17]−5−ヘンエイ
コセン誘導体、例えば下記式(14)
【化14】 で表されるヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイ
コセン誘導体。特に、 ヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .111.18 .1
13.16 .03.8 .012.1 7 ]−5−ヘンエイコセン 15−メチル−ヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイ
コセン トリメチル置換ヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイ
コセン。
【0059】オクタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−
ドコセン誘導体、例えば、下記式(15)
【化15】 で表されるオクタシクロ[8.8.0.12.9
4.7 .111.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5
−ドコセン誘導体。特に、 オクタシクロ[8.8.0.12.9 .14.7
11.18 .113.16 .03.8.012.17 ]−5−ドコセ
ン 15−メチルオクタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .113 .16 .03.8 .012.17 ]−5−
ドコセン 15−エチルオクタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .013 .16 .03.8 .012.17 ]−5−
ドコセン。
【0060】ノナシクロ[10.9.1.14.7 .1
13.20 .115.18 .02.10 .03.8.012.21 .0
14.19 ]−5−ペンタコセン誘導体、例えば下記式(1
6)
【化16】 で表されるノナシクロ[10.9.1.14.7 .1
13.20 .115.18 .02.10.03.8 .012.21 .0
14.19 ]−5−ペンタコセン誘導体。特に、 ノナシクロ[10.9.1.14.7 .113.20 .1
15.18 .02.10 .03.8 .012.21 .014.19 ]−5−
ペンタコセン ドリメチル置換ノナシクロ[10.9.1.14.7 .1
13.20 .115.18 .02.10 .03.8 .012.21 .0
14.19 ]−5−ペンタコセン。
【0061】ノナシクロ[10.10.1.15.8 .1
14.21 .116.19 .02.11 .04.9 .013.22 .0
15.20 ]−6−ヘキサコセン誘導体、例えば、下記式
(17)
【化17】 で表されるノナシクロ[10.10.1.15.8 .1
14.21 .116.19 .02.11 .04.9 .013.22 .0
15.20 ]−6−ヘキサコセン誘導体。特に、 ノナシクロ[10.10.1.15.8 .114.21 .1
16.19 .02.11 .04 .9 .013.22 .015.20 ]−6
−ヘキサコセン。
【0062】環状オレフィンの他の例として、次のもの
を挙げることもできる。 5−フェニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 5−メチル−5−フェニル[2.2.1]ヘプト−2−
エン 5−ベンジル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 5−トリル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 5−(エチルフェニル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン 5−(イソプロピルフェニル)−ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン 5−(ビフェニル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン 5−(β−ナフチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン 5−(α−ナフチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン 5−(アントラセニル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン 5,6−ジフェニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン シクロペンタジエン−アセナフチレン付加物 1,4−メタノ−1,4,4a,9a−テトラヒドロフ
ルオレン 1,4−メタノ−1,4,4a,5,10,10a−ヘ
キサヒドロアントラセン 8−フェニル−テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10 ]−3−ドデセン 8−メチル−8−フェニル−テトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−ベンジル−テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10 ]−3−ドデセン 8−トリル−テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10 ]−3−ドデセン 8−(エチルフェニル)−テトラシクロ[4.4.0.
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(イソプロピルフェニル)−テトラシクロ[4.
4.0.12.5 .17. 10 ]−3−ドデセン 8,9−ジフェニル−テトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(ビフェニル)テトラシクロ[4.4.0.
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(β−ナフチル)テトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(αナフチル)−テトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(アントラセニル)−テトラシクロ[4.4.0.
