JPH1166003A - 業務支援システムの制御方法および業務支援システム - Google Patents

業務支援システムの制御方法および業務支援システム

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JPH1166003A
JPH1166003A JP22876597A JP22876597A JPH1166003A JP H1166003 A JPH1166003 A JP H1166003A JP 22876597 A JP22876597 A JP 22876597A JP 22876597 A JP22876597 A JP 22876597A JP H1166003 A JPH1166003 A JP H1166003A
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user terminal
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support system
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JP22876597A
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Inventor
Mitsuharu Yada
光治 矢田
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P I II KK
Original Assignee
P I II KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータによる分散処理環境でのユーザ
支援業務を効率よく遂行する。 【解決手段】 ユーザ端末30(T1)から任意のアプ
リケーションプログラムの運用等に関する支援要求を受
けたヘルプサーバ10は、登録されている複数のヘルパ
端末20(専門知識等を有するヘルパ)から適切なヘル
パ端末20(H1)を選択して、ユーザ端末30(T
1)への支援を依頼するとともに、要求元のユーザ端末
30(T1)に対して、割り当てたヘルパ端末20の情
報を通知する。これを受けたユーザ端末30は、割り当
てられたヘルパ端末20とヘルプセッションを実行し
て、所望のアプリケーションプログラムや業務の運用に
関する支援を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務支援技術に関
し、特に、複数のユーザ端末にて行われる多様な業務の
支援等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、パーソナルコンピュータ等に
代表される情報処理機器の高性能化および小型化、低価
格化、さらにはインターネット等に代表される大規模な
情報ネットワークの発達に伴い、コンピュータが設置さ
れた特定の場所に作業者を集めて業務を遂行する従来の
中央集中的な業務遂行形態から、小規模のオフィスある
いは各家庭等や個人レベルにコンピュータによる業務遂
行環境を分散する形態(超分散環境)が一般的になって
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、このようなパー
ソナルコンピュータにおける基本ソフトウェア(OS)
や、その上で稼働する特定業務向けのアプリケーション
プログラムについて見ると、その機能の複雑化、高度化
にも関わらず、たとえば誤操作や障害発生時などにおけ
るユーザ支援(ヘルプ)機能等のユーザ・インタフェー
スは、いまだ貧弱である。
【0004】また、エキスパートシステム等のように高
度に専門的な業務の遂行に用いられソフトウェアでは、
使用過程における専門家のアドバイスは不可欠である。
【0005】従来の中央集中的な業務遂行形態では、基
本ソフトウェアやアプリケーションプログラムの使用法
に精通した少数の専門家や、特定の業務等に精通した専
門家をコンピュータの設置場所に配置することで対処で
きたが、小規模のオフィスあるいは各家庭等や個人レベ
ルでの分散処理環境では、このような対策は実際上、実
現困難である。
【0006】本発明の目的は、コンピュータによる分散
処理環境でのユーザ支援業務を効率よく遂行することが
可能な業務支援システムおよびその制御技術を提供する
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、ユーザ支援業務に携
わる専門家等の支援者の効率的な稼働を実現することが
可能な業務支援システムおよびその制御技術を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所望のアプリ
ケーションプログラムにて所望の業務が実行される少な
くとも一つのユーザ端末と、業務を支援する支援者が操
