JPH1156890A - 集中監視装置及びこの装置に用いる湿度検出器並びに水分吸収体 - Google Patents
集中監視装置及びこの装置に用いる湿度検出器並びに水分吸収体Info
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- JPH1156890A JPH1156890A JP9227706A JP22770697A JPH1156890A JP H1156890 A JPH1156890 A JP H1156890A JP 9227706 A JP9227706 A JP 9227706A JP 22770697 A JP22770697 A JP 22770697A JP H1156890 A JPH1156890 A JP H1156890A
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- centralized monitoring
- patient
- sensor
- monitoring device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 寝たきり患者等の排尿状態を迅速に検知して
看護者に知らせる集中監視装置及びこの装置に用いる湿
度検出器と水分吸収体を得る。 【解決手段】 患者の襁褓内に湿度検出器（センサ）１
２ａ，１２ｂを装着し、ベッドに配設したフレキシブル
アンテナ８を介して発振回路２３からフレキシブルアン
テナ８内に所定の発振周波数の電流を供給し、所定周波
数の電界を発生させ、センサ１２ａ，１２ｂと誘導的に
結合同調させる。センサ１２ａ，１２ｂに水分が吸着さ
れると離調して、発振回路２３の出力が変動する。この
変動を検出して看護者に通報する。
看護者に知らせる集中監視装置及びこの装置に用いる湿
度検出器と水分吸収体を得る。 【解決手段】 患者の襁褓内に湿度検出器（センサ）１
２ａ，１２ｂを装着し、ベッドに配設したフレキシブル
アンテナ８を介して発振回路２３からフレキシブルアン
テナ８内に所定の発振周波数の電流を供給し、所定周波
数の電界を発生させ、センサ１２ａ，１２ｂと誘導的に
結合同調させる。センサ１２ａ，１２ｂに水分が吸着さ
れると離調して、発振回路２３の出力が変動する。この
変動を検出して看護者に通報する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は寝たきり患者等の集
中監視に用いて有効な集中監視装置及びこの装置に用い
る湿度検出器並びに水分吸収体に関する。
中監視に用いて有効な集中監視装置及びこの装置に用い
る湿度検出器並びに水分吸収体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から病院等では患者に対して、医者
や看護婦等の医療スタッフが患者の容体を観察、記録す
るために手術室、手術後の麻酔からさめるまで患者を収
容する回復室、ＩＣＵ（重症患者集中治療室）、ＣＣＵ
（急性心筋梗塞などの集中治療部）、分娩室、高圧酸素
室等では患者集中監視装置が広く用いられている。
や看護婦等の医療スタッフが患者の容体を観察、記録す
るために手術室、手術後の麻酔からさめるまで患者を収
容する回復室、ＩＣＵ（重症患者集中治療室）、ＣＣＵ
（急性心筋梗塞などの集中治療部）、分娩室、高圧酸素
室等では患者集中監視装置が広く用いられている。
【０００３】上述の患者集中監視装置で監視する生体情
報は患者の疾病の種類によって異なるが一般的には常
時、記録・監視されている生体情報は心電図、心拍数、
呼吸数、体温等がある。
報は患者の疾病の種類によって異なるが一般的には常
時、記録・監視されている生体情報は心電図、心拍数、
呼吸数、体温等がある。
【０００４】この様な患者集中監視装置は上述のＩＣＵ
等で濃厚な治療を連続的に必要とする患者を１箇所に集
めて効果的に治療を行なっている。この患者集中監視装
