JPH1169370A - カラー画像表示装置 - Google Patents

カラー画像表示装置

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JPH1169370A
JPH1169370A JP9225031A JP22503197A JPH1169370A JP H1169370 A JPH1169370 A JP H1169370A JP 9225031 A JP9225031 A JP 9225031A JP 22503197 A JP22503197 A JP 22503197A JP H1169370 A JPH1169370 A JP H1169370A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを生成または処理して、CRTな
どの表示手段にカラー画像を表示するカラー画像表示装
置において、簡単かつ確実に、外部環境の変化にかかわ
らず『色の見え』を常にほぼ一定に保持できるようにす
る。 【解決手段】 あらかじめ外部環境の変化を想定して、
デジタルカウントの読み替え用のテーブルを、DLUT
72として用意しておく。演算処理部50は、輝度セン
サ19からの、外部輝度の測定値に応じて、そのDLU
T72のテーブルにより、デジタルカウントを読み替え
て出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを生
成または処理して、CRT(陰極線管)などの表示手段
にカラー画像を表示するカラー画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーCRTでは、それぞれR,G,B
(赤、緑、青)の原色駆動信号によって変調された電子
ビームが、それぞれR,G,Bの蛍光体を照射すること
によってカラー画像が表示され、蛍光面上では、R,
G,Bの原色駆動信号が所定の比率で合成されたときに
所定の色が再現される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
CRTでは、これを使用する外部の環境が変化すると、
特に外部の明るさが変化すると、表示される色の絶対的
な放射束は変化しないものの、人の目に対する、いわゆ
る『色の見え』が変化してしまう。
【0004】この問題については、例えば「R.W.
G.Hunt,MeasuringColor,sec
ond edition,Ellis Horwoo
d,England(1991)」に記載されているよ
うに、非線形の『色の見え』モデルを使用して、『色の
見え』の変化を補正する方法が、いくつか提案されてい
る。
【0005】しかしながら、この補正方法は、補正式が
複雑であること、所望の色再現値から必要な入力条件を
見い出す逆変換が難しいこと、蛍光体などの発光体の色
再現には適用しにくいことなどの問題がある。
【0006】また、蛍光体などの発光体を用いた表示手
段の色再現については、「RoyS.Berns,et
al.,Color Research and Ap
plication,Volume18,Number
5,Oct/1993」に記載されているように、R,
G,B各色のデジタルカウントに対応するCIELAB
値を求める非線形モデルが提案されているが、このモデ
ルを適用しただけでは『色の見え』の変化を補正するこ
とはできない。
【0007】また、カラーCRTのような表示手段で
は、それぞれの駆動回路から得られるR,G,B原色駆
動信号と、これにより表示される色との関係は、非線形
であり、必ずしも人の目に等歩度になるように、再現さ
れる階調が等間隔には配分されておらず、場合によって
は、高濃度側の再現に重点が置かれて淡い色の再現が十
分でなかったり、逆に淡い色の再現に重点が置かれて高
濃度側の再現が十分でない、といった現象を生じる。
【0008】この問題に対して、反射型原稿について
は、「ISO/TC130 国内委員会技術報告書、ジ
ャパンカラー色再現データ、社団法人日本印刷学会、1
995」などによって、日本の印刷における平均的な色
再現データでは、網点入力カバレッジと出力される色の
CIELAB値が、CIELAB3次元ユークリッド空
間においてほぼ等歩度になることが示されている。
【0009】しかしながら、これには、どのようにして
等歩度の再現を得ることができるかについては記述され
ていない。さらに、カラーCRTなどの発光表示手段に
おいてCIELAB空間においてほぼ等歩度になるよう
に色再現することについては全く言及していない。
【0010】さらに、カラーCRTなどの表示手段は、
R,G,Bの原色駆動信号が特定の比率で合成されたと
きに表示画面上で「白」が表示されるように構成されて
いるが、このカラーCRTなどの表示手段では、表示手