作する複数のヘルパ端末と、ユーザ端末とヘルパ端末と
を結ぶ情報ネットワークとを含む業務支援システムの制
御方法において、ユーザ端末から支援要求を受け付ける
ステップと、支援要求の内容に応じたヘルパ端末を選択
するステップと、ユーザ端末と選択されたヘルパ端末と
の間における支援セッションを行うステップと、を実行
するようにしたものである。
【0009】また、本発明は、所望のアプリケーション
プログラムにて所望の業務が実行される少なくとも一つ
のユーザ端末と、業務を支援する支援者が操作する複数
のヘルパ端末と、ユーザ端末から支援要求を受け付け、
支援要求の内容に応じたヘルパ端末を選択し、ユーザ端
末と選択されたヘルパ端末との間における支援セッショ
ンを行わせるヘルプサーバと、ユーザ端末およびヘルパ
端末およびヘルプサーバを結ぶ情報ネットワークとによ
って業務支援システムを構築するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施の形態である業務
支援システムを構成するヘルプサーバの構成の一例を示
す概念図であり、図2は、このヘルプサーバにて用いら
れるヘルパ管理テーブルの一例を示す概念図である。ま
た、図3は、本実施の形態の業務支援システムを構成す
るユーザ端末の構成の一例を示す概念図であり、図4
は、本実施の形態の業務支援システムを構成するヘルパ
端末の構成の一例を示す概念図である。また、図5は、
本実施の形態の業務支援システムの全体構成の一例を示
す概念図である。
【0012】図5に例示されるように、本実施の形態の
業務支援システムは、ヘルプサーバ10と、複数のヘル
パ端末20(H1〜Hn)と、複数のユーザ端末30
(T1〜Tn)を、いわゆるインターネット、イントラ
ネット、公衆電話回線等の任意の情報ネットワーク40
を介して相互に接続した構成からなる。便宜上、ヘルプ
サーバ10は一つのみを例示しているが、複数でもよ
い。
【0013】なお、複数のヘルパ端末20の設置場所と
しては、たとえば、専門知識や業務経験を有するが種々
の事情で在宅勤務を希望する支援者(ヘルパ)の家庭
や、小規模のサテライトオフィス、等が考えられる。あ
るいは、専門知識や業務経験を有するヘルパが携行する
形態情報端末等が考えられる。
【0014】また、ユーザ端末30は、たとえば小規模
のオフィスや各家庭に設置されたパーソナルコンピュー
タ、あるいは、一般のユーザが携行する形態情報端末等
が考えられる。
【0015】図1に例示されるように、ヘルプサーバ1
0は、システムバス11を介して、全体を制御する中央
処理装置12、中央処理装置12を制御するプログラム
が格納される主記憶13、管理ファイル等が格納される
外部記憶装置14、操作I/F部15、音声認識インタ
フェース部16、ネットワークI/F部17等を接続し
たコンピュータシステムからなる。
【0016】主記憶13には、常駐するオペレーティン
グシステム13a(OS)と、その配下で稼働するヘル
プサーバプログラム13bおよびインターネット電話サ
ーバプログラム13c、ヘルパ管理テーブル50等が格
納され、中央処理装置12を制御する構成となってい
る。
【0017】外部記憶装置14には、たとえば、後述の
複数のヘルパ端末20およびユーザ端末30を管理する
ためのセキュリティ情報等が格納された管理ファイル1
4aが記憶されている。
【0018】操作I/F部15は、ヘルプサーバ10の
保守管理等を行うためのユーザインタフェースを提供す
るディスプレイやキーボード等からなる。
【0019】ネットワークI/F部17は、外部の情報
ネットワーク40との間における情報の授受を行うため
のプロトコル制御等のインタフェース制御を行う。
【0020】音声認識インタフェース部16は、ネット
ワークI/F部17を経由して接続されるインターネッ
ト電話や、図示しない通常の電話回線等で入力されるユ
ーザからの音声情報を認識して、後述のヘルパ端末20
を割り当てる処理等を行うのに使用される。この場合、
ヘルプサーバプログラム13bは、外部から着信する電
話での支援要求を、適切なヘルパ端末20に振り分ける
音声応答システムとして機能する。
【0021】ところで、図2に例示されるように、本実
施の形態の場合、ヘルプサーバ10におけるヘルパ管理
テーブル50は、個々のヘルパ端末20、すなわち当該
ヘルパ端末20を使用する専門家(ヘルパ)にユニーク
に付与されたヘルパID情報51と、当該ヘルパID情
報51にて特定されるヘルパがどのような分野の専門知
識やスキルを有するかを示す担当専門分野情報52、当
該ヘルパが使用する言語を示す対応言語情報53、当該
ヘルパの居場所54(ヘルパ端末20の設置場所)、当
該ヘルパが都合のよい稼働時間帯55(グリニッジ標準
時:GMT)、当該ヘルパ端末20の情報ネットワーク
40におけるアドレス情報としてのURLや、ヘルパの
