JPH0736217Y2 - 複合破壊ディスクアセンブリ及びその破壊部材 - Google Patents

複合破壊ディスクアセンブリ及びその破壊部材

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JPH0736217Y2
JPH0736217Y2 JP4552193U JP4552193U JPH0736217Y2 JP H0736217 Y2 JPH0736217 Y2 JP H0736217Y2 JP 4552193 U JP4552193 U JP 4552193U JP 4552193 U JP4552193 U JP 4552193U JP H0736217 Y2 JPH0736217 Y2 JP H0736217Y2
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groove
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rupture
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ミツチエル・ルツカー
ステイーブン・フアーウエル
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ビー・エス・アンド・ビー・セイフテイ・システムズ・インコーポレイテツド
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/02Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side
    • F16K17/14Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member
    • F16K17/16Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member with fracturing diaphragm ; Rupture discs
    • F16K17/162Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member with fracturing diaphragm ; Rupture discs of the non reverse-buckling-type

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、弾性密封部材を含む複
合破壊ディスクアセンブリ並びにその破壊部材に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】破壊によって加圧を防止するタイプの安
全装置はこれまで様々なものが開発され且つ使用されて
きた。一般にこれらの装置は特定の強さの破壊ディスク
を含み、所定の流体圧力が加えられるとこのディスクが
破壊するようになっている。破壊ディスクは通常、この
破壊ディスクによって保護される圧力容器もしくは圧力
システムに連結される圧力緩和通路もしくは導管内に配
置された一対の環状支持部材の間に挟持される。
【0003】加圧防止安全装置のなかには単一の破壊デ
ィスクを支持部材の間に挟持した状態で含むものもある
が、特定の用途では、金属又は他の剛性材料からなる破
壊部材とこれに隣接する弾性密封部材とを含む複合破壊
ディスクアセンブリが使用される。このような複合破壊
ディスクアセンブリは環状支持部材の間に挟持できるよ
うに構成され、破壊部材及び弾性密封部材以外に別の部
材を幾つか含むことがしばしばある。
【0004】破壊部材には複数の開口が設けられてお
り、そのため流体圧力が密封部材に加えられるとこの密
封部材が破壊部材に押し付けられて前述の流体圧力が破
壊部材に伝達される。前述の流体圧が所定の破壊圧力、
即ち破壊部材の破損を生じさせる圧力に達すると前記破
壊部材及び密封部材が壊れ、環状支持部材を通して流体
圧が緩和される。
【0005】逆圧力が発生し得るような用途、例えば保
護されている容器又はシステム内に真空状態が生じ得る
ような場合には、破壊部材に対して密封部材と同じ側に
