JPH1155282A - 中継回線帯域幅制御方法及びその装置 - Google Patents

中継回線帯域幅制御方法及びその装置

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JPH1155282A
JPH1155282A JP21096597A JP21096597A JPH1155282A JP H1155282 A JPH1155282 A JP H1155282A JP 21096597 A JP21096597 A JP 21096597A JP 21096597 A JP21096597 A JP 21096597A JP H1155282 A JPH1155282 A JP H1155282A
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JP
Japan
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bandwidth
trunk line
traffic
line
traffic volume
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JP21096597A
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English (en)
Inventor
Naoki Watanabe
直樹 渡辺
Toshiyuki Aihara
俊幸 相原
Saburo Hanaki
三良 花木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継回線の帯域幅を増大する必要性のあるア
プリケーションや通信端末装置等の通信種別に対応する
プロトコルのトラヒック量に応じて中継回線の帯域幅を
制御する中継回線帯域幅制御方法及びその装置を提供す
る。 【解決手段】 帯域幅の確保を必要とする特定の通信端
末装置やアプリケーション等の通信種別の単位時間当た
りのトラヒック量のみをLANaに接続されたプローブ
装置18によって測定し、この情報に基づいて、管理部
19によって帯域幅を決定し、帯域幅制御部20により
LANaとLANbとを接続するATM回線17(中継
回線)の帯域幅を変更する。これにより、通信回線全体
の利用効率の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN間の通信の
ための中継回線の帯域幅を制御する方法及びその装置に
関し、特に、トラヒック量に応じて中継回線の帯域幅を
動的に制御することにより、全体の回線の帯域の利用効
率の向上を図る方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の通信網の急速な発達に伴い、ロー
カルエリアネットワーク(以下、LANと称する)、及
び多地点に分散して存在する複数のLANを中継回線を
介して接続してなる広域ネットワーク(以下、WANと
称する)の普及が進んでいる。
【0003】ここで、WANを形成する中継回線は、物
理的な回線全体の帯域幅から、利用ユーザ毎に一部の帯
域幅を論理的に割り当てた回線である。
【0004】このため、回線全体の帯域の利用効率の向
上を図ることが望ましいとされ、中継回線の帯域幅の動
的な制御が行われている。
【0005】従来の中継回線の帯域幅制御は、中継回線
を流れるLAN上のプロトコルのトラヒック量に従っ
て、中継回線の帯域幅を制御するものであった。
【0006】以下、従来例の帯域幅制御に関して図5及
び図6に基づいて説明する。図5は、従来例のWANシ
ステムを示す構成図である。図において、51A,51
BはLAN、52a,52bはLAN51A,51Bに
接続された通信端末装置、53A,53BはLAN51
A,51B上のプロトコルを中継回線上のプロトコルに
変換して伝送するエッジ装置、54A,54Bは中継回
線上の伝送プロトコルをスイッチング又はルーチングす
る中継ノード、55はエッジ装置間を接続する中継回線
である。
【0007】また、56はトラヒック監視部で、中継回
線55上を流れるプロトコルのトラヒック量を測定し、
この測定結果を帯域幅制御部57に通知する。57は帯
域幅制御部で、トラヒック監視部56からの通知に基づ
いて、トラヒック量が増加している場合は帯域幅を増加
するように、またトラヒック量が減少している場合は帯
域幅を減少するように、中継ノード54Aを介して中継
回線55の帯域幅を変更する。
【0008】ここで、中継ノード54A、トラヒック監
