【発明の詳細な説明】
ディスプレイ装置
本発明は物体の実質的平面画像を表示するためのディスプレイ領域を有するデ
ィスプレイ装置、特に、絶対的でないが、可視ディスプレイユニットおよび広告
ディスプレイに関する。
液晶ディスプレイ、ブラウン管およびプラズマ充填ディスプレイ等を含む多く
のディスプレイ装置が近年知られている。観察者がかかる装置上の実質的平面画
像を見るときに、その頭脳は実質的平面画像を見ていると言う実感に通じる複数
の視覚キューを同定する。かかる平坦度(flatness)キューは画像それ自体に存
在する遠近と言った深度キューに相反する傾向がある。三次元に画像を表示する
ためまたは空間に浮上させるために特に設計されたシステムが提案されているが
高価かつ視角が制限される欠点を有する。
二次元画像をより一層三次元的に表すために、米国特許第3,582,961
号に開示されたようなボーダ(border)が使用できる。この既知ボーダにおいて
、第1および他のパターンは透明単層上で暗色ストライプにより形成される。透
過時に共に観察すると、両パターンはボーダの平面と異なる平面にあるように表
れる合成モアレ干渉縞パターンを形成する。この既知ボーダがテレビのスクリー
ン等に表示される絵画像に組合されるときに、フラットスクリーンに関連する平
坦度キューは抑制される。画像の深度錯覚がフラット画像に存在する単眼深度キ
ュー(例えば遠近感および曖昧さ)から形成される。かかる深度キューは、例え
ばAmerican Journal of Psychology,1941 年10月発行54巻、4 号601 −605 頁
にHarold Schlosberg による論文で検討されている。
更に、同様に働く既知画像用ボーダがWO9527228に開示されている。
本発明によれば、実質的平面物体または物体の画像を表示するためのディスプ
レイ領域を有するディスプレイ装置は、ディスプレイ装置がディスプレイ領域に
ディスプレイ領域の平面と異なる平面にあるように表れる合成パターンを形成す
るための手段を含むこと特徴とする。それにより、この合成パターンは、このよ
うに三次元効果を奏出する作用をする前記ディスプレイ領域に表示される画像ま
たは物体の平面と異なる平面にあるように表れる。
前記合成パターンは好適にはモアレ干渉縞パターンである。前記合成パターン
を形成するための手段は、好適には、透明度の低い領域のアレイを有する実質的
透明シートを含み、このシートは使用時に前記ディスプレイ領域上になる。
更に好適には、前記低透明領域のアレイは合成パターンを形成するために前記
ディスプレイ領域に表示される第1パターンと共働する。ディスプレイとして使
用される液晶パネルにおけるモアレ干渉縞の存在は周知であるが、一般的にはデ
ィスプレイの欠点と考えられている。本発明の発明者は既知液晶パネルのこの欠
点が実質的平面画像における見掛け深度の形成に寄与する改良型ディスプレイの
提供に使用できることを発見した。合成パターンは物体の画像の背景パターンと
して有利に使用され、この背景パターンはその画像の平面背後面にあるように表
れる。物体は固定して表れてよく、時と共にその位置または配向または形状を変
化させるように形成されてよい。
本発明の実施形態について例示として添付図面を参照して以下に説明する。図
面において、
図1は本発明によるディスプレイ装置の第1形態の断面図を示す
。
図2は本発明のディスプレイ装置の第2形態の断面図を示す。
図3はそれぞれの合成パターンと共に本発明による第1パターンおよび他のパ
ターンを示す。
図1は実質的平面画像を表示するためのディスプレイ領域(2)を有する液晶
ディスプレイパネル(1)、およびその画像の平面と異なる平面(4)にあるよ
うに表れるパターンを形成する手段(2および3)から成る。本実施例において
、この手段は図3(a)に例示された実質的透明シート(3)に担持された固定
パターンをそれ自体が有するディスプレイ領域から成る。このパターンはオーバ
ーヘッドの観察フォイル等の透明アセテートシート(11)へ印刷された黒イン
キ(10)領域で構成される。この黒インキ領域は、ある領域が黒色かつ不透明
を表し、他の領域が透明に見えるように平方インチ(約2.54cm2)毎に6
00ドットの解像度で印刷される。本実施例においてアセテートシートは液晶パ
