JPH1161162A - 汚泥燃料と該汚泥燃料の製造方法及びその装置 - Google Patents

汚泥燃料と該汚泥燃料の製造方法及びその装置

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JPH1161162A
JPH1161162A JP24486097A JP24486097A JPH1161162A JP H1161162 A JPH1161162 A JP H1161162A JP 24486097 A JP24486097 A JP 24486097A JP 24486097 A JP24486097 A JP 24486097A JP H1161162 A JPH1161162 A JP H1161162A
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JP
Japan
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sludge
plastic sheet
plastic
sheet
fuel
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JP24486097A
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Tasuku Watanabe
翼 渡辺
Kunio Samejima
邦生 鮫島
Yasuhiro Minagawa
泰洪 皆川
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Original Assignee
IHI Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水汚泥を乾燥させることなく使用した汚泥
燃料を製造し、且つ長期保存性に優れ、臭いの問題を起
さず、安定した発熱量を有するものとする。 【解決手段】 廃棄プラスチック6を溶融工程Aで溶融
して溶融プラスチック6aとする。溶融プラスチック6
aをシート成形工程Bで所要厚みのプラスチックシート
8として成形する。次いで、円筒状成形工程Dでプラス
チックシート8を円筒状に成形するとともに、脱水汚泥
供給工程Cでプラスチックシート8上に脱水汚泥5を供
給して脱水汚泥5をプラスチックシート8で包むように
する。脱水汚泥5を包み込んだプラスチックシート8の
接合部を接合工程Eで接合する。しかる後、切断工程F
で切断して汚泥燃料10を製造するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水道から排出され
た汚泥をエネルギー源として活用するようにした汚泥燃
料と該汚泥燃料の製造方法及びその装置。
【0002】
【従来の技術】下水道から排出された脱水汚泥は、これ
まで廃棄物として大半が埋め立て処分されているが、下
水道の普及率の上昇とともに汚泥の発生量が年々増大し
て、埋立地の確保が困難になりつつあるのが実状であ
る。
【0003】そのため、最近では、脱水汚泥をエネルギ
ーとして活用すべく固形燃料とするための研究、開発が
進められている。
【0004】しかし、脱水汚泥は発熱量が低い(例え
ば、500〜2000kcal/kg )ので、それ自体では燃
えにくい。
【0005】これに対し、プラスチック廃棄物は、50
00〜11000kcal/kg 程度の発熱量を有しているの
で、発熱量が低い汚泥を発熱量の高い廃棄プラスチック
で燃え易くするため、脱水汚泥に廃棄プラスチックを混
ぜて発熱量が約4500〜5000kcal/kg 程度の汚泥
燃料を形成し、公共施設の冷暖房や産業用熱源等に使用
できるエネルギー源として活用することが提案されてき
ている。
【0006】これまでに提案されている汚泥燃料の製造
方法としては、図7に概略を示す如く、下水道から排出
された約60〜70%の水分を含む脱水汚泥1を乾燥工
程aで乾燥機により水分約5%程度まで乾燥させた後、
混合工程bに移し、ここに破砕した廃棄プラスチック2
を供給して、乾燥汚泥1aと廃棄プラスチック2とを混
合させ、次に、成形工程Cで添加剤3を添加しながら成
形機で混練造粒成形してペレット状の汚泥燃料4として
製造するようにしたものである。この方法により製造さ
れた汚泥燃料4は、図8に示す如く乾燥汚泥1a中に廃
