JPH1160262A - 光ファイバ母材の製造装置 - Google Patents

光ファイバ母材の製造装置

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JPH1160262A
JPH1160262A JP22134997A JP22134997A JPH1160262A JP H1160262 A JPH1160262 A JP H1160262A JP 22134997 A JP22134997 A JP 22134997A JP 22134997 A JP22134997 A JP 22134997A JP H1160262 A JPH1160262 A JP H1160262A
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JP
Japan
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burner
sleeve
holder
boss
optical fiber
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JP22134997A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
Masataka Kin
正高 金
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1160262A publication Critical patent/JPH1160262A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01413Reactant delivery systems
    • C03B37/0142Reactant deposition burners
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/42Assembly details; Material or dimensions of burner; Manifolds or supports

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  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重管バーナの把持を確実にし、さらに、多
重管バーナの取付位置の正確な再現性を得る。 【解決手段】 多重管バーナ5に固定ナット3とスリー
ブボス2とを通しておき、多重管バーナに対してスリー
ブ1を挿入させるようにする。スリーブに対して、スリ
ーブボスを外嵌させるようにし、固定ナットをスリーブ
のねじ部1cに対してねじ込むと、スリーブボスの内周
テーパ面2aがスリーブの外周テーパ面1aを押しつけ
るようになり、スリーブの内周面が多重管バーナに圧着
して、スリーブ、スリーブボス、及び、固定ナット3を
多重管バーナに対して固定した状態になる。スリーブボ
スの拡径部2cがバーナホルダー4の壁面に当接するま
で、スリーブボスをバーナホルダーの取付孔4aに挿入
する。スリーブボスの位置決め凹部2fの位置をバーナ
ホルダーのクランプノブ4dの位置に合わせる。バーナ
ホルダーの締め付けボルト4bを締めて、多重管バーナ
をバーナホルダーに対して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にVAD(vape
r-phase axial deposition)法によって光ファイバ用母
材を形成するために用いられる光ファイバ母材の製造装
置に関し、特にバーナの取付手段に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバ母材の製造装置と
してVAD法を用いるものが知られている。このVAD
法では、図7に示すように、保護管6が被せられた反応
容器7に対し、その上部から出発棒8を挿入するように
し、上記反応容器7の下部から多重管で構成されたバー
ナ5を挿入してこの多重管バーナ5の先端を上記出発棒
8の下端に向けるようにしている。この多重管バーナ5
はバーナ把持具40に把持されて取付部9に取り付けら
れており、このバーナ把持具40による把持位置の調節
により上記多重管バーナ5の上記出発棒8に対する位置
が設定されている。そして、上記多重管バーナ5の基端
部分の分岐管5aより原料ガス(例えばSiCl4,GeCl
4等)を流入させ、この原料ガスが酸水素火炎中に導入
されて加水分解反応によりガラス微粒子を形成してい
る。この火炎中で生成された微粒子は、回転する上記出
