JPH1163264A - 二方向圧力逃しアセンブリ及び方法 - Google Patents

二方向圧力逃しアセンブリ及び方法

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JPH1163264A
JPH1163264A JP13909498A JP13909498A JPH1163264A JP H1163264 A JPH1163264 A JP H1163264A JP 13909498 A JP13909498 A JP 13909498A JP 13909498 A JP13909498 A JP 13909498A JP H1163264 A JPH1163264 A JP H1163264A
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JP
Japan
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pressure
outlet
inlet
disk
disc
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JP13909498A
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English (en)
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Mitchell Lawrence Rooker
ミツチエル・ローレンス・ルーカー
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BS&B Safety Systems LLC
Original Assignee
BS&B Safety Systems LLC
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/02Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side
    • F16K17/14Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member
    • F16K17/16Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member with fracturing diaphragm ; Rupture discs
    • F16K17/1606Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member with fracturing diaphragm ; Rupture discs of the reverse-buckling-type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 二方向の逃がし圧力を正確に調整可能な二方
向圧力逃しアセンブリを提供する。 【解決手段】 ディスク22と、それ自体から外側に延
びる周辺フランジ部26と、ディスクを保持するために
前記周辺フランジ部上にクランプ止めされる入口及び出
口クランプ28,30とを備える二方向圧力逃しアセン
ブリであって、入口クランプおよび出口クランプがディ
スクの入口側34および出口側36に対向して、破裂デ
ィスクの周辺フランジ部26上にクランプ止め圧力を加
えるクランプ止め部材24,26,90,100,11
2,114を有し、クランプ部材が入口側圧力が出口側
の出口圧力の第一の所定量だけ起えたとき、あるいは出
口側圧力が、入口側の入口圧力を第二の所定量だけ起え
たときに入口クランプと出口クランプとの間の周辺フラ
ンジ26を引き出すように調整することができるものと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力逃し破裂ディ
スクアセンブリに関し、詳細には、低圧で正確に動作す
る改良された二方向圧力逃しアセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】様々なタイプの破裂ディスクを使用して
流体圧力格納構造内の過度の圧力を防止することが知ら
れている。一般に、そのような装置は、加圧された流体
を含む容器またはシステム内の逃し通路に接続された一
対の支持部材またはフランジ間に支持された破裂ディス
クを含んでいる。容器またはシステム内の流体圧力がデ
ィスクの所定の破裂圧力を超えると、破裂が起こり、加
圧された流体が容器またはシステムから解放される。
【0003】逆座屈型の破裂ディスクが開発され首尾良
く使用されている。逆座屈破裂ディスクは一般に、ドー
ム状部分を含み、保護されている容器またはシステムか
らの流体圧がドームの凸側に加えられる。故障時には、
ドーム状部分が反転し、次いで破裂する。最初、大部分
の逆座屈破裂ディスクアセンブリは、破裂ディスクの凹
側のディスクに隣接する位置に位置決めされたナイフの
刃を含んでいた。反転時に、ディスクがナイフの刃を貫
通し、所定の方法で開放していた。最近では、逆座屈デ
ィスクは、ディスクの表面上に刻み目または線の弱化部
を含んでおり、したがって反転時には刻み目または線の
弱化部に沿ってディスクが裂ける。
【0004】刻み目付き逆座屈破裂ディスクは、高圧応
用例で首尾良く使用されナイフの刃を不要にしている
が、低圧応用例では成功の度合いは様々である。したが
って、低圧応用例で使用される逆座屈破裂ディスクには
ナイフの刃を使用する必要があった。ナイフの刃を含め
ると、破裂ディスクアセンブリは比較的高価になる。さ
らに、刻み目またはナイフ、あるいはその両方を使用し
た逆座屈破裂ディスクでは、逆座屈方向では破裂圧力を
十分に予想することができるが、両方の方向で十分に予
測できる破裂圧力を与える能力は十分なものではない。
【0005】1994年11月29日にFarwell
等に発行され、本出願の出願人に譲渡され、引用によっ
て本明細書に組み込まれた米国特許第5368180号
は、ナイフの刃を不要にし比較的低い逃し圧力で圧力を
逃がすように設計されたせん孔された破裂ディスクアセ
ンブリを開示している。Farwellの特許に示され
たように、せん孔された破裂ディスクアセンブリでは両
方の方向に圧力を逃がすことができるが、ディスクの凹
側からの破裂圧力の精度および予測可能性は必要な圧力
よりも低い。Farwellは、破裂ディスクでせん孔
を使用することを除いて、破裂ディスクの破裂圧力を選
択的に調整する装置または方法を開示しておらず、また
示唆してもいない。
【0006】1975年8月26日にBanburyに
発行された米国特許第3901259号は、支持部材か
らディスク上に加えられる軸方向圧力によってのみ、デ
ィスク自体の縁部領域によって二つの支持部材間に固定
された逆座屈圧力逃しディスクを有する安全圧力逃し装
置を開示している。ディスクの縁部領域は、容器内の圧
力が増大してディスクが反転したときに逆座屈ディスク
が逆座屈し、ディスクの半径方向内側への移動によって
縁部領域が二つの支持部材の間から解放される。Ban