視部56、及び帯域幅制御部57から従来例の中継回線
帯域幅制御装置が構成され、この中継回線帯域幅制御装
置によってLAN(51A)とLAN(51B)とを接
続する中継回線55の帯域幅が制御される。
【0009】次に、前述した構成よりなる従来例の中継
回線帯域幅制御装置の動作を図6に基づいて説明する。 (1)トラヒック監視部56は、中継回線55内を流れ
るトラヒック量を測定する(ステップ601)。
【0010】(2)トラヒック監視部56は、測定して
いるトラヒック量が増加しているか、減少しているかを
判定する(ステップ602)。
【0011】(3)トラヒック監視部56は、前記判定
の結果、トラヒック量が増加した場合には、トラヒック
量が増加していることを帯域幅制御部57に通知する
(ステップ603)。また、トラヒック監視部56は、
前記判定の結果、トラヒック量が減少した場合には、ト
ラヒック量が減少していること帯域幅制御部57に通知
する(ステップ604)。
【0012】(4)帯域幅制御部57は、トラヒック監
視部56からの通知を受け、通知された内容がトラヒッ
ク量の増加の通知であるときは、中継回線55の帯域幅
を増加し(ステップ605及び606)、また、通知さ
れた内容がトラヒック量の減少の通知であるときは、中
継回線55の帯域幅を小さくする(ステップ605及び
607)。
【0013】このように中継回線帯域幅制御装置を設け
て、LAN(51A)とLAN(51B)との間の通信
のためのトラヒック量に合わせて中継回線55の帯域幅
を変更することにより、実際に流れているトラヒック量
のために必要な帯域幅よりも過剰に帯域幅を確保するこ
とがなくなるので、中継回線55の帯域幅を固定的して
設定する方法に比べ、回線全体の利用効率を向上させる
ことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の中継回線帯域幅制御装置では、2つのLAN
(51A,51B)間のトラヒック量に従って、中継回
線55の帯域幅を変更することができるが、中継回線5
5内に流れる全てのトラヒックの情報をもとに帯域幅を
変更してしまうため、帯域幅を確保する必要のない通信
の増加に対しても帯域幅を追加して確保していた。
【0015】即ち、LAN(51A,51B)間の全て
の通信のトラヒック量に合わせて中継回線55の帯域幅
を変更するため、帯域幅を確保する必要のない重要でな
い通信端末装置や重要でないアプリケーションが行う通
信によるトラヒック量の変化についても、それに合わせ
て帯域幅を追加して確保してしまい、このような場合に
回線全体の利用効率の低下を招くという問題点があっ
た。
【0016】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、中継
回線の帯域幅を増大する必要性のあるアプリケーション
や通信端末装置等の通信種別に対応するプロトコルのト
ラヒック量に応じて中継回線の帯域幅を制御する中継回
線帯域幅制御方法及びその装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、複数のローカルエリアネッ
トワークを中継回線によって接続してなる広域ネットワ
ークの中継回線帯域幅制御方法において、各中継回線毎
に該中継回線と当該中継回線に接続されたローカルエリ
アネットワークとの間で送受信されるプロトコルのトラ
ヒック量を予め設定した特定の監視対象となる通信種別
毎に測定し、該測定結果から前記特定の通信種別のプロ
トコルの単位時間あたりのトラヒック量を求め、該トラ
ヒック量が増大したときは前記中継回線の帯域幅を増大
し、該トラヒック量が減少したときは該帯域幅を減少す
るように前記中継回線の帯域幅を変更する中継回線帯域
幅制御方法を提案する。
【0018】該中継回線帯域幅制御方法によれば、ロー
カルエリアネットワークから中継回線に送出されるプロ
トコルのうち監視対象である帯域確保の契機とする特定
の通信種別に対応するプロトコルの単位時間当たりのト
ラヒック量に基づいて、該トラヒック量が増大したとき
は前記中継回線の帯域幅が増大されて必要とする帯域幅
が確保され、該トラヒック量が減少したときは前記中継
回線の帯域幅が減少される。これにより、監視対象とす
る帯域幅確保を必要とする特定の通信種別のトラヒック
量のみによって前記中継回線の帯域幅を変更することが
可能となる。
【0019】従って、従来技術では中継回線を流れる全
体のトラヒック量に基づいて帯域幅を変更しているが、
本発明では監視対象となる特定の通信種別のトラヒック
量に基づき帯域幅を変更する点が従来技術と異なってい
る。
【0020】また、請求項2では、請求項1記載の中継