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン (シクロペンタジエン−アセナフチレン付加物)にシク
ロペンタジエンをさらに付加した化合物 11,12−ベンゾ−ペンタシクロ[6.5.1.1
3.6 .02.7 .09.13 ]−4−ペンタデセン 11,12−ベンゾ−ペンタシクロ[6.6.1.1
3.6 .02.7 .09.14 ]−4−ヘキサデセン 11−フェニル−ヘキサシクロ[6.6.1.13.6
10.13 .02.7 .09.14 ]−4−ヘプタデセン 14,15−ベンゾ−ヘプタシクロ[8.7.0.1
2.9 .14.7 .111.1 7 .03.8 .012.16 −5−エイ
コセン]
【0063】この共重合体(COC)は、70乃至15
モル%、特に65乃至20モル%の環状オレフィン、特
に好適にはノルボルネン、テトラシクロドデセンと残余
のエチレンとから誘導され且つ200℃以下、特に15
0乃至60℃のガラス転移点(Tg)を有するのがよ
い。ボイル殺菌、レトルト殺菌等を施す場合には、殺菌
温度より5℃乃至10℃以上高いガラス転移点を持つも
のが好ましい。
【0064】この共重合体の分子量は、特に制限はない
が、デカリン中135℃で測定して、0.1乃至20d
l/gの極限粘度[η]を有するのがよく、また、その
結晶化度は、X線回折法で測定して、一般に10%以
下、特に5%以下である。
【0065】上記共重合体(COC)は、オレフィンと
環状オレフィンとを、それ自体公知のバナジウム系触媒
或いはメタロセン系触媒の存在下にランダム重合させる
ことにより得られる。好適な共重合体(COC)は、三
井石油化学株式会社から、APELの商品名で入手しう
る。
【0066】環状オレフィン系共重合体は、単独で用い
ることが好ましいが、その本質を損なわない範囲、即ち
50重量%よりも少ない量、特に30重量%以下の量
で、他のオレフィン系樹脂とのブレンド物の形で使用す
ることもできる。他のオレフィン系樹脂としては、オレ
フィン系ホモポリマーやコポリマーが好適に使用され
る。例えば、低密度、中密度或いは高密度のポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン−1、ポリペンテン−1、ポリ4−メチルペンテン
−1、プロピレン−エチレン共重合体、アイオノマー、
エチレン−アクリル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等を挙げることができる。勿論これらのオレフィ
ン系樹脂は単独でも二種以上の組み合わせでも使用する
ことができる。
【0067】ブレンドするこれらのオレフィン系樹脂
は、一般に0.1乃至50g/10min、特に0.2
乃至30g/10minのMFR(メルトフローレー
ト)を有しているのがよく、成形法に応じて、押出グレ
ードのものや射出グレードのものを適宜選択使用するこ
とができる。
【0068】上記環状オレフィン系共重合体には、それ
自体公知の配合剤、例えば顔料、充填剤、酸化防止剤、
滑剤、安定剤、紫外線吸収剤等をそれ自体公知の処方に
従って配合しうる。
【0069】[容器及びその成形]環状オレフィン系共
重合体及びエチレン・α−オレフィン共重合体乃至酸変
性物、或いは更に他の重合体を、押出機や射出機に供給
し、溶融混練した後に容器等の成形体、或いは容器形成
用の予備成形体に熱成形する。また、予備成形体を通常
の熱成形或いは延伸成形に付することにより任意の形状
の容器に成形する。この際、環状オレフィン系共重合体
はガラス転移温度+200℃以下の温度、特にガラス転
移温度+150℃以下の温度で溶融混練することが好ま
しい。
【0070】押出機としては、任意のスクリュウを備え
た押出機が好適に使用される。ダイスとしては、フラッ
トダイやリングダイを使用することができる。
【0071】射出機としては、射出プランジャまたはス
クリューを備えたそれ自体公知のものが使用され、ノズ
ル、スプルー、ゲートを通して前記混合物を射出型中に
射出する。これにより、樹脂が射出型キャビティ内に流
入し、冷却固化されて容器或いはプリフォーム等の予備
成形品が得られる。
【0072】容器の製造に際して、コールドパリソン法
のように、一旦予備成形体を製造し、この予備成形体を
最終成形品に延伸成形することができる。例えば、射出
成形により、容器よりも小さい形状の有底プリフォーム
を成形し、この有底プリフォームに気体を吹き込むと共
に軸方向に引っ張り延伸して二軸延伸成形ボトルとす
る。また、シートに熱成形後、真空成形、プラグアシス
ト成形、圧空成形して、未延伸或いは延伸のカップ状容
器とする。固相成形では、器壁は高さ方向(一軸方向)
に分子配向される。
【0073】熱成形では、前述した溶融温度で行われ
る。一方、延伸成形は、樹脂の種類(ガラス転移点)に
もよるが、一般に70乃至200℃、特に80乃至18
0℃の範囲から、樹脂の種類によって適切な延伸成形温
度を選択する。延伸倍率は、面積倍率で、1.2乃至2
0倍、特に1.3乃至16倍の範囲が適当である。