支持部材を配置する。この複合アセンブリに逆圧力が作
用すると密封部材が前記支持部材に当接するため密封部
材の破壊が防止され、又は逆圧力が所定の破壊圧力に達
した時には前述の支持部材が壊れて流体圧が逆方向に緩
和される。
【0006】破壊部材には従来複数の細長い開口、通常
はスリット状の開口が破壊部材の中心部から周縁部に向
けて外側に延びるように設けられてきた。これらのスリ
ット状の開口はその内側先端及び外側先端に幅のより大
きい円形孔を有し、これらのスリット状の開口及び孔に
よって破壊部材に複数の扇状部分が規定される。破壊部
材の破壊圧力を制御し且つ予め決定するためには、隣接
し合うスリット状の開口の内側先端孔相互間の距離と破
壊部材を構成する材料の厚みとを変えるという方法がと
られてきた。即ち、ある厚みをもつ材料を用いて特定の
孔相互間の距離で1つ以上の破壊部材を製造してテスト
し、最初に製造した破壊部材の破壊圧力に基づいて孔相
互間の距離及び/又は材料の厚みを変えながら更に別の
破壊部材を製造しテストする操作を、所望の破壊圧力が
得られるまで繰り返すという試行錯誤法がとられてき
た。そして、この所望の破壊圧力をもつ破壊部材と同じ
材料の厚み及び孔相互間距離に従って一群の破壊部材を
製造したのである。
【0007】このような試行錯誤法は面倒であり、時間
と費用もかかる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案の第1の目的
は、精度の高い破壊圧力を有する流体導管の加圧防止安
全装置用の破壊部材を提供することにある。本考案の第
2の目的は、上記第1の目的に加え、流体導管の取付が
容易な破壊部材を提供することにある。本考案の第3の
目的は、上記第1の目的に加え、比較的小さな破壊圧力
に対応可能な破壊部材を提供することにある。本考案の
第4の目的は、精度の高い破壊圧力を有する破壊部材と
気密性を確保する部材とを含む加圧防止安全装置用のア
センブリを低コストで提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の上記第1の目的
は、弾性密封部材を含む複合破壊ディスクアセンブリ用
の破壊部材であって、薄い剛性材料からなると共に、複
数の細長い開口を有するほぼ円形のディスクからなり、
当該破壊部材には破壊圧力を決定する少なくとも一つの
溝が形成されており、前記溝のそれぞれは所定の深さを
有しており、前記溝は、2つ以上の前記細長い開口の先
端の点及び当該先端の近傍の点の一方を連結しており、
そのために前記破壊部材に伝達される圧力が前記破壊圧
力以上のレベルに到達した際に、前記破壊部材の破壊が
生じ、前記破壊圧力は前記溝及び前記開口の形状と前記
溝の深さとの双方とによって決定される請求項1に記載
の破壊部材、請求項1における細長い開口が前記破壊部
材の中心部から外方に向けて延び、前記破壊圧力を決定
する少なくとも一つの溝が前記細長い開口の内側先端を
相互に接続している請求項2に記載の破壊部材、請求項
2における破壊圧力を決定する複数の溝が前記細長い開
口全部の内側先端を相互に接続している請求項3に記載
の破壊部材、請求項1における細長い開口が弓形であ
り、当該細長い開口は、前記破壊部材中にほぼ円形の形
状を規定する1つの線の上に位置決めされている請求項
4に記載の破壊部材、又は請求項1から4のいずれかに
おける細長い開口がスリットである請求項5に記載の破
壊部材によって達成される。本考案の上記第2の目的
は、請求項5におけるディスクが環状偏平フランジ部分
に連結された凹凸部分を含み、前記スリットが前記破壊
部材の前記凹凸部分に形成されている請求項6に記載の
破壊部材、又は請求項7におけるスリットが前記凹凸部
分の中心部から前記環状偏平フランジ部分の近くまで外
側へ放射状に伸長し、前記スリットが前記破壊部材の前
記凹凸部分中に複数の扇形部を規定する請求項7に記載
の破壊部材によって達成される。本考案の上記第3の目
的は、請求項1から7のいずれかにおけるスリットがそ
の先端に拡大された開口を有する請求項8に記載の破壊
部材によって達成される。本考案の上記第4の目的は、
請求項1から8のいずれか一項に記載の破壊部材を含む
と共に、入口支持部材と出口支持部材との間に支持され
