JPH1166075A - 電子メール機械翻訳システム - Google Patents

電子メール機械翻訳システム

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JPH1166075A
JPH1166075A JP24618497A JP24618497A JPH1166075A JP H1166075 A JPH1166075 A JP H1166075A JP 24618497 A JP24618497 A JP 24618497A JP 24618497 A JP24618497 A JP 24618497A JP H1166075 A JPH1166075 A JP H1166075A
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Toshiki Murata
稔樹 村田
Hideki Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に翻訳が必要な電子メールを翻訳サー
バ装置に送信して機械翻訳する電子メール機械翻訳シス
テムを提供する。 【解決手段】 本システム100は,受信装置111と
送信装置114とを備えた端末装置110と,第1言語
で記述された原文部分を含む原文メールを受信する受信
装置121と,原文部分を第2言語に翻訳した訳文部分
を含む翻訳メールを作成する翻訳エンジン123と,翻
訳メールを原文メールの送信元端末装置に返信する送信
装置125とを備えた翻訳サーバ装置120から構成さ
れる。端末装置110は,原文メールのヘッダ情報の元
の内容は保持したまま翻訳サーバ装置に送信し,翻訳サ
ーバ装置120は,翻訳メールのヘッダ情報の元の内容
は保持したまま送信元端末装置に返信する。その結果,
原文メールのヘッダ情報の内容が翻訳メールでも維持さ
れ,利用者は多くの電子メールリスト中から原文メール
と翻訳メールとの関連を容易に判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,電子メール機械翻
訳システムにかかり,特に翻訳が必要な電子メールを自
動的に機械翻訳することが可能な電子メール機械翻訳シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,電子メールで送られてくる文書を
機械翻訳し,翻訳結果を再び電子メールで送信する電子
メールの機械翻訳システムが知られている。例えば,特
開平3−211670号公報には,電子メールを入力と
する機械翻訳システムが開示されている。このシステム
は,特定の電子メールのアドレス(本明細書において
は,機械翻訳が必要な電子メールを受け付ける翻訳サー
バ装置のアドレスを機械翻訳アドレスと称する。)を有
し,その機械翻訳アドレス宛に送付された電子メールを
受け付けると,その電子メール本文の一部又は全部を自
動的に機械翻訳し,その結果を電子メールの送信者ある
いは指定された受信者に返送するものである。
【0003】上記従来の電子メール機械翻訳システム
は,基本的に機械翻訳の操作を電子メールを介して行う
ことを目的としたものであるが,英語などの外国語の読
解力が不足している人が,かかる機械翻訳システムを利
用して,外国語で記述された電子メール(本明細書にお
いては,翻訳対象となる外国語で記述された翻訳が必要
な原文分を含む電子メールを原文メールと称する。)を
翻訳して読もうとする場合には,以下のような問題点が
あった。
【0004】まず,毎日何10通と届く電子メールの中
から,外国語で記述された原文メールを見つけ,その原
文メールを機械翻訳アドレスに送付するという,煩雑な
作業を行う必要がある。
【0005】また,上記システムでは,原文メールを翻
訳し,その翻訳結果を電子メール(本明細書において
は,翻訳された翻訳部分を含む電子メールを翻訳メール
と称する。)の形式で発信者に返送するが,その際に,
翻訳メールの発信者は機械翻訳アドレスになってしま
い,原文メールの発信者と同じではなくなる。一般に利
用されている電子メールシステムには,電子メールの送
受信の番号,日付,時刻,送発信者,主題などを,図1
6に示すように,一覧表示する機能を備えている。しか
し,上記システムで機械翻訳された電子メールは,発信
者が機械翻訳アドレスになってしまい(図16のNo.
