JPH1153502A - 接触及び非接触複合型メモリカード、送受信素子の接続構造、及びメモリカードの製造方法 - Google Patents

接触及び非接触複合型メモリカード、送受信素子の接続構造、及びメモリカードの製造方法

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JPH1153502A
JPH1153502A JP22197197A JP22197197A JPH1153502A JP H1153502 A JPH1153502 A JP H1153502A JP 22197197 A JP22197197 A JP 22197197A JP 22197197 A JP22197197 A JP 22197197A JP H1153502 A JPH1153502 A JP H1153502A
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memory card
contact
sealing resin
spacer
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Yoshimi Sasaki
芳美 佐々木
Tetsuya Ichinose
哲也 一瀬
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Toshiba Corp
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SHINKO NEEMUPUREETO KK
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触又は非接触のいずれの状態でも情報伝達
可能な接触及び非接触複合型メモリカード等を提供す
る。また送受信素子を容易に接続することのできる送受
信素子の接続構造を提供する。さらに樹脂の注入を一括
してでき、また凹部の形成等を行うことなく素子を実装
できる、メモリカードの製造方法を提供する。 【解決手段】 任意の情報を記憶する半導体素子2と、
該半導体素子2に記憶された情報をメモリカード外部の
任意の機器に接触した状態で伝達する接触素子3と、ス
ペーサ6と、これら半導体素子2、接触素子3及びスペ
ーサ6を封止してなる封止樹脂層4とからなるメモリカ
ード1において、半導体素子2に電気的に接続されるも
ので、該半導体素子2に記憶された情報を無線出力する
ための送受信素子9を封止樹脂層4にて封止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触及び非接触複
合型メモリカード、送受信素子の接続構造、及びメモリ
カードの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、メモリカード(ICカード)は、
記憶容量が磁気カードに比して大きい等の利点から、各
種金融機関、流通、企業あるいは医療機関等において広
く使用されている。このメモリカードとしては、大別し
て、カードを読取り装置に接触させた状態で情報の伝達
を行う接触型のメモリカードと、読取り装置に接触させ
ることなく情報の伝達を行う非接触型のメモリカードと
が提案されている。
【0003】このうち、特に接触型のメモリカードは、
接触状態で情報の伝達を行うために、電波障害等の影響
を受けることなく情報伝達が可能である等の利点から、
とりわけ多くの施設で利用されている。また、その規格
も統一されつつあり、例えばJIS規格において厚みは
0.76mmと定められている。
【0004】一方、非接触型のメモリカードは接触型の
メモリカードに比べ普及していないが、非接触状態で情
報の伝達が可能であり、読取り装置から離れた状態で情
報伝達が可能である等の利点から、普及の機運が高まっ
ている。
【0005】このように接触型のメモリカードと非接触
型のメモリカードにはそれぞれに一長一短があるため、
それぞれの長所と短所、及び使用状況とを考慮しなが
ら、いずれかのタイプのメモリカードが選択され使用さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のメモリカードにあっては、次のような問題が
生じていた。すなわち接触型のメモリカードと非接触型
のメモリカードとのいずれかを使用状況等に応じて使い
分けていたため、例えば、非接触型に適した使用状況
と、接触型に適した使用状況との両方でメモリカードを
使用したい場合には、メモリカードを2種類持って状況
に応じて使い分けることになり非常に煩わしかった。
【0007】またメモリカードは、その記憶容量の大き
さから、複数の使用目的における情報を1元化できる利
点があり、例えば電車の定期券及び図書館の貸出券とし
て利用できる。しかしこの場合、駅に設置された定期券
情報の読み取り装置が接触型であり、図書館に設置され
た貸出券情報の読み取り装置が非接触型である場合も考
えられ、この場合には結局メモリカードを2種類持つ必
要があり、情報の1元化ができずメモリカードの利点が
損なわれる。
【0008】これらのことから、従来のように接触型か
非接触型のいずれか一方のものでなく、接触と非接触の
いずれの状態でも情報伝達が可能な複合型のメモリカー
ドが要望されていた。ここで、複合型のメモリカード
を、従来の接触型のメモリカードとは全く異なる厚みで
製造することも考えられる。しかし、この場合には複合
型のメモリカードを従来の接触型のメモリカード用の読
取り装置で読取ることができないため、既存のメモリカ
ード読み取り装置を全く新しいものに変える必要が生
じ、そのために莫大なコストを必要として望ましくな
い。したがって従来の接触型のメモリカードと同じ厚み
で、複合型のメモリカードを製造することが望まれてい
た。
【0009】またメモリカードは、携帯性の観点から、
その厚みを極力薄くすることが望まれる。このため、送
受信素子も極力薄いもの、例えば面状アンテナを用いる
ことが好ましいが、薄いメモリカードに面状アンテナを
取り付けることは困難であるという問題点を有してい
た。つまり面状アンテナの両端には半導体素子と接続す
るための端子が設けられるが、通常、この両端の端子は
互いの間に面状アンテナ自身を挟むように配置される。
したがって、この両端の端子を接続線を介して半導体素
子に接続する場合、この接続線は面状アンテナ自身を跨
ぐように配置される。この場合、接続線と面状アンテナ
との相互の絶縁を確保するために、接続線を絶縁体で覆
うこと等が必要であり、どうしてもその絶縁体の分だけ
メモリカードが厚くなってしまうという問題点を有して
いた。また絶縁体を極力薄くしても、接続線の如き強度
の低いものを正確に位置決めして実装することは困難で
あり、特に量産の観点からは、実装の容易化が求められ
ていた。
【0010】また従来、上記のような接触型や非接触型
のメモリカードを製造するためには、メモリカードの構
成要素であるシート部材等の複数の積層要素のうち、ま
ず一つの積層要素を敷設し、この上に封止樹脂層を形成
するための封止樹脂材を注入し、次の積層要素を敷設
し、さらにこの上に封止樹脂材を注入していた。具体的
には、下側のシート部材を敷設し、この上に封止樹脂材
を注入し、この上にスペーサ等の部材を敷設し、さらに
この上に封止樹脂材を注入し、最後に上側のシート部材
を敷設していた。そして封止樹脂材をUV硬化等にて硬
化させて封止樹脂層を形成し、所定寸法に打ち抜いてメ
モリカードを完成させていた。
【0011】この場合において、メモリカード内に半導
体素子や送受信素子等の部材を封止するために、上記ス
ペーサに穴を開けあるいは各スペーサ間に一定の間隔を
設けて上記半導体素子や送受信素子を配置していた。し
たがって、それらの穴や間隔が開いている部分を圧着す
ると、該部分は圧力によりその他の部分にくらべ凹んで
しまうために、上記メモリーカード表面上に凹凸が生じ
平坦でなくなってしまうという問題点を有していた。
【0012】また、上記シート部材とスペーサを封止樹
脂材にて圧着する際には、余分な封止樹脂材が各部材の
間から四方向に漏れだしてしまうため、その漏れだした
樹脂材をふき取らなければならず次工程への速やかな移
行ができないという問題点を有していた。さらに、上記
シート部材の上にスペーサを敷設する際に、該スペーサ
の配置のガイドとなる目印が何もなかったために、スペ
ーサをあらかじめ決められた位置に正確に敷設すること
は困難であった。
【0013】また、上述した従来のメモリカードの製造
