JPH1165818A - データ転送方法および装置、閾値調整方法および装置 - Google Patents

データ転送方法および装置、閾値調整方法および装置

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JPH1165818A
JPH1165818A JP9226653A JP22665397A JPH1165818A JP H1165818 A JPH1165818 A JP H1165818A JP 9226653 A JP9226653 A JP 9226653A JP 22665397 A JP22665397 A JP 22665397A JP H1165818 A JPH1165818 A JP H1165818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 順次受信する通信データをFIFOメモリで
一時保持し、この保持容量が閾値を超過するとバスを占
有して通信データを送信するとき、メモリのオーバーフ
ローやアンダーランを防止して最適な効率で通信データ
を送信する。 【解決手段】 バスに通信要求を送信してから通信許可
を受信するまでの応答時間を測定し、これに対応してF
IFO制御回路14の閾値を調整することで、FIFO
メモリ12のオーバーフローやアンダーランを防止しな
がら最適な効率で通信データを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二つの通信ネット
ワークのデータ通信などを調停するデータ転送方法およ
び装置、その閾値設定方法および装置、に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ通信する二つの通信ネット
ワークが同期しない場合、そのデータ通信をデータ転送
装置で調停することが実施されている。例えば、特開平
07−114510号公報には、CPU(Central Processing
Unit)が接続されているシステムバスを介して二個の
I/O(Input/Output)装置がデータ通信するコンピ
ュータシステムにおいて、送信元のI/O装置にデータ
転送装置としてDMAC(Direct Memory Access
Controller)を内蔵することが開示されている。
【0003】例えば、送信元のI/O装置が外部のイー
サネットなどに接続されている場合、この送信元のI/
O装置が接続されているイーサネットと送信先のI/O
装置が接続されているシステムバスとのデータ通信を、
送信元のI/O装置に内蔵されているDMACが調停す
る。
【0004】上記公報のDMACは、送信元のI/O装
置が接続されているイーサネットから通信データを受信
するネットワークI/F(Interface)、受信された通信
データを一時保持するFIFOメモリ、一時保持された
通信データをシステムバスから送信先のI/O装置に送
信するバスI/F、等を具備している。
【0005】より詳細には、FIFOメモリにはFIF
O制御回路が直結されており、このFIFO制御回路
は、FIFOメモリが一時保持するデータ容量と事前に
設定された閾値とを逐次比較する。バスI/Fは、FI
FO制御回路からデータ容量が閾値を超過したことが通
知されるとシステムバスに通信要求を送信し、通信許可
が返信されるとFIFOメモリに一時保持されている通
信データをシステムバスから送信先のI/O装置に送信
する。
【0006】上記公報の装置では、送信元のI/O装置
にDMACが内蔵されているので、I/O装置が独自に
DMA転送を起動して制御することができ、このDMA
転送の条件をI/O装置に対して最適化することができ
る。このようにDMA転送の条件を最適化する手法とし
て、上記公報には上述の閾値を動的に可変させることが
開示されている。
【0007】より詳細には、DMA転送を開始してから
終了されるまでの間のFIFOメモリのオーバーフロー
の発生の有無を検出し、オーバーフローが発生しなかっ
た場合には閾値をインクリメントし、FIFOメモリの
保持容量を増加させて転送効率を向上させるようにし、
オーバーフローが発生していた場合には閾値を減少さ
せ、FIFOメモリの保持容量を減少させてオーバーフ
ローによるデータ損失を防止するようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のDMACで
は、I/O装置のシステムバスに対するデータ送信をF
IFOメモリの一時保持を利用して調停することがで
き、FIFOメモリの閾値を調整することで転送効率を
最適化することもできる。
【0009】しかし、上記公報のDMACでは、FIF
Oメモリの閾値を調整するためには、DMA転送の実行
中におけるFIFOメモリのオーバーフローの有無を検
出する必要がある。このため、閾値を調整する処理の過
程で必然的にFIFOメモリにオーバーフローが発生す
るので、このオーバーフローにより通信データを損失す
る可能性がある。例えば、オーバーフローが発生した場
合に例外処理により通信データを再送させることは可能
であるが、このような処理は煩雑であり時間も要するこ
とになる。
【0010】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、通信データを一時保持するFIFOメモ