段のバラツキまたは経時変化によって「白」の再現性が
変化するため、ホワイトバランスを調整する必要があ
る。
【0011】「奈須野裕、芳賀昭、電子情報通信学会論
文誌 C−II,Vol.J78−C−II,No.4,1
995」などに記載されているように、カラーCRTの
色ずれを補正するために、磁力を相殺させることにより
消磁機能を持つ磁性体を付加することが提案されている
が、この方法では、経時変化による「白」の再現性の変
化を補正することはできない。
【0012】また、特開平5−168034号には、
R,G,Bのカソード電流の比率を一定に保つことによ
って色温度を一定に保つことが示されている。しかしな
がら、蛍光体の劣化やカソードの劣化はR,G,Bの各
チャンネルごとに一定ではないので、この方法では、蛍
光体の劣化やカソードの劣化に伴う白色点の変動を補正
することはできない。
【0013】さらに、「R.Cappels,SID9
4DIGEST,pp15−18」には、三刺激値
(X,Y,Z)を求める簡易のモデルを形成し、参考と
する白色点の値を用いてR,G,Bの各チャンネルのゲ
インとカットオフ値を設定することによって、色度点の
変化を自動補正することが示されているが、この方法
は、、ある輝度値にしか対応させることができない。
【0014】また、「C.S.McCamy,Colo
r Research and Applicatio
n,Vol.17,Number2,April(19
92)」には、黒体の色温度:CCTと(x,y)色度
座標との関係を近似式で表現することが示されている
が、この近似式は、3次式による解を求める必要がある
ので、扱いにくい。
【0015】以上の点を考え、この発明は、第1に、画
像データを生成または処理して、CRTなどの表示手段
にカラー画像を表示するカラー画像表示装置において、
簡単かつ確実に、外部環境の変化にかかわらず『色の見
え』を常にほぼ一定に保持することができるようにした
ものである。
【0016】この発明は、第2に、画像データを生成ま
たは処理して、CRTなどの表示手段にカラー画像を表
示するカラー画像表示装置において、簡単かつ確実に、
表示される色につき人の目にほぼ等間隔となる配分の階
調再現を得ることができるようにしたものである。
【0017】この発明は、第3に、画像データを生成ま
たは処理して、CRTなどの表示手段にカラー画像を表
示するカラー画像表示装置において、簡単かつ確実に、
表示手段を構成する蛍光体またはその他の構成要素の経
時劣化による白色点の変動を修正することができるよう
にしたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、デ
ータを生成または処理する演算処理部と、この演算処理
部からの画像データに基づいてカラー画像を表示する、
CRTまたはその他の表示手段からなる画像表示部と、
前記演算処理部で得られる画像表示に係るデータを読み
替えるデータ読み替え手段とを備え、前記データ読み替
え手段によるデータの読み替えによって、外部環境に応
じて前記画像表示部の表示輝度を補正する。
【0019】請求項2の発明では、データを生成または
処理する演算処理部と、この演算処理部からの画像デー
タに基づいてカラー画像を表示する、CRTまたはその
他の表示手段からなる画像表示部と、前記演算処理部で
得られる画像表示に係るデータを読み替えるデータ読み
替え手段とを備え、前記データ読み替え手段によるデー
タの読み替えによって、前記画像表示部で表示される色
のCIELAB値がほぼ等歩度になるように、前記画像
表示部の表示輝度を補正する。
【0020】請求項3の発明ではデータを生成または処
理する演算処理部と、この演算処理部からの画像データ
に基づいてカラー画像を表示する、CRTまたはその他
の表示手段からなる画像表示部と、前記演算処理部で得
られる画像表示に係るデータを補正するデータ補正手段
とを備え、前記データ補正手段によるデータの補正によ
って、前記画像表示部を構成する蛍光体またはその他の
構成要素の経時劣化による白色点の変動を修正する。
【0021】
【作用】上記のように構成した請求項1の発明のカラー
画像表示装置においては、あらかじめ外部環境の変化を
想定して、デジタルカウントなどのデータの読み替え用
のテーブルを用意しておくことによって、簡単かつ確実
に、外部環境の変化にかかわらず『色の見え』を常にほ
ぼ一定に保持することができる。
【0022】上記のように構成した請求項2の発明のカ
ラー画像表示装置においては、デジタルカウントなどの
データを、画像表示部で表示される色のCIELAB値
がほぼ等歩度になるように読み替えるテーブルを用意し
ておくことによって、簡単かつ確実に、表示される色に
つき人の目にほぼ等間隔となる配分の階調再現を得るこ
とができる。