方法にあっては、一旦封止樹脂材を注入した後、スペー
サ等を敷設し、また封止樹脂材を注入するというよう
に、部材の敷設と封止樹脂材の注入とを交互に行う必要
があった。したがって封止樹脂材の注入を複数回行わな
ければならないため、製造ラインに2つの注入工程を設
けたり、あるいは一つの注入工程に仕掛り品を2度通す
必要がある等、量産効率を低減させる原因となってい
た。
【0014】さらに従来、上記のような接触型のメモリ
カードを製造するためには、シート部材や封止樹脂材を
積層させてカード本体を製造し、その後、このカード本
体の所定箇所を削ることによって凹部を形成し、この凹
部に半導体素子や接触素子等の素子を接着固定してい
た。しかしながらこのようなメモリカードの製造方法に
あっては、凹部の形成工程や素子の接着工程が必要であ
る等、素子の実装に手間を要するため、やはり量産効率
を低減させる原因となっていた。
【0015】このような従来の問題点に鑑みて本発明
は、接触型と非接触型のいずれにも用いることのできる
複合型メモリカードを提供することを目的とする。また
本発明は、面状アンテナ等の送受信素子を容易に接続す
ることのできる送受信素子の接続構造を提供とすること
を目的とする。さらに本発明は、その表面が平坦なメモ
リーカードを提供することを目的とする。また本発明
は、封止樹脂材の注入を一括して行うことができ、量産
性に優れたメモリカードの製造方法を提供することを目
的とする。また本発明は、凹部の形成等を行うことなく
素子を実装することができ、量産性に優れたメモリカー
ドの製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決する手段】このような目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、任意の情報を記憶する半
導体素子と、該半導体素子に記憶された情報をメモリカ
ード外部の任意の機器に接触した状態で伝達する接触素
子と、スペーサと、これら半導体素子、接触素子及びス
ペーサを略封止してなる封止樹脂層とからなるメモリカ
ードにおいて、上記半導体素子に電気的に接続されるも
ので、該半導体素子に記憶された情報を無線出力するた
めの送受信素子を上記封止樹脂層にて封止したことを特
徴として構成されている。
【0017】また請求項2記載の本発明は、請求項1記
載の本発明において、上記送受信素子を、メモリカード
の表面と略平行な平面内に配置した面状アンナテとして
形成したことを特徴として構成されている。
【0018】さらに請求項3記載の本発明は、請求項1
又は2記載の本発明において、上記メモリカードの表裏
面を合成樹脂製のシート部材にて被覆してなることを特
徴として構成されている。
【0019】また請求項4記載の本発明は、請求項3記
載の本発明において、上記シート部材及びスペーサのう
ち少なくとも1つの部材の上記封止樹脂層に接する面
に、該部材と該部材に隣り合う上記シート部材又はスペ
ーサとの間隔に略対応した高さを有する印刷凸部を設け
たことを特徴として構成されている。
【0020】さらに請求項5記載の本発明は、請求項4
記載の本発明において、上記印刷凸部の少なくとも一部
を、上記シート部材及びスペーサに対する加圧点の移動
方向と略平行な略直線状にしたことを特徴として構成さ
れている。
【0021】また請求項6記載の本発明は、請求項4又
は5記載の本発明において、上記印刷凸部の少なくとも
一部を、上記隣り合うシート部材又はスペーサの外形に
略対応した形状にしたことを特徴として構成されてい
る。
【0022】さらに請求項7記載の本発明は、請求項4
乃至6記載の本発明において、上記印刷凸部の一部を、
上記加圧点の移動方向にのみ上記封止樹脂層を排出可能
とする外周部としたことを特徴として構成されている。
【0023】また請求項8記載の本発明は、請求項4乃
至7記載の本発明において、上記印刷凸部少なくとも一
部を、夜光塗料を混入してなる照光部としたことを特徴
として構成されている。
【0024】さらに請求項9記載の本発明は、任意の情
報を記憶する半導体素子と、上記半導体素子に電気的に
接続されるもので該半導体素子に記憶された情報を無線
出力するための送受信素子と、これら半導体素子及び送
受信素子を封止してなる封止樹脂層とからなるメモリカ
ードにおける、上記送受信素子の接続構造であって、上
記半導体素子を、電気配線を備えたモジュール基板上に
配置し、上記モジュール基板を、上記送受信素子を跨
ぎ、該送受信素子の2つの端子の双方に近接するように
配置し、上記モジュール基板の電気配線を介して、上記
送受信素子を上記半導体素子に電気的に接続したことを
特徴として構成されている。
【0025】また請求項10記載の本発明は、請求項9
記載の本発明において、上記送受信素子は、メモリカー
ドの表面と略平行な平面内に配置した面状アンナテであ
ることを特徴として構成されている。
【0026】さらに請求項11記載の本発明は、請求項
9又は10記載の本発明において、上記電気配線を、モ
ジュール基板を貫通して配置し、又は、上記モジュール
基板の上記送受信素子と反対側の面に配置したことを特
徴として構成されている。
【0027】また請求項12記載の本発明は、複数のシ
ート状の構成要素と、該構成要素の全部又は一部を封止
する封止樹脂層とからなるメモリカード製造方法であっ
て、(a)上記複数の構成要素のうちの全部又は一部
を、重合状に敷設する工程と、(b)敷設した上記構成
要素を、その端部において互いに固定する工程と、
(c)敷設した上記構成要素の相互間に上記封止樹脂層
を形成するための封止樹脂材を注入する工程とを含むこ
とを特徴として構成されている。
【0028】さらに請求項13記載の本発明は、任意の
情報を記憶する半導体素子と、シート状のスペーサと、
これら半導体素子及びスペーサを略封止してなる封止樹
脂層と、該封止樹脂層の表面を被覆してなる上下のシー
ト部材とからなるメモリカードの製造方法であって、
(a)上記上下のシート部材のうちの一方の上面に、上
記半導体素子及び上記スペーサを敷設する工程と、
(b)上記シート部材と上記スペーサとを、その端部に
おいて互いに固定する工程と、(c)上記シート部材と
上記スペーサとの間に上記封止樹脂層を形成するための
封止樹脂材を注入する工程とを含むことを特徴として構
成されている。
【0029】また請求項14記載の本発明は、請求項1
3記載の本発明において、上記工程(b)と上記工程
(c)の間において、上記スペーサの上面に上記上下の
シート部材のうちの他方を敷設し、上記上下のシート部
材をその端部において互いに固定する工程と、上記工程
(c)の前後又は上記工程(c)と同時に、上記他方の
シート部材と上記スペーサとの間に封止樹脂材を注入す
る工程とを含むことを特徴として構成されている。
【0030】さらに請求項15記載の本発明は、請求項
13又は14記載の本発明において、上記工程(a)の
前において、シート部材及びスペーサのうち少なくとも
1つの部材の上記封止樹脂層に接する面に、該部材と該
部材に隣り合う上記シート部材又はスペーサとの間隔に
略対応した高さを有する印刷凸部を形成する工程を含む
ことを特徴として構成されている。
【0031】また請求項16記載の本発明は、請求項1
3乃至15記載の本発明において、上記封止樹脂材の注
入後に全体を加圧し、その後、上記封止樹脂材を硬化さ
せて上記封止樹脂層を形成する工程を含むことを特徴と
して構成されている。
【0032】また請求項17記載の本発明は、複数のシ
ート状の構成要素と、任意の情報を記憶する半導体素子
と、該半導体素子に記憶された情報をメモリカード外部
の任意の機器に接触した状態で伝達する接触素子とから
なるメモリカードの製造方法であって、(a)上記複数
の構成要素のうちの一部に、上記接触素子又は上記半導
体素子を配置可能な穴部を形成する工程と、(b)上記
一部の構成要素に対し剥離容易な仮シート部材と、上記
一部の構成要素とを重合する工程と、(c)上記工程
(b)の前後に、上記一部の構成要素の穴部に上記接触
素子又は上記半導体素子を配置する工程と、(d)上記
複数の構成要素の全部又は一部の相互間に、封止樹脂層
を形成するための封止樹脂材を注入する工程と、(e)
上記封止樹脂材を硬化させて上記封止樹脂層を形成する
工程と、(f)上記仮シート部材を上記一部の構成要素
から剥離して、上記接触素子をメモリカード外部に露出
させる工程とを含むことを特徴として構成されている。
【0033】また請求項18記載の本発明は、任意の情