発棒8の下端に吹き付けられ、付着堆積して光ファイバ
母材を形成するようにしている。
【0003】このような光ファイバ母材の製造に用いら
れる多重管バーナ5を把持するバーナ把持具40として
は、一般に図8に示すようにV溝41aが設けられた下
部ブロック41と、凹溝42aが設けられた上部ブロッ
ク42とを備えたものであり、上記V溝41a内に上記
多重管バーナ5を置き、この状態で上記上部ブロック4
2を締め付けボルト43,43,…で締め付けて、上記
多重管バーナ5を固定するような構造になっている。そ
して、上記多重管バーナ5は石英製であるため、上記V
溝41aにはシリコーンゴムのシートを貼り、上記多重
管バーナ5の破損を防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記VAD
法による光ファイバ母材の製造においては、多重管バー
ナ5先端の出発棒8に対する位置が、コアロッドの比屈
折率差、及び、クラッド・コア比に密接に関係すること
になる。そのため、光ファイバ母材の製造時には、上記
多重管バーナ5の位置を0.1mm単位の精度で調整し
て製造条件を決定し、製造するようにしている。ところ
が、光ファイバ母材の製造中に、上記多重管バーナ5の
先端にスートと呼ばれるシリカ粉が付着堆積することが
起きる。このスートは、上記光ファイバ母材に吹き付け
られるガラス微粒子の流れを変化させてしまい、そのま
まにしておくと上記比屈折率差、及び、クラッド・コア
比を変化させてしまうことになる。そこで、上記スート
が付着堆積した場合には、上記多重管バーナ5をバーナ
把持具40から取り外し、フッ化水素酸等で洗浄した
後、再びバーナ把持具40に取り付けて光ファイバ母材
の製造を続けるようしている。
【0005】ところが、上記従来のバーナ把持具40に
おいては、多重管バーナ5に強い締め付け力を加えるこ
とができないこと、及び、上記V溝41aにシリコーン
ゴムが貼られていること等により、多重管バーナ5の固
定を十分には行うことができない上に、その固定位置の
微調整が不能であるという問題がある。このため、上記
のように多重管バーナ5の着脱を行うと、再度取り付け
た際に上記多重管バーナ5の位置が微妙に変化してしま
い、上記比屈折率差、及び、クラッド・コア比が着脱前
の製造条件からずれてしまうという問題がある。
【0006】さらに、多重管バーナはその製作誤差によ
り、ガスの流れが周方向に異なる場合もあり、この場合
にはバーナの再取り付けの際に、バーナの周方向位置も
正確に元と同じ位置に取り付けないと、着脱前の製造条
件からずれてしまうことになる。
【0007】一方、多重管バーナをモールド把持具によ
り把持し、このモールド把持具を下部ブロックに取り付
けるようにしたバーナ把持具も提案されているが(例え
ば、実開昭62−75034号公報参照)、このものに
おいては、多重管バーナを把持するモールド材が収縮す
る際の収縮力により、多重管バーナが破損するおそれが
ある。また、モールド把持具を設けるにあたって、多重
管バーナにモールド材を複数回に分けてモールドし、モ
ールド材を徐々に固着させるようにして、モールド材の
収縮力の影響を和らげるようにすることも提案されてい
る(例えば、特開昭62−226833号公報参照)。
しかしながら、このバーナ把持具においても、モールド
形成が煩雑であるという不都合がある上に、周方向の位
置調節が困難になる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、多重管バーナ
の把持を確実にし、さらに、単純な構造で多重管バーナ
の取付位置の正確な再現性を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、出発棒に対し原料ガスを燃
焼させてガラス微粒子を吹き付ける管状バーナと、この
バーナをバーナ取付対象に対し着脱可能に取り付ける取
付手段とを備えた光ファイバ母材の製造装置を前提とし
ている。このものにおいて、上記取付手段を、上記バー
ナをその周囲から把持する中間ホルダーと、この中間ホ
ルダーを把持して上記取付対象に取り付けるバーナホル
ダーとを備えたものとする。そして、上記中間ホルダー
を、上記バーナに対しバーナの管軸方向一側から抜き差
し可能に外挿されてそのバーナの外周面に密着する筒状
スリーブと、このスリーブに対し上記管軸方向他側から
外嵌されて上記スリーブの外周面に密着するスリーブボ
スとを備えたものとする。また、上記スリーブを、横断
面形状を周方向一部において有端となるよう上記管軸方
向に延びる割り溝を有する一方、外周面に上記管軸方向
の他側から一側に向かい外径が徐々に大きくなる外周テ
ーパ面を形成するものとする。さらに、上記スリーブボ
スを、内周面に上記管軸方向の一側から他側に向かい内