置は普通、複数の各患者のベット側に置いて常時、心電
図、心拍数等を監視するベッドサイドモニタとナースス
テーション等の医療スタッフが常駐している場所に置か
れ、各ベッドサイドモニタから伝送されて来る各種の生
体情報を１箇所に集中させて、重症患者を一括して監視
するセントラルモニタから構成されている。
等で濃厚な治療を連続的に必要とする患者を１箇所に集
めて効果的に治療を行なっている。この患者集中監視装
置は普通、複数の各患者のベット側に置いて常時、心電
図、心拍数等を監視するベッドサイドモニタとナースス
テーション等の医療スタッフが常駐している場所に置か
れ、各ベッドサイドモニタから伝送されて来る各種の生
体情報を１箇所に集中させて、重症患者を一括して監視
するセントラルモニタから構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の集中監視装置は
上述の様に多くの生体情報を得るために複数のトランス
ジューサや電極を患者に装着させなければならず、その
数を出来るだけ少なくし、小型軽量化が図られ、更に医
用テレメータ等ではワイヤレス化も図られているが、こ
れらは病気の治療を行なうための監視であり、センサ等
には電源から所定電圧を印加する必要があり、一般病室
等では用いられることはなく、看護婦等が各患者の容体
を観察し、その容体を記録し、適切な処置をとっている
のが現状である。
上述の様に多くの生体情報を得るために複数のトランス
ジューサや電極を患者に装着させなければならず、その
数を出来るだけ少なくし、小型軽量化が図られ、更に医
用テレメータ等ではワイヤレス化も図られているが、こ
れらは病気の治療を行なうための監視であり、センサ等
には電源から所定電圧を印加する必要があり、一般病室
等では用いられることはなく、看護婦等が各患者の容体
を観察し、その容体を記録し、適切な処置をとっている
のが現状である。
【０００６】更に、一般病室や老人ホーム等での寝たき
りで意志疎通を欠く患者等の看護では患者の失尿、排尿
等の介助が医療スタッフにとって大きな負担となってい
る。
りで意志疎通を欠く患者等の看護では患者の失尿、排尿
等の介助が医療スタッフにとって大きな負担となってい
る。
【０００７】この様な患者に対して看護婦が一定時間に
一斉に各患者を見回って襁褓の交換等を行えば一見効率
的であるが、患者にとっては排尿後、所定時間経過後に
交換が行なわれて苦痛が多く、プライバシーを侵害す
る、又看護婦側にも肉体的、精神的に大きな負担を強い
る等の多くの問題があった、又、湿度検出器に所定の電
源電圧を供給する様なものでは排尿等で感電する恐れも
あった。
一斉に各患者を見回って襁褓の交換等を行えば一見効率
的であるが、患者にとっては排尿後、所定時間経過後に
交換が行なわれて苦痛が多く、プライバシーを侵害す
る、又看護婦側にも肉体的、精神的に大きな負担を強い
る等の多くの問題があった、又、湿度検出器に所定の電
源電圧を供給する様なものでは排尿等で感電する恐れも
あった。
【０００８】本発明は叙上の問題点を解消した集中監視
装置及びこの装置に用いる湿度検出器並びに水分吸収体
を提供しよとするものであり、発明が解決しようとする
課題は患者の排尿、発汗状態をリアルタイムにキャッチ
し、この検出信号を直ちにナースステーションに通報す
ることが出来る集中監視装置及びこの装置に用いる電源
電圧を必要としない湿度検出器（以下センサと記す）並
びにこのセンサを内蔵した襁褓等の水分吸収体を得よう
とするものである。
装置及びこの装置に用いる湿度検出器並びに水分吸収体
を提供しよとするものであり、発明が解決しようとする
課題は患者の排尿、発汗状態をリアルタイムにキャッチ
し、この検出信号を直ちにナースステーションに通報す
ることが出来る集中監視装置及びこの装置に用いる電源
電圧を必要としない湿度検出器（以下センサと記す）並
びにこのセンサを内蔵した襁褓等の水分吸収体を得よう
とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の集中監視装置は