報を記憶する半導体素子と、該半導体素子に記憶された
情報をメモリカード外部の任意の機器に接触した状態で
伝達する接触素子と、シート状のスペーサと、これら半
導体素子、接触素子及びスペーサを略封止してなる封止
樹脂層と、該封止樹脂層の表面を被覆してなる上下のシ
ート部材とからなるメモリカードの製造方法であって、
(a)上記上下のシート部材のうちの一方に、上記接触
素子又は上記半導体素子を配置可能な穴部を形成する工
程と、(b)上記一方のシート部材に対し剥離容易な仮
シート部材上に、上記一方のシート部材を敷設する工程
と、(c)上記工程(b)の前後に、上記一方のシート
部材の穴部に上記接触素子又は上記半導体素子を配置す
る工程と、(d)上記接触素子又は上記半導体素子の配
置された上記一方のシート部材上に上記スペーサを敷設
する工程と、(e)上記スペーサ上に他方の上記シート
部材を敷設する工程と、(f)上記工程(a)から工程
(e)までの任意の時点で、又は上記工程(e)の後
に、上記封止樹脂層を形成するための封止樹脂材を注入
する工程と、(g)上記封止樹脂材を硬化させて上記封
止樹脂層を形成する工程と、(h)上記仮シート部材を
上記一方のシート部材から剥離し、上記接触素子をメモ
リカード外部に露出させる工程とを含むことを特徴とし
て構成されている。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明たるメモリカードの
第一の実施形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。まず本形態のメモリカードの構成について説明し、
その後、該メモリカードの製造方法について説明する。
図1は本形態におけるメモリカードを示す図であり、
(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視断面図、
(c)は背面図である。なお説明中、「正面」や「背
面」の語はメモリカードの2つの面を区別する説明の便
宜上用いるもので、実際の使用状況において主に用いら
れる面か否かを特定するものではない。本説明において
は、図1(a)に示す面を正面、図1(c)に示す面を
背面とする。また単に「表面」と説明する場合には、正
面及び背面を含む。
【0035】図1に示すように、メモリカード1は、主
として、半導体素子2と、接触素子3と、これら半導体
素子2及び接触素子3を封止してなる封止樹脂層4とを
含んで形成されている。このうち半導体素子2は、少な
くともメモリカード1の使用目的に応じた任意の情報を
記憶する他、この情報の送受信の制御を行うもので、具
体的には、モノリシックICやハイブリッドIC、トラ
ンジスタ、ダイオード、各種センサ、抵抗器、コンデン
サ、半導体レーザ、液晶、発光ダイオード、回路素子付
フレキシブル板、LSI等を組み合わせて構成される。
【0036】この半導体素子2は、略楕円形状のモジュ
ール基板5の上に配置されている。このモジュール基板
5は、半導体素子2を構成する各部品及び接触素子3を
相互に電気的に接続するための薄板状の電気基板であ
り、具体的には、ポリエステル板やガラス入りのエポキ
シ板等の絶縁体に金メッキを施したフィルム状のプリン
ト基板である。
【0037】これら半導体素子2及びモジュール基板5
は、図1(b)においてメモリカード1の厚み方向略中
央に配置されたスペーサ6に囲まれるように配置されて
いる。このスペーサ6は、メモリカード1の強度を向上
させると共に、封止樹脂層4の硬化時等に生じるカード
表面の凹凸を低減するためのもので、具体的には、PE
TやPVC、PCなどの積層材から形成される。これら
積層材の色は白等の任意のものが採用されるが、後述す
る封止樹脂材の硬化行程におけるUV光の透過を考慮す
る場合には透明や半透明のものが採用される。白PET
を用いる場合には接着性が弱いため、その両面に封止接
着剤密着用コートが施される。このスペーサ6は、メモ
リカード1に略対応した略方形状に形成され、その一部
にはモジュール基板5に対応した略楕円形状の穴6aが
形成されており、この穴6aの内部に、上記半導体素子
2及びモジュール基板5が配置されている。
【0038】また接触素子3は、半導体素子2に電気的
に接続され、この接触素子3をメモリカード1外部の任
意の機器、例えばメモリカード読み取り装置に接触させ
た状態で、半導体素子2に記憶された情報を機器に対し
伝達可能とする信号端子である。この接触素子3は、図
1(a)(b)に示すように、上記半導体素子2の正面
側の側面に配置されている。図2に示すように、シート
部材7には、半導体素子2に略対応した形状の穴11が
プレス加工にて形成されており、この穴11の内部に半
導体素子2の端部が位置している。この半導体素子2の
端部の側面に、上記の接触素子3が固定されている。図
2は、図1(b)の半導体素子2周辺を拡大して示す図
である。この図2に示すように、この接触素子3はシー
ト部材7の側面、すなわちメモリカード1の側面より若
干外部に突出した状態で配置されている。したがって接
触素子3はメモリカード1の外部に露出しており、メモ
リカード1の外部のメモリカード読み取り装置等の機器
に接触させることが可能となっている。
【0039】また封止樹脂層4は、半導体素子2、モジ
ュール基板5及びスペーサ6を略完全に封止してなるも
ので、封止樹脂材を硬化させて形成されている。この封
止樹脂材としては、2液混合型の樹脂あるいはUV硬化
型の樹脂が用いられる。これら封止樹脂材は、透明、半
透明、有色あるいは無色何れであっても良い。
【0040】この封止樹脂層4は、さらにその正面側に
配置したシート部材7及び背面側に配置したシート部材
8によって被覆されている。このシート部材7、8はメ
モリカード1に略対応した略方形状のもので、このシー
ト部材7、8によって封止樹脂層4が隙間なく覆われて
いる。このシート部材7、8は、具体的には、PETや
PVC、PCなどの積層材にて形成されている。これら
積層材の色は白等の任意のものが採用されるが、後述す
る封止樹脂材の硬化行程におけるUV光の透過を考慮す
る場合には透明や半透明のものが採用される。
【0041】ここで、本メモリカード1は、その特徴の
ひとつとして、送受信素子を備えている。この送受信素
子は、半導体素子2に電気的に接続されて、非接触状態
にて情報の送受信を行うもので、本形態においては面状
アンテナ9として形成されている。この面状アンテナ9
は、図1(a)に破線で示すように、メモリカード1の
周囲に沿って複数回巻かれている。この面状アンテナ9
は、具体的には、シート部材7の内側面にエッチング処
理にて形成された薄厚の銅箔として形成されている。そ
して半導体素子2やスペーサ6と共に封止樹脂層4にて
完全に封止されている。
【0042】ここで面状アンテナ9と半導体素子2との
接続について説明する。まず図1(a)に示すように、
面状アンテナ9の2つの端子9a、9bは互いの間に面
状アンテナ9自身を挟むように配置されている。またモ
ジュール基板5が面状アンテナ9を跨ぐように配置され
ており、このモジュール基板5の長手方向の一端部が面
状アンテナ9の一方の端子9aの近傍に位置し、またモ
ジュール基板5の他端部が面状アンテナ9の他方の端子
9bの近傍に位置されている。
【0043】また図2に示すように、モジュール基板5
には、面状アンテナ9と半導体素子2とを接続するため
の電気配線5a、5bが設けられている。この電気配線
5a、5bは、その一端をモジュール基板5の正面側に
おいて半導体素子2に接続されており、モジュール基板
5を貫通して該モジュール基板5の背面側に至り、再び
モジュール基板5を貫通してモジュール基板5の正面側
に引き出されて、この引き出された他端を面状アンテナ
9の端子9a、9bに接続されている。このように面状
アンテナ9と半導体素子2とは、モジュール基板5に設
けた電気配線5a、5bを介して接続されている。ここ
でモジュール基板5は上記したように絶縁体であるた
め、面状アンテナ9を跨ぐように配置しても短絡等の問
題を生じさせない。このように絶縁体としてモジュール
基板5を用いることで、あえて別に絶縁体を設ける必要
がなく全体的なメモリカード1の厚さを薄くすることが
可能となる。なお面状アンテナ9の端子とモジュール基
板5の電気配線5a、5bとの接続は、微細箇所にも流
入し易いクリームハンダにて行われるが、異方性導電シ
ートや導電ペースト(銀ペースト)にて行うことも可能
である。
【0044】また、本メモリカード1には、もうひとつ
