JPH1164665A - 光ファイバ - Google Patents

光ファイバ

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Publication number
JPH1164665A
JPH1164665A JP10159126A JP15912698A JPH1164665A JP H1164665 A JPH1164665 A JP H1164665A JP 10159126 A JP10159126 A JP 10159126A JP 15912698 A JP15912698 A JP 15912698A JP H1164665 A JPH1164665 A JP H1164665A
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JP
Japan
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refractive index
optical fiber
core
inner core
bending loss
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Pending
Application number
JP10159126A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujii
隆志 藤井
Hiroo Matsuda
裕男 松田
Kazuki Sogabe
一樹 曽我部
Takayuki Mishima
隆之 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域で曲げ損失を小さくすることができ、
低コストで生産性のよい大口径の光ファイバを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明の光ファイバ10は、中心軸Aに
向かうにつれて屈折率が高くなる屈折率分布が形成され
た内コア1と、内コア1の外側に設けられ内コア1の屈
折率以下の一定の屈折率を有する外コア2と、外コア2
の外側に設けられ外コア2よりも低い屈折率を有するプ
ラスチック材料を含有するクラッド3とを備え、内コア
1の最大屈折率とクラッド3の屈折率との差である全屈
折率差(Δntotal)が0.015〜0.1であり、外
コア2の外径(d1)が100〜500μmであること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバに係
り、特に、コア径100μm以上の大口径の光ファイバ
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバにおける光損失の原因として
種々のものがある。特に曲げや、コア径100μmを超
える大口径の光ファイバの場合にはモード分散が光ファ
イバの光損失の原因として挙げられ、これらの損失を低
減させることが重要となっている。
【0003】ところで、光ファイバとして、例えば特開
平7−218734号公報に開示されるものがある。こ
の光ファイバは、石英又は光学ガラスで構成されるコア
と、樹脂組成物の硬化物で構成されるクラッドとを有す
る。
【0004】また、光ファイバとして、例えば特開平3
−245108号公報に開示されるものがある。図7に
示すように、この光ファイバ100は、コア径全体にわ
たって2乗分布型の屈折率分布が形成されたガラス製基
材を含有するコア101と、そのコア101の屈折率よ
り低い一定の屈折率をもったプラスチック材料からなる
クラッド102とを備えている。コア101の屈折率分
布は、コア101中に添加されるGeなどのドーパント
の濃度分布により形成される。また、クラッド102の
屈折率は、コア101の外周部分の屈折率の0.97〜
0.985倍の屈折率となっており、コア101とクラ
ッド102との境界部分で屈折率に差が設けられ開口数
(NA)が大きくとられている。
【0005】更に、特公平3−18161号公報には、
中心コアと、その外側に設けられ中心コアよりも屈折率
の低い低屈折率コアと、さらにその外側に設けられるク
ラッド部とを有する光ファイバが開示されている。この
光ファイバは1.5μm帯で零分散を有し単一モード光
ファイバとなっており、更に比屈折率差が0.004よ
りも大きく0.014以下となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−218734号公報に開示された光ファイバは、コ
アが1種類の材料で構成され、一定の屈折率を有するの