径が上記外周テーパ面に対応して徐々に小さくなる内周
テーパ面を形成する構成とするものである。
【0010】上記の構成の場合、上記スリーブのバーナ
に対する位置を固定し、上記スリーブボスを上記スリー
ブに対し管軸方向他側から一側に向けて前進させること
により、内周テーパ面が外周テーパ面を径方向内側に押
圧することになる。この結果、上記バーナを破損させる
ことなく、上記スリーブがその内周面の全面で上記バー
ナの外周面の全面を強固に把持することが可能になる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、中間ホルダーを、先端がスリーブボスに対
しバーナの管軸方向に当接した状態でスリーブの外周面
に対し上記管軸方向に進退調節可能にねじ込まれた固定
ナットを備えた構成とするものである。
【0012】上記の構成の場合、上記スリーブのバーナ
に対する位置を固定し、上記固定ナットを前進させて上
記スリーブボスを上記スリーブに対し上記管軸方向他側
から一側に向けて前進させることにより、外周テーパ面
が内周テーパ面を径方向内側に押圧することになり、こ
の結果、上記スリーブがその内周面の全面でバーナの外
周面の全面を強固に把持することが可能になる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、中間ホルダーを構成するスリーブ、スリー
プボス、及び、固定ナットを耐熱性を有する合成樹脂に
より形成する構成とするものである。
【0014】上記の構成の場合、合成樹脂が有する柔軟
性のため、石英製のバーナを破損させることなく把持す
ることが可能になる。また、耐熱性を有するため中間ホ
ルダーが高温になっても中間ホルダーの変形等を防止す
ることが可能になる。さらに、上記バーナの洗浄の際
に、フッ化水素酸等の洗浄液により腐食するおそれがな
いため、スリーブ、スリープボス、及び、固定ナットを
上記バーナに固定した状態で洗浄すれば、上記バーナと
中間ホルダーとの相対位置関係は変化することがないた
め、上記バーナをバーナホルダーに対して、正確に元ど
おりの位置に取り付けることが容易になる。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、スリーブボスとバーナホルダーとの
一方又は双方には、バーナの管軸方向に直交する方向に
突出してバーナホルダーに対するスリーブボスの管軸方
向への移動を阻止する突出部を形成する構成とするもの
である。
【0016】上記の構成の場合、上記スリーブボスを上
記突出部により阻止されるまで上記バーナホルダーに対
し移動させ、固定するようにすれば、常に同じ軸方向位
置で固定されることになるため、バーナのバーナホルダ
ーに対する軸方向位置の正確な再現性を得ることが可能
になる。
【0017】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
または請求項4記載の発明において、バーナホルダーが
バーナの管軸方向に直交する方向に進退するクランプノ
ブを備え、スリーブボスの外周面には、上記クランプノ
ブの先端が挿入される位置決め凹部を形成する構成とす
るものである。
【0018】上記の構成の場合、上記スリーブボスの位
置決め凹部と、上記クランプノブとの位置を合わせて固
定するようにすれば、バーナホルダーに対して常に同じ
周方向位置で固定されることになるため、バーナのバー
ナホルダーに対する周方向位置の再現性を得ることが可
能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0020】図1及び図2は、本発明の実施形態に係る
バーナ把持具を示し、1は多重管バーナ5を把持するス
リーブ、2はこのスリーブ1を把持するスリーブボス、
3は上記スリーブ1とスリーブボス2と一体にして固定
する固定ナット、4は上記スリーブボス2を把持するバ
ーナホルダー、5は原料ガスを出発棒に吹き付ける多重
管バーナである。
【0021】上記スリーブ1は、円筒状に形成され、そ
の外周面には、管軸X方向の他側(図1のL側)から一
側(R側)に向かって、外径が徐々に大きくなる外周テ
ーパ面1aが形成されており、他側部分の外周面には、
ねじ部1bが形成されている。また、上記スリーブ1
は、上記多重管バーナ5の外径とほぼ同じ、もしくは、
上記多重管バーナ5の外径よりも僅かに大きい内径を有
し、その内周面1cは管軸X方向全長にわたり同一の内
径になっている。さらに、図3に示すように、このスリ
ーブ1の上部には微小幅の割り溝1dが形成されてお
り、この割り溝1dにより上記スリーブ1の内径が大き
くなるため、上記多重管バーナ5を上記スリーブ1内に
容易に挿入することができるようになっている。このよ