の特徴として、上記スペーサ6に、封止樹脂材をパター
ン印刷した印刷凸部10が設けられている。該印刷凸部
10は、上記スペーサ6とシート部材7との間隔に略対
応した厚みを有してなるものである。ここで「略対応し
た厚み」とは、スペーサ6とシート部材7との間隔にほ
ぼ等しく、かつ、印刷凸部10とスペーサ6との間に封
止樹脂層4を形成する封止樹脂材が若干流れ込むことの
できる厚みをいう。例えばスペーサ6とシート部材7と
の間隔が45μであれば、印刷凸部10の厚みは35μ
程度であり、印刷凸部10とスペーサ6との間に封止樹
脂層4を形成する封止樹脂材が10μ程度の厚みで流れ
込むことになる。また図7(a)に示すように、印刷凸
部10は、上記シート部材7及びスペーサ6に対する後
述の加圧行程における加圧点の移動方向と略平行な複数
の直線から構成されるパターン10aと、該シート部材
7の四隅に略対応した位置及び形状で構成されるパター
ン10bと、さらにその外側に、加圧点の移動方向にの
み封止樹脂材を排出可能とする外周部として形成された
略コ字状のパターン10cとから構成されている。これ
らのパターン10a 〜10b の詳細については後述す
る。ここで面状アンテナ9に対応する部分10dには印
刷凸部10が形成されておらず、したがって、面状アン
テナ9と印刷凸部10が厚みに関して互いに干渉するこ
とがない。なお印刷凸部10の平面パターンは図示のも
のに限らず例えばカード製造元の名前を表す様な平面形
状としてもよく、あらゆるパターンが採用されてよい。
【0045】このように、スペーサ6とシート部材7と
の間隔に略対応した厚みを有してなる印刷凸部10を設
けたことにより、スペーサ6とシート部材7との間の封
止樹脂材が少なくて済み、封止樹脂材への加圧時に生じ
る厚みのばらつきや、硬化時における厚みのばらつきを
極力減らすことができる。ここで印刷凸部10はシート
部材7の略全体にわたって形成されているので、メモリ
ーカード表面全体に渡り、厚みを均一化することができ
る。また印刷凸部10とスペーサ6との間に封止樹脂層
4を形成する封止樹脂材が若干流れ込むので、この封止
樹脂材によって印刷凸部10とスペーサ6とが相互に接
着され、カード全体の接合強度を損なうことがない。ま
た、この印刷凸部10の存在により、上記スペーサ6が
封止樹脂材に接触する面積も大きくなるため、封止樹脂
材による接着効果も増大する。さらに、さまざまな厚さ
のメモリカードを作る場合においても、印刷凸部10の
高さを変えるだけで該メモリカードの厚さを変えること
ができるので、JIS等の規格に適合するメモリカード
を容易に設計することが可能となる。
【0046】この印刷凸部10は、封止樹脂層4を形成
するために用いられ得る封止樹脂材、すなわち2液混合
型の樹脂あるいはUV硬化型の樹脂のいずれかによって
形成されており、特に本形態においては夜光塗料を所定
の割合で混入した封止樹脂材が用いられており、印刷凸
部10全体が照光可能な照光部とされている。ここで、
夜光塗料とは、外部からの光エネルギーを蓄えて、この
光エネルギーを暗所にて放出して光る蓄光性夜光塗料
や、放射性物質を含有し、外部からの光エネルギーなし
に自発光する自発性夜光塗料であり、これら蓄光性夜光
塗料や自発性夜光塗料として考え得る周知の全てのもの
が用いられてよい。また用途に応じて、蓄光性夜光塗料
のうちでも、特に特定の波長にのみ反応して光るものを
用いてもよい。
【0047】なお夜光塗料の混入は、具体的には、封止
樹脂材や非透明UV塗料等に対し、夜光塗料を30〜6
0%の割合で混ぜ合わせて行われる。この割合は、高け
れば高い程発光量が多くなる一方、強度が低くなるた
め、これら両特性を考慮して最もバランスのいい割合が
採用される。このように夜光塗料を混入して印刷凸部1
0を照光部とすることにより、これら照光部たる印刷凸
部10中の夜光塗料が光エネルギーを蓄え、夜間の検問
等のような周囲が暗い場合に、印刷凸部10が発光す
る。するとこの光は、シート部材に若干妨げられながら
も、メモリカードの表面に到達しシート上に印刷された
内容を浮び上がらせる。したがって、暗所でもこれらの
内容を容易に認識することができる。また夜光塗料に特
定波長にのみ反応する特殊なものを用いることにより、
照光部たる印刷凸部10を、単に周囲が暗いだけでは発
光せず、特定波長の光を照射した場合にのみ発光して、
それ自身が浮かび上がるようにすることもできる。この
場合には、、通常の使用状態において違和感を与えるこ
となく、その一方、メモリカード1が偽造品でなく真正
品であることを容易に確認することができる。なお本形
態では印刷凸部10の全体を照光部としたが、もちろん
任意の一部のみを照光部としてもよい。
【0048】次に、本形態におけるメモリカード1の製
造方法につき説明する。まずシート部材7と、面状アン
テナ9の母材となる銅箔90とをそれぞれ方形状に型抜
きする。ここで、シート部材7と銅箔90とは、それぞ
れメモリカードの完成寸法より若干大きめの方形状に型
抜きされる。そして、これらシート部材7と銅箔90と
を、互いに張り合せる。この状態を図3(a)(b)に
示す。この張り合せには、封止樹脂材との接着性が良
く、また後述のエッチングの際にエッチング液に溶けな
い二液硬化型接着剤が用いられる。ただしUV硬化型接
着剤を用いてもよい。
【0049】次に、銅箔90に対し、面状アンテナ9の
パターンのみをレジストによりマスキングし、該パター
ン以外の部分をエッチング等にて剥離する。これにより
面状アンテナ9が形成される。そしてシート部材7をプ
レス加工し、接触素子3に略対応した形状の穴11を打
ち抜く。この状態を図4(a)(b)に示す。そして、
シート部材7の面状アンテナ9と正面側の面に、透明の
PETシート12(弱糊アプリシート)をラミネーター
機等により張り合わせる。これは、後述する封止樹脂材
16の注入時や加圧時に穴11から封止樹脂材16が漏
れ出すことを防止するためである。この状態を図5
(a)(b)に示す。
【0050】ここで、上記工程とは別に、モジュール基
板5に対し半導体素子2及び接触素子3を装着し、ハン
ダ付けによる接続を行って、ひとつのユニットを形成す
る。これは、実装作業を容易とし、量産性を高めるため
である。そしてこのユニットを、その接触素子3が穴1
1側になるように、上記シート部材7上に実装する。こ
のユニットの実装は、上記したように面状アンテナ9の
端子とモジュール基板5の電気配線5a、5bとをクリ
ームハンダにて接続して行われる。この状態を図6
(a)(b)に示す。なおユニットを実装する前、接触
素子3の表面は予めカプトンテープ13等の再剥離容易
なテープでマスキングする。本実施形態では、上記のよ
うにモジュール基板5の電気配線5a、5bを介して面
状アンテナ9の接続を行っている。このように単なる電
気配線に比べて剛性高いモジュール基板5を介して接続
しているので、ハンドリングが容易であり量産性を向上
させることができる。
【0051】また上記工程とは別に、スペーサ6をシー
ト部材7と略同形状に打ち抜きし、またこのスペーサ6
にモジュール基板5に対応した略楕円形状の穴6aを打
ち抜く。また上述したように、スペーサ6には、あらか
じめ封止樹脂材をパターン印刷することによって、印刷
凸部10が設けられている。この状態を図7(a)
(b)に示す。なお図7(b)中、スペーサ6は印刷凸
部10よりも紙面上側に配置されており、このスペーサ
6が非透明部材から形成されている場合には、スペーサ
6側から印刷凸部10が見えることがないが、本形態に
おいてはスペーサ6が薄厚であり、かつこれらスペーサ
6等が照明台(透過板の下方に照明ランプを配置して構
成された台)の上に配置されていることから、図7
(a)に示すように、印刷凸部10がスペーサ6を透過
して見えている。なお照明台を用いなくとも、スペーサ
6を透明部材にて形成した場合にも印刷凸部10がスペ
ーサ6を透過して見える。そして、上記スペーサ6を、
その穴6aにモジュール基板5を納めるように、シート
部材7上に配置する。この配置の際には、上記印刷凸部
10に印刷されたパターンを利用することができる。す
なわち、上記スペーサ6を透過して見えている印刷凸部
10のパターンのうち、パターン10dをモジュール基
板5や面状アンテナ9の位置に合わせつつ、またパター
ン10bをシート部材7上にあらかじめ記された図示し
ない寸法線又は印刷パターンの位置に合わせつつスペー
サ6を配置することにより、スペーサ6を所定の位置に
正確に配置することが可能となる。
【0052】そしてこれらPETシート12〜スペーサ