で、大口径の光ファイバの場合、モード分散が生じ、伝
送される信号帯域が狭くなる。
【0007】また、特開平3−245108号公報に開
示された光ファイバ100においては、2乗分布型の屈
折率分布がコア径全体にわたって形成されているため、
光ファイバ100のコアを100μm以上の大口径とす
る場合、ドーパントの添加量が増加し、製造コストが増
大する。また、コア101の合成時にガラス中のドーパ
ントがコア径全体にわたって分布されるため、光ファイ
バのコアが大口径の場合、そのドーパントの分布を精密
に制御することが困難であり、光ファイバの生産性を十
分に向上させることができない。
【0008】更に、特公平3−18161号公報に開示
された光ファイバは、単一モード光ファイバとなってお
り、比屈折率差が相当に小さくなっている。このため、
この光ファイバについては、開口数(NA)が小さくな
り、曲げによる損失が増加する。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、広帯域で曲げによる損失を小さくでき、低コス
トで生産性のよい大口径の光ファイバを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光ファイバは、中心軸に向かうにつれて屈
折率が高くなる屈折率分布が形成された内コアと、内コ
アの外側に設けられ内コアの屈折率以下の一定の屈折率
を有する外コアと、外コアの外側に設けられ外コアより
も低い屈折率を有するプラスチック材料を含有するクラ
ッドとを備え、内コアの最大屈折率とクラッドの屈折率
との差である全屈折率差(Δntotal)が0.015〜
0.1であり、外コアのコア径(d1)が100〜50
0μmであることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、コアの一部である内コ
アのみにおいて、中心軸に向かうにつれて屈折率が高く
なる屈折率分布が形成される。このため、外コアを大口
径とした場合、コア全体にわたって上記屈折率分布を形
成する場合に比べて屈折率の分布を精密に制御すること
が容易となり、従って、所望の屈折率分布を形成するこ
とが容易となる。また、クラッドがプラスチック材料を
含有するので、クラッドがガラス材料を含有する場合に
比べて全屈折率差(Δntotal)を大きくとることが可
能となる。更に、Δntotalが0.015未満では、曲
げによる損失が増大し、Δntotalが0.1を超えると
製造が困難となり製造コストが増大する。また、外コア
のコア径d1が100μm未満では、この光ファイバと
接続するための高精度かつ高価な光コネクタが必要にな
り、外コアのコア径d1が500μmを超えるとファイ
バ体積が大きくなって製造コストが増大すると共に光フ
ァイバの剛性が増して取扱いが困難となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の光
ファイバの好適な実施形態について詳細に説明する。図
1は、光ファイバと、この光ファイバに対応する径方向
での屈折率分布との関係を示す図である。
【0013】図1に示すように、光ファイバ10は、内
コア1と、この内コア1の外側に設けられ内コア1の屈
折率以下の一定の屈折率をもった外コア2と、この外コ
ア2の外側に設けられ外コア2よりも低い一定の屈折率
をもったクラッド3とを備えている。
【0014】内コア1は、その内部を伝搬する光の損失
を十分に低下させうる材料、例えば石英ガラスを含有す
る。内コア1は、石英ガラス中に添加される屈折率を上
昇させるためのドーパントを含有する。ドーパントとし
ては、例えばGe、Ti、P、B、F、Alなどが挙げ
られる。ドーパントの濃度は、内コア1の中心軸Aに向
かうにつれて連続的に増大している。このため、屈折率
が中心軸Aに向かうにつれて高くなっている。この屈折
率の分布は例えばα乗分布型の屈折率分布である。すな
わち、中心軸Aからの径方向の距離に対して屈折率がそ
の距離のα乗に比例している。屈折率分布をα乗分布型
とするのは、光ファイバ10におけるモード分散の影響
を小さくし、帯域幅を広くするためである。
【0015】αの値は、1.5〜5であることが好まし
い。αの値が上記範囲を外れると、目的とする屈折率分
布を作製しにくかったり、屈折率分布を作製できたとし
ても光ファイバ10が割れやすかったり、光ファイバ1
0の帯域幅が低下したりする傾向がある。なお、屈折率
分布は、中心軸Aに向かうにつれて屈折率が高くなって
いれば、αの値は単一でなくてもよい。すなわち、中心
軸Aに近い部分と離れた部分とでαの値が異なるように
してもよい。
