JPH1163794A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
冷却貯蔵庫Info
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- JPH1163794A JPH1163794A JP22967297A JP22967297A JPH1163794A JP H1163794 A JPH1163794 A JP H1163794A JP 22967297 A JP22967297 A JP 22967297A JP 22967297 A JP22967297 A JP 22967297A JP H1163794 A JPH1163794 A JP H1163794A
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- JP
- Japan
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- gutter
- drain
- water
- heat insulating
- insulating box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2321/00—Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2321/14—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
- F25D2321/141—Removal by evaporation
- F25D2321/1412—Removal by evaporation using condenser heat or heat of desuperheaters
Landscapes
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 庫内で発生した水滴の排水作業の負担軽減を
図った冷却貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 蒸発器10における冷媒の蒸発に伴って
蒸発器10の表面に水滴が発生するが、その水滴は、排
水すべきドレン水としてドレン水受皿12に滴下し、ド
レン管11、上部樋16A、下部樋16Bおよびドレン
ホース17を通ってドレンタンク6に導かれる。このド
レン水が上部樋16Aおよび下部樋16Bに沿って流れ
落ちる際、高温の高圧ガス冷媒を次の凝縮過程へ供給す
る供給管14Aの熱で一部は蒸発し、残りはドレンタン
ク6に導かれる。
図った冷却貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 蒸発器10における冷媒の蒸発に伴って
蒸発器10の表面に水滴が発生するが、その水滴は、排
水すべきドレン水としてドレン水受皿12に滴下し、ド
レン管11、上部樋16A、下部樋16Bおよびドレン
ホース17を通ってドレンタンク6に導かれる。このド
レン水が上部樋16Aおよび下部樋16Bに沿って流れ
落ちる際、高温の高圧ガス冷媒を次の凝縮過程へ供給す
る供給管14Aの熱で一部は蒸発し、残りはドレンタン
ク6に導かれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒の圧縮,凝
縮,膨張,蒸発の冷凍サイクル(循環過程)によって庫
内を冷却する冷蔵庫、冷凍庫等に代表される冷却貯蔵庫
に関し、特に、蒸発器の表面に生じて滴下する水滴を排
水するための容器を備えた冷却貯蔵庫に関する。
縮,膨張,蒸発の冷凍サイクル(循環過程)によって庫
内を冷却する冷蔵庫、冷凍庫等に代表される冷却貯蔵庫
に関し、特に、蒸発器の表面に生じて滴下する水滴を排
水するための容器を備えた冷却貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷却貯蔵庫として、例えば、冷媒
の圧縮,凝縮,膨張,蒸発の冷凍サイクルによって庫内