棄プラスチック2を混入してペレット状に成形されたも
ので、廃棄プラスチック2の混入量で発熱量を確保でき
る構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の汚泥燃料の製造方法の場合には、脱水汚泥1中の約
70%の水分を乾燥工程Iで約5%程度にまで乾燥させ
る乾燥機が必要であると共に、成形工程Cで造粒成形す
るために高圧を要する成形機が必要であり、又、成形工
程Cでは添加剤3を加えて成形しているが、成形率が悪
かったり、ペレット状に成形された汚泥燃料4は乾燥す
ると崩れ易くなってペレット状態での保存性に劣り、更
に、崩れた場合には比表面積が大きくなるため、乾燥汚
泥1aから発する臭気の問題が発生するおそれがあり、
更に又、破砕した廃棄プラスチック2を乾燥させた汚泥
1aに混入しているが、混入率が一定でないと汚泥燃料
4の熱量にバラツキが生じるという問題もある。
【0008】そこで、本発明は、製造の際に脱水汚泥を
乾燥させる工程を必要とすることなく、且つ長期保存性
に優れると同時に臭気の問題を起さず、加えて所要の発
熱量をバラツキなく得ることのできる汚泥燃料と、該汚
泥燃料の製造方法及び装置を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、廃棄プラスチックを溶融して成形したプ
ラスチックシートに、脱水汚泥をそのまま包み込んで所
要大きさの固形燃料としてなる汚泥燃料とし、又、廃棄
プラスチックを溶融して溶融プラスチックとしてからプ
ラスチックシートを作り、該1枚のプラスチックシート
を円筒状に成形させながらその内側に脱水汚泥を充填し
て脱水汚泥を包み込んで行き、次いで、プラスチックシ
ートを接合し、しかる後、内側に脱水汚泥を包み込んだ
プラスチックシートを所要長さに切断して、廃棄プラス
チックのシートに脱水汚泥を包み込んでなる汚泥燃料を
製造する方法及び装置とする。
【0010】廃棄プラスチックを溶融してから成形した
プラスチックシートに脱水汚泥を包み込んで作るので、
汚泥は乾燥させる必要がなくて、乾燥工程を不要にで
き、又、プラスチックシートに包み込んでいるため、汚
泥が崩れることがなくて長期保存し易いと共に、大気と
接する面積を非常に小さくすることができて、汚泥の臭
気を少なく抑えることができる。更に、汚泥の量に応じ
てプラスチックシートの厚みを変えることにより発熱量
を任意に変えることができる。
【0011】又、廃棄プラスチックを溶融して溶融プラ
スチックとしてからプラスチックシートを作り、1枚の
プラスチックシート上に脱水汚泥を載せた後、その上に
別のプラスチックシートを被せて上下プラスチックシー
ト間に脱水汚泥を挟み込み、次いで、上下のプラスチッ
クシートを所要範囲にわたり加熱圧着して上下プラスチ
ックシート間に脱水汚泥を包み込んで密閉させ、しかる
後、所要長さに切断して汚泥燃料を製造する方法及び装
置とすることにより、上記と同様の作用の他に、2枚の
プラスチックシートで脱水汚泥を包み込むことから簡単
に汚泥燃料を製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の汚泥燃料の製造方法の実施
の一形態を示すもので、基本的には、脱水しただけの含
水率60〜70%の脱水汚泥を、廃棄プラスチックを溶
融して作った1枚のシートに包み込んだ後、所要長さ切
断して、廃棄プラスチックで包まれた型の汚泥燃料を作
るようにする。
【0014】具体的には、廃棄プラスチック6を溶融す
る溶融工程Aと、該溶融工程Aで溶融された溶融プラス
チック6aを所要厚みのプラスチックシート8に連続的
に成形するよう厚み調整可能なシート成形機7により成
形するようにしたシート成形工程Bと、該シート成形工
程Bで成形された1枚のプラスチックシート8を、該シ
ート8の長手方向と平行に延びる円筒状に変形しながら
その中に脱水汚泥5を供給して充填して行く脱水汚泥供
給工程Cと、脱水汚泥5を包み込むようにプラスチック
シート8を円筒状に成形する円筒状成形工程Dと、円筒
状に成形されたシートの接合部を接着させる接合工程E
とを有し、更に、円筒状に成形されて縫合された円筒状
のプラスチックシートを内部に脱水汚泥5が充填された
状態のまま次工程の切断工程Fに送り、ここで切断装置
9で輪切り状態に切断して固形の汚泥燃料10とするよ
うにする。