【0016】内コア1の最大屈折率は、1.450〜
1.500であることが好ましい。この場合、ドーパン
トの添加量は、石英ガラス100wt%に対して1〜2
0wt%である。また、内コア1のコア径(d2)は、
150〜300μmであることが好ましい。
【0017】外コア2は、内コア1と同様に、その内部
を通過する光の損失を十分に低下させうる材料で構成さ
れることが好ましい。外コア2の屈折率は、1.400
〜1.480であることが好ましい。このような外コア
2を構成する材料としては、例えば石英ガラスが挙げら
れる。また、外コア2の外径(d1)は、100〜50
0μmである。d1が100μm未満では、この光ファ
イバ用のコネクタを作成する場合に高度な成型精度が必
要となり製造コストが増大する。また、d1が500μ
mを超えると、ファイバ体積が大きくなって製造コスト
が増大すると共に光ファイバ10の剛性が増して取扱い
が困難となる。また、ドーパントの添加量を多くする必
要があるため、製造コストが増大する。なお、内コア1
との境界部分で光反射損を低下させる点から、外コア2
となるべき外コア部、内コア1となるべき内コア部から
なるコア部を製造するときに、内コア部及び外コア部が
一括して形成されることが好ましい。
【0018】上記外コア2の外径(d1)に対する内コ
ア1のコア径(d2)の比(d2/d1)は、0.3〜
0.95であることが好ましく、0.5〜0.9である
ことが更に好ましい。(d2/d1)が0.3未満では、
外コア2の外径d1に占める内コア1のコア径d2の割合
が小さくなり、α乗分布型の屈折率分布の領域が狭くな
る。このため、帯域幅が狭くなる傾向にある。また、
(d2/d1)が0.95を超えると、外コア2の外径d
2に占める内コア1のコア径d1の割合が大きくなってド
ーパントの添加量を増加させることとなり製造コストが
増大する傾向がある。
【0019】クラッド3はプラスチック材料を含有す
る。クラッド3がプラスチック材料を含有するのは、外
コア2とクラッド3との屈折率に差が生じ光ファイバ1
0のNAが増加させることができるからである。従っ
て、この場合、光ファイバ10と光源(図示せず)との
光結合効率が向上し、また、光ファイバ10の曲げによ
る損失が低下する。プラスチック材料としては、例えば
環状パーフルオロ系樹脂、光硬化性フッ化アクリレート
系樹脂などが挙げられ、生産性を向上させる観点から、
光硬化性フッ化アクリレート系樹脂が好ましい。光硬化
性フッ化アクリレート系樹脂には、光重合開始剤、及び
ガラスと化学結合を形成するカップリング剤が添加され
る。光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン、ア
セトフェノン、ベンジルベンゾイン、ベンゾイルパーオ
キサイド、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル、2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン等が挙げられる。また、カップリング剤として
は、トリメトキシビニルシラン、メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、ジメチルエトキシビニルシラン
等が挙げられる。クラッド3の屈折率は、1.30〜
1.45であることが好ましい。また、クラッド3の外
径は、170〜350μmであることが好ましい。
【0020】上記のクラッド3の外径(dclad)に対す
る外コア2のコア径(d1)の比は、0.8〜0.95
であることが好ましい。(d1/dclad)が0.8未満
では、光ファイバ10と接続されるべき他の光ファイバ
又は光源との間の光結合効率が低下し、(d1
clad)が0.95を超えるとプラスチック材料を含有
するクラッド3の割合が減少して光ファイバ10が曲が
りにくくなる傾向がある。
【0021】また、内コア1の最大屈折率とクラッド3
との差である全屈折率差(以下、Δntotalという)
は、0.015〜0.1である。Δntotalが0.01
5未満では、曲げによる損失が増大すると共にアイセイ
フティーの問題が発生し、Δnto talが0.1を超える
と、製造が困難となり高価になると共に伝送特性(特に
帯域)が悪くなる。
【0022】Δntotalに対する内コア1における最大
屈折率と最小屈折率の差(△n2)の比(△n2/Δn
total)は、0.2〜0.9であることが好ましく、
0.5〜0.85であることが更に好ましい。(△n2
/Δntotal)が0.2未満では、α乗分布型の屈折率
分布の領域が狭くなるため帯域幅を広くすることができ