を冷却するものがある。この冷却貯蔵庫は、冷媒の蒸発
の際に蒸発器の表面に発生する水滴を排水ピットに排水
するか、あるいは、着脱自在のドレンタンクに排水して
いる。このドレンタンクを設けた場合には、床がPタイ
ルやカーペット等のように排水ピットを備えていない厨
房等の場所にも設置することが可能になる。
の圧縮,凝縮,膨張,蒸発の冷凍サイクルによって庫内
を冷却するものがある。この冷却貯蔵庫は、冷媒の蒸発
の際に蒸発器の表面に発生する水滴を排水ピットに排水
するか、あるいは、着脱自在のドレンタンクに排水して
いる。このドレンタンクを設けた場合には、床がPタイ
ルやカーペット等のように排水ピットを備えていない厨
房等の場所にも設置することが可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の冷却貯
蔵庫によると、ドレンタンクに水滴が溜まる度にドレン
タンクを冷却貯蔵庫から引出し、ドレンタンク内の水滴
を排水しなければならず、収集した水滴の排水作業が面
倒となるという問題がある。
蔵庫によると、ドレンタンクに水滴が溜まる度にドレン
タンクを冷却貯蔵庫から引出し、ドレンタンク内の水滴
を排水しなければならず、収集した水滴の排水作業が面
倒となるという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、庫内で発生した
水滴の排水作業の負担軽減を図った冷却貯蔵庫を提供す
ることにある。
水滴の排水作業の負担軽減を図った冷却貯蔵庫を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冷媒の圧縮、凝縮、膨張、蒸発の循環過程
によって断熱箱体の内部を冷却する冷却貯蔵庫におい
て、前記断熱箱体の内部に設けられ、前記冷媒の蒸発を
行うとともに、前記冷媒の蒸発に伴って表面に水滴が生
じる蒸発器と、前記蒸発器の前記表面から滴下する前記
水滴を収集して前記断熱箱体の外部に排出する排出管
と、傾斜した状態で前記断熱箱体の外部に設けられ、前
記排出管からの前記水滴を受ける樋と、前記断熱箱体の
外部下方に着脱自在に設けられ、前記樋から流下する前
記水滴を貯留する容器とを備えたことを特徴とする冷却
貯蔵庫を提供する。
成するため、冷媒の圧縮、凝縮、膨張、蒸発の循環過程
によって断熱箱体の内部を冷却する冷却貯蔵庫におい
て、前記断熱箱体の内部に設けられ、前記冷媒の蒸発を
行うとともに、前記冷媒の蒸発に伴って表面に水滴が生
じる蒸発器と、前記蒸発器の前記表面から滴下する前記
水滴を収集して前記断熱箱体の外部に排出する排出管
と、傾斜した状態で前記断熱箱体の外部に設けられ、前
記排出管からの前記水滴を受ける樋と、前記断熱箱体の
外部下方に着脱自在に設けられ、前記樋から流下する前
記水滴を貯留する容器とを備えたことを特徴とする冷却
貯蔵庫を提供する。
【0006】本発明は、上記目的を達成するため、冷媒
の圧縮、凝縮、膨張、蒸発の循環過程によって断熱箱体
の内部を冷却する冷却貯蔵庫において、前記断熱箱体の
内部に設けられ、前記冷媒の蒸発を行うとともに、前記
冷媒の蒸発に伴って表面に水滴が生じる蒸発器と、前記
蒸発器の前記表面から滴下する前記水滴を収集して前記
断熱箱体の外部に排出する排出管と、傾斜した状態で前
記断熱箱体の外部に設けられ、前記排出管からの前記水
滴を受ける樋と、前記断熱箱体の外部下方に着脱自在に
設けられ、前記樋から流下する前記水滴を貯留する容器
と、前記樋に設けられ、前記樋を流下する前記水滴を蒸
発させる加熱手段とを備えたことを特徴とする冷却貯蔵
庫を提供する。
の圧縮、凝縮、膨張、蒸発の循環過程によって断熱箱体
の内部を冷却する冷却貯蔵庫において、前記断熱箱体の
内部に設けられ、前記冷媒の蒸発を行うとともに、前記
冷媒の蒸発に伴って表面に水滴が生じる蒸発器と、前記
蒸発器の前記表面から滴下する前記水滴を収集して前記
断熱箱体の外部に排出する排出管と、傾斜した状態で前
記断熱箱体の外部に設けられ、前記排出管からの前記水
滴を受ける樋と、前記断熱箱体の外部下方に着脱自在に