るように構成された複合破壊ディスクアセンブリであつ
て、弾性密封部材を含んでおり、前記破壊部材が前記密
封部材に隣接して位置決めされ、前記密封部材に加えら
れ且つ前記破壊部材に伝達される圧力が所定の破壊圧力
に達した時に破壊が生じるように構成された請求項9に
記載の複合破壊ディスクアセンブリによって達成され
る。
【0010】
【作用】請求項1に記載の破壊部材には、細長い開口の
先端または先端付近を連結する溝が形成されており、破
壊圧力を溝の深さと、該溝及び細長い開口の形状の両方
で調整することができる。従来の技術では、ディスクの
厚みやディスクに形成された開口の大きさ、開口間の距
離を様々な値に設定し、数多くのトライ・アンド・エラ
ーを行って必要な破壊圧力を得ていた。本願考案者は、
ディスクに形成された細長い開口を連結する脆弱な線状
部分として溝を形成し、該溝から破壊が始まるようにす
ることにより、溝の深さやその数により、破壊圧力が、
広い範囲の値に調整可能であり、精度も良いことを実験
により見出したものである。このような溝を形成するこ
とにより、同じ厚さのディスクで広い範囲の破壊圧力に
対応できるので、従来のように様々な厚さのディスクを
使用または製造する必要がなくなり、従って、ディスク
の製造コストを低減することができる。更に、トライ・
アンド・エラーの回数も従来に比べ大幅に少なく、この
点でもコストを大幅に削減することができる。請求項2
に記載の破壊部材は、細長い開口が中心部から外側に伸
びるような単純な形状であり、製造が比較的容易であ
る。請求項3に記載の破壊部材は、全ての細長い開口の
内側先端が複数の溝で連結されており、比較的小さい圧
力で破壊する。請求項4に記載の破壊部材は、細長い開
口が弓形であり、比較的大きい圧力で破壊する。請求項
5に記載の破壊部材は、細長い開口がスリットであり、
加工が容易である。請求項6及び7に記載の破壊部材
は、環状偏平フランジ部分で導管に容易に接続される。
請求項8に記載の破壊部材はスリットの先端に開口を有
し、小さい破壊圧力に対応できる。請求項9に記載の複
合破壊ディスクアセンブリは、請求項1から8のいずれ
かに記載の破壊部材が弾性密封部材により押圧され、所
定の圧力を達成したときに、破壊する。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づき非限定的実施例を挙
げて本考案をより詳細に説明する。
【0012】図1に示した複合破壊ディスクアセンブリ
10は環状位置決め部材12と、当該位置決め部材12に隣接
する破壊部材14と、破壊部材14に隣接する弾性密封部材
16と、密封部材16に隣接する支持部材18とを含んでい
る。
【0013】位置決め部材12は剛性材料からなり、円錐
台状の中央直立部分20と環状偏平フランジ部分22とを含
む。位置決め部材12をアセンブリ10に使用するか否かは
任意であり、使用する場合には、位置決め部材12は、当
該位置決め部材が挟持される(図3及び図4参照)環状
支持部材の中にアセンブリを位置決めすると共に、取扱
い中に破壊部材の凹凸部分を破損から保護する機能を有
する。
【0014】破壊部材14は薄い剛性材料で形成されたほ
ぼ円形のセクションからなり、凹凸部分24とこれにつな
がる環状偏平フランジ部分26とを含む。破壊部材14の凹
凸部分24には中心部25から外方に延びる複数の細長い開
口が設けられている。図1A〜図4図に示した実施例で
は、前述の細長い開口が、スリット28であり、凹凸部分
24の周りに等間隔で配置されると共に、中心部25から外
方に向けて放射状に伸長している。スリット28は破壊部
材14の環状偏平フランジ部分26の近傍で終端し、複数の
扇形部分27を破壊部材14中に規定する。
【0015】図1Bでは、中実部分25から外側に伸長す
るスリット28を有する破壊部材14bが偏平な形状を有し
ている。細長い開口はスリット28であるのが好ましい
が、凹凸部分を含む破壊部材でも偏平な破壊部材でも、
別の形状の細長い開口を使用し得る。例えば図2Bの破
壊部材14bのようにスロット形状の細長い開口28を設け
てもよい。また図2Bに示すように、破壊部材14b中に
一つの円を規定する一つの線の上に弓形の細長い開口28
を配置してもよい。本明細書中の「ほぼ円形の形状」と