6,7を参照のこと。),どの電子メールが翻訳メール
であるかを確認するためには,いちいち電子メールの本
文を見る必要があり,利用者に煩雑な作業を強制するも
のであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,従来の電子
メール機械翻訳システムが有する上記問題点に鑑みて成
されたものであり,その第1の目的は,翻訳したい電子
メール(原文メール)を自動的に機械翻訳アドレスに送
付することによって,使用者が電子メールリストの中か
ら翻訳が必要な電子メールを識別し,その電子メールを
機械翻訳システムに送信する手間を削減することが可能
な,新規かつ改良された電子メール機械翻訳システムを
提供することである。
【0007】さらに,本発明の別の目的は,電子メール
で送付された翻訳結果(翻訳メール)が,一般の電子メ
ールシステムで採用される電子メールリストの一覧機能
によって簡単に利用者に分かるようにして,利用者の便
宜を図ることが可能な,新規かつ改良された電子メール
機械翻訳システムを提供することである。
【0008】さらに,本発明の別の目的は,一旦翻訳が
された電子メールが再度機械翻訳サーバに送信されて,
再度翻訳されるような無駄を回避することが可能な,新
規かつ改良された電子メール機械翻訳システムを提供す
ることである。
【0009】さらに,本発明の別の目的は,別段の装置
を付加したり,システムの変更をせずとも,一般の電子
メール自動振り分け機能を備えた端末装置を用いて簡単
に実現することが可能な,新規かつ改良された電子メー
ル機械翻訳システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明にかかる電子メール機械翻訳システムは,端
末装置と翻訳サーバ装置とを備えている。そして,端末
装置は,電子メールを受信する受信装置と電子メールを
送信する送信装置とを備えている。また,翻訳サーバ装
置は,第1言語で記述された原文部分を含む原文メール
を受信する受信装置と,原文部分を第2言語に翻訳した
訳文部分を含む翻訳メールを作成する翻訳エンジンと,
翻訳メールを原文メールの送信元端末装置に返信する送
信装置とを備えている。そして,かかる電子メール機械
翻訳システムにおいて,端末装置は,原文メールのヘッ
ダ情報の元の内容は保持したまま翻訳サーバ装置に送信
する。同様に,翻訳サーバ装置は,翻訳メールのヘッダ
情報の元の内容は保持したまま送信元端末装置に返信す
るように,構成される。かかる構成によれば,原文メー
ルのヘッダ情報の内容が翻訳メールにおいても変更され
ずに返送されるので,利用者は,多くの電子メールリス
ト中から原文メールと翻訳メールとの関連を容易に判断
することが可能である。
【0011】さらに,請求項2に記載のように,端末装
置側に,受信した電子メールが翻訳が必要であるか否か
を判断する翻訳判断装置を設け,前記送信装置は,翻訳
が必要な場合にだけ,前記翻訳サーバ装置に自動送信を
行うように構成すれば,利用者側で受信した電子メール
が翻訳が必要がどうかを判断する必要がなく,翻訳が必
要な原文メールを自動的に翻訳して翻訳メールとして受
信することが可能である。なお,端末装置側での翻訳が
必要であるか否かの判断は,請求項3に記載のように,
電子メールが予め登録されたメールアドレスから送信さ
れたものであるかによって行うことが可能である。
【0012】また,請求項4に記載のように,翻訳サー
バ装置側に,受信した電子メールが翻訳が必要であるか
否かをそのヘッダ情報から判断するヘッダ解析装置を設
け,翻訳が必要な場合にだけ,翻訳エンジンを駆動する
ように構成すれば,翻訳サーバ装置側で翻訳が必要であ
るどうかについて判断するので,端末装置側のシステム
変更を行うことなく,一般のメール自動振り分け機能を
利用して電子メールの自動機械翻訳システムを構築する
ことが可能である。また,翻訳サーバ装置側での翻訳が
必要であるか否かの判断は,請求項5に記載のように,
電子メールが予め登録されたメールアドレスから送信さ
れたものであるかによって行うことができる。
【0013】また,請求項6に記載のように,翻訳サー
バ装置に,翻訳メールのヘッダ情報の元の内容に翻訳済
み情報を付加する返信ヘッダ作成装置を設けるように構
成しても良い。そして,その翻訳済み情報は,例えば,
請求項7に記載のように,翻訳メールの表題に付加する
ことができる。そして,請求項8に記載のように,翻訳
サーバ装置のヘッダ解析装置は,受信した電子メールが
翻訳済み情報を備えている場合には,原文メールとはみ
なさずに翻訳を実行しないように構成すれば,翻訳済み
の電子メールが再度翻訳サーバ装置に送信された場合で
あっても,再翻訳されるような無駄な動作が回避され
る。また,請求項9に記載のように,端末装置側におい
て,受信した電子メールが翻訳済み情報を備えている場
合には,原文メールとみなさずに翻訳サーバ装置に自動
送信しないように構成しても同様の効果が得られる。
【0014】さらに,請求項10に記載のように,翻訳
