JPH1161117A - 防錆液組成物 - Google Patents

防錆液組成物

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JPH1161117A
JPH1161117A JP9231499A JP23149997A JPH1161117A JP H1161117 A JPH1161117 A JP H1161117A JP 9231499 A JP9231499 A JP 9231499A JP 23149997 A JP23149997 A JP 23149997A JP H1161117 A JPH1161117 A JP H1161117A
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water
preventive liquid
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Takakiyo Goto
隆清 後藤
Seiji Kuroda
征司 黒田
Toshio Tamura
俊雄 田村
Tsutomu Tomizawa
勉 富澤
Osamu Akutsu
修 阿久津
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TOKYO FINE CHEM KK
Nippon Shokubai Co Ltd
Tokyo Fine Chemical Co Ltd
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TOKYO FINE CHEM KK
Nippon Shokubai Co Ltd
Tokyo Fine Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬水成分および他の塩類との反応による沈殿
物の生成やニトロソアミンの生成のない環境に優しい防
錆液組成物を安価に提供する。 【解決手段】 水および/または水溶性有機媒体を主成
分とし、リン酸塩、アミン類、ケイ酸塩、ホウ酸塩およ
び亜硝酸塩を含まない防錆液組成物であって、一般式
(1) RCH(COOX)CH2 COOY (1) (ただし、式中、Rは炭素原子数が平均で14〜24の
直鎖のまたは分岐の、アルキル基またはアルケニル基で
あり、XおよびYは各々独立に水素、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属である)で表わされるアルキルまた
はアルケニルコハク酸またはその塩を必須成分とするこ
とを特徴とする防錆液組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リン酸塩、アミン
類、ケイ酸塩、ホウ酸塩および亜硝酸塩を含まず、かつ
金属に対する腐食防止能力に優れた水および/または水
溶性有機媒体を主成分とする防錆液組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】水および/または水溶性有機媒体を主成
分とする防錆液においては、金属類の腐食防止を目的
に、リン酸塩、アミン類、ケイ酸塩、ホウ酸塩、硝酸
塩、亜硝酸塩、クロム酸塩および有機酸塩等の添加物が
使用されてきたが、近年では生物や環境に対する安全性
への配慮、特に発ガン性を有するニトロソアミン類を生
成させないことを目的にアミン類、亜硝酸塩等を含まず
また生物に有害なクロム酸塩を含まない防錆液へと転換
されてきた。
【0003】しかしながら、これらの有害物質類を含ま
ない防錆液であっても、防錆効果を発揮させるべき他の
添加剤、特にリン酸塩、ケイ酸塩およびホウ酸塩には次
に述べる欠点がある。
【0004】リン酸塩は、防錆液の希釈液中に含まれる
硬水成分と反応して容易に沈殿物を生成し、その腐食防
止効果が低下する。さらに、リン酸塩はその沈殿物の堆
積に伴う流路の閉塞等のトラブルを引き起こすだけでな
く、自然環境に排出された際には河川等の富栄養化をも
たらす。
【0005】ケイ酸塩は、環境中の他の塩類と反応して
容易に沈殿物を生成し、その腐食防止効果が低下するの
みならず、沈殿物が系内を循環することよるキャビテー
ションエロージョン腐食を引き起こしたり、循環ポンプ
のメカニカルシール部に損傷を与える傾向がある。
【0006】ホウ酸塩は、アルミニウムおよびその合金
を腐食する傾向がある。
【0007】リン酸塩、ケイ酸塩およびホウ酸塩を含ま
ない技術に関しては、例えば特開平5−306390号
公報、特開平6−25656号公報および特開平8−1
09484号公報に、それぞれヒドロキシ置換芳香族カ
ルボン酸塩、シクロヘキサン環含有酸塩およびtert- ブ
チル安息香酸を除く1あるいは2以上のアルキル安息香
酸塩の使用が開示されている。
【0008】ところが、上記公報記載の技術は、使用す
る防錆成分が高価であったり、その0商業的入手が困難
であったりの問題がある。
【0009】一方、特開平2−120388号公報に
は、亜硝酸塩およびリン酸塩を含まない技術として、炭
素原子数4〜16のアルケニル基を有するアルケニルコ