【0015】図2(イ)は図1に示す本発明の製造方法
の実施に用いる装置について示すもので、廃棄プラスチ
ック6を140〜180℃で溶融軟化させるようにして
ある溶融装置11と、該溶融装置11で溶融された溶融
プラスチック6aを所要厚さのプラスチックシート8に
成形するための上下ロール12及び該上下ロール12間
に溶融軟化した溶融プラスチック6aを移送させるため
の案内装置13からなるシート成形機7とを設置すると
共に、該シート成形機7の下流側位置に、該シート成形
機7で成形されたプラスチックシート8を下流側へ送り
ながら両側を持ち上げて円筒状に変形させる筒状成形ガ
イド15と、円筒状になったシート8を送る水平と竪の
複数個の鼓状のガイド兼送りローラ16と、円筒状に成
形されて生じた接合部を溶着等で接合させる接合装置1
7とからなる円筒状成形装置14を設置し、又、該成形
装置14の上流側に、円筒状に変形させられるプラスチ
ックシート8上に脱水汚泥5を供給して円筒の内部に充
填させるようにする脱水汚泥供給装置18を設置し、更
に、上記円筒状成形装置14の下流側位置に、円筒状の
プラスチックシート8の内部に脱水汚泥5が充填された
状態のまま輪切り状に切断する切断装置9を設置した構
成とする。
【0016】廃棄プラスチック6を溶融装置11に入れ
て140〜180℃で溶融軟化させると、溶融したプラ
スチック6aを、シート成形機7の上下ロール12間に
案内装置13により移送して、上下のロール12により
所要幅、所要厚さのプラスチックシート8に成形させ
る。この際、上下のロール12は、上下ロール間のギャ
ップを調整することにより、プラスチックシート8の厚
さを任意に調整することができるようにしてあり、後工
程でプラスチックシート8上に供給する脱水汚泥5の量
や発熱量の異なる脱水汚泥に応じて厚みを変えて一定の
発熱量が得られるようにできるようにしてある。
【0017】上記シート成形機7で成形されて送り出さ
れたプラスチックシート8上には、含水率60〜70%
の脱水汚泥5をそのまま供給し、次いで、円筒状成形装
置14のガイド15にプラスチックシート8を沿わせる
ことにより、両側を上方へ変位させて上面の脱水汚泥5
を包み込むように円筒状に変形させると共にガイド兼送
りローラ16により円筒状を保持しながら下流側へと送
り、接合装置17でプラスチックシート8の両側端縁の
接合部を溶着等で接着させて、円筒状となったプラスチ
ックシート8の内部に脱水汚泥5を充填した細い棒状に
成形させるようにする。
【0018】しかる後、最終工程で切断装置9により所
要長さに輪切り状に切断し、図2(ロ)に示す如き脱水
汚泥5を廃棄プラスチック6のシート8で巻いた所要大
きさの汚泥燃料10を製造する。
【0019】なお、上記の実施の形態において、切断装
置9により輪切り状に切断する切断工程Fの前に、切断
部のプラスチックシート8を加熱圧着させてヒートシー
ルさせる加熱圧着装置19を、図2(イ)に二点鎖線で
示す如く設置し、該加熱圧着装置19で棒状となった円
筒状のプラスチックシート8の所要位置を加熱圧着して
ヒートシールさせ、このヒートシール部を切断装置9で
切断するようにすることもできる。このようにすると、
図2(ハ)に示す如き両端をシールした汚泥燃料10を
製造することができる。
【0020】図1及び図2に示す実施の形態により汚泥
燃料10を製造する場合は、廃棄プラスチック6を溶融
装置11で溶融してシート成形機7でプラスチックシー
ト8を成形し、このプラスチックシート8に汚泥を包み
込んで、汚泥をプラスチックシート8で覆うようにする
ので、プラスチックシート8に包み込ませる汚泥とし
て、脱水汚泥5をそのまま使うことができて、従来の乾
燥工程を省略することができて、乾燥機を不要にするこ
とができると共に、造粒工程も不要で高圧を要する成形
機を不要にすることができる。又、脱水汚泥5はプラス
チックシート8で包まれているため、乾燥させても崩れ
ることがなくて長期保存性に優れたものとなると共に、
図2(ロ)の汚泥燃料10では内部の汚泥5の大気接触
面積が小さく、又、図2(ハ)の汚泥燃料では内部の汚
泥5の大気接触面積がないので、臭気の問題も少ない。
更に、プラスチックシート8の厚みは任意に調整できる
ため、汚泥の発熱量に応じて厚みを厚くしたり薄くした
りすることにより汚泥燃料10として発熱量のバラツキ
のないものを製造することができる。