いう表現は円、楕円、又は多角形状を規定する一連の直
線を意味する。細長い開口28は通常は直線、湾曲又は他
の形状を有し得、スリット、スロット、複数の相互接続
された開口もしくは独立した1つ以上の形状、又は開口
をつなぐように形成された、もしくは開口に隣接して配
置された極めて深い溝の形状を有し得る。
【0016】図2Cの破壊部材14cのように、従来技術
に従って、幅のより大きい円形の孔30を内側先端及び外
側先端に有する細長い開口28を設けることもできる。こ
れらの孔30は細長い開口28の内側先端だけに設けてもよ
く、また正方形、三角形等の別の形状にしてもよい。
【0017】破壊部材14の破壊圧力を制御し且つ予め決
定するためには、2つ以上の細長い開口28の内側先端を
相互接続する1つ以上の破壊圧力を決定する溝としての
破壊圧力決定溝を形成する必要がある。例えば、図1A
〜図2Bに示すように、総てのスリット28の内側先端を
連結して1つの連続した円を構成する複数の弓形をした
破壊圧力決定溝32を破壊部材14に設けるのである。本明
細書では「破壊圧力決定溝」とは、破壊部材に脆弱な線
状部分を与えるべく破壊部材の表面に形成される1つの
溝もしくは刻み目、又は一連の溝もしくは刻み目(点線
に類似)を意味し、破壊部材に所定の破壊圧力が加えら
れるとこれら1つ以上の溝又は刻み目部分で破壊部材の
破壊が開始される。「先端を相互接続する」というの
は、1つ以上の破壊圧力決定溝が2つ以上の細長い開口
の先端部分と交わるか又はこれら先端部分のすぐ近傍で
終端する状態を指す。
【0018】破壊圧力決定溝32は、図1B及び図2Cに
示すように、複数の溝32が細長い開口28の内側先端のう
ちの幾つかをつなぐか、又は1つの溝32が隣接し合う細
長い開口28の2つの内側先端をつなぐように形成し得
る。溝32はまた図2Bのように、弓形の細長い開口28の
先端を相互接続する弓形の形状を有し得、その場合には
溝32と細長い開口28とが1つの円を規定する1つの線の
上に配置される。溝32は直線又は他の形態を有し得る。
【0019】図2Aの実施例では複数の溝32がスリット
28の総ての内側先端を互いに接続している。これは、低
圧用途で一般的に使用される構造であり、個々の溝32が
全体で1つの円を構成するため、複数の溝を単一の円形
ダイを用いて形成することができる。高圧用途では破壊
部材14の中心部25により大きな圧力が作用して、この部
分をスリット28により規定された総ての扇形部分から切
り離そうとするため、図1Bのような形態の溝を使用し
得る。この場合はスリット28のうち一対のスリットの内
側先端を接続する溝がないため、中心部25がスリット28
によって規定された扇形部分の1つに接続され続ける。
高圧が作用する更に別の用途では、2つの隣接スリット
の内側先端を接続する溝を1つだけ使用し得る。破壊時
にはこの溝の部分に破断が生じ、その結果扇形部分が1
つだけ開放される。このようにして形成された扇形開口
部を通る加圧流体の力によって、残りのスリット28の内
側先端の間の部分も1つの部分を除いて総て切り離さ
れ、その結果中心部25が1つの扇形部分だけに接続され
た状態で、全体が完全に開放される。
【0020】破壊部材14を挟んで位置決め部材12と反対
の側には弾性密封部材16が配置される。密封部材16は通
常は耐腐食性弾性プラスチック材料で形成され、破壊部
材14と同じ周縁サイズ及び周縁形状を有する。
【0021】支持部材18は種々の形状を有し得る。支持
部材18は例えば図1Aに示すように、部材12,14 及び16
の直径より大きい直径をもつ剛性材料製偏平円形部材の
周縁部分を上方に折り曲げて環状リップ33を形成し得
る。前述のリップを図3及び図4に示すように部材12,1
4 及び16の外周縁の上に折り重ねれば、これらの部材を
全部まとめて確実に固定することができる。支持部材18
の偏平円形部分は、中心部36から外側へ放射状に伸長し
て、偏平円形部分の周縁の近傍で終端する複数のスロッ
ト34を有し、これらのスロットが複数の扇形部分を規定
している。前述のごとく、支持部材18は短期間の真空状
態のような逆圧力がアセンブリ10全体に作用した時に密
封部材16を支持する機能を果たす。流体圧力をアセンブ