6を、その短手方向の所定の2か所において、テープ1
4にて固定する。この状態を図8(a)(b)に示す。
さらに、スペーサ6のある側にシート部材8を載せ、こ
れらPETシート12〜シート部材8を、その短手方向
の所定の2か所において、テープ15にて固定する。こ
の状態を図9(a)(b)に示す。
【0053】その後、図10、図11に示すように、シ
ート部材7とスペーサ6との間、スペーサ6とシート部
材8との間に順次、封止樹脂層4を形成するための封止
樹脂材16を注入する。
【0054】上記のようにシート部材7等をテープ14
にて固定し、その後、封止樹脂材16を注入すること
は、本実施形態の特徴の一つである。すなわち従来の製
造方法においては、シート部材を敷設し、封止樹脂材を
注入、その後、スペーサを敷設し、さらに封止樹脂材を
注入するというように、順次敷設と注入とを行っていた
が、本実施形態によれば、敷設を終えた後、封止樹脂材
を一括して注入することができ、注入工程が合理化でき
る。
【0055】そして次に、図12に示すように、封止樹
脂材16を注入したPETシート12〜スペーサ6を上
下2枚のガラス板17、17で挟み込み、ロール18に
て加圧圧着するこの圧着過程において、上記スペーサの
印刷凸部10に印刷されたパターンにより余分な封止樹
脂材16を的確に排出することができる。すなわち、該
印刷凸部10に設けられた一定方向に平行な直線のパタ
ーン10aにより、圧着時に余った封止樹脂材は該パタ
ーン方向に沿って押し出され、図12で示す右側端部か
ら排出される。さらに、その外側にパターン10cが設
けられているために、図中の上下及び左側に押し出され
た封止樹脂材は、該パターン10cより外側に漏れ出る
ことがない。したがって、余分な封止樹脂材は図中の右
側から集中的に排出され、他の部分から漏れ出すことが
ないため、該右側の余剰樹脂の処理のみをすればよく、
次の工程に迅速に進むことができる。
【0056】その後、図13に示すように、樹脂が硬化
するまで60分間自然放置しておく。この場合におい
て、封止用接着剤としてUV光硬化型接着剤を用いた場
合には、自然放置ではなく、各積層部材に透明材を選択
し、紫外線を照射することによって硬化させる。そし
て、図14に示すように、シート部材7にあらかじめ貼
り付けておいたPET透明シート12を剥離し、さら
に、接触素子3に貼り付けておいたカプトンテープ13
をも剥離する。この状態を図15に示す。そして最後
に、図15の破断線で示す箇所でプレス加工し、完成寸
法として、図1のメモリカード1が完成する。
【0057】このように上記製造方法によれば、シート
部材7に穴11を打ち抜き、またスペーサ6に穴6aを
打ち抜くこと等によって、半導体素子2や接触素子3と
いった素子が封止樹脂材16の硬化前に実装され、封止
樹脂材16の硬化後にあらためて凹部を形成する必要が
ない。シート部材7等への穴の打ち抜きは、凹部の形成
に比べて量産工程において容易に達成されるので、量産
性を向上させることができる。またPET透明シート1
2を張ることにより、穴11からの封止樹脂材16の漏
れを防止できる。
【0058】最後に本実施形態におけるメモリカード1
の具体的な完成寸法について触れておく。図1に示すメ
モリカード1は、長さについては、長手方向が85.6
±0.2mm、短手方向が54±0.1mm、厚みにつ
いては、シート部材7が250μ、面状アンテナが70
μ、スペーサ6が250μ、シート部材8が100μで
ある。これに封止樹脂層4の厚みを加え、全体の厚みが
0.76±0.08mm、すなわち接触型のメモリカー
ドと同じ規格厚の、複合型のメモリカード1を構成でき
た。
【0059】次に、本発明の第二の実施形態について説
明する。ただし特に説明なき部分は、上記第一の実施形
態と同様である。図16は本形態におけるメモリカード
20を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)
のAーA矢視断面図、(c)は背面図である。本形態の
メモリカード20においても、第一の実施形態のメモリ
カード1と同様に、半導体素子2及び接触素子3が設け
られており、接触素子3を介して接触状態にて情報の伝
達が可能である。一方、本実施形態においては、第一の
実施形態のメモリカード1と異なり、送受信素子が面状
アンテナでなくコイル状アンテナ21として形成されて
いる。
【0060】ここでメモリカード20の厚み方向略中央
に埋設されたスペーサ23には、穴23a、23bが形
成されており、穴23aにはモジュール基板が納めら
れ、穴23bにはコイル状アンテナ21が納められてい
る。このコイル状アンテナ21は、直径約0.1mmの
丸線材(被覆付きの状態では直径約0.12mm程度)
を複数回重ねて巻かれてなるもので、半導体素子2に電
気的に接続されて、非接触状態にて情報の送受信を行
う。コイル状アンテナ21の端子にはそれぞれ引込み線
24が接続されており、この引込み線24が中心スペー
サとシート部材との間を通ってモジュール基板5側に引
込まれ、該引込み線24を介してコイル状アンテナ21
が半導体素子2に接続されている。
【0061】また、上記シート部材7には、印刷凸部1
0が設けられている。該印刷凸部10は、上記スペーサ
6とシート部材7との間の厚み方向距離と略同一の高さ
を有してなるものである。この印刷凸部10は、図17
に示すように、第一の実施形態における印刷凸部10と
同様のパターン10a〜10cと、コイル状アンテナ2
1の平面形状に略適合した形状のパターン10eとから
構成されている。したがって、上述の第一の形態と同様
に該シート部材7を所定の位置に正確に配置することが
可能となり、また圧着の際の余分の封止樹脂材の処理が
容易となる。ここで、後述する仮止めテープ25に対応
する部分10f及び引込み線24に対応する部分10g
には印刷凸部10が形成されていないことから、印刷凸
部10がこれら仮止めテープ25や引込み線24と干渉
することがない。
【0062】次に、本形態におけるメモリカード20の
製造方法につき説明する。まずシート部材7を型抜き
し、このシート部材7に該シート部材7から接触素子3
を露出させるための穴11を打ち抜き形成する。そし
て、このシート部材7の正面側の面に、透明のPETシ
ート(弱糊アプリシート)19をラミネーター機等によ
り張り合わせ、上記シート部材7に、封止樹脂材を用い
てパターン印刷する。この状態を図17(a)(b)に
示す。
【0063】また上記工程とは別に、スペーサ23をシ
ート部材7と同じ外形状に打ち抜き、またこのスペーサ
23に穴23a、23bを打ち抜く。この状態を図18
(a)(b)に示す。さらに上記工程とは別に、半導体
素子2と接触素子3とをモジュール基板5上に配置して
ユニット化し、さらにコイル状アンテナ21と半導体素
子2とを引込み線24を介して接続する。したがってこ
の段階で、半導体素子2、接触素子3、モジュール基板
5及びコイル状アンテナ21が一体にユニット化され
る。次にこのユニット化された半導体素子2等をスペー
サ23に実装する。この実装は、半導体素子2を穴23
a、コイル状アンテナ21を穴23bにそれぞれ納めた
後、仮止めテープ25を貼り、この仮止めテープ25を
介してユニットとスペーサ23とを互いに固定すること
によって行われる。この状態を図19(a)(b)に示
す。
【0064】そして図19に示すスペーサ23等をシー
ト部材8上に敷設して、これらスペーサ23とシート部
材8とを、その短手方向の所定の2か所においてテープ
26にて固定する。この状態を図20(a)(b)に示
す。
【0065】次に図20のスペーサ23等の上に、図1
7に示したシート部材7及びPETシート19を敷設
し、PETシート19〜シート部材8を、その短手方向
の所定の2か所においてテープ28にて固定する。この
状態を図21(a)(b)に示す。その後、図22、図
23に示すように、シート部材8とスペーサ23との
間、スペーサ23とシート部材7との間に順次、封止樹
脂層4を形成するための封止樹脂材16を注入する。そ
の後は第一の実施形態と同じである。
【0066】最後に本実施形態におけるメモリカード2
0の具体的な完成寸法について触れておく。図16に示
すメモリカード20は、長さについては、長手方向が8
5.6±0.2mm、短手方向が54±0.1mm、厚
みについては、シート部材7が100μ、スペーサ23
が250μ、シート部材8が250μである。これに封
止樹脂層4の厚みを加え、全体の厚みが0.76±0.