【0023】上記のように構成した請求項3の発明のカ
ラー画像表示装置においては、データ補正手段として、
画像表示部を構成する蛍光体またはその他の構成要素の
経時劣化による白色点の変動を修正するような一次式な
どを用意しておき、そのデータ補正手段によって画像表
示に係るデータを補正することによって、簡単かつ確実
に、画像表示部を構成する蛍光体またはその他の構成要
素の経時劣化による白色点の変動を修正することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔装置全体のシステム構成〕図1は、この発明のカラー
画像表示装置の一実施形態を示し、コンピュータにより
画像を生成処理し、画像表示部としてカラーCRTを備
える場合である。
【0025】図1のシステムは、CRT10、電源偏向
コンバージェンス部20、ビデオ信号増幅部30、ビー
ム電流値モニタ部41、白色点輝度モニタ部42、比較
部43、演算処理部50、データベース部60、フレー
ムバッファ71、DLUT72、ビデオ信号発生部8
0、CRTインタフェース90を備えた構成とされる。
【0026】CRT10は、一般的なカラーCRTに対
して後述するビーム電流値センサ17および輝度センサ
19を設けたもので、R,G,Bのカソード11R,1
1G,11B、ヒータ12、グリッド13、フォーカス
スクリーン14、偏向ヨーク15、アノード16を有
し、カソード11R,11G,11Bからの、R,G,
Bの原色駆動信号によって変調された電子ビーム1R,
1G,1Bが、パネルガラス18の内側に塗布された蛍
光面18aのR,G,Bの蛍光体を照射する。
【0027】一例として、図2および図3に示すよう
に、Rチャンネルの蛍光体としては、Y22S:Eu
(イットリウムオキシサルファイドユーロビウム)から
なる、色度座標(x,y)が(0.625,0.34
0)のものが、Gチャンネルの蛍光体としては、Zn
S:Cu,Al(ジンクサルファイドカッパーアルミ)
からなる、色度座標(x,y)が(0.280,0.5
95)のものが、Bチャンネルの蛍光体としては、Zn
S:Ag(ジンクサルファイドシルバー)からなる、色
度座標(x,y)が(0.155,0.070)のもの
が、それぞれ用いられる。
【0028】このCRT10に対しては、R,G,Bの
電子ビーム1R,1G,1Bの電流値を測定するビーム
電流値センサ17と、蛍光面18aにおけるR,G,B
チャンネルの輝度、および外部の輝度を測定する輝度セ
ンサ19とを設ける。
【0029】電源偏向コンバージェンス部20は、CR
T10の電源回路、偏向回路、画像位置制御回路および
コンバージェンス回路からなる。
【0030】ビデオ信号増幅部30は、これからのR,
G,Bの原色駆動信号をCRT10にグリッド制御信号
として供給するとともに、CRT10のカソード11
R,11G,11Bから電流がフィードバックされる。
【0031】ビーム電流値モニタ部41は、ビーム電流
値センサ17の測定出力を取り込んで比較部43に送出
し、白色点輝度モニタ部42は、輝度センサ19の測定
出力を取り込んで比較部43に送出する。比較部43
は、後述するように、その測定値データをデータベース
部60に蓄えられている基準データと比較する。
【0032】演算処理部50は、コンピュータ本体部分
で、CPU51、CPU51が実行すべきプログラムな
どが書き込まれたROM52、およびCPU51のワー
クエリアを構成するRAM53を有し、後述するデジタ
ルカウントなどのデータを生成処理する。
【0033】データベース部60は、白色点校正後の電
流値データ、相関色温度データ、CRT使用経過時間デ
ータ、RGB使用頻度データなどのデータを蓄積するも
のである。
【0034】フレームバッファ71は、1フレーム分の
画像データを蓄えるものであり、DLUT(ダイレクト
ルックアップテーブル)72は、後述するデジタルカウ
ントの対応テーブルが書き込まれるものである。
【0035】ビデオ信号発生部80は、DLUT72ま
たはデータベース部60から読み出された画像データ
を、CRT駆動用のR,G,Bの原色信号Vs(Vr,
Vg,Vb)に変換して、CRTインタフェース90を
介してビデオ信号増幅部30に出力する。
【0036】〔請求項1の発明の実施形態〕CRT10
のR,G,Bチャンネルの蛍光体の色度座標(x,y)
は、三刺激値(Xr,Yr,Zr),(Xg,Yg,Z
g),(Xb,Yb,Zb)に変換される。R,G,B
チャンネルの駆動電流(ビーム電流)は、演算処理部5
0で発生させるデジタルカウントdr,dg,dbの値
によって決定される。
【0037】ここで、R,G,Bチャンネルの蛍光体に
よる輝度をYr,Yg,Ybとし、最終的に合成される
色の三刺激値を(X,Y,Z)とすると、その三刺激値
(X,Y,Z)は、図4の式(1)で表される。ただ