リ10を通して両方向で緩和したい場合には、支持部材18
自体が破壊部材を構成し得、破壊部材14と同様に機能し
得る。
【0022】図3及び図4では組み立てられた複合破壊
ディスクアセンブリが一対の環状の支持部材40及び41、
例えばパイプフランジの間に挟持されている。これらの
環状の入口支持部材40及び環状の出口支持部材41はボル
ト42及びナット44で締め付けられ、アセンブリ10と気密
的に係合するため、支持部材40と圧力容器もしくは圧力
システム(図示せず)とに接続された導管46内の加圧流
体が支持部材41とこれに接続された導管48内とに流入す
ることはない。アセンブリ10と支持部材40との間には従
来形のガスケット45が配置される。
【0023】支持部材40及び41は、アセンブリ10のフラ
ンジ部分と協働する突出面部分50を有する。位置決め部
材12の円錐台状直立部分20は支持部材41の中に延び、組
立て時にアセンブリ10を自動的に調心した状態で支持部
材40及び41内に位置決めする。
【0024】アセンブリ10の作動時には、保護されてい
る容器又はシステムからの流体圧力が導管46と支持部材
40と支持部材18のスロット34とを介してアセンブリ10の
密封部材16に作用する。その結果、弾性密封部材16が変
形して破壊部材14の凹面と接触する。圧力が反転する
と、例えば保護されている圧力システム又は圧力容器内
に真空状態が一時的に発生するか又は圧力が導管48と支
持部材41と破壊部材14のスリット28とを介して密封部材
16に逆に作用すると、密封部材16が変形して支持部材18
と接触する。支持部材18のスロット34は、支持部材18が
所定の逆圧力下で密封部材16を支持でき、破壊部材14及
び密封部材16が破壊したら容易に壊れて逆方向に開口さ
れるように配置される。
【0025】保護されている圧力システム又は圧力容器
からアセンブリ10に加えられる流体圧力は破壊部材14の
凹面に伝達され、その結果破壊部材14は張力が加わった
状態に置かれる。圧力が溝32の破壊圧力に達すると、即
ち圧力がスリット28の内側先端同士の間にある溝32の真
下にある破壊部材14の中実部分の引っ張り強さより大き
くなると、破壊部材14が溝32に沿って破け破壊する。ス
リット28の内側先端同士の間の部分の材料の長さは様々
であるため、スリット28の内側先端同士の間の破壊部材
14の部分は、中心部25とつながった状態を保持する1つ
の部分(最も長い部分)を除いて総て破ける。破壊部材
14が破壊すると弾性密封部材16も複数の扇形部分に破壊
し、その結果、圧力がアセンブリ10全体を通して緩和さ
れる。この圧力緩和の力、即ちアセンブリ10を通る加圧
流体の流れによって支持部材18も開口され、スロット34
を通る加圧流体の力がスロット34の内側先端同士の間に
存在する支持部材18部分の引っ張り強さより大きくなる
ため、支持部材18がスロット34の内側先端同士の間の部
分で破壊する。破壊部材14の場合と同様に、スロット34
の内側先端同士の間の支持部材の部分のうち1つは破け
ずに残って中心部36と接続された状態を維持する。図4
に示すように、破壊が起こって最初の圧力緩和が生じる
と、複合破壊ディスクアセンブリ10が開放されて破壊部
材14の扇形部分27と支持部材18の扇開口部分38とが上方
に湾曲するため、保護されている圧力容器又は圧力シス
テムの圧力が完全に緩和される。破壊部材14の中心部25
は扇形部分27の1つと接続されたままであり、支持部材
18の中心部36は扇形部分38の1つと接続されたまま残
る。
【0026】本考案の複合破壊ディスクアセンブリはア
センブリ10の位置決め部材12及び/又は支持部材18を使
用しないで、図1Bに示すように破壊部材14及び密封部
材16のみを含むように構成してもよい。本考案のアセン
ブリはまた、偏平な部材又は凹凸部分を含む一対の破壊
部材14の間に弾性密封部材16を配置して構成することも
できる。
【0027】
【考案の効果】請求項1から5に記載の考案によれば、
精度の高い破壊圧力を有する流体導管の加圧防止安全装
置用の破壊部材が低コストで提供される。請求項6及び
7に記載の考案によれば、上記の特徴を有し、更に、流
体導管への取付が容易な破壊部材が提供される。請求項