【0074】本発明に用いる包装容器の形状は、例えば
ボトル、カップ、チューブ、プラスチック缶、PTP
(プレス・スルー・パック)等の任意のものであってよ
い。また、この容器は、勿論前述した積層構造をとる。
【0075】本発明によれば、環状オレフィン系共重合
体に対して強固な接着構造の積層体を形成できるのみな
らず、内容物を熱間充填し、或いは内容物充填後のヒー
トシール容器をボイル殺菌やレトルト殺菌に付した場合
にも、優れた耐熱性を有するという利点が得られるもの
である。
【0076】
【実施例】本発明を次の例を挙げて更に説明する。
【0077】実施例と比較例で用いたエチレン・α−オ
レフィン共重合体と環状ポリオレフィン系樹脂をそれぞ
れ表1と表2に示す。
【0078】なお、表1中のモノマー組成比、ダイアッ
ド分率は各試料の13C−NMRスペクトルを測定し、公
知文献(Macromolecules 1982,15,P1150-1152)によ
る方法で計算し求めた。測定条件を以下に示す。
【0079】 測定装置 日本電子製EX270MHz 観測周波数幅 20000Hz データポイント 32768 積算回数 10000 溶媒 重ベンゼン:オルトジクロロベンゼン=1:9 測定温度 135℃ サンプル濃度 10wt%
【0080】
【表1】 [EE]:エチレン・エチレンのダイアッド [EP]:エチレン・プロピレンのダイアッド [PP]:プロピレン・プロピレンのダイアッド
【0081】上記エチレン・α−オレフィン共重合体の
内、EP−1乃至EP−2は、図1及び図2に示す海−
島分散構造が明確に観察されたのに対して、EP−3乃
至EP−5は、図1及び図2に示す海−島分散構造が観
察されなかった。
【0082】
【表2】 テトラシクロドデセン : テトラシクロ[4.4.0.12.5.17.10]−3−ドデセン ノルボルネン : ビシクロ[2.2.1]へプト−2−エン
【0083】実施例1〜3、比較例1〜3 ポリプロピレン(PP)を外層として、中間層に表2の
環状オレフィン系樹脂を、接着層に表1のエチレン・α
−オレフィン共重合体を組み合わせて用い、厚み1mm
の外層/接着層/中間層/接着層/外層からなる6種類
の3種5層シートを共押出成形した。なお、各層の厚み
は0.3mm/0.05mm/0.3mm/0.05m
m/0.3mmとした。これらのシートについて、層間
接着性および耐レトルト性を評価した。
【0084】層間接着性は、中間層である環状オレフィ
ン系樹脂と、接着層であるエチレン・α−オレフィン共
重合体間の接着強度を引っ張り試験器(オリエンテック
社製テンシロン)を用いて測定した。測定は室温(23
℃)および120℃下で、クロスヘッド速度300mm
/分で行った。
【0085】耐レトルト性は、シートをヒートシールフ
ランジを有する外径80mmの丸型カップに圧空成形
し、水を満注充填した後ヒートシール蓋により密封し、
レトルト処理した後にデラミの有無を評価した。ヒート
シール蓋には2軸延伸ポリエステルフィルム(12μ
m)/アルミニウム箔(20μm)/ポリプロピレンフ
ィルム(50μm)をウレタン系接着剤によりラミネー
トし用いた。ヒートシールはヒートシール温度200
℃、ヒートシール時間1.5秒、ヒートシール圧約80
kgfの条件で行った。レトルトは120℃、30分の
条件で行った。これらの評価結果を表3に示した。
【0086】
【表3】
【0087】実施例4 高密度ポリエチレン(HDPE)を外層として、中間層
に表2のCOC−1を用い、接着層に表1のEP−1を
用いて、厚み1mmの外層/接着層/中間層/接着層/
外層からなる3種5層シートを共押出成形した。なお、
各層の厚みは0.3mm/0.05mm/0.3mm/
0.05mm/0.3mmとした。このシートについ
て、実施例1と同様に評価した。結果を表4に示す。
【0088】
【表4】
【0089】実施例5 線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を外層および内
層として、中間層に表2のCOC−3を用い、接着層に
表1のEP−2を用いて、内層よりLLDPE/EP−
1/COC−3/EP−1/LLDPEの構成の、側壁
の厚み0.5mm、外径20mmのチューブをブロー成
形した。なお、各層の厚みは0.14mm/0.01m
m/0.2mm/0.01mm/0.14mmとした。
この容器に水を満注充填し、キャップとインナーシール
材を用いて高周波シールして密封した。この後、30分
煮沸処理を行い、デラミの有無で評価した。結果を表5
に示す。
【0090】
【表5】
【0091】実施例6 ポリプロピレン(PP)を外層および内層として、中間
層にエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVOH)と表2
のCOC−1を用い、接着層には表1のEP−2を無水
マレイン酸変性して得られた樹脂(EP−M)を用い
て、内層よりPP/EP−M/COC−1/EP−M/
EVOH/EP−M/PPの構成の、側壁の厚み1m