ハク酸塩と安定化ケイ酸塩を使用する技術が開示されて
いる。
【0010】しかしながら、この技術には、ケイ酸塩を
必須成分とする点において前記ケイ酸塩が持つ問題を依
然として内包し、それを避けるために種々の助剤を併用
せざるを得ない問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、硬水成分および他の塩類との反応による沈殿物
の生成やニトロソアミンの生成の無い環境に優しい防錆
液組成物を安価に提供するものである。
【0012】本発明の他の目的は、従来使用されてきた
リン酸塩およびアミン類を含むあるいはアミン類は含ま
ないがリン酸塩を含む防錆液と同等の腐食防止能力を有
し、かつリン酸塩、アミン類、ケイ酸塩、ホウ酸塩およ
び亜硝酸塩を含まない安価な水および/または水溶性有
機媒体を主成分とする防錆液組成物を安価に提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、下記
(1)〜(8)により達成される。
【0014】(1) 水および/または水溶性有機媒体
を主成分とし、リン酸塩、アミン類、ケイ酸塩、ホウ酸
塩および亜硝酸塩を含まない防錆液組成物であって、一
般式(1)、 RCH(COOX)CH2 COOY (1) (ただし、式中、Rは炭素原子数が平均で14〜24の
直鎖のまたは分岐の、アルキル基またはアルケニル基で
あり、XおよびYは各々独立に水素、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属である)で表されるアルキルまたは
アルケニルコハク酸またはその塩を必須成分とすること
を特徴とする防錆液組成物。
【0015】(2) 該防錆液に対してアルキルコハク
酸および/またはアルケニルコハク酸塩の量が0.05
〜5重量%である前記(1)に記載の防錆液組成物。
【0016】(3) さらにトリアゾール類またはイミ
ダゾール類またはその塩を含有してなる前記(1)また
は(2)に記載の防錆液組成物。
【0017】(4) 該防錆液組成物に対して、トリア
ゾールおよび/またはイミダゾール類またはその塩の量
が0.005〜1重量%である前記(1)〜(3)のい
ずれか一つに記載の防錆液組成物。
【0018】(5) pHが6〜10である前記(1)
〜(4)のいずれか一つに記載の防錆液組成物。
【0019】(6) 該水溶性有機媒体がエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロパノールおよびグリセリンよりなる
群から選ばれた少なくとも1種のものである前記(1)
〜(5)のいずれか一つに記載の防錆液組成物。
【0020】(7) 加熱媒体および/または冷却媒体
として使用される前記(1)〜(6)のいずれか一つに
記載の防錆液組成物。
【0021】(8) 自動車エンジン等の内燃機関用ラ
ジエター液またはビル等の建築構造物等の冷暖房システ
ム用熱媒体として使用される前記(7)に記載の防錆液
組成物。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、以下
に詳細に説明する。
【0023】本発明に係わる防錆液組成物中の防錆成分
は、一般式(1) RCH(COOX)CH2 COOY (1) (ただし、式中、Rは炭素原子数14〜24の直鎖のま
たは分岐の、アルキル基またはアルケニル基であり、X
およびYは各々独立に水素、アルカリ金属、例えばナト
リウム、カリウム、またはアルカリ土類金属、例えばマ
グネシウム、カルシウム等である)で表されるアルキル
またはアルケニルコハク酸またはその塩であり、具体的
には、テトラデシルコハク酸、テトラデセニルコハク
酸、ペンタデシルコハク酸、ペンタデセニルコハク酸、
ヘキサデシルコハク酸、ヘキサデセニルコハク酸、ヘプ
タデシルコハク酸、ヘプタデセニルコハク酸、オクタデ
シルコハク酸、オクタデセニルコハク酸、ノナデシルコ
ハク酸、ノナデセニルコハク酸、エイコデシルコハク
酸、エイコデセニルコハク酸、2-ドデシル-3- メチルコ
ハク酸、2-ドデシル-3- エチルコハク酸等またはその塩
が挙げられが、勿論これらに限定されるものではなく、
前記一般式で表される全ての化合物の1種または複数種
を組み合わせて用いることができる。
【0024】また、前記一般式(1)で表されるアルキ
ルまたはアルケニルコハク酸のもう一つの具体例として
は、Rの炭素原子数が平均で14〜24のプロピレンや
ブチレンを重合してなる炭素原子数分布が3〜36の範
囲にあるオレフィンと無水マレイン酸とから作られるア
ルケニル無水コハク酸またはそれらを還元して作られる
アルキル無水コハク酸の加水分解物であり、例えば商品
名アルケニル無水コハク酸PDSA−DA(三洋化成工
業株式会社製 アルケニル基Rの炭素原子数が平均で1
5の酸無水物)の加水分解物等が挙げられるが、もちろ
んこれに限定されるものではない。
【0025】上記一般式(1)で表されるアルケニルコ
ハク酸の前駆体であるアルケニル無水コハク酸の製造方
法は特に限定されるものではなく、通常一般的に用いら
れる製造法、例えば各々対応するオレフィンと無水マレ
イン酸とから米国特許第5,064,552号または特
