JPH1166271A - 画像合成方法および画像合成装置 - Google Patents
画像合成方法および画像合成装置Info
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- JPH1166271A JPH1166271A JP9216843A JP21684397A JPH1166271A JP H1166271 A JPH1166271 A JP H1166271A JP 9216843 A JP9216843 A JP 9216843A JP 21684397 A JP21684397 A JP 21684397A JP H1166271 A JPH1166271 A JP H1166271A
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- Japan
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- pixel value
- coefficient
- mixing
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T15/00—3D [Three Dimensional] image rendering
- G06T15/50—Lighting effects
- G06T15/503—Blending, e.g. for anti-aliasing
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2200/00—Indexing scheme for image data processing or generation, in general
- G06T2200/28—Indexing scheme for image data processing or generation, in general involving image processing hardware
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Graphics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードウェアの規模を大きくしたり処理速度
を低下させることなく混合画像を合成できる画像生成方
法および画像生成装置を提供する。 【解決手段】 各々が3つの色情報成分と1つの付加情
報成分とを有する第1の画素値および第2の画像の画素
値の差を減算手段13で計算する。上記の各画像は、い
ずれか一方の全ての画素値が0であってもよい。この減
算結果に乗算手段15で混合係数を乗じる。この混合係
数は、上記の第1および第2の画像の画素値の付加情報
成分または固定値のいずれか一つが選択され、その各成
分が同一の値とされる。そして、この乗算結果に加算手
段17で上記2つの画像のいずれかの画素値を加算して
混合画像を得る。
を低下させることなく混合画像を合成できる画像生成方
法および画像生成装置を提供する。 【解決手段】 各々が3つの色情報成分と1つの付加情
報成分とを有する第1の画素値および第2の画像の画素
値の差を減算手段13で計算する。上記の各画像は、い
ずれか一方の全ての画素値が0であってもよい。この減
算結果に乗算手段15で混合係数を乗じる。この混合係
数は、上記の第1および第2の画像の画素値の付加情報
成分または固定値のいずれか一つが選択され、その各成
分が同一の値とされる。そして、この乗算結果に加算手
段17で上記2つの画像のいずれかの画素値を加算して
混合画像を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を混合
して新たな画像を合成する画像合成方法および画像合成
装置に関する。
して新たな画像を合成する画像合成方法および画像合成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィックコンピュータ,ゲーム機,
ビデオ機器などでは、所定の混合率情報に従って複数の
画像を混合して新たな画像を合成することが行われてい
る。
ビデオ機器などでは、所定の混合率情報に従って複数の
画像を混合して新たな画像を合成することが行われてい
る。
【0003】図4は、2つの画像を混合して新たな画像
を合成する様子を模式的に示している。この例では、第
1の画像の画素値と第2の画像42の画素値を、それぞ
れ0.5倍して足し合わせることにより、第3の画像4
3が合成される様子を表している。すなわち、第1の画
像41の三角形状の部分41Aと、第2の画像42の左
半分の部分42Lは、その濃度がそれぞれ0.5倍され
て重ね合わされることにより第3の画像43のような合
成画像とされる。
を合成する様子を模式的に示している。この例では、第
1の画像の画素値と第2の画像42の画素値を、それぞ
れ0.5倍して足し合わせることにより、第3の画像4
3が合成される様子を表している。すなわち、第1の画
像41の三角形状の部分41Aと、第2の画像42の左
半分の部分42Lは、その濃度がそれぞれ0.5倍され
て重ね合わされることにより第3の画像43のような合
成画像とされる。
【0004】このような画像の合成方法として、足し合
わされる画像の数や混合率情報の与え方などがそれぞれ
異なる種々の方法が定義されているが、そのなかで、
「OpenGL」がコンピュータグラフィックスにおけ
る実質的な標準インタフェースとされている。そこで、
以下の説明では、この「OpenGL」を基本として説
明する。
わされる画像の数や混合率情報の与え方などがそれぞれ
異なる種々の方法が定義されているが、そのなかで、
「OpenGL」がコンピュータグラフィックスにおけ
る実質的な標準インタフェースとされている。そこで、
以下の説明では、この「OpenGL」を基本として説
明する。
【0005】なお、「OpenGL」は、その原型が米
国のシリコングラフィックス(SiliconGraphics )社で
作られたものであり、現在はOpenGLアーキテクチ
ャ検討委員会(ARB:Architecture Review Board )
により管理されている。
国のシリコングラフィックス(SiliconGraphics )社で
作られたものであり、現在はOpenGLアーキテクチ
ャ検討委員会(ARB:Architecture Review Board )
により管理されている。
【0006】第1の画像の画素値をCs ,第2の画像の
画素値をCd とすると、これらは(1),(2)式で表
される。
画素値をCd とすると、これらは(1),(2)式で表
される。
【0007】 Cs = (Rs,Gs,Bs,As) (1) Cd = (Rd,Gd,Bd,Ad) (2) Rs ,Gs ,Bs は、第1の画像の画素の色情報であ
り、それぞれR(赤),G(緑),B(青)の3原色を
表す成分に相当する。また、As は、第1の画像の画素