サーバ装置の送信装置は,翻訳メールのヘッダ情報の元
の内容に,翻訳済み情報を付加して,端末装置に返信す
るように構成すれば,原文メールと翻訳メールとの関連
づけをさらに容易に行うことが可能である。なお,翻訳
済み情報は,請求項11に記載のように,翻訳メールの
表題にも付加することができる。
【0015】また,かかる翻訳済み情報を利用して,請
求項12に記載のように,端末装置側で,受信した電子
メールが翻訳済み情報を備えている場合には,原文メー
ルとみなさずに翻訳サーバ装置に自動送信しないように
構成すれば,翻訳メールが原文メールと同一のアドレス
をもっていても,そのアドレス情報に基づいて翻訳サー
バ装置に自動送信してしまうような誤動作を有効に防止
することができる。
【0016】また,請求項13に記載のように,端末装
置側で,受信した電子メールの発信元アドレスが翻訳サ
ーバ装置である場合には,その電子メールを原文メール
とはみなさずに翻訳サーバ装置に自動送信を行わないよ
うに構成しても,翻訳メールが原文メールと同一のアド
レスをもっていても,そのアドレス情報に基づいて翻訳
サーバ装置に自動送信してしまうような誤動作を有効に
防止することができる。
【0017】さらに,請求項14に記載のように,翻訳
サーバ装置に,原文メール中の原文部分と翻訳部分とを
合成して翻訳メールを作成する返信ボディ作成装置を設
ければ,翻訳メールを見るだけで原文部分と翻訳部分を
参照することが可能なので,さらに一層利用者の便宜が
図れる。
【0018】また,翻訳メールが原文部分と翻訳部分を
含む場合には,端末装置側で削除装置により原文メール
を翻訳サーバ装置に送信した後にその原文メールを削除
すれば,電子メールの総数が増えないので,電子メール
管理が容易になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明にかかる電子メール機械翻訳システムの好適
な実施形態について詳細に説明することにする。
【0020】(第1の実施形態)図1に示すように,本
発明の第1の実施形態にかかる電子メール機械翻訳シス
テム100は,利用者が直接電子メールを操作する端末
装置110と,電子メールの機械翻訳を実行する翻訳サ
ーバ装置120と,端末装置110と翻訳サーバ装置1
20を接続する計算機ネットワーク130から主に構成
されている。
【0021】端末装置110は,パーソナルコンピュー
タやワークステーションなどの計算機であり,電子メー
ルを受信する受信装置111と,電子メールのヘッダ部
分あるいは本文(ボディ)部分を走査することによっ
て,機械翻訳すべきメールかどうかを判断する翻訳判断
装置112と,機械翻訳すべきメールに対して,ヘッダ
部分に特別な情報を付加するヘッダ付加装置113と,
指定されたアドレスに電子メールを送付する送信装置1
14と,受信した電子メールを格納するハードディスク
などの格納装置115と,受信した電子メールの受信日
時,受信者,主題などの書誌的事項を,例えば図16に
示すように表示する表示装置116と,電子メールを編
集する編集装置117とから主に構成されている。
【0022】翻訳サーバ装置120は,コンピュータサ
ーバなどの計算機であり,電子メールを受信する受信装
置121と,機械翻訳アドレス宛に送付された電子メー
ルのヘッダ部分に所定の情報が付加されているかどうか
を解析するヘッダ解析装置122と,第1言語(例え
ば,英語)を第2言語(例えば,日本語)に翻訳する翻
訳エンジン123と,返信用のヘッダを作成する返信用
ヘッダ作成装置124と,電子メールを所定のアドレス
に返信する送信装置125とから主に構成されている。
【0023】計算機ネットワーク130は,例えば,L
ANやWANなどのネットワークであり,専用のネット
ワーク回線網や,電話回線などの一般回線網などから構
成され,端末装置と翻訳サーバ装置間で電子メールの送
受信を実行できるものであれば,各種回線網を使用する
ことができる。
【0024】次に,図2を参照しながら,図1に示す電
子メール機械翻訳システムの動作について説明する。
【0025】ステップS201では,端末装置の受信装
置111が電子メールを受信して格納装置115に格納
する。ステップS202では,翻訳判断装置112によ
り受信した電子メールが翻訳するべきメールかどうかを
判断する。翻訳すべきメールかどうかの判断にあたって
は,例えば,英語を母国語とする人の電子メールアドレ
スの一覧表(図3の1,2,3)や,英語のメールで議
論するメーリングリスト(図3の4)をあらかじめ利用
者が用意しておき,受信した電子メールの送信元アドレ
スとそれらの一覧表とを照合することにより簡単に判断
することができる。
【0026】ステップS202で,翻訳が必要かどうか
を判断した結果,翻訳が不要である判断された場合に
は,一連の処理を終了する。これに対して,ステップS
202で,翻訳が必要であると判断された場合には,ス
テップS203に進み,ヘッダ付加装置113により,
翻訳サーバ装置120に翻訳要求を行うためのヘッダ情
