JPH1153892A - 読出し専用メモリ - Google Patents

読出し専用メモリ

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JPH1153892A
JPH1153892A JP21038197A JP21038197A JPH1153892A JP H1153892 A JPH1153892 A JP H1153892A JP 21038197 A JP21038197 A JP 21038197A JP 21038197 A JP21038197 A JP 21038197A JP H1153892 A JPH1153892 A JP H1153892A
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Yasuhiro Kai
靖啓 甲斐
Masahiko Nagatomo
雅彦 長友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な読出しが可能なマスクROM等を提供
する。 【解決手段】 ビット線BL0〜BLnの内の1本が、
マルチプレクサ12で選択されて抵抗器13を介して電
流検出部14aに読出し電流を出力する。読出し電流は
ワード線WLiで選択されたMOS11i,j と同一ビッ
ト線上のそれ以外のMOS11i,j の記憶内容に応じ
て、0又は最小電流I以上の可変値となる。ビット線B
Lnに隣接して、これに平行に配置されたダミービット
線DBL上には、直列接続されたDMOS15及びE
MOS15〜15が配置されている。DMOS15
及びEMOS15〜15のゲートは、それぞれ
“L”、“H”に固定接続され、ダミービット線DBL
は、抵抗値2Rの抵抗器16を介して電流検出部l4a
に接続されているので、常にビット線BL0〜BLnの
最小電流Iの1/2が供給され、正確な読出しが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造段階で記憶内
容を書込んだ読出し専用メモリ(以下、「ROM」とい
う)、特に、記憶内容がマスクによってメモリセルに書
込まれ、それらのメモリセルが直列に接続されたNAN
D型マスクROM等の読出し技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のNAND型マスクROM
の一例を示す概略の構成図である。このマスクROM
は、平行に配置された複数のワード線WL0〜WL7
と、これらのワード線WL0〜WL7に直交して、平行
に配置された複数のビット線BL0〜BLnを有してい
る。ワード線WL0〜WL7とビット線BL0〜BLn
の各交叉箇所には、MOSトランジスタ(以下、単に
「MOS」という)1i,j(但し、i=0〜7,j=0
〜n)が配置されている。各ワード線WLiに沿って配
置されたMOS1i,0 〜1i,n のゲートには、ワード線
WLiが共通に接続されている。一方、各ビット線BL
jに沿って配置されたMOS10、j 〜17,j は、それぞ
れ直列に接続され、そのビット線BLjの一端が電源電
圧VCCに接続され、他端がマルチプレクサ2の入力側
に接続されている。マルチプレクサ2は、複数の入力側
に接続されたビット線BL0〜BLnの内から、選択信
号SELに基づいて選択した1本のビット線BLjをそ
の出力側に接続するものである。マルチプレクサ2の出
力側は、センスアンプ3内の電流検出部3aの第1の入
力側に接続されている。
【0003】また、このマスクROMは、ビット線BL
jと平行にダミービット線DBLを有しており、このダ
ミービット線DBLとワード線WL0〜WL7との各交
叉箇所には、ダミーセル群4を構成するMOS4〜4
が配置されている。MOS4〜4のゲートは、そ
れぞれワード線WL0〜WL7に接続されるとともに、
これらのMOS4〜4は直列に接続されている。そ
して、ダミービット線DBLの一端が電源電圧VCCに
接続され、他端がノードN1に接続されている。マスク
ROMは、更にMOS4〜4と同数のダミー用電流
源セル群5を構成するMOS5〜5を有している。
MOS5〜5は直列に接続され、その一端が電源電
圧VCCに、他端がノードN1に接続されている。そし