連絡先電話番号等のポインタ情報56、ヘルパの現在の
稼働状態を示すフラグ57、等の情報が格納されてい
る。
【0022】図3に例示されるように、複数のユーザ端
末30の各々は、システムバス31を介して、全体を制
御する中央処理装置32、中央処理装置32を制御する
プログラムが格納される主記憶33、外部記憶装置3
4、操作I/F部35、ネットワークI/F部36、マ
ルチメディアインタフェース部37等を接続したコンピ
ュータシステムからなる。
【0023】マルチメディアインタフェース部37に
は、映像情報を出力するディスプレイ37a、音声や音
響情報を出力するスピーカ37b、音声や音響情報の入
力を行うマイクロフォン37c、設置環境の映像情報を
撮影して入力するカメラ37d、等の機器が接続されて
いる。なお、便宜上、スピーカ37bおよびマイクロフ
ォン37cは別個に図示されているが、これらは、一体
になってたとえば電話の送話器および受話器を構成する
ようにしてもよい。
【0024】操作I/F部35は、キーボード、マウ
ス、リモートコントローラ等の任意の情報入力装置から
なり、ユーザがユーザ端末10を操作するためのユーザ
インタフェースを提供する。
【0025】主記憶33には、常駐するオペレーティン
グシステム33a(OS)と、その配下で稼働する任意
のアプリケーションプログラム33b、ヘルプクライア
ントプログラム33c、インターネット電話クライアン
トプログラム33d、が格納されている。
【0026】アプリケーションプログラム33bは、ワ
ープロソフト、表計算ソフト、CAD等の作図ソフト、
会計ソフト、エキスパートシステム等の一般の任意の業
務に用いられるソフトウェアである。
【0027】ヘルプクライアントプログラム33cは、
前述のヘルプサーバ10との間における後述のような処
理を実行するソフトウェアである。
【0028】インターネット電話クライアントプログラ
ム33dは、スピーカ37bおよびマイクロフォン37
c、さらにはディスプレイ37aおよびカメラ37d等
の機器を用い、情報ネットワーク40を通信媒体とする
電話あるいはテレビ電話機能を実現するためのソフトウ
ェアである。
【0029】図4に例示されるように、ヘルパ端末20
は、システムバス21を介して、全体を制御する中央処
理装置22、中央処理装置22を制御するプログラムが
格納される主記憶23、外部記憶装置24、操作I/F
部25、ネットワークI/F部26、マルチメディアイ
ンタフェース部27等を接続したコンピュータシステム
からなる。
【0030】マルチメディアインタフェース部27に
は、映像情報を出力するディスプレイ27a、音声や音
響情報を出力するスピーカ27b、音声や音響情報の入
力を行うマイクロフォン27c、設置環境の映像情報を
撮影して入力するカメラ27d、等の機器が接続されて
いる。なお、便宜上、スピーカ27bおよびマイクロフ
ォン27cは別個に図示されているが、これらは、一体
になってたとえば電話の送話器および受話器を構成する
ようにしてもよい。
【0031】主記憶23には、常駐するオペレーティン
グシステム23a(OS)と、その配下で稼働し、ユー
ザ端末30における任意のアプリケーションプログラム
の動作をエミュレートするアプリケーションプログラム
エミュレータ23b、ヘルプサーバ10のヘルプサーバ
プログラム13bとの間にて後述のような処理を行うヘ
ルプクライアントプログラム23c、インターネット電
話クライアントプログラム23d等の情報が格納され、
中央処理装置12を制御することによって後述のような
制御動作を行う構成となっている。
【0032】外部記憶装置24には、過去に行われた後
述のようなユーザ端末30に対する支援の経過等の情報
が記録されるヘルプ担当履歴ファイル24aが格納され
ており、必要に応じてヘルプクライアントプログラム2
3cやヘルパによって参照される。
【0033】操作I/F部25は、キーボート、マウ
ス、リモートコントローラ等からなり、ヘルパ端末20
を操作するためのユーザインタフェースを提供する。
【0034】ネットワークI/F部26は、外部の情報
ネットワーク40との間における情報の授受を行うため
のプロトコル制御等のインタフェース制御を行う。
【0035】以下、本実施の形態の業務支援システムお
よびその制御方法の作用の一例を、図6、図7、図8お
よび図9のフローチャートを参照して説明する。
【0036】まず、図6のフローチャートにて、ヘルプ
サーバ10の動作を説明する。
【0037】ヘルプサーバ10は、個々のユーザ端末3
0からの支援要求を待ち(ステップ101)、支援要求
を受け付けると、ヘルパ管理テーブル50を参照して
(ステップ102)、現在、当該支援要求に対応可能な
ヘルパ(ヘルパ端末20)が存在するか否かを調べる
(ステップ103)。
【0038】すなわち、ユーザ端末30から支援要求に
は、たとえば、アプリケーションプログラムの操作方法