報を付加する。ヘッダ情報を付加する前後のメールにつ
いて,図4に示す。図示のように加工前の原文メール
(1)は,"tom@usa.com"からメーリングリスト"compil
er-ml@usa.com"に出されたメールである。"taro@bbl.xx
x.co.jp"は,このメーリングリストのメンバーであり,
加工前の原文メール(1)を受け取るように指定されて
いる。そして,図4に示すように,加工後の原文メール
(2)において,"Resent-to:"には転送先のアドレス,
本件の場合には,機械翻訳アドレスである"mt@xxx.co.j
p"が指示され,"Resent-from:"には転送者のアドレス,
本件の場合には,"taro@bbl.xxx.co.jp"が指示される。
【0027】このように原文メールに対して翻訳要求用
ヘッダ情報が付加された後,ステップS204におい
て,送信装置114により加工後の原文メール(2)が
翻訳サーバ装置110に転送される。次いで,ステップ
S205において,翻訳サーバ装置110の受信装置1
21が加工後の原文メール(2)を受信し,ステップS
206において,ヘッダ解析装置122が送られてきた
電子メールのヘッダを解析する。
【0028】ステップS207では,ヘッダ解析装置1
22によるヘッダの解析に基づいて,受信した電子メー
ルが翻訳が必要なメールであるかどうかを判断する。判
断にあたっては,受信した電子メールが,機械翻訳アド
レスに転送されたものであり,かつ転送者のアドレスが
記載されていれば,翻訳が必要なメールであると判断す
る。例えば,図4(2)の電子メールであれば,ヘッダ
に,"Resent-to:mt@xxx.co.jp"および"Resent-from:tar
o@bbl.xxx.co.jp"の記載があるので,翻訳が必要な電子
メールであると判断される。かかる条件を満たさない場
合には,処理を終了する。
【0029】そして,ステップS207において,翻訳
が必要であると判断されれば,ステップS208に進
み,翻訳エンジン123により電子メールの本文(ボデ
ィ)部を翻訳し,翻訳メールを作成する。翻訳完了後,
ステップS209では,返信ヘッダ作成装置124によ
り,翻訳結果を端末装置110に返送するためのヘッダ
情報を翻訳メールに付加する。図5に,本文の翻訳がな
され,かつ返信用ヘッダが付された電子メールの一例が
示されている。なお図示の例では,返信用ヘッダには,
以前の転送者のアドレスとして,"Prev-Resent-From:ta
ro@bb1.xxx.co.jp"が指示されるとともに,以前の転送
先のアドレスとして,"Prev-Resent-To:mt@xxx.co.jp"
が指示されている。
【0030】次いで,ステップS210において,翻訳
サーバ装置120の送信装置125が翻訳が完了した電
子メールを端末装置110に返信し,ステップS201
に戻る。ステップS201において,端末装置110の
受信装置111は返信されたメールを受信し,ステップ
S202において,受信したメールの翻訳が必要かどう
か判断されるが,その際に,このメールが機械翻訳サー
バ装置120から転送されてきたものであるので,翻訳
が不要である判断され,一連の処理を終了する。
【0031】端末装置110の利用者が表示装置116
によって電子メールを表示すると,図6に示すような電
子メールリストが表示される。その際に,本実施の形態
によれば,原文メールのヘッダ情報は,翻訳メールにお
いても変更されずに返信されるので,利用者は,原文メ
ールと翻訳メールの対応関係を容易に確認することがで
きる。図6に示す例では,No.4の電子メールとN
o.6の電子メールの発信者,主題,および時間が同じ
ことから,電子メールNo.4よりも後に到着した電子
メールNo.6が電子メールNo.4の訳文であると容
易に判断することができる。また,電子メールNo.5
と電子メールNo.7についても同様に,電子メールN
o.7が電子メールNo.5の訳文であることを簡単に
確認することができる。
【0032】以上説明したように,本実施の形態によれ
ば,予め登録されたアドレスから送信されてきた電子メ
ール(翻訳が必要な電子メール)は,自動的に翻訳サー
バ装置120に送信され翻訳メールとして電子メール一
覧に加えられるので,各メールごとに翻訳が必要かどう
かを判断し,翻訳が必要な場合には翻訳サーバにメール
を送信する煩雑な手間を省略することができる。また,
図6に示すような電子メール一覧を参照することによ
り,翻訳結果がどのメールの翻訳結果であるかをを簡単
に判断することが可能となり,利用者の利便を大幅に向
上させることができる。
【0033】また,電子メール一覧に掲載されるメール
リストから,さらに容易に原文メールと翻訳メールとの
識別を行うために,翻訳メールのヘッダ情報,例えばそ
の表題に翻訳済み情報を付加するように構成しても良
い。翻訳済み情報は,例えば翻訳サーバ装置120の返
信ヘッダ作成装置124により付加することができる。