8に記載の考案によれば、精度が高く、且つ小さい破壊
圧力を有する流体導管用の加圧防止安全装置用の破壊部
材が低コストで提供される。請求項9に記載の考案によ
れば、破壊圧力が正確な破壊部材と気密性を確保する部
材とを含む加圧防止装置用のアセンブリが低いコストで
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本考案の複合破壊ディスクアセンブリの一実
施例の様々な部材を示す分解斜視図である。
【図1B】本考案の複合破壊ディスクアセンブリの別の
実施例の分解斜視図である。
【図2A】図1Aのアセンブリで使用できる本考案の破
壊部材の一実施例を示す平面図である。
【図2B】図1Aのアセンブリで使用できる本考案の破
壊部材の別の実施例を示す平面図である。
【図2C】図1Aのアセンブリで使用できる本考案の破
壊部材の更に別の実施例を示す平面図である。
【図3】一対の支持部材の間に配置された本考案の複合
破壊ディスクアセンブリの断面図である。
【図4】破壊が生じた後の本考案の複合破壊ディスクア
センブリを示す図3と類似の断面図である。
【符号の説明】
12 位置決め部材 14 破壊部材 16 弾性密封部材 18 支持部材 32 破壊圧力決定溝

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性密封部材を含む複合破壊ディスクア
    センブリ用の破壊部材であって、薄い剛性材料からなる
    と共に、複数の細長い開口を有するほぼ円形のディスク
    からなり、当該破壊部材には破壊圧力を決定する少なく
    とも一つの溝が形成されており、前記溝のそれぞれは所
    定の深さを有しており、前記溝は、2つ以上の前記細長
    い開口の先端の点及び当該先端の近傍の点の一方を連結
    しており、そのために前記破壊部材に伝達される圧力が
    前記破壊圧力以上のレベルに到達した際に、前記破壊部
    材の破壊が生じ、前記破壊圧力は前記溝及び前記開口の
    形状と前記溝の深さとの双方とによって決定される破壊
    部材。
  2. 【請求項2】 前記細長い開口が前記破壊部材の中心部
    から外方に向けて延び、前記破壊圧力を決定する少なく
    とも一つの溝が前記細長い開口の内側先端を相互に接続
    している請求項1に記載の破壊部材。
  3. 【請求項3】 破壊圧力を決定する複数の溝が前記細長
    い開口全部の内側先端を相互に接続している請求項2に
    記載の破壊部材。
  4. 【請求項4】 前記細長い開口が弓形であり、当該細長
    い開口は、前記破壊部材中にほぼ円形の形状を規定する
    1つの線の上に位置決めされている請求項1に記載の破
    壊部材。
  5. 【請求項5】 前記細長い開口がスリットである請求項
    1から4のいずれか一項に記載の破壊部材。
  6. 【請求項6】 前記ディスクが環状偏平フランジ部分に
    連結された凹凸部分を含み、前記スリットが前記破壊部
    材の前記凹凸部分に形成されている請求項5に記載の破
    壊部材。
  7. 【請求項7】 前記スリットが前記凹凸部分の中心部か
    ら前記環状偏平フランジ部分の近くまで外側へ放射状に
    伸長し、前記スリットが前記破壊部材の前記凹凸部分中
    に複数の扇形部を規定する請求項6に記載の破壊部材。
  8. 【請求項8】 前記スリットがその先端に拡大された開
    口を有する請求項1から7のいずれか一項に記載の破壊
    部材。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか一項に記載の
    破壊部材を含むと共に、入口支持部材と出口支持部材と
    の間に支持されるように構成された複合破壊ディスクア
    センブリであつて、弾性密封部材を含んでおり、前記破
    壊部材が前記密封部材に隣接して位置決めされ、前記密
    封部材に加えられ且つ前記破壊部材に伝達される圧力が
    所定の破壊圧力に達した時に破壊が生じるように構成さ
    れた複合破壊ディスクアセンブリ。
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