08mm、すなわち接触型のメモリカードと同じ規格厚
の複合型のメモリカード20を構成できた。ー
【0067】次に、本発明の第三の実施形態について説
明する。ただし特に説明なき部分は、上記第一の実施形
態と同様である。図24は本形態におけるメモリカード
30を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)
のAーA矢視断面図、(c)は背面図である。本形態の
メモリカード30においても、第一の実施形態のメモリ
カード1と同様に、半導体素子2及び接触素子3が設け
られており、接触素子3を介して接触状態にて情報の伝
達が可能である。また第一の実施形態のメモリカード1
と同様に、送受信素子が面状アンテナ9として形成され
ている。
【0068】一方、本実施形態においては、第一の実施
形態と異なり、モジュール基板5がメモリカード30の
正面側に配置されており、半導体素子2がメモリカード
30の内側に配置されている。また接触素子3は、半導
体素子2の側面でなくモジュール基板5の側面に配置さ
れている。また面状アンテナ9は、シート部材7でなく
スペーサ6のシート部材7側の面に設けられている。こ
れら半導体素子2、接触素子3、モジュール基板5及び
面状アンテナ9の関係につき詳細に説明する。図25は
図24(b)の半導体素子2周辺を拡大して示す図であ
る。
【0069】この図25に示すように、面状アンテナ9
はスペーサ6のシート部材7側の面に略一体に設けられ
ている。この製造方法については後述する。このスペー
サ6には半導体素子2の平面形状に略適応した形状の穴
6bが形成されており、この穴6bに半導体素子2が略
納められている。またシート部材7にはモジュール基板
5に略適応した形状の穴7bが形成されており、この穴
7bにモジュール基板5が略納められて、このモジュー
ル基板5の表面とシート部材7の表面が互いに略面一状
とされている。このモジュール基板5の表面には、接触
素子3が配置されており、したがって接触素子3はシー
ト部材7の表面に対し若干突出した状態とされている。
この接触素子3と半導体素子2とは、モジュール基板5
を貫通する接続線5cを介して接続されている。
【0070】本実施形態においても、図24に示すよう
に、面状アンテナ9の2つの端子9a、9bは互いの間
に面状アンテナ9自身を挟むように配置されている。そ
してモジュール基板5が面状アンテナ9を跨ぐように配
置されており、このモジュール基板5の長手方向の一端
部が面状アンテナ9の一方の端子9aの近傍に位置し、
またモジュール基板5の他端部が面状アンテナ9の他方
の端子9bの近傍に位置されている。そしてモジュール
基板5に設けた電気配線5a、5bが、その一端をモジ
ュール基板5の背面側において半導体素子2に接続され
ており、モジュール基板5を貫通して該モジュール基板
5の正面側に至り、再びモジュール基板5を貫通してモ
ジュール基板5の背面側に引き出されて、この引き出さ
れた他端を面状アンテナ9の端子9a、9bに接続され
ている。
【0071】次に、本形態におけるメモリカード30の
製造方法につき説明する。まずシート部材7を型抜き
し、このシート部材7にモジュール基板5を配置するた
めの穴7bを打ち抜き形成する。そして、このシート部
材7の正面側の面に、透明のPETシート(弱糊アプリ
シート)19をラミネーター機等により張り合わせる。
さらに、このシート部材7の背面側の面に、封止樹脂材
をパターン印刷することによって印刷凸部10を設けて
いる。この状態を図26(a)(b)に示す。この印刷
凸部10のパターン形状は第一実施形態と略同じであ
る。
【0072】また上記工程とは別個に、スペーサ6に面
状アンテナ9のパターンのみをレジストによりマスキン
グし、該パターン以外の部分をエッチング等にて剥離す
る。これにより面状アンテナ9が形成される。そしてス
ペーサ6をプレス加工し、半導体素子2に略対応した形
状の穴6bを打ち抜く。そして、このスペーサ6に対し
て、予めユニット化した半導体素子2、接触素子3及び
モジュール基板5を実装する。この状態を図27(a)
(b)に示す。なお接触素子3及びモジュール基板5の
表面はカプトンテープ13でマスキングされている。
【0073】そして図26に示すPETシート19等を
スペーサ6上に敷設するが、その敷設の際には、上記シ
ート部材7の印刷凸部10に印刷されたパターンを利用
することができる。すなわち、上記スペーサ6及びPE
Tシート19を透過して見えている印刷凸部10のパタ
ーンのうち、パターン10dをモジュール基板5や面状
アンテナ9の位置に合わせつつ、スペーサ6等を配置す
ることにより、スペーサ6を所定の位置に正確に配置す
ることが可能となる。そして、これらPETシート19
〜スペーサ6とを、その短手方向の所定の2か所におい
てテープ30にて固定する。この状態を図28(a)
(b)に示す。そして、この状態のスペーサ6等をシー
ト部材8上に敷設し、PETシート19〜シート部材8
を、その短手方向の所定の2か所においてテープ31に
て固定する。この状態を図29(a)(b)に示す。
【0074】その後、シート部材8とスペーサ6との
間、スペーサ6とシート部材7との間、シート部材7と
PETシート19との間に順次、封止樹脂層4を形成す
るための封止樹脂材16を注入する。その後は第一の実
施形態と同じである。
【0075】最後に本実施形態におけるメモリカード3
0の具体的な完成寸法について触れておく。図24に示
すメモリカード30は、長さについては、長手方向が8
5.6±0.2mm、短手方向が54±0.1mm、厚
みについては、シート部材7が250μ、スペーサ6が
250μ、シート部材8が100μである。これに封止
樹脂層4の厚みを加え、全体の厚みが0.76±0.0
8mm、すなわち接触型のメモリカードと同じ規格厚
の、複合型のメモリカード30を構成できた。
【0076】次に、本発明の第四の実施形態について説
明する。ただし特に説明なき部分は、上記第一の実施形
態と同様である。図30は本形態におけるメモリカード
40を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)
のAーA矢視断面図、(c)は背面図である。本形態の
メモリカード40は、第二の実施形態〜第三の実施形態
の特徴を混合して構成されている。まず第二の実施形態
と同様に、送受信素子がコイル状アンテナ21として形
成されている。一方、第三の実施形態と同様に、モジュ
ール基板5がメモリカード40の正面側に配置されてお
り、半導体素子2がメモリカード40の内側に配置され
ている。また接触素子3は、半導体素子2の側面でなく
モジュール基板5の側面に配置されており、またシート
部材7には、印刷凸部10が設けられている。またスペ
ーサは、メモリカード40の厚み方向略中央に配置した
スペーサ23と、該スペーサ23と裏面側のシート部材
8との間に配置した下スペーサ41とから構成されてい
る。
【0077】次に、本形態におけるメモリカード40の
製造方法につき説明する。まずシート部材7を型抜き
し、このシート部材7にモジュール基板5を配置するた
めの穴7bを打ち抜き形成する。そして、このシート部
材7の正面側の面に、透明のPETシート(弱糊アプリ
シート)19をラミネーター機等により張り合わせる。
またシート部材7の裏面側には封止樹脂材をパターン印
刷することによって印刷凸部10を形成する。この状態
を図31(a)(b)に示す。
【0078】また上記工程とは別に、スペーサ23をシ
ート部材7と同じ外形状に打ち抜き、またこのスペーサ
23に穴23a、23bを打ち抜く。そして、このスペ
ーサ23上に、予めユニット化した半導体素子2、接触
素子3及びモジュール基板5を実装する。この実装にお
いて、仮止めテープ25を貼り、この仮止めテープ25
を介してユニットとスペーサ23とを互いに固定する。
この状態を図32(a)(b)に示す。
【0079】そして図32に示すスペーサ23等を図3
1に示すPETシート19等の上に敷設して、これらP
ETシート19〜スペーサ23を、その短手方向の所定
の2か所においてテープ42にて固定する。この状態を
図34(a)(b)に示す。一方、下スペーサ41をシ
ート部材7と同じ外形状に打ち抜き、またこの下スペー
サ41に仮テープ25やモジュール5に対応した穴41
a、41bを打ち抜く。この状態を図33に示す。そし
て、この状態のスペーサ23等の上に下スペーサ41を
敷設し、PETシート19〜下スペーサ41を、その短
手方向の所定の2か所においてテープ43にて固定す
る。またさらに、下スペーサ41の上にシート部材8を
敷設し、PETシート19〜シート部材8を、その短手
方向の所定の2か所においてテープ44にて固定する。
この状態を図35(a)(b)に示す。
【0080】その後、PETシート19とスペーサ23
との間、スペーサ23と下スペーサ41との間、下スペ
ーサ41とシート部材8との間に順次封止樹脂層4を形
成するための封止樹脂材16を注入する。その後は第一
の実施形態と同じである。
【0081】最後に本実施形態におけるメモリカード4
0の具体的な完成寸法について触れておく。図30に示
すメモリカード40は、長さについては、長手方向が8
5.6±0.2mm、短手方向が54±0.1mm、厚
みについては、シート部材7が250μ、スペーサ23
が250μ、下スペーサが100μ、シート部材8が1
00μである。これに封止樹脂層4の厚みを加え、全体
の厚みが0.76±0.08mm、すなわち接触型のメ
モリカードと同じ規格厚の、複合型のメモリカード40
を構成できた。
【0082】さてこれまで本発明の第一〜第四の実施形
態について説明したが、本発明は上記に示した実施形態
に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異
なる形態にて実施されてよいもので、以下、これら異な
る形態について説明する。まず半導体素子2、接触素子
3及び送受信素子の配置は上記のものに限られず、異な
る配置が採用されてよい。またこれら素子は互いに明確
に区別されることなく一体に形成されてもよい。また接
触素子3は、接触素子3をメモリカード1の外部の機器
に接触させることが可能な範囲内で、かつ、接触素子3
