JPH116733A - 流体回転式角速度センサ - Google Patents

流体回転式角速度センサ

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Publication number
JPH116733A
JPH116733A JP19631297A JP19631297A JPH116733A JP H116733 A JPH116733 A JP H116733A JP 19631297 A JP19631297 A JP 19631297A JP 19631297 A JP19631297 A JP 19631297A JP H116733 A JPH116733 A JP H116733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
angular velocity
fluid
velocity sensor
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19631297A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hosoi
隆志 細居
Nariaki Kuriyama
斉昭 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP19631297A priority Critical patent/JPH116733A/ja
Publication of JPH116733A publication Critical patent/JPH116733A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャイロ式による角速度センサにあって、何
ら回転機構を設けることなく角速度を検出して、マイク
ロマシニング加工による超小形化を有効に図ることがで
きるようにする。 【構成】 リングの円心部分で傾動可能なように支持さ
れた中空状のリングを流路として、そのリングの流路内
に封入された流体を循環させる手段と、そのリングの流
路まわりに角速度が加わったときに生ずるリングの傾動
による変位を検出する手段とによってジャイロ式による
角速度センサを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジャイロ式による角速
度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジャイロ式による角速度センサに
あっては、高速回転するコマに角速度運動が加わったと
きに生ずるコリオリの力によってそのコマが傾動する方
向およびその変位量を求めることにより、角速度を検出
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来のジャイロ式による角速度センサでは、高速
回転機構を有するために耐久性、信頼性の面からして製
造上小形化するには限界があるということである。
【0004】また、高精度な角速度センサを実現するた
めには高速回転機構の非常な加工精度が要求されるもの
となっており、技術的に難しいものになっていることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による流体回転式
角速度センサは、ジャイロ式によるものにあって、何ら
回転機構を有することなく角速度を検出できるようにす
るべく、リングの円心部分で傾動可能なように支持され
た中空状のリングを流路として、そのリングの中空部分
に封入された流体を循環させる手段と、そのリングの流
路まわりに角速度が加わったときに生ずるリングの傾動
による変位を検出する手段とを設けるようにしている。
【0006】
【実施例】本発明による流体回転式角速度センサにあっ
ては、図1および図2に示すように、複数のリム1を介
して中心部分に筒体2が設けられたリング3が、基板4
に設けられた支柱5に対して、その先端に筒体2の部分
を載せることによって中心部分で傾動可能なように支持
されている。
【0007】そのリング3には、図3に示すように、中
空状の流路6が形成されており、その流路6内に流体が
封入されている。そして、リング3部分に形成されたポ
ンプ(図示せず)によって、流体が流路6内を一方向に
循環して流れるようになっている。図1中、矢印は流体
の流れる方向を示している。
【0008】リング3は、凹溝が形成された下側基板3
1と、その凹溝を閉塞して流路6が形成されるように下
側基板31に接着される上側基板32とからなってお
り、何れも半導体基板をエッチングするマイクロマシニ
ング加工によって形成されている。
【0009】ポンプとしては、例えば、図6に示すよう
に、ピエゾ素子11を駆動源として、半導体基板12,
13をエッチングすることによってダイアフラム14、
吸入孔15および吸入弁16、吐出孔17および吐出弁
18が形成されたマイクロポンプをリング3部分に一体
的に形成するようにする。
【0010】あるいはまた、流路6内に電極を設けると
ともに、流体としてアルコールなどのイオン性のある液
体を用いて、外部から電界をかけることにより流体を静
電力によって循環させるEHDポンプ(静電ポンプ)を
形成するようにする。
【0011】このように構成された流体回転式角速度セ
ンサでは、図1に示すように、角速度運動が加わってリ
ング3の流路まわりに角速度ωが作用すると、垂直方向
にコリオリの力Fが働いてリング3が傾動する。しかし
て、そのときのリング3の傾動の方向およびその変位量
を測定することによって、リング3に加わる角速度ωを
検出できるようになる。
【0012】その際、リング3の流路6を循環する流体
の速度を高めることで、角速度ωの検出精度を容易に高
めることができるようになる。
【0013】リング3に角速度ωが加わったときに生ず
るリングの傾動による変位を検出する具体的な手段とし
ては、例えば、図4に示すように、リング3の下面に等
間隔に複数の電極7を設けるとともに、基板4側にそれ
ぞれ対向する電極8を設けて、各対向する電極7,8間
の静電容量の変化状態を検出することによって、リング
3に角速度ωが作用したときの方向およびその大きさを