リなどのデータ保持手段にオーバーフローを発生させる
ことなく、その閾値を最適に調整して転送効率を向上さ
せることができるデータ転送方法および装置、その閾値
調整方法および装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一のデータ転送
方法は、外部の第一のデータ通信手段から通信データを
受信し、この受信される通信データを一時保持し、この
一時保持するデータ容量と事前に設定された閾値とを逐
次比較し、この比較結果としてデータ容量が閾値を超過
すると前記第二のデータ通信手段に通信要求を出力し、
この通信要求に対する第二のデータ通信手段の通信許可
の入力を受け付け、この通信許可が入力されると前記デ
ータ保持手段に一時保持されている通信データの送信を
開始し、通信要求を出力してから通信許可が入力される
までの応答時間を測定し、この測定された応答時間に対
応して前記閾値を調整するようにした。
【0012】従って、順次受信されて保持される通信デ
ータは容量が閾値を超過すると送信されるが、この閾値
は通信データを送信する第二のデータ通信手段の応答時
間に基づいて調整されるので、通信データの送信タイミ
ングが第二の通信手段の混雑具合に対応して調整され
る。
【0013】本発明の一のデータ転送装置は、外部の第
一のデータ通信手段から通信データを受信するデータ受
信手段と、外部の第二のデータ通信手段に通信データを
送信するデータ送信手段と、前記データ受信手段により
受信されて前記データ送信手段により送信される通信デ
ータを一時保持するデータ保持手段と、該データ保持手
段が一時保持するデータ容量と事前に設定された閾値と
を逐次比較する容量比較手段と、該容量比較手段の比較
結果としてデータ容量が閾値を超過すると前記第二のデ
ータ通信手段に通信要求を出力する要求出力手段と、該
要求出力手段が出力した通信要求に対して前記第二のデ
ータ通信手段から通信許可の入力を受け付ける許可入力
手段と、該許可入力手段に通信許可が入力されると前記
データ保持手段に一時保持されている通信データの前記
データ送信手段による送信を開始させる送信制御手段
と、前記要求出力手段が通信要求を出力してから前記許
可入力手段に通信許可が入力されるまでの応答時間を測
定する応答測定手段と、該応答測定手段により測定され
た応答時間に対応して前記容量比較手段の閾値を調整す
る閾値調整手段と、を具備している。
【0014】従って、外部の第一のデータ通信手段から
データ受信手段が通信データを受信すると、この通信デ
ータはデータ保持手段により一時保持されてからデータ
送信手段により外部の第二のデータ通信手段に送信され
るが、このデータ送信のタイミングはデータ保持手段に
一時保持されるデータ容量に基づいて制御される。つま
り、データ保持手段の保持容量は容量比較手段により事
前に設定された閾値と逐次比較され、この比較結果とし
てデータ容量が閾値を超過すると要求出力手段により第
二のデータ通信手段に通信要求が出力される。この通信
要求に対して第二のデータ通信手段から許可入力手段に
通信許可が入力されると、データ送信手段による通信デ
ータの送信が送信制御手段により開始される。
【0015】上述のように受信した通信データを一時保
持してから送信するとき、要求出力手段が通信要求を出
力してから許可入力手段に通信許可が入力されるまでの
応答時間が応答測定手段により測定され、この測定され
た応答時間に対応して閾値調整手段により容量比較手段
の閾値が調整される。つまり、順次受信されて保持され
る通信データは容量が閾値を超過すると送信されるが、
この閾値は通信データを送信する第二のデータ通信手段
の応答時間に基づいて調整されるので、通信データの送
信タイミングが第二の通信手段の混雑具合に対応して調
整される。
【0016】なお、本発明で云うデータ保持手段とは、
各種情報を一時保持できるものであれば良く、いわゆる
FIFOメモリなどを許容する。その他の各種手段は、
その機能を実現するよう形成されていれば良く、例え
ば、専用のハードウェア、適正な機能がプログラムによ
り付与されたコンピュータ、適正なプログラムによりコ
ンピュータの内部に実現された機能、これらの組み合わ
せ、等を許容する。
【0017】上述のようなデータ転送方法における他の
発明としては、前記閾値調整手段が、前記応答測定手段
により測定された応答時間を保持する時間保持手段と、
該時間保持手段に保持されている前回の応答時間と前記
応答測定手段により測定された今回の応答時間とを比較
する時間比較手段と、該時間比較手段の比較結果として
今回の応答時間が前回より長いと前記容量比較手段の閾
値を減少させて短いと増加させる閾値増減手段と、を具
備している。
【0018】従って、応答測定手段により測定された応
答時間が時間保持手段により保持され、この保持されて
いる前回の応答時間と応答測定手段により測定された今
回の応答時間とが時間比較手段により比較される。この
比較結果として今回の応答時間が前回より長いと閾値増
減手段により容量比較手段の閾値が減少されて短いと増
加されるので、通信データの送信タイミングが第二の通
信手段の混雑具合に対応して調整される。
【0019】本発明の他のデータ転送装置は、外部の第
一の通信ネットワークから通信データを受信するデータ