の付加情報であり、アルファ情報などとも呼ばれる。同
様に、Rd ,Gd,Bd は第2の画像の画素の色情報で
あり、Ad は第2の画像の画素の付加情報である。
り、それぞれR(赤),G(緑),B(青)の3原色を
表す成分に相当する。また、As は、第1の画像の画素
の付加情報であり、アルファ情報などとも呼ばれる。同
様に、Rd ,Gd,Bd は第2の画像の画素の色情報で
あり、Ad は第2の画像の画素の付加情報である。
【0008】画像データは、一般に8ビット単位で表さ
れるため、上記の3つの色情報成分は24ビットで表さ
れることになる。しかし、例えば32ビット単位で画像
データを取り扱うようにされている各種の情報機器にお
いては、8ビット分の空きチャンネルが生じることにな
る。そこで、この8ビット分の空きチャンネルを用い
て、上記の付加情報As ,Ad を色情報と共に取り扱う
ようにしている。
れるため、上記の3つの色情報成分は24ビットで表さ
れることになる。しかし、例えば32ビット単位で画像
データを取り扱うようにされている各種の情報機器にお
いては、8ビット分の空きチャンネルが生じることにな
る。そこで、この8ビット分の空きチャンネルを用い
て、上記の付加情報As ,Ad を色情報と共に取り扱う
ようにしている。
【0009】第1の画像を第2の画像と混合する際に第
1の画像に乗じられる混合係数Sは、以下の(3−1)
式〜(3−8)式で与えられる8通りである。
1の画像に乗じられる混合係数Sは、以下の(3−1)
式〜(3−8)式で与えられる8通りである。
【0010】 S = (0,0,0,0) (3−1) または = (1,1,1,1) (3−2) または = (Rd、Gd,Bd,Ad) (3−3) または = (1,1,1,1)−(Rd,Gd,Bd,Ad) (3−4) または = (As,As,As,As) (3−5) または = (1,1,1,1)−(As,As,As,As) (3−6) または = (Ad,Ad,Ad,Ad) (3−7) または = (1,1,1,1)−(Ad,Ad,Ad,Ad) (3−8) 同様に、第2の画像を第1の画像と混合する際に第2の
画像に乗じられる混合係数Dは、以下の(4−1)式〜
(4−8)式で与えられる8通りである。
画像に乗じられる混合係数Dは、以下の(4−1)式〜
(4−8)式で与えられる8通りである。
【0011】 D = (0,0,0,0) (4−1) または = (1,1,1,1) (4−2) または = (Rs,Gs,Bs,As) (4−3) または = (1,1,1,1)−(Rs,Gs,Bs,As) (4−4) または = (As,As,As,As) (4−5) または = (1,1,1,1)−(As,As,As,As) (4−6) または = (Ad,Ad,Ad,Ad) (4−7) または = (1,1,1,1)−(Ad,Ad,Ad,Ad) (4−8) 従って、これらの混合係数を用いて第1の画像と第2の
画像を混合する際の組み合わせは、8×8=64通りあ
る。
画像を混合する際の組み合わせは、8×8=64通りあ
る。
【0012】上記の混合を行って得られる画像の画素値
Cb は、(5)式で与えられる。ただし、計算は全て成
分毎に行なうものとする。
Cb は、(5)式で与えられる。ただし、計算は全て成
分毎に行なうものとする。
【0013】 Cb = Cs * S + Cd * D (5) 図5は、(5)式を用いて2つの画像の混合計算を実行
するための画像混合回路の構成例を示している。
するための画像混合回路の構成例を示している。
【0014】MUX51およびMUX53は、(3−
1)式〜(3−8)式および(4−1)式〜(4−8)
式で与えられる、各画像の画素値に対する8通りずつの
混合係数のうちのいずれか一つを選択する選択手段であ
る。MUX51からは、第1の画像についての混合係数
Sが出力され、乗算手段52で第1の画像の画素値Cs
と乗算される。同様に、MUX53からは、第2の画像
の混合係数Dが出力され、乗算手段54で第2の画像の
画素値Cd と乗算される。
1)式〜(3−8)式および(4−1)式〜(4−8)
式で与えられる、各画像の画素値に対する8通りずつの
混合係数のうちのいずれか一つを選択する選択手段であ
る。MUX51からは、第1の画像についての混合係数
Sが出力され、乗算手段52で第1の画像の画素値Cs
と乗算される。同様に、MUX53からは、第2の画像
の混合係数Dが出力され、乗算手段54で第2の画像の
画素値Cd と乗算される。
【0015】そして、乗算手段52および乗算手段54
からの出力が、加算手段55で足し合わされて合成画像
(Cs * S + Cd * D)が出力される。
からの出力が、加算手段55で足し合わされて合成画像
(Cs * S + Cd * D)が出力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、(5)式を
用いて合成画像を生成するためには、各画像の成分ごと
に、2回の乗算と1回の加算が必要である。
用いて合成画像を生成するためには、各画像の成分ごと
に、2回の乗算と1回の加算が必要である。
【0017】一般に、乗算処理には加算処理よりも時間
がかかり、しかも乗算器の回路規模は加算器の回路規模
よりも大きいのが通常であるため、上記の混合係数S,
Dの全ての組み合わせに対して画像混合計算を実行する
ように構成すると、ハードウェアの規模が大きくなって
しまうという問題がある。
がかかり、しかも乗算器の回路規模は加算器の回路規模
よりも大きいのが通常であるため、上記の混合係数S,
Dの全ての組み合わせに対して画像混合計算を実行する
ように構成すると、ハードウェアの規模が大きくなって
しまうという問題がある。
【0018】本発明は、このような問題を解決するため
に行われたものであり、ハードウェアの規模を大きくす
ることなく、高速に計算を行うことができる画像合成方
法および画像合成装置を提供することを目的としてい
る。
に行われたものであり、ハードウェアの規模を大きくす
ることなく、高速に計算を行うことができる画像合成方
法および画像合成装置を提供することを目的としてい
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに提案する本発明の画像合成方法は、第1の画像と第
2の画像とを混合して合成画像を得る画像合成方法にお
いて、第1の画像の画素値に第1の係数を乗じる第1の
乗算工程と、第2の画像の画素値に第2の係数を乗じる
第2の乗算工程と、上記第1の係数が乗じられた第1の
画像の画素値と、上記第2の係数が乗じられた第2の画
像の画素値とを加算する加算工程とを有し、上記第1お
よび第2の係数のいずれか一方が1または0であり、ま
たは上記2つの係数の和が1であることを特徴とするも
のである。
めに提案する本発明の画像合成方法は、第1の画像と第
2の画像とを混合して合成画像を得る画像合成方法にお
いて、第1の画像の画素値に第1の係数を乗じる第1の