回線帯域幅制御方法において、前記通信種別は、前記プ
ロトコルを送受信するアプリケーション或いは通信端末
装置を特定できる種別である中継回線帯域幅制御方法を
提案する。
【0021】該中継回線帯域幅制御方法によれば、前記
通信種別として通信を行うアプリケーション或いは通信
端末装置を特定できる種別が用いられる。
【0022】また、請求項3では、請求項1又は2記載
の中継回線帯域幅制御方法において、前記監視対象とな
る特定の通信種別と、前記トラヒック量に対する1つ以
上のしきい値と、トラヒック量が該しきい値を上回ると
きに設定する帯域幅の値と、トラヒック量が該しきい値
を下回るときに設定する帯域幅の値とを対応づけた制御
テーブルを設け、前記中継回線の帯域幅変更時には前記
制御テーブルを用いて帯域幅を決定する中継回線帯域幅
制御方法を提案する。
【0023】該中継回線帯域幅制御方法によれば、前記
中継回線の帯域幅変更時には予め設けられている制御テ
ーブルの記載内容に基づいて帯域幅が決定される。この
際、前記制御テーブルには監視対象となる特定の通信種
別毎にトラヒック量に対する1つ以上のしきい値が設定
されており、トラヒック量が該しきい値を上回るときと
下回るときでは異なる帯域幅が決定され、トラヒック量
が増大したときは前記中継回線の帯域幅が増大され、ト
ラヒック量が減少したときは前記中継回線の帯域幅が減
少される。
【0024】また、請求項4では、複数のローカルエリ
アネットワークを中継回線によって接続すると共に、前
記ローカルエリアネットワークから前記中継回線を介し
て送受信される信号の帯域幅を制御する帯域幅制御部を
備えた広域ネットワークの中継回線帯域幅制御装置にお
いて、各中継回線毎に該中継回線と当該中継回線に接続
されたローカルエリアネットワークとの間で送受信され
るプロトコルのトラヒック量を予め設定された特定の監
視対象となる通信種別毎に測定するトラヒック量測定手
段と、該測定結果から前記特定の通信種別のプロトコル
の単位時間あたりのトラヒック量を求め、該トラヒック
量が増大したときは帯域幅を増大し、該トラヒック量が
減少したときは帯域幅を減少するように前記中継回線の
帯域幅を決定する帯域幅決定手段とを備え、前記帯域幅
制御部は、前記中継回線の帯域幅を前記帯域幅決定手段
の決定に基づいて設定変更する中継回線帯域幅制御装置
を提案する。
【0025】該中継回線帯域幅制御装置によれば、ロー
カルエリアネットワークから中継回線に送出されるプロ
トコルのトラヒック量、例えばパケット通信の場合はパ
ケットの流通量が、トラヒック量測定手段によって予め
設定された特定の通信種別毎に測定される。該トラヒッ
ク量測定手段によって測定されたトラヒック量のうち監
視対象である帯域確保の契機とする特定の通信種別に対
応するプロトコルの単位時間当たりのトラヒック量が帯
域幅決定手段によって求められ、該求められたトラヒッ
ク量に基づいて、前記帯域幅決定手段により、該トラヒ
ック量が増大したときは前記中継回線の帯域幅をさらに
増大させる帯域幅の値が決定され、該トラヒック量が減
少したときは前記中継回線の帯域幅をさらに減少させる
帯域幅の値が決定される。さらに、帯域幅制御部は、前
記帯域幅決定手段によって決定された帯域幅の値に基づ
いて前記中継回線の帯域幅の設定を変更する。これによ
り、監視対象とする帯域幅確保を必要とする特定の通信
種別のトラヒック量のみによって前記中継回線の帯域幅
を変更することが可能となる。
【0026】従って、従来技術では中継回線を流れる全
体のトラヒック量に基づいて帯域幅を変更しているが、
本発明では監視対象となる特定の通信種別のトラヒック
量に基づき帯域幅を変更する点が従来技術と異なってい
る。
【0027】また、請求項5では、請求項4記載の中継
回線帯域幅制御装置において、前記トラヒック量測定手
段は、前記プロトコルを送受信するアプリケーション或
いは通信端末装置の種別を前記通信種別として、該アプ
リケーション或いは通信端末装置毎にトラヒック量を測
定する中継回線帯域幅制御装置を提案する。
【0028】該中継回線帯域幅制御装置によれば、前記
通信種別として通信を行うアプリケーション或いは通信
端末装置を特定できる種別が用いられ、前記トラヒック
量測定手段によって、該アプリケーション或いは通信端
末装置毎にトラヒック量が測定される。
【0029】また、請求項6では、請求項4又は5記載
の中継回線帯域幅制御装置において、前記帯域幅決定手
段は、前記監視対象となる特定の通信種別と、前記トラ
ヒック量に対する1つ以上のしきい値と、トラヒック量
が該しきい値を上回るときに設定する帯域幅の値と、ト
