JPH1156528A - 課金装置付暖房椅子 - Google Patents

課金装置付暖房椅子

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Publication number
JPH1156528A
JPH1156528A JP23145497A JP23145497A JPH1156528A JP H1156528 A JPH1156528 A JP H1156528A JP 23145497 A JP23145497 A JP 23145497A JP 23145497 A JP23145497 A JP 23145497A JP H1156528 A JPH1156528 A JP H1156528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
chair
seat
heating element
incorporated
Prior art date
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Pending
Application number
JP23145497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ichihashi
隆 市橋
Akihisa Ishio
明久 石尾
Akira Kosugi
明 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH1156528A publication Critical patent/JPH1156528A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】観客が個々の必要度に応じて暖房をオン/オフ
できる課金装置付暖房椅子を提供する。 【解決手段】屋内又は屋外に複数個配設されている座席
椅子1の個々の椅子に、通電発熱体2を組み込むと共
に、その発熱体2と電源とを接続する通電スイッチとし
て機能する課金装置3及び発熱体2と電源との接続を切
る内蔵タイマを椅子に一体的に配設して構成した。その
座席椅子1に着席した個人の判断により、課金装置3に
硬貨なりカードなりを投入することで椅子暖房が自由に
利用できる。暖房のオフは予め内蔵タイマに設定された
時間による。全館暖房がなくても、心地よくゲームや催
しを観覧でき、暖房ランニングコストも低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観客席全体を暖房
する設備をもたない屋内に設置された個々の座席椅子、
または屋外に設置された座席椅子を、そこに着席した個
人の選択により必要に応じて個別に暖房できるようにし
た課金装置付暖房椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばドームのような大空間を有する屋
内の観客席を暖房しようとして、その屋内全体を暖房す
るとなるとランニングコストが莫大になり過ぎる。ま
た、アイススケート場の観客席などでは、競技の行われ
る氷面の状態を良好に維持するために暖房ができず、寒
気のなかで観戦せざるを得ない。このように観客席全体
の暖房が難しい場合には、局所的に観客席回りを暖房す
るのが有効である。このような見地から、出願人は先
に、屋内外に複数個配設されている座席の個別暖房につ
いて出願した(特開平7−67748号)。このもの
は、ドーム等に配設された座席の背当て部,座部,肘掛
け部,足元部などに面状の発熱体を組み込んであり、そ
の座席に着席すると背当て部の下方に設置されたオン/
オフスイッチがオン状態になって発熱体に通電され、座
席から立ち上がるとオン/オフスイッチがオフ状態にな
って発熱体への通電が切れるようにして、個々の座席を
その使用中暖房するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の観客
席の個別暖房にあっては、確かに屋内全体を暖房するよ
り熱の無駄がないのでランニングコストが遙に少なくて
済む利点がある。
【0004】しかしながら、冬期のスポーツ観戦などの
場合、観客は防寒のために衣服を思い思いに着込んでく
るのが普通であるから、観客個々の暖房の必要度合いは
人により異なってくる。そうした実情を考慮せずに、座
席使用中は一律に発熱体に通電して暖房しても、観客個
々の要求をそれぞれに満足させることはできないという
問題点がある。
【0005】そこで本発明は、このような従来の個別暖
房椅子の問題点に着目してなされたものであり、観客が
個々の必要度に応じて暖房をオン/オフできる課金装置