乗算工程と、第2の画像の画素値に第2の係数を乗じる
第2の乗算工程と、上記第1の係数が乗じられた第1の
画像の画素値と、上記第2の係数が乗じられた第2の画
像の画素値とを加算する加算工程とを有し、上記第1お
よび第2の係数のいずれか一方が1または0であり、ま
たは上記2つの係数の和が1であることを特徴とするも
のである。
【0020】また、上記の課題を解決するために提案す
る本発明の別の画像合成方法は、第1の画像と第2の画
像とを混合して合成画像を得る画像合成方法において、
第1の画像の画素値と第2の画像の画素値との差を求め
る減算工程と、上記減算結果に選択された混合係数を乗
算する乗算工程と、上記乗算結果と上記第1または第2
の選択された画像の画素値とを加算する加算工程とを有
することを特徴とするものである。
る本発明の別の画像合成方法は、第1の画像と第2の画
像とを混合して合成画像を得る画像合成方法において、
第1の画像の画素値と第2の画像の画素値との差を求め
る減算工程と、上記減算結果に選択された混合係数を乗
算する乗算工程と、上記乗算結果と上記第1または第2
の選択された画像の画素値とを加算する加算工程とを有
することを特徴とするものである。
【0021】また、上記の課題を解決するために提案す
る本発明の画像合成装置は、第1の画像と第2の画像と
を混合して合成画像を得る画像合成装置において、第1
の画像の画素値に第1の係数を乗じる第1の乗算手段
と、第2の画像の画素値に第2の係数を乗じる第2の乗
算手段と、上記第1の係数が乗じられた第1の画像の画
素値と、上記第2の係数が乗じられた第2の画像の画素
値とを加算する加算手段とを備え、上記第1および第2
の係数のいずれか一方が1または0であり、または上記
2つの係数の和が1であることを特徴とするものであ
る。
る本発明の画像合成装置は、第1の画像と第2の画像と
を混合して合成画像を得る画像合成装置において、第1
の画像の画素値に第1の係数を乗じる第1の乗算手段
と、第2の画像の画素値に第2の係数を乗じる第2の乗
算手段と、上記第1の係数が乗じられた第1の画像の画
素値と、上記第2の係数が乗じられた第2の画像の画素
値とを加算する加算手段とを備え、上記第1および第2
の係数のいずれか一方が1または0であり、または上記
2つの係数の和が1であることを特徴とするものであ
る。
【0022】また、上記の課題を解決するために提案す
る本発明の別の画像合成装置は、第1の画像と第2の画
像とを混合して合成画像を得る画像合成装置において、
第1の画像の画素値と第2の画像の画素値との差を求め
る減算手段と、上記減算結果に選択された混合係数を乗
算する乗算手段と、上記乗算結果と上記第1または第2
の選択された画像の画素値と加算する加算手段とを備え
ることを特徴とするものである。
る本発明の別の画像合成装置は、第1の画像と第2の画
像とを混合して合成画像を得る画像合成装置において、
第1の画像の画素値と第2の画像の画素値との差を求め
る減算手段と、上記減算結果に選択された混合係数を乗
算する乗算手段と、上記乗算結果と上記第1または第2
の選択された画像の画素値と加算する加算手段とを備え
ることを特徴とするものである。
【0023】上記の本発明によれば、ハードウェアの回
路構成を大きくすることなく、高速に計算を行うことが
できる画像合成方法および画像合成装置を提供できる。
路構成を大きくすることなく、高速に計算を行うことが
できる画像合成方法および画像合成装置を提供できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態について説明する。
形態について説明する。
【0025】前述したように、コンピュータグラフィッ
クスの標準インタフェースとされる「OpenGL」で
は、2つの画像を混合して新たな画像を合成する際に、
混合割合を示す混合係数を各画像に対して8通りずつ定
義している。このため、混合係数の組み合わせは8×8
=64通りもある。
クスの標準インタフェースとされる「OpenGL」で
は、2つの画像を混合して新たな画像を合成する際に、
混合割合を示す混合係数を各画像に対して8通りずつ定
義している。このため、混合係数の組み合わせは8×8
=64通りもある。
【0026】しかし、通常使用される画像の混ぜ合わせ
方は、物理的な意味がある場合だけに限られており、上
記の64通りの組み合わせが全て実行されることは希で
ある。従って、画像混合方法および画像混合装置は、物
理的に意味がある組み合わせだけを実現できれば実用上
の機能は十分である。
方は、物理的な意味がある場合だけに限られており、上
記の64通りの組み合わせが全て実行されることは希で
ある。従って、画像混合方法および画像混合装置は、物
理的に意味がある組み合わせだけを実現できれば実用上
の機能は十分である。
【0027】本発明は、このことを利用して、64通り
が定義されている混合係数の従来の組み合わせのうち、
特定の組み合わせだけを選択することにより、ハードウ
ェアの規模を大きくすることなく所定の時間内に画像混
合計算を行なうことができる画像混合方法および画像混
合装置を提供するものである。
が定義されている混合係数の従来の組み合わせのうち、
特定の組み合わせだけを選択することにより、ハードウ
ェアの規模を大きくすることなく所定の時間内に画像混
合計算を行なうことができる画像混合方法および画像混
合装置を提供するものである。
【0028】第1の画像の画素値Cs および第2の画像
の画素値をCd は、前述したように(1),(2)式で
表される。
の画素値をCd は、前述したように(1),(2)式で
表される。
【0029】 Cs = (Rs,Gs,Bs,As) (1) Cd = (Rd,Gd,Bd,Ad) (2) また、この2つの画像を混合して得られる合成画像の画
素値Cb は、第2の画像と混合する際に第1の画像に乗
じられる混合係数Sと、第1の画像と混合する際に第2
の画像に乗じられる混合係数Dとを用いて、前述したよ
うに(5)式で与えられる。
素値Cb は、第2の画像と混合する際に第1の画像に乗
じられる混合係数Sと、第1の画像と混合する際に第2
の画像に乗じられる混合係数Dとを用いて、前述したよ
うに(5)式で与えられる。
【0030】 Cb = Cs * S + Cd * D (5) 次に、本発明の画像合成方法における混合係数の特定の
組み合わせと、その物理的な意味について説明する。
組み合わせと、その物理的な意味について説明する。
【0031】本発明では、2つの画像を混合する際の混
合係数の組み合わせとして、以下に示す<組合せ1>か
ら<組合せ10>までの10通りを選択する。
合係数の組み合わせとして、以下に示す<組合せ1>か
ら<組合せ10>までの10通りを選択する。
【0032】<組合せ1> S=(As,As,As,As) D=(1,1,1,1)−(As,As,As,As) この組み合わせは、第1の画像に付随する混合係数で、
第1の画像と第2の画像を重み付け加算する場合に用い
られる。