buryは、把持されているディスクの縁部の幅と軸方
向圧力を変化させて逆座屈破裂圧力を制御することを開
示している。Banburyは、この圧力逃し装置を使
用して非逆座屈方向の圧力を逃がすことや、非逆座屈方
向での圧力逃しを正確に事前決定または調整する構造を
開示しておらず、また示唆してもいない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】低い圧力逃し比(入口
逃し圧力と出口逃し圧力の比)で正確にかつ予測可能に
動作し、逆座屈ディスクおよび非逆座屈(張力)ディス
クと共に使用することができ、逃し圧力の大きさを両方
の方向で正確に調整するディスク以外の構造および方法
を提供し、二方向圧力逃しアセンブリ内の二つの逃し圧
力の比を調整する構造および方法を提供する、低い逃し
圧力を含む、広い圧力範囲にわたって過度の圧力を正確
にかつ予測可能に逃がす二方向圧力逃しアセンブリが必
要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の欠点を
解消し前述の要件を満たすために意図されたものであ
る。本発明は、これを達成するうえで、改良された新規
の二方向圧力逃しアセンブリを提供する。
【0009】この二方向圧力逃しアセンブリは、圧力格
納通路内の入口クランプと出口クランプとの間に密閉可
能にクランプ止めすることができ、ディスクから延び入
口クランプと出口クランプとの間にディスクをクランプ
止めする周辺フランジを有するディスクを含む。ディス
クは、入口側と、出口側と、入口側および出口側を通じ
て延びる中心軸とを有する。ディスクの入口側は、選択
された入口逃し圧力を有し、この圧力が入口側に加えら
れると、フランジおよびディスクは入口クランプおよび
出口クランプから引き出され、出口側の方へ移動し、そ
れによってアセンブリ内の圧力を逃がすことができる。
ディスクの出口側は、出口逃し圧力を有する。この圧力
が出口側に加えられると、フランジおよびディスクは入
口クランプおよび出口クランプから引き出され、入口側
の方へ移動し、それによってアセンブリ内の圧力を逃が
すことができる。出口逃し圧力を選択された大きさに増
大するために、ディスクの周辺フランジと入口クランプ
との間のディスクの入口側に圧力支持体を配設すること
ができる。
【0010】本発明の利点は、低い逃し圧力で正確にか
つ予測可能に動作する二方向圧力逃しアセンブリを提供
することである。
【0011】本発明の利点は、低い圧力逃し比で正確に
かつ予測可能に動作する二方向圧力逃しアセンブリを提
供することである。
【0012】本発明の利点は、多数の圧力上昇下降サイ
クルにさらされたときに早期に故障せずに正確にかつ予
想可能に動作する二方向圧力逃しアセンブリを提供する
ことである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら説明する。図面および説明
の全体にわたって、同じ参照符号または文字は同じある
いは対応する部品を指す。
【0014】図1から図14は、本発明の二方向圧力逃
しアセンブリ20および方法の実施形態を示す。本発明
は本明細書では、比較的低い圧力の応用例で使用される
ものとして記載されているが、本発明が広範囲の圧力で
使用できることを理解されたい。図1の例に戻ると分か
るように、好ましい実施形態では、圧力逃しアセンブリ
20は一般に、ディスク22と圧力支持体24とを含む
ものとして説明することができる。本明細書ではディス
ク22がほぼ丸い外周を有するものとして図示し説明し
ているが、ディスク22と、ディスクが密閉可能に格納
される構造および通路が、正方形、三角形、八角形など
ほぼ任意の周囲形状を有することができることを理解さ
れたい。当業者には本明細書の開示に鑑みて理解される
ように、構成要素間の表面摩擦、ディスク22、圧力支
持体24、ガスケット上に加えられる軸方向の圧力また
は圧縮、ディスク22の最頂高さおよび厚さなど、アセ
ンブリ20内の逃し圧力に影響を与えるいくつかの知ら
れている因子がある。本出願では、そのような知られて
いる因子が一定の値であると仮定する。本発明のアセン
ブリ20は、知られている因子に対して逃し圧力の精
度、予測可能性、調整可能性を向上させる構造および方
法を提供する。
【0015】ディスク22はディスク22から半径方向
外側に延びて通路32内の入口クランプ28と出口クラ
ンプ30との間にディスク22をクランプ止めする周辺
フランジ26を有する。ディスク22は、そのようにク
ランプ止めされると、通路32を密閉し、ディスクのど
ちらかの側に加えられる圧力を密閉的に抑制する。
【0016】ディスク22は、入口側34、出口側3
6、およびディスク22の入口側34と出口側36を通
って延びる中心軸38を有する。ディスク22の入口側
34は、選択された所定の入口逃し圧力(より正確に
は、ディスク22の入口側34と出口側36との間の差
圧として表される)を有する。この圧力が入口側34に
加えられると、フランジ26およびディスク22は入口
クランプ28と出口クランプ30との間から引き出さ
れ、出口クランプ28の方へ移動し、それによってアセ
ンブリ20内の圧力を逃がすことができる。ディスク2
2の出口側36は、所定の出口逃し圧力(より正確に
は、ディスク22の出口側36と入口側34との間の差
圧として表される)を有する。この圧力が出口側36に
加えられると、フランジ26およびディスク22は入口
クランプ28と出口クランプ30との間から引き出さ
れ、入口クランプ28の方へ移動し、それによってアセ
ンブリ20内の圧力を逃がすことができる。図15およ
び図16で最も良く分かるように、好ましいアセンブリ
20では、ディスクフランジ26はアセンブリ20内で
ディスク22を保持するためにディスクのどちらかの側
34、36から圧力を逃がしている間と逃がした後に入
口クランプ28と出口クランプ30との間にディスクを
固定するヒンジ手段またはヒンジ部42を含む。好まし
いヒンジ部42は、入口逃し圧力または出口逃し圧力を
超えたときにヒンジ部42がフランジ26の残りの部分
と共にクランプ28、30から引き出されることのない
ほど入口クランプ28および出口クランプ30に十分に
入り込むディスクフランジ26の半径方向外側延長部で
ある。
【0017】図16に例示したように、アセンブリ20
の組立を容易にし、ディスク22を損傷する可能性を低
減するために、ディスク22は、ディスク周辺フランジ
26を囲み、ディスク22を切削して形成された弧状ス
ロット41によってフランジ26から分離された支持フ
ランジ40を含むことができる。スロット41は、支持
フランジ40がディスク22の入口逃し圧力および出口
逃し圧力に影響を与えないような寸法にされる。
【0018】図1の例を参照すると分かるように、圧力
支持体24は、出口逃し圧力を選択された所定の大きさ
に増大するために周辺フランジ26と入口クランプ28
との間のディスク22の入口側34に配設される。好ま
しい圧力支持体24は、ディスク22の周辺フランジ2
6の入口側34と入口クランプ28とをクランプ止めす
るように配設された周辺フランジ46と、中央部50を
規定する内側縁部48とを含む。図1および図4に例示
