JPH1163145A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

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Publication number
JPH1163145A
JPH1163145A JP9227596A JP22759697A JPH1163145A JP H1163145 A JPH1163145 A JP H1163145A JP 9227596 A JP9227596 A JP 9227596A JP 22759697 A JP22759697 A JP 22759697A JP H1163145 A JPH1163145 A JP H1163145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
worm
power transmission
transmission mechanism
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP9227596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Tomioka
鍾治 富岡
Takafumi Suwa
隆文 諏訪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
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Publication of JPH1163145A publication Critical patent/JPH1163145A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構で被駆動側からの衝撃を安定した荷
重で吸収する。 【解決手段】ウォーム4を回転軸1により回転させ、ウ
ォーム4と噛み合う部材に動力を伝える動力伝達機構に
おいて、ウォーム4を回転軸に回転方向で拘束された状
態かつ軸方向に相対移動可能な状態で係合させて弾性部
材3により付勢した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は被駆動側からの衝
撃を吸収する動力伝達機構に係わり、特に、記録媒体記
録再生装置の記録媒体搬送機構に好適な動力伝達機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録媒体記録再生装置の記録媒体
搬送機構の例を図7に示す。記録媒体20(ミニディス
クカートリッジ)はローラ11により送られる。すなわ
ち、ローラ11はローラアーム9に回転自在に支持され
ており、ローラアーム9は記録媒体20の移動路側に突
出するように回動付勢されており、記録媒体20が挿入
口から差し込まれるとローラ11が記録媒体の側面に圧
接される。
【0003】ローラ11にはモータ21の回転がウォー
ム21a、中間ギヤ7、クラッチ16、中間ギヤ7、
7、ギヤ10を介して伝えられるように動力伝達機構が
配置されている。そして、記録媒体20がローラ11と
圧接するまで挿入されたことが図示していない検出手段
により検出されると、モータ11が回転を開始し記録媒
体20は記録再生位置に向けて図示のA方向に送られ
る。
【0004】なお、クラッチ16は記録媒体20を挿入
してローラ11と圧接させたときの衝撃を吸収するため
に設けられている。記録媒体20がローラ11と接触し
た瞬間はモータ21が回転しておらず、クラッチ16が
ないと動力伝達機構が衝撃を受け破損する恐れがあり、
また、手に衝撃を受け操作感が悪い。クラッチ16はこ
の時スリップして衝撃を吸収する。クラッチ16の代り
にラチェットを用いることもあった。
【0005】従来の記録媒体記録再生装置の記録媒体搬
送機構の他の例を図8に示す。コンテナ12は図示のA
方向に移動した後下方に移動可能に支持されているが、
支持機構の詳細は図示していない。記録媒体20はコン
テナ12に挿入されると、コンテナ12に取付けられた
板ばね13により定位置に保持される。ラック付きスラ
イダ14は図示のA方向およびその反対方向に移動自在
に支持されており、そのラックとモータ21、ウォーム
21a、中間ギヤ7、7で構成される駆動機構の中間ギ
ヤ7と噛み合っており、図示のA方向およびその反対方
向に送られる。
【0006】コンテナ12の凸部12bとラック付きス
ライダ14との間に引張りコイルばね15が掛けられて
おり、通常はコンテナ12の凸部12bとラック付きス
ライダ14の凸部14aは圧接している。
【0007】記録媒体20がコンテナ12に挿入されコ
ンテナ12のストッパ(図示していない)が押されてコ
ンテナ12が図示のA方向に移動すると、その動きが図
示していない検出手段により検出されてモータ21が回
転を開始し記録媒体20は記録再生位置に向けて図示の
A方向に送られる。その後、図示していない昇降機構に
より下降されて記録媒体20が記録再生位置に装着され
る。記録媒体20がコンテナ12に挿入されたときの衝
撃は引張りコイルばね15が撓むことにより吸収され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した図7に示した
従来の記録媒体搬送機構では、クラッチやラチェットを
含む伝動機構は部品点数が多く複雑となり、大型となる
と共にコスト高となるという問題があった。また、記録
媒体20を急に差し込んだ場合クラッチは静止摩擦力と
して作用するため摩擦係数が大きく衝撃力を十分に吸収
できず衝突感を生じるという問題があった。なお、クラ
ッチの代りにラチェットを用いた場合は異音が発生す
る。さらに、クラッチやラチェットの温度特性、耐久
性、初期荷重のバラツキ等により伝達トルクが変化し品
質維持が困難であるという問題があった。
【0009】クラッチやラチェットを省いてゴムローラ
のスリップで衝撃を吸収することも考えられるが、この
場合は、ゴムローラの温度特性、耐久力、初期荷重等の