公昭59−62580号公報、特公昭61−16049
5号公報に記載される方法に従って製造され、また同じ
くアルキルコハク酸の前駆体であるアルキル無水コハク
酸は各々対応するアルケニル無水コハク酸を還元して製
造することができる。本発明に係わる防錆液組成物にお
いては、上記アルキルまたはアルケニルコハク酸または
その塩の他にトリアゾール類および/またはイミダゾー
ル類を配合してもよい。
【0026】また、本発明に係わる防錆液組成物に配合
されるトリアゾール類の例としては、ベンゾトリアゾー
ル、トリルトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾー
ル、4,5,6,7-テトラハイドロベンゾトリアゾール、4,5,
6,7-テトラハイドロトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-
5'-メチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒド
ロキシ-5'-tert- ブチルフェニル) ベンゾトリアゾー
ル、2-(2'-ヒドロキシ-3'5'-ジ-tert-ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-4- オクトキシ
フェニル) ベンゾトリアゾール等が挙げられるが、勿論
これらに限定されるものではなく、またこれらを1種ま
たは複数種組合わせて用いることができる。同様に本発
明に係る防錆液組成物に配合されるイミダゾール類の例
としては、イミダゾール、2-メチルイミダゾール、2-エ
チル-4- メチルイミダゾール、2-フェニルイミダゾー
ル、2-ウンデシルイミダゾール、2-ヘプタデシルイミダ
ソール、1-ベンジル-2- メチルイミダゾール、2-フェニ
ル-4- メチルイミダゾール、1-シアノエチル-2- メチル
イミダゾール、1-シアノエチル-2- フェニルイミダゾー
ル、1-シアノエチル-2- エチル-4- メチルイミダゾー
ル、1-シアノエチル-2- ウンデシルイミダゾール、2-フ
ェニル-4- メチル-5- ヒドロメチルイミダゾール、2-フ
ェニ-4,5ジヒドロキシメチルイミダゾール、4-フォルミ
ルイミダゾール、2-メチル-4- フォルミルイミダゾー
ル、2-フェニル-4- フォルミルイミダゾール、4-メチル
-5- フォルミルイミダゾール、2-エチル-4- メチル-5-
フォルミルイミダゾール、2-フェニル-4- メチル-4- フ
ォルミルイミダゾール等が挙げられるが、勿論これらに
限定されるものではなく、またこれらを1種または複数
種組み合わせて用いることができる本発明の防錆液組成
物において、その必須成分である一般式(1)で表され
るアルキルまたはアルケニルコハク酸またはその塩の配
合量は、使用時において0.05〜5重量%、好ましく
は0.1〜3重量%の範囲にある。すなわち、該コハク
酸またはその塩の配合量が0.005重量%より少ない
場合には防錆効果が劣り、一方、5重量%より多い場合
にはコストが上がるだけで無駄である。
【0027】また、本発明において、必要により用いら
れるトリアゾール類および/またはイミダゾール類の配
合量は、使用時における防錆液組成物に対して0.00
5〜1重量%、好ましくは0.01〜0.5重量%の範
囲にある。すなわち、該トリアゾール類および/または
イミダゾール類の配合量が0.005重量%より少ない
場合には同じく効果が劣り、一方、1重量%より多い場
合にはコストが上るだけで無駄である。
【0028】さらに、本発明の防錆液組成物のpHは6
以上、好ましくは6〜10である。すなわち、pHが6
より低い場合にはその防錆効果が劣り、pHが10より
高い場合にはその取り扱い上における安全性の点で問題
が生じる。
【0029】さらに、本発明には、通常防錆液組成物に
おいて使用されるプルロニック系やシリコーン系消泡
剤、染料や顔料等の着色料、防腐剤、防黴剤、香料、研
磨材等の直接防錆目的以外で使用される添加剤を適宜配
合することができる。
【0030】また、本発明の組成物には、従来技術にお
いて用いられる防錆成分、例えば安息香酸、p-tert- ブ
チル安息香酸等のアルキル安息香酸塩類、セバシン酸、
ドデカン二酸、ウンデカン二酸、アゼライン酸等の脂肪
族二塩基酸塩類、2-ヒドロキシ安息香酸、マンデル酸、
ホモフタル酸等のヒドロキシル基を有する芳香族カルボ
ン酸塩類、フタル酸、テレフタル酸等の芳香族二塩基酸
塩類、シクロヘキサンカルボン酸等の脂環式カルボン酸
塩類、モリブデン酸塩、タングステン酸塩等の無機塩類
を、本発明の効果を減じない範囲で用いることができ
る。
【0031】本発明に係わる水溶性有機媒体としては、
水に可溶でかつ前記防錆成分を可溶化する能力を有する
有機媒体であればよく、特にその種別を問わないが、水
の凝固点を下げる媒体、特にエチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、メタノール、エタノール、グリセリン等
が好ましく、これらを1種または複数種組み合わせて用
いることができる。
【0032】本発明の組成物は、防錆効果を有するため