【0021】次に、図3は本発明の汚泥燃料の製造方法
の実施の他の形態を示すもので、図1及び図2の実施の
形態で1枚のプラスチックシート8に脱水汚泥5を包み
込ませて、プラスチックシート8で脱水汚泥5を覆った
構成の汚泥燃料10を製造することに代えて、2枚のプ
ラスチックシート8と8aで脱水汚泥5を包み込んで、
脱水汚泥5をプラスチックシート8,8aで覆った構成
の汚泥燃料を製造するようにしたものである。
【0022】すなわち、廃棄プラスチック6を溶融軟化
させる溶融工程Aと、溶融プラスチック6aをシート状
に成形するシート成形工程Bと、該シート成形工程Bで
成形されたプラスチックシート8上に脱水汚泥5を供給
する脱水汚泥供給工程Cと、プラスチックシート8上に
載せられた脱水汚泥5を別のプラスチックシート8aで
覆って2枚のプラスチックシート8と8aで脱水汚泥を
挟んで包み込む包み込み工程Gと、上下2枚のプラスチ
ックシート8,8a間に脱水汚泥5を包み込んだ状態で
所要大きさの汚泥燃料とするよう上下のプラスチックシ
ート8,8aを圧着加熱する加熱圧着工程Hと、該加熱
圧着された部分を切断して個々の汚泥燃料10とする切
断工程Fとからなる方法とする。
【0023】図4は図3に示した汚泥燃料の製造方法を
実施するための装置の実施の一形態を示すもので、廃棄
プラスチック6を140〜180℃で溶融軟化させるよ
うにしてある溶融装置11と、該溶融装置11で溶融さ
れた溶融プラスチック6aを図2(イ)の場合と同様に
所要厚さのプラスチックシート8を成形するための上下
ロール12及び該上下ロール12間に溶融軟化した溶融
プラスチック6aを移送させるための案内装置13から
なるシート成形機7とを設置して、廃棄プラスチック6
からプラスチックシート8を成形させるようにする。
【0024】上記シート成形機7の下流側位置には、上
記成形されたプラスチックシート8を、上方を開放した
凹状の箱型容器に連続的に塑性加工する容器成形機20
を設置する。該容器成形機20は、外表面に凹部22を
形成した下成形ロール21と外表面に上記凹部22に対
応させた凸部24を突設した上成形ロール23とからな
り、該上下の成形ロール23と21との間にプラスチッ
クシート8を通すことにより所要間隔ごとに箱型容器2
5を成形させるようにしてあり、該容器25内には、所
要量の脱水汚泥5を入れることができるようにする。
【0025】上記容器成形機20の下流側位置には、該
容器成形機20で成形されたプラスチックシート8を受
けて水平方向に案内するようにしたガイド部材26を設
置すると共に、該プラスチックシート8の容器25内に
脱水汚泥5を供給して充填させる脱水汚泥供給装置18
を備え、更に、その下流側位置に、上記プラスチックシ
ート8の箱型容器25内に充填された脱水汚泥5の上方
に別のプラスチックシート8aを重ねるようにプラスチ
ックシート8に平行に載置して、上下2枚のプラスチッ
クシート8,8aにより脱水汚泥5を包み込むように
し、且つ上下のプラスチックシート8,8aの両側縁部
を、上記ガイド部材26の両側縁部とその上方に配した
ガイド部材27との間で保持させて送りローラ29によ
り下流側へ搬送されるようにした包み込み装置30を備
え、該上下のプラスチックシート8aを8に加熱圧着装
置28で圧着させてプラスチックシート8の容器25周
辺をヒートシールして容器25を密閉するようにし、更
に、下流側位置に切断装置31を設置して容器25内の
脱水汚泥5を上部のプラスチックシート8aで覆った構
成の汚泥燃料10を製造するようにしてある。
【0026】なお、上記ガイド部材26は、一例を図4
(ロ)に示す如く、プラスチックシート8に幅方向へ並
べて容器25を2つ成形したものであるときは、2列の
容器25を通過させられるような凹溝32を有すると共
に、幅方向の両側部にプラスチックシート8の両側縁部
を載せて案内させるガイド面33を有し、該ガイド面3
3の上面で上下のプラスチックシート8,8aの重合部
34を加熱圧着装置28によりヒートシールさせるよう
にする。
【0027】又、プラスチックシート8の形成する容器
25を2個並べて成形した場合を図4(ロ)で示した
が、容器25は幅方向に1個又は3個以上でもよい。
【0028】この実施の形態の場合は、溶融装置11で
廃棄プラスチック6を溶融してシート成形機7でプラス