設けられ、前記樋から流下する前記水滴を貯留する容器
と、前記樋に設けられ、前記樋を流下する前記水滴を蒸
発させる加熱手段とを備えたことを特徴とする冷却貯蔵
庫を提供する。
【0007】また、上記の冷却貯蔵庫において、前記加
熱手段は、冷媒の圧縮過程によって得られた高温高圧冷
媒を次の凝縮過程へ供給すると共に、樋に接設された供
給管で構成してよい。
熱手段は、冷媒の圧縮過程によって得られた高温高圧冷
媒を次の凝縮過程へ供給すると共に、樋に接設された供
給管で構成してよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る冷却貯蔵庫としての冷蔵庫を示す。この冷蔵庫1は、
上下両面,左右両面および後面を断熱材で覆い、前面を
開口し、その開口した面に断熱材からなる開閉自在の扉
2を配設した冷蔵庫本体3を有している。
る冷却貯蔵庫としての冷蔵庫を示す。この冷蔵庫1は、
上下両面,左右両面および後面を断熱材で覆い、前面を
開口し、その開口した面に断熱材からなる開閉自在の扉
2を配設した冷蔵庫本体3を有している。
【0009】冷蔵庫本体3の下面には、4隅に台脚4を
取り付け、冷蔵庫本体3の下面と床面Fとの間に空間5
を形成している。この空間5には、取手6aを備えたド
レンタンク6を着脱可能に設けている。このドレンタン
ク6は、冷蔵庫本体3の下面に取り付けられた断面L字
状の一対のガイド部材7,7によって前方へ引出し可能
になっている。ドレンタンク6は、台脚4を高さ寸法の
異なるものに交換することによって、台脚4の高さ寸法
に応じてタンク容量の異なるものに変更可能になってい
る。
取り付け、冷蔵庫本体3の下面と床面Fとの間に空間5
を形成している。この空間5には、取手6aを備えたド
レンタンク6を着脱可能に設けている。このドレンタン
ク6は、冷蔵庫本体3の下面に取り付けられた断面L字
状の一対のガイド部材7,7によって前方へ引出し可能
になっている。ドレンタンク6は、台脚4を高さ寸法の
異なるものに交換することによって、台脚4の高さ寸法
に応じてタンク容量の異なるものに変更可能になってい
る。
【0010】冷蔵庫本体3の上面は、ステンレス鋼板か
らなるトップテーブル8が設けられ、このトップテーブ
ル8の後方には、冷蔵庫本体3の背面に配置された後述
するコンデンサからの熱を放熱する放熱口8aを形成し
ている。
らなるトップテーブル8が設けられ、このトップテーブ
ル8の後方には、冷蔵庫本体3の背面に配置された後述
するコンデンサからの熱を放熱する放熱口8aを形成し
ている。
【0011】図2は、冷蔵庫本体3の内部を示す。冷蔵
庫本体3は、ステンレス鋼板からなる内箱90、同じく
ステンレス鋼板からなる外箱91、および内箱90と外
箱91の間に配置された断熱材92からなる断熱箱体9
を備えている。断熱箱体9の内部には、冷気自然対流式
の蒸発器10と、蒸発器10の下部に配置され、冷媒の
蒸発の際に蒸発器10の表面に生じて滴下する水滴を排
水すべきドレン水としを設けている。断熱箱体9の外側
には、高温の高圧ガス冷媒を吐出するコンプレッサ(圧
縮機)14を配置している。ドレン水受皿12は、断熱
箱体9の後面板の中央に設けたドレン管11に向けて傾
斜した断面略凹状を有している。
庫本体3は、ステンレス鋼板からなる内箱90、同じく
ステンレス鋼板からなる外箱91、および内箱90と外
箱91の間に配置された断熱材92からなる断熱箱体9
を備えている。断熱箱体9の内部には、冷気自然対流式
の蒸発器10と、蒸発器10の下部に配置され、冷媒の
蒸発の際に蒸発器10の表面に生じて滴下する水滴を排
水すべきドレン水としを設けている。断熱箱体9の外側
には、高温の高圧ガス冷媒を吐出するコンプレッサ(圧
縮機)14を配置している。ドレン水受皿12は、断熱
箱体9の後面板の中央に設けたドレン管11に向けて傾
斜した断面略凹状を有している。
【0012】図3(a) は、冷蔵庫1の背面を示す。冷蔵
庫1の背面には、自然空冷式のチューブ型のコンデンサ
(凝縮器)15が配置されている。コンデンサ15は、
コンデンサチューブ15aを連続U字状に折曲し、多数