ネルのディスプレイ領域の全体を覆うように配置され、相対的に光透過率の低い
(不透明)スポットまたはドットの二次元アレイによって全ディスプレイ領域の
小領域をマスクする層を提供する。この高透明領域と低透明領域はアセテートシ
ートを接近して検査しない限り裸眼には解像されないので、裸眼にはアセテート
シートは中性密度フイルタのごとく分離して写る。作用として、低透明領域(1
0)はディスプレイ領域に表示される第1パターン(5)と共働して合成パター
ンを形成する。
この第1形態において第1パターン(5)は液晶ディスプレイ装置(1)の明
色および暗色の電子的に転送できる絵画要素(または画素)により形成されたパ
ターンから成る。本実施例において、液晶ディスプレイ装置はディスプレイ領域
(2)に物体の画像(6)
を、そしてその画像(6)を実質的に囲繞または包囲する外領域に第1パターン
を表示する大きい矩形の実質的フラットなディスプレイとして構成される。物体
の画像が観察者が例えばドーナツの中心の孔のごとき物体を通して見るような内
部領域を有する場合、ディスプレイ領域のこの部は同様に第1パターンを表示す
る。液晶ディスプレイ装置はドライバー回路(8)の形態の制御手段から成り、
それによりパターンおよび/または物体の画像を時と共に変化させる。本実施例
において、LCDおよびドライバー回路はIBM、CompaqまたはAppl
e等の会社から容易に入手できるノートブックコンピュータにより提供される。
本発明により合成パターンを形成するために、低透明領域のアレイを有する透
明シートを液晶ディスプレイ装置の前面に隣接設置する。次に、他のパターンを
形成し(本実施例においてコンピュータプログラムによって)かつ液晶ディスプ
レイ装置上に表示する。両パターンの性質は、そのパターンとアレイが共働して
、低透明領域のアレイを有する実質的光透過性シートから第1パターンが観察さ
れるときに合成パターンとしてモアレ干渉縞を形成するようなものである。この
合成パターンはその画像の前後いずれかの側で平面内に表れるように形成されて
よい。合成パターンの位置はパターンとアレイ間のピッチおよびパターンとアレ
イ間の距離に依存する。
液晶ディスプレイ装置上に形成されるパターンは(即ち、本実施例において第
1パターン)は、実質的光透過性のシートを物理的に移動させることなく、他の
異なる合成パターンを形成するためにソフトウエア制御により容易に変化させる
ことができる。合成パターンは、このように、液晶ディスプレイ装置(LCD)
により表示されるパターンを単に変えることにより時間の関数として変化させる
ことができる。移動合成パターンを提供するアニメパターンが、こ
のようにして形成できる。使用できる実際のパターン例を図3に示した。この図
において、透明シート上の低透光性領域のアレイから成る固定パターンは図3(
a)に示されている。
固定パターンは一定反復間隔の21の任意ユニットを有する二次元アレイにお
いて10の任意ユニットの直径を有する低透光性領域即ち不透明領域の形態に形
成されている。本実施例の任意ユニットは1/600インチ(または25.4/
600mm)である。図3(b)はLCDにより形成されかつ表示された他の異
なるパターンを示す。図3(b)の電子パターンは黒色背景上で二次元アレイに
おいて3任意ユニットごとに反復される所定形状の白色画で構成されている。本
実施例において白色画は所定寸法の1画素と2画素により1ピッチの3画素で形
成される。ディスプレイ領域は179mmx130mmのディスプレイ領域に6
40画素x480画素を表示する。
観察者が図3(a)および3(b)に示されたパターンを共に観察すると同時
に視認する合成モアレ干渉縞パターンは図3(c)に示されている。第2の異な
る電子制御によるパターンを形成する場合には、異なる合成パターンが得られる
。このようにして多数の異なるパターンが形成できる。かかる電子制御パターン
が時間の関数として急速に変化する場合、急速に変化する合成パターンが観察さ
れる。
上記実施例において他のパターンは液晶ディスプレイを含むが、電子発光パネ
ルまたはプラズマ充填ディスプレイまたはブラウン管等の他の種類のディスプレ
イが選択的に使用できる。
ディスプレイ領域に表示される物体の画像は背景パターンの他に固定パターン
により被覆されるが、固定パターンは、単に、モアレ干渉縞パターンの形成に適