ない傾向にあり、また、(△n2/Δntotal)が0.9
を超えると、一定量のドーパントの添加により内コア1
を形成する場合には、クラッド3と外コア1との間の屈
折率差が小さくなり、実効的なNAが下がり、曲げ損失
が増加したり、Δn2(又は内コア1の最大屈折率)を
大きくすべくドーパント添加量を多くする場合には、内
コア1及び外コア2となるべきコア部が割れやすくなる
傾向がある。
【0023】次に、前述した構成を有する光ファイバ1
0の製造方法の一例について説明する。
【0024】まず、光ファイバ10のコアとなるべきコ
ア部をVAD法を用いて以下のようにして製造する。す
なわち、はじめに石英製のガラス棒を用意する。次い
で、このガラス棒を鉛直に立てる。そして、ガラス棒の
下端の中央部には内コア用バーナにより、周辺部には外
コア用バーナにより火炎を噴射する。ガラス棒の下端の
温度は、中央部では600〜800℃とし、周辺部では
300〜600℃とする。ここで、内コア用バーナにS
iCl4ガス、GeCl4ガス、水素ガス及び酸素ガス
を、外コア用バーナにはSiCl4ガス、水素ガス及び
酸素ガスを同時に送り込む。この結果、ガラス棒の下端
中央部にシリカ粒子が堆積し、この中央部でゲルマニム
が取り込まれる。ゲルマニムの濃度は、中心軸Aに近い
ほど大きく離れているほど小さくなる。
【0025】このとき、ガラス棒を回転させながら下面
の位置が常に一定になるように上方に引き上げる。ガラ
ス棒の下端には、バーナを用いた加熱により多孔質の析
出ガラスが形成される。この析出ガラスは、上方に引き
上げられるときにリング状のカーボンヒータを通すこと
で焼結され、これにより内コア1となるべき内コア部、
及び外コア2となるべき外コア部からなるコア部が得ら
れる。
【0026】次に、得られたコア部を円筒状の線引炉内
に挿入し、コア部の下端を加熱しながら線引きし、内コ
ア1及び外コア2からなるコアを形成する。そして、こ
のコアを、プラスチック材料としての光硬化性フッ化ア
クリレート系樹脂、光重合開始剤、及びカップリング剤
を含有するクラッド形成用材料を注入したダイスの中に
通すことでコアの外側にクラッド形成用材料を被覆す
る。そして、このクラッド形成用材料に紫外線を照射し
てクラッド形成用材料を硬化させることにより外径10
0〜500μmの光ファイバ10を得る。
【0027】前述した構成を有する光ファイバ10にお
いては、コアの一部である内コア1のみにおいて、屈折
率が中心軸Aに向かうにつれて高くなる屈折率分布が形
成される。このため、外コア2を大口径とした場合、コ
ア全体にわたって上記屈折率分布を形成する場合に比べ
て、Ge等の高価なドーパントの添加量が少なくて済
む。従って、光ファイバ10の製造コストを低下させる
ことができる。また、ドーパントの濃度分布を精密に制
御することが容易となり、内コア1において屈折率分布
を理想的なα乗分布型に精度良く制御することができ
る。この結果、光ファイバ10の生産性が向上する。ま
た、クラッド3がプラスチック材料を含有するので、ク
ラッド3がガラス材料を含有する場合に比べて全屈折率
差(Δntota l)を大きくとることが可能となり、光フ
ァイバ10のNAを大きくすることができる。従って、
光ファイバ10は、その光ファイバ10と光源との光結
合効率を向上させると共に光ファイバ10の曲げによる
損失を十分小さくすることができる。
【0028】更に、光ファイバ10は、内コア1のコア
径(d2)の割合(d2/d1)と、(△n2/Δn
total )とを調整することで、570nm以上850n
m以下のいずれかの波長に対し、500MHz・100
m以上の帯域を有するように形成することができる。例
えば650nmの波長に対しては、図2に示すように、
内コア1のコア径(d2)の割合(d2/d1)と、(△
2/Δntotal )とを適宜調整することで、光ファイ
バ10において、500〜3000MHzの帯域を得る
ことが可能である。図2において、「a」は、帯域幅2
500〜3000(MHz・100m)の領域、「b」
は、帯域幅2000〜2500(MHz・100m)の
領域、「c」は、帯域幅1500〜2000(MHz・
100m)の領域、、「d」は帯域幅1000〜150
0(MHz・100m)の領域、「e」は帯域幅500
〜1000(MHz・100m)の領域、「f」は帯域
幅0〜500(MHz・100m)の領域である。
【0029】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、光ファイバ10において
は、内コア1及び外コア2がプラスチック材料を含有し