したように、一実施形態では、圧力支持体24の中央部
50は開放され、ディスク22の入口側34を直接支持
することはない。ディスク22は圧力支持体24の周辺
フランジ46によって支持される。
【0019】図2、3、5の例を参照すると分かるよう
に、圧力支持体24の内側縁部48を選択的にディスク
フランジ26に対して中心軸38の方へ延ばし、開放中
央部50の寸法を小さくし出口逃し圧力を選択された大
きさに増大することができる。逆に、圧力支持体24の
内側縁部48を選択的にディスクフランジ26に対して
中心軸38から離れる方向へ延ばし、開放中央部50の
寸法を大きくし出口逃し圧力を選択された大きさに低減
することができる。圧力支持体24の内側縁部48は、
ディスクフランジ26の入口側34と少なくともわずか
に重なり合うべきである。圧力支持体24とディスク2
2との接触の密閉特性を向上させるために中間ガスケッ
ト44を設けることができる。
【0020】図5の例を参照すると分かるように、他の
実施形態では、圧力支持体24は、その中央部50を横
切って延びディスク22の出口側36からの圧力に対抗
してディスク22の入口側34を支持する少なくとも一
つの支持部材52を含む。図5に例示したように、必要
に応じて複数の支持部材52を使用し構成して必要な支
持を与えることができる。本明細書に含まれる開示に鑑
みて当業者に構想されるように、図5のハブとスポーク
の構成は典型的な構成の例として示されている。
【0021】図6の例を参照すると分かるように、他の
実施形態では、支持部材52は中央部50全体を横切っ
て延び、あるいは中央部50全体を覆い、少なくとも二
つの開口部54を含む。本明細書に含まれる開示に鑑み
て当業者に構想されるように、開口部54の数および寸
法は、圧力支持体24の強度特性および流量特性を調整
するように変更することができる。図5および図6の例
を参照すると分かるように、より好ましい支持部材52
は、支持部材52の残りの部分に対して選択された圧力
支持弱さの少なくとも一つのより弱い領域56を含む。
より弱い領域56の弱さとしては、出口逃し圧力を決定
する弱さが選択される。より弱い領域56は、支持部材
から材料を除去し、支持部材をせん孔し、支持部材を弱
めるための刻み目を設け、本明細書に含まれる開示に鑑
みて当業者に構想されるその他の方法を使用することに
よって形成することができる。より弱い領域56は、過
圧または圧力逃しの間に開放する圧力支持体24の部分
および形状を事前に決定するように構成することができ
る。より弱い領域56は、圧力逃しの後にアセンブリ2
0内に圧力支持体24が保持されるようにディスク22
のヒンジ部42に合わせて圧力支持体24の領域から削
除することができる。
【0022】図2の例を参照すると分かるように、本明
細書に含まれる開示に鑑みて当業者に構想されるよう
に、ディスク22およびディスクフランジ26は半径方
向次元または直径方向次元ではほぼ平面であり、圧力支
持体24、中央部50、支持部材52の構造および特徴
はこの平面形状に整合するものであってよい。より好ま
しい実施形態では、図3の例を参照すると分かるよう
に、ディスク22の入口側34は、ディスクの中央部5
0から入口クランプ28の方へ延びる隆起部64を含
み、ディスク22の出口側36は、隆起部64とほぼ同
じ形状および寸法の凹部66を含む。好ましくは、隆起
部64と凹部66は同時に、ディスク22と同じ材料で
構成され、凹部66は隆起部64とほぼ同じ曲率を有す
る。隆起部64は、円錐、円錐台、角錐台、角錐などほ
ぼ任意の突起形状をとることができ、ディスク22の中
心軸38の周りで対称であっても、あるいは非対称であ
ってもよく、凹部はほぼ同じ形状を有する。図3に示し
たように、大部分の一般に使用されているディスクはほ
ぼドーム状の隆起部64を有することが意図される。
【0023】図2、3、5、6の例を参照すると分かる
ように、圧力支持体24は、周辺フランジ46から内側
に延び、内側に隆起部64へ延びるときに隆起部64の
形状にほぼ整合する内側縁部領域68を含む。内側縁部
領域68では、出口逃し圧力を選択された大きさに増大
し圧力支持体24の中央部50を開放したままにするよ
うに、内側縁部48が、ディスク22の中心軸38の方
へ選択された距離だけ延ばされ、そのためディスク22
の入口側34の軸方向に対応する部分は支持されない。
図2の例を参照すると分かるように、好ましくは、圧力
支持体24の入口縁部48は、内側縁部領域68によっ
て延ばされ、ディスク22の中心軸38にほぼ垂直な平
面を規定する。
【0024】図7の例を参照すると分かるように、一実
施形態では、圧力支持体の内側縁部48は、出口逃し圧
力を選択された大きさに低減するために少なくとも一つ
のノッチまたはスカロップ72を含む。ノッチまたはス
カロップ72は、ディスク22のヒンジ42と軸方向に
整列させないべきである。図8の例を参照すると分かる
ように、他の実施形態では、圧力支持体24の内側縁部
48をディスク22の方へ張り出させ、出口逃し圧力を
選択された大きさに増大する。図9に例示したように、
圧力支持体の内側縁部48をディスク22から離れる方
向へ張り出させ、出口逃し圧力を選択された大きさに低
減する。図10の例を参照すると分かるように、他の実
施形態では、隆起部64は曲率74を有する隆起部とし
て規定され、圧力支持体24の内側縁部領域68は曲率
76を有する領域として規定される。出口逃し圧力を選
択された大きさに低減するために、内側縁部領域68の
曲率76は隆起部64の曲率74に対して増大される。
内側縁部領域68の曲率76を選択的に隆起部64の曲
率74に対して減少し、出口逃し圧力を選択された大き
さに増加することができる。
【0025】前述のように、図2の平面ディスクと図3
の突起ディスク22の両方で、圧力支持体24は、その
開放中央部50を横切って延びディスク22の入口側3
4をディスク22の出口側36からの圧力に対抗して支
持する少なくとも一つの支持部材52(図5および図6
に最も良く示されている)を含むことができる。支持部
材52はディスク22の形状にほぼ整合し、ディスク2
2が隆起部64を有するとき、支持部材52は通常、隆
起部64とほぼ同じ曲率を有するべきである。支持部材
52の曲率を隆起部64の曲率に対して減少し、出口逃
し圧力を選択された大きさに増大することができ、かつ
支持部材52の曲率を隆起部64の曲率に対して増大
し、出口逃し圧力を選択された大きさに低減することが
できる。さらに、前述のように、支持部材52は圧力支
持体24の中央部全体50をほぼ閉鎖しあるいは覆い、
支持部材に開口部54を設けて出口逃し圧力の大きさを
選択的に増減することができる。好ましくは、支持部材
52は、その残りの部分に対して選択された圧力支持弱
さの少なくとも一つのより弱い領域56を含む。より弱
い領域56の弱さとしては、出口逃し圧力の大きさを事
前に決定するような弱さが選択される。
【0026】図1から図3の実施形態を参照すると分か
るように、アセンブリ20は、ディスク22の周辺フラ
ンジ26と圧力支持体24の周辺フランジ46との間に
配設された中間ガスケット44も含む。中間ガスケット
はさらに、圧力支持体24の内側縁部領域68および内