ラヒック量が該しきい値を下回るときに設定する帯域幅
の値とを対応づけた制御テーブルを備え、該制御テーブ
ルを用いて前記中継回線の帯域幅を決定する中継回線帯
域幅制御装置を提案する。
【0030】該中継回線帯域幅制御装置によれば、前記
帯域幅決定手段において、前記中継回線の帯域幅変更時
には予め設けられている制御テーブルの記載内容に基づ
いて帯域幅が決定される。この際、前記制御テーブルに
は監視対象となる特定の通信種別毎にトラヒック量に対
する1つ以上のしきい値が設定されており、トラヒック
量が該しきい値を上回るときと下回るときでは異なる帯
域幅が決定され、前記帯域幅制御部は、前記帯域幅決定
手段によって決定された帯域幅の値となるように前記中
継回線の帯域幅の設定を変更する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にお
ける中継回線帯域幅制御装置を適用したWANシステム
を示す構成図である。図において、11はイーサネット
LANa、12はイーサネットLANb、13a,13
bはLANa(11)に接続されているコンピュータ通
信端末装置、14a,14bはLANbに接続されてい
るコンピュータ通信端末装置、15a,15bはATM
セルをヘッダ情報に従ってスイッチングするATMスイ
ッチ、16a,16bはイーサネットフレームをATM
セルに変換して伝送するエッジ装置で、エッジ装置16
aはLANa(11)とATMスイッチ15aとの間に
接続され、エッジ装置16bはLANb(12)とAT
Mスイッチ15bとの間に接続されている。
【0032】また、17はLANa(11)とLANb
(12)を接続する最大帯域幅P0を有するATM回線
(中継回線)で、ATMスイッチ15a,15b間を接
続する。18はプローブ装置、19は管理部、20は帯
域幅制御部である。
【0033】プローブ装置18は、イーサネットLAN
a(11)に接続され、イーサネットLANa(11)
上を流れるIPパケット数を、監視テーブルに登録され
たアプリケーション或いは通信端末装置に関係するもの
をフィルタリングして測定し、この測定数と監視テーブ
ルに登録されているしきい値とを比較して、この比較結
果を管理部に通知する。
【0034】ここで、前述の監視テーブルは予めプロー
ブ装置18に設定されているものであり、図2に示すよ
うに、通信を行うにあたってATM回線17の容量(帯
域幅)の増大を必要とする特定のアプリケーション及び
通信端末装置を特定する種別xと、単位時間当たりのト
ラヒック量に対する2つのしきい値T1(x),T2(x)(T
2(x)>T1(x))とが対応づけて登録されている。
【0035】管理部19は、プローブ装置18からの通
知を受け、この通知内容と帯域テーブルに登録されてい
る容量(帯域幅)値とから、設定すべきATM回線17
の容量(帯域幅)を決定して帯域幅制御部20に通知す
る。
【0036】ここで、前述の帯域テーブルは予め管理部
に設定されているものであり、図3に示すように、監視
テーブルに登録されている特定のアプリケーション及び
通信端末装置を特定する種別xと、ATM回線17に設
定すべき3種類の容量(帯域幅)P1(x),P2(x),P3
(x)(P3(x)>P2(x)>P1(x))とが対応づけて登録さ
れている。
【0037】帯域幅制御部20は、管理部19からの通
知に従いATM回線17の容量(帯域幅)を変更する。
【0038】また、本実施形態においては、前述した監
視テーブルと帯域テーブルの2つのテーブルによって制
御テーブルが構成されると共に、プローブ装置18の一
部によってトラヒック量測定手段が構成され、プローブ
装置18の一部と管理部19によって帯域幅決定手段が
構成されている。
【0039】次に、前述の構成よりなる本実施形態にお
ける中継回線帯域幅制御装置の動作を図4に基づいて説
明する。
【0040】ここでは、LANa(11)とLANb
(12)との間のATM回線17の帯域幅をLANaと
LANbとの間で送受信される特定の1つの通信端末装
置又はアプリケーションのトラヒック量の情報に基づい
て変更する場合について説明する。
【0041】まず、2つのLAN間のATM回線17の
帯域幅制御に先立つ前処理を以下の通りに行う。
【0042】(a)プローブ装置18に、図2に示した
ような監視テーブルを登録する(ステップ401)。
【0043】(b)次に、管理部19に、図3に示した
ような帯域テーブルを登録する(ステップ402)。
【0044】上記の帯域制御のための前処理が行われる
と、中継回線帯域幅制御装置はATM回線17の帯域制
御を以下の通りに行う。
【0045】(c)LANa内に設置されたプローブ装