m、外径20mmのボトルをブロー成形した。なお、各
層の厚みは0.25mm/0.01mm/0.2mm/
0.01mm/0.2mm/0.01m/0.32mm
とした。この容器に水を満注充填し、キャップとインナ
ーシール材を用いて高周波シールして密封した。この
後、実施例1と同様に、レトルト処理し評価した。結果
を表6に示す。
【0092】
【表6】
【0093】実施例7 ポリプロピレン(PP)を外層および内層とし、中間層
に表2のCOC−4を用い、接着層に表1のEP−1を
用いて、厚み0.25mmの内層よりPP/EP−1/
COC−4/EP−1/PPの構成のシートを共押出成
形した。なお各層の厚みは0.02mm/0.005m
m/0.20mm/0.005mm/0.02mmとし
た。このシートを真空成形して、プレススルーパックの
ポケット(直径12mm、深さ5mm)を形成した。こ
のように成形した際に白化などが見られない良好な成形
性であった。
【0094】実施例8、9、比較例4 表1のEP−1、EP−4、表2のCOC−4を表7の
重量比でブレンドして外層および内層とし、中間層に表
2記載のCOC−4を用いて、厚み0.25mmの2種
3層構成のシートを共押出成形した。なお、各層の厚み
は0.025mm/0.2mm/0.025mmとし
た。このシートを真空成形して、プレススルーパックの
ポケット(直径12mm、深さ5mm)を形成した。こ
のときの成形性を評価し、結果を表7に示す。
【0095】
【表7】
【0096】比較例5 20μmのプロピレン(PP)フィルムと、表2のCO
C−4からなる0.2mmのシートを、ウレタン系の接
着剤を用いてドライラミネートし、内層よりPP/CO
C−4/PPの3層の積層体を得た。この積層体を真空
成形して、プレススルーパックのポケット(直径12m
m、深さ5mm)を形成した。このように成形した際に
白化が見られた。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、ポリ環状オレフィン系
共重合体に隣接する層として、融点が130℃以上で且
つα−オレフィンブロックを主体とする連続相とエチレ
ンブロックを含有する分散相との相分離構造を有するエ
チレン・α−オレフィン共重合体或いはその酸変性物、
一層好適には、エチレン・α−オレフィンのダイアッド
分率が20乃至40%で、しかもエチレン・エチレンの
ダイアッド分率が5乃至24%であるエチレン・α−オ
レフィン共重合体乃至酸変性物を用いることにより、環
状オレフィン系共重合体に対して、層間接着性及び熱処
理時の耐層間剥離性に優れた積層体を形成できる。この
積層体から成る容器は、レトルト殺菌等の内容物の保存
性を高めるための熱処理に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体における機械長手方向の分散粒子構造を
示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図2】本発明の実施例1に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体における横断方向の分散粒子構造を示す
走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】本発明の実施例1に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体のNMRスペクトルである。
【図4】本発明の実施例3に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体のNMRスペクトルである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状オレフィン系共重合体から成る層を
    含む積層体において、環状オレフィン系共重合体に隣接
    する層が、融点が130℃以上で且つα−オレフィンブ
    ロックを主体とする連続相とエチレンブロックを含有す
    る分散相との相分離構造を有するエチレン・α−オレフ
    ィン共重合体或いはその酸変性物を含有する層から成る
    ことを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 エチレン・α−オレフィン共重合体或い
    はその酸変性物が、エチレン・α−オレフィンのダイア
    ッド分率が20乃至40%で、しかもエチレン・エチレ
    ンのダイアッド分率が5乃至24%であるエチレン・α
    −オレフィン共重合体を含有して成ることを特徴とする
    積層体。
  3. 【請求項3】 エチレン・α−オレフィン共重合体のα
    −オレフィンがプロピレンである請求項1及び請求項2
    記載の積層体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の包装体
    からなる包装容器。
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