がメモリカード1の表面から外側に突出し過ぎず携帯等
の妨げとならない範囲内でカード表面から突出するよう
に配置される。
【0083】面状アンテナやコイル状アンテナの平面パ
ターン、コイル状アンテナの巻数は、上記形態に示した
ものに限らず、任意のものが採用されてよい。またコイ
ル状アンテナは、丸線材でなく平角線材にて形成しても
よく、この場合には丸線材に比べ厚みを安定させること
ができる。また製造方法において、シート部材7やスペ
ーサ6等を相互に固定するためにテープを用いるものと
して説明したが、テープ以外でもよく、例えばクランプ
ハンドルの如き機械的手段を用いて固定してもよい。ま
た固定位置も上記形態のように短手方向における2か所
に限定されず、長手方向や、1又は3以上の箇所で固定
してもよい。
【0084】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1〜3記
載の本発明は、接触型のメモリカードにおいて、半導体
素子に電気的に接続されるもので、該半導体素子に記憶
された情報を無線出力するための送受信素子を上記封止
樹脂層にて封止したこと等により、接触型と非接触型の
混合型のメモリカードを形成でき、さまざまな使用状況
で使用可能なメモリカードを提供することができる。特
に全体の厚みを従来の接触型のメモリカードの規格厚と
同じにした場合には、従来の読取り装置を用いて情報の
伝達ができ、読取り装置を更新等する必要がなくなっ
て、コストの低減化を図ることができる。
【0085】また、請求項4及び15記載の本発明は、
上記シート部材及びスペーサのうち少なくとも1つの部
材の上記封止樹脂層に接する面に、該部材と該部材に隣
り合う上記シート部材又はスペーサとの間隔に略対応し
た厚みを有する印刷凸部を設けたことにより、シート部
材とスペーサの間の間隔の封止樹脂材を極力少なくする
ことができ、加圧や硬化の際に生ずるメモリカードの凹
凸を少なくすることができる。
【0086】さらに、請求項5記載の本発明は、上記印
刷凸部の少なくとも一部を、上記シート部材及びスペー
サに対する加圧点の移動方向と略平行な略直線状にした
ことにより、圧着の際に余った封止樹脂材を上記印刷凸
部に沿って外部に排出しやすくなる。また、同時に、封
止樹脂とシート部材との接触面積が大きくなり、接着力
を増大させることもできる。
【0087】さらに、請求項6記載の本発明は、上記印
刷凸部の少なくとも一部を、上記隣り合うシート部材又
はスペーサの外形に略対応した形状にしたことにより、
配置の際に該パターンを目印とすることができ、正確に
部材の配置をすることが可能となる。
【0088】また、請求項7記載の本発明は、上記印刷
凸部の一部を、上記加圧点の移動方向にのみ上記封止樹
脂層を排出可能とする外周部としたことにより、余った
封止樹脂材があっても上記印刷凸部によりブロックさ
れ、圧着の際に余った封止樹脂材を外部に漏らすことな
く一定の方向に排出することが可能となり、余剰封止樹
脂材の処理が容易となる。
【0089】さらに、請求項8記載の本発明は、上記印
刷凸部の全部又は一部に、夜光塗料を混入して照光部を
形成したことにより、一定の光線により光るようにな
り、上記メモリカードの偽造防止等をすることが可能と
なる。
【0090】しかも請求項9〜11記載の本発明は、モ
ジュール基板を、送受信素子を跨ぎ、該送受信素子の2
つの端子の双方に近接するように配置し、モジュール基
板の電気配線を介して、送受信素子を半導体素子に電気
的に接続したこと等により、モジュール基板を介して面
状アンテナと半導体素子とを接続することができ、薄厚
でも確実に絶縁を行え、また容易に送受信素子を実装す
ることができる。
【0091】さらに請求項12乃至14、16記載の本
発明は、上記複数の構成要素のうちの全部又は一部を、
重合状に敷設する工程と、敷設した上記構成要素を、そ
の端部において互いに固定する工程と、敷設した上記構
成要素の相互間に上記封止樹脂層を形成するための封止
樹脂材を注入する工程とを含むこと等により、封止樹脂
材の注入を一括して行うことができ、メモリカードの製
造における量産性を向上させることができる。
【0092】しかも請求項17、18記載の本発明は、
上記複数の構成要素のうちの一部に、上記接触素子又は
上記半導体素子を配置可能な穴部を形成する工程と、一
部の構成要素に対し剥離容易な仮シート部材と、上記一
部の構成要素とを重合する工程と、上記一部の構成要素
の穴部に上記接触素子又は上記半導体素子を配置する工
程と、上記仮シート部材を上記一部の構成要素から剥離
し、上記接触素子をメモリカード外部に露出させる工程
等を含んでなること等により、凹部の形成等を行うこと
なく素子を実装することができ、メモリカードの製造に
おける量産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態におけるメモリカードを示す図
であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視
断面図、(c)は背面図である。
【図2】図1(b)の半導体素子の周辺を拡大して示す
図である。
【図3】シート部材に銅箔を張り合せた状態の図であ
り、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視断面
図である。
【図4】図3の部材にエッチング処理を施した状態の図
であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視
断面図である。
【図5】図4の部材にPETシートを張り合せた状態の
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢
視断面図である。
【図6】図5の部材に半導体素子等を実装した状態の図
であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視
断面図である。
【図7】スペーサを示す図であり、(a)は正面図、
(b)は(a)のAーA矢視断面図である。
【図8】図6の部材にスペーサを配置した状態の図であ
り、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視断面
図である。
【図9】図8の部材にシート部材を配置した状態の図で
あり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視断
面図である。
【図10】図9の部材に封止樹脂材を注入した状態の縦
断面図である。
【図11】図9の部材に封止樹脂材を注入した状態の縦
断面図である。
【図12】図11の部材を加圧している状態の縦断面図
である。
【図13】図12の部材の加圧後の状態の縦断面図であ
る。
【図14】図13の部材からPETシートを剥離してい
る状態の縦断面図である。
【図15】図14の部材を打ち抜いている状態の縦断面
図である。
【図16】第二の実施形態におけるメモリカードを示す
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢
視断面図、(c)は背面図である。
【図17】シート部材にPETシートを張り合せた状態
の図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA
矢視断面図である。
【図18】スペーサに穴抜き加工を施した状態の図であ
り、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢視断面
図である。
【図19】スペーサに半導体素子等を仮止めした状態の
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢
視断面図である。
【図20】図19の部材にシート部材を配置した状態の
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢
視断面図である。
【図21】図20の部材にシート部材及びPETシート
を配置した状態の図であり、(a)は正面図、(b)は
(a)のAーA矢視断面図である。
【図22】図21の部材に封止樹脂材を注入した状態の
縦断面図である。
【図23】封止樹脂材の注入後の状態の縦断面図であ
る。
【図24】第三の実施形態におけるメモリカードを示す
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢
視断面図、(c)は背面図である。
【図25】図24(b)の半導体素子の周辺を拡大して
示す図である。
【図26】シート部材にPETシートを張り合せた状態
の図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA
矢視断面図である。
【図27】スペーサに面状アンナテを設け、さらに穴抜
き加工及び素子の実装を行った状態の図であり、(a)
は正面図、(b)は(a)のAーA矢視断面図である。
【図28】図27の部材上に図26の部材を敷設した状
態の図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAー
A矢視断面図である。
【図29】シート部材上に図28の部材を敷設した状態
の図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA
矢視断面図である。
【図30】第四の実施形態におけるメモリカードを示す
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢
視断面図、(c)は背面図である。
【図31】シート部材にPETシートを張り合せた状態
の図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA
矢視断面図である。
【図32】スペーサに穴抜き加工を施し、さらに素子を
実装した状態の図であり、(a)は正面図、(b)は
(a)のAーA矢視断面図である。
【図33】下スペーサに穴抜き加工を施した状態の正面
図である。
【図34】図31の部材に図32の部材を敷設した状態
の図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA
矢視断面図である。
【図35】図34の部材にシート部材を敷設した状態の