て、MOS5のゲートは接地電圧GNDに、その他の
MOS5〜5のゲートは電源電圧VCCに接続され
ている。ノードN1は、前記センスアンプ3内の電流検
出部3aの第2の入力側に接続されている。センスアン
プ3は、第1及び第2の入力側から入力される電流の値
を比較するために、電圧の値に変換する電流検出部3a
と、変換された電圧の値の差を増幅する差動増幅部3b
とで構成されている。そして、差動増幅部3bで増幅さ
れた比較結果が読出しデータRDとして出力されるよう
になっている。
【0004】このようなマスクROMの製造工程中にお
いて、マトリクス状に配置された各MOS1i,j に対し
て、書込みデータに応じてイオン注入が行われる。即
ち、データ“1”を書込むべきアドレスのワード線WL
iとそのアドレス内のビットのビット線BLjの交叉箇
所のMOS1i,j に、マスクに開けられた窓を通して、
イオンが注入される。イオンの注入により、データ
“1”に対応するMOS1i, j (例えば、MOS
0、1 ,11,2 等)は、ディプレッション形MOS(以
下、「DMOS」という)1i,j に変化する。DMOS
i,j は、イオン注入されているため、閾値電圧Vtが
負の電圧となり、そのゲート電圧がレベル“L”であっ
ても、一定の電流が流れるようになる。一方、マスクに
よってイオン注入がされなかったデータ“0”に対応す
るMOS1i,j (例えば、MOS10、0 ,11, 0 等)
は、いわゆるエンハンスメント形MOS(以下、「EM
OS」という)1i,j となる。EMOS1i,j の閾値電
圧Vtは正の電圧であり、ゲート電圧がレベル“L”の
ときには、完全にカットオフ状態となる。また、ダミー
用電流源セル群5のMOS5にはイオン注入が行わ
れ、DMOS5が形成される。ダミー用電流源セル群
5のその他のMOS5〜5、及びダミービット線D
BL上に配置されたMOS4〜4にはイオン注入は
行われず、EMOS5〜5及びEMOS4〜4
が形成される。ダミービット線DBL上のEMOS4
〜4は、平行に配置された他のビット線BLjと同等
の配線抵抗値や静電容量値を加算するために設けられて
たものである。
【0005】このようなマスクROMにおいて、ワード
線WL0が選択されてレベル“L”になり、他のワード
線WL1〜WL7がすべてレベル“H”になった場合、
ワード線WL0上のEMOS4,10,0 ,10,2 はカ
ットオフ状態となっているので、ダミービット線DBL
及びビット線BL0,BL2には電流が流れない。これ
に対して、DMOS10,1 ,10,n は、ゲート電圧が
“L”でもカットオフ状態にはならない。従って、ビッ
ト線BL1がマルチプレクサ2で選択されたときには、
例えば30μA程度の電流i1がセンスアンプ3内の電
流検出部3aの第1の入力側に流れ込む。また、ビット
線BLnがマルチプレクサ2で選択されたときには、導
通状態となっているその他のDMOS11,n 〜17,n
影響で、150μA程度の電流inが電流検出部3aの
第1の入力側に流れ込む。
【0006】一方、ダミー用電流源セル群5を構成する
DMOS5,EMOS5〜5の各ゲートには、ビ
ット線BL1と同じ組合わせのゲート電圧が与えられて
いるので、その導通状態はビット線BL1にほぼ等しく
なる。このため、ダミー用電流源セル群5から30μA
程度の電流idcが電流検出部3aの第2の入力側に流
れ込む。電流検出部3aは、ノードN1を通してダミー
用電流源セル群5から第2の入力側に流れ込む電流id
cを基準にして、第1の入力側に流れ込むビット線BL
iの電流の値を比較する。この比較を確実に行うため
に、電流検出部3aの第1の入力側には見掛上の抵抗値
2Rを有する電流検出回路が設けられ、第2の入力側に
は見掛上の抵抗値Rを有する電流検出回路が設けられて
いる。このため、電流検出部3aにおいて、ビット線B
Liに流れる電流は、電流ダミー用電流源セル群5に流
れる電流に比較して2倍以上の差を有する電圧値に変換
され、差動増幅部3bに与えられる。このように、ビッ
ト線BLj上のDMOSi,j が1個だけのときにも、確
実にデータを読出すことが可能になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マスクROMでは、次のような課題があった。即ち、ダ