求めるようにする。
【0014】あるいはまた、図5に示すように、リング
3の上方に電極取付板9を設けて、リング3に対向する
ように複数の電極10を等間隔に設けるとともに、リン
グ3を挟むようにして基板4上にそれぞれ対向する電極
8を設けて、各対向する電極8,10間の電圧が一定に
なるようなサーボ式による定位置制御を行う。そして、
リング3が傾動したときのフィードバック制御の位置お
よびその制御量からリング3に作用する角速度ωの方向
および大きさを求めるようにする。
【0015】以上のように構成された本発明による流体
回転式角速度センサによれば、回転機構を何らもたない
ため、性能劣化や破損がなくなって耐久性や信頼性が向
上し、マイクロマシニング加工による超小形化を有効に
図ることができるようになる。また、従来のジャイロコ
マで問題となる加速度に対する誤検出を有効に抑制でき
るようになる。
【0016】また、本発明によれば、回転媒体となる流
体がリング3の流路6内に封入されているために、気圧
変化や風などの外乱の影響を受けにくく、従来のように
センサ本体を真空ケース内に収納するような必要がなく
なる。
【0017】さらに、本発明によれば、回転機構による
ことなく流体をリング3の流路6内で回転させるように
しているために、回転が安定するまでの立上りを迅速に
行わせることができるようになる。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明による流体回転式角速度セ
ンサは、リングの円心部分で傾動可能なように支持され
た中空状のリングを流路として、そのリングの中空部分
に封入された流体を循環させて、角速度が加わったとき
に生ずるリングの傾動による変位を検出するようにした
もので、ジャイロ式によるものにあって何ら回転機構を
設けることなく角速度を精度良く検出することができ、
耐久性や信頼性が向上し、マイクロマシニング加工によ
る超小形化を有効に図ることができるという利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流体回転式角速度センサの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】同実施例における流体回転式角速度センサの正
面図である。
【図3】同実施例におけるリング部分の断面図である。
【図4】リングの傾動による変位を検出するための手段
の一例を示す正面図である。
【図5】リングの傾動による変位を検出するための手段
の他の例を示す正面図である。
【図6】マイクロポンプの一構成例を示す正断面図であ
る。
【符号の説明】
3 リンク 4 基板 6 流路 7 電極 8 電極 10 電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングの円心部分で傾動可能なように支
    持された中空状のリングを流路として、そのリングの流
    路内に封入された流体を循環させる手段と、そのリング
    の流路まわりに角速度が加わったときに生ずるリングの
    傾動による変位を検出する手段とによって構成された流
    体回転式角速度センサ。
  2. 【請求項2】 中空状のリングを半導体基板のエッチン
    グによるマイクロマシニング加工によって形成したこと
    を特徴とする前記第1項の記載による流体回転式角速度
    センサ。
  3. 【請求項3】 リング部分にピエゾ式によるマイクロポ
    ンプを一体的に形成したことを特徴とする前記第2項の
    記載による流体回転式角速度センサ。
  4. 【請求項4】 流路内に電極を形成するとともに、流体
    としてイオン性のある液体を用いて、外部から電界をか
    けることによって流体を静電力によって循環させる静電
    ポンプを形成したことを特徴とする前記第2項の記載に
    よる流体回転式角速度センサ。
JP19631297A 1997-06-17 1997-06-17 流体回転式角速度センサ Pending JPH116733A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19631297A JPH116733A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 流体回転式角速度センサ

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JP19631297A JPH116733A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 流体回転式角速度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH116733A true JPH116733A (ja) 1999-01-12

Family

ID=16355724

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4796673A (en) * 1986-04-15 1989-01-10 Taisei Corporation Reproduction process of the existing pipeline
US4848407A (en) * 1987-06-30 1989-07-18 Chevron Research Company Pipeline rehabilitation method utilizing articulated gasketed-joint pipe
KR101040265B1 (ko) 2010-09-29 2011-06-09 엘아이지넥스원 주식회사 이동체의 각속도 측정장치
JP2022052000A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ブルーボード 船舶用減揺装置
CN115615415A (zh) * 2022-12-19 2023-01-17 西安航天精密机电研究所 一种高精度陀螺仪、陀螺仪浮子静平衡工装及方法

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