ていてもよい。また、光ファイバ10は、内コア1が石
英ガラスを含有し、外コア2がプラスチック材料を含有
したものでもよく、また逆に、内コア1がプラスチック
材料を含有し、外コア2が石英ガラスを含有したもので
もよい。
【0030】また、光ファイバ10に製造において、外
コア2及び内コア1となるべきコア部をVAD法を用い
て一括して形成したが、内コア部をVAD法により形成
した後、その内コア部を、内コア部とは別に形成した中
空状の外コア部の内部に収容して外コア部をコラップス
し、2段階でコア部を形成するようにしてもよい。
【0031】また、前述した実施形態では、内コア1に
おける屈折率分布は、中心軸に向けて滑らかに変化する
ものであるが、図3に示すように、破線で示す2乗分布
曲線Cに沿って階段状に変化するものでもよい。なお、
この場合、2乗分布曲線Cは各段の中点を通る。
【0032】以下、実施例により本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれによって制限されるものでは
ない。
【0033】
【実施例】
(実施例1)屈折率1.458の石英ガラスをベースと
する内コア1及び外コア2のうち内コア1中にSiO2
100wt%に対してGe(添加量:8.2wt%)を
添加したものをコアとした。コアは、まずVAD法によ
りコアとなるべきコア部を作製し、次いでコア部を線引
きすることで外径200μmのコアを得た。さらにコア
の外側に、クラッドとして、以下の化学式(1)〜
(4):
【0034】
【化1】 に記載の化合物と、 光重合開始剤(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ ン)及びカップリング剤(ジメチルエトキシビニルシラン) (5) との混合物であって、下記組成(重量比) (1):(2):(3):(4):(5)=10:5
2:15:18:5 を有する混合物からなるもの(屈折率1.423)を被
覆し、光ファイバ10を作製した。この光ファイバにつ
いてプリフォームアナライザ(セイコー電子工業製P1
04屈折率分布測定器)を用いて屈折率分布を測定し
た。その結果を図4に示す。また、この光ファイバ10
について伝送帯域及び光ファイバの曲げによる損失を評
価した。その結果を表1に示す。なお、表1において
は、曲げ損失に関し、「1」は曲げ損失が0.05dB
未満の値である場合、「2」は曲げ損失が0.05dB
以上0.08dB以下の値である場合、「3」は曲げ損
失が0.08dB以上の値である場合、「測定不可」
は、曲げ損失の測定ができなかった場合を示している。
【0035】
【表1】
【0036】伝送帯域は、周波数掃引法により図5に示
す装置により測定した。図5において、符号4は波長6
50nmのLD(NA=0.3)、5,8はレンズ、
6,7はXYZステージ、9はAPD(受光面の直径
0.2mm)である。
【0037】また、曲げ損失については、図6に示す装
置により測定した。図6において、符号11は波長65
0nmのLD、12はレンズ、13はXYZステージ、
14は直径20mmのマンドレル、15はセンサアダプ
タである。なお、測定にあたては、光ファイバ10をマ
ンドレル14に10回巻き付けて行った。
【0038】(実施例2)内コア1のコア径(d2)を
小さくした以外は実施例1と同様の光ファイバを作製
し、この光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域
及び曲げ損失を測定した。その結果を表1に示す。表1
に示すように、伝送帯域は、実施例1の光ファイバより
下がったものの、十分広いものであった。また、曲げ損
失は、実施例1の光ファイバと同程度であった。
【0039】(実施例3)内コア1のコア径(d2)を
小さくした以外は実施例1と同様の光ファイバを作製
し、この光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域
及び曲げ損失を測定した。その結果を表1に示す。表1
に示すように、伝送帯域は、実施例1の光ファイバより
下がったものの、実施例2の光ファイバよりも大きく、
帯域は十分広いものであった。また、曲げ損失は、実施
例1の光ファイバと同程度であった。
【0040】(実施例4)内コア1のコア径(d2)を
大きくした以外は実施例1と同様の光ファイバを作製
し、この光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域
及び曲げ損失を測定した。その結果を表1に示す。表1
に示すように、伝送帯域は、実施例1の光ファイバより
下がったものの、実施例2,3の光ファイバより大きく