受信回路と、前記データ受信回路により受信される通信
データを一時保持するFIFOメモリと、該FIFOメ
モリが一時保持するデータ容量と事前に設定された閾値
とを逐次比較するFIFO制御回路と、該FIFO制御
回路の比較結果としてデータ容量が閾値を超過すると外
部の第二の通信ネットワークに通信要求を送信して通信
許可が返信されると前記FIFOメモリに一時保持され
ている通信データを前記第二の通信ネットワークに送信
するインターフェイス回路と、該インターフェイス回路
が通信要求を送信してから通信許可を受信するまでの応
答時間を測定するタイマカウンタと、該タイマカウンタ
により測定された応答時間に対応して前記FIFO制御
回路の閾値を調整する閾値調整回路と、を具備してい
る。
【0020】従って、外部の第一の通信ネットワークか
らデータ受信回路が通信データを受信すると、この通信
データはFIFOメモリにより一時保持される。このF
IFOメモリが一時保持するデータ容量がFIFO制御
回路により事前に設定された閾値と逐次比較され、この
比較結果としてデータ容量が閾値を超過するとインター
フェイス回路により外部の第二の通信ネットワークに通
信要求が送信される。この第二の通信ネットワークから
インターフェイス回路に通信許可が返信されると、この
インターフェイス回路によりFIFOメモリに一時保持
されている通信データが第二の通信ネットワークに送信
される。
【0021】上述のように受信した通信データを一時保
持してから送信するとき、インターフェイス回路が通信
要求を送信してから通信許可を受信するまでの応答時間
がタイマカウンタにより測定され、この測定された応答
時間に対応して閾値調整回路によりFIFO制御回路の
閾値が調整されるので、通信データの送信タイミングが
第二の通信ネットワークの混雑具合に対応して調整され
る。
【0022】上述のようなデータ転送装置における他の
発明としては、前記FIFO制御回路が閾値を更新自在
に一時記憶する閾値レジスタを具備しており、前記閾値
調整回路が、前記タイマカウンタにより測定された応答
時間を保持するカウントレジスタと、該カウントレジス
タに保持されている前回の応答時間と前記タイマカウン
タにより測定された今回の応答時間とを比較する比較器
と、該比較器の比較結果として今回の応答時間が前回よ
り長いと前記閾値レジスタの閾値をデクリメントさせて
短いとインクリメントさせる閾値演算回路と、を具備し
ている。
【0023】従って、タイマカウンタにより測定された
応答時間がカウントレジスタにより保持され、この保持
されている前回の応答時間とタイマカウンタにより測定
された今回の応答時間とが比較器により比較される。こ
の比較結果として今回の応答時間が前回より長いと閾値
演算回路によりFIFO制御回路の閾値レジスタの閾値
がデクリメントされて短いとインクリメントされるの
で、通信データの送信タイミングが第二の通信ネットワ
ークの混雑具合に対応して調整される。
【0024】本発明の閾値調整方法は、外部の第一のデ
ータ通信手段からデータ受信手段により受信されてデー
タ送信手段により外部の第二のデータ通信手段に送信さ
れる通信データをデータ保持手段により一時保持し、こ
の一時保持されるデータ容量と事前に設定された閾値と
を容量比較手段により逐次比較し、この比較結果として
データ容量が閾値を超過すると要求出力手段により前記
第二のデータ通信手段に通信要求を出力し、この通信要
求に対して前記第二のデータ通信手段から許可入力手段
に通信許可が入力されると前記データ保持手段に一時保
持されている通信データの前記データ送信手段による送
信を送信制御手段により開始させるデータ転送装置の閾
値調整方法において、前記要求出力手段が通信要求を出
力してから前記許可入力手段に通信許可が入力されるま
での応答時間を測定し、該応答測定手段により測定され
た応答時間に対応して前記容量比較手段の閾値を調整す
るようにした。
【0025】従って、データ転送装置は順次受信して保
持する通信データを容量が閾値を超過すると送信する
が、この閾値は通信データを送信する第二のデータ通信
手段の応答時間に基づいて調整されるので、通信データ
の送信タイミングが第二の通信手段の混雑具合に対応し
て調整される。
【0026】本発明の閾値調整装置は、外部の第一のデ
ータ通信手段からデータ受信手段により受信されてデー
タ送信手段により外部の第二のデータ通信手段に送信さ
れる通信データをデータ保持手段により一時保持し、こ
の一時保持されるデータ容量と事前に設定された閾値と
を容量比較手段により逐次比較し、この比較結果として
データ容量が閾値を超過すると要求出力手段により前記
第二のデータ通信手段に通信要求を出力し、この通信要
求に対して前記第二のデータ通信手段から許可入力手段
に通信許可が入力されると前記データ保持手段に一時保
持されている通信データの前記データ送信手段による送
信を送信制御手段により開始させるデータ転送装置の閾
値調整装置において、前記要求出力手段が通信要求を出
力してから前記許可入力手段に通信許可が入力されるま
での応答時間を測定する応答測定手段と、該応答測定手
段により測定された応答時間に対応して前記容量比較手
段の閾値を調整する閾値調整手段と、を具備している。
【0027】従って、データ転送装置が受信した通信デ