ミー用電流源セル群5は、ビット線BLjとは別の箇所
に配置されており、そのDMOS5に供給するための
電源電圧VCCの配線も異なっている。このような配線
経路の相違により、電源インピーダンスの相違が発生
し、比較用の電流idcの電流値が所定の値よりも小さ
くなるという状況が生じる。この結果、許容電源電圧V
CCの範囲が狭くなり、アクセスタイムに遅延が生じた
り、読出したデータに誤りが発生するというような誤動
作の原因となっていた。本発明は、前記従来技術が持っ
ていた課題を解決し、正確な読出しが可能なROMを提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の内の第1の発明は、NAND型マスクRO
M等のROMにおいて、平行に配置された複数のワード
線と、前記ワード線に直交して配置された複数のビット
線と、前記各ワード線と前記各ビット線との各交叉箇所
に設けられて該ビット線の方向に直列に接続されるとと
もに、該ワード線に与えられる選択信号によって選択さ
れた時に、予め書込まれた記憶内容に基づいて導通状態
または非導通状態となり、該選択信号によって選択され
ない時には導通状態となって、その状態に対応する電流
を該ビット線を通して出力する複数のメモリセルで構成
される複数のメモリセル群と、次のような比較メモリセ
ル群と、選択手段と、第1及び第2の抵抗手段と、読出
し手段とを備えている。比較メモリセル群は、前記ビッ
ト線に設けられた前記メモリセル群に隣接して設けら
れ、該メモリセル群のメモリセルと同数の直列接続され
た複数の比較電流供給用の比較メモリセルを有するもの
である。選択手段は、前記複数のビット線の中からアド
レス信号によって指定されたビット線を選択するもので
ある。第1の抵抗手段は、前記選択手段で選択されたビ
ット線に流れる電流を第1の抵抗値を通して出力するも
のであり、第2の抵抗手段は、前記比較メモリセル群を
流れる電流を第2の抵抗値を通して出力するものであ
る。そして、読出し手段は、前記第1及び第2の抵抗手
段からそれぞれ出力される電流の大きさを比較して、そ
の比較結果に基づいて前記選択信号によって選択された
メモリセルの記憶内容を出力するものである。
【0009】第2の発明は、第1の発明のROMにおい
て、前記比較メモリセル群を、前記ビット線に設けられ
た前記メモリセル群に隣接して設けられ、該メモリセル
群のメモリセルと同数の直列接続された複数の比較電流
供給用の比較メモリセルを有し、該複数の比較メモリセ
ルの内の1個のみが選択された時に導通状態になるよう
に予め記憶内容が書込まれるとともに常に選択された状
態に設定され、残りの比較メモリセルが常に非選択の状
態に設定された構成にするとともに、前記第2の抵抗手
段を、前記比較メモリセル群を流れる電流を前記第1の
抵抗値の2倍の抵抗値を通して出力する構成にしてい
る。第3の発明は、第1の発明のROMにおいて、前記
比較メモリセル群を、前記ビット線に設けられた前記メ
モリセル群に隣接して設けられ、該メモリセル群のメモ
リセルと同数の直列接続された複数の比較電流供給用の
比較メモリセルを有し、該各比較メモリセルは選択され
た時に導通状態になるように予め記憶内容が書込まれる
とともに、対応する前記ワード線によってそれぞれ選択
される構成にするとともに、前記第2の抵抗手段を、前
記比較メモリセル群を流れる電流が特定の値になるよう
な抵抗値を有する構成にしている。
【0010】第4の発明は、第1の発明のROMにおい
て、前記比較メモリセル群を、前記ビット線に設けられ
た前記メモリセル群に隣接して設けられ、該メモリセル
群のメモリセルと同数の直列接続された複数の比較電流
供給用の比較メモリセルを有し、該各比較メモリセルは
選択された時に導通状態になるように予め記憶内容が書
込まれるとともに、対応する前記ワード線によってそれ
ぞれ選択される構成にするとともに、前記第2の抵抗手
段を、前記比較メモリセル群を構成する比較メモリセル
と同様の特性を有する抵抗用メモリセルを複数個直列に
接続し、該複数の抵抗用メモリセルを選択または非選択
の状態に設定することにより、該直列に接続された抵抗
用メモリセルを流れる電流が特定の値になるような抵抗
値を有する構成にしている。本発明によれば、以上のよ
うにROMを構成したので、次のような作用が行われ