置18は、登録された監視テーブルに基づき、LANa
内を流れるトラヒックのうち測定対象となる特定の通信
端末装置及びアプリケーションの種別xを監視テーブル
によって確認し、帯域幅変更の通知の契機となる単位時
間あたりのトラヒック量のしきい値T1(x),T2(x)(T
2(x)>T1(x),)を監視テーブルのしきい値の列から確
認する(ステップ403)。
【0046】(d)次に、LANa内に設置されたプロ
ーブ装置18は、監視テーブルに基づき、LANaとL
ANbとの間で送受信されるトラヒックのうち種別xの
通信に関するトラヒック量のみをフィルタリングして一
定時間カウントする(ステップ404)。
【0047】(e)さらに、プローブ装置18は、測定
したトラヒック量が監視テーブルに登録されたしきい値
T2(x)を上回っているか、下回っているかを判定する
(ステップ405)。
【0048】(f)この判定の結果、一定時間カウント
したトラヒック量が監視テーブルに設定されたしきい値
T2(x)を上回っているときは、プローブ装置18は、通
知R1(x)を管理部19に通知する(ステップ406)。
【0049】(g)また、前記(e)の判定の結果、一
定時間カウントしたトラヒック量が監視テーブルに設定
されたしきい値T2(x)を下回っているときは、トラヒッ
ク量が監視テーブルに登録されたしきい値T1(x)を上回
っているか、下回っているかを判定する(ステップ40
7)。
【0050】(h)この判定の結果、一定時間カウント
したトラヒック量が監視テーブルに設定されたしきい値
T1(x)を上回っているときは、プローブ装置18は、通
知R2(x)を管理部19に通知する(ステップ408)。
【0051】(i)また、判定の結果、一定時間カウン
トしたトラヒック量が監視テーブルに設定されたしきい
値T1(x)を下回っているときは、プローブ装置18は、
通知R3(x)を管理部19に通知する(ステップ40
9)。
【0052】(j)管理部19は、プローブ装置18か
ら受け取った通知と帯域テーブルに基づいて、設定変更
するATM回線17の帯域幅を決定する。ここで、プロ
ーブ装置18から受けた通知がR1(x)であるときはAT
M回線17の帯域幅P'(x)をP3(x)に、受けた通知がR
2(x)であるときはATM回線17の帯域幅P'(x)をP2
(x)に、受けた通知がR3(x)であるときはATM回線1
7の帯域幅P'(x)をP1(x)にそれぞれ決定する(ステッ
プ410)。
【0053】(k)次いで、管理部19は、決定した帯
域幅P'(x)を帯域幅制御部20に通知する(ステップ4
11)。
【0054】(l)帯域幅制御部20は、管理部19か
ら通知を受け取ると、ATM回線17に設定されている
現在の帯域幅を確認する(ステップ412)。
【0055】(m)次いで、帯域幅制御部20は、管理
部19から通知された帯域幅P'(x)がATM回線17に
現在設定されている帯域幅P(x)と異なるときに、AT
M回線17の帯域幅を通知された帯域幅P'(x)に変更し
(ステップ413、ステップ414)、管理部19から
通知された帯域幅P'(x)がATM回線17に現在設定さ
れている帯域幅P(x)と同じであるときは帯域幅の変更
は行わない(ステップ413、ステップ415)。
【0056】本実施形態における中継回線帯域幅制御装
置は前述のような制御方法によって動作するため、AT
M回線17の帯域幅はLANaとLANbとの間の通信
全体のトラヒック量を示す情報ではなく、LANaとL
ANbとの間で送受信されるトラヒックのうち、帯域幅
を確保する必要のある重要な通信端末装置やアプリケー
ションが行う通信によるトラヒック量の変化に合わせて
帯域幅を変更しているので、回線全体の利用効率の向上
を図ることができる。
【0057】この結果から明らかなように本実施形態で
は、前述した従来技術に比べて、帯域幅の確保を必要と
する通信端末装置及びアプリケーションの種別までを考
慮したトラヒック量に基づいて、ATM回線17の帯域
幅を変更できるという改善があった。
【0058】尚、前述した、(c)乃至(m)(ステッ
プ403〜ステップ415)の処理は、トラヒック量を
監視する通信端末装置或いはアプリケーションが1つの
場合であるが、トラヒック量を監視する通信端末装置及
びアプリケーションを複数設定し、管理部19において
プローブ装置18からの通知の内容に優先順位をつけて
ATM回線17の帯域幅を制御することも可能である。
【0059】また、本実施形態では、予め設定したしき
い値とトラヒック量を比較することにより中継回線の帯
域幅を段階的に変更したが、本発明はこれに限定される