うなスリーブ1は、上記多重管バーナ5が高温になるた
め、耐熱性を有し、かつ、熱膨張係数の低い素材により
形成するのが好ましく、さらに、上記多重管バーナ5は
石英製であるため、この多重管バーナ5が破損すること
のないように柔軟性を有する素材により形成するのが好
ましい。このような素材として、耐熱性を有する合成樹
脂、例えばフッ素樹脂があり、中でもテフロン(商品
名;ポリテトラフルオロエチレン)を採用すればよい。
【0022】上記スリーブボス2は、円筒状に形成さ
れ、その内周面には、管軸X方向の一側(図1のR側)
から他側(L側)に向かい内径が上記外周テーパ面1a
に対応して徐々に小さくなる内周テーパ面2aが形成さ
れている。そして、その外周面2bには、その径方向外
方に突出した突出部としての拡径部2cが形成され、さ
らに、他端部分には外径が縮径された縮径部2dが形成
されている。上記拡径部2cと縮径部2dとの間には上
記管軸X方向に面する段差面2eが形成されており、こ
の段差面2eに上記固定ナット3の先端面3aが当接す
るようになっている。また、上記拡径部2c及び縮径部
2dを除く上記外周面2bは同一外径を有するように形
成されている。加えて、図4に示すように、上記スリー
ブボス2の外周面2bには位置決め凹部2fが形成され
ている。このようなスリーブボス2は、上記スリーブ1
と同様の素材により形成すればよい。
【0023】上記固定ナット3は、上記スリーブ1のね
じ部1bに対して螺合するようになっている。上記固定
ナット3の内周面には、図5に示すように、ねじ部3b
より大きい内径を有する凹部3cが形成されており、上
記スリーブボス2の縮径部2cが挿入されるようになっ
ている。そして、上記ナット3の先端面3aがスリーブ
ボス2の段差面2eに当接した状態でスリーブ1のねじ
部1bに対しねじ込まれて、上記スリーブボス2をスリ
ーブ1に対して相対的に上記管軸X方向の一側(R側)
に移動させることができるようになっている。このよう
な固定ナット3は、上記スリーブ1と同様の素材により
形成すればよい。
【0024】上記バーナホルダ4は、微動機構10を介
装させた状態で取付対象としての取付部9に固定される
ようになっている。そして、図6に示すように、このバ
ーナホルダ4には、上記スリーブボス2の外周面2bの
外径より僅かに大きい内径を有する取付孔4aが形成さ
れている。また、上記バーナホルダ4の側面から上記取
付孔4aに向かってスリット4bが形成されており、上
記スリーブボス2を上記取付孔4aに挿入して、上記ス
リット4b位置の上部から締め付けボルト4cを締める
ことにより、上記スリーブボス2を上記バーナホルダ4
に対して固定することができるようになっている。さら
に、上記バーナホルダ4の上面から下方に向かってクラ
ンプノブ4dが取り付けられており、その先端が上記バ
ーナホルダ4の取付孔4aの内周面から内方に突出する
ようになっている。上記クランプノブ4dの先端は、上
記スリーブボス2の位置決め凹部2fに挿入可能になっ
ている。
【0025】つぎに、上記実施形態の作用・効果を説明
する。
【0026】まず、多重管バーナ5に固定ナット3とス
リーブボス2とを上記多重管バーナ5の他側(図1のL
側)から固定ナット3、スリーブボス2の順番になるよ
うに通しておき、上記多重管バーナ5に対してスリーブ
1を外挿させて、所定の管軸X方向位置に仮止めするよ
うにする。このとき、上記スリーブ1に設けられたスリ
ット1cにより、上記スリーブ1の内径を若干大きくす
ることが可能であるため、容易に上記多重管バーナ5を
上記スリーブ1に外挿させることができる。また、上記
のスリーブ1の内径が若干大きくなることから、上記多
重管バーナ5は、上記スリーブ1に対して自由に軸方向
の移動、及び、回転させることができる。このため、上
記多重管バーナ5の軸方向、さらに、周方向位置の調整
を容易に行うことが可能になる。
【0027】次いで、上記スリーブ1に対して、上記ス
リーブボス2を外嵌させるようにし、上記固定ナット3
を上記スリーブ1のねじ部1cに対してねじ込んで管軸
X方向一側へ前進させると、上記固定ナット3の先端面
3aが上記スリーブボス2の段差面2dを押圧してこの
スリーブボス2を一側へ前進させる結果、上記スリーブ
ボス2の内周テーパ面2aが上記スリーブ1の外周テー
パ面1aを押しつけるようになる。このため、上記スリ
ーブ1の内周面1cの全面が多重管バーナ5の外周面の
全面に対して圧着して、上記多重管バーナ5を破損させ
ることなく、上記スリーブ1が上記多重管バーナ5を強
固に把持するようになる。これにより、上記スリーブ
1、スリーブボス2、及び、固定ナット3が上記多重管
バーナ5に対して固定された状態にすることができる。