チックシート8に成形させると、このプラスチックシー
ト8を容器成形機20の上下の成形ロール23,21間
に通すことによって上方を開放した容器25を所要間隔
を隔てて連続的に成形して行き、下流側位置で脱水汚泥
供給装置18により脱水汚泥5を供給して順次送られて
来るプラスチックシート8の容器25内に充填して行く
ようにする。この際、プラスチックシート8自体は、ガ
イド部材26により荷重が支えられていると共に、容器
25を通過させるための凹溝32が長手方向に設けてあ
るため、脱水汚泥5が充填された容器25はガイド部材
26で受けられて円滑に下流側へと搬送させられる。
【0029】上記容器25内に脱水汚泥5が充填される
と、その上方に、プラスチックシート8と同様に廃棄プ
ラスチックを溶融した後シート成形機で成形されたプラ
スチックシート8aが供給されて重ねられ、両側縁部を
上部のガイド部材27で押えるようにし、この状態で加
熱圧着装置28により、上記容器25の周辺部の重合部
34で上下のプラスチックシート8,8aをヒートシー
ルして容器25を密閉させるようにする。しかる後、上
記ヒートシールした個所を切断装置31で切断して個々
の汚泥燃料10とするようにする。
【0030】又、図5(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は図3
に示した製造方法の実施に用いる装置の他の形態を示す
もので、下側のプラスチックシート8上に載せられた脱
水汚泥5を上側のプラスチックシート8aを折り曲げて
包み込むようにしたものである。
【0031】すなわち、前記した実施の形態の場合と同
様に廃棄プラスチックから成形した2枚のプラスチック
シート8,8aを用いて脱水汚泥5を包み込んだ後、所
要長さに切断して汚泥燃料10を得るようにしたもの
で、下側のプラスチックシート8上に脱水汚泥5を供給
して載せる脱水汚泥供給装置18と、上側のプラスチッ
クシート8aを両側部が下向きとなるように変形させる
と共に上下のプラスチックシート8,8a間に脱水汚泥
5を包み込むための包み込み装置35と、上下のプラス
チックシート8,8aをヒートシールする加熱圧着装置
36と、切断装置37とをライン方向に設置し、且つ下
側のプラスチックシート8を受けて移動させるようにす
る下側ガイド部材38と、下側プラスチックシート8の
両側縁部と上側プラスチックシート8aの両側縁部を重
ねてガイドさせる上側ガイド部材39を有し、又、上記
包み込み装置35は、上側プラスチックシート8aを両
側部が下向きとなるように変形させるガイド40を下側
のガイド部材38に支持させて備えた構成としてある。
41はプラスチックシート8の送りローラ、42は上下
のプラスチックシート8と8aの両側部の重合部を挟ん
で送るようにする送りローラである。
【0032】この実施の形態の場合は、溶融プラスチッ
クから成形されたプラスチックシート8上に脱水汚泥5
が供給されて載せられると、その上にやや幅広の上側の
プラスチックシート8aを図5(ロ)のように載せた
後、該上側のプラスチックシート8aを包み込み装置3
5のガイド40内に沿わせることにより両側部を下向き
に折り曲げるように変形させられて、図5(ハ)に示す
ように上下2枚のプラスチックシート8,8aで上下左
右両側から脱水汚泥5を包み込むことができる。次に、
加熱圧着装置36により上側プラスチックシート8aを
上方から矩形状に押圧して下側プラスチックシート8に
圧着させて加熱させることによってヒートシールさせ
る。この際、下側プラスチックシート8は水平状態に延
びるガイド部材38に支持されているので、該ガイド部
材38の上面で確実にヒートシールさせることができ
る。
【0033】最後に、上下プラスチックシート8,8a
の長手方向にヒートシールされた個所を切断装置37で
切断することにより、図5(ホ)に示す如き形状の汚泥
燃料10とすることができる。
【0034】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されるものではなく、図5の実施の形態において、上
下プラスチックシート間で幅方向に1つの汚泥燃料10
を作る場合を示したが、図6に一例を示す如く幅方向に
複数個の汚泥燃料が作れるように幅方向に一度に複数の
ヒートシール部を形成させて汚泥燃料を分割するように
してもよいこと、又、汚泥に限らず、他の低熱量廃棄物