ータを一時保持してから送信するとき、その要求出力手
段が通信要求を出力してから許可入力手段に通信許可が
入力されるまでの応答時間が閾値調整装置の応答測定手
段により測定され、この測定された応答時間に対応して
閾値調整装置の閾値調整手段によりデータ転送装置の容
量比較手段の閾値が調整される。つまり、データ転送装
置は順次受信して保持する通信データを容量が閾値を超
過すると送信するが、この閾値は通信データを送信する
第二のデータ通信手段の応答時間に基づいて閾値調整装
置により調整されるので、通信データの送信タイミング
が第二の通信手段の混雑具合に対応して調整される。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。なお、図1は本実施の形態のデ
ータ転送装置の内部構造を示すブロック図、図2は閾値
調整装置である閾値調整部の内部構造を示すブロック
図、図3は本実施の形態のデータ転送方法を示すフロー
チャート、図4は本実施の形態の閾値調整方法を示すフ
ローチャート、図5は閾値調整での各部の信号を示すタ
イムチャートである。
【0029】本実施の形態のデータ転送装置1も、図1
に示すように、I/O装置2の一部として形成されてお
り、このI/O装置2は、コンピュータシステム3の一
部として形成されている。本実施の形態のデータ転送装
置1を内蔵したI/O装置2には、第一のデータ通信手
段であり第一の通信ネットワークでもあるイーサネット
4が接続されており、このイーサネット4にデータ転送
装置1が接続されている。
【0030】コンピュータシステム3は、第二のデータ
通信手段であり第二の通信ネットワークでもあるシステ
ムバス5を具備しており、このシステムバス5には、I
/O装置2のデータ転送装置1、コンピュータの主体で
あるCPU6、システムバス5のデータ通信を制御する
システムバス制御回路7、システムバス5から通信デー
タを受信する他のI/O装置8、等が接続されている。
【0031】本実施の形態のデータ転送装置1は、デー
タ受信手段であるデータ受信回路としてネットワーク制
御回路11を具備しており、このネットワーク制御回路
11がイーサネット4に接続されている。ネットワーク
制御回路11には、データ保持手段であるFIFOメモ
リ12が接続されており、このFIFOメモリ12に
は、容量比較手段に相当するFIFO制御回路13が直
結されている。
【0032】FIFOメモリ12には、データ送信手段
であるインターフェイス回路としてバスI/F14が接
続されており、このバスI/F14がコンピュータシス
テム3のシステムバス5に接続されている。詳細には後
述するが、バスI/F14は、システムバス5に通信要
求であるリクエスト信号を送信するとともに、システム
バス5から通信許可であるアクノリッジ信号を受信する
ので、要求出力手段および許可入力手段としても機能す
る。
【0033】バスI/F14には、閾値調整装置である
閾値調整回路15が接続されており、この閾値調整回路
15はFIFO制御回路13に接続されている。このF
IFO制御回路13は、データカウンタ16、閾値レジ
スタ17、比較器18、等を具備しており、この比較器
18の一対の入力端子に、データカウンタ16と閾値レ
ジスタ17とが接続されている。
【0034】この閾値レジスタ17は、事前に設定され
た閾値を更新自在に一時記憶しており、データカウンタ
16は、FIFOメモリ12が一時保持するデータ容量
をカウントする。比較器18は、データカウンタ16が
カウントするデータ容量を閾値レジスタ17に設定され
ている閾値と逐次比較し、データ容量が閾値を超過する
とバスI/F14に送信依頼を送信する。
【0035】このバスI/F14は、FIFO制御回路
13から送信依頼を受信すると、送信要求をシステムバ
ス5からバス制御回路7に送信し、このバス制御回路7
から送信許可を受信するとFIFOメモリ12に記憶さ
れている通信データをシステムバス5から他のI/O装
置8に転送する。
【0036】閾値調整回路15は、図2に示すように、
応答測定手段であるタイマカウンタ21、時間保持手段
である第一第二のカウントレジスタ22,23、時間比
較手段である比較器24、閾値増減手段である閾値演算
回路25、クロック発生回路26、等を具備している。
このクロック発生回路26は、同期クロックを発生し、
タイマカウンタ21は、バスI/F14がシステムバス
5に通信要求であるリクエスト信号を送信してから通信
許可であるアクノリッジ信号を受信するまでの応答時間
を、同期クロックのカウントにより測定する。
【0037】タイマカウンタ21には第一のカウントレ
ジスタ22が接続されており、この第一のカウントレジ
スタ22に第二のカウントレジスタ23が接続されてい
る。従って、第一のカウントレジスタ22は、タイマカ
ウンタ21により測定された最新の応答時間を保持し、
第二のカウントレジスタ23は、前回の応答時間を保持
している。
【0038】これらのカウントレジスタ22,23が比
較器24に接続されているので、この比較器24は、今
回と前回との応答時間を比較して結果を閾値演算回路2
5に通知する。この閾値演算回路25は、例えば、適正
なプログラムにより所定の機能が付与されたマイクロコ
ンピュータからなり、比較器24の比較結果として今回
の応答時間が前回より長いとFIFO制御回路13の閾
