JPH116494A - ノンシール型ポンプの軸受損傷防止方法および装置 - Google Patents

ノンシール型ポンプの軸受損傷防止方法および装置

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Publication number
JPH116494A
JPH116494A JP15971497A JP15971497A JPH116494A JP H116494 A JPH116494 A JP H116494A JP 15971497 A JP15971497 A JP 15971497A JP 15971497 A JP15971497 A JP 15971497A JP H116494 A JPH116494 A JP H116494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
bearing
line
casing
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP15971497A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Fujii
雅己 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP15971497A priority Critical patent/JPH116494A/ja
Publication of JPH116494A publication Critical patent/JPH116494A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受損傷の防止を計り信頼性の向上を図った
ノンシール型ポンプの軸受損傷防止の方法および装置を
える。 【解決手段】 軸受循環ライン8を持つノンシール型ポ
ンプの軸受循環ラインに第1の弁11を介してつながれ
る清水ライン10、ノンシール型ポンプのケーシングの
底に第2の弁16を介してつながれるブローライン15
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノンシール型(キャ
ンド型)ポンプの軸受の損傷防止に適用されるノンシー
ル型ポンプの軸受損傷防止方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常船舶では、キャンド型ポンプは排ガ
スエコノマイザーの管内を強制循環させるポンプであ
る。これを図2に示す。ケーシング1内に一端に羽根車
4を持つ軸5が配置される。軸5は他端側で軸受6aと
6bで支持されている。また軸受循環ライン8は吐出口
2の近くから分岐し軸5の他端近くのケーシング1につ
ながっている。
【0003】通常運転時は、缶水は吸込口3より吸引さ
れ吐出口2より出る。また軸受循環ライン8中を吐出口
2側から軸5の他端側へ流れる。そして軸受6bを経て
軸受6aを通り、これらを冷却してリターンする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の排ガスエコ
ノマイザー用ポンプは就航上必要なポンプの為、非常用
予備あるいはメンテナンス等、ポンプ保護の為、2台装
備している。そして交互に運転を行ない信頼性の向上を
図っている。
【0005】待機中のポンプ吸込側には、缶水の汚れ、
ゴミ、サビ等が溜っている。このポンプを冷えた状態で
起動するので、ポンプ吸込側のゴミ等は一度に吸い込ま
れ、ベアリング部に損傷を起す確率が高く、問題になっ
ていた。
【0006】本発明は上記問題を解決することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0008】(1)軸受循環ラインを持つノンシール型
ポンプの始動前に上記軸受循環ラインから清水を上記ノ
ンシール型ポンプへ流すとともに上記ノンシール型ポン
プのケーシングの底から排水し洗浄した後、上記清水の
供給および排水を停止し、始動する。
【0009】以上において、ノンシール型ポンプの始動
前に、清水が軸受循環ラインからノンシール型ポンプへ
流されるとともにケーシングの底から排水されると、ケ
ーシング内に溜っていたゴミ、サビ等が流出し、内部が
洗浄される。その後清水の供給および排水が止められ、
始動される。
【0010】このようにして、ゴミ、サビ等がきれいに
排出された後、始動されるので、ノンシール型ポンプの
軸受部にはこれらのゴミ、サビ等が送られることなく、
軸は回転し、軸受部の損傷が防止される。
【0011】(2)軸受循環ラインを持つノンシール型
ポンプの上記軸受循環ラインに第1の弁を介してつなが
れる清水ラインと、上記ノンシール型ポンプのケーシン
グの底に第2の弁を介してつながれるブローラインとを
設ける。
【0012】以上において、ノンシール型ポンプの始動
前に、第1の弁と第2の弁が開かれる。そして清水が清
水ラインから、軸受循環ラインを経てケーシング内には
いり、ブローラインから排水される。するとケーシング
内に溜っていた、ゴミ、サビ等が流出し、内部が洗浄さ
れる。その後、第1の弁と第2の弁が止められ、始動さ
れる。
【0013】このようにして、ゴミ、サビ等がきれいに
排出された後、始動されるので、ノンシール型ポンプの
軸受部にはこれらのゴミ、サビ等が送られることなく、
軸は回転し、軸受部の損傷が防止される。
【0014】(3)ノンシール型ポンプの吸入ラインの
吸入口近くに挿入され吸入方向通の弁開機能付逆止弁
と、軸受循環ラインの清水ライン接続点から上記ノンシ
ール型ポンプの吐出口よりに挿入され上記循環方向通の
逆止弁とを備えてなる上記(2)記載のノンシール型ポ
ンプの軸受損傷防止装置。
【0015】以上において、ノンシール型ポンプの始動
前に、第1の弁と第2の弁が開かれる。そして清水が清
水ラインから、軸受循環ラインを順方向に流れ、ケーシ
ング内にはいり、ブローラインから排水される。すると
ケーシング内に溜っていた、ゴミ、サビ等が流出し、内
部が洗浄される。(このとき、弁開機能付逆止弁により
吸入口部から上流側へは流れない)
【0016】次に弁開機能付逆止弁が開かれ、吸入側ラ
イン部が洗浄される。その後、第1の弁と第2の弁が止
められ、始動される。
【0017】このようにして、ケーシング内および吸入