合する領域を有する背景パターンにすぎ
ない。このように、固定パターンはその画像の平面(即ち、ディスプレイ領域の
平面)の背後へ突出するような背景パターンにすぎない。従って、物体の画像は
遠隔背景の前の空間に浮遊するように表れる。「固定パターン」を担持する光透
過性シートは、通常使用において認識されない明るさと画像のビジビリティに影
響しない離散性を有する。他の形態として、画像が複数の場合、固定パターンは
複数の背景領域のみを被覆するように形成さてよい。
三次元効果は、ディスプレイ領域により表示される他のパターンが、表示され
る画像のエッジまで拡がっている場合に最良である。ただし、これは現実に移動
画像を実行するために相当量のコンピュータ電力を必要とする。他の形態として
、白色画素が、物体の画素の領域を含む全ディスプレイ領域にわたって形成され
る場合には必要とされるコンピュータ動力を相当に低下させる。一見これは望ま
しくないように思われる。モアレ干渉縞パターンは物体の上に表れるときにその
物体が背景と同一面に表れると考えがちである。しかし、この予想される欠点は
この選択的アプローチの場合に生じない。それに代わり、物体はディスプレイ領
域の平面にあるように表れるが、物体の画素と他のパターン間のコントラストに
よって事実上半透明のごとく表れる。
上記装置の他の形態として、第1パターンを担持するアセテートシートは液晶
ディスプレイ装置の背後に設置されてよく、それにより第1および他のパターン
の位置が逆になる。その場合、液晶ディスプレイ装置は伝送モードで操作されな
ければならない。この例において、第1パターンの必須要件はそれが視覚コント
ラストの領域から成ることである。従って、アセテートシートの高透光性領域と
低透光性領域は光源または光散乱中心域または赤青交互領域のアレイにより置換
されてよい。これらの領域は背後照明、エッジ照明ま
たは前方照明であってよい。画像および他のパターンを提供する装置の前の液晶
ディスプレイは、反射モード装置が同様に好都合に使用できる先の例と異なり、
この例において高透光性領域と低透光性領域から成る。この例の利点は、中性密
度フイルタを画像の前に設置する必要がないので、実際に画像が相対的に明るく
なる。
従来技術によるディスプレイ装置を越える上述の形態の利点は、合成パターン
が非常に広範囲の角度で観察できることである。他の利点は、ディスプレイ装置
に対して位置決めすることが困難な嵩高な付属品および/または付加的な消費電
力を必要としないことである。本発明の形態が奏出する三次元効果は、観察者の
頭脳が受ける平坦度キューが相対的に少ないことにより改良されている。アセテ
ートシートが使用される場合フラットである必要はない。湾曲したまたは平面的
でない第1パターンが採用できる。
本発明による他の形態が図2に示されている。この形態は図1の形態と同様で
あるが、「固定」パターンは、固定されておらず、画素を転送するために電子制
御手段(22)を装備した第2LCD(21)の高透光性および低透光性画素か
ら形成される点が異なる。
第2形態において、観察者に対面するディスプレイ装置は、2つのパターンが
観察され、かつその画像またはいずれかのディスプレイの平面と異なる平面に合
成パターンが形成されるような伝送モードで操作されなければならない。この第
2形態は第1形態の利点の全てを有するが、アレイの物理的変更を伴うことなく
広範囲の種々の合成モアレ干渉縞パターンを表示する能力を有する。迅速シーケ
ンスの異なる合成パターンを形成することにより、時間と共に移動するごとく表
れる合成パターンを生成できる。上述の記第1形態の場合のごとく、固定パター
ンは背景領域のみを被覆する構成であってよく、それにより画像の前領域は実質
的透明になる。
他の形態として、LCDの背後にアセテートシートを使用する実施例の1つに
ついて上述したように、観察者に最も接近したLCDは物体の画像および他のパ
ターンを表示するものであってよい。
本発明の全形態において、合成パターンは、第1および他のパターンの相対的
間隔を変化させ、かつ/またはパターンのピッチを変化させ、それにより合成背
景パターンの平面を時間と共に変化させることにより三次元に表れるように形成
できる。このように、合成背景パターンの異なる領域が画像平面の上または下で