帯域は十分広いものであった。また、曲げ損失は、実施
例1の光ファイバと同程度であった。
【0041】(実施例5)クラッドとして、上記(化
1)に記載の化合物と上記(5)との混合物であって、
下記組成(重量比) (1):(2):(3):(4):(5)=10:6
0:10:15:5 を有する混合物からなるもの(屈折率1.418)を用
い、かつΔn2を小さくした以外は、実施例1と同様の
光ファイバを作製し、この光ファイバについて実施例1
と同様に伝送帯域及び曲げ損失を測定した。その結果を
表1に示す。表1に示すように、伝送帯域は実施例1の
光ファイバより下がったものの、帯域は十分広いもので
あった。また、曲げ損失は、実施例1の光ファイバと同
程度であった。
【0042】(実施例6)クラッドとして、(化1)に
記載の化合物と上記(5)との混合物であって、下記組
成(重量比) (1):(2):(3):(4):(5)=10:4
0:15:30:5 を有する混合物からなるもの(屈折率1.438)を用
い、かつΔn2を大きくした以外は、実施例1と同様の
光ファイバを作製し、この光ファイバについて実施例1
と同様に伝送帯域及び曲げ損失を測定した。その結果を
表1に示す。表1に示すように、伝送帯域は、実施例1
の光ファイバよりやや大きかった。また、曲げ損失は、
実施例1の光ファイバと同程度であった。
【0043】(実施例7)クラッドとして、(化1)に
記載の化合物と、上記(5)との混合物であって、 下
記組成(重量比) (1):(2):(3):(4):(5)=10:7
5:5:5:5 を有する混合物からなるもの(屈折率1.394)を用
い、かつΔn2及びΔnt otalを大きくした以外は、実施
例1と同様の光ファイバを作製し、この光ファイバにつ
いて実施例1と同様に伝送帯域及び曲げ損失を測定し
た。その結果を表1に示す。表1に示すように、伝送帯
域は実施例1の光ファイバより下がったが、十分広いも
のであった。また、曲げ損失は実施例1の光ファイバよ
り小さく良好であった。
【0044】(実施例8)内コア1の屈折率分布を1.
5乗分布(α=1.5)とした以外は、実施例1と同様
の光ファイバを作製し、この光ファイバについて実施例
1と同様に伝送帯域及び曲げ損失を測定した。その結果
を表1に示す。表1に示すように、伝送帯域は、実施例
1の光ファイバよりも小さくなったが、十分広いもので
あった。また、曲げ損失は、実施例1の光ファイバと同
程度であった。
【0045】(実施例9)内コア1の屈折率分布を3乗
分布(α=3)とした以外は、実施例1と同様の光ファ
イバを作製し、この光ファイバについて実施例1と同様
に伝送帯域及び曲げ損失を測定した。その結果を表1に
示す。表1に示すように、伝送帯域は、実施例1の光フ
ァイバよりも小さくなったが、十分広いものであった。
また、曲げ損失は、実施例1の光ファイバと同程度であ
った。
【0046】(実施例10)内コア1の屈折率分布を5
乗分布(α=5)とした以外は、実施例1と同様の光フ
ァイバを作製し、この光ファイバについて実施例1と同
様に伝送帯域及び曲げ損失を測定した。その結果を表1
に示す。表1に示すように、伝送帯域は、実施例1より
小さくなったが、十分広いものであった。また、曲げ損
失は、実施例1の光ファイバと同程度であった。
【0047】(実施例11)クラッド3の外径を小さく
した以外は、実施例1と同様の光ファイバを作製し、こ
の光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲
げ損失を測定した。その結果を表1に示す。表1に示す
ように、伝送帯域、曲げ損失のいずれについても実施例
1の光ファイバと同程度であった。
【0048】(実施例12)クラッド3の外径を大きく
した以外は、実施例1と同様の光ファイバを作製し、こ
の光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲
げ損失を測定した。その結果を表1に示す。表1に示す
ように、伝送帯域、曲げ損失のいずれについても実施例
1の光ファイバと同程度であった。
【0049】(実施例13)d1、d2、dcladを小さく
した以外は、実施例1と同様の光ファイバを作製し、こ
の光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲
げ損失を測定した。その結果を表1に示す。表1に示す
ように、伝送帯域、曲げ損失のいずれについても実施例
1の光ファイバと同程度であった。
【0050】(実施例14)d1、d2、dcladを大きく
した以外は、実施例1と同様の光ファイバを作製し、こ