ことはなく、特定の通信種別のトラヒック量に応じて無
段階に中継回線の帯域幅を変更するようにしても良い。
【0060】また、本実施形態では、2つのLAN(L
ANa及びLANb)を接続するATM回線17(中継
回線)の帯域幅制御について説明したが、本発明を2つ
以上のLAN間を接続する中継回線の帯域幅制御にも適
用可能であり、同様の効果を得られることは言うまでも
ないことである。
【0061】また、本実施形態では、中継回線としてA
TM回線を用いた場合について説明したが、中継回線と
してフレームリレー回線及び専用線等を用いた場合にも
本発明を適用して同様の効果を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1乃
至3記載の中継回線帯域幅制御方法によれば、帯域幅の
確保を必要とする特定の通信種別のトラヒック量のみの
情報に基づいて、中継回線の帯域幅を変更することがで
きるので、通信回線全体の利用効率の向上を図ることが
できる。
【0063】また、応用分野として、中継回線のコスト
が単位時間あたりの利用帯域幅で決定されるネットワー
クに対して本発明を適用すれば、帯域幅の確保を必要と
する特定の通信種別のトラヒック量が多いときのみに帯
域幅を増やすことができるので、中継回線の利用コスト
を削減することができるという効果が得られる。
【0064】また、請求項2記載の中継回線帯域幅制御
方法によれば、上記の効果に加えて、帯域幅を確保する
必要のある重要な通信端末装置やアプリケーションを個
別に指定することができる。
【0065】また、請求項3記載の中継回線帯域幅制御
方法によれば、上記の効果に加えて、中継回線の帯域幅
変更時には予め設けられている制御テーブルに記載され
ている監視対象となる特定の通信種別と、トラヒック量
に対する1つ以上のしきい値と、トラヒック量が該しき
い値を上回るときに設定する帯域幅の値と、トラヒック
量が該しきい値を下回るときに設定する帯域幅の値とに
基づいて帯域幅が決定されるので、中継回線の帯域幅を
段階的に変更することができ、これにより該中継回線を
使用するローカルエリアネットワークによる時間的な中
継回線の帯域占有率を明確にすることができる。
【0066】また、請求項4乃至6記載の中継回線帯域
幅制御装置によれば、帯域幅の確保を必要とする特定の
通信種別のトラヒック量のみの情報に基づいて、中継回
線の帯域幅を変更することができるので、通信回線全体
の利用効率の向上を図ることができる。
【0067】また、応用分野として、中継回線のコスト
が単位時間あたりの利用帯域幅で決定されるネットワー
クに対して本発明を適用すれば、帯域幅の確保を必要と
する特定の通信種別のトラヒック量が多いときのみに帯
域幅を増やすことができるので、中継回線の利用コスト
を削減することができるという効果が得られる。
【0068】また、請求項5記載の中継回線帯域幅制御
装置によれば、上記の効果に加えて、帯域幅を確保する
必要のある重要な通信端末装置やアプリケーションを個
別に指定することができる。
【0069】また、請求項6記載の中継回線帯域幅制御
装置によれば、上記の効果に加えて、中継回線の帯域幅
変更時には、帯域幅決定手段に予め設けられている制御
テーブルに記載されているしきい値と特定の通信種別の
トラヒック量とを比較して帯域幅が決定されるので、中
継回線の帯域幅を段階的に変更することができ、これに
より該中継回線を使用するローカルエリアネットワーク
による時間的な中継回線の帯域占有率を明確にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における中継回線帯域幅制
御装置を適用したWANシステムを示す構成図
【図2】本発明の一実施形態における監視テーブルの記
載内容を説明する図
【図3】本発明の一実施形態における帯域テーブルの記
載内容を説明する図
【図4】本発明の一実施形態における中継回線帯域幅制
御装置の動作を説明するフローチャート
【図5】従来例のWANシステムを示す構成図
【図6】従来例における中継回線帯域幅制御装置の動作
を説明するフローチャート
【符号の説明】
11…イーサネットLANa、12…イーサネットLA
Nb、13…コンピュータ通信端末装置A、14…コン
ピュータ通信端末装置B、15…ATMスイッチ、16
…エッジ装置、17…ATM回線(中継回線)、18…
プローブ装置(トラヒック量測定手段)、19…管理部
(帯域幅決定手段)、20…帯域幅制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローカルエリアネットワークを中