し、式(1)中のR,G,Bは、同図の式(2)で表さ
れる。
【0038】ここで、式(2)中のkgrはRチャンネ
ルのゲイン、korはRチャンネルのオフセット、γr
はRチャンネルのガンマであり、kgg,kog,γg
は、それぞれGチャンネルのゲイン、オフセット、ガン
マ、kgb,kob,γbは、それぞれBチャンネルの
ゲイン、オフセット、ガンマである。
【0039】このようにして、最終的に合成される色の
三刺激値(X,Y,Z)から、図4に示す式(3)によ
って、最終的に合成される色のCIELAB値が求めら
れる。ただし、(Xw,Yw,Zw)は、白色点の三刺
激値である。
【0040】このとき、以下の手順で、外部環境の影響
を補正する。まず、輝度センサ19によって、蛍光面1
8aにおけるR,G,Bチャンネルの輝度、および外部
の輝度を測定し、その測定値データを、白色点輝度モニ
タ部41を通じて比較部43に送る。
【0041】比較部43では、送られた測定値データを
データベース部60に蓄えられている基準データと比較
し、その比較結果に応じて、R,G,Bチャンネルの駆
動電流についての設定値を変更する。
【0042】例えば、外部の輝度に応じて、3段階の設
定値を設ける。具体的に、外部の輝度が35cd/m2
未満のときには、CIELAB値を算出する図4の式
(3)における指数を1/2とし、外部の輝度が35c
d/m2以上、75cd/m2未満のときには、式(3)
における指数を通常どおりの1/3とし、外部の輝度が
75cd/m2以上のときには、式(3)における指数
を2/3とする。
【0043】実際に用いる指数と外部輝度との関係は、
外部輝度にかかわらず色の見えが一定となるように、前
もって対応させておけばよく、必ずしも、上記の値に設
定しなければならないものではない。
【0044】以上のような非常に簡単な方法によって、
外部環境の影響を補正して、『色の見え』を常にほぼ一
定に保持することができる。
【0045】実際には、以上の補正に基づいて所望のC
IELAB値(L*,a*,b*)に対応する三刺激値
(X,Y,Z)を算出し、式(1)(2)(3)を逆変
換して適切なデジタルカウントdr,dg,dbを決定
する。図5は、このようにして求められた、異なる外部
環境ごとのデジタルカウントdr,dg,dbの対応テ
ーブルの例である。
【0046】そして、この対応テーブルをDLUT72
としてシステムに組み込んでおき、演算処理部50は、
輝度センサ19からの測定値に応じて、そのDLUT7
2の対応テーブルにより、デジタルカウントdr,d
g,dbを読み替えて出力するようにする。したがっ
て、外部環境にかかわらず『色の見え』が常にほぼ一定
となる色再現を達成することができる。
【0047】〔請求項2の発明の実施形態〕デジタルカ
ウントdr,dg,dbに対応する、最終的に合成され
る色のCIELAB値は、式(1)(2)(3)によっ
て求められるが、上述したように、これにより合成され
る色は、CIELAB3次元ユークリッド空間において
等歩度になっていない。
【0048】そこで、この実施形態では、式(1)
(2)を逆変換して、所望の等歩度のCIELAB値
(L*,a*,b*)に対応する三刺激値(X,Y,Z)
を、適切なデジタルカウントdr’,dg’,db’に
変換し、これを既存のデジタルカウントdr,dg,d
bとの対応テーブルとして、DLUT72に組み込んで
おく。
【0049】すなわち、既存のデジタルカウントdr,
dg,dbと、これにより再現される色のCIELAB
値とが、図6に示すような関係にあるとき、隣り合うス
テップ同士の再現される色の差が一定になるようなデジ
タルカウントdr,dg,dbを選び出し、それをデジ
タルカウントdr’,dg’,db’として、デジタル
カウントdr,dg,dbと対応づけて、DLUT72
に書き込んでおく。
【0050】そして、演算処理部50は、そのDLUT
72の対応テーブルによって、デジタルカウントdr,
dg,dbをデジタルカウントdr’,dg’,db’
に読み替えて出力するようにする。
【0051】これによれば、高発光色(高濃度色)また
は低発光色(低濃度色)に偏った階調配分の画像再現が
回避されて、どのような画像が入力されても一様な階調
再現が可能になる。
【0052】〔請求項3の発明の実施形態〕白色点にお
けるR,G,Bチャンネルの駆動電流は、色温度によっ
て変化し、例えば、HDTVの白色点の色温度9300
Kの場合と色温度6500Kの場合とでは、 9300K…R:270μA,G:230μA,B:270μA 6500K…R:315μA,G:227μA,B:198μA である。
【0053】CRT10の白色点の変動は、カソード1
1R,11G,11Bの化学的ないし物理的な劣化、
R,G,Bチャンネルの蛍光体の劣化、またはパネルガ