の光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲
げ損失を測定した。その結果を表1に示す。表1に示す
ように、伝送帯域、曲げ損失のいずれについても実施例
1の光ファイバと同程度であった。
【0051】(実施例15)Δn2、Δntotalを小さく
した以外は実施例1と同様の光ファイバを作製し、この
光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲げ
損失を測定した。その結果を表1に示す。表1に示すよ
うに、伝送帯域は、実施例5の光ファイバよりもやや狭
くなったが、十分広いものであった。また、曲げ損失
は、実施例1の光ファイバと同程度であった。
【0052】(比較例1)(化1)に記載の化合物と上
記(5)との混合物であって、下記組成(重量比) (1):(2):(3):(4):(5)=10:6
8:5:12:5 を有する混合物からなるクラッド(屈折率1.408)
と、(化1)に記載の化合物と上記(5)との混合物で
あって、下記組成(重量比) (1):(2):(3):(4):(5)=10:5
2:15:18:5 を有する混合物からなるステップインデックス型の屈折
率分布が形成されたコア(屈折率1.423)と、で構
成される光ファイバを作製し、この光ファイバについて
実施例1と同様に伝送帯域及び曲げ損失を測定した。そ
の結果を表2に示す。なお、表2においては、曲げ損失
に関し、「1」は曲げ損失が0.05dB未満の値であ
る場合、「2」は曲げ損失が0.05dB以上0.08
dB以下の値である場合、「3」は曲げ損失が0.08
dB以上の値である場合、「測定不可」は、曲げ損失の
測定ができなかった場合を示している。
【0053】
【表2】
【0054】表2に示すように、曲げ損失は、実施例1
の光ファイバと同程度であったが、伝送帯域は、実施例
1の光ファイバよりかなり小さかった。
【0055】(比較例2)(化1)に記載の化合物と上
記(5)との混合物であって、下記組成(重量比) (1):(2):(3):(4):(5)=0:0:2
5:70:5 を有する混合物からなるクラッド(屈折率1.502)
と、屈折率1.502の石英ガラスに径全体にわたって
Ge(添加量:8.2wt%)を分布させたコアとで構
成される光ファイバを作製し、この光ファイバについて
実施例1と同様に伝送帯域及び曲げ損失を測定した。そ
の結果を表2に示す。表2に示すように、伝送帯域は、
実施例1の光ファイバよりも十分に大きく2GHz・1
00mを越える値であったが、曲げ損失は実施例1の光
ファイバより相当に大きく十分なものではなかった。ま
た、コア全体にわたってGeを分布させたため、実施例
1の光ファイバよりコスト高となった。
【0056】(比較例3)Δn2、Δntotalを大きくし
た以外は、比較例2と同様の光ファイバを作製し、この
光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲げ
損失を測定した。その結果を表2に示す。表2に示すよ
うに、伝送帯域は、実施例1の光ファイバよりも十分大
きく2GHz・100mを越える値であったが、曲げ損
失は実施例1の光ファイバよりも相当に大きく十分なも
のではなかった。また、コア全体にわたってGeを分布
させたため、実施例1の光ファイバよりコスト高となっ
た。
【0057】(比較例4)Δn2、Δntotalを小さく
し、クラッドとして屈折率1.453の石英ガラスを用
いた以外は、実施例1と同様の光ファイバを作製し、こ
の光ファイバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲
げ損失を測定した。その結果を表2に示す。表2に示す
ように、伝送帯域は、実施例1の光ファイバよりも大き
かったが、曲げ損失は実施例1の光ファイバよりも大き
く十分なものではなかった。
【0058】(比較例5)d1,d2を小さくした以外
は、実施例1と同様の光ファイバを作製し、この光ファ
イバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲げ損失を
測定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、
伝送帯域、曲げ損失については、いずれも出射光強度が
安定せず測定することができなかった。
【0059】(比較例6)d1,d2を大きくした以外
は、実施例1と同様の光ファイバを作製し、この光ファ
イバについて実施例1と同様に伝送帯域及び曲げ損失を
測定した。その結果を表2に示す。表2に示すように、
実施例1の光ファイバに比べて伝送帯域はほぼ同じであ