値レジスタ17の閾値をデクリメントさせ、今回の応答
時間が前回より短いと閾値レジスタ17の閾値をインク
リメントさせるよう形成されている。
【0039】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ転送装置1によるデータ転送方法および閾値調
整方法を以下に説明する。まず、本実施の形態のコンピ
ュータシステム3では、通常はCPU6がシステムバス
5を介してバス制御回路7を動作制御しており、このバ
ス制御回路7がシステムバス5のデータ通信を統合制御
しているが、本実施の形態のI/O装置2は、いわゆる
DMA転送と同様に、必要により独自にシステムバス5
を制御して他のI/O装置8に通信データを送信するこ
とができる。
【0040】その場合、I/O装置2は、外部のイーサ
ネット4から通信データを受信し、この通信データをデ
ータ転送装置1に入力する。図3に示すように、この通
信データをネットワーク制御回路11で受信するデータ
転送装置1では(ステップS1)、順次受信される通信デ
ータをFIFOメモリ12で順次記憶する(ステップS
2)。
【0041】このとき、このFIFOメモリ12が一時
保持するデータ容量がFIFO制御回路13のデータカ
ウンタ16によりカウントされ、これが比較器18によ
り閾値レジスタ17に設定されている閾値と逐次比較さ
れる(ステップS3)。この比較結果としてデータ容量が
閾値を超過すると比較器18からバスI/F14に送信
依頼が通知されるので、このバスI/F14はシステム
バス5からバス制御回路7にリクエスト信号を送信する
(ステップS4)。
【0042】そこで、バス制御回路7からシステムバス
5を介してバスI/F14にアクノリッジ信号が返信さ
れると(ステップS5)、このバスI/F14によりFI
FOメモリ12に一時保持されている通信データの全部
がシステムバス5に送信される(ステップS6,S7)。
【0043】本実施の形態のI/O装置2は、上述のよ
うに順次生成する通信データをデータ転送装置1により
一時保持し、システムバス5を占有してから他のI/O
装置8に送信するので、CPU6およびバス制御回路7
の制御を必要とすることなく通信データを良好な効率で
実行することができる。
【0044】上述のように通信データをFIFOメモリ
12で一時保持してから送信する場合、保持容量が閾値
を超過するとリクエスト信号を出力しているが、この出
力後も順次受信される通信データをFIFOメモリ12
は順次記憶する。そこで、リクエスト信号を送信してか
ら実際にデータ通信を開始できるまでの時間を加味して
閾値が設定されているので、この閾値が適正でないとオ
ーバーフローやアンダーランが発生することになる。
【0045】このFIFO制御回路13の閾値レジスタ
17の閾値は、例えば、コンピュータシステム3の起動
時にCPU6により初期設定されるが、その後のシステ
ムバス5の混雑の状態に対応して閾値調整回路15によ
り適宜調整される。この閾値調整回路15による閾値調
整方法を、図4および図5を参照して以下に説明する。
【0046】まず、上述のようにデータ転送装置1が通
信データをFIFOメモリ12で一時保持してからバス
I/F14により送信するとき、このバスI/F14が
システムバス5からバス制御回路7にリクエスト信号を
送信すると(ステップT1)、これに対応して閾値調整回
路15ではタイマカウンタ21がカウント値を初期化し
てから(ステップT2)、同期クロックのカウントを開始
する(ステップT3)。
【0047】このような状態でバスI/F14がシステ
ムバス5を介してバス制御回路7からアクノリッジ信号
を受信すると(ステップT4)、閾値調整回路15ではタ
イマカウンタ21が同期クロックのカウントを終了し
(ステップT5)、この今回のカウント値が第一のカウン
トレジスタ22に転送されるとともに、この第一のカウ
ントレジスタ22に保存されている前回のカウント値が
第二のカウントレジスタ23に転送される。
【0048】そこで、これらのカウントレジスタ22,
23のカウント値が比較器24により比較され(ステッ
プT6,T7)、この比較結果として今回の応答時間が
前回より長いと閾値演算回路25によりFIFO制御回
路13の閾値レジスタ17の閾値がデクリメントされ
(ステップT8)、短いとインクリメントされ(ステップ
T9)、このように更新された閾値が次回の処理に使用
される。
【0049】本実施の形態のデータ転送装置1では、上
述のように順次受信してFIFOメモリ12に保持する
通信データを容量が閾値を超過すると送信するが、この
閾値をシステムバス5の応答時間に基づいて調整する。
このため、通信データの送信タイミングをシステムバス
5の混雑具合に対応して調整することができ、通信デー
タを順次記憶するFIFOメモリ12のオーバーフロー
やアンダーランを防止してデータ通信を最適な効率で実
行することができる。
【0050】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態ではタイマカウンタ21が閾
値調整回路15に一体に内蔵されていることを例示した
が、これらを別体として接続することも可能である。
【0051】また、上記形態ではデータ転送装置1の各
種手段が各々専用のハードウェアとして形成されている