付暖房椅子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、屋内又は屋外に複数個配
設されている座席椅子の個々の椅子に、通電発熱体を組
み込むと共に、当該発熱体と電源とを接続する通電スイ
ッチとして機能する課金装置及び前記発熱体と電源との
接続を切る内蔵タイマを配設してなる課金装置付暖房椅
子である。
【0007】また、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に係る課金装置付暖房椅子の下部に、前記発熱体を経
て温められた温風を着席者の足元に吹き出す温風ファン
を配設したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態の
概要を示す座席椅子の斜視図である。図中の符号1は、
スタジアム等の屋内または屋外の階段状の観客席に多数
配列されている座席椅子の一つであり、その座席椅子1
の内部には、背当て部分1aから座部分1bにかけて、
通電することにより発熱する例えば面状の発熱体2が組
み込まれている。もっとも、この発熱体2は必ずしも背
当て部分1aから座部分1bに及ぶものとは限らず、例
えば背当て部分1aのみ又は座部分1bのみというよう
に一部分に組み込んであっても良い。あるいは、背当て
部分1aと座部分1bとに独立して組み込まれ、その一
方または両方を切り替えスイッチにより適宜に選択して
通電できるようにしてあっても良い。また、必ずしも面
状でなくても良い。
【0009】前記座席椅子1には、その発熱体2とこれ
に電力を供給する電源とを接続する通電スイッチとして
の課金装置3が設けられている。この課金装置3は、投
入口3aに硬貨またはカードを投入することにより、図
示しない内蔵の電源スイッチがオンとなり、発熱体2に
通電される構造になっている。更に、上記電源スイッチ
のオンと同時に作動を開始し、予め設定してある時間が
経過したとき当該電源スイッチと発熱体2との接続を切
る図外のタイマーが内蔵されている。また、上記設定時
間は、中央監視室からのタイマーと併用しても良い。
【0010】座席椅子1を使用するとき、観客は、椅子
暖房が必要と思えば課金装置3の投入口に硬貨(又はカ
ード)を投入する。課金装置3は硬貨が投入されたこと
を感知すると内蔵の電源スイッチをオンにする。同時
に、内蔵のタイマーの作動を開始させる。これにより発
熱体2への通電がはじまり、発熱体2は発熱して座席椅
子1の暖房が行われる。かくして、座席椅子1を使用す
る観客は、自分が必要を感じたときにのみ座席椅子1の
暖房を利用することができる。また、発熱体2が座席椅
子1の背当て部分1aと座部分1bとに別々に組み込ま
れている場合であれば、切り替えスイッチを操作してそ
のいずれか一方または両方を好むままに選択し利用する
ことができる。
【0011】内蔵タイマーの設定時間(例えばゲームや
催し物の継続時間に合わせておく)が経過すると、観客
の着席の有無にかかわらず電源スイッチがオフとなり、
発熱体2への通電が切れて座席椅子1の暖房は自動的に
停止する。内蔵タイマーへの通電も切れる。また、着座
センサーにより中途退場する場合にオフとしても良い。
このように、全空間を対象とした暖房が行われていない
屋内外で、座席椅子1の観客一人一人が、自分の好みや
服装の程度に合わせて個別に暖房の利用を選択すること
が可能であり、心地良くゲームや催し物を楽しむことが
できる。しかも、発熱体2から放散される熱は個々の観
客の身体に直接的に伝達され、屋内大天井部の空間に無
駄に蓄積されるようなことがないため、従来型の全館暖
房の場合に比べて非常に少ない電力で足り、ランニング
コストが大幅に低減される。
【0012】図2に、本発明の第2の実施形態を示す。
この実施形態の座席椅子1Aは、その座席部1bの下面
側に温風ファン10を配設して足元暖房を可能としてい
る点が上記第1の実施形態とは異なっている。座部分1
bの側面には、吸気口11が設けられており、その吸気
口11は椅子の座部分1bの内部の発熱体2を通過して
下部のファンケース12に連通している。ファンケース
12の正面には温風吹き出し口13が設けられている。
14はファン10を駆動するファンモータである。この
ファンモータ14は、図示されないオンディレータイマ
を介して電源に接続されている。また、この座席部1b
の発熱体はファンケース12に組みこまれても良い。そ
の他の構成は前記第1の実施形態のものとほぼ同様であ
る。
【0013】この座席椅子1Aに着席した観客は、椅子
暖房が必要と思えば前記同様に課金装置3の投入口に硬
貨(又はカード)を投入する。これにより、前記同様に
内蔵の電源スイッチがオンとなり、発熱体2に通電され
ると共に、内蔵のタイマーの作動が開始される。このと
きファンモータ用のオンディレータイマも作動を始め