に各種の冷却媒体および/または加熱媒体として使用す
ることができ、その具体例として、自動車エンジン等の
内燃機関等の冷却液、ビル等の建築構造物等の冷暖房シ
ステム用熱媒体、モーター、ポンプ等の冷却液、化学プ
ラント等のプラントにおいて使用される冷却液またはボ
イラー等で用いられるかん水、金属や半導体の研削液お
よび研磨液等があげられる。
【0033】
【実施例】次に、実施例および比較例を挙げて本発明の
効果を詳細に説明する。
【0034】実施例1〜14 試料防錆液の調製には表1の実施例1〜14に示す組成
および配合量にしたがい、次の手順で調製した。すなわ
ち、各々対応するアルキル無水コハク酸およびアルケニ
ル無水コハク酸100重量部に10重量部の水を加えて
90℃で一時間加熱撹拌後、ロータリーエバポレーター
を用いて加熱脱水した。得られたアルキルコハク酸また
はアルケニルコハク酸と、水酸化アルカリを除く他の成
分を表1に示す量だけ混合し、最後に10%水酸化アル
カリ水溶液を用いて所定のpHに調整した。
【0035】前記で調製した防錆液を用いて、調製液を
そのまま用いた以外はJIS K−2234の7.8
「金属腐食性」の試験方法に準じて金属に対する腐食防
止性能の試験を実施した。金属腐食性の試験結果を表3
の実施例に示す。
【0036】比較例1〜6 表2の比較例1〜6に示す組成および配合量で防錆液を
調製し、得られた防錆液を用いて、実施例1〜14と同
様のJIS K−2234の7.8「金属腐食性」の試
験方法に準じて金属に対する腐食防止性能の試験を実施
した。金属腐食性の試験結果を表4の比較例に示す。
【0037】実施例15 次に、表1の実施例1,4および6および表2の比較例
2および5の防錆液組成物を用いて、JIS K−22
34の7.10「アルミニウム伝熱面腐食性」の試験方
法に準じてアルミニウム鋳物伝熱面腐食防止性能の試験
を実施した。アルミニウム伝熱面腐食性の試験結果を表
5に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】
【発明の効果】本発明の防錆液は、実施例に示すように
優れた防錆能力を有し、かつアミン類および亜硝酸塩を
含まないので、人体に有害なニトロソアミンの生成がな
く、またリン酸塩およびホウ酸塩、ケイ酸塩を含まない
ので、従来技術の問題点を安価に解消できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 俊雄 東京都港区西新橋1−4−14 東京ファイ ンケミカル株式会社内 (72)発明者 富澤 勉 東京都港区西新橋1−4−14 東京ファイ ンケミカル株式会社内 (72)発明者 阿久津 修 神奈川県川崎市川崎区千鳥町14−1 株式 会社日本触媒内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水および/または水溶性有機媒体を主成
    分とし、リン酸塩、アミン類、ケイ酸塩、ホウ酸塩およ
    び亜硝酸塩を含まない防錆液組成物であって、一般式
    (1)、 RCH(COOX)CH2 COOY (1) (ただし、式中、Rは炭素原子数が平均で14〜24の
    直鎖のまたは分岐の、アルキル基またはアルケニル基で
    あり、XおよびYは各々独立に水素、アルカリ金属また
    はアルカリ土類金属である)で表されるアルキルまたは
    アルケニルコハク酸またはその塩を必須成分とすること
    を特徴とする防錆液組成物。
  2. 【請求項2】 該防錆液に対してアルキルコハク酸およ
    び/またはアルケニルコハク酸塩の量が0.05〜5重
    量%である請求項1に記載の防錆液組成物。
  3. 【請求項3】 さらにトリアゾール類および/またはイ
    ミダゾール類またはその塩を含有してなる請求項1また
    は2に記載の防錆液組成物。
  4. 【請求項4】 該防錆液組成物に対して、トリアゾール
    および/またはイミダゾール類またはその塩の量が0.
    005〜1重量%である請求項1〜3のいずれか一つに
    記載の防錆液組成物。
  5. 【請求項5】 pHが6〜10である請求項1〜4のい
    ずれか一つに記載の防錆液組成物。
  6. 【請求項6】 該水溶性有機媒体がエチレングリコー
    ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
    プロピレングリコール、メチルアルコール、エチルアル
    コール、プロパノールおよびグリセリンよりなる群から
    選ばれた少なくとも1種のものである請求項1〜5のい
    ずれか一つに記載の防錆液組成物。
  7. 【請求項7】 加熱媒体および/または冷却媒体として
    使用される請求項1〜6のいずれか一つに記載の防錆液
    組成物。
  8. 【請求項8】 自動車エンジン等の内燃機関用ラジエタ
    ー液またはビル等の建築構造物等の冷暖房システム用熱
    媒体として使用される請求項7に記載の防錆液組成物。
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