側縁部48と同一の平面に存在しその形状に整合する内
側縁部領域82と内側縁部84(図2)とを含むことが
できる。この構成では、中間ガスケット44が、普通な
ら圧力支持体24の内側縁部領域68とディスク22の
入口側34との間の空隙または部分空隙である部分を充
填し、中間ガスケット44を充填された空間に残留物が
蓄積するのを妨げる。これは、半導体業界で必要とされ
るような無菌の応用分野または非常にクリーンな応用分
野でアセンブリ20を使用するときに非常に重要で有利
である。
【0027】図1から図3の実施形態を参照すると分か
るように、アセンブリ20は、出口逃し圧力を選択され
た大きさに調整するために圧力支持体24と入口クラン
プ28との間の圧力支持体24の入口側92に配設され
た入口ガスケット手段90を含む。図1の実施形態を参
照すると分かるように、好ましい入口ガスケット手段9
0は、その開放中央部96を規定する内側縁部94を有
する、やはり90で指定された周辺入口ガスケットを含
む。開放中央部50の寸法を小さくし出口逃し圧力を選
択された大きさに増大するには、入口ガスケット90の
内側縁部94をディスク22の周辺フランジ26に対し
て中心軸38の方へ延ばす。開放中央部50の寸法を大
きくし出口逃し圧力を選択された大きさに低減するに
は、入口ガスケット90の内側縁部94をディスク22
の周辺フランジ26に対してディスク22の中心軸38
から離れる方向へ延ばす。入口ガスケット90の内側縁
部94は、ディスクフランジ26の入口側34と少なく
ともわずかは重なるべきである。入口ガスケット手段9
0の硬度及び/または剛性を選択的に増大し、出口逃し
圧力を選択された大きさに増大することができる。入口
ガスケット手段90の硬度及び/または剛性を選択的に
低減し、出口逃し圧力を選択された大きさに低減するこ
とができる。入口ガスケット手段90の軸方向厚さを選
択的に増大し、出口逃し圧力を選択された大きさに増大
することができる。入口ガスケット手段90の軸方向厚
さを選択的に低減し、出口逃し圧力を選択された大きさ
に低減することができる。
【0028】図11の実施形態を参照すると分かるよう
に、入口ガスケット90の内側縁部94を選択的に中心
軸38およびディスク22の方へスキューさせ、出口逃
し圧力を選択された大きさに増大することができる。図
12で最も良く分かるように、入口ガスケット90の内
側縁部94を選択的に中心軸38および入口クランプ2
8の方へスキューさせ、出口逃し圧力を選択された大き
さに低減することができる。スキュー内側縁部94のこ
れらの特性は、本明細書に含まれる開示に鑑みて当業者
に構想されるように、内側縁部94を直線的にスキュー
させ、あるいは凹状半径または凸状半径を用いて内側縁
部94をスキューさせることによって得ることができ
る。
【0029】図1から図3の実施形態を参照すると分か
るように、アセンブリ20は、入口逃し圧力を選択され
た大きさに調整するためにディスク22の周辺フランジ
26と出口クランプ30との間のディスク22の出口側
36に配設された出口ガスケット手段または周辺出口ガ
スケット100を含むこともできる。出口ガスケット1
00は、その開放中央部104を規定する内側縁部10
2を有する。開放中央部104の寸法を小さくし入口逃
し圧力を選択された大きさに増大するには、出口ガスケ
ット100の内側縁部102をディスク22の周辺フラ
ンジ26に対して中心軸38の方へ延ばす。開放中央部
104の寸法を大きくし入口逃し圧力を選択された大き
さに低減するには、出口ガスケット100の内側縁部1
02をディスク22の周辺フランジ26に対してディス
ク22の中心軸38から離れる方向へ延ばすことができ
る。出口ガスケット100の内側縁部102はディスク
フランジ26の出口側36と少なくともわずかに重なり
合うべきである。出口ガスケット100の硬度または剛
性を選択的に増大し、入口逃し圧力を選択された大きさ
に増大することができる。出口ガスケット100の硬度
または剛性を選択的に低減し、入口逃し圧力を選択され
た大きさに低減することができる。出口ガスケット10
0の軸方向厚さを選択的に増大し、入口逃し圧力を選択
された大きさに増大することができる。出口ガスケット
100の軸方向厚さを選択的に低減し、入口逃し圧力を
選択された大きさに低減することができる。第13図に
最も良く示したように、出口ガスケット100の内側縁
部102を選択的に中心軸38およびディスク22の方
へスキューさせ、入口逃し圧力を選択された大きさに増
大することができる。図14で最も良く分かるように、
出口ガスケット100の内側縁部102を選択的に中心
軸38および出口クランプ30の方へスキューさせ、入
口逃し圧力を選択された大きさに低減することができ
る。
【0030】図11から図12の実施形態を参照すると
分かるように、本発明の二方向圧力逃しアセンブリ20
は圧力支持体24なしで使用することができる。そのよ
うなアセンブリでは、入口ガスケット手段または入口ガ
スケット90は、出口逃し圧力を選択された大きさに調
整するためにディスクフランジ26と入口クランプ28
との間のディスク22の入口側34に配設される。出口
ガスケットまたは出口ガスケット手段100は、入口ガ
スケット90とは独立に、あるいは入口ガスケット90
と組み合わせて、アセンブリ20と共に使用することが
できる。入口ガスケット90または出口ガスケット10
0、あるいはその両方を前述と同様に使用して、入口逃
し圧力の大きさと出口逃し圧力の大きさを選択的に調整
することができる。
【0031】本明細書に含まれる開示に鑑みて当業者に
構想されるように、圧力支持体24、ディスク22、入
口ガスケット90、出口ガスケット100を前述のよう
に構成または調整し、入口逃し圧力、出口逃し圧力、入
口逃し圧力と出口逃し圧力との比を予測可能にかつ正確
にかつ反復可能に、選択的に事前決定することができ
る。
【0032】図1から図3の例を参照すると分かるよう
に、圧力格納通路32内で二方向圧力逃しを行う方法
は、ディスク22の周辺フランジ26を通路32内の入
口クランプ28と出口クランプ30との間に密閉的にク
ランプ止めすることと、選択された入口逃し圧力が入口
側34に加えられたときにフランジ26およびディスク
22を入口クランプ28と出口クランプ30との間から
引き出して出口クランプ30の方へ移動させ、それによ
ってアセンブリ20内の圧力を逃し、選択された出口逃
し圧力がディスク22の出口側36に加えられたときに
フランジ26およびディスク22を入口クランプ28と
出口クランプ30との間から引き出して入口クランプ2
8の方へ移動させ、それによってアセンブリ20内の圧
力を逃し、圧力支持体24をディスク22の周辺フラン
ジ26と入口クランプ28との間に接続することによっ
て出口逃し圧力の大きさを選択的に増大することとを含
む。この方法では、アセンブリ20内の圧力を逃がして
いる間と逃がした後にディスク22のヒンジ部42が入
口クランプと出口クランプとの間に固定され、ディスク
22がアセンブリ20内に保持され、したがって、ディ
スク22が圧力逃し事象中にアセンブリ20から排出さ
れることはない。
【0033】この方法は、ディスク22の周辺フランジ
26と圧力支持体24との間に中間ガスケット44を接