翻訳済み情報としては,図12の(6)(7)に示すよ
うに,「(MT)=Machine Translation」といった内容を付
加すればよい。その結果,利用者は,(MT)という情報が
表題に含まれるメールが翻訳メールであると容易に判断
することが可能となる。
【0034】なお,同様の効果は,端末装置110のヘ
ッダ付加装置113により翻訳依頼情報を付加して送信
しても得ることができる。すなわち,翻訳サーバ装置に
翻訳依頼をする原文メールのヘッダに,翻訳依頼情報と
して,図12の(6)(7)に示すように,「(MT)=Mac
hine Translation」といった内容を付加すれば,そのヘ
ッダ情報はそのまま翻訳メールに継承されて返信される
ので,メールリスト一覧の翻訳済みメールの主題には,
(MT)の文字が付加されることになり,利用者は,メール
リストから容易に原文メールと翻訳メールとの識別を行
うことができる。
【0035】(第2の実施形態)図7に,本発明の第2
の実施形態にかかる電子メール機械翻訳システム200
の概略構成を示す。この第2の実施形態にかかる電子メ
ール機械翻訳システム200の基本的構成は,図1に関
連して説明した第1の実施形態にかかる電子メール機械
翻訳システム100と同様であり,従って,同一の機能
構成を有する構成要素については同一の参照番号を付す
ることにより重複説明を省略することにする。
【0036】この第2の実施形態にかかる電子メール機
械翻訳システム200と第1の実施形態にかかる電子メ
ール機械翻訳システム100との構成上の差異は,端末
装置100に,翻訳サーバ装置に送信した電子メール
(原文メール)を格納手段115から削除するメール削
除装置118が付加された点と,さらに翻訳サーバ装置
120に,原文メールと翻訳メールとを合成して,返信
メールのボディ部分を作成する返信ボディ作成装置12
6が付加された点である。
【0037】この第2の実施形態と第1の実施形態の差
異については,その動作を比較することにより容易に理
解することができるので,次に,図8を参照しながら,
図7に示す第2の実施形態にかかる電子メール機械翻訳
システム200の動作について,第1の実施形態の場合
と比較しながら説明することにする。
【0038】まず,ステップS801では,端末装置の
受信装置111が電子メールを受信して格納装置115
に格納する。ステップS802では,翻訳判断装置11
2により受信した電子メールが翻訳するべきメールかど
うかを判断する。翻訳すべきメールかどうかの判断にあ
たっては,第1の実施形態と同様に,例えば,英語を母
国語とする人の電子メールアドレスの一覧表(図3の
1,2,3)や,英語のメールで議論するメーリングリ
スト(図3の4)をあらかじめ利用者が用意しておき,
受信した電子メールの送信元アドレスとそれらの一覧表
とを照合することにより簡単に判断することができる。
【0039】ステップS802で,翻訳が必要かどうか
を判断した結果,翻訳が不要である判断された場合に
は,一連の処理を終了する。これに対して,ステップS
802で,翻訳が必要であると判断された場合には,ス
テップS803に進み,ヘッダ付加装置113により,
翻訳サーバ装置120に翻訳要求を行うためのヘッダ情
報を付加する。ヘッダ情報の付加については,第1の実
施形態と同様であり,図4に示すように,加工前の原文
メール(1)に対して,転送先アドレスを示す"Resent-
to:mt@xxx.co.jp"と転送者アドレスを示す"Resent-fro
m:taro@bbl.xxx.co.jp"が付加される。
【0040】このように原文メールに対して翻訳要求用
ヘッダ情報が付加された後,ステップS804におい
て,送信装置114により加工後の原文メール(2)が
翻訳サーバ装置110に転送される。次いで,この第2
の実施形態においては,ステップS805において,削
除手段118により,翻訳サーバ装置110に送信され
た原文メールが格納装置115から削除される。ここ
で,第2の実施形態において,端末装置110の格納手
段115から原文メールを削除することが可能なのは,
後述するように,翻訳サーバ装置120の返信ボディ作
成装置126により原文メールと翻訳メールとが合成さ
れて返送されるので,原文メールの内容が喪失すること
がないからである。
【0041】次いで,ステップS806において,翻訳
サーバ装置110の受信装置121が加工後の原文メー
ル(2)を受信し,ステップS806において,ヘッダ
解析装置122が送られてきた電子メールのヘッダを解
析する。そして,ステップS807では,第1の実施形
態と同様に,ヘッダ解析装置122によるヘッダの解析
に基づいて,受信した電子メールが翻訳が必要なメール
であるかどうかを判断する。判断にあたっては,受信し
た電子メールが,機械翻訳アドレスに転送されたもので
あり,かつ転送者のアドレスが記載されていれば,翻訳
が必要なメールであると判断する。例えば,図4(2)
の電子メールであれば,ヘッダに,"Resent-to:mt@xxx.