ラス18の透過率の劣化などによって引き起こされる。
【0054】そこで、この実施形態では、輝度センサ1
9によって測定したR,G,Bチャンネルの輝度値に基
づいて、データベース部60に蓄えられている相関色温
度データによって、例えば、HDTVの白色点の色温度
9300Kの場合には、次の式(4)(5)、 y=−3.55×x+1.371 …(4) z=1−x−y …(5) を満足するような色度座標(x,y)を設定しておく。
【0055】そして、カソード11R,11G,11B
の劣化、蛍光体の劣化、またはパネルガラス18の透過
率の劣化などによって白色点が変動した場合には、式
(4)(5)に従って、白色点の色温度が一定になるよ
うにxまたはyを調整する。通常は、Rチャンネルの駆
動電流が大きく、調整の余裕が少ないので、Gチャンネ
ルまたはBチャンネルの電流量を調整して、白色点の色
温度が一定になるようにする。
【0056】これによれば、式(4)(5)のように簡
単な一次式で近似した場合でも、色温度の変動が少なく
なり、見た目の白色度が一定に保持される。
【0057】〔その他の実施形態〕上述した各実施形態
は、いずれも画像表示部としてCRTを用いる場合であ
るが、この発明は、画像表示部として液晶表示素子など
を用いる場合にも適用することができる。液晶表示素子
の場合には、CRTの場合のビーム電流に代えて、例え
ば背景部光源からの光を透過させる各色のフィルタの透
過率を制御することによって、表示輝度を補正すること
ができる。
【0058】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明によれ
ば、簡単かつ確実に、外部環境の変化にかかわらず『色
の見え』を常にほぼ一定に保持することができる。
【0059】請求項2の発明によれば、簡単かつ確実
に、表示される色につき人の目にほぼ等間隔となる配分
の階調再現を得ることができる。
【0060】請求項3の発明によれば、簡単かつ確実
に、画像表示部を構成する蛍光体またはその他の構成要
素の経時劣化による白色点の変動を修正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカラー画像表示装置の一実施形態を
示す図である。
【図2】CRTに用いられる蛍光体の一例を示す図であ
る。
【図3】図2の蛍光体の色度座標を示す図である。
【図4】デジタルカウント値からCIELAB値に変換
する式を示す図である。
【図5】デジタルカウント読み替え用テーブルの例を示
す図である。
【図6】デジタルカウント値と再現される色のCIEL
AB値との関係の例を示す図である。
【符号の説明】
1R,1G,1B 電子ビーム 10 CRT 11R,11G,11B カソード 13 グリッド 18 パネルガラス 18a 蛍光面 19 輝度センサ 42 白色点輝度モニタ部 50 演算処理部 72 DLUT

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを生成または処理する演算処理部
    と、 この演算処理部からの画像データに基づいてカラー画像
    を表示する、CRTまたはその他の表示手段からなる画
    像表示部と、 前記演算処理部で得られる画像表示に係るデータを読み
    替えるデータ読み替え手段とを備え、 前記データ読み替え手段によるデータの読み替えによっ
    て、外部環境に応じて前記画像表示部の表示輝度を補正
    することを特徴とするカラー画像表示装置。
  2. 【請求項2】データを生成または処理する演算処理部
    と、 この演算処理部からの画像データに基づいてカラー画像
    を表示する、CRTまたはその他の表示手段からなる画
    像表示部と、 前記演算処理部で得られる画像表示に係るデータを読み
    替えるデータ読み替え手段とを備え、 前記データ読み替え手段によるデータの読み替えによっ
    て、前記画像表示部で表示される色のCIELAB値が
    ほぼ等歩度になるように、前記画像表示部の表示輝度を
    補正することを特徴とするカラー画像表示装置。
  3. 【請求項3】データを生成または処理する演算処理部
    と、 この演算処理部からの画像データに基づいてカラー画像
    を表示する、CRTまたはその他の表示手段からなる画
    像表示部と、 前記演算処理部で得られる画像表示に係るデータを補正
    するデータ補正手段とを備え、 前記データ補正手段によるデータの補正によって、前記
    画像表示部を構成する蛍光体またはその他の構成要素の
    経時劣化による白色点の変動を修正することを特徴とす
    るカラー画像表示装置。
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