にも同様に適用できること、更に、上記各実施の形態で
は、廃棄プラスチック6を溶融装置11で溶融して得ら
れた溶融プラスチック6aをシート成形機7でプラスチ
ックシート8又は8aに成形し、このプラスチックシー
ト8上に脱水汚泥5を載せて包み込むようにする一連の
操作について説明したが、予めプラスチックシート8,
8aを上記と同様の方法で成形しておき、そのプラスチ
ックシート8やプラスチックシート8と8aを用いて脱
水汚泥5を包み込むようにして汚泥燃料10を製造する
ようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、廃棄
プラスチックを溶融してシートに成形し、該プラスチッ
クシートに脱水汚泥を包み込んである汚泥燃料とし、
又、廃棄プラスチックで作った1枚のプラスチックシー
トを円筒状に成形してその内部に脱水汚泥を詰め込むよ
うにしたり、2枚のプラスチックシートの間に汚泥を包
み込むようにして汚泥燃料を作るようにするので、汚泥
として脱水汚泥を使用することができて、脱水汚泥を水
分約5%まで乾燥させるための乾燥機を省略できると共
に、発熱量の高い廃棄プラスチックシートに発熱量の低
い汚泥を包み込むことから安定した熱量の燃料を作るこ
とができ、しかも、プラスチックシートの厚みを調整す
ることにより希望の熱量を得ることができ、更に従来の
乾燥させた汚泥に廃棄プラスチックを細かく切って混入
して造粒したものに比して、崩れにくくて長期保存、運
搬性に優れ、又、プラスチックシートの内側に充填した
脱水汚泥の大気接触面積を非常に小さく、又は零とする
ことができて、汚泥燃料より発生する汚泥の臭気の問題
を解消することができ、更に廃棄プラスチックを一度溶
融して、均質なプラスチックシートに成形してから使用
することにより、汚泥燃料の発熱量にバラツキを生じさ
せることがなく、又、プラスチックシート成形時に該プ
ラスチックシートの厚みを変化させることにより、汚泥
燃料中の廃棄プラスチックの割合を変化させることがで
きて汚泥燃料の発熱量を容易にコントロールすることが
できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚泥燃料の製造方法の実施の一形態を
示す概略図である。
【図2】図1の方法を実施するための装置を示すもの
で、(イ)は全体概要を示す側面図、(ロ)は得られた
汚泥燃料の一例を示す斜視図、(ハ)は得られた汚泥燃
料の他の例を示す斜視図である。
【図3】本発明の汚泥燃料の製造方法の実施の他の形態
を示す概略図である。
【図4】図3の方法を実施するための装置の一形態を示
すもので、(イ)は全体概要を示す側面図、(ロ)は
(イ)のI−I拡大矢視図、(ハ)は得られた汚泥燃料
の斜視図である。
【図5】図3の方法を実施するための装置の他の形態を
示すもので、(イ)は全体概要を示す側面図、(ロ)は
(イ)のII−II拡大矢視図、(ハ)は(イ)のIII −II
I 拡大矢視図、(ニ)は(イ)のIV−IV拡大矢視図、
(ホ)は得られた汚泥燃料の拡大図である。
【図6】図5に示す装置により製造する汚泥燃料の他の
例を示す概略図である。
【図7】従来の汚泥燃料の製造方法を示す概略図であ
る。
【図8】従来の汚泥燃料の概略図である。
【符号の説明】
A 溶融工程 B シート成形工程 C 脱水汚泥供給工程 D 円筒状成形工程 E 接合工程 F 切断工程 G 包み込み工程 H 加熱圧着工程 5 脱水汚泥 6 廃棄プラスチック 6a 溶融プラスチック 7 シート成形機 8 プラスチックシート 8a プラスチックシート 9 切断装置 10 汚泥燃料 11 溶融装置 14 円筒状成形装置 17 接合装置 18 脱水汚泥供給装置 19 加熱圧着装置 20 容器成形機 28 加熱圧着装置 30 包み込み装置 31 切断装置 35 包み込み装置 36 加熱圧着装置 37 切断装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄プラスチックを溶融して成形したプ
    ラスチックシートに、脱水汚泥をそのまま包み込んで所
    要大きさの固形燃料としてなることを特徴とする汚泥燃
    料。
  2. 【請求項2】 廃棄プラスチックを溶融して溶融プラス
    チックとしてからプラスチックシートを作り、該1枚の
    プラスチックシートを円筒状に成形させながらその内側