図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のAーA矢
視断面図である。
【符号の説明】
1、20、30、40 メモリカード 2 半導体素子 3 接触素子 4 封止樹脂層 5 モジュール基板 6 スペーサ 7、8 シート部材 9 面状アンテナ 10 印刷凸部 12 PETシート 14、15、26〜28、30、31、42〜44 テ
ープ 21 コイル状アンテナ 23 スペーサ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の情報を記憶する半導体素子と、該
    半導体素子に記憶された情報をメモリカード外部の任意
    の機器に接触した状態で伝達する接触素子と、合成樹脂
    製のスペーサと、これら半導体素子、接触素子及びスペ
    ーサを略封止してなる封止樹脂層とからなるメモリカー
    ドにおいて、 上記半導体素子に電気的に接続されるもので、該半導体
    素子に記憶された情報を無線出力するための送受信素子
    を上記封止樹脂層にて封止したことを特徴とする接触及
    び非接触複合型メモリカード。
  2. 【請求項2】 上記送受信素子を、メモリカードの表面
    と略平行な平面内に配置した面状アンナテとして形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の接触及び非接触複合
    型メモリカード。
  3. 【請求項3】 上記メモリカードの表裏面を合成樹脂製
    のシート部材にて被覆してなることを特徴とする請求項
    1又は2記載の接触及び非接触複合型メモリカード。
  4. 【請求項4】 上記シート部材及びスペーサのうち少な
    くとも1つの部材の上記封止樹脂層に接する面に、該部
    材と該部材に隣り合う上記シート部材又はスペーサとの
    間隔に略対応した厚みを有する印刷凸部を設けたことを
    特徴とする請求項3記載の接触及び非接触複合型メモリ
    カード。
  5. 【請求項5】 上記印刷凸部の少なくとも一部を、上記
    シート部材及びスペーサに対する加圧点の移動方向と略
    平行な略直線状にしたことを特徴とする請求項4記載の
    接触及び非接触複合型メモリカード。
  6. 【請求項6】 上記印刷凸部の少なくとも一部を、上記
    隣り合うシート部材又はスペーサの外形に略対応した形
    状にしたことを特徴とする請求項4又は5記載の接触及
    び非接触複合型メモリカード。
  7. 【請求項7】 上記印刷凸部の一部を、上記加圧点の移
    動方向にのみ上記封止樹脂層を排出可能とする外周部と
    したことを特徴とする請求項4乃至6記載の接触及び非
    接触複合型メモリカード。
  8. 【請求項8】 上記印刷凸部の少なくとも一部を、夜光
    塗料を混入してなる照光部としたことを特徴とする請求
    項4乃至7記載の接触及び非接触複合型メモリカード。
  9. 【請求項9】 任意の情報を記憶する半導体素子と、上
    記半導体素子に電気的に接続されるもので該半導体素子
    に記憶された情報を無線出力するための送受信素子と、
    これら半導体素子及び送受信素子を封止してなる封止樹
    脂層とからなるメモリカードにおける、上記送受信素子
    の接続構造であって、 上記半導体素子を、電気配線を備えたモジュール基板上
    に配置し、 上記モジュール基板を、上記送受信素子を跨ぎ、該送受
    信素子の2つの端子の双方に近接するように配置し、 上記モジュール基板の電気配線を介して、上記送受信素
    子を上記半導体素子に電気的に接続したことを特徴とす
    る送受信素子の接続構造。
  10. 【請求項10】 上記送受信素子は、メモリカードの表
    面と略平行な平面内に配置した面状アンナテであること
    を特徴とする請求項9記載の送受信素子の接続構造。
  11. 【請求項11】 上記電気配線を、上記モジュール基板
    を貫通して配置し、又は、上記モジュール基板の上記送
    受信素子と反対側の面に配置したことを特徴とする請求
    項9又は10記載の送受信素子の接続構造。
  12. 【請求項12】 複数のシート状の構成要素と、該構成
    要素の全部又は一部を封止する封止樹脂層とからなるメ
    モリカードの製造方法であって下記の工程を含んでなる
    もの。 (a)上記複数の構成要素のうちの全部又は一部を、重
    合状に敷設する工程。 (b)敷設した上記構成要素を、その端部において互い
    に固定する工程。 (c)敷設した上記構成要素の相互間に上記封止樹脂層
    を形成するための封止樹脂材を注入する工程。
  13. 【請求項13】 任意の情報を記憶する半導体素子と、
    シート状のスペーサと、これら半導体素子及びスペーサ
    を略封止してなる封止樹脂層と、該封止樹脂層の表面を
    被覆してなる上下のシート部材とからなるメモリカード
    の製造方法であって下記の工程を含んでなるもの。 (a)上記上下のシート部材のうちの一方の上面に、上
    記半導体素子及び上記スペーサを敷設する工程。 (b)上記シート部材と上記スペーサとを、その端部に
    おいて互いに固定する工程。 (c)上記シート部材と上記スペーサとの間に上記封止
    樹脂層を形成するための封止樹脂材を注入する工程。
  14. 【請求項14】 上記工程(b)と上記工程(c)の間
    において、上記スペーサの上面に上記上下のシート部材
    のうちの他方を敷設し、上記上下のシート部材をその端
    部において互いに固定する工程と、上記工程(c)の前
    後又は上記工程(c)と同時に、上記他方のシート部材
    と上記スペーサとの間に封止樹脂材を注入する工程とを
    含むことを特徴とする請求項13記載のメモリカードの
    製造方法。
  15. 【請求項15】 上記工程(a)の前において、シート
    部材及びスペーサのうち少なくとも1つの部材の上記封
    止樹脂層に接する面に、該部材と該部材に隣り合う上記
    シート部材又はスペーサとの間隔に略対応した高さを有
    する印刷凸部を形成する工程を含むことを特徴とする請
    求項13又は14記載のメモリカードの製造方法。
  16. 【請求項16】 上記封止樹脂材の注入後に全体を加圧
    し、その後、上記封止樹脂材を硬化させて上記封止樹脂
    層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項13乃
    至15記載のメモリカードの製造方法。
  17. 【請求項17】 複数のシート状の構成要素と、任意の
    情報を記憶する半導体素子と、該半導体素子に記憶され
    た情報をメモリカード外部の任意の機器に接触した状態
    で伝達する接触素子とからなるメモリカードの製造方法
    であって下記の工程を含んでなるもの。 (a)上記複数の構成要素のうちの一部に、上記接触素
    子又は上記半導体素子を配置可能な穴部を形成する工
    程。 (b)上記一部の構成要素に対し剥離容易な仮シート部
    材と、上記一部の構成要素とを重合する工程。 (c)上記工程(b)の前後に、上記一部の構成要素の
    穴部に上記接触素子又は上記半導体素子を配置する工
    程。 (d)上記複数の構成要素の全部又は一部の相互間に、
    封止樹脂層を形成するための封止樹脂材を注入する工
    程。 (e)上記封止樹脂材を硬化させて上記封止樹脂層を形
    成する工程。 (f)上記仮シート部材を上記一部の構成要素から剥離
    し、上記接触素子をメモリカード外部に露出させる工
    程。
  18. 【請求項18】 任意の情報を記憶する半導体素子と、
    該半導体素子に記憶された情報をメモリカード外部の任
    意の機器に接触した状態で伝達する接触素子と、シート
    状のスペーサと、これら半導体素子、接触素子及びスペ
    ーサを略封止してなる封止樹脂層と、該封止樹脂層の表
    面を被覆してなる上下のシート部材とからなるメモリカ
    ードの製造方法であって下記の工程を含んでなるもの。 (a)上記上下のシート部材のうちの一方に、上記接触
    素子又は上記半導体素子を配置可能な穴部を形成する工
    程。 (b)上記一方のシート部材に対し剥離容易な仮シート
    部材上に、上記一方のシート部材を敷設する工程。 (c)上記工程(b)の前後に、上記一方のシート部材
    の穴部に上記接触素子又は上記半導体素子を配置する工
    程。 (d)上記接触素子又は上記半導体素子の配置された上
    記一方のシート部材上に上記スペーサを敷設する工程。 (e)上記スペーサ上に他方の上記シート部材を敷設す
    る工程。 (f)上記工程(a)から工程(e)までの任意の時点
    で、又は上記工程(e)の後に、上記封止樹脂層を形成
    するための封止樹脂材を注入する工程。 (g)上記封止樹脂材を硬化させて上記封止樹脂層を形
    成する工程。 (h)上記仮シート部材を上記一方のシート部材から剥
    離し、上記接触素子をメモリカード外部に露出させる工
    程。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157742A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toppan Printing Co Ltd 非接触型icカード
CN107084815A (zh) * 2016-02-16 2017-08-22 株式会社不二工机 压力检测单元以及采用该压力检测单元的压力传感器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009157742A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toppan Printing Co Ltd 非接触型icカード
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