の放熱フィン15bを備えてなる。コンプレッサ14か
らは、略く字状に折曲した供給管14Aをコンデンサチ
ューブ15aに接続し、コンデンサチューブ15aから
は、戻り管14Bを図示しないキャピラリーチューブ
(膨張弁)に接続している。
庫1の背面には、自然空冷式のチューブ型のコンデンサ
(凝縮器)15が配置されている。コンデンサ15は、
コンデンサチューブ15aを連続U字状に折曲し、多数
の放熱フィン15bを備えてなる。コンプレッサ14か
らは、略く字状に折曲した供給管14Aをコンデンサチ
ューブ15aに接続し、コンデンサチューブ15aから
は、戻り管14Bを図示しないキャピラリーチューブ
(膨張弁)に接続している。
【0013】また、冷蔵庫1の背面には、供給管14A
に沿うように設けられ、ドレン水受皿12からのドレン
水をドレン管11からドレンタンク6へ導く断面U字状
の上部樋16Aおよび下部樋16Bと、下部樋16Bを
流れるドレン水をドレンタンク6ヘ導くドレンホース1
7とを配置している。
に沿うように設けられ、ドレン水受皿12からのドレン
水をドレン管11からドレンタンク6へ導く断面U字状
の上部樋16Aおよび下部樋16Bと、下部樋16Bを
流れるドレン水をドレンタンク6ヘ導くドレンホース1
7とを配置している。
【0014】上部樋16Aおよび下部樋16Bは、断面
U字状の底部が供給管14Aに接するようにしている。
これにより、供給管14Aの発熱(表面温度40〜60
℃)によって上部樋16Aおよび下部樋16Bを流れる
ドレン水の蒸発が促進される。また、上部樋16Aの左
端は、下部樋16Bの左端より右寄りとし、上部樋16
Aを流れるドレン水が上部樋16Aの左端から下部樋1
6Bに確実に落ちるようにしている。
U字状の底部が供給管14Aに接するようにしている。
これにより、供給管14Aの発熱(表面温度40〜60
℃)によって上部樋16Aおよび下部樋16Bを流れる
ドレン水の蒸発が促進される。また、上部樋16Aの左
端は、下部樋16Bの左端より右寄りとし、上部樋16
Aを流れるドレン水が上部樋16Aの左端から下部樋1
6Bに確実に落ちるようにしている。
【0015】図3(b) は、下部樋16Bとドレンホース
17との接続を示す。下部樋16Bの端部は閉塞し、そ
の近傍に、下部樋16Bを流れるドレン水をドレンタン
ク6ヘ導くドレンホース17を接続している。
17との接続を示す。下部樋16Bの端部は閉塞し、そ
の近傍に、下部樋16Bを流れるドレン水をドレンタン
ク6ヘ導くドレンホース17を接続している。
【0016】図4は、冷蔵庫1の水滴排水構造を示す。
なお、同図において、Wは壁である。ドレン管11は、
後方に傾斜した角度を有してドレン水受皿12に集まる
ドレン水を上部樋16Aに流れ易くしている。下部樋1
6Bの奥行き寸法Lbは、上部樋16Aの奥行き寸法L
aより長くしている。これにより、上部樋16Aからド
レン水が溢れる場合でも、下部樋16Bで受け入れるこ
とができる。トップテーブル8は、壁Wとの間にコンデ
ンサ15からの放熱の流路を確保するためのV字状の折
曲した突部8bを形成し、この突部8bの傾斜面に上記
放熱口8aを形成している。
なお、同図において、Wは壁である。ドレン管11は、
後方に傾斜した角度を有してドレン水受皿12に集まる
ドレン水を上部樋16Aに流れ易くしている。下部樋1
6Bの奥行き寸法Lbは、上部樋16Aの奥行き寸法L
aより長くしている。これにより、上部樋16Aからド
レン水が溢れる場合でも、下部樋16Bで受け入れるこ
とができる。トップテーブル8は、壁Wとの間にコンデ
ンサ15からの放熱の流路を確保するためのV字状の折
曲した突部8bを形成し、この突部8bの傾斜面に上記
放熱口8aを形成している。
【0017】次に、この冷蔵庫1の動作を説明する。 (1) 冷凍サイクル コンプレッサ14を運転すると、コンプレッサ14は、
低圧ガス冷媒を圧縮し、高温の高圧ガス冷媒をコンプレ
ッサ14から供給管14Aを介してコンデンサ15に供
給する。高温の高圧ガス冷媒によって供給管14Aの表