第1の画像と第2の画像を重み付け加算する場合に用い
られる。
【0033】<組合せ2> S=(1,1,1,1)−(Ad,Ad,Ad,Ad) D=(Ad,Ad,Ad,Ad) この組み合わせは、第2の画像に付随する混合係数で、
第1の画像と第2の画像を重み付け加算する場合に用い
られる。
第1の画像と第2の画像を重み付け加算する場合に用い
られる。
【0034】<組合せ3> S=(fix ,fix ,fix ,fix ) D=(1,1,1,1)−(fix ,fix ,fix ,fix ) この組み合わせは、固定の混合係数で第1の画像と第2
の画像を重み付け加算する場合に用いられる。
の画像を重み付け加算する場合に用いられる。
【0035】<組合せ4> S=(fix ,fix ,fix ,fix ) D=(1,1,1,1) この組み合わせは、固定の混合係数で第1の画像を定数
倍したものと第2の画像を加算する場合に用いられる。
倍したものと第2の画像を加算する場合に用いられる。
【0036】<組合せ5> S=(As,As,As,As) D=(1,1,1,1) この組み合わせは、第1の画像に付随する混合係数で第
1の画像を定数倍したものと第2の画像を加算する場合
に用いられる。
1の画像を定数倍したものと第2の画像を加算する場合
に用いられる。
【0037】<組合せ6> S=(−fix ,−fix ,−fix ,−fix ) D=(1,1,1,1) この組み合わせは、第2の画像から固定の混合係数で第
1の画像を定数倍したものを減算する場合に用いられ
る。
1の画像を定数倍したものを減算する場合に用いられ
る。
【0038】<組合せ7> S=(−As,−As,−As,−As) D=(1,1,1,1) この組み合わせは、第2の画像から第1の画像に付随す
る混合係数第1の画像を定数倍したものを減算する場合
に用いられる。
る混合係数第1の画像を定数倍したものを減算する場合
に用いられる。
【0039】<組合せ8> S=(1,1,1,1) D=(−fix ,−fix ,−fix ,−fix ) この組み合わせは、第1の画像から固定の混合係数で第
2の画像を定数倍したものを減算する場合に用いられ
る。
2の画像を定数倍したものを減算する場合に用いられ
る。
【0040】<組合せ9> S=(As,As,As,As) D=(0,0,0,0) この組み合わせは、第1の画像に付随する混合係数で第
1の画像を定数倍する場合に用いられる。
1の画像を定数倍する場合に用いられる。
【0041】<組合せ10> S=(1,1,1,1) D=(1,1,1,1) この組み合わせは、第1の画像と第2の画像を加算する
場合に用いられる。
場合に用いられる。
【0042】以上のように、応用上の意味がある混合係
数の組み合わせにおいては、2つの係数Sと係数Dと
が、互いに補数の関係になっている。すなわち、S+D
=1あるいは、SまたはDのいずれか一方が0または1
である。
数の組み合わせにおいては、2つの係数Sと係数Dと
が、互いに補数の関係になっている。すなわち、S+D
=1あるいは、SまたはDのいずれか一方が0または1
である。
【0043】次に、上述した混合係数の10通りの組合
せを用いて2つの画像を混合して合成画像を得るように
した、本発明の画像合成方法についてさらに具体的に説
明する。
せを用いて2つの画像を混合して合成画像を得るように
した、本発明の画像合成方法についてさらに具体的に説
明する。
【0044】上記の合成画像を得るための計算は(6)
式を用いて行うことができる。
式を用いて行うことができる。
【0045】 (A−B)* C+D (6) ここで、 A = Cs または Cd または 0 B = Cs または Cd または 0 C = As または Ad または fix (固定値) D = Cd または Cs または 0 である。ただし、 Cs = (Rs,Gs,Bs,As) Cd = (Rd,Gd,Bd,Ad) As = (As,As,As,As) Ad = (Ad,Ad,Ad,Ad) 0 = (0,0,0,0) fix = (fix ,fix ,fix ,fix ) とする。また、計算は各成分ごとに行うものとする。
【0046】この(6)式によれば、各画像の成分ごと
に、各々1回ずつの乗算,減算,加算を行うことにより
画像を合成するための計算ができる。すなわち、(5)
式を用いる従来の計算よりも乗算回数を減らすことがで
きる。
に、各々1回ずつの乗算,減算,加算を行うことにより
画像を合成するための計算ができる。すなわち、(5)
式を用いる従来の計算よりも乗算回数を減らすことがで
きる。
【0047】そこで、上述した本発明の画像合成方法に
おける、<組合せ1>から<組合せ10>までの混合係
数の10通りの組み合わせを(6)式に応じて書き直す
と、以下のようになる。
おける、<組合せ1>から<組合せ10>までの混合係
数の10通りの組み合わせを(6)式に応じて書き直す
と、以下のようになる。
【0048】<組合せ1> A = Cs ,B = Cd ,C = As ,D = Cd As * Cs +(1−As)* Cd =(Cs−Cd)* As +Cd ={(Rs−Rd)* As + Rd ,(Gs−Gd)* As
+ Gd,(Bs−Bd)* As + Bd,(As−Ad)* A
s + Ad } <組合せ2> A = Cd ,B = Cs ,C = Ad ,D = Cs (1−Ad)* Cs + Ad * Cd =(Cd−Cs)* Ad + Cs ={(Rd−Rs)* Ad + Rs ,(Gd−Gs)* Ad
+ Gs ,(Bd−Bs)* Ad + Bs ,(Ad−As)*
Ad + As } <組合せ3> A = Cs ,B = Cd ,C = fix ,D = Cd fix * Cs +(1−fix )* Cd =(Cs−Cd)* fix + Cd ={(Rs−Rd)* fix + Rd ,(Gs−Gd)* fix
+ Gd ,(Bs−Bd)* fix + Bd ,(As−Ad)*
fix + Ad } <組合せ4> A = Cs ,B = 0 ,C = fix ,D = Cd fix * Cs + Cd =(Cs−0)* fix + Cd ={(Rs−0)* fix + Rd ,(Gs−0)* fix +
Gd ,(Bs−0)* fix + Bd ,(As−0)* fix
+ Ad } <組合せ5> A = Cs ,B = 0 ,C = As ,D = Cd As * Cs + Cd =(Cs−0)* As + Cd ={(Rs−0)* As + Rd ,(Gs−0)* As +
Gd ,(Bs−0)* As + Bd ,(As−0)* As
+ Ad } <組合せ6> A = 0 ,B = Cs ,C = fix ,D = Cd Cd − fix * Cs =(0−Cs)* fix + Cd ={(0−Rs)* fix + Rd ,(0−Gs)* fix +
Gd ,(0−Bs)* fix + Bd ,(0−As)* fix