等に関する質問等の場合には、当該アプリケーションプ
ログラムの種別、および当該アプリケーションプログラ
ムの現在の状態を示すステータス情報、希望する言語
(たとえば日本語で操作方法を教えてもらいたい等)、
要求元のユーザ端末30の設置場所、ユーザ端末30へ
の接続のためのポインタ情報(URL等)、が含まれて
いる。そして、これらの情報に基づいて、ヘルプサーバ
プログラム13bは、ユーザが希望する日本語を話すこ
とができ、当該アプリケーションプログラムの操作に精
通し、しかも現在が稼働時間帯であり、ユーザ端末30
の設置場所に近い(すなわち通信コストの低い、但しこ
の条件は必須ではない)、という条件を満たすヘルパが
存在する場合には、要求元のユーザ端末30に選出され
た適切なヘルパ端末20を仲介する(ステップ10
4)。
【0039】なお、後述のように、各ユーザ端末30に
おいて、過去に支援サービスを受けたヘルパ端末20を
記憶しておき、同様の支援要求が発生した場合には、支
援要求の際に、当該ヘルパ端末20の識別情報をヘルプ
サーバ10に伝達することにより、当該ヘルパ端末20
の仲介を優先、あるいは必須とするような条件付けをし
てもよい。
【0040】すなわち、過去の支援履歴(経験)は、ヘ
ルパの側から見ればユーザの環境やレベル等を把握でき
ているのでより効果的な支援ができ、ユーザの側から見
れば、自分の環境や業務内容をヘルパに重複して説明す
る手間が省けるので、ユーザおよびヘルパの双方にとっ
て有益であり、ユーザから支援要求に際しては、なるべ
く過去に当該ユーザに対する支援経験のあるヘルパを割
り当てたほうが、より支援効率が高くなると期待でき
る。
【0041】こうして、ヘルパ(ヘルパ端末20)の仲
介が成功したか否かを判定し(ステップ105)、成功
した場合には、当該ヘルパのエントリのフラグ57を
“2”セットするように、ヘルパ管理テーブル50を更
新して(ステップ106)、1回の支援仲介操作を終え
る。
【0042】また、ステップ105で失敗した場合に
は、要求元のユーザ端末30に、ヘルパの紹介が失敗し
たことを伝達する(ステップ107)。
【0043】図7は、ユーザ端末30のヘルプサーバ1
0に対する支援要求の処理の一例を示すフローチャート
である。
【0044】個々のユーザ端末30のヘルプクライアン
トプログラムは、任意のアプリケーションプログラムの
実行中に(ステップ201)、アプリケーションプログ
ラム自体や、当該アプリケーションプログラムを操作中
のユーザからのヘルプ要求の有無を監視し(ステップ2
02)、ヘルプ要求の発生時にはヘルプサーバ10にヘ
ルパ仲介要求を発行する(ステップ203)。
【0045】そして、ヘルプサーバ10からヘルパ仲介
成功の通知を受けると(ステップ204)、指定された
ヘルパ端末20とのヘルプセッションを行う(ステップ
205)。このヘルプセッションでは、たとえば、ユー
ザ端末30からヘルパ端末20に、ユーザ端末30側で
実行中のアプリケーションプログラムの状態を通知する
ことにより、ヘルパ端末20の側でユーザ端末30にお
けるアプリケーションプログラムの実行状態を再現し、
ヘルパが適切な操作方法等を指導することが行われる。
なお、この実行状態の再現では、アプリケーションプロ
グラム中のプライベートななデータはダミーのデータに
置き換えられてヘルパ端末20に送信されるので、ユー
ザ端末30からのデータ漏洩等の懸念はない。
【0046】この場合、ユーザ端末30とヘルパ端末2
0の間のコミュニケーション手段としては、通常の文字
列データ等の情報の授受の他に、たとえばインターネッ
ト等の情報ネットワーク40を利用したインターネット
電話機能を利用して、ユーザ端末30が指定した言語を
使用した対話的な支援を行うことができる。その場合、
ヘルプサーバ10のインターネット電話サーバプログラ
ム13cの制御の下で、ユーザ端末30のインターネッ
ト電話クライアントプログラム33dと、ヘルパ端末2
0のインターネット電話クライアントプログラム23d
とが接続を確立し、両端末間における音声等の授受を実
行する。
【0047】このようなヘルプセッションが完了すると
(ステップ206)、後の当該アプリケーションプログ
ラムにおける同様なヘルプ要求の発生に備えて、今回、
担当したヘルパ端末20(ヘルパ)の識別情報を記憶す
る(ステップ207)。
【0048】その後、アプリケーションプログラムの終
了か否かを判別し(ステップ208)、継続するなら
ば、ステップ201に戻ってアプリケーションプログラ
ムの運用を継続する。
【0049】なお、ステップ204で適当なヘルパ端末
20が見つからない旨の応答がヘルプサーバ10から返
された場合には、当該アプリケーションプログラムや操
作者に通知する(ステップ209)。
【0050】図8は、ヘルパ端末20における処理の一
例を示すフローチャートである。