【0028】さらに、上記スリーブボス2をその拡径部
2cの側壁がバーナホルダー4の後面に当接するまで、
上記バーナホルダー4の取付孔4aに他側から一側方向
に挿入させるようにする。このとき、上記スリーブボス
2の拡径部2cにより、上記スリーブボス2のバーナホ
ルダー4に対する軸方向位置を常に一定にすることがで
きる。また、上記スリーブボス2の位置決め凹部2fの
位置を上記バーナホルダー4のクランプノブ4dの位置
に合わせるようにすると、上記スリーブボス2のバーナ
ホルダー4に対する周方向位置を常に一定にすることが
できる。そして、上記バーナホルダー4に取り付けられ
た締め付けボルト4cを締めることにより、上記多重管
バーナ5をバーナホルダー4に対して固定することがで
きる。
【0029】このものにおいて、上記多重管バーナ5を
バーナ把持具から取り外して洗浄する際には、まず、上
記バーナホルダー4のクランプノブ4dを緩めてこのク
ランプノブ4dの先端を上記スリーブボス2の位置決め
凹部2fから抜くようにする。次いで、上記バーナホル
ダー4の締め付けボルト4cをゆるめて、上記スリーブ
ボス2をバーナホルダー4から取り外すようにする。そ
して、上記スリーブ1、スリーブボス2、及び、固定ナ
ット3が上記多重管バーナ5に対して固定された状態で
洗浄を行うようにする。このとき、上記スリーブ1、ス
リーブボス2、及び、固定ナット3は合成樹脂製である
ため、フッ化水素酸等による洗浄でも腐食することがな
いようになっている。そして、洗浄後は、上記スリーブ
1、スリーブボス2、及び、固定ナット3が固定された
状態の多重管バーナ5を上記バーナホルダー4の取付孔
4aに挿入して、このバーナホルダー4に固定するよう
にする。このとき、上記スリーブボス2の拡径部2cに
より軸方向位置を、また、上記スリーブボス2の位置決
め凹部2fと上記バーナホルダー4のクランプノブ4d
とにより周方向位置をそれぞれ取り外し前と同じにする
ことができる。
【0030】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
バーナホルダー4にスリット4bを形成しているが、こ
れに限らず、例えば、上記バーナホルダ4を上部ブロッ
クと下部ブロックとの2つに分かれたもののようにして
もよい。
【0031】また、上記スリーブ1、スリーブボス2、
及び、バーナホルダー4のそれぞれの接触面を研削加工
するようにしてもよい。この場合、スリーブ1の外周テ
ーパ面1a及びスリーブボス2の内周テーパ面2aを研
削加工すれば、より一層強固に多重管バーナ5を把持す
ることができる。また、スリーブボス2の外周面2b及
びバーナホルダー4の取付孔4aの内周面等を研削加工
すれば、より一層精度よく多重管バーナ5位置の再現性
を得ることができる。
【0032】さらに、上記実施形態では、スリーブ1、
スリーブボス2、及び、固定ナット3を取り外すことな
くそのままの状態で洗浄し、多重管バーナ5をバーナホ
ルダー4に再取り付けするようにしているが、これに限
らず、例えば、上記スリーブ1、スリーブボス2、及
び、固定ナット3を取り外して洗浄し、その後に、多重
管バーナ5に対して上記スリーブ1、スリーブボス2、
及び、固定ナット3を取り付けて、上記多重管バーナ5
を上記バーナホルダー4に再取り付けするようにしても
よい。この場合においても、上記スリーブ1の多重管バ
ーナ5に対する位置を元どおりにすれば、上記スリーブ
1、スリーブボス2、及び、固定ナット3により上記多
重管バーナ5を強固に把持することができるため、中間
ホルダーが上記多重管バーナ5に対して移動するような
ことはなく、多重管バーナ5位置の再現性を得ることが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における光ファイバ製造装置によれば、多重管バーナ
を破損させることなく、確実に把持することができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、固定ナットを前進さ
せることで、スリーブがその内周面の全面でバーナの外
周面の全面を強固に把持することができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明による効果に加えて、多重管バーナを破損
することなく把持することができる。また、熱による中
間ホルダーの変形を防止することが可能になる。さら
に、上記多重管バーナの洗浄の際にフッ化水素酸等の洗
浄液による腐食を防止できるため、中間ホルダーを上記
多重管バーナに固定したまま着脱・洗浄することができ
る。この結果、多重管バーナをバーナホルダーに対し
て、元どおりの位置に取り付けることを容易に実現し得
る。