+ Ad } <組合せ7> A = 0 ,B = Cs ,C = As ,D = Cd Cd − As * Cs =(0−Cs)* As + Cd={(0−Rs)* As +
Rd ,(0−Gs)* As + Gd ,(0−Bs)* As
+ Bd ,(0−As)* As + Ad } <組合せ8> A = 0 ,B = Cd ,C = fix ,D = Cs Cs −fix * Cd =(0−Cd)* fix + Cs ={(0−Rd)* fix + Rs ,(0−Gd)* fix +
Gs ,(0−Bd)* fix + Bs ,(0−Ad)* fix
+ As } <組合せ9> A = Cs ,B = 0 ,C = As ,D = 0 As *Cs =(Cs−0)* As + 0 ={(Rs−0)* As + 0 ,(Gs−0)* As +
0 ,(Bs−0)* As + 0 ,(As−0)* As +
0 } <組合せ10> A = Cs ,B = 0 ,C = fix =1 ,D = Cd Cs + Cd =(Cs−0)* 1 + Cd ={(Rs−0)* 1 + Rd ,(Gs−0)* 1 + G
d ,(Bs−0)* 1 + Bd ,(As−0)* 1 + A
d } 次に、本発明に係る画像合成装置の実施の形態について
説明する。
+ Gd,(Bs−Bd)* As + Bd,(As−Ad)* A
s + Ad } <組合せ2> A = Cd ,B = Cs ,C = Ad ,D = Cs (1−Ad)* Cs + Ad * Cd =(Cd−Cs)* Ad + Cs ={(Rd−Rs)* Ad + Rs ,(Gd−Gs)* Ad
+ Gs ,(Bd−Bs)* Ad + Bs ,(Ad−As)*
Ad + As } <組合せ3> A = Cs ,B = Cd ,C = fix ,D = Cd fix * Cs +(1−fix )* Cd =(Cs−Cd)* fix + Cd ={(Rs−Rd)* fix + Rd ,(Gs−Gd)* fix
+ Gd ,(Bs−Bd)* fix + Bd ,(As−Ad)*
fix + Ad } <組合せ4> A = Cs ,B = 0 ,C = fix ,D = Cd fix * Cs + Cd =(Cs−0)* fix + Cd ={(Rs−0)* fix + Rd ,(Gs−0)* fix +
Gd ,(Bs−0)* fix + Bd ,(As−0)* fix
+ Ad } <組合せ5> A = Cs ,B = 0 ,C = As ,D = Cd As * Cs + Cd =(Cs−0)* As + Cd ={(Rs−0)* As + Rd ,(Gs−0)* As +
Gd ,(Bs−0)* As + Bd ,(As−0)* As
+ Ad } <組合せ6> A = 0 ,B = Cs ,C = fix ,D = Cd Cd − fix * Cs =(0−Cs)* fix + Cd ={(0−Rs)* fix + Rd ,(0−Gs)* fix +
Gd ,(0−Bs)* fix + Bd ,(0−As)* fix
+ Ad } <組合せ7> A = 0 ,B = Cs ,C = As ,D = Cd Cd − As * Cs =(0−Cs)* As + Cd={(0−Rs)* As +
Rd ,(0−Gs)* As + Gd ,(0−Bs)* As
+ Bd ,(0−As)* As + Ad } <組合せ8> A = 0 ,B = Cd ,C = fix ,D = Cs Cs −fix * Cd =(0−Cd)* fix + Cs ={(0−Rd)* fix + Rs ,(0−Gd)* fix +
Gs ,(0−Bd)* fix + Bs ,(0−Ad)* fix
+ As } <組合せ9> A = Cs ,B = 0 ,C = As ,D = 0 As *Cs =(Cs−0)* As + 0 ={(Rs−0)* As + 0 ,(Gs−0)* As +
0 ,(Bs−0)* As + 0 ,(As−0)* As +
0 } <組合せ10> A = Cs ,B = 0 ,C = fix =1 ,D = Cd Cs + Cd =(Cs−0)* 1 + Cd ={(Rs−0)* 1 + Rd ,(Gs−0)* 1 + G
d ,(Bs−0)* 1 + Bd ,(As−0)* 1 + A
d } 次に、本発明に係る画像合成装置の実施の形態について
説明する。
【0049】図1は、(6)式を用いて上記の10通り
の組み合わせを用いて2つの画像を混合する画像混合回
路の基本的な構成を示している。
の組み合わせを用いて2つの画像を混合する画像混合回
路の基本的な構成を示している。
【0050】マルチプレクサ(MUX)11は、第1の
画像の画素値Cs または第2の画像の画素値Cd または
0のいずれかを選択する第1の選択手段である。同様
に、MUX12,16は、第1の画像の画素値Cs また
は第2の画像の画素値Cd または0のいずれかを選択す
る第2,第3の選択手段である。
画像の画素値Cs または第2の画像の画素値Cd または
0のいずれかを選択する第1の選択手段である。同様
に、MUX12,16は、第1の画像の画素値Cs また
は第2の画像の画素値Cd または0のいずれかを選択す
る第2,第3の選択手段である。
【0051】また、MUX14は、第1の画像の付加情
報を示す成分As または第2の画像の画素値の付加情報
を示す成分Ad または固定値fixのいずれかを選択す
る第4の選択手段である。
報を示す成分As または第2の画像の画素値の付加情報
を示す成分Ad または固定値fixのいずれかを選択す
る第4の選択手段である。
【0052】減算部13は、MUX11で選択された画
素値AとMUX12で選択された画素値Bとの差を求め
る減算手段である。
素値AとMUX12で選択された画素値Bとの差を求め
る減算手段である。
【0053】乗算部15は、減算部13からの減算結果
とMUX14からの混合係数Cを乗算する乗算手段であ
る。
とMUX14からの混合係数Cを乗算する乗算手段であ
る。
【0054】加算部17は、乗算部15からの乗算結果
とMUX16からの画素値Dとを加算する加算手段であ
る。
とMUX16からの画素値Dとを加算する加算手段であ
る。
【0055】加算部17からの出力結果{(A−B)*
C+D}は、前述した10種類の組合せのいずれかを用
いて(6)式の計算を実行することにより得られる。こ
こで、(6)式は、具体的には次の(7)式のように各
成分ごとに計算される。
C+D}は、前述した10種類の組合せのいずれかを用
いて(6)式の計算を実行することにより得られる。こ
こで、(6)式は、具体的には次の(7)式のように各
成分ごとに計算される。
【0056】 (A−B)* C+D ={(A0−B0)* C0 + D0 , (A1−B1)* C1 + D1 , (A2−B2)* C2 + D2 , (A3−B3)* C3 + D3 } (7) この画像混合回路の構成によれば、図5の構成例と比べ
て乗算回路の数を少なくできるため、ハードウェアを小