面温度は、40〜60℃に温められる。コンデンサ15
に供給された高圧ガス冷媒は、コンデンサチューブ15
aを通過する際に、空気との熱交換により凝縮して高圧
液冷媒となる。このとき、熱交換により発生したコンデ
ンサ15からの放熱は、上部の放熱口8aから抜け出
る。コンデンサ15からの高圧液冷媒は、図示しないキ
ャピラリーチューブに挿通させることによって温度と沸
点を下げた低圧液冷媒となり、蒸発器10に供給され
る。蒸発器10に供給された低圧液冷媒は、空気との熱
交換により配管10a内で蒸発する。この蒸発時に空気
から気化熱を奪うことによって冷気が発生し、断熱箱体
9内が冷却される。配管10a内の低圧ガス冷媒は、コ
ンプレッサ14に戻り、再び前述の圧縮,凝縮,膨張,
蒸発の冷凍サイクルを繰り返す。
低圧ガス冷媒を圧縮し、高温の高圧ガス冷媒をコンプレ
ッサ14から供給管14Aを介してコンデンサ15に供
給する。高温の高圧ガス冷媒によって供給管14Aの表
面温度は、40〜60℃に温められる。コンデンサ15
に供給された高圧ガス冷媒は、コンデンサチューブ15
aを通過する際に、空気との熱交換により凝縮して高圧
液冷媒となる。このとき、熱交換により発生したコンデ
ンサ15からの放熱は、上部の放熱口8aから抜け出
る。コンデンサ15からの高圧液冷媒は、図示しないキ
ャピラリーチューブに挿通させることによって温度と沸
点を下げた低圧液冷媒となり、蒸発器10に供給され
る。蒸発器10に供給された低圧液冷媒は、空気との熱
交換により配管10a内で蒸発する。この蒸発時に空気
から気化熱を奪うことによって冷気が発生し、断熱箱体
9内が冷却される。配管10a内の低圧ガス冷媒は、コ
ンプレッサ14に戻り、再び前述の圧縮,凝縮,膨張,
蒸発の冷凍サイクルを繰り返す。
【0018】(2) ドレン水の処理 蒸発器10での熱交換の際、蒸発器10の表面に水滴が
発生するが、その水滴は、排水すべきドレン水としてド
レン水受皿12に滴下し、ドレン管11、上部樋16
A、下部樋16Bおよびドレンホース17を通ってドレ
ンタンク6に導かれる。このドレン水が上部樋16Aお
よび下部樋16Bに沿って流れ落ちる際、供給管14A
の熱で一部は蒸発し、残りはドレンタンク6に導かれ
る。
発生するが、その水滴は、排水すべきドレン水としてド
レン水受皿12に滴下し、ドレン管11、上部樋16
A、下部樋16Bおよびドレンホース17を通ってドレ
ンタンク6に導かれる。このドレン水が上部樋16Aお
よび下部樋16Bに沿って流れ落ちる際、供給管14A
の熱で一部は蒸発し、残りはドレンタンク6に導かれ
る。
【0019】上記構成の冷蔵庫1の効果を説明する。 (イ) ドレンタンク6を備えているので、排水ピットを設
けていない場所でも本冷蔵庫1を設置することができ
る。 (ロ) ドレン水が上部樋16Aおよび下部樋16Bを通過
する際に、供給管14Aの発熱によって一部が蒸発する
ので、ドレンタンク6に溜まる量が少なくなる。この結
果、ドレンタンク6内のドレン水の排水作業の周期が長
くなり、作業者の負担軽減が図れる。 (ハ) 冷蔵庫1を壁Wに付けても、コンデンサ15からの
放熱路を確保できるので、厨房等の設置場所の省スペー
ス化が図れる。
けていない場所でも本冷蔵庫1を設置することができ
る。 (ロ) ドレン水が上部樋16Aおよび下部樋16Bを通過
する際に、供給管14Aの発熱によって一部が蒸発する
ので、ドレンタンク6に溜まる量が少なくなる。この結
果、ドレンタンク6内のドレン水の排水作業の周期が長
くなり、作業者の負担軽減が図れる。 (ハ) 冷蔵庫1を壁Wに付けても、コンデンサ15からの
放熱路を確保できるので、厨房等の設置場所の省スペー
ス化が図れる。
【0020】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず種々の実施の形態が可能である。例えば、上記実施
の形態では、冷蔵庫について説明したが、冷凍庫等の他
の冷却貯蔵庫にも本発明を同様に適用することができ
る。また、上記実施の形態では、水滴を蒸発させる手段
として、コンプレッサ14からの供給管14Aの発熱を