被監視者の生体状態変化を検出して、集中監視室側で被
監視者の集中監視を行なう様に成された集中監視装置に
於いて、被監視者の生体状態変化を検出する検出手段
と、この検出手段からの検出信号を電気的又は磁気的誘
導により誘起させる誘導手段とを有し、誘導手段より誘
起した誘起信号を増幅して監視室側の記録又は／及び表
示又は／及び警報手段によって被監視者の生体状態変化
を監視して成るものである。
被監視者の生体状態変化を検出して、集中監視室側で被
監視者の集中監視を行なう様に成された集中監視装置に
於いて、被監視者の生体状態変化を検出する検出手段
と、この検出手段からの検出信号を電気的又は磁気的誘
導により誘起させる誘導手段とを有し、誘導手段より誘
起した誘起信号を増幅して監視室側の記録又は／及び表
示又は／及び警報手段によって被監視者の生体状態変化
を監視して成るものである。
【００１０】本発明のセンサはフィルム状基板に誘導性
又は／及び容量性の共振回路を形成したものである。
又は／及び容量性の共振回路を形成したものである。
【００１１】更に、本発明の襁褓等の水分吸収体は緩褥
体より成る水分吸収パットにセンサを配設させて成るも
のである。
体より成る水分吸収パットにセンサを配設させて成るも
のである。
【００１２】本発明の集中監視装置及びこの装置に用い
るセンサ並びに水分吸収体によれば複数の患者の排尿、
発汗状態を同時に監視することが出来、発汗状態等は測
定値が設定された所定の値を越えた時に警報を発する様
に成すことで患者に不快な思いをさせずに直ちに襁褓交
換等が行なえる。然もセンサは使い捨て可能な廉価に構
成出来る。更に襁褓等の水分吸収パットにセンサを貼着
させて置けばセンサを貼付ける手間を省くことが出来て
直ちに患者の襁褓交換が可能な水分吸収体が得られる。
るセンサ並びに水分吸収体によれば複数の患者の排尿、
発汗状態を同時に監視することが出来、発汗状態等は測
定値が設定された所定の値を越えた時に警報を発する様
に成すことで患者に不快な思いをさせずに直ちに襁褓交
換等が行なえる。然もセンサは使い捨て可能な廉価に構
成出来る。更に襁褓等の水分吸収パットにセンサを貼着
させて置けばセンサを貼付ける手間を省くことが出来て
直ちに患者の襁褓交換が可能な水分吸収体が得られる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の集中監視装置の一
例を図１乃至図７を用いて詳記する。
例を図１乃至図７を用いて詳記する。
【００１４】図１乃至図７に於いて、図１は本発明の集
中監視装置の一例の系統図を示すものであり、図２は同
様の他の系統図を示し、図３は本発明の集中監視装置の
全体的構成図、図４は集中監視装置に使用するアンテナ
の配置状態図、図５は集中監視装置に使用する患者が装
着する各種の湿度検出器（センサ）を、図６はフレキシ
ブルアンテナを、図７は水分吸収体の斜視図を示してい
る。
中監視装置の一例の系統図を示すものであり、図２は同
様の他の系統図を示し、図３は本発明の集中監視装置の
全体的構成図、図４は集中監視装置に使用するアンテナ
の配置状態図、図５は集中監視装置に使用する患者が装
着する各種の湿度検出器（センサ）を、図６はフレキシ
ブルアンテナを、図７は水分吸収体の斜視図を示してい
る。
【００１５】図１及び図２の本発明の系統図を説明する
に先立ち、図３及び図４を用いて、本発明の全体的な構
成を説明する。
に先立ち、図３及び図４を用いて、本発明の全体的な構
成を説明する。
【００１６】図３は老人ホームや病院等の一般の病室１
と窓ガラス６等を通して病室１内の目視による監視が監
視者３によって可能になれたナースステーション２とか
ら成り、病室１内には寝たきりの痴呆老人等の複数の患
者が一箇所に収容され、夫々のベッド１０上に寝かされ
ている。
と窓ガラス６等を通して病室１内の目視による監視が監
視者３によって可能になれたナースステーション２とか