る。複数のワード線の内の1本のワード線が選択信号に
よって選択されると、そのワード線に接続されたメモリ
セルから、予め書込まれた記憶内容に対応する電流がビ
ット線に出力される。選択手段によって複数のビット線
の内の1本のビット線が選択されて、そのビット線を流
れる電流が第1の抵抗手段を介して読出し手段に出力さ
れる。一方、比較メモリセル群から出力された比較電流
は、第2の抵抗手段を介して読出し手段に出力される。
そして、この読出し手段によって2つの電流が比較され
て、その比較結果に基づいてメモリセルの記憶内容が出
力される。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すマスクROMの
概略の構成図である。このマスクROMは、平行に配置
された複数のワード線WL0〜WL7と、これらのワー
ド線WL0〜WL7に直交して平行に配置された複数の
ビット線BL0〜BLnを有している。これらのワード
線WL0〜WL7とビット線BL0〜BLnの各交叉箇
所には、メモリセル(例えば、MOS)11i,j (但
し、i=0〜7,j=0〜n)が配置されている。各ワ
ード線WLiに沿って配置されたMOS11i,0 〜1
i,n のゲートには、ワード線WLiが共通に接続されて
いる。一方、各ビット線BLjに沿って配置されたMO
S110、j 〜17,j は、それぞれ直列に接続され、その
ビット線BLjの一端が電源電圧VCCに接続され、他
端が選択手段(例えば、マルチプレクサ)12の入力側
に接続されている。マルチプレクサ12は、複数の入力
側に接続されたビット線BL0〜BLnの内から、選択
信号SELに基づいて選択した1本のビット線BLjを
その出力側に接続するものである。マルチプレクサ12
の出力側は、抵抗値Rを有する第1の抵抗手段(例え
ば、抵抗器)13を介して、読出し手段(例えば、セン
スアンプ)14内の電流検出部14aの第1の入力側に
接続されている。センスアンプ14は、電流検出部14
a及び差動増幅部14bで構成されている。電流検出部
14aは、第1及び第2の入力側を有し、これらの2つ
の入力側から入力される電流の値を電圧の値に変換する
ものであり、差動増幅部14bは、電流検出部14aで
変換された電圧の値を増幅して比較し、その比較結果を
読出しデータRDとして出力するものである。
【0012】また、このマスクROMは、ビット線BL
jと平行に配置されたダミービット線DBLを有してお
り、このダミービット線DBLとワード線WL0〜WL
7との各交叉箇所には、比較メモリセル群(例えば、ダ
ミー用電流源セル群)15を構成する比較用メモリセル
(例えば、MOS)15〜15が配置されている。
これらのMOS15〜15は直列に接続されてお
り、ダミービット線DBLの一端は電源電圧VCCに接
続され、他端が抵抗値2Rを有する第2の抵抗手段(例
えば、抵抗器)16を介してセンスアンプ14内の電流
検出部14aの第2の入力側に接続されている。そし
て、MOS15のゲートは接地電圧GNDに、MOS
15〜15のゲートは電源電圧VCCに、それぞれ
接続されている。このようなマスクROMの製造工程中
において、マトリクス状に配置された各MOS1i,j
対して、書込みデータに応じてイオン注入が行われる。
即ち、データ“1”を書込むべきアドレスのワード線W
Diとそのアドレス内のビットのビット線BLjの交叉
箇所のMOS11i,j に、マスクに開けられた窓を通し
てイオンが注入される。イオンの注入により、データ
“1”に対応するMOS11i,j (例えば、MOS11
0、1 ,111,2 等)は、DMOS11i,j に変化する。
DMOS11i,j は、イオンが注入されているため、閾
値電圧Vtが負の電圧となり、そのゲート電圧がレベル
“L”であっても、一定の電流が流れるようになる。一
方、マスクによってイオンが注入されなかったデータ
“0”に対応するMOS11i,j (例えば、MOS11
0、0 ,111,0 等)は、EMOS11i,jとなる。EM
OS11i,j の閾値電圧Vtは正の電圧であり、ゲート
電圧がレベル“L”のときには、完全にカットオフ状態
となる。
【0013】ダミー用電流源セル群15のMOS15
には、イオン注入が行われDMOS15が形成され
る。その他のMOS15〜15にはイオン注入は行