【0051】ヘルパ端末20は、ヘルプサーバ10から
支援担当要求を待ち(ステップ301)、担当要求があ
ると、まず、過去に同一ユーザを担当したか否かを調べ
(ステップ302)、担当経験がある場合には(ステッ
プ303)、当該ユーザに関するヘルプ履歴ファイルを
読み出す(ステップ304)。
【0052】その後、必要に応じて当該ユーザに関する
ヘルプ履歴ファイルを参照しつつ、支援要求元のユーザ
端末30との間におけるセッションを開始する(ステッ
プ305)。このセッションでは、前述のように、必要
に応じて、たとえばインターネット電話クライアントプ
ログラム23dを起動して、要求元のユーザ端末30の
ユーザと電話による対話的な支援処理を行う。また、た
とえば要求元からの要請に応じて、アプリケーションプ
ログラムエミュレータ23bを起動し、ユーザ端末30
のアプリケーションプログラムの状態をヘルパ端末20
にて再現しつつ、操作方法の教示やエラー等に対する対
処の仕方等の教示等を行う。
【0053】このようなユーザ端末30とのヘルプセッ
ションが完了すると(ステップ306)、当該ユーザに
関するセッションの内容等のヘルプ履歴データをヘルプ
履歴ファイルに格納し(ステップ307)、ヘルプ担当
要求の受付を継続する場合には、ステップ301に戻る
(ステップ308)。
【0054】上述のような、ヘルプサーバ10、ヘルパ
端末20およびユーザ端末30における一連の処理の全
体の流れを例示したものが図8のフローチャートであ
る。
【0055】すなわち、任意のアプリケーションプログ
ラムを実行中(ステップ401)のユーザ端末30(こ
の場合、T1)から、ヘルプサーバ10に対して支援要
求が送られると(ステップ402)、ヘルプサーバ10
では、ヘルパ管理テーブル50を参照して支援要求に適
合するヘルパ端末20(この場合、H1)を見いだし
(ステップ403)、当該ヘルパ端末20に対して支援
担当要求を発行する(ステップ404)。
【0056】これを受けたヘルパ端末20では、稼働時
間帯55等の都合がよければ(ステップ405)、支援
担当要請を受け付ける旨の応答をヘルプサーバ10に返
す(ステップ406)。
【0057】これを受けたヘルプサーバ10は、当該ヘ
ルパ端末20のポインタ情報等の必要な情報を準備して
(ステップ407)、支援了解を要求元のユーザ端末3
0に応答して(ステップ408)、セッション開始を指
示する。
【0058】これを受けたユーザ端末30では、現在の
アプリケーションプログラムの状態等の情報を収拾して
(ステップ409)、支援要求とともに、割り当てられ
たヘルパ端末20に送信し(ステップ410)。
【0059】これを受けたヘルパ端末20では、自端末
で要求元のアプリケーションプログラムの状態を再現し
たり、過去の当該ユーザへの支援履歴等を調べる等の準
備の後、ユーザ端末30との間でヘルプセッションを開
始する(ステップ411)。
【0060】ヘルプセッションとしては、インターネッ
ト電話等にて実時間で対話的に行うことに限らず、ユー
ザから質問事項等を電子メールでヘルパに送付し、ヘル
パからも回答を電子メールにて返す等の遣り取りも本実
施の形態のヘルプセッションに含まれる。
【0061】このように、本実施の形態の業務支援シス
テムの制御方法および業務支援システムによれば、任意
のユーザ端末30て発生する多様な支援要求に応じて、
適切なヘルパ端末20(ヘルパ)を選択して割り当てる
ので、たとえば、小規模のオフィスあるいは各家庭等や
個人レベルに分散して存在するユーザ端末30における
所望の業務遂行に対する支援を効率良く遂行することが
可能になる。
【0062】さらに、ヘルパ端末20、すなわち様々な
専門知識やキャリアおよびスキルを有するとともに、稼
働時間帯や言語等が多様なヘルパの側では、都合の良い
時間帯等の条件をヘルプサーバ10に登録することで、
希望に叶った時間帯や条件にて専門知識を有するユーザ
支援業務に携わることが可能になり、ユーザ支援業務に
携わる支援者の効率的な稼働を実現することができる。
【0063】なお、上述の説明では、一例として、ユー
ザ端末30における任意のアプリケーションプログラム
の実行過程で発生した支援要求にヘルパ端末20(専門
知識やスキルを有するヘルパ)を割り当てて支援させる
場合について説明したが、アプリケーションプログラム
の実行に限らず、一般の法律相談や、専門的な業務にて
発生する種々の疑問について、音声応答システムにて、
専門知識を有するヘルパに割り当てる、等多様な利用方
法が考えられる。
【0064】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0065】たとえば、ヘルプサーバや各端末の構成は
一例であり、情報通信機能を有する任意の情報処理機器
を使用することが可能である。また、支援対象として
は、アプリケーションプログラムに限らず、たとえば、