ら成り、病室１内には寝たきりの痴呆老人等の複数の患
者が一箇所に収容され、夫々のベッド１０上に寝かされ
ている。
【００１７】ナースステーション２内には調整卓４上に
備えられた表示装置５を有する。
備えられた表示装置５を有する。
【００１８】この表示装置５は陰極線管（ＣＲＴ）或は
液晶表示装置（ＬＣＤ）等であってもよいが、図４にそ
の表面パネルが示されている様に部屋番号毎にベッド番
号や患者名が書かれた複数の発光ダイオード、ＥＬパネ
ル、ランプ等の発光素子１３をマトリックス状に並設さ
せたものでよく、これら発光素子１３で患者９の排尿に
よる襁褓交換状態を表示する。
液晶表示装置（ＬＣＤ）等であってもよいが、図４にそ
の表面パネルが示されている様に部屋番号毎にベッド番
号や患者名が書かれた複数の発光ダイオード、ＥＬパネ
ル、ランプ等の発光素子１３をマトリックス状に並設さ
せたものでよく、これら発光素子１３で患者９の排尿に
よる襁褓交換状態を表示する。
【００１９】調整卓４には記録装置４ａや警報装置４ｂ
を含み記録装置４ａのプリンタ等ではタイマやカウンタ
を介して患者９の排尿回数や発汗回数等を一元管理す
る。
を含み記録装置４ａのプリンタ等ではタイマやカウンタ
を介して患者９の排尿回数や発汗回数等を一元管理す
る。
【００２０】ナースステーション２内の調整卓４の出力
端は信号中継装置１４を介して図４に示す様に患者９毎
に配設された複数のフレキシブルアンテナ８に接続され
ている。
端は信号中継装置１４を介して図４に示す様に患者９毎
に配設された複数のフレキシブルアンテナ８に接続され
ている。
【００２１】このフレキシブルアンテナ８はベッド１０
のシーツ１５の下側或はマット内に配設される。
のシーツ１５の下側或はマット内に配設される。
【００２２】この配設位置は患者９の臀部近傍に配設す
るを可とし、フレキシブルアンテナ８は図３に示す様に
各患者毎に信号中継装置１４を介して並列的に接続され
ている。信号中継装置１４は前記した調整卓４に接続さ
れ、調整卓４内には後述するも発振回路を有し、この発
振回路からの発振出力をフレキシブルアンテナ８に供給
する様に成されている。
るを可とし、フレキシブルアンテナ８は図３に示す様に
各患者毎に信号中継装置１４を介して並列的に接続され
ている。信号中継装置１４は前記した調整卓４に接続さ
れ、調整卓４内には後述するも発振回路を有し、この発
振回路からの発振出力をフレキシブルアンテナ８に供給
する様に成されている。
【００２３】フレキシブルアンテナ８は図６に示す様に
略々直径約３００φ程度のループ状に成されたアンテナ
部分は偏平と成され、シーツ又はマット１５上に突出し
ない構成と成され、ループ状のアンテナ部分の両端から
導出したワイヤは接栓１６に接続され図示しないが信号
中継装置１４に設けた接栓座に嵌着される。
略々直径約３００φ程度のループ状に成されたアンテナ
部分は偏平と成され、シーツ又はマット１５上に突出し
ない構成と成され、ループ状のアンテナ部分の両端から
導出したワイヤは接栓１６に接続され図示しないが信号
中継装置１４に設けた接栓座に嵌着される。
【００２４】患者９が装着する紙の襁褓等から成る水分
吸収部材１１には図７に示す様にセンサ１２を貼着する
か緩褥体の水分吸収パット１７内に埋め込む様に成され
ている。
吸収部材１１には図７に示す様にセンサ１２を貼着する
か緩褥体の水分吸収パット１７内に埋め込む様に成され
ている。
【００２５】上述の説明ではナースステーション２にあ
る表示装置５で襁褓１１の交換を示す表示を点灯させる
場合を説明したが、看護婦等の監視者３が隔壁に設けた
ガラス窓６等を介して病室１内が見渡せる場合は信号中
継装置１４からの検知信号を各患者のベッド１０の手摺
り等に図３の様に配設した襁褓の交換表示灯７に供給す
るようにしてもよい。
る表示装置５で襁褓１１の交換を示す表示を点灯させる
場合を説明したが、看護婦等の監視者３が隔壁に設けた
ガラス窓６等を介して病室１内が見渡せる場合は信号中
継装置１４からの検知信号を各患者のベッド１０の手摺