co.jp"および"Resent-from:taro@bbl.xxx.co.jp"の記載
があるので,翻訳が必要な電子メールであると判断され
る。かかる条件を満たさない場合には,処理を終了す
る。
【0042】そして,ステップS808において,翻訳
が必要であると判断されれば,ステップS809に進
み,翻訳エンジン123により電子メールの本文(ボデ
ィ)部を翻訳し,翻訳メールを作成する。翻訳完了後,
ステップS209では,返信ヘッダ作成装置124によ
り,翻訳結果を端末装置110に返送するためのヘッダ
情報を翻訳メールに付加する。図9に,返信用ヘッダが
付された電子メールの一例が示されている。なお図示の
例では,返信用ヘッダには,以前の転送者のアドレスと
して,"Prev-Resent-From:taro@bb1.xxx.co.jp"が指示
されるとともに,以前の転送先のアドレスとして,"Pre
v-Resent-To:mt@xxx.co.jp"が指示されている。
【0043】さらに,この第2の実施形態においては,
翻訳サーバ装置120の返信ボディ作成装置126にお
いて,図9に示すように,原文と訳文とから返信用メー
ルのボディ部を作成する。図示のように,この第2の実
施形態によれば,返信用メール中に原文と訳文とが同時
に表示されるので,利用者は,原文と訳文とを直接対比
して,例えば機械翻訳では不十分な場合であれば,原文
を参照しながら訳文を直接訂正することが可能となる。
なお,図9に示す例では,「訳文開始」の行と「原文開
始」の行が挿入されているが,これは,メールの見やす
さを向上するために挿入されたものであり,もちろん省
略したり,他の文言を含む行を挿入することも可能であ
る。また,本実施の形態においては,訳文の後に原文を
配しているが,もちろん,原文の後に訳文を配するよう
な構成を採用することも可能であることは言うまでもな
い。
【0044】次いで,ステップS811において,翻訳
サーバ装置120の送信装置125が翻訳が完了した電
子メールを端末装置110に返信し,ステップS801
に戻る。ステップS801において,端末装置110の
受信装置111は返信されたメールを受信し,ステップ
S202において,受信したメールの翻訳が必要かどう
か判断されるが,その際に,このメールが機械翻訳サー
バ装置120から転送されてきたものであるので,翻訳
が不要である判断され,一連の処理を終了する。
【0045】そして,端末装置110の利用者が表示装
置116によって電子メールを表示すると,図10に示
すような電子メールリストが表示される。その際に,本
実施の形態によれば,原文メールはすでに削除されて表
示されず,翻訳メールのみが表示されるので,第1の実
施の形態の場合と異なり,多くのメールリストの中から
原文メールと翻訳メールとを識別する必要がなくなり,
利用者はより便利にシステムを使用することができる。
【0046】なお,第2の実施形態の場合も第1の実施
形態の場合と同様に,翻訳メールのヘッダ情報,例えば
その表題に翻訳済み情報を付加するように構成しても良
い。翻訳済み情報は,第1の実施形態の場合と同様に,
例えば翻訳サーバ装置120の返信ヘッダ作成装置12
4により付加することができる。翻訳済み情報として
は,図11の(4)(5)に示すように,「(MT)=Machi
ne Translation」といった内容を付加すればよい。その
結果,利用者は,(MT)という情報が表題に含まれるメー
ルが翻訳メールであると容易に判断することが可能とな
る。
【0047】また,第1の実施形態の場合と同様に,端
末装置110のヘッダ付加装置113により翻訳依頼情
報を付加して送信しても同様の効果を得ることができ
る。すなわち,翻訳サーバ装置に翻訳依頼をする原文メ
ールのヘッダに,翻訳依頼情報として,図11の(4)
(5)に示すように,「(MT)=Machine Translation」と
いった内容を付加すれば,そのヘッダ情報はそのまま翻
訳メールに継承されて返信されるので,メールリスト一
覧の翻訳済みメールの主題には,(MT)の文字が付加され
ることになり,利用者は,メールリストから容易に原文
メールと翻訳メールとの識別を行うことができる。
【0048】以上説明したように,本実施の形態によれ
ば,第1の実施形態にかかる電子メール機械翻訳システ
ムと同様に,予め登録されたアドレスから送信されてき
た電子メール(翻訳が必要な電子メール)は,自動的に
翻訳サーバ装置120に送信され翻訳メールとして電子
メール一覧に加えられるので,各メールごとに翻訳が必
要かどうかを判断し,翻訳が必要な場合には翻訳サーバ
に電子メールを送信する煩雑な手間を省略することがで
きる。また,図6に示すような電子メール一覧を参照す
ることにより,翻訳結果がどのメールの翻訳結果である
かをを簡単に判断することが可能となり,利用者の利便
を大幅に向上させることができる。加えて,本実施の形
態によれば,第1の実施形態の場合と異なり,原文メー
ルが削除されて翻訳メールのみが表示されるので,電子
メールの数が増えず,電子メールの管理が簡略化され
る。
【0049】(第3の実施形態)次に,本発明の第3の
実施形態にかかる電子メールの機械翻訳システムについ
て説明するが,この第3の実施形態にかかる電子メール
の機械翻訳システムの概略構成については,図1に関連
して説明した第1の実施形態にかかる電子メールの機械
翻訳システムと実質的に同一なので,その詳細説明は省
略することにする。
【0050】ただし,この第3の実施形態においては,
すでに翻訳済みの電子メールが翻訳サーバ装置120に
再送されて,再翻訳されてしまうような,無駄なループ
を回避するために,翻訳サーバ装置120の返信ヘッダ
作成装置124において,翻訳メールに対して,この翻
訳サーバ装置120で翻訳されたという内容のフラグを
付するとともに,翻訳サーバ装置120のヘッダ解析装
置122では,端末装置110から送信された電子メー
ルのヘッダを解析し,翻訳済みというという内容のフラ
グを有する場合には,翻訳を行わずに処理を終了するよ