る。発熱体2が発熱して座席椅子1Aが暖まると、その
間の予熱時間を見越して予め設定されている前記オンデ
ィレータイマの接点が閉じてファンモータ14への通電
が開始され温風ファン10が回り始める。温風ファン1
0が回転すると吸気口11から空気が吸入され、発熱体
2を通過することで温められてファンケース12に至
り、温風吹き出し口13から吹き出される。そのため、
座席椅子1Aに着席している観客の足元も暖房される。
【0014】この第2の実施形態によれば、冷えやすい
足元の暖房も可能であり、寒冷地でも観客はより快適に
ゲームや催し物を楽しむことができる利点がある。な
お、本発明は、上記各実施形態に限定されず、その他の
椅子形状や使用態様でも適用できるのは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、座席椅子に組み込んだ通電発熱体への通電
を、付属の課金装置に硬貨又はカードを投入することで
行い、その通電のオフは内蔵タイマで行うものとしたた
め、着席者は暖房の使用不使用を個別に自由に選択する
ことが可能となり、自分に合った状態で心地良くゲーム
や催し物を楽しむことができるという効果を奏する。
【0016】また、屋内の空間全体を暖房する場合に比
べて、暖房効率が良いのでランニングコストが低減され
るという効果が得られる。更に、主催者も全館を暖房す
る費用を使用者に移行するこもできる。
【0017】また、アイススケート場などでは、氷面の
状態に悪影響を及ぼさずに、しかも観客個人個人の選択
により、寒気を我慢する必要もなしに観覧できるという
効果が得られる。
【0018】また、発熱体への通電のオン・オフを、観
客の動作や体重により作動する機械的なオン・オフスイ
ッチで行わないので、スイッチング動作が確実で故障が
少なく、安全性が高いという効果がある。
【0019】請求項2に係る発明によれば、足元温風暖
房を付加したため、上記種々の効果に加えて、観客の足
の裏だけでなく冷えやすい足元全体が温風で温められ
て、より心地よい暖房ができるという効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の課金装置付暖房椅子
の斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の課金装置付暖房椅子
の斜視図である。
【図3】図2に示すものも側面図(一部を断面で表す)
である。
【符号の説明】
1 座席椅子 1A 座席椅子 2 発熱体 3 課金装置 10 温風ファン 11 吸気口 13 吹出し口 14 ファンモータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内又は屋外に複数個配設されている座
    席椅子の個々の椅子に、通電発熱体を組み込むと共に、
    当該発熱体と電源とを接続する通電スイッチとして機能
    する課金装置及び前記発熱体と電源との接続を切る内蔵
    タイマを配設してなる課金装置付暖房椅子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の課金装置付暖房椅子の下
    部に、前記発熱体を経て温められた温風を着席者の足元
    に吹き出す温風ファンを配設したことを特徴とする課金
    装置付暖房椅子。
JP23145497A 1997-08-27 1997-08-27 課金装置付暖房椅子 Pending JPH1156528A (ja)

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JPH1156528A true JPH1156528A (ja) 1999-03-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107949501A (zh) * 2015-08-28 2018-04-20 金瑟姆股份有限公司 车辆头枕热调节器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107949501A (zh) * 2015-08-28 2018-04-20 金瑟姆股份有限公司 车辆头枕热调节器
JP2018526272A (ja) * 2015-08-28 2018-09-13 ジェンサーム インコーポレイテッドGentherm Incorporated 車両のヘッドレスト熱調節装置
US10518681B2 (en) 2015-08-28 2019-12-31 Gentherm Incorporated Vehicle headrest thermal conditioner

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