続することも提供する。この方法はさらに、圧力支持体
24の周辺フランジ46をディスク22の周辺フランジ
26の入口側34と入口クランプ28との間にクランプ
止めすることによって出口逃し圧力を増大し、圧力支持
体の開放中央部50がディスク22の入口側34を直接
支持することがないように圧力支持体24の開放中央部
50を圧力支持体24の内側縁部48で囲むことも提供
する。この方法は、開放中央部50の寸法を小さくし出
口逃し圧力を選択された大きさに増大するように圧力支
持体24の内側縁部48を選択的に入口クランプ28に
対して中心軸38の方へ延ばし、開放中央部50の寸法
を大きくし出口逃し圧力を選択された大きさに低減する
ように圧力支持体24の内側縁部48を選択的に入口ク
ランプ28に対して中心軸38から離れる方向へ延ばす
ことを提供する。
【0034】図5および図6の例を参照すると分かるよ
うに、この方法は、ディスク22の出口側36からの圧
力に対抗してディスク22の入口側34を支持するよう
に少なくとも一つの支持部材52を圧力支持体24の中
央部50を横切って延ばすことを提供する。この方法
は、支持部材52の少なくとも一つのより弱い領域56
を選択的に弱め、出口逃し圧力を事前に決定することを
提供する。図5の例を参照すると分かるように、この方
法は、スポーク状構成、または出口逃し圧力を増大する
ように設計された他の構成の多数の支持部材52を設け
ることを提供する。
【0035】支持部材52が中央部50全体を覆いある
いは閉鎖している図6の例を参照すると分かるように、
この方法は、支持部材52に少なくとも二つの開口部5
4を形成することを提供する。出口逃し圧力を選択され
た大きさに調整するために開口部54間により弱い領域
56を設けることができる。
【0036】図2の例を参照すると分かるように、本発
明の方法は、ほぼ平面状のディスク22およびディスク
フランジ26に適応化することができる。図3の例を参
照すると分かるように、より好ましくは、本発明は、デ
ィスク22の入口側34から入口クランプ28の方へ隆
起部64を延ばし、隆起部64とほぼ同じ形状の凹部6
6をディスク22の出口側36に設けることを提供す
る。図2および図3の例を参照すると分かるように、こ
の方法は、内側領域68および圧力支持体24の内側縁
部48を圧力支持体の周辺フランジ46から内側に延ば
し、内側縁部領域68を隆起部64の形状にほぼ整合さ
せ、出口逃し圧力を選択された大きさに増大し圧力支持
体24の中央部50を開放したままにするように内側縁
部領域68をディスク22の中心軸38の方へ延ばし、
ディスク22の入口側34の軸方向に対応する部分が支
持されないようにすることを提供する。
【0037】図3を参照すると分かるように、一実施形
態では、圧力支持体24の内側縁部68はディスク22
の中心軸38にほぼ垂直な平面を規定する。図5の例を
参照すると分かるように、この方法は、圧力支持体24
の内側縁部68に少なくとも一つのノッチ72を形成
し、出口逃し圧力を選択された大きさに低減することを
提供する。図8の例を参照すると分かるように、この方
法は、圧力支持体24の内側縁部48をディスク22の
方へ張り出させて、出口逃し圧力を選択された大きさに
増大し、図9で、圧力支持体24の内側縁部48をディ
スク22から離れる方向へ張り出させて、出口逃し圧力
を選択された大きさに低減することを提供する。
【0038】図10の例を参照すると分かるように、こ
の方法は、曲率74を有する隆起部64を設け、曲率7
6を有する圧力支持体24の内側縁部領域68を設ける
ことを提供する。この方法は、内側縁部領域68の曲率
76を隆起部64の曲率74に対して増加し、出口逃し
圧力を選択された大きさに低減することを提供する。こ
の方法は、圧力支持体24の内側縁部領域68の曲率7
6を隆起部64の曲率74に対して減少し、出口逃し圧
力を選択された大きさに増大することを提供する。図
1、5、6の例を参照すると分かるように、この方法
は、隆起部74を有するディスク22に関連して上記で
論じた様々な形態の支持部材52を使用することを提供
する。図1から図3の例を参照すると分かるように、こ
の方法は、ディスク22の周辺フランジ26と圧力支持
体24の周辺フランジ46との間に中間ガスケット44
を接続すると共に、圧力支持体24の内側縁部領域68
および内側縁部48と同延でそれらの形状に整合する内
側縁部82と内側縁部84とを含む中間ガスケットを設
けることを提供する。
【0039】図1から図3の例を参照すると分かるよう
に、この方法ではさらに、入口ガスケット90および出
口ガスケット100を設ける。入口ガスケット90、出
口ガスケット100、圧力支持体24は、本明細書に含
まれる開示に鑑みて当業者に構想されるように、互いに
独立に使用することも、あるいは組み合わせて使用する
こともできる。この方法では、圧力支持体24と入口ク
ランプ28との間の圧力支持体24の入口側92に入口
ガスケット90を接続し、出口逃し圧力を選択された大
きさに調整する。この方法は、入口ガスケット90の開
放中央部96を入口ガスケット90の入口縁部94で囲
み、入口ガスケット90の内側縁部94を選択的にディ
スク22の周辺フランジ26に対して中心軸38の方へ
延ばして開放中央部96の寸法を小さくし、出口逃し圧
力を選択された大きさに増大することを提供する。この
方法はさらに、入口ガスケット90の開放中央部96を
入口ガスケット90の入口縁部94で囲み、入口ガスケ
ット90の内側縁部94を選択的にディスク22の周辺
フランジ26に対してディスク22の中心軸38から離
れる方向へ延ばして開放中央部96の寸法を大きくし、
出口逃し圧力を選択された大きさに低減することを提供
する。この方法は、入口ガスケット90の硬度を選択的
に増大し、出口逃し圧力を選択された大きさに増大する
ことを提供する。この方法は、入口ガスケット90の硬
度を選択的に低減し、出口逃し圧力を選択された大きさ
に低減することを提供する。この方法は、入口ガスケッ
ト90の軸方向厚さを選択的に増加し、出口逃し圧力を
選択された大きさに増大することを提供する。この方法
は、入口ガスケット90の軸方向厚さを選択的に減少
し、出口逃し圧力を選択された大きさに低減することを
提供する。図11および図12を参照すると分かるよう
に、この方法は、入口ガスケット90の内側縁部94を
選択的に中心軸38およびディスク22の方へスキュー
し、出口逃し圧力を選択された大きさに増大することを
提供する(図11)。この方法は、入口ガスケット90
の内側縁部94を選択的に中心軸38および入口クラン
プ28の方へスキューし、出口逃し圧力を選択された大
きさに低減することを提供する(図12)。
【0040】図1から図3の例を参照すると分かるよう
に、この方法は更に、ディスクの周辺フランジ26と出
口クランプ30との間のディスク22の出口側36に出
口ガスケット100を接続することによって入口逃し圧
力の大きさを選択的に調整することを提供する。この方
法は、出口ガスケット100の開放中央部104を出口
ガスケットの入口縁部102で囲み、出口ガスケット1
00の内側縁部102を選択的にディスク22の周辺フ