利用したが、ヒータ等の他の熱源を利用してもよい。ま
た、上部樋16Aおよび下部樋16Bに供給管14A等
の熱源を当接しなくもよい。上部樋16Aおよび下部樋
16Bは、上方に開口したU字状を有しているので、自
然蒸発によってドレンタンク6内のドレン水の排水作業
の周期を長くして、作業者の負担軽減を図れる。また、
ドレンタンク6を設けず、上部樋16Aおよび下部樋1
6Bの間でドレン水を全て蒸発させるようにしてもよ
い。これにより、ドレン水の排水作業を不要にすること
ができる。
れず種々の実施の形態が可能である。例えば、上記実施
の形態では、冷蔵庫について説明したが、冷凍庫等の他
の冷却貯蔵庫にも本発明を同様に適用することができ
る。また、上記実施の形態では、水滴を蒸発させる手段
として、コンプレッサ14からの供給管14Aの発熱を
利用したが、ヒータ等の他の熱源を利用してもよい。ま
た、上部樋16Aおよび下部樋16Bに供給管14A等
の熱源を当接しなくもよい。上部樋16Aおよび下部樋
16Bは、上方に開口したU字状を有しているので、自
然蒸発によってドレンタンク6内のドレン水の排水作業
の周期を長くして、作業者の負担軽減を図れる。また、
ドレンタンク6を設けず、上部樋16Aおよび下部樋1
6Bの間でドレン水を全て蒸発させるようにしてもよ
い。これにより、ドレン水の排水作業を不要にすること
ができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明
によれば、蒸発器の表面に生じる水滴を樋により容器内
に導いているので、樋からの水滴の自然蒸発が可能にな
り、容器に貯留される水滴の量を減らすことができる。
この結果、水滴の排水作業の負担軽減を図ることができ
る。請求項2記載の発明によれば、樋を流下する水滴を
加熱手段によって蒸発させているので、水滴の強制的蒸
発が可能になり、水滴の排水作業の周期が長くなる。こ
の結果、水滴の排水作業の負担軽減をより図ることがで
きる。請求項3記載の発明によれば、高温高圧冷媒を供
給する供給管を樋に接設させているので、高温高圧冷媒
の熱を利用できることから、熱源を別に設ける必要がな
くなり、コスト低減が図れる。
によれば、蒸発器の表面に生じる水滴を樋により容器内
に導いているので、樋からの水滴の自然蒸発が可能にな
り、容器に貯留される水滴の量を減らすことができる。
この結果、水滴の排水作業の負担軽減を図ることができ
る。請求項2記載の発明によれば、樋を流下する水滴を
加熱手段によって蒸発させているので、水滴の強制的蒸
発が可能になり、水滴の排水作業の周期が長くなる。こ
の結果、水滴の排水作業の負担軽減をより図ることがで
きる。請求項3記載の発明によれば、高温高圧冷媒を供
給する供給管を樋に接設させているので、高温高圧冷媒
の熱を利用できることから、熱源を別に設ける必要がな
くなり、コスト低減が図れる。
【図1】本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の正面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の内部を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】(a) は本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の背面
図、(b) は下部樋とドレンホースとの接続部の詳細図で
ある。
図、(b) は下部樋とドレンホースとの接続部の詳細図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の水滴排水構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