ことを例示したが、例えば、適正なソフトウェアをコン
ピュータに実装して動作させることにより、データ転送
装置1の各種手段を実現することも可能であり、一部を
ソフトウェアで実現するとともに一部をハードウェアと
して形成することも可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0053】請求項1記載の発明のデータ転送方法は、
外部の第一のデータ通信手段から通信データを受信し、
この受信される通信データを一時保持し、この一時保持
するデータ容量と事前に設定された閾値とを逐次比較
し、この比較結果としてデータ容量が閾値を超過すると
前記第二のデータ通信手段に通信要求を出力し、この通
信要求に対する第二のデータ通信手段の通信許可の入力
を受け付け、この通信許可が入力されると前記データ保
持手段に一時保持されている通信データの送信を開始
し、通信要求を出力してから通信許可が入力されるまで
の応答時間を測定し、この測定された応答時間に対応し
て前記閾値を調整するようにしたことにより、通信デー
タの送信タイミングを第二の通信手段の混雑具合に対応
して調整することができるので、データ保持のオーバー
フローやアンダーランを防止しながらデータ通信を最適
な効率で実行することができる。
【0054】請求項2記載の発明のデータ転送装置は、
外部の第一のデータ通信手段から通信データを受信する
データ受信手段と、外部の第二のデータ通信手段に通信
データを送信するデータ送信手段と、前記データ受信手
段により受信されて前記データ送信手段により送信され
る通信データを一時保持するデータ保持手段と、該デー
タ保持手段が一時保持するデータ容量と事前に設定され
た閾値とを逐次比較する容量比較手段と、該容量比較手
段の比較結果としてデータ容量が閾値を超過すると前記
第二のデータ通信手段に通信要求を出力する要求出力手
段と、該要求出力手段が出力した通信要求に対して前記
第二のデータ通信手段から通信許可の入力を受け付ける
許可入力手段と、該許可入力手段に通信許可が入力され
ると前記データ保持手段に一時保持されている通信デー
タの前記データ送信手段による送信を開始させる送信制
御手段と、前記要求出力手段が通信要求を出力してから
前記許可入力手段に通信許可が入力されるまでの応答時
間を測定する応答測定手段と、該応答測定手段により測
定された応答時間に対応して前記容量比較手段の閾値を
調整する閾値調整手段と、を具備していることにより、
通信データの送信タイミングを第二の通信手段の混雑具
合に対応して調整することができるので、データ保持手
段のオーバーフローやアンダーランを防止しながらデー
タ通信を最適な効率で実行することができる。
【0055】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明のデータ転送装置において、前記閾値調整手段が、前
記応答測定手段により測定された応答時間を保持する時
間保持手段と、該時間保持手段に保持されている前回の
応答時間と前記応答測定手段により測定された今回の応
答時間とを比較する時間比較手段と、該時間比較手段の
比較結果として今回の応答時間が前回より長いと前記容
量比較手段の閾値を減少させて短いと増加させる閾値増
減手段と、を具備していることにより、容量比較手段の
閾値を簡単な構造で適正に調整することができる。
【0056】請求項4記載の発明のデータ転送装置は、
外部の第一の通信ネットワークから通信データを受信す
るデータ受信回路と、前記データ受信回路により受信さ
れる通信データを一時保持するFIFOメモリと、該F
IFOメモリが一時保持するデータ容量と事前に設定さ
れた閾値とを逐次比較するFIFO制御回路と、該FI
FO制御回路の比較結果としてデータ容量が閾値を超過
すると外部の第二の通信ネットワークに通信要求を送信
して通信許可が返信されると前記FIFOメモリに一時
保持されている通信データを前記第二の通信ネットワー
クに送信するインターフェイス回路と、該インターフェ
イス回路が通信要求を送信してから通信許可を受信する
までの応答時間を測定するタイマカウンタと、該タイマ
カウンタにより測定された応答時間に対応して前記FI
FO制御回路の閾値を調整する閾値調整回路と、を具備
していることにより、通信データの送信タイミングを第
二の通信ネットワークの混雑具合に対応して調整するこ
とができるので、FIFOメモリのオーバーフローやア
ンダーランを防止しながらデータ通信を最適な効率で実
行することができる。
【0057】請求項5記載の発明は、請求項4記載のデ
ータ転送装置において、前記FIFO制御回路が閾値を
更新自在に一時記憶する閾値レジスタを具備しており、
前記閾値調整回路が、前記タイマカウンタにより測定さ
れた応答時間を保持するカウントレジスタと、該カウン
トレジスタに保持されている前回の応答時間と前記タイ
マカウンタにより測定された今回の応答時間とを比較す
る比較器と、該比較器の比較結果として今回の応答時間
が前回より長いと前記閾値レジスタの閾値をデクリメン
トさせて短いとインクリメントさせる閾値演算回路と、
を具備していることにより、閾値レジスタの閾値を簡単
な構造で適正に調整することができる。
【0058】請求項6記載の発明の閾値調整方法は、外
部の第一のデータ通信手段からデータ受信手段により受
信されてデータ送信手段により外部の第二のデータ通信