ランジ26に対して中心軸38の方へ延ばして開放中央
部104の寸法を小さくし、入口逃し圧力を選択された
大きさに増大することを提供する。図13および図14
を参照すると分かるように、この方法は、出口ガスケッ
ト100の入口縁部102を選択的にディスク22の周
辺フランジ26に対してディスク22の中心軸38から
離れる方向へ延ばして出口ガスケット100の開放中央
部104の寸法を大きくし、入口逃し圧力を選択された
大きさに低減することを提供する。この方法は、出口ガ
スケットの硬度を選択的に増大し、入口逃し圧力を選択
された大きさに増大することを提供する。この方法は、
出口ガスケット100の硬度を選択的に低減し、入口逃
し圧力を選択された大きさに低減することを提供する。
この方法は、出口ガスケット100の軸方向厚さを選択
的に増加し、入口逃し圧力を選択された大きさに増大す
ることを提供する。この方法は、出口ガスケット100
の軸方向厚さを選択的に減少し、入口逃し圧力を選択さ
れた大きさに低減することを提供する。この方法は、出
口ガスケット100の内側縁部102を選択的に中心軸
38およびディスク22の方へスキューし、入口逃し圧
力を選択された大きさに増大することを提供する。図1
3および図14を参照すると分かるように、この方法で
は、出口ガスケット100の内側縁部102を選択的に
中心軸38および出口クランプ30の方へスキューし、
入口逃し圧力を選択された大きさに低減することを提供
する。
【0041】次に、本発明をより良く理解していただく
ために、図1から図3の例を参照して、本発明のアセン
ブリ20および方法のプロトタイプについて詳しく説明
する。プロトタイプアセンブリ20では、入口クランプ
28に入口バイト112を形成する。出口クランプ30
に出口バイト114を形成する。好ましい入口バイト1
12および出口バイト114は、アセンブリ20を通る
流路32を囲み規定する。図1に最も良く例示したよう
に、好ましいバイト112、114はほぼ環状であり、
入口クランプ28と出口クランプ30を組み立てたとき
に軸方向に互いの方へ延びる。入口クランプ28は、入
口バイト112を囲む入口ストップ116を含む。出口
クランプ30は、出口バイト114を囲む出口ストップ
118を含む。図2および図3で最も良く分かるよう
に、入口バイト112と出口バイト114との間にディ
スク22を保持した状態で入口クランプ28と出口クラ
ンプ30を組み立てると、入口ストップ116と出口ス
トップ118が密に接触し、それに対して入口バイト1
12および出口バイト114はそれら自体の間に、事前
に選択された軸方向距離を有する。入口バイト112と
出口バイト114との間の距離としては、ディスク2
2、圧力支持体24、ガスケット44、90、100に
対して所望の一定の圧縮を与える距離が選択される。プ
ロトタイプアセンブリ20では、入口クランプ28は、
入口バイト112と入口ストップ116との間に環状入
口逃しキャビティ122を含む。好ましくは、出口クラ
ンプ30は、出口バイト114と出口ストップ118と
の間に環状出口逃しキャビティ124を含む。ディスク
22の周辺フランジ26は、ヒンジ部42を除いて、入
口バイト112および出口バイト114で規定された環
内で終わり、そのため、入口バイト112、出口バイト
114はディスクフランジ26の所望の領域に所望の圧
縮を加える。好ましくは、圧力支持体24およびガスケ
ット44、90、100は、ディスク22のヒンジ部4
2と同様に、半径方向外側に入口逃しキャビティ12
2、および出口逃しキャビティ124内へ延びる。入口
逃しキャビティ122と出口逃しキャビティ124のど
ちらかをなくすことができる。
【0042】本明細書に含まれる開示に鑑みて当業者に
構想されるように、入口クランプ28および出口クラン
プ30(一般に「ヘッド」と呼ばれる)は通常、圧力格
納システム内のパイプフランジどうしなどの間に密閉的
にクランプされる。本明細書に含まれる開示に鑑みて当
業者に構想されるように、入口バイト112および出口
バイト114が、入口ストップ116および出口ストッ
プ118とは独立に本発明のアセンブリ20と共に使用
でき、入口バイト112および出口バイト114、また
は入口ストップ116および出口ストップ118、ある
いはその両方が、圧力格納構造、フランジ、あるいはそ
の他の配管構成要素または圧力容器構成要素内に一体に
形成できることを理解されたい。
【0043】「入口」および「出口」の語が、説明を簡
略化し理解を容易にするために本明細書全体にわたって
使用されているものであることも理解されたい。本発明
のアセンブリ20は二方向圧力逃しアセンブリであるの
で、ディスク22のどちらかの側を入口または出口とみ
なすことができ、アセンブリ20の最終的な向きは特定
の状況の技術要件および動作条件に依存する。具体的に
は、アセンブリ20を多くの場合、二つの異なる逃し圧
力での二方向圧力逃しを必要とする状況で使用し、すな
わち一方向での逃し圧力を他方向での逃し圧力よりも高
くすることが意図される。このアセンブリをドーム状デ
ィスクまたは逆座屈ディスクと共に使用する場合、通
常、ディスクを凹側から開放するにはより高い圧力が必
要であり、したがって、ディスクの凹側は、入口および
出口の指定にかかわらずに、より高い圧力の供給源の方
へ配向される。
【0044】プロトタイプアセンブリ20は、入口側か
ら始まり、環状入口ガスケット90と、環状補強リング
120と、圧力支持体24と、環状中間ガスケット44
と、ディスク22と、環状出口ガスケット100とを含
む。アセンブリ20が使用される環境の動作条件および
要件に応じて、あらゆる条件で使用される構成要素は、
入口クランプ28および出口クランプ30と、ディスク
22と、圧力支持体24と入口ガスケット90のどちら
かだけである。
【0045】前述のように、プロトタイプの好ましい実
施形態では、クランプ28、30はその間にクランプ止
めされたディスクアセンブリ20の構成要素に対して一
定の圧縮を施す。したがって、他の構成要素は、二方向
圧力逃しアセンブリの所望の動作特徴を与えるように選
択され調整される。たとえば、入口逃し圧力と出口逃し
圧力との圧力比を低くする必要がある場合(低い圧力比
とは通常、1.0から4.0である)、圧力逃しアセン
ブリは入口ガスケット90とディスク22とを含み、圧
力支持体24をなくすことができることが意図される。
必要に応じて出口ガスケット100を使用して入口逃し
圧力を精密に調整し、あるいは漏れを防止することがで
きる。出口逃し圧力は、入口ガスケット90の内径を調
整し、入口ガスケット90の軸方向厚さおよび硬度を適
切に選択することによって事前に決定される。補強リン
グは、通常、ガスケット90、100よりもずっと大き
な内径を有し、ハンドリングのために、すなわち低圧定
格の非常に薄くかつ損傷しやすい材料で構成されたアセ
ンブリ20を扱う際の損傷を防止するために付加するこ
とができる。
【0046】中間圧力比(通常、1.8から6.0)で
は、入口ガスケット90および出口ガスケット100を
主として漏れを防止するために使用し、補強リング12
0を取扱い時の損傷を防止するために使用し、アセンブ
リの圧力逃し特性を圧力支持体24およびディスク22