り等に図３の様に配設した襁褓の交換表示灯７に供給す
るようにしてもよい。
【００２６】以下、図１及び図２並びに図５に基づいて
本発明の集中監視装置を説明する。
本発明の集中監視装置を説明する。
【００２７】図１で用いるセンサ１２ａは図５Ａ及び図
５Ａ′の正面及び側面図に示す様に紙又はフィルム等の
シール基材１９の一方の面にスパイラル状のコイル２０
を銅等でパターニングし、他方の面には全面に銅等の金
属を蒸着させた金属膜２１を形成し、コイル２０のパタ
ーニング部と金属膜２１間に形成されたコンデンサ２２
に基づいてインダクタンスＬ及びキャパシタＣから成る
並列共振回路を形成する。
５Ａ′の正面及び側面図に示す様に紙又はフィルム等の
シール基材１９の一方の面にスパイラル状のコイル２０
を銅等でパターニングし、他方の面には全面に銅等の金
属を蒸着させた金属膜２１を形成し、コイル２０のパタ
ーニング部と金属膜２１間に形成されたコンデンサ２２
に基づいてインダクタンスＬ及びキャパシタＣから成る
並列共振回路を形成する。
【００２８】この様なセンサ１２ａは上記した様に患者
９の襁褓１１に貼着され、患者９が装着している。図６
で詳記したフレキシブルアンテナ８はベッド１０のシー
ツ１５の下側に配設され、信号中継装置１４を介して発
振回路２３からの発振出力信号はフレキシブルアンテナ
８に供給される。
９の襁褓１１に貼着され、患者９が装着している。図６
で詳記したフレキシブルアンテナ８はベッド１０のシー
ツ１５の下側に配設され、信号中継装置１４を介して発
振回路２３からの発振出力信号はフレキシブルアンテナ
８に供給される。
【００２９】発振回路２３は直流電圧源２６を介して所
定周波数で発振させて特定の周波数の電界を形成させ
る。
定周波数で発振させて特定の周波数の電界を形成させ
る。
【００３０】フレキシブルアンテナ８のインダクタンス
Ｌ1 内に流れる電流ｉ1 によってセンサ１２ａのＬＣ共
振回路側に生ずる電圧ｖ2 は相互誘導係数をＭとすれば
ｖ2＝ωＭｉ2 であり、ＬＣ共振回路の電流ｉ2 は内部
抵抗を無視すれば次式で表せる。
Ｌ1 内に流れる電流ｉ1 によってセンサ１２ａのＬＣ共
振回路側に生ずる電圧ｖ2 は相互誘導係数をＭとすれば
ｖ2＝ωＭｉ2 であり、ＬＣ共振回路の電流ｉ2 は内部
抵抗を無視すれば次式で表せる。
【００３１】ここで となる様に通常のカップル状態で同調がとれる様に選択
されている。
されている。
【００３２】上述の同調状態はフレキシブルアンテナ８
とセンサ１２ａの距離が５０ｃｍ以内で同調状態が保て
る。従って、患者９がベッド１０から離れる場合は発振
回路２３への直流電圧源２６からの電圧をスイッチ３０
を介して「オフ」状態にする等の処理が必要である。
とセンサ１２ａの距離が５０ｃｍ以内で同調状態が保て
る。従って、患者９がベッド１０から離れる場合は発振
回路２３への直流電圧源２６からの電圧をスイッチ３０
を介して「オフ」状態にする等の処理が必要である。
【００３３】電源スイッチ３０を「オン」状態にセット
時には患者がベッドより落下した状態、或いは痴呆症患
者の徘徊状態の監視に用いることも出来る。
時には患者がベッドより落下した状態、或いは痴呆症患
者の徘徊状態の監視に用いることも出来る。
【００３４】上述の同調状態にあったセンサ１２ａに患
者９の排尿や発汗が成されて濡れるとセンサ１２ａの共
振回路が離調して、式の同調条件がくずれる。この様
な離調状態では発振回路２３の出力レベルが変動する。
者９の排尿や発汗が成されて濡れるとセンサ１２ａの共
振回路が離調して、式の同調条件がくずれる。この様
な離調状態では発振回路２３の出力レベルが変動する。
【００３５】この発振回路２３のレベル変動を発振出力
変動検出回路２４で検出するこの発振出力変動検出回路
２４の出力はオペアンプ等の増幅回路２５等を介して増
幅され、増幅回路２５の出力は表示駆動用のオペアンプ
２７及びアラーム駆動回路２９に供給されて、表示装置