【0036】また、請求項4記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加えて、多重管バーナ
のバーナホルダーに対する軸方向位置の再現性を得るこ
とができる。
【0037】さらに、請求項5記載の発明によれば、上
記請求項1または請求項4記載の発明による効果に加え
て、多重管バーナのバーナホルダーに対する周方向位置
の再現性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態のスリーブを示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施形態のスリーブボスを示す破砕斜
視図である。
【図5】本発明の実施形態の固定ナットを示す破砕斜視
図である。
【図6】本発明の実施形態のバーナホルダーを示す側面
図である。
【図7】VAD法による光ファイバ母材製造状態を示す
説明図である。
【図8】従来の多重管バーナの把持具を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 スリーブ 2 スリーブボス 3 固定ナット 4 バーナホルダー 5 多重管バーナ(バーナ) 8 出発棒 1a 外周テーパ面 1d 割り溝 2a 内周テーパ面 2c 拡径部(突出部) 2f 位置決め凹部 4d クランプノブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出発棒に対し原料ガスを燃焼させてガラ
    ス微粒子を吹き付ける管状バーナと、このバーナをバー
    ナ取付対象に対し着脱可能に取り付ける取付手段とを備
    えた光ファイバ母材の製造装置において、 上記取付手段は、上記バーナをその周囲から把持する中
    間ホルダーと、この中間ホルダーを把持して上記取付対
    象に着脱可能に取り付けるバーナホルダーとを備え、 上記中間ホルダーは、上記バーナに対しバーナの管軸方
    向一側から抜き差し可能に外挿されてそのバーナの外周
    面に密着する筒状スリーブと、このスリーブに対し上記
    管軸方向他側から外嵌されて上記スリーブの外周面に密
    着するスリーブボスとを備え、 上記スリーブは、横断面形状が周方向一部において有端
    となるよう上記管軸方向に延びる割り溝を有する一方、
    外周面に上記管軸方向の他側から一側に向かい外径が徐
    々に大きくなる外周テーパ面が形成され、 上記スリーブボスは、内周面に上記管軸方向の一側から
    他側に向かい内径が上記外周テーパ面に対応して徐々に
    小さくなる内周テーパ面が形成されていることを特徴と
    する光ファイバ母材の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 中間ホルダーは、先端がスリーブボスに対しバーナの管
    軸方向に当接した状態でスリーブの外周面に対し上記管
    軸方向に進退調節可能にねじ込まれた固定ナットを備え
    ていることを特徴とする光ファイバ母材の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 中間ホルダーを構成するスリーブ、スリーブボス、及
    び、固定ナットが耐熱性を有する合成樹脂により形成さ
    れていることを特徴とする光ファイバ母材の製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 スリーブボスとバーナホルダーとの一方又は双方には、
    バーナの管軸方向に直交する方向に突出してバーナホル
    ダーに対するスリーブボスの管軸方向への移動を阻止す
    る突出部が形成されていることを特徴とする光ファイバ
    母材の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項4において、 バーナホルダーはバーナの管軸方向に直交する方向に進
    退するクランプノブを備え、 スリーブボスの外周面には、上記クランプノブの先端が
    挿入される位置決め凹部が形成されていることを特徴と
    する光ファイバ母材の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001079126A1 (de) * 2000-04-14 2001-10-25 Heraeus Quarzglas Gmbh & Co. Kg Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines quarzglaskörpers

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