バラツキのため牽引力が変化して品質維持が困難であ
り、また、記録媒体挿入時の操作感が悪いという問題が
発生する。
【0010】上記した図8に示した従来の記録媒体搬送
機構では、機構が複雑となり、小型化および薄型化に向
かず、また、製造コストが増大するという問題があっ
た。
【0011】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、製造コストが安
く、小型化が可能であり、品質が安定して耐久性があ
り、記録媒体記録再生装置の記録媒体搬送機構に用いた
場合に操作感のよい動力伝達機構を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の動力伝達機構
は、食違い軸歯車を回転軸により回転させ、前記食違い
軸歯車と噛み合う部材に動力を伝える動力伝達機構にお
いて、前記食違い軸歯車を前記回転軸に回転方向で拘束
された状態かつ軸方向に相対移動可能な状態で係合させ
て弾性部材により付勢したものである。
【0013】また、前記動力伝達機構であって、記録媒
体記録再生装置の記録媒体搬送機構に用いたものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面に基づい
て説明する。図1はこの発明の第1の実施例である動力
伝達機構を示す斜視図、図2(a)は同動力伝達機構の
一部断面を示す平面図である。この動力伝達機構は記録
媒体記録再生装置に設けられており記録媒体20(ミニ
ディスクカートリッジ)のローディングを行う。
【0015】記録媒体20はローラ11により送られ
る。すなわち、ローラ11はローラアーム9に回転自在
に支持されており、ローラアーム9は図示していないシ
ャーシに立設された軸8により回動自在に支持され図示
していないばねにより記録媒体20の移動路側に突出す
るように回動付勢されている。記録媒体20が挿入口か
ら差し込まれるとローラ11が記録媒体の側面に圧接さ
れる。
【0016】ローラ11には回転軸1の回転がウォーム
4、2段ギヤ6、中間ギヤ7、7、ギヤ10を介して伝
えられる。2段ギヤ6はハスバギヤ6aとギヤ6bが一
体となって形成されており、ハスバギヤ6aはウォーム
4と噛み合い、ギヤ6bは軸8に支持された中間ギヤ7
と噛み合っている。なお、ローラ11と一体のギヤ10
と噛み合う中間ギヤ7はローラアーム9に立設された軸
に支持されている。
【0017】回転軸1には図2(b)に示すようにDカ
ット部1bが形成されており、その先端に端面が球面状
の先端部1aが形成されている。先端部1aはシャーシ
に支持された軸受9と嵌合している。ウォーム4にはD
カット部1bと同形の穴が設けられており、この穴がD
カット部1aと嵌合することにより、ウォーム4は回転
軸1に回転方向で拘束された状態かつ軸方向に相対移動
可能な状態で支持されている。回転軸1に嵌合されたホ
ルダ2とウォーム4との間に圧縮コイルばね3が嵌装さ
れており、ウォーム4は記録媒体20の挿入方向(図示
のA方向)と逆方向に付勢されている。
【0018】記録媒体20がローラ11と圧接するまで
挿入されたことが図示していない検出手段により検出さ
れると、回転軸1が回転を開始し記録媒体20は記録再
生位置に向けて図示のA方向に送られる。
【0019】圧縮コイルばね3は記録媒体20を挿入し
てローラ11と圧接させたときの衝撃を吸収する。すな
わち、記録媒体20がローラ11と接触した瞬間は回転
軸1が回転しておらず、記録媒体20のA方向の移動に
より図2(a)に示すように2段ギヤ6は時計方向に回
転され、ウォーム4は圧縮コイルばね3の弾力に抗して
A方向に移動する。圧縮コイルばね3の弾力で記録媒体
20を挿入したときの手に受ける衝撃の強さが決まる
が、ばね定数を正確に管理することは容易であり、また
経年変化もないので品質管理が容易である。
【0020】記録媒体20の挿入が図示していない検出
手段により検出されると、回転軸1は図示していないモ
ータにより回転駆動され、記録媒体20はローラ11に
より記録再生位置に向けて図示のA方向に移送される。
記録媒体20を排出するときは、回転軸1が逆転され、
記録媒体20はA方向と逆方向に移送される。
【0021】図3はこの発明の第2の実施例である動力
伝達機構の一部断面を示す平面図である。この例では、
第1の実施例における中間ギヤ7が1個配置されてお
り、ウォーム4は圧縮コイルばね3により記録媒体20
の挿入方向(図示のA方向)に付勢されている。他の構
成は第1の実施例と同様である。記録媒体20がA方向
に挿入されると2段ギヤ6は反時計方向に回転され、ウ
ォーム4は圧縮コイルばね3の弾力に抗してA方向と逆
方向に移動する。
【0022】図4はこの発明の第3の実施例である動力
伝達機構を示す斜視図である。この例では、駆動側のハ
スバギヤ6cと噛み合うウォーム4aと被駆動側のハス
バギヤ6aと噛み合うウォーム4とが回転軸1のDカッ
ト部と嵌合し、ウォーム4aとウォーム4の間に圧縮コ
イルばね3が嵌装されている。この例では、駆動側から
の衝撃と被駆動側からの衝撃が吸収される。
【0023】図5はこの発明の第4の実施例である動力
伝達機構を示す斜視図である。コンテナ12は図示のA
方向とA方向と逆方向に移動可能に支持されている。記
録媒体20はコンテナ12に挿入されると、コンテナ1
2に取付けられた板ばね13により定位置に保持され
る。コンテナ12に一体に設けられたラック12aはウ
ォーム4と噛み合っている。ウォーム4は回転軸1のD
カット部と嵌合しており、圧縮コイルばね3によりAと
逆方向に付勢されている。なお、回転軸1やコンテナ1
2の支持部材は図示を省略している。
【0024】記録媒体20がコンテナ12に挿入されコ
ンテナ12のストッパ(図示していない)が押されてコ
ンテナ12が図示のA方向に移動すると、その動きが図
示していない検出手段により検出されて回転軸1が回転
を開始し記録媒体20は記録再生位置に向けて図示のA
方向に送られる。記録媒体20がコンテナ12に挿入さ
れたときの衝撃は圧縮コイルばね3が撓むことにより吸