５のＬＥＤ２８を点灯させると共に警報装置４ｂのアラ
ームを鳴動させる。
変動検出回路２４で検出するこの発振出力変動検出回路
２４の出力はオペアンプ等の増幅回路２５等を介して増
幅され、増幅回路２５の出力は表示駆動用のオペアンプ
２７及びアラーム駆動回路２９に供給されて、表示装置
５のＬＥＤ２８を点灯させると共に警報装置４ｂのアラ
ームを鳴動させる。
【００３６】図２に示す構成のセンサ１２ｂは図５Ｂ及
び図５Ｂ′の平面図及び側面図に示す様なコンデンサ２
２及び抵抗３９から成るＲＣ共振回路を形成する。
び図５Ｂ′の平面図及び側面図に示す様なコンデンサ２
２及び抵抗３９から成るＲＣ共振回路を形成する。
【００３７】即ち、図５Ｂ及び図５Ｂ′の様に紙又はフ
ィルムから成るシール基材１９の両面に印刷或は蒸着等
で金属膜２１ａ及び２１ｂを形成すると共に表裏の金属
膜２１ａ及び２１ｂの電極３８間に印刷又は蒸着抵抗或
はチップ抵抗等を貼着させてＲＣ共振回路が内蔵された
センサ１２ｂを構成する。
ィルムから成るシール基材１９の両面に印刷或は蒸着等
で金属膜２１ａ及び２１ｂを形成すると共に表裏の金属
膜２１ａ及び２１ｂの電極３８間に印刷又は蒸着抵抗或
はチップ抵抗等を貼着させてＲＣ共振回路が内蔵された
センサ１２ｂを構成する。
【００３８】このセンサは襁褓１１内に装着される。フ
レキシブルアンテナ８とセンサ１２ｂとの相互誘導は図
１の様に電磁的でなく容量的にカップリングされる。
レキシブルアンテナ８とセンサ１２ｂとの相互誘導は図
１の様に電磁的でなく容量的にカップリングされる。
【００３９】発振回路２３及び発振出力変動検出回路２
４は図１と同様に動作する。
４は図１と同様に動作する。
【００４０】発振出力変動検出回路２４からの検出出力
はボルテージホロワ回路等を介して、オペアンプ等の非
反転増幅回路で増幅されるインターフェイス回路３１を
介してアナログ−デジタル変換回路（ＡＤＣ）３２でデ
ジタルデータに変換し、マイクロコンピュータ（ＣＰ
Ｕ）３３に供給され、ＣＰＵ３３はナースステーション
２内の表示装置（ＣＲＴ）５上に患者９の排尿或は発汗
状態を知らせるデータを表示させ、プリンタ等の記録装
置４ａに患者別の排尿回数等のデータを記録、集計す
る。尚、３５及び３６はＣＰＵ３３に付随のＲＯＭ及び
ＲＡＭ等のメモリ手段、３４はテンキー等を含む操作部
で患者名の入力等に用いられる。
はボルテージホロワ回路等を介して、オペアンプ等の非
反転増幅回路で増幅されるインターフェイス回路３１を
介してアナログ−デジタル変換回路（ＡＤＣ）３２でデ
ジタルデータに変換し、マイクロコンピュータ（ＣＰ
Ｕ）３３に供給され、ＣＰＵ３３はナースステーション
２内の表示装置（ＣＲＴ）５上に患者９の排尿或は発汗
状態を知らせるデータを表示させ、プリンタ等の記録装
置４ａに患者別の排尿回数等のデータを記録、集計す
る。尚、３５及び３６はＣＰＵ３３に付随のＲＯＭ及び
ＲＡＭ等のメモリ手段、３４はテンキー等を含む操作部
で患者名の入力等に用いられる。
【００４１】上述の各実施例ではＬＣ共振回路及びＲＣ
共振回路を用いたセンサを説明したが、シール基材１９
内に磁場の変化に応答する様な磁気抵抗素子等を内蔵さ
せて磁場の変化を監視させる様にしてもよい。
共振回路を用いたセンサを説明したが、シール基材１９
内に磁場の変化に応答する様な磁気抵抗素子等を内蔵さ
せて磁場の変化を監視させる様にしてもよい。
【００４２】
【発明の効果】本発明の集中監視装置及びこれに用いる
センサ及び水分吸収体によれば患者の排尿や発汗をリア
ルタイムに検出し、ナースステーションに通報すること
で、看護者の負担を軽減し、患者も快適な入院生活が送
れる様に成り、施設側の省力化にも役立つ集中監視装置
が得られ、更に湿度検出器としてのセンサは電池等の電
源を必要とせず、水に濡れても安全なものが得られ、紙
おむつ生理帯等の襁褓から成る水分吸収部材はセンサを
付着させても嵩張らないものが得られる。
センサ及び水分吸収体によれば患者の排尿や発汗をリア