異なる距離に形成されてよい。この効果は、また、第1形態およびその他の形態
において第1パターンおよび他のパターン間の空間の変化により達成される。選
択的に、2つのパターンの相対的配向を変化させることができる。1つのパター
ンが小さい「孔」で構成され、かつ他のパターンが白色または透明の「T」形領
域によるアレイで構成される場合、その合成パターンは異なる平面においてそれ
よりも大きい「T」形アレイの形状になる。このようにして、ロゴ画像を表示で
きる。この種の合成パターンは一種の合成「写真」のL文字である。本発明は、
このように、上述の形態に示されたように必ずしも分離画像のための背景として
の使用ではなく、それ自体価値を有する三次元における移動画像のディスプレイ
を提供するために使用できる。
図3(c)の合成パターンは、観察者がその視点を移動するときまたはパター
ンが時間に共に変化(かつ/または移動)するように形成されるときに全方向に
おいて合成パターンと画像間の見掛けモーションパララックスを有すると言う、
従来モアレ干渉縞パターンを越える、利点を有する。図示パターンについて、か
かるモーションパララックスが観察できない方向はなく、またストライプパター
ンについて、モアレ干渉縞と平行の運動が見掛けモーションパララ
ックスを生じさせない。
本発明の上述の形態においてパターンはモノクロであるが、異なる色彩領域を
使用して所望の色彩の背景を形成できる。
本発明の上述の形態は画像を表示するディスプレイ領域について説明されてい
るが、ディスプレイ領域は物体の画像または物体それ自体、例えば時計の金属針
を表示するものであってよい。
最後に、添付要約書および優先権証明書の内容は参考としてここに組入れられ
る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年7月15日
【補正内容】
明細書
ディスプレイ装置
本発明は物体の実質的平面画像を表示するためのディスプレイ領域を有するデ
ィスプレイ装置、特に、絶対的でないが、可視ディスプレイユニットおよび広告
ディスプレイに関する。
液晶ディスプレイ、ブラウン管およびプラズマ充填ディスプレイ等を含む多く
のディスプレイ装置が近年知られている。観察者がかかる装置上の実質的平面画
像を見るときに、その頭脳は実質的平面画像を見ていると言う実感に通じる複数
の視覚キューを同定する。かかる平坦度(flatness)キューは画像それ自体に存
在する遠近と言った深度キューに相反する傾向がある。三次元に画像を表示する
ためまたは空間に浮上させるために特に設計されたシステムが提案されているが
高価かつ視角が制限される欠点を有する。
二次元画像をより一層三次元的に表すために、米国特許第3,582961号
に開示されたようなボーダ(border)が使用できる。この既知ボーダにおいて、
第1および他のパターンは透明単層上で暗色ストライプにより形成される。透過
時に共に観察すると、両パターンはボーダの平面と異なる平面にあるように表れ
る合成モアレ干渉縞パターンを形成する。この既知ボーダがテレビのスクリーン
等に表示される絵画像に組合されるときに、フラットスクリーンに関連する平坦
度キューは抑制される。画像の深度錯覚がフラット画像に存在する単眼深度キュ
ー(例えば遠近感および曖昧さ)から形成される。かかる深度キューは、例えば
American Journal of Psychology ,1941 年10月発行54巻、4 号601 −605 頁に
Harold Schlosberg による論文で検討されている。
更に、同様に働く既知画像用ボーダがWO9527228に開示されている。
モアレ干渉縞パターンの代わりに区分的セグメント画像を使用するディスプレイ
は米国特許第3,891,305号から知られている。
本発明によれば、実質的平面物体または物体の画像を表示するためのディスプ
レイ領域を有するディスプレイ装置は、ディスプレイ領域の平面と異なる平面に
モアレ干渉縞パターンを形成する手段を含み、モアレ干渉縞パターンが前記ディ
スプレイ領域に表れることを特徴とする。モアレ干渉縞パターンは、このように
三次元効果を奏出する作用をする前記ディスプレイ領域上に表示される画像また
は物体の平面と異なる平面にあるように表れる。
前記モアレ干渉縞パターンを形成する手段は好適には低透明度領域のアレイを