われず、EMOS15〜15が形成される。このよ
うなマスクROMにおいて、ワード線WL0が選択され
てレベル“L”になり、他のワード線WL1〜WL7が
すべてレベル“H”になった場合、ワード線WL0上の
EMOS110,0 ,110,2 はカットオフ状態となって
いるので、ビット線BL0,BL2には電流は流れな
い。これに対して、DMOS110,1 ,110,n は、ゲ
ート電圧が“L”でもカットオフ状態にはならない。従
って、ビット線BL1がマルチプレクサ12で選択され
たときには、抵抗器13を介して、例えば30μA程度
の電流i1が電流検出部14aに流れ込む。また、ビッ
ト線BLnがマルチプレクサ12で選択されたときに
は、導通状態となっている他のDMOS111,n 〜11
7,n の影響で、150μA程度の電流inが電流検出部
14aに流れ込む。
【0014】一方、ダミー用電流源セル群15を構成す
るDMOS15,EMOS15〜15の各ゲート
には、ビット線BL1上のMOS110,1 〜117,1
同じ組合わせのゲート電圧が与えられている。また、ダ
ミー用電流源セル群15は、ビット線BLjに隣接して
平行に配置されているので、ビット線BLjと同等の配
線抵抗値や静電容量値を有している。このため、ビット
線BL1とダミービット線DBLの導通状態は、ほぼ等
しくなる。従って、ダミー用電流源セル群15から抵抗
値2Rを有する抵抗器16を介して、ビット線BL1に
流れる電流i1の1/2、即ち15μAの電流idcが
電流検出部14aに流れ込む。このように、第1の実施
形態のマスクROMでは、ビット線BLjに隣接するダ
ミービット線DBL上にダミー用電流源セル群15を設
けているので、図2の従来のマスクROMのように、ダ
ミーセル群5と別にダミー電流源セル群6を設ける必要
がない。また、図2中の電流検出部3aのように見掛上
の抵抗値を有する電流検出回路を必要とせず、抵抗器1
3,16を通った電流in,idcをそのまま電圧の値
に変換するだけで良い。このため、電流検出部14aの
変換比を1:1に設定できるので、回路の簡素化が可能
になる。更に、ビット線BLjとダミービット線DBL
のインピーダンスがほぼ同一の値になるので、正確な比
較用の電流idcを得ることができるという利点があ
る。
【0015】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示すマスクROMの
概略の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。この実施形態のマスクROM
と、図1に示す第1の実施形態のマスクROMとの相違
は、図1の抵抗器16に代えて、これと構成の異なる抵
抗手段17を設けたことである。その他の構成は、第1
の実施形態と同様である。抵抗手段17は、直列接続さ
れたDMOS17〜17で構成され、各DMOS1
〜17のゲートには、抵抗値設定用の設定信号S
ETが与えられている。そして、この設定信号SETに
よって、ダミービット線DBLを流れる電流idcがビ
ット線BLjに流れる電流の最小値と等しい値になるよ
うに制御されるようになっている。このように、この第
2の実施形態のマスクROMでは、第1の実施形態と同
様のダミー用電流源セル群15を有しているので、第1
の実施形態と同様の利点がある。更に、設定信号SET
によって、ダミービット線DBLを流れる電流を制御す
ることができる抵抗手段18を設けたので、正確な比較
用の電流idcが得られ、誤り無くデータを読出すこと
ができるという利点がある。
【0016】第3の実施形態 図4は、本発明の第3の実施形態を示すマスクROMの
概略の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。この実施形態のマスクROM
と、図1に示す第1の実施形態のマスクROMとの相違
は、図1のダミー用電流源セル群15に代えて接続と特
性の異なるダミー用電流源セル群18を設け、更に抵抗
器16に代えて抵抗値の異なる抵抗器16Aを設けたこ
とである。その他の構成は、第1の実施形態と同様であ
る。ダミー用電流源セル群18は、ビット線BLjに隣
接し、これと平行に配置されたダミービット線DBL上
に設けられ,直列に接続されたDMOS18〜18