1 冷蔵庫 2 扉 3 冷蔵庫本体 4 台脚 5 空間 6 ドレンタンク 6a 取手 7 ガイド部材 8 トップテーブル 8a 放熱口 8b 突部 9 断熱箱体 10 蒸発器 11 ドレン管 12 ドレン水受皿 13 網棚 14 コンプレッサ 14A 供給管 14B 配管 15 コンデンサ 15a コンデンサチューブ 15b 放熱フィン 16A 上部樋 16B 下部樋 17 ドレンホース 90 内箱 91 外箱 92 断熱材 F 床面 La,Lb 奥行き寸法 W 壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 文夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】冷媒の圧縮、凝縮、膨張、蒸発の循環過程
によって断熱箱体の内部を冷却する冷却貯蔵庫におい
て、 前記断熱箱体の内部に設けられ、前記冷媒の蒸発を行う
とともに、前記冷媒の蒸発に伴って表面に水滴が生じる
蒸発器と、 前記蒸発器の前記表面から滴下する前記水滴を収集して
前記断熱箱体の外部に排出する排出管と、 傾斜した状態で前記断熱箱体の外部に設けられ、前記排
出管からの前記水滴を受ける樋と、 前記断熱箱体の外部下方に着脱自在に設けられ、前記樋
から流下する前記水滴を貯留する容器とを備えたことを
特徴とする冷却貯蔵庫。 - 【請求項2】冷媒の圧縮、凝縮、膨張、蒸発の循環過程
によって断熱箱体の内部を冷却する冷却貯蔵庫におい
て、 前記断熱箱体の内部に設けられ、前記冷媒の蒸発を行う
とともに、前記冷媒の蒸発に伴って表面に水滴が生じる
蒸発器と、 前記蒸発器の前記表面から滴下する前記水滴を収集して
前記断熱箱体の外部に排出する排出管と、 傾斜した状態で前記断熱箱体の外部に設けられ、前記排
出管からの前記水滴を受ける樋と、 前記断熱箱体の外部下方に着脱自在に設けられ、前記樋
から流下する前記水滴を貯留する容器と、 前記樋に設けられ、前記樋を流下する前記水滴を蒸発さ
せる加熱手段とを備えたことを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 【請求項3】前記加熱手段は、前記冷媒の圧縮過程によ
って得られた高温高圧冷媒を次の凝縮過程へ供給すると
共に、前記樋に設接された供給管で構成される請求項2
記載の冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22967297A JPH1163794A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 冷却貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22967297A JPH1163794A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1163794A true JPH1163794A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16895882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22967297A Pending JPH1163794A (ja) | 1997-08-26 | 1997-08-26 | 冷却貯蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1163794A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020112323A (ja) * | 2019-01-15 | 2020-07-27 | Phcホールディングス株式会社 | 冷凍装置 |
-
1997
- 1997-08-26 JP JP22967297A patent/JPH1163794A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020112323A (ja) * | 2019-01-15 | 2020-07-27 | Phcホールディングス株式会社 | 冷凍装置 |
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