収される。
【0025】図6はこの発明の第5の実施例である動力
伝達機構を示す斜視図である。この例では、第4の実施
例におけるウォーム4とラック12aとの間にハスバギ
ヤ6aとギヤ6aが一体となった2段ギヤ6と中間ギヤ
7とが介在している他の構成は第4の実施例と同様であ
る。記録媒体20がコンテナ12に挿入されたときの衝
撃は第4の実施例と同様に圧縮コイルばね3が撓むこと
により吸収される。
【0026】実施例は以上のように構成されているが発
明はこれに限られず、回転軸とウォームとをDカット部
で係合させる代りに、多角形形状部やスプラインにより
係合させてもよい、さらに、ウォームとハスバギヤはね
じれ状態で噛み合わせてもよいし、ウォームの代わりに
ねじ歯車を使用しても同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】この発明を記録媒体のローディング機構
に適用した場合、記録媒体を挿入するときの衝撃による
機器の破損が防止され、また、操作感を向上させること
ができる。また、クラッチやラチェットを使用していな
いので製造コストが削減され、機構を小型化することが
可能となる。
【0028】さらに、ばね定数の設定だけで、衝撃吸収
力(操作感)が決まるので、衝撃吸収力が安定し、耐久
性や温度特性によるバラツキが発生しない。
【0029】また、記録媒体の挿入感を損なわないの
で、記録媒体に送りローラを圧接させた状態で駆動機構
を停止させることができ、そのため、記録媒体が振動等
により記録再生装置から抜けることが防止できる。な
お、従来は記録媒体を板ばね等で保持させたものもある
が、それに比べて部品点数が削減され、製造コストが低
減される。さらに、ローラを記録媒体に圧接させた状態
で駆動機構を停止させれば電子制御のみで記録媒体を再
びローディングすることが可能となる。
【0030】さらに、記録媒体の排出時に排出口の前方
に設けた可倒パネルが閉じられている等して出口に障害
物があった場合にばねが撓むことにより機構に無理な荷
重がかからず、機構の破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である動力伝達機構を
示す斜視図である。
【図2】図2(a)は同動力伝達機構の一部断面を示す
平面図、図2(b)は同動力伝達機構を示す部分斜視図
である。
【図3】この発明の第2の実施例である動力伝達機構の
一部断面を示す平面図である。
【図4】この発明の第3の実施例である動力伝達機構を
示す斜視図である。
【図5】この発明の第4の実施例である動力伝達機構を
示す斜視図である。
【図6】この発明の第5の実施例である動力伝達機構を
示す斜視図である。
【図7】従来の動力伝達機構の例を示す斜視図である。
【図8】従来の動力伝達機構の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 回転軸、1a Dカット部、1b 先端部 2 ホルダ 3 圧縮コイルばね 4 ウォーム 5 軸受 6 2段ギヤ、6a ハスバギヤ、6b ギヤ 7 中間ギヤ 8 軸 9 ローラアーム 10 ギヤ 11 ローラ 12 コンテナ、12a ラック、12b 凸部 13 板ばね 14 ラック付きスライダ、14a 凸部 15 引張りコイルばね 16 クラッチ 20 記録媒体 21 モータ、21a ウォーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食違い軸歯車を回転軸により回転させ、
    前記食違い軸歯車と噛み合う部材に動力を伝える動力伝
    達機構において、前記食違い軸歯車を前記回転軸に回転
    方向で拘束された状態かつ軸方向に相対移動可能な状態
    で係合させて弾性部材により付勢したことを特徴とする
    動力伝達機構。
  2. 【請求項2】 記録媒体記録再生装置の記録媒体搬送機
    構に用いた請求項1の動力伝達機構。
JP9227596A 1997-08-08 1997-08-08 動力伝達機構 Pending JPH1163145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227596A JPH1163145A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 動力伝達機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227596A JPH1163145A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 動力伝達機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1163145A true JPH1163145A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16863414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9227596A Pending JPH1163145A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 動力伝達機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH1163145A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164158A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Eads Construcciones Aeronauticas Sa 改良型電気機械アクチュエータ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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