ルタイムに検出し、ナースステーションに通報すること
で、看護者の負担を軽減し、患者も快適な入院生活が送
れる様に成り、施設側の省力化にも役立つ集中監視装置
が得られ、更に湿度検出器としてのセンサは電池等の電
源を必要とせず、水に濡れても安全なものが得られ、紙
おむつ生理帯等の襁褓から成る水分吸収部材はセンサを
付着させても嵩張らないものが得られる。
【図１】本発明の集中監視装置の系統図である。
【図２】本発明の集中監視装置の他の系統図である。
【図３】本発明の集中監視装置の構成図である。
【図４】本発明に用いるアンテナ配置状態図である。
【図５】本発明に用いるセンサの構成図である。
【図６】本発明に用いるアンテナの斜視図である。
【図７】本発明に用いる水分吸収体の斜視図である。
５…表示装置、８…フレキシブルアンテナ、１２，１２
ａ，１２ｂ…湿度検出器（センサ）、２３…発振回路、
２４…発振出力変動検出回路
ａ，１２ｂ…湿度検出器（センサ）、２３…発振回路、
２４…発振出力変動検出回路
Claims (5)
- 【請求項１】 被監視者の生体状態変化を検出して、集
中監視室側で該被監視者の集中監視を行なう様に成され
た集中監視装置に於いて、 上記被監視者の生体状態変化を検出する検出手段と、 上記検出手段からの検出信号を電気的又は磁気的誘導に
より誘起させる誘導手段とを有し、 上記誘導手段より誘起した誘起信号を増幅して上記監視
室側の記録又は／及び表示又は／及び警報手段によって
上記被監視者の生体状態変化を監視して成ることを特徴
とする集中監視装置。 - 【請求項２】 前記検出手段は前記被監視者の湿度変化
状態を監視して成ることを特徴とする請求項１記載の集
中監視装置。 - 【請求項３】 フィルム状基板に誘導性又は／及び容量
性の共振回路を形成したことを特徴とする湿度検出器。 - 【請求項４】 前記フィルム基板上の一方の面にコイル
を形成し、他方の面に金属膜を形成して成ることを特徴
とする請求項３記載の湿度検出器。 - 【請求項５】 緩褥体よりなる水分吸収パットに湿度検
出器を配設させて成ることを特徴とする水分吸収体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227706A JPH1156890A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 集中監視装置及びこの装置に用いる湿度検出器並びに水分吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9227706A JPH1156890A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 集中監視装置及びこの装置に用いる湿度検出器並びに水分吸収体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1156890A true JPH1156890A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16865082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9227706A Pending JPH1156890A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | 集中監視装置及びこの装置に用いる湿度検出器並びに水分吸収体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1156890A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-08-25 JP JP9227706A patent/JPH1156890A/ja active Pending
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