オペレーティングシステム(OS)のインストールや操
作、保守管理等、任意のソフトウェアに関する支援業務
に適用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】本発明の業務支援システムの制御方法に
よれば、コンピュータによる分散処理環境でのユーザ支
援業務を効率よく遂行することができる、という効果が
得られる。
【0067】また、本発明の業務支援システムの制御方
法によれば、ユーザ支援業務に携わる支援者の効率的な
稼働を実現することができる、という効果が得られる。
【0068】また、本発明の業務支援システムによれ
ば、コンピュータによる分散処理環境でのユーザ支援業
務を効率よく遂行することができる、という効果が得ら
れる。
【0069】また、本発明の業務支援システムによれ
ば、ユーザ支援業務に携わる支援者の効率的な稼働を実
現することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である業務支援システム
を構成するヘルプサーバの構成の一例を示す概念図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態である業務支援システム
およびその制御方法にて用いられる制御情報の一例を示
す概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である業務支援システム
を構成するユーザ端末の構成の一例を示す概念図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態である業務支援システム
を構成するヘルパ端末の構成の一例を示す概念図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態である業務支援システム
の全体構成の一例を示す概念図である。
【図6】本発明の一実施の形態である業務支援システム
におけるヘルプサーバの作用の一例を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の一実施の形態である業務支援システム
におけるユーザ端末の作用の一例を示すフローチャート
である。
【図8】本発明の一実施の形態である業務支援システム
におけるヘルパ端末の作用の一例を示すフローチャート
である。
【図9】本発明の一実施の形態である業務支援システム
およびその制御方法の全体の作用の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 ヘルプサーバ 11 システムバス 12 中央処理装置 13 主記憶 13a オペレーティングシステム 13b ヘルプサーバプログラム 13c インターネット電話サーバプログラム 14 外部記憶装置 14a 管理ファイル 15 操作I/F部 16 音声認識インタフェース部 17 ネットワークI/F部 20 ヘルパ端末 21 システムバス 22 中央処理装置 23 主記憶 23a オペレーティングシステム 23b アプリケーションプログラムエミュレータ 23c ヘルプクライアントプログラム 23d インターネット電話クライアントプログラム 24 外部記憶装置 24a ヘルプ担当履歴ファイル 25 操作I/F部 26 ネットワークI/F部 27 マルチメディアインタフェース部 27a ディスプレイ 27b スピーカ 27c マイクロフォン 27d カメラ 30 ユーザ端末 31 システムバス 32 中央処理装置 33 主記憶 33a オペレーティングシステム 33b アプリケーションプログラム 33c ヘルプクライアントプログラム 33d インターネット電話クライアントプログラム 34 外部記憶装置 35 操作I/F部 36 ネットワークI/F部 37 マルチメディアインタフェース部 37a ディスプレイ 37b スピーカ 37c マイクロフォン 37d カメラ 40 情報ネットワーク 50 ヘルパ管理テーブル 51 ヘルパID情報 52 担当専門分野情報 53 対応言語情報 54 居場所 55 稼働時間帯 56 ポインタ情報 57 フラグ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のアプリケーションプログラムにて
    所望の業務が実行される少なくとも一つのユーザ端末
    と、 前記業務を支援する支援者に割り当てられた複数のヘル
    パ端末と、 前記ユーザ端末と前記ヘルパ端末とを結ぶ情報ネットワ
    ークとを含む業務支援システムの制御方法であって、 前記ユーザ端末から支援要求を受け付けるステップと、 前記支援要求の内容に応じて前記ヘルパ端末を選択する
    ステップと、 前記ユーザ端末と選択された前記ヘルパ端末との間にお