有する実質的透明シートを含み、このシートは使用時に前記ディスプレイ領域上
になる。
更に好適には、低透明度領域のアレイはモアレ干渉縞パターンを形成するため
に前記ディスプレイ領域に表示される第1パターンと共働する。ディスプレイと
して使用される液晶パネルにおけるモアレ干渉縞の存在は周知であるが、一般的
にはディスプレイの欠点と考えられている。本発明の発明者は既知液晶パネルの
この欠点が実質的平面画像における見掛け深度の形成に寄与する改良型ディスプ
レイの提供に使用できることを発見した。モアレ干渉縞パターンは物体の画像の
背景パターンとして有利に使用され、この背景パターンはその画像の平面背後面
にあるように表れる。物体は固定して表れてよく、時と共にその位置または配向
または形状を変化させるように形成されてよい。
本発明の実施形態について例示として添付図面を参照して以下に説明する。図
面において、
図1は本発明によるディスプレイ装置の第1形態の断面図を示す。
図2は本発明のディスプレイ装置の第2形態の断面図を示す。
図3はそれぞれの合成パターンと共に本発明による第1パターンおよび他のパ
ターンを示す。
図1は実質的平面画像を表示するためのディスプレイ領域(2)を有する液晶
ディスプレイパネル(1)、およびその画像の平面と異なる平面(4)にあるよ
うに表れるパターンを形成する手段(2および3)から成る。本実施例において
、この手段は図3(a)に例示された実質的透明シート(3)に担持された固定
パターンをそれ自体が有するディスプレイ領域から成る。このパターンはオーバ
ーヘッドの観察フォイル等の透明アセテートシート(11)へ印刷された黒イン
キ(10)領域で構成される。この黒インキ領域は、ある領域が黒色かつ不透明
を表し、他の領域が透明に見えるように平方インチ(約2.54cm2)毎に6
00ドットの解像度で印刷される。本実施例においてアセテートシートは液晶パ
ネルのディスプレイ領域の全体を覆うように配置され、相対的に光透過率の低い
(不透明)スポットまたはドットの二次元アレイにおいて全ディスプレイ領域の
小領域をマスクする層を提供する。高透明領域と低透明領域はアセテートシート
を接近して検査しない限り裸眼では解像されないので、裸眼にはアセテートシー
トは中性密度フイルタのごとく分離して写る。作用として、低透明領域(10)
はディスプレイ領域に表示される第1パターン(5)と共働して合成パターンを
形成する。
この第1形態において第1パターン(5)は液晶ディスプレイ装置(1)の明
色および暗色の電子的に転送できる絵画要素(または画素)により形成されたパ
ターンから成る。本実施例において、液
晶ディスプレイ装置はディスプレイ領域
請求の範囲
1.実質的平面物体または物体の画像を表示するためのディスプレイ領域(2
)を有し、そのディスプレイ領域(2)の平面と異なる平面にモアレ干渉縞パタ
ーン(4)を形成するための手段(2,3)を含むディスプレイ装置(1)にお
いて、前記モアレ干渉縞パターンはそのディスプレイ領域に表れることを特徴と
するディスプレイ装置。
2.前記モアレ干渉縞パターンは前記ディスプレイ領域に表示される画像の背
景である、請求項1のディスプレイ装置。
3.前記モアレ干渉縞パターンを形成する手段は使用時に前記ディスプレイ領
域(2)を覆う相対的に高透明度の領域(11)および低透明度の領域(10)
のアレイから成る、請求項1または2のディスプレイ装置。
4.前記モアレ干渉縞パターンを形成する手段は前記低透明領域(10)のア
レイを有する実質的透明のシート(11)から成り、前記シートは使用時に前記
ディスプレイ領域を覆う、請求項1または2のディスプレイ装置。
5.前記モアレ干渉縞パターンを形成する手段は液晶装置(21)を含む、請
求項3のディスプレイ装置。
6.前記低透明領域(10)を含むアレイは前記ディスプレイ領域に表示され
る第1パターンと共働してモアレ干渉縞パターンを形成する、請求項3から5の
いずれか1のディスプレイ装置。
7.前記モアレ干渉縞パターンを形成するための手段は視覚コントラスト領域
のアレイを覆う相対的に高透光性の領域と低透光性の領域を有する液晶ディスプ
レイ装置を含む、求項1または2のディスプレイ装置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),GB,JP,US