で構成されている。DMOS18は電源電圧VCCに
接続され、DMOS18は抵抗器16Aを介して電流
検出部14aの第2の入力側に接続されている。そし
て、これらのDMOS87〜18のゲートは、それ
ぞれワード線WL0〜WL7に接続されている。
【0017】また、抵抗器16Aは、ダミー用電流源セ
ル群18に流れる電流をビット線BLjに流れる電流の
最小値の1/2に等しい値にするためのものである。例
えば、ワード線WD0が“L”の時に、ビット線BL0
に30μA、ビット線BLnに150μAが流れるので
あれば、ダミー用電流源セル群18は、ビット線BLn
と同様の構成になっているので、抵抗器16Aの抵抗値
を10Rにする。これによって、ダミー用電流源セル群
18から抵抗器16Aを介して電流検出部14aに流れ
込む電流を15μAにすることができる。このように、
第3の実施形態のマスクROMでは、ビット線BLjに
隣接するダミービット線DBL上にダミー用電流源セル
群18を設けているので、第1の実施形態と同様の利点
がある。更に、ダミー用電流源セル群18を構成するD
MOS18〜18のゲートは、それぞれワード線W
L0〜WL7に接続されているので、各ゲートへの配線
が簡略化できるという利点がある。
【0018】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。 (a) 第1〜第3の実施形態として、マスクROMに
ついて説明したが、マスクROMに限定されず、例えば
電気的に書込みを行うPROM(ProgramableROM)
等のROMに対しても同様に適用可能である。 (b) ワード線WLiの数は8本に限定するものでは
ない。 (c) 抵抗器16,16A、抵抗手段17の抵抗値
は、第1〜第3の実施形態で説明した値に限定されず、
センスアンプ14の条件に合わせて、確実に比較ができ
るようなダミー用の電流が得られる値にすればよい。 (d) 抵抗手段17を構成するDMOS17〜17
は、3個に限定されず、所定の抵抗値が得られるよう
な数のDMOS17を用いればよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、比較メモリセル群は、メモリセル群に隣接し
て設けられているので、配線経路がほぼ同一となり、正
確な比較電流を供給することが可能になり、読出しの誤
りを防止することができる。第2の発明によれば、比較
メモリセル群の内の1個の比較メモリセルのみが選択さ
れたときに導通状態になるように記憶内容が書込まれ、
かつそのメモリセルが常に選択された状態に設定されて
いる。このため、第1の発明の効果に加えて、常により
正確な比較電流を提供することが可能になり、読出し誤
りを更に少なくすることができる。第3の発明によれ
ば、すべての比較メモリセルが選択されたときに導通状
態になるように記憶内容が書込まれ、かつ、それらの比
較メモリセルは、それぞれ対応するワード線に接続され
ている。このため、第1の発明の効果に加えて、比較メ
モリセルに対する配線の簡略化が可能になり、集積度を
向上させることができる。第4の発明によれば、すべて
の比較メモリセルが選択されたときに導通状態になるよ
うに記憶内容が書込まれ、かつ、それらの比較メモリセ
ルは、それぞれ対応するワード線に接続されている。更
に、比較メモリセル群から供給される比較電流を制限す
る第2の抵抗手段は、複数の抵抗用メモリセルで構成さ
れ、これらの抵抗用メモリセルを選択または非選択に設
定することによって抵抗値を調整できるようになってい
る。このため、第3の発明の効果に加えて、より正確な
読出しが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すマスクROMの
概略の構成図である。
【図2】従来のNAND型マスクROMの一例を示す概
略の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すマスクROMの
概略の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すマスクROMの
概略の構成図である。
【符号の説明】
11i,j ,15 MOS(DMOS,
EMOS) 12 マルチプレクサ 13,16,16A 抵抗器 14 センスアンプ 15,18 ダミー用電流源セル