うに構成されている。
【0051】この第3の実施形態にかかる電子メール機
械翻訳システムの翻訳サーバ装置120により作成され
た翻訳メールの一例が図13に示されている。第1の実
施形態にかかる翻訳サーバ装置120により作成された
図5に示す翻訳メールとこの図13に示す翻訳メールを
比較すれば容易に理解できるように,この第3の実施形
態かかる翻訳メールにおいては,翻訳済みという内容の
フラグを示す"Translated:Aug.23,1996 11:07"という一
行が付加されている。
【0052】例えば,一般のメール自動振り分け機能し
か有さない端末装置110に,図13に示すような翻訳
済みの電子メールが返信されると,端末装置110は,
その送信者アドレス"From:tom@usa.com(Tom Smith)"か
らその電子メールが翻訳が必要であると判断してしま
い,図14に示すように,翻訳サーバ装置120に送信
するためのヘッダ情報("Resent-From:taro@bbl.xxx.c
o.jp""Resent-To:mt@xxx.co.jp")がヘッダ付加装置1
13により付加されて,翻訳サーバ装置120に再送信
されてしまう。
【0053】しかしながら,本実施の形態によれば,翻
訳サーバ装置120のヘッダ解析装置122は,ヘッダ
情報から翻訳が必要であるかどうかを判断することが可
能なので,図14に示すように,ヘッダ情報中に翻訳済
みという内容のフラグを示す"Translated:Aug.23,1996
11:07"という一行を発見し,この電子メールはすでに翻
訳がされたものであり,再翻訳が不要であると判断し,
処理を終了する。
【0054】以上のように,本実施の形態においては,
翻訳サーバ装置120側で,受信した電子メールが翻訳
が必要なものかどうかを判断するので,端末装置110
として一般のメール自動振り分け機能を持つ装置を採用
することが可能となり,端末装置110側に特別な装置
構成の付加を要求することなく,より汎用性の高い電子
メール機械翻訳システムを構築することが可能である。
【0055】図15には,第2の実施形態にかかる電子
メール機械翻訳システムにより作成された翻訳メールに
原文と訳文とを合成した翻訳メールに翻訳済みフラグを
挿入した例が示されている。この場合も,上述の通り,
翻訳サーバ装置120側で,受信した電子メールが翻訳
が必要なものかどうかを判断するので,端末装置110
として一般の装置を使用した場合であっても,本実施の
形態にかかる電子メール機械翻訳システムを使用可能で
ある。
【0056】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる電子メール機械翻訳システムの好適な実施形態につ
いて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当
業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想
の範疇内おいて各種の変更例または修正例に想到し得る
ことは明らかであり,それらについても当然に本発明の
技術的範囲に属することは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
翻訳したい電子メールを自動的に機械翻訳アドレスに送
付することによって,利用者が電子メールリストの中か
ら翻訳が必要なメールを抽出して機械翻訳サーバ装置に
送信するという煩雑な手間を削減することが可能であ
る。また,本発明によれば,電子メールリストを見れ
ば,翻訳結果を容易に判断することが可能なので,利用
者の便が向上する。さらに,本発明によれば,端末側に
特別な装置を付加することを要求せずとも,一般の電子
メール自動振り分け機能を採用するだけで,電子メール
機械翻訳システムを構築することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる電子メール機
械翻訳システムの概略構成を示すシステム構成図であ
る。
【図2】図1に示す電子メール機械翻訳システムの概略
動作を示すフローチャートである。
【図3】受信した電子メールに翻訳が必要かどうかを判
断する際に参照される電子メールアドレスの一覧表の一
例を示す説明図である。
【図4】受信した加工前の電子メールと翻訳依頼情報を
付加する加工後の電子メールを対比して示す説明図であ
る。
【図5】翻訳サーバ装置により翻訳された翻訳メールの
一例を示す説明図である。
【図6】端末装置において表示される電子メールのメー
ルリストの一例を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態にかかる電子メール機
械翻訳システムの概略構成を示すシステム構成図であ
る。
【図8】図2に示す電子メール機械翻訳システムの概略
動作を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態にかかる電子メール機械翻訳シ
ステムの翻訳サーバ装置において作成される翻訳メール
の一例を示す説明図である。
【図10】第2の実施形態にかかる電子メール機械翻訳
システムの端末装置において表示される電子メールのメ
ールリストの一例を示す説明図である。
【図11】端末装置において表示される翻訳済み情報を
含む電子メールのメールリストの一例を示す説明図であ
る。
【図12】端末装置において表示される翻訳済み情報を
含む電子メールのメールリストの一例を示す説明図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施形態にかかる電子メール
機械翻訳システムの翻訳サーバ装置において作成される
翻訳済みフラグが付された翻訳メールの一例を示す説明
図である。
【図14】図13の翻訳メールに対して端末装置におい
て2度目の翻訳要求フラグが付された場合の一例を示す
説明図である。
【図15】本発明の第3の実施形態にかかる電子メール
機械翻訳システムの翻訳サーバ装置において作成される