    に脱水汚泥を充填して脱水汚泥を包み込んで行き、次い
    で、プラスチックシートを接合し、しかる後、内側に脱
    水汚泥を包み込んだプラスチックシートを所要長さに切
    断して汚泥燃料を製造することを特徴とする汚泥燃料の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 廃棄プラスチックを溶融して溶融プラス
    チックとしてからプラスチックシートを作り、1枚のプ
    ラスチックシート上に脱水汚泥を載せた後、その上に別
    のプラスチックシートを被せて上下プラスチックシート
    間に脱水汚泥を挟み込み、次いで、上下のプラスチック
    シートを所要範囲にわたり加熱圧着して上下プラスチッ
    クシート間に脱水汚泥を包み込んで密閉させ、しかる
    後、所要長さに切断して汚泥燃料を製造することを特徴
    とする汚泥燃料の製造方法。
  4. 【請求項4】 廃棄プラスチックを溶融する溶融装置
    と、該溶融装置で溶融された溶融プラスチックからプラ
    スチックシートを成形すると共に成形シートの厚みを調
    整できるようにしてあるシート成形機と、該シート成形
    機で成形された1枚のプラスチックシート上に脱水汚泥
    を供給する脱水汚泥供給装置と、該脱水汚泥供給装置か
    らの脱水汚泥を載せたプラスチックシートを円筒状に変
    形させながら内側に脱水汚泥を包み込むようにする円筒
    状成形装置と、円筒状に成形されたプラスチックシート
    の接合部を接合する接合装置と、所要長さに切断して汚
    泥燃料とする切断装置とを備えた構成とすることを特徴
    とする汚泥燃料の製造装置。
  5. 【請求項5】 円筒状に成形されたプラスチックシート
    の接合部を接合装置で接合した後、内部に脱水汚泥を有
    する円筒状プラスチックシートを加熱圧着装置で加熱圧
    着してヒートシールし、該ヒートシール部を切断装置で
    切断するようにした請求項4記載の汚泥燃料の製造装
    置。
  6. 【請求項6】 廃棄プラスチックを溶融する溶融装置
    と、該溶融装置で溶融した溶融プラスチックからプラス
    チックシートを成形すると共に成形シートの厚みを調整
    できるようにしてあるシート成形機と、該シート成形機
    で成形された1枚のプラスチックシート上に脱水汚泥を
    供給する脱水汚泥供給装置と、上記1枚のプラスチック
    シート上に載せられた脱水汚泥の上に別の1枚のプラス
    チックシートを被せて該上下2枚のプラスチックシート
    により上記脱水汚泥を包み込むようにする包み込み装置
    と、脱水汚泥を包み込んだ上下2枚のプラスチックシー
    トをヒートシールして脱水汚泥を閉じ込めるようにする
    加熱圧着装置と、該加熱圧着装置で圧着した個所を切断
    する切断装置とを備えた構成とすることを特徴とする汚
    泥燃料の製造装置。
  7. 【請求項7】 1枚のプラスチックシートを、容器成形
    機で上面開放型の凹状の容器に所要間隔を隔てて連続的
    に成形し、各容器の内側に脱水汚泥を充填した後、包み
    込み装置により別の1枚のプラスチックシートで包み込
    むようにした請求項6記載の汚泥燃料の製造装置。
  8. 【請求項8】 包み込み装置により上側のプラスチック
    シートをその両側部を下向きに変形させて下側プラスチ
    ックシートとの間で脱水汚泥を包み込むようにする請求
    項6記載の汚泥燃料の製造装置。
JP24486097A 1997-08-27 1997-08-27 汚泥燃料と該汚泥燃料の製造方法及びその装置 Pending JPH1161162A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040085461A (ko) * 2003-03-31 2004-10-08 주식회사 일산 가연성폐기물 연료화를 위한 캡슐 처리방법 및 캡슐형고체연료
JP2012255136A (ja) * 2011-05-16 2012-12-27 Metawater Co Ltd 汚泥燃料及びその製造方法

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