によって決定することが意図される。ディスク22が逆
座屈ディスクであると仮定すると、入口逃し圧力は主と
してディスク22の圧力および曲率74によって決定さ
れる。出口逃し圧力は主として、圧力支持体24の内径
(開放中央部50の寸法)、または圧力支持体24の内
側縁部領域68の曲率76(図10)、または圧力支持
体24の内側縁部48へのノッチ72の配置(図5)、
または圧力支持体24の内側縁部の張出し(図8および
図9)、あるいはそれらの組合せによって決定される。
【0047】高圧力比(通常、3.0から25.0)が
必要である場合は、全圧力支持体、すなわち中央部50
を横切って延びる支持部材52を有する圧力支持体を使
用することが意図される。支持部材52と、このような
支持部材52のより弱い領域56としては、所望の出口
逃し圧力を与えるものが選択される。通常、ディスク隆
起部64の曲率および厚さが入口逃し圧力に最も大きな
影響を与える。ただし、この圧力は、前述のように、入
口ガスケット90および出口ガスケット100の内径、
硬度、厚さを調整することによって調整することができ
る。隆起部64を有するディスク22を使用する際、出
口ガスケットの内径を凹分66の直径よりも小さくして
も逃し圧力にはほとんど影響がないことに留意された
い。
【0048】本明細書では、開示のために本発明の現在
好ましい実施形態について説明したが、当業者には、本
明細書に含まれる開示に鑑みて、部品の構成またはステ
ップの実行、あるいはその両方の多数の変更が構想され
よう。そのような変更は、特許請求の範囲によって定義
される本発明の趣旨に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二方向圧力逃しアセンブリの実施形態
の分解斜視図である。
【図2】本発明の二方向圧力逃しアセンブリの組立済み
実施形態の縦断面図である。
【図3】本発明の二方向圧力逃しアセンブリの他の組立
済み実施形態の縦断面図である。
【図4】図1のアセンブリで使用される圧力支持体の斜
視図である。
【図5】図1のアセンブリで使用できる圧力支持体の他
の実施形態の斜視図である。
【図6】図1のアセンブリで使用できる圧力支持体の更
に他の実施形態の斜視図である。
【図7】図1のアセンブリで使用できる圧力支持体の更
に他の実施形態の斜視図である。
【図8】本発明の実施形態の部分断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図11】本発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図15】本発明のディスクの実施形態の平面図であ
る。
【図16】本発明のディスクの他の実施形態の平面図で
ある。
【符号の説明】
20 アセンブリ 22 ディスク 24 圧力支持体 26 周辺フランジ部 28 入口クランプ 30 出口クランプ 32 流体通路 34 入口側 36 出口側 38 中心軸 40 支持フランジ 41 弧状スロット 42 ヒンジ手段 44、90、100 ガスケット 48 内側縁部 50 中央部 52 支持部材 53 領域 54 開口部 64 隆起部 66 凹部 68 内側縁部領域 72 ノッチまたはスカロップ 94 入口縁部 96 開放中央部 104 開放中央部 112、114 バイト 116 入口ストップ 118 出口ストップ

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク自体から外側に延びる周辺フラ
    ンジ部(26)と、前記ディスクの入口側および出口側
    (34、36)と、ディスク自体に対して垂直に延びる
    ディスクの中心軸(38)とを有するディスク(22)
    と、通常は、ディスクが流体通路(32)を横切って延
    びるようにディスクを保持するために、ディスク(2
    2)の周辺フランジ部(26)上にクランプ止めされる
    入口クランプおよび出口クランプ(28、30)とを備
    える二方向圧力逃しアセンブリであって、入口クランプ
    および出口クランプ(28、30)が、ディスクの入口
    側および出口側(34、36)に対向して、破裂ディス
    クの周辺フランジ部(26)上にクランプ止め圧力を加
    えるクランプ止め部材(24、26、90、100、1
    12、114)を有し、クランプ止め部材が、入口側
    (34)の入口圧力が出口側(36)の出口圧力を第1
    の所定の量だけ超えたとき、あるいは出口側(36)の
    出口圧力が入口側(34)の入口圧力を第2の所定の量
    だけ超えたときに、入口クランプと出口クランプとの間
    から周辺フランジ部(26)を引き出すように調整する
    ことができることを特徴とするアセンブリ。
  2. 【請求項2】 ディスクの周辺フランジ(26)が、 アセンブリ内にディスクを保持するために圧力逃しの間
    および圧力逃しの後に入口クランプと出口クランプとの
    間にディスクのヒンジ部を固定するヒンジ手段(42)
    を備える請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 【請求項3】 クランプ止め部材が、ディスクの周辺フ
    ランジと入口クランプ(28)との間に配設された中間
    ガスケット(44)を含む請求項1または2に記載のア
    センブリ。
  4. 【請求項4】 クランプ止め部材が、ディスクの周辺フ
    ランジの入口側と入口クランプ(28)とをクランプ止
    めできるように配設された環状圧力支持体(24)を含
    み、 前記圧力支持体(24)が、圧力支持体の開放中央部を
    規定する内側縁部(48)を有し、開放中央部が、ディ
    スクの入口側を直接支持することがない請求項1、2、
    または3に記載のアセンブリ。
  5. 【請求項5】 開放中央部の寸法を小さくし、出口逃し
    圧力を選択された大きさに増大するために、圧力支持体
    の内側縁部を入口クランプに対して中心軸の方へ延ばす
    請求項4に記載のアセンブリ。
  6. 【請求項6】 圧力支持体(24)が、ディスクの入口
    側をディスクの出口側からの圧力に対抗して支持するた
    めに圧力支持体の中央部を横切って延びる少なくとも一
    つの支持部材(52)を備える請求項4または5に記載
    のアセンブリ。
  7. 【請求項7】 支持部材(52)が、支持部材の残りの
    部分に対して選択された圧力支持弱さの少なくとも一つ
    のより弱い領域(53)を備え、より弱い領域の弱さ
    が、出口逃し圧力を事前に決定するように選択される請
    求項6に記載のアセンブリ。
  8. 【請求項8】 支持部材が、圧力支持体の中央部に少な
    くとも二つの開口部(54)を備える請求項6または7
    に記載のアセンブリ。
  9. 【請求項9】 ディスクおよびディスクフランジがほぼ
    平面である請求項1から8のいずれか一項に記載のアセ
    ンブリ。
  10. 【請求項10】 ディスクの入口側が、 ディスクの中央部から入口クランプ(28)の方へ延び