規模に構成することができる。
て乗算回路の数を少なくできるため、ハードウェアを小
規模に構成することができる。
【0057】図2は、以上説明した本発明に係る画像合
成方法および画像合成装置を適用して構成したグラフィ
ックプロセッサ(GPU)の一構成例を示している。
成方法および画像合成装置を適用して構成したグラフィ
ックプロセッサ(GPU)の一構成例を示している。
【0058】このGPU6には、図形の頂点色情報と頂
点座標、テクスチャデータとテクスチャ座標、および背
景データが入力され、書き込みアドレスとテクスチャア
ドレス、および書き込みデータが出力される。
点座標、テクスチャデータとテクスチャ座標、および背
景データが入力され、書き込みアドレスとテクスチャア
ドレス、および書き込みデータが出力される。
【0059】上記の頂点情報と頂点座標は、画像データ
を作成する際に、表示される物体を構成する単位となる
多角形領域(いわゆるポリゴン)の頂点について与えら
れる画素の色情報成分および座標値である。また、テク
スチャデータとテクスチャ座標は、上記のポリゴンに貼
り付けられて表示される物体の表面の模様や細かな凹凸
等を表現するための生地や模様などのデータおよびその
ための座標値である。
を作成する際に、表示される物体を構成する単位となる
多角形領域(いわゆるポリゴン)の頂点について与えら
れる画素の色情報成分および座標値である。また、テク
スチャデータとテクスチャ座標は、上記のポリゴンに貼
り付けられて表示される物体の表面の模様や細かな凹凸
等を表現するための生地や模様などのデータおよびその
ための座標値である。
【0060】なお、テクスチャデータをポリゴンに貼り
付ける操作は、テクスチャマッピングと呼ばれる。
付ける操作は、テクスチャマッピングと呼ばれる。
【0061】座標内挿回路21では、入力される頂点座
標およびテクスチャ座標についての内挿計算が線形補間
などにより行われ、その結果がテクスチャアドレスとし
て出力されると共に、色内挿回路22に送られる。ま
た、この座標内挿回路21から、書き込みアドレスも出
力される。
標およびテクスチャ座標についての内挿計算が線形補間
などにより行われ、その結果がテクスチャアドレスとし
て出力されると共に、色内挿回路22に送られる。ま
た、この座標内挿回路21から、書き込みアドレスも出
力される。
【0062】色内挿回路22では、入力される頂点色情
報と座標内挿回路21からの内挿計算結果とを用いて、
色情報についての内挿計算が線形補間などにより行われ
る。この結果は、テクスチャマッピング回路23と変調
回路24に送られる。
報と座標内挿回路21からの内挿計算結果とを用いて、
色情報についての内挿計算が線形補間などにより行われ
る。この結果は、テクスチャマッピング回路23と変調
回路24に送られる。
【0063】テクスチャマッピング回路23では、入力
されるテクスチャデータと色内挿回路21からの内挿計
算結果とを用いて、テクスチャマッピングが行われる。
この結果は、変調回路24に送られる。
されるテクスチャデータと色内挿回路21からの内挿計
算結果とを用いて、テクスチャマッピングが行われる。
この結果は、変調回路24に送られる。
【0064】変調回路24では、色内挿回路22からの
結果とテクスチャマッピング回路23からの結果とを用
いて、図形の色や輝度を必要に応じて変化させる変調が
施される。この結果(Rs,Gs,Bs,As)は、画像混
合器25に送られる。
結果とテクスチャマッピング回路23からの結果とを用
いて、図形の色や輝度を必要に応じて変化させる変調が
施される。この結果(Rs,Gs,Bs,As)は、画像混
合器25に送られる。
【0065】画像混合器25は、前述した本発明に係る
画像合成方法により画像の混合を行うためのものであ
り、図1に示した画像混合回路を備えて構成されてい
る。この画像混合器25には、レジスタ26から固定値
fixや値1および値0が入力される。また、背景デー
タ(Rd,Gd,Bd,Ad)も入力される。そして、これ
らの値を用いて書き込みデータが出力される。
画像合成方法により画像の混合を行うためのものであ
り、図1に示した画像混合回路を備えて構成されてい
る。この画像混合器25には、レジスタ26から固定値
fixや値1および値0が入力される。また、背景デー
タ(Rd,Gd,Bd,Ad)も入力される。そして、これ
らの値を用いて書き込みデータが出力される。
【0066】図3は、以上説明した本発明に係る画像合
成方法および画像合成装置を適用した画像作成装置の構
成例を示している。このような画像作成装置は、例え
ば、3次元画像を高精度かつ高速度に表示することが要
求される家庭用ゲーム機などに好適なものである。
成方法および画像合成装置を適用した画像作成装置の構
成例を示している。このような画像作成装置は、例え
ば、3次元画像を高精度かつ高速度に表示することが要
求される家庭用ゲーム機などに好適なものである。
【0067】この図において、マイクロプロセッサ等か
らなる中央処理装置であるCPU1は、入力パッドやジ
ョイスティック等の入力デバイス4の操作情報をインタ
ーフェース3およびメインバス9を介して取り出すため
のものである。そして、上記CPU1は、取り出された
操作情報に基づいて、第1のメモリであるメインメモリ
2に記憶されている3次元画像の情報を上記メインバス
9を介してグラフィックプロセッサ6に送る。
らなる中央処理装置であるCPU1は、入力パッドやジ
ョイスティック等の入力デバイス4の操作情報をインタ
ーフェース3およびメインバス9を介して取り出すため
のものである。そして、上記CPU1は、取り出された
操作情報に基づいて、第1のメモリであるメインメモリ
2に記憶されている3次元画像の情報を上記メインバス
9を介してグラフィックプロセッサ6に送る。
【0068】グラフィックプロセッサ(GPU)6は、
送られた3次元画像の情報を変換して画像データを生成
するためのものであり、前述した本発明に係る画像混合
回路を備えている。GPU6で生成された画像データに
よる3次元画像が第2のメモリであるビデオメモリ5上
に描かれる。このビデオメモリ5上に描かれた3次元画
像データは、ビデオ信号のスキャン時に読み出されて図
示しない表示装置上に3次元画像が表示される。
送られた3次元画像の情報を変換して画像データを生成
するためのものであり、前述した本発明に係る画像混合
回路を備えている。GPU6で生成された画像データに
よる3次元画像が第2のメモリであるビデオメモリ5上
に描かれる。このビデオメモリ5上に描かれた3次元画
像データは、ビデオ信号のスキャン時に読み出されて図
示しない表示装置上に3次元画像が表示される。
【0069】また、上述のように3次元画像を表示する
と同時に、上記CPU1によって取り出された操作情報
中の上記表示された3次元画像に対応する音声情報が、
オーディオプロセッサ7に送られる。上記オーディオプ
ロセッサ7は、この送られた音声情報に基づいてオーデ
ィオメモリ8内に記憶されている音声データを出力す