側ライン部のゴミ、サビ等が有効に、排出された後、始
動されるので、ノンシール型ポンプの軸受部にはこれら
のゴミ、サビ等が送られることなく、軸は回転し、軸受
部の損傷がより有効に防止される。
【0018】なお上記で、逆止弁13の代りに弁開機能
付逆止弁を用いてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1によ
り説明する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。軸受循環ライン8に、第1の弁11を介して
清水ライン10をつなぐ。この接続部12と吐出口2間
の軸受循環ライン8に、吐出口2側から軸受6b側へ向
け通の逆止弁13が挿入接続される。
【0020】ケーシング1の底(最低部)14に第2の
弁16を介してブローライン15がつながれる。また吸
入口3の吸入ラインには吸入口3側へ通の弁開機能付逆
止弁17が挿入接続される。
【0021】以上において、ポンプの停止待機中、ケー
シング1内には、ゴミ、サビ等が溜る。したがって、ポ
ンプ始動前に次のように作動してこれ等が洗浄される。
【0022】第1の弁15と第2の弁16が開かれる。
そして清水が清水ライン10から、軸受循環ライン8へ
供給され、循環方向に流れる。すなわちケーシング1内
の軸受6b,6a、および羽根車4部を順次経て、ブロ
ーライン15から排水される。するとケーシング1内に
溜っていた、ゴミ、サビ等が流出し、内部が洗浄され
る。この間、弁開機能付逆止弁17により吸入ライン側
には清水が流れない。
【0023】次に弁開機能付逆止弁17が開かれると、
吸入ライン側が洗浄される。その後、弁15と16が閉
じられる。そしてポンプが始動される。
【0024】このようにして、ケーシング1内および吸
入ライン側が洗浄された後、運転されるので、軸受6
a,6b部の損傷発生がより効果的に防止され、信頼性
が大幅に向上した。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は次の効果
を奏する。
【0026】(1)軸受循環ラインを持つノンシール型
ポンプの始動前に軸受循環ラインから清水を上記ノンシ
ール型ポンプへ流すとともにノンシール型ポンプのケー
シングの底から排水し洗浄した後、始動するので、軸受
部の損傷が防止され、信頼性が向上する。
【0027】(2)軸受循環ラインに清水ラインをつな
ぎケーシングの底にブローラインをつないだので、始動
前に、ケーシング内に清水が供給され、ケーシング内の
ゴミ等が排出された後、始動される。したがって軸受部
の損傷が防止され、信頼性が向上する。
【0028】(3)軸受循環ラインに循環方向通の逆止
弁を設け、吸入口近くに吸入方向通の弁開機能付逆止弁
を設けたので、洗浄時の清水が循環方向に有効に流れる
とともに清水は吸入口から上流側へ出ないのでケーシン
グ内が有効に洗浄される。その後、弁開機能付逆止弁が
開かれるので、吸入ライン側も洗浄される。これらの洗
浄後、始動されるので、軸受損傷の防止がよりよく行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の構成系統図である。
【図2】従来例の構成系統図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 吐出口 3 吸入口 4 羽根車 5 軸 6a,6b 軸受 8 軸受循環ライン 10 清水ライン 11 弁 12 接続点 13 逆止弁 14 底 15 ブローライン 16 弁 17 弁開機能付逆止弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受循環ラインを持つノンシール型ポン
    プの始動前に上記軸受循環ラインから清水を上記ノンシ
    ール型ポンプへ流すとともに上記ノンシール型ポンプの
    ケーシングの底から排水し洗浄した後、上記清水の供給
    および排水を停止し、始動することを特徴とするノンシ
    ール型ポンプの軸受損傷防止方法。
  2. 【請求項2】 軸受循環ラインを持つノンシール型ポン
    プの上記軸受循環ラインに第1の弁を介してつながれる
    清水ラインと、上記ノンシール型ポンプのケーシングの
    底に第2の弁を介してつながれるブローラインとを備え
    てなることを特徴とするノンシール型ポンプの軸受損傷
    防止装置。
  3. 【請求項3】 ノンシール型ポンプの吸入ラインの吸入
    口近くに挿入され吸入方向通の弁開機能付逆止弁と、軸
    受循環ラインの清水ライン接続点から上記ノンシール型
    ポンプの吐出口よりに挿入され上記循環方向通の逆止弁
    とを備えてなることを特徴とする請求項2記載のノンシ
    ール型ポンプの軸受損傷防止装置。
JP15971497A 1997-06-17 1997-06-17 ノンシール型ポンプの軸受損傷防止方法および装置 Pending JPH116494A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097470A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd キャンドモータポンプ
WO2012077466A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 株式会社市丸技研 流体送り装置及びタイヤ加硫装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097470A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd キャンドモータポンプ
WO2012077466A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 株式会社市丸技研 流体送り装置及びタイヤ加硫装置
JP2012122381A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Ichimaru Giken:Kk 流体送り装置及びタイヤ加硫装置

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Effective date: 20021015