    る隆起部(64)を備え、ディスクの出口側が、 隆起部とほぼ同じ形状の凹部(66)を備える請求項1
    から8のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  11. 【請求項11】 圧力支持体(24)が、 周辺フランジから内側に延び、隆起部の形状にほぼ整合
    し、出口逃し圧力を選択された大きさに増大し圧力支持
    体の中央部を開放したままにするように内側縁部がディ
    スクの中心軸の方へ選択された距離だけ延ばされ、ディ
    スクの入口側から軸方向の同一平面に広がる部分が支持
    されないようにする内側縁部領域(48)を備える請求
    項4から7のいずれか一項に従属する場合の請求項10
    に記載のアセンブリ。
  12. 【請求項12】 圧力支持体(24)の内側縁部(4
    8)が、出口逃し圧力を選択された大きさに低減するた
    めに少なくとも一つのノッチ(72)を含む請求項11
    に記載のアセンブリ。
  13. 【請求項13】 圧力支持体の内側縁部(48)をディ
    スクの方へあるいはディスクから離れる方向へ張り出さ
    せて、出口逃し圧力を、選択された大きさに増大あるい
    は低減させる請求項11または12に記載のアセンブ
    リ。
  14. 【請求項14】 隆起部が第1の曲率半径(74)を有
    するように規定され、圧力支持体の内側縁部領域が第2
    の曲率半径(76)を有するように規定され、出口逃し
    圧力が選択された大きさに低減するように第2の曲率半
    径が第1の曲率半径よりも大きい請求項11、12、ま
    たは13に記載のアセンブリ。
  15. 【請求項15】 隆起部の入口側が第1の曲率半径を有
    するように規定され、圧力支持体の内側縁部領域が第2
    の曲率半径を有するように規定され、出口逃し圧力が選
    択された大きさに増大するように第2の曲率半径が第1
    の曲率半径よりも小さい請求項11、12、または13
    に記載のアセンブリ。
  16. 【請求項16】 クランプ止め部材が、出口逃し圧力を
    選択された大きさに調整するためにディスクと入口クラ
    ンプとの間のディスクの入口側に配設された入口ガスケ
    ット手段(90)を含む請求項1から15のいずれか一
    項に記載のアセンブリ。
  17. 【請求項17】 出口逃し圧力を選択された大きさに増
    減するために、ガスケット(90)の内側縁部をそれぞ
    れ、中心軸の方へあるいは中心軸から離れる方へ選択的
    にスキューする請求項16に記載のアセンブリ。
  18. 【請求項18】 クランプ止め手段が、入口逃し圧力を
    選択された大きさに調整するためにディスクの周辺フラ
    ンジと出口クランプ(30)との間のディスクの出口側
    に配設された出口ガスケット手段(100)を含む請求
    項1から17のいずれか一項に記載のアセンブリ。
  19. 【請求項19】 開放中央部の寸法を小さくあるいは大
    きくし、したがって入口逃し圧力をそれぞれ選択された
    大きさに増減するために、出口ガスケットの内側縁部が
    ディスクの周辺フランジに対して中心軸の方へあるいは
    中心軸から離れる方向へ選択的に延ばされている請求項
    18に記載のアセンブリ。
  20. 【請求項20】 圧力格納通路内の二方向圧力逃しを提
    供する方法であって、ディスクが、入口側と、出口側
    と、入口側および出口側を通じて延びる中心軸とを有す
    る、請求項1から19のいずれか一項によるディスクア
    センブリの周辺フランジを通路内の入口クランプと出口
    クランプとの間に密閉的にクランプ止めすることと、周
    辺フランジのクランプ止めを調整して、選択された入口
    逃し圧力が入口側に加えられたときにフランジおよびデ
    ィスクを入口クランプと出口クランプとの間から引き出
    して出口側の方へ移動させ、それによってアセンブリ内
    の圧力逃しを可能とし、選択された出口逃し圧力がディ
    スクの出口側に加えられたときにフランジおよびディス
    クを入口クランプと出口クランプとの間から引き出して
    入口側の方へ移動させ、それによってアセンブリ内の圧
    力逃しを可能とすることとを含む方法。
  21. 【請求項21】 クランプ止めが、ディスクの周辺フラ
    ンジと入口クランプとの間に圧力支持体を接続すること
    により出口逃し圧力の大きさを選択的に増大することに
    よって調整される請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 クランプ止めが、クランプ止め部材の
    内側縁部を入口クランプに対して中心軸の方へあるいは
    中心軸から離れる方向へ選択的に延ばし、それぞれ、開
    放中央部の寸法を小さくあるいは大きくし、出口圧力を
    選択された大きさに増減することによって調整される請
    求項20または21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 クランプ止めが、少なくとも一つの支
    持部材を圧力支持体の開放中央部を横切って延ばし、デ
    ィスクの入口側をディスクの出口側からの圧力に対抗し
    て支持することによって調整される請求項20、21、
    または22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 出口逃し圧力を選択された大きさに低
    減するために、支持部材の少なくとも一つの領域を選択
    的に弱める請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 クランプ止めが、入口ガスケットの硬
    度を選択的に増減し、それぞれ、出口逃し圧力を選択さ
    れた大きさに増減することによって調整される請求項2
    0から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 【請求項26】 クランプ止めが、入口ガスケットの軸
    方向厚さを選択的に増減し、それぞれ、出口逃し圧力を
    選択された大きさに増減することによって調整される請
    求項20から25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 【請求項27】 クランプ止めが、出口ガスケットの硬
    度を選択的に増減し、それぞれ、入口逃し圧力を選択さ
    れた大きさに増減することによって調整される請求項2
    0から26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 【請求項28】 クランプ止めが、出口ガスケットの軸
    方向厚さを選択的に増減し、それぞれ、入口逃し圧力を
    選択された大きさに増減することによって調整される請
    求項20から27のいずれか一項に記載の方法。
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