ったが、曲げ損失については、曲げたときに光ファイバ
が折れてしまったため測定することができなかった。
【0060】以上述べたようにこの発明によれば、外コ
アを大口径とした場合、コア全体にわたって中心軸に向
かうにつれて屈折率が大きくなる屈折率分布を形成する
場合に比べて、内コアの屈折率分布を精密に制御するこ
とが容易となり、内コアにおいて所望の屈折率分布に形
成することが容易となる。このため、光ファイバの生産
性を向上させることができる。また、クラッドがプラス
チック材料を含有するので、クラッドがガラス材料を含
有する場合に比べて全屈折率差(Δntotal)を大きく
とることができ、光ファイバと接続すべき光源との光結
合効率を向上させることができると共に光ファイバの曲
げによる損失を低下させることができる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、外コ
アを大口径とした場合、コア径全体にわたって中心軸に
向かうにつれて屈折率が大きくなる屈折率分布を形成す
る場合に比べて、内コアの屈折率分布を精密に制御する
ことが容易となり内コアにおいて所望の屈折率分布に形
成することが容易となる。このため、光ファイバの生産
性を向上させることができる。また、クラッドがプラス
チック材料を含有するので、全屈折率差(Δntotal
を大きくとることができ、光ファイバと接続すべき光源
との光結合効率を向上させることができると共に光ファ
イバの曲げによる損失を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバの一実施形態と、この光フ
ァイバに対応する径方向の屈折率分布を示す図である。
【図2】外コアの外径に対する内コア径の比(d2
1)、(△n2/Δntotal)及び帯域幅の関係を示す
グラフである。
【図3】本発明の光ファイバの他の実施形態と、この光
ファイバに対応する径方向の屈折率分布を示す図であ
る。
【図4】実施例1の光ファイバの屈折率分布を示すグラ
フである。
【図5】光ファイバの伝送帯域を測定するための測定系
を示す概略図である。
【図6】光ファイバの曲げ損失を測定するための測定系
を示す概略図である。
【図7】従来の光ファイバと、この光ファイバに対応す
る径方向の屈折率分布を示す図である。
【符号の説明】
1…内コア、2…外コア、3…クラッド、10…光ファ
イバ、A…中心軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 隆之 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸に向かうにつれて屈折率が高くな
    る屈折率分布が形成された内コアと、 前記内コアの外側に設けられ前記内コアの屈折率以下の
    一定の屈折率を有する外コアと、 前記外コアの外側に設けられ前記外コアの屈折率よりも
    低い屈折率を有するプラスチック材料を含有するクラッ
    ドとを備え、 前記内コアの最大屈折率と前記クラッドの屈折率との差
    である全屈折率差(Δntotal)が0.015〜0.1
    であり、前記外コアの外径(d1)が100〜500μ
    mである、ことを特徴とする光ファイバ。
  2. 【請求項2】 前記外コアのコア径(d1)に対する内
    コアのコア径(d2)の比(d2/d1)が0.3〜0.
    95であり、前記全屈折率差(Δntotal)に対する前
    記内コアにおける最大屈折率と最小屈折率との差(△n
    2)の比(△n2/Δntotal)が0.2〜0.9である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 【請求項3】 前記内コアにおける屈折率分布がα乗分
    布であり、αが1.5〜5であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の光ファイバ。
  4. 【請求項4】 前記クラッドの外径(dclad)に対する
    前記外コアの外径(d1)の比(d1/dclad)が0.8
    〜0.95であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の光ファイバ。
  5. 【請求項5】 前記内コア及び前記外コアが石英ガラス
    を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
    項に記載の光ファイバ。
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