る。
と同時に、上記CPU1によって取り出された操作情報
中の上記表示された3次元画像に対応する音声情報が、
オーディオプロセッサ7に送られる。上記オーディオプ
ロセッサ7は、この送られた音声情報に基づいてオーデ
ィオメモリ8内に記憶されている音声データを出力す
る。
【0070】
【発明の効果】本発明の画像合成方法および画像合成装
置によれば、2つの画像を混合して新たな画像を合成す
る際の画素値の混合係数の組み合わせを、実用的に意味
を持つ10通りに限定し、さらに1回ずつの減算,乗
算,加算により計算を実行するようにして乗算回数を減
らしたため、計算速度を低下させることなくハードウェ
アを小規模に構成できる。
置によれば、2つの画像を混合して新たな画像を合成す
る際の画素値の混合係数の組み合わせを、実用的に意味
を持つ10通りに限定し、さらに1回ずつの減算,乗
算,加算により計算を実行するようにして乗算回数を減
らしたため、計算速度を低下させることなくハードウェ
アを小規模に構成できる。
【図1】本発明に係る画像合成装置の基本的な構成を示
す図である。
す図である。
【図2】本発明の実施の一形態としてのグラフィックプ
ロセッサ(GPU)の構成例を示すブロック図である。
ロセッサ(GPU)の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した画像作成装置の一構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】2つの画像の混合方法について説明するための
図である。
図である。
【図5】従来の画像混合回路について説明するための図
である。
である。
11,12,14,16 選択手段、 13 減算手
段、 15 乗算手段、17 加算手段
段、 15 乗算手段、17 加算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 正昭 東京都港区赤坂7丁目1番1号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 竹中 康晴 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝内 (72)発明者 竹本 卓 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝内 (72)発明者 藤田 純一 東京都品川区東五反田1−14−10 株式会 社ソニー木原研究所内 (72)発明者 吉森 正治 東京都品川区東五反田1−14−10 株式会 社ソニー木原研究所内
Claims (13)
- 【請求項1】 第1の画像と第2の画像とを混合して合
成画像を得る画像合成方法において、 第1の画像の画素値に第1の係数を乗じる第1の乗算工
程と、 第2の画像の画素値に第2の係数を乗じる第2の乗算工
程と、 上記第1の係数が乗じられた第1の画像の画素値と、上
記第2の係数が乗じられた第2の画像の画素値とを加算
する加算工程とを有し、 上記第1および第2の係数のいずれか一方が1または0
であり、または上記2つの係数の和が1であることを特
徴とする画像合成方法。 - 【請求項2】 上記各画像の画素値は、3つの色情報成
分と1つの付加情報成分とからなり、各成分ごとに演算
が行われることを特徴とする請求項1記載の画像合成方
法。 - 【請求項3】 上記各係数は、上記各画像の画素値の各
成分にそれぞれ乗じられる4つの成分からなることを特
徴とする請求項1記載の画像合成方法。 - 【請求項4】 2つの画像を混合して合成画像を得る画
像合成方法において、 第1の画像の画素値と第2の画像の画素値との差を求め
る減算工程と、 上記減算結果に選択された混合係数を乗算する乗算工程
と、 上記乗算結果と上記第1または第2の画像の画素値、ま
たは第3の画像の画素値とを加算する加算工程とを有す
ることを特徴とする画像合成方法。 - 【請求項5】 上記各画像の画素値は、3つの色情報成
分と1つの付加情報成分とからなり、各成分ごとに演算
が行われることを特徴とする請求項4記載の画像合成方
法。 - 【請求項6】 上記第1または第2の画像のいずれかの
一方の画素値、または第3の画像の画素値の全ての成分
が0をも含むことを特徴とする請求項4記載の画像合成
方法。 - 【請求項7】 上記混合係数は、上記各画像の画素値の
各成分にそれぞれ乗じられる4つの成分からなり、全て
の成分が上記第1または第2の画像の一方の付加情報ま
たは固定値のいずれか一つから選択される同一の値であ
ることを特徴とする請求項4記載の画像合成方法。 - 【請求項8】 第1の画像と第2の画像とを混合して合
成画像を得る画像合成装置において、 第1の画像の画素値に第1の係数を乗じる第1の乗算手
段と、 第2の画像の画素値に第2の係数を乗じる第2の乗算手
段と、 上記第1の係数が乗じられた第1の画像の画素値と、上
記第2の係数が乗じられた第2の画像の画素値とを加算
する加算手段とを備え、 上記第1および第2の係数のいずれか一方が1または0
であり、または上記2つの係数の和が1であることを特
徴とする画像合成装置。 - 【請求項9】 上記各画像の画素値は、3つの色情報成
分と1つの付加情報成分とからなり、各成分ごとに演算
を行うことを特徴とする請求項8記載の画像合成装置。 - 【請求項10】 上記各係数は、上記各画像の画素値の
各成分にそれぞれ乗じられる4つの成分からなることを
特徴とする請求項8記載の画像合成装置。 - 【請求項11】 2つの画像を混合して合成画像を得る
画像合成装置において、 第1の画像の画素値と第2の画像の画素値との差を求め
る減算手段と、 上記減算結果に選択された混合係数を乗算する乗算手段
と、 上記乗算結果と上記第1または第2の画像の画素値、ま
たは第3の画像の画素値とを加算する加算手段とを備え
ることを特徴とする画像合成装置。 - 【請求項12】 上記各画像の画素値は、3つの色情報
成分と1つの付加情報成分とからなり、各成分ごとに演
算を行うことを特徴とする請求項11記載の画像合成装
置。 - 【請求項13】 各々が上記第1または第2の画像の画
素値または0のいずれか一つを選択して上記各演算手段
に供給する第1および第2および第3の選択手段と、上
記第1または第2の画像の一方の付加情報または固定値
のいずれか一つを選択して上記乗算手段に混合係数とし
て供給する第4の選択手段とをさらに備えることを特徴
とする請求項11記載の画像合成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216843A JPH1166271A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 画像合成方法および画像合成装置 |
