JPH1156721A

JPH1156721A - 「電気掃除機の吸引ノズルと吸引ノズルの接続パイプについて」

Info

Publication number: JPH1156721A
Application number: JP26077997A
Authority: JP
Inventors: Masaharu Arimitsu; 正治・有満美智子有満; Michiko Arimitsu
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1997-08-20
Filing date: 1997-08-20
Publication date: 1999-03-02

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】吸引ノズルと接続パイプの型と構造を変
え、従来の電気掃除機の吸引ノズルより、手軽に使い易
く掃除ができるものを提供する。【解決手段】吸引ノズル１と接続パイプ２を各々の円
形部分で噛み合わせつなぎ、一本の棒状にし、掃除に必
要な９０度の範囲で角度が変わるようにし内部では吸引
された空気の流れを図ることができるようにした。この
ことにより、掃除のしにくかったところまで作業がしや
すくなった。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本案は、電気掃除機の吸引ノ
ズルと吸引ノズルの接続パイプに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

（イ）従来の電気掃除機の吸引ノズルと吸引ノズルの接
続パイプを真上から見ると、ローマ字のＴの字の形をし
ていて、このＴの字型の吸引ノズルを床面にあて、前後
に動かし、埃を吸い込む機能であるが、重たいうえに吸
引口の幅が広いため、その幅より狭い所、隙間、隅々の
掃除は吸引ノズルの付属品と付け替えるか、物を移動さ
せるかしないと掃除ができない。又、付属品はあるもの
の床面より上に置いてある様々な物の上部の埃や壁面の
埃を手軽に使い易く掃除できる吸引ノズルが見受けられ
ない。（ロ）従来の電気掃除機の改良点は、吸引ノズルをもっ
と使い易くすることにある。前述のＴの字型であること
が掃除をしにくくしている。即ち、市販の電気掃除機の
吸引ノズルの幅は、家庭用で約２５センチ〜３０センチ
程あり、この幅より狭い所、隙間、隅々に吸引ノズルが
入らないためである。吸引ノズルの幅が広くて重たいの
と前後に動かすだけであるのと、使用するのに窮屈な構
造（角度の変わる範囲が狭い）のため、思うように掃除
が出来ない。そのため掃除のしにくい所や、出来ない箇
所が残る。（ハ）従来の吸引ノズルでは、掃除のしにくい所は、つ
い面倒になり掃除が行き届かなくなる。従来の吸引ノズ
ルでは建物内に物が複雑に置かれている状態に機能でき
ていない面がある。（ニ）床面の上に置いてある様々な物の上部や壁面の掃
除に使える吸引ノズルが見受けられない。付属品はある
が吸口が小さいため、広い面は埃を吸いとった面に邑が
出来やすいので手間がかかり機能的に充分とは言えな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本案は従来の吸引ノズ
ルと吸引ノズルの接続パイプの型と構造を変えることに
より、従来の吸引ノズルで掃除できる所はもとより、掃
除のしにくかった所まで比較的手軽に使い易く掃除でき
ることを目的に考案した。床用と棚用の二種類をつく
り、可能な限り細くて軽い棒状にし、吸引ノズルと吸引
ノズルの接続パイプは各々円形部分で噛み合わせつな
ぎ、内部では接続パイプ（２）のドラムの側面から吸引
された空気は流入する。こうすることによって、接続パ
イプ（２）は掃除に必要な９０度の角度の範囲を確保し
なから、空気のながれを図ることができる。先ず床用
は、（イ）床用吸引ノズル（１）｛以下、「吸引ノズル
（１）」という｝と接続パイプ（２）の円形部分を各々
噛み合わせつなぎ、９０度の範囲で角度が変わるように
する。噛み合わせの部分は外部から空気が流入しない構
造にする。（ロ）吸引ノズル（１）がフラフラしないように、しっ
かり噛み合わす構造にすると共に軽いタッチで小刻みに
角度を変えられるよう吸引ノズル（１）側に歯止めのツ
メを、接続パイプ（２）のドラムの一部に歯車をつけ、
そのつど安定した角度に変化できるようにする。（ハ）上から押しても充分耐えられる材質と強さにす
る。（ニ）吸引ノズル（１）の内部は吸引された空気が流れ
やすい構造にし、接続パイプ（２）のドラムの側面（太
鼓で言えば皮を張ってある面）から吸引された空気が流
れてゆく。

【選択図６】（ホ）吸引ノズル（１）から接続パイプ（２）へ吸引さ
れた空気の流れを図るには左右両端から

【選択図６】と中央から左右へ

【選択図７】との二通りの作り方がある。（ヘ）材質は主に従来使用されている合成樹脂系素材を
使用するが、吸引ノズル（１）と接続パイプ（２）の円
形部分及び、その周りは強度を必要とするので、錆のこ
ない金属を使用することもできる。（ト）主に左右に動かすため、吸引ノズル（１）のキャ
スターはラグビーボール状の長円型にし、キャスターは
左右に転がり前後には滑るようにする。（チ）接続パイプ（２）の手元側は、どのメーカーの掃
除機のパイプにも接続できる（但し、特殊な接続方式の
パイプは除く）パイプ状にしこれと従来のパイプとをつ
なぐようにする。（リ）出願の図を基本に、電気掃除機本体の吸引力に応
じ、大小のサイズ及び角型、丸型、曲線的な型など色々
なデザインに加工できる。又