翻訳済みフラグが付された翻訳メールの他の例を示す説
明図である。
【図16】従来の電子メール機械翻訳システムの端末装
置において表示される電子メールリストの一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
100 電子メール機械翻訳システム 110 端末装置 111 受信装置 112 翻訳判断装置 113 ヘッダ付加装置 114 送信装置 115 格納装置 116 表示装置 117 編集装置 120 翻訳サーバ装置 122 ヘッダ解析装置 123 翻訳エンジン 124 返信ヘッダ作成装置 125 送信装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを受信する受信装置と電子メ
    ールを送信する送信装置とを備えた端末装置と;第1言
    語で記述された原文部分を含む原文メールを受信する受
    信装置と,前記原文部分を第2言語に翻訳した訳文部分
    を含む翻訳メールを作成する翻訳エンジンと,前記翻訳
    メールを前記原文メールの送信元端末装置に返信する送
    信装置とを備えた翻訳サーバ装置と;を含む,電子メー
    ル機械翻訳システムにおいて:前記端末装置は,前記原
    文メールのヘッダ情報の元の内容は保持したまま前記翻
    訳サーバ装置に送信するものであり;前記翻訳サーバ装
    置は,前記翻訳メールのヘッダ情報の元の内容は保持し
    たまま前記送信元端末装置に返信するものであることを
    特徴とする,電子メール機械翻訳システム。
  2. 【請求項2】 前記端末装置は,受信した電子メールが
    翻訳が必要であるか否かを判断する翻訳判断装置を備
    え,前記送信装置は,前記翻訳判断装置により翻訳が必
    要であると判断された場合に,前記翻訳サーバ装置に自
    動送信を行うことを特徴とする,請求項1に記載の電子
    メール機械翻訳システム。
  3. 【請求項3】 前記翻訳判断装置は,電子メールが予め
    登録されたメールアドレスから送信されたものである場
    合には,翻訳が必要であると判断するものであることを
    特徴とする,請求項2に記載の電子メール機械翻訳シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記翻訳サーバ装置は,受信した電子メ
    ールが翻訳が必要であるか否かをそのヘッダ情報から判
    断するヘッダ解析装置を備え,前記ヘッダ解析装置によ
    り翻訳が必要であると判断された場合に,前記翻訳エン
    ジンを駆動することを特徴とする,請求項1,2または
    3のいずれかに記載の電子メール機械翻訳システム。
  5. 【請求項5】 前記ヘッダ解析装置は,電子メールが予
    め登録されたメールアドレスから送信されたものである
    場合には,翻訳が必要であると判断することを特徴とす
    る,請求項4に記載の電子メール機械翻訳システム。
  6. 【請求項6】 前記翻訳サーバ装置は,前記翻訳メール
    のヘッダ情報の元の内容に,翻訳済み情報を付加する返
    信ヘッダ作成装置を備えていることを特徴とする,請求
    項1に記載の電子メール機械翻訳システム。
  7. 【請求項7】 前記翻訳済み情報は,前記翻訳メールの
    表題に付加されることを特徴とする,請求項6に記載の
    電子メール機械翻訳システム。
  8. 【請求項8】 前記ヘッダ解析装置は,受信した電子メ
    ールが翻訳済み情報を備えている場合には,原文メール
    とはみなさずに翻訳を実行しないことを特徴とする,請
    求項6または7に記載の電子メール機械翻訳システム。
  9. 【請求項9】 前記端末装置は,受信した電子メールが
    翻訳済み情報を備えている場合には,原文メールとみな
    さずに前記翻訳サーバ装置に自動送信しないことを特徴
    とする,請求項6,7または8のいずれかに記載の電子
    メール機械翻訳システム。
  10. 【請求項10】 前記端末装置は,前記原文メールのヘ
    ッダ情報の元の内容に,翻訳依頼情報を付加するヘッダ
    付加装置を備えていることを特徴とする,請求項1に記
    載の電子メール機械翻訳システム。
  11. 【請求項11】 前記翻訳依頼情報は,前記翻訳メール
    の表題に付加されることを特徴とする,請求項10に記
    載の電子メール機械翻訳システム。
  12. 【請求項12】 前記端末装置は,受信した電子メール
    が翻訳依頼情報を備えている場合には,原文メールとみ
    なさずに前記翻訳サーバ装置に自動送信しないことを特
    徴とする,請求項10または11に記載の電子メール機
    械翻訳システム。
  13. 【請求項13】 前記端末装置は,受信した電子メール
    の発信元アドレスが前記翻訳サーバ装置である場合に
    は,原文メールとはみなさずに前記翻訳サーバ装置に自
    動送信を行わないことを特徴とする,請求項2,3,4
    または5のいずれかに記載の電子メール機械翻訳システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記翻訳サーバ装置は,原文メール中
    の原文部分と翻訳部分とを合成して翻訳メールを作成す
    る返信ボディ作成装置を備えていることを特徴とする,
    請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,1
    1,12または13のいずれかに記載の電子メール機械
    翻訳システム。
  15. 【請求項15】 前記端末装置は,前記原文メールを前
    記翻訳サーバ装置に送信した後にその原文メールを削除
    する削除装置を備えていることを特徴とする,請求項1
    4に記載の電子メール機械翻訳システム
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