手段に送信される通信データをデータ保持手段により一
時保持し、この一時保持されるデータ容量と事前に設定
された閾値とを容量比較手段により逐次比較し、この比
較結果としてデータ容量が閾値を超過すると要求出力手
段により前記第二のデータ通信手段に通信要求を出力
し、この通信要求に対して前記第二のデータ通信手段か
ら許可入力手段に通信許可が入力されると前記データ保
持手段に一時保持されている通信データの前記データ送
信手段による送信を送信制御手段により開始させるデー
タ転送装置の閾値調整方法において、前記要求出力手段
が通信要求を出力してから前記許可入力手段に通信許可
が入力されるまでの応答時間を測定し、該応答測定手段
により測定された応答時間に対応して前記容量比較手段
の閾値を調整するようにしたことにより、データ保持手
段のオーバーフローやアンダーランを防止しながらデー
タ通信を最適な効率で実行できるように、容量比較手段
の閾値を適正に調整することができる。
【0059】請求項7記載の発明の閾値調整装置は、外
部の第一のデータ通信手段からデータ受信手段により受
信されてデータ送信手段により外部の第二のデータ通信
手段に送信される通信データをデータ保持手段により一
時保持し、この一時保持されるデータ容量と事前に設定
された閾値とを容量比較手段により逐次比較し、この比
較結果としてデータ容量が閾値を超過すると要求出力手
段により前記第二のデータ通信手段に通信要求を出力
し、この通信要求に対して前記第二のデータ通信手段か
ら許可入力手段に通信許可が入力されると前記データ保
持手段に一時保持されている通信データの前記データ送
信手段による送信を送信制御手段により開始させるデー
タ転送装置の閾値調整装置において、前記要求出力手段
が通信要求を出力してから前記許可入力手段に通信許可
が入力されるまでの応答時間を測定する応答測定手段
と、該応答測定手段により測定された応答時間に対応し
て前記容量比較手段の閾値を調整する閾値調整手段と、
を具備していることにより、データ保持手段のオーバー
フローやアンダーランを防止しながらデータ通信を最適
な効率で実行できるように、容量比較手段の閾値を適正
に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のデータ転送装置の内部
構造を示すブロック図である。
【図2】データ転送装置の物理的構造を示すブロック図
である。
【図3】データ転送装置によるデータ転送方法を示すフ
ローチャートである。
【図4】閾値調整回路による閾値調整方法を示すフロー
チャートである。
【図5】閾値調整回路が閾値を調整する場合の各種の信
号を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 データ転送装置 4 第一のデータ通信手段および通信ネットワークで
あるイーサネット 5 第二のデータ通信手段および通信ネットワークで
あるシステムバス 11 データ受信手段およびデータ受信回路であるネ
ットワーク制御回路 12 データ保持手段であるFIFOメモリ 13 データ送信手段、要求出力手段、許可入力手
段、として機能するインターフェイス回路であるバスI
/F 14 容量比較手段であるFIFO制御回路 15 閾値調整回路 17 閾値レジスタ 21 応答測定手段であるタイマカウンタ 23 時間保持手段であるカウントレジスタ 24 時間比較手段である比較器 25 閾値増減手段である閾値演算回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の第一のデータ通信手段から通信デ
    ータを受信し、 この受信される通信データを一時保持し、 この一時保持するデータ容量と事前に設定された閾値と
    を逐次比較し、 この比較結果としてデータ容量が閾値を超過すると外部
    の第二のデータ通信手段に通信要求を出力し、 この通信要求に対する前記第二のデータ通信手段の通信
    許可の入力を受け付け、 この通信許可が入力されると一時保持されている通信デ
    ータを前記第二のデータ通信手段に送信し、 通信要求を出力してから通信許可が入力されるまでの応
    答時間を測定し、 この測定された応答時間に対応して前記閾値を調整する
    ようにしたデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 外部の第一のデータ通信手段から通信デ
    ータを受信するデータ受信手段と、 外部の第二のデータ通信手段に通信データを送信するデ
    ータ送信手段と、 前記データ受信手段により受信されて前記データ送信手
    段により送信される通信データを一時保持するデータ保
    持手段と、 該データ保持手段が一時保持するデータ容量と事前に設
    定された閾値とを逐次比較する容量比較手段と、 該容量比較手段の比較結果としてデータ容量が閾値を超
    過すると前記第二のデータ通信手段に通信要求を出力す
    る要求出力手段と、 該要求出力手段が出力した通信要求に対して前記第二の
    データ通信手段から通信許可の入力を受け付ける許可入
    力手段と、 該許可入力手段に通信許可が入力されると前記データ保
    持手段に一時保持されている通信データの前記データ送