【選択図８】のような少し型の違った吸引ノズルも作る
ことができる。（ヌ）従来のＴの字型をした吸引ノズルに応用すれば、
角度の変わる範囲を拡げることができるのでいくらかは
使い易くなる。次に棚用は、（イ）前述の床用の（イ）〜（ヘ）まで、棚用もほとん
ど同じとする。（ロ）接続パイブ（２）の手元側にホースの入ったラセ
ン状フレキシブルパイプ（４）を取り付け、更にその手
元側にどこのメーカーのパイプにも接続できる（但し、
特殊接続方式のパイプは除く）つぎ手パイプ（５）を取
り付け、これと従来のパイプつなぐようにする。

【選択図９】（ハ）棚用吸引ノズル（３）｛以下「吸引ノズル
（３）」という｝と接続パイプ（２）との角度が直角に
セットされ手元側のつぎ手パイプ（５）を９０度差し替
えると壁面部分の掃除ができ、それ以外の角度の時は物
の上部などの掃除ができる。以上述べたことは床用、棚用、ともに業務用もザイズが
異なるだけで、型、構造など家庭用と同様とする。

【０００４】

【発明が課題を解決するための手段】

（イ）床用は従来の吸引ノズルと接続パイプを取り外し
接続パイプ（２）の手元側を電気掃除機のパイプに装着
し左右、又は前後に動かし使用する。（ロ）棚用は従来の吸引ノズルと接続パイプを取り外し
つぎ手パイプ（５）の手元側を電気掃除機のパイプに装
着し左右、又は前後に動かし使用する。この際ラセン状
フレキシブルパイプ（４）を適宜曲げ掃除のしやすい角
度を保つ。

【選択図９】

【０００５】

【発明実施の形態】以上の構成によって床用は吸引ノズ
ル（１）と接続パイプ（２）が棒状で折れ曲かるため掃
除のしにくい所まで入り使い易い。棚用は吸引ノズル
（３）と接続パイプ（２）を真上から見ると棒状である
が、側面から見ると吸引ノズル（３）の上半分に接続パ
イプ（２）が重なり９０度の範囲で角度が変わる。吸引
ノズル（３）と接続パイプ（２）が直角にセットされて
いる時は壁に面した所を、それ以外の角度の時は棚の上
部や様々な物の上部、目の高さより高い所の上部もラセ
ン状フレキシブルパイプ（４）を適宜曲げ掃除のしにく
かった所まで作業できる。

【０００６】

【実施例】床用は、（イ）単純な床面（タタミ、フローリング、ジュータ
ン、ローカ）階段などは主に左右に動かし、狭い所、隙
間、隅々、机、椅子など脚の多い所も吸引ノズル（１）
の幅で入るところは、その都度従来の吸引ノズルの時ほ
ど物を動かしたり、付属品を付け替えたりすることなく
吸引ノズル（１）一本で前後左右に動かしながら手軽に
掃除できる。（ロ）ソファー、ベッドの下など短い脚のついた物の下
は、物を移動させない限り、従来の吸引ノズルでは掃除
できないが、本案は真っ直ぐな棒状になるので、吸引ノ
ズル（１）の厚さで入る所は奥深くまで掃除できる。棚用は、（イ）吸引ノズル（３）と接続パイプ（２）を直角にセ
ットして壁に面した所は上から下に動かし、窓枠、欄
間、鴨居、長押、障子の桟などの部分は左右に動かす。（ロ）吸引ノズル（３）と接続パイプ（２）が直角以外
の角度の時は、様々な物の上部（家庭では家具類、電化
製品、棚、机ほか、事業所では商品、什器、備品ほか）
など。又、目より高い所の物の上部、車内など前後左右
に動かし掃除する。

【０００７】

【発明の効果】吸引ノズルと接続パイプを各々の円形部
分で噛み合わせ、これをつなぎ、一本の棒状にし、９０
度の範囲で角度を変えることができる。そのため従来の
Ｔの字型をした吸引ノズルでは掃除のしにくかった所ま
で手軽に掃除ができるので、いちいち物を動かす労力も
少なくなり、効率的に掃除ができる。その結果建物内が
これまでより、埃の少ない状態になりより清潔な環境を
つくることができる。そして、労力の軽減と掃除の効率
化、衛生健康面の一助になると思われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】床用吸引ノズルの斜視図

【図２】接続パイプの斜視図

【図３】床用吸引ノズルと接続パイプをつないだ斜視
図

【図４】棚用吸引ノズルの斜視図

【図５】棚用吸引ノズルと接続パイプをつないだ斜視
図

【図６】内部の空気の流入図（外から内へ）

【図７】内部の空気の流入図（内から外へ）

【図８】床用吸引ノズル

【図９】棚用吸引ノズルからつぎ手パイプまでの側面
図

【符号の説明】

１．床用吸引ノズル２．接続パイプ３．棚用吸引ノズル４．ラセン状フレキシ
ブルパイプ５．つぎ手パイプ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】床用吸引ノズル（１）【選択図１】と接続パイプ（２）【選択図２】を各々の円形部分で噛み合わせつなぎ、一
本の棒状にし、且つ、９０度の範囲で角度が変わるよう
にする。内部では、床用吸引ノズル（１）から吸引され
た空気が、接続パイプ（２）のドラムの側面から流入す
るようにし、これを従来のパイプに装着し、掃除機本体
へ吸い込まれる。以上の如く構成された床用の吸引ノズ
ル（１）と接続パイプ（２）【選択図３】
【請求項２】棚用吸引ノズル（３）【選択図４】の上半分に接続パイプ（２）を重ね、各々
の円形部分で噛み合わせつなぎ、９０度の範囲で角度が
変わるようにし、内部では棚用吸引ノズル（３）から吸
引された空気が接続パイプ（２）のドラムの側面から流
入するようにし、掃除機本体へ吸い込まれる。以上の如
く構成された棚用吸引ノズル（３）と接続パイプ（２）【接続図５】