US09/131,607 US6567096B1 (en) | 1997-08-11 | 1998-08-10 | Image composing method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216843A JPH1166271A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 画像合成方法および画像合成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1166271A true JPH1166271A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16694782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9216843A Pending JPH1166271A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 画像合成方法および画像合成装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6567096B1 (ja) |
JP (1) | JPH1166271A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US20110001991A1 (en) * | 2009-07-01 | 2011-01-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing device and image processing apparatus |
US9635218B2 (en) | 2009-07-03 | 2017-04-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing based on a pixel value in image data |
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US7171057B1 (en) | 2002-10-16 | 2007-01-30 | Adobe Systems Incorporated | Image blending using non-affine interpolation |
US7928997B2 (en) * | 2003-02-06 | 2011-04-19 | Nvidia Corporation | Digital image compositing using a programmable graphics processor |
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JP4693159B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2011-06-01 | 株式会社バンダイナムコゲームス | プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム |
US20080043019A1 (en) * | 2006-08-16 | 2008-02-21 | Graham Sellers | Method And Apparatus For Transforming Object Vertices During Rendering Of Graphical Objects For Display |
US8310483B2 (en) * | 2007-11-20 | 2012-11-13 | Dreamworks Animation Llc | Tinting a surface to simulate a visual effect in a computer generated scene |
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US5351067A (en) * | 1991-07-22 | 1994-09-27 | International Business Machines Corporation | Multi-source image real time mixing and anti-aliasing |
US5444835A (en) * | 1993-09-02 | 1995-08-22 | Apple Computer, Inc. | Apparatus and method for forming a composite image pixel through pixel blending |
US5638499A (en) * | 1994-05-27 | 1997-06-10 | O'connor; Michael | Image composition method and apparatus for developing, storing and reproducing image data using absorption, reflection and transmission properties of images to be combined |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP9216843A patent/JPH1166271A/ja active Pending
-
1998
- 1998-08-10 US US09/131,607 patent/US6567096B1/en not_active Expired - Fee Related
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JP2011030216A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-02-10 | Canon Inc | 画像処理デバイス及び画像処理装置 |
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US9466017B2 (en) | 2009-07-01 | 2016-10-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing device and image processing apparatus which process image data in correspondence with one or more image pixels of an image |
US9661182B2 (en) | 2009-07-01 | 2017-05-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing device and image processing apparatus |
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