    ける支援セッションを行うステップと、 を含むことを特徴とする業務支援システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の業務支援システムの制御
    方法において、複数の前記ヘルパ端末と前記ユーザ端末
    との間にヘルプサーバが介在し、前記ヘルプサーバは、
    前記ユーザ端末から発行された前記支援要求を解析して
    最適な前記ヘルパ端末を選択して要求元の前記ユーザ端
    末に通知し、当該ユーザ端末は通知を受けた前記ヘルパ
    端末との間で前記支援セッションを行うことを特徴とす
    る業務支援システムの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の業務支援システ
    ムの制御方法において、個々の前記ユーザ端末および前
    記ヘルパ端末は、前記情報ネットワークを利用した電話
    機能またはテレビ電話機能を備え、前記電話機能または
    テレビ電話機能を用いて前記支援セッションを行うか、
    または、電子メール等のデータの授受にて前記支援セッ
    ションを行うことを特徴とする業務支援システムの制御
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の業務支援システ
    ムの制御方法において、前記支援要求には、支援要求元
    の前記ユーザ端末における前記アプリケーションプログ
    ラムおよび当該アプリケーションプログラムの実行環境
    を提供するオペレーティングシステムの少なくとも一方
    の状態を前記ヘルパ端末に伝達する実行状態情報が含ま
    れ、前記ヘルパ端末には、前記実行状態情報に基づいて
    要求元の前記ユーザ端末の状態を再現するエミュレーシ
    ョン機能を備え、前記ユーザ端末の操作者と、前記ヘル
    パ端末の支援者が、共通のプログラム実行環境にて前記
    支援セッションを行うことを特徴とする業務支援システ
    ムの制御方法。
  5. 【請求項5】 所望のアプリケーションプログラムにて
    所望の業務が実行される少なくとも一つのユーザ端末
    と、 前記業務を支援する支援者に割り当てられたヘルパ端末
    と、 前記ユーザ端末から支援要求を受け付け、前記支援要求
    の内容に応じた前記ヘルパ端末を選択し、前記ユーザ端
    末と選択された前記ヘルパ端末との間における支援セッ
    ションを行わせるヘルプサーバと、 前記ユーザ端末および前記ヘルパ端末および前記ヘルプ
    サーバを結ぶ情報ネットワークとを含む業務支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の業務支援システムにおい
    て、前記ヘルプサーバは、前記ユーザ端末から発行され
    た前記支援要求を解析して最適な前記ヘルパ端末を選択
    して要求元の前記ユーザ端末に通知し、当該ユーザ端末
    は通知を受けた前記ヘルパ端末との間で前記支援セッシ
    ョンを行うことを特徴とする業務支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の業務支援システ
    ムにおいて、個々の前記ユーザ端末および前記ヘルパ端
    末は、前記情報ネットワークを利用した電話機能または
    テレビ電話機能を備え、前記電話機能またはテレビ電話
    機能を用いて前記支援セッションを行うか、または、電
    子メール等のデータの授受にて前記支援セッションを行
    うことを特徴とする業務支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項5または6記載の業務支援システ
    ムにおいて、前記支援要求には、支援要求元の前記ユー
    ザ端末における前記アプリケーションプログラムおよび
    当該アプリケーションプログラムの実行環境を提供する
    オペレーティングシステムの少なくとも一方の状態を前
    記ヘルパ端末に伝達する実行状態情報が含まれ、前記ヘ
    ルパ端末には、前記実行状態情報に基づいて要求元の前
    記ユーザ端末の状態を再現するエミュレーション機能を
    備え、前記ユーザ端末の操作者と、前記ヘルパ端末の支
    援者が、共通のプログラム実行環境にて前記支援セッシ
    ョンを行うことを特徴とする業務支援システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7386534B2 (en) 2000-02-09 2008-06-10 Hitachi, Ltd. Answer system for technical support, and technical support method
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