群 17 抵抗手段 17,18 DMOS BLj ビット線 DBL ダミービット線 WLi ワード線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置された複数のワード線と、 前記ワード線に直交して配置された複数のビット線と、 前記各ワード線と前記各ビット線との各交叉箇所に設け
    られて該ビット線の方向に直列に接続されるとともに、
    該ワード線に与えられる選択信号によって選択された時
    に、予め書込まれた記憶内容に基づいて導通状態または
    非導通状態となり、該選択信号によって選択されない時
    には導通状態となって、その状態に対応する電流を該ビ
    ット線を通して出力する複数のメモリセルで構成される
    複数のメモリセル群と、 前記ビット線に設けられた前記メモリセル群に隣接して
    設けられ、該メモリセル群のメモリセルと同数の直列接
    続された複数の比較電流供給用の比較メモリセルを有す
    る比較メモリセル群と、 前記複数のビット線の中からアドレス信号によって指定
    されたビット線を選択する選択手段と、 前記選択手段で選択されたビット線に流れる電流を第1
    の抵抗値を通して出力する第1の抵抗手段と、 前記比較メモリセル群を流れる電流を第2の抵抗値を通
    して出力する第2の抵抗手段と、 前記第1及び第2の抵抗手段からそれぞれ出力される電
    流の大きさを比較して、その比較結果に基づいて前記選
    択信号によって選択されたメモリセルの記憶内容を出力
    する読出し手段とを、 備えたことを特徴とする読出し専用メモリ。
  2. 【請求項2】 前記比較メモリセル群は、前記ビット線
    に設けられた前記メモリセル群に隣接して設けられ、該
    メモリセル群のメモリセルと同数の直列接続された複数
    の比較電流供給用の比較メモリセルを有し、該複数の比
    較メモリセルの内の1個のみが選択された時に導通状態
    になるように予め記憶内容が書込まれるとともに常に選
    択された状態に設定され、残りの比較メモリセルが常に
    非選択の状態に設定された構成とし、 前記第2の抵抗手段は、前記比較メモリセル群を流れる
    電流を前記第1の抵抗値の2倍の抵抗値を通して出力す
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の読出し専
    用メモリ。
  3. 【請求項3】 前記比較メモリセル群は、前記ビット線
    に設けられた前記メモリセル群に隣接して設けられ、該
    メモリセル群のメモリセルと同数の直列接続された複数
    の比較電流供給用の比較メモリセルを有し、該各比較メ
    モリセルは選択された時に導通状態になるように予め記
    憶内容が書込まれるとともに、対応する前記ワード線に
    よってそれぞれ選択される構成とし、 前記第2の抵抗手段は、前記比較メモリセル群を流れる
    電流が特定の値になるような抵抗値を有する構成とした
    ことを特徴とする請求項1記載の読出し専用メモリ。
  4. 【請求項4】 前記比較メモリセル群は、前記ビット線
    に設けられた前記メモリセル群に隣接して設けられ、該
    メモリセル群のメモリセルと同数の直列接続された複数
    の比較電流供給用の比較メモリセルを有し、該各比較メ
    モリセルは選択された時に導通状態になるように予め記
    憶内容が書込まれるとともに、対応する前記ワード線に
    よってそれぞれ選択される構成とし、 前記第2の抵抗手段は、前記比較メモリセル群を構成す
    る比較メモリセルと同様の特性を有する抵抗用メモリセ
    ルを複数個直列に接続し、該複数の抵抗用メモリセルを
    選択または非選択の状態に設定することにより、該直列
    に接続された抵抗用メモリセルを流れる電流が特定の値
    になるような抵抗値を有する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の読出し専用メモリ。
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