    継回線によって接続してなる広域ネットワークの中継回
    線帯域幅制御方法において、 各中継回線毎に該中継回線と当該中継回線に接続された
    ローカルエリアネットワークとの間で送受信されるプロ
    トコルのトラヒック量を予め設定した特定の監視対象と
    なる通信種別毎に測定し、 該測定結果から前記特定の通信種別のプロトコルの単位
    時間あたりのトラヒック量を求め、該トラヒック量が増
    大したときは前記中継回線の帯域幅を増大し、該トラヒ
    ック量が減少したときは該帯域幅を減少するように前記
    中継回線の帯域幅を変更することを特徴とする中継回線
    帯域幅制御方法。
  2. 【請求項2】 前記通信種別は、前記プロトコルを送受
    信するアプリケーション或いは通信端末装置を特定でき
    る種別であることを特徴とする請求項1記載の中継回線
    帯域幅制御方法。
  3. 【請求項3】 前記監視対象となる特定の通信種別と、
    前記トラヒック量に対する1つ以上のしきい値と、トラ
    ヒック量が該しきい値を上回るときに設定する帯域幅の
    値と、トラヒック量が該しきい値を下回るときに設定す
    る帯域幅の値とを対応づけた制御テーブルを設け、前記
    中継回線の帯域幅変更時には前記制御テーブルを用いて
    帯域幅を決定することを特徴とする請求項1又は2記載
    の中継回線帯域幅制御方法。
  4. 【請求項4】 複数のローカルエリアネットワークを中
    継回線によって接続すると共に、前記ローカルエリアネ
    ットワークから前記中継回線を介して送受信される信号
    の帯域幅を制御する帯域幅制御部を備えた広域ネットワ
    ークの中継回線帯域幅制御装置において、 各中継回線毎に該中継回線と当該中継回線に接続された
    ローカルエリアネットワークとの間で送受信されるプロ
    トコルのトラヒック量を予め設定された特定の監視対象
    となる通信種別毎に測定するトラヒック量測定手段と、 該測定結果から前記特定の通信種別のプロトコルの単位
    時間あたりのトラヒック量を求め、該トラヒック量が増
    大したときは帯域幅を増大し、該トラヒック量が減少し
    たときは帯域幅を減少するように前記中継回線の帯域幅
    を決定する帯域幅決定手段とを備え、 前記帯域幅制御部は、前記中継回線の帯域幅を前記帯域
    幅決定手段の決定に基づいて設定変更することを特徴と
    する中継回線帯域幅制御装置。
  5. 【請求項5】 前記トラヒック量測定手段は、前記プロ
    トコルを送受信するアプリケーション或いは通信端末装
    置の種別を前記通信種別として、該アプリケーション或
    いは通信端末装置毎にトラヒック量を測定することを特
    徴とする請求項4記載の中継回線帯域幅制御装置。
  6. 【請求項6】 前記帯域幅決定手段は、前記監視対象と
    なる特定の通信種別と、前記トラヒック量に対する1つ
    以上のしきい値と、トラヒック量が該しきい値を上回る
    ときに設定する帯域幅の値と、トラヒック量が該しきい
    値を下回るときに設定する帯域幅の値とを対応づけた制
    御テーブルを備え、該制御テーブルを用いて前記中継回
    線の帯域幅を決定することを特徴とする請求項4又は5
    記載の中継回線帯域幅制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005130501A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Palo Alto Research Center Inc 複数人参加型の通信に動的変更可能なプロパティをそれぞれ少なくとも1個有する通信チャネルを提供する方法及びシステム
JP2009089295A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Hitachi Communication Technologies Ltd 中継装置及び中継方法
JP2010104066A (ja) * 2010-02-12 2010-05-06 Kddi Corp 通信制御装置、通信制御管理情報サーバ、通信端末および通信制御システム
JP2013034063A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Hitachi Ltd 通信制御システム及び通信制御方法

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