    信手段による送信を開始させる送信制御手段と、 前記要求出力手段が通信要求を出力してから前記許可入
    力手段に通信許可が入力されるまでの応答時間を測定す
    る応答測定手段と、 該応答測定手段により測定された応答時間に対応して前
    記容量比較手段の閾値を調整する閾値調整手段と、を具
    備しているデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 前記閾値調整手段が、 前記応答測定手段により測定された応答時間を保持する
    時間保持手段と、 該時間保持手段に保持されている前回の応答時間と前記
    応答測定手段により測定された今回の応答時間とを比較
    する時間比較手段と、 該時間比較手段の比較結果として今回の応答時間が前回
    より長いと前記容量比較手段の閾値を減少させて短いと
    増加させる閾値増減手段と、を具備していることを特徴
    とする請求項2記載のデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 外部の第一の通信ネットワークから通信
    データを受信するデータ受信回路と、 前記データ受信回路により受信される通信データを一時
    保持するFIFO(First In First Out)メモリ
    と、 該FIFOメモリが一時保持するデータ容量と事前に設
    定された閾値とを逐次比較するFIFO制御回路と、 該FIFO制御回路の比較結果としてデータ容量が閾値
    を超過すると外部の第二の通信ネットワークに通信要求
    を送信して通信許可が返信されると前記FIFOメモリ
    に一時保持されている通信データを前記第二の通信ネッ
    トワークに送信するインターフェイス回路と、 該インターフェイス回路が通信要求を送信してから通信
    許可を受信するまでの応答時間を測定するタイマカウン
    タと、 該タイマカウンタにより測定された応答時間に対応して
    前記FIFO制御回路の閾値を調整する閾値調整回路
    と、を具備しているデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 前記FIFO制御回路が閾値を更新自在
    に一時記憶する閾値レジスタを具備しており、 前記閾値調整回路が、 前記タイマカウンタにより測定された応答時間を保持す
    るカウントレジスタと、 該カウントレジスタに保持されている前回の応答時間と
    前記タイマカウンタにより測定された今回の応答時間と
    を比較する比較器と、 該比較器の比較結果として今回の応答時間が前回より長
    いと前記閾値レジスタの閾値をデクリメントさせて短い
    とインクリメントさせる閾値演算回路と、を具備してい
    ることを特徴とする請求項4記載のデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 外部の第一のデータ通信手段からデータ
    受信手段により受信されてデータ送信手段により外部の
    第二のデータ通信手段に送信される通信データをデータ
    保持手段により一時保持し、この一時保持されるデータ
    容量と事前に設定された閾値とを容量比較手段により逐
    次比較し、この比較結果としてデータ容量が閾値を超過
    すると要求出力手段により前記第二のデータ通信手段に
    通信要求を出力し、この通信要求に対して前記第二のデ
    ータ通信手段から許可入力手段に通信許可が入力される
    と前記データ保持手段に一時保持されている通信データ
    の前記データ送信手段による送信を送信制御手段により
    開始させるデータ転送装置の閾値調整方法において、 前記要求出力手段が通信要求を出力してから前記許可入
    力手段に通信許可が入力されるまでの応答時間を測定
    し、 該応答測定手段により測定された応答時間に対応して前
    記容量比較手段の閾値を調整するようにしたことを特徴
    とする閾値調整方法。
  7. 【請求項7】 外部の第一のデータ通信手段からデータ
    受信手段により受信されてデータ送信手段により外部の
    第二のデータ通信手段に送信される通信データをデータ
    保持手段により一時保持し、この一時保持されるデータ
    容量と事前に設定された閾値とを容量比較手段により逐
    次比較し、この比較結果としてデータ容量が閾値を超過
    すると要求出力手段により前記第二のデータ通信手段に
    通信要求を出力し、この通信要求に対して前記第二のデ
    ータ通信手段から許可入力手段に通信許可が入力される
    と前記データ保持手段に一時保持されている通信データ
    の前記データ送信手段による送信を送信制御手段により
    開始させるデータ転送装置の閾値調整装置において、 前記要求出力手段が通信要求を出力してから前記許可入
    力手段に通信許可が入力されるまでの応答時間を測定す
    る応答測定手段と、 該応答測定手段により測定された応答時間に対応して前
    記容量比較手段の閾値を調整する閾値調整手段と、を